平成28年度議事録

平成28年8月19日会議録

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
福田 俊史
野坂 道明
浜崎 晋一
前田 八壽彦
澤  紀男
森  雅幹
長谷川 稔
横山 隆義
欠席者
(なし)
   
 

説明のため出席した者
岡﨑地域振興部長、吉村観光交流局長、山口県土整備部長、 城平危機管理局長、山岸警察本部長外各次長、課長、関係職員


職務のため出席した事務局職員
 田中調査課課長補佐  尾﨑調査課係長  田中議事・法務政策課係長
1 開  会   午前9時59分
2 休  憩   午前11時23分
3 再  開   午前11時30分
4 閉  会 午後0時25分
5 司  会   福田委員長
6 会議録署名委員  浜崎委員  長谷川委員
7 付議案件及びその結果
  別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前9時59分 開会

◎福田委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進行させていただきたいと思います。
 なお、今回の常任委員会は執行部の入れかえを行うこととし、最初に警察本部、地域振興部、観光交流局及び西部総合事務所、次に危機管理局及び県土整備部の順で行ってまいります。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、浜崎委員と長谷川委員にお願いいたします。
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず、警察本部から、報告1、平成28年上半期の交通事故発生状況につきまして、長田交通部交通企画課長の説明を求めます。

●長田交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 警察本部交通企画課でございます。座って御報告させていただきます。
 平成28年上半期の交通事故発生状況についてでございます。
 警察資料の1ページをごらんください。まず、1の上半期の交通事故の発生状況ですが、資料の表には過去10年の上半期の人身交通事故の推移について、件数、内数で高齢者の該当事故件数、死者数、さらに、内数で高齢者死者数についての推移を載せております。上半期については、件数、死傷者についてはいずれも減少し、死者数については昭和29年以降最少でしたが、高齢者が第1当事者となる事故の割合は年々増加しておりますし、死者のうち高齢者の占める割合も依然として高どまりの状態となっています。
 続いて、2の交通死亡事故の発生状況についてですが、(1)の表は、本年、前年、過去5年平均の月別死者数です。過去5年で見ますと、7、8月の夏期と11月、12月の年末に死亡事故が増加する傾向にあります。特に昨年は7、8月の2カ月で10人の方が亡くなられておられますし、8月には鳥取市河原町の鳥取道で1件3人の方が亡くなられるという事故も発生しています。ことしは、6月に4件4人の死亡事故が発生し、前倒しの状態となりましたが、7月以降は現在までのところ2件2名での推移をしております。
 続いて、(2)から(5)は、本年の上半期の交通死亡事故の分析でございます。年齢別死者数については高齢者が多く、特に75歳以上の後期高齢者が多い状態となっています。事故類型別は人対車両が多く、路線別では幹線道、昼夜間別では夜間が多いと結果が出ていますし、高齢者死者については横断歩道外の横断などの法令違反が見られます。
 続きまして、3の下半期に向けた交通事故抑止対策についてでございます。(1)の現在行っている夏期対策についてでございますが、この夏期対策は、昨年、夏期に死亡事故が多発したことから、7、8月対策として実施しているものです。県の健康政策課から資料をいただいたところ、昨年、熱中症などで搬送された方の中には、高齢の方がバイクでふらついて運転していた事例とか車の中で高齢者が倒れていたとかの事例があったことから、これらの対策として、交番速報を発出したり、マスコミを通じての広報、交通安全講習での呼びかけを行っています。また、夜間の速度の出し過ぎは重大事故につながるとの分析があることから、従来から行っているスピードダウン運動を引き続いて行っています。また、夜間の速度取り締まり、見せる活動を強化しています。さらには、ハイビーム使用キャンペーンということで、そもそも対向車や前車がない場合はハイビームで走行するというキャンペーンを6月に行いました。さらに、このキャンペーンは年末にも行うこととしています。
 (2)の年末対策についてですが、夏期に続いて死亡事故の多い年末については、9月、12月に交通安全運動がありますし、各種キャンペーンを行って県民の安全意識を高めていきたいと考えています。また、飲酒運転についても引き続いて取り締まり、広報啓発活動を行っていきたいと考えていますし、県のほうで推進していただいている交通安全条例とも連動させながら県民の交通安全意識を高めていきたいと考えています。さらには、高齢者訪問を強化するとともに、高齢者対策として、65歳以上の高齢者を中心として、1年間に2回以上の物損・人身事故などの交通事故を起こされた方に対する個別指導を6月に行いましたが、年末にもこれを実施したいと考えております。

◎福田委員長
 次に、地域振興部から報告2、平成28年度普通交付税(市町村分)の交付額につきまして、衣笠地域振興課長の説明を求めます。

●衣笠地域振興課長
 平成28年度普通交付税(市町村分)の交付額について御報告申し上げます。
 平成28年度の普通交付税の交付額(市町村分)が、去る7月26日に閣議報告されまして、交付額が決定されましたので、報告いたします。
 概要でございますが、本年度分の普通交付税額は、全額が普通交付税で措置される臨時財政対策債を含めた実質的な普通交付税の額としまして902億円となっておりまして、前年度と対比して47億円の減となっております。全国との対比では、全国の決定総額が6%減少したのに対しまして、本県は4.9%の減ということで踏みとどまっているというところでございます。団体別では、前年度対比で全19団体が減少しているというような状況でございます。
 県内市町村の主な増減要因でございますが、全国的な傾向とほぼ同様でございますが、地方財政計画の情報システム、高齢者対策等につきます重点課題対応分が設けられたりしたことによりまして増額しておりますし、地域経済基盤強化、雇用等の対策の費用の減などで減少しております。
 本県の決定額は、この表に掲げるとおりでございますが、臨時財政対策債等を含めまして
901億6,969万2,000円でございます。
 減少率の大きい団体といたしましては、倉吉市が、倉吉パークスクエアの整備事業に係る起債の算入が終了したことで需要額の減を生じておりますし、日南町につきましても起債事業の算入償還終了によりまして需要額の減少が起こっております。
 普通交付税の交付時期は、4、6、9、11月の四月でございますが、4月、6月分につきましては前年度交付額に基づき概算交付といたしております。
 次ページ以降に、各市町村別の交付の詳細がまとめてありますので、後ほどごらんください。

◎福田委員長
 続きまして、報告3、米子香港国際定期便の就航について、寺口交通政策課長の説明を求めます。

●寺口交通政策課長
 引き続きまして、資料の4ページをお願いいたします。香港航空によります米子香港国際定期便の就航に向けた取り組み状況について現状を報告させていただきたいと思います。
 まず、1番をごらんいただければと思います。運航計画が表記のように定まりました。
 まず、運航開始日につきましては、来月9月14日水曜日を初便といたしまして運航開始となります。使用する機材は、A320-200ということで、定員が174人で、座席につきましては全てエコノミークラスのみと伺っております。運航スケジュールにつきましては、毎週2便でございまして、水曜日と土曜日にそれぞれ1往復いたします。時間につきましては、記載させていただいているとおりでございますけれども、米子空港には夕方16時10分、4時10分に入ってきて、1時間後の5時10分、17時10分に出発していくという予定でございます。時間につきましては、いずれも現地時間で表記しておりますので、改めて御確認いただければと思います。この内容につきましては、既に7月29日付で香港航空から国土交通省及び自衛隊の美保基地に関係申請を済ませているところでございます。
 次に、料金についてでございますが、2番をごらんいただければと思います。チケットにつきましては、既に国内でも8月9日から発売が開始されております。具体の料金につきましては、いわゆる正規料金の部分では、往復の料金の一番安い値段が3万3,000円となっております。ただ、これに対しまして、就航記念価格ということで既に割引の料金も設定されておりまして、初便の就航チケットは14日から1カ月間、10月14日までにお乗りいただける分としては往復で2万5,000円という料金も設定されているところでございます。なお、現在発売されているものは、夏ダイヤの期間中に合わせた分が発売されておりまして、10月30日以降の冬ダイヤ分につきましては、ダイヤの公表と合わせて販売開始予定だと伺っております。
 この便につきます主な利用促進の取り組み状況につきまして3番に掲げております。この(1)から(3)までにつきましては、既に取り組んでいるものでございます。新聞、雑誌等への鳥取県の観光PR記事の掲載でございますとか、香港EGLツアーズと連携した香港市民向けの観光情報説明会、あるいは香港航空の機内誌であります「aspire」という雑誌がございますけれども、こちらへの山陰の情報掲載、こういったものを既に取り組ませていただいております。また、今後も香港航空のフェイスブックを活用したミニゲーム、商品提供でございますとか米子鬼太郎空港と米子駅を結ぶ空港連絡バスの割引、あるいは高速道路を利用して米子空港から国際定期便を利用した場合の高速料金助成、あるいは山陰・山陽の旅行会社への旅行商品の働きかけ、あるいは地元の経済界や学校関係者の方々への利用促進の働きかけ、さらには、教育、文化・芸術、スポーツ等関係団体間の交流推進、こういったことにつきましては、これから取り組みを充実させていただきたいと考えているところでございます。
 最後に、その他といたしまして、この米子香港国際定期便の就航を記念しまして、9月14日には米子鬼太郎空港で出発・到着者への歓迎ですとか記念式典あるいは官民一体となったレセプション開催等を現在計画しておりまして、この内容も固まりましたら皆様にも御案内させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎福田委員長
 続きまして、報告4、ジャマイカ陸上コーチを招聘してのジャマイカ陸上セミナーの結果について及び報告5、リオオリンピックの本県出身選手の競技結果について、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 それでは、5ページをお願いいたします。8月6日から3日間、ジャマイカから陸上のコーチを招きまして県内3カ所で小中高生とか指導者を対象として陸上セミナーを開催しました。今回ジャマイカから招きましたのは、ジャマイカの大学で指導されているコーチ2名とジャマイカ陸連の専務理事であります。5月にジャマイカ陸連と鳥取陸協が交流協定を結んで以降、初めての交流事業となります。
 内容ですけれども、小中高校生向けでは、ジャマイカ方式の実技指導をしていただきました。それから指導者向けには講義をしていただきました。参加者の声としては、楽しく練習できたとか大変勉強になったなど、ほとんどの参加者からよかったという評価をいただきました。また、ゲイル専務理事からは、2020年には、また鳥取に来ることを、これはキャンプのことですけれども、楽しみにしているというコメントがありました。オリンピック前のこの忙しいときに来県していただいて大変感謝しております。
 最後、その他のところですけれども、ジャマイカ関連としまして、別紙にチラシをつけておりますが、今リオでオリンピックをやっております。ジャマイカのホストタウンとしまして、あした8月20日に鳥取駅前で男女400メートルリレーの応援をいたします。きのう男女とも順当に予選を通過しました。それからあわせて、日本チームも1位で通過しておりますので、あわせて応援したいと。それからあわせてジャマイカ文化を楽しむフェスティバルもやりますので、多くの方に来ていただければと思います。
 6ページをお願いします。今回のオリンピックでの本県出身選手の成績について報告いたします。
 まず、ボートの冨田選手ですけれども、4試合戦っていただきました。最終的には、決勝Bで6着というふうになりまして、全体では12位に入ったということであります。目標としておられました準決勝進出というのは果たされたということであります。
 アーチェリーの川中選手ですけれども、個人戦では惜しくも2回戦敗退、2大会連続のメダルを期待されました団体については、準々決勝で強豪の韓国と当たってしまいまして破れました。最終的には8位に終わりましたですけれども、川中選手は日本のエースとして安定したプレーを見せていただきました。
 ホッケーの阪口選手ですけれども、惜しくも予選リーグで敗退となりましたが、阪口選手自体は全試合フル出場ということで頑張っていただきました。それからバックアップメンバーの大家選手は、出場機会はありませんでした。
 その他ですけれども、オリンピックではございませんが、7月にモンゴルで世界相撲選手権大会がありまして、本県から3人の選手が出場されました。成年女子では上田選手、団体戦3位、ジュニア男子では石田選手、個人戦2位、ジュニア女子では松本渚選手、個人戦2位と団体戦優勝ということで、オリンピック選手、それから相撲の選手それぞれベストを尽くされたと思います。オリンピック選手につきましては、次の東京を目指してほしいと思いますが、ゆっくり休んでいただければと思います。

◎福田委員長
 次に、観光交流局から報告6番、「蟹取県ウェルカニキャンペーン」の開始について、報告7、平成27年観光客入込動態調査結果を受けた観光誘客等について及び報告8、ポケモンGOを活用した取組について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 観光交流局報告資料の1ページをごらんください。「蟹取県ウェルカニキャンペーン」の開始について報告させていただきます。あわせて、お手元のウェルカニキャンペーン応募リーフレットもごらんください。平成28年9月1日、来月1日から来年の2月末まで、カニの水揚げ日本一が鳥取県であるということを切り口に、ウェルカニキャンペーンを行います。
 内容といたしましては、宿泊者を対象とした「鳥取のカニ」プレゼントということで、今のこのリーフレットとかのぼりとか、あるいは子供さんの宿泊者の方に対してカニ取団の塗り絵などをプレゼントさせていただきますので、そういうものを宿泊施設に配置いたしまして、宿泊者の方がこのリーフレットの中の応募はがきでプレゼントに応募されますと、抽せんで毎月100名様に鳥取のカニをプレゼントするという内容が1つであります。
 あと、カニ&ピースフォトコンテストということで、各宿泊施設などに配置したカニキャップをかぶった写真を撮っていただいて、それをWeb上で応募していただきますと、鳥取県の特産品をプレゼントするというものでございます。これも昨年、県内各所で記念写真を撮られる姿が多く見られたところでございます。
 3番目が、鳥取に潜む怪獣図鑑スタンプラリーで、これもカラーの見開きを開いていただいて、中ほどの下ですね、こちらにスタンプラリーのスタンプを押す場所を県内10カ所定めておりますけれども、こちらに1つ以上スタンプを押していただいた方に抽せんでプレゼント、全部押していただいた方にはカニフォークを必ず差し上げるという内容になっております。
 このウェルカニキャンペーンの記者発表会につきましては、今月末に東京都内で行う予定としております。
 次のページ、平成27年観光客入込動態調査結果を受けた観光誘客等について説明をさせていただきます。
 こちらは、前の常任委員会で前田委員から、観光客入込動態調査の結果の報告について、施策とか、そういうことについて説明してくださいということがありました。それから、野坂委員から、英国のEU離脱問題の影響と本県の誘客施策についてどのように考えているか、これも次回の常任委員会で説明してほしいということでしたので、その内容になっております。
 まず1点目の平成27年観光客入込動態調査結果につきましては、少し復習になりますけれども、近畿とか四国が減少しておった、あと、貸し切りバスの入り込みなどが減少しておったということがありました。これについては、やはり近畿というのは鳥取県の誘客の主力でありますので、近畿からの誘客施策に力を入れていくということが、まず柱でございます。
 全体としては3.5%の増加だったのですけれども、近畿、四国からの入り込み、それから貸し切りバス、自家用車の利用が減少した原因といたしましては、バスの料金改正によりバス料金が高騰してバスツアーが減少したこと、それからやはり出雲大社の遷宮効果による反動減が続いているということが考えられるということから、矢印で下に行っていますけれども、関西本部に配置しているプロモーターによる旅行会社への旅行商品造成の働きかけを強めるということを中心にやってまいりたいと思います。
 バス1台当たり旅行社に対して3万円を助成しますよとか、商品造成についても助成を行いますというようなことをプロモーターが強力に旅行会社に働きかけて、どんどん旅行商品をつくっていただくということをやっていきたいと思います。
 その他、近畿圏でのイベント、それから加西サービスエリアなどで鳥取県のキャンペーンを行ったり、それからテレビ、雑誌、新聞等を使って近畿圏で重点的に鳥取県のPRを行っておりますし、これからも重点的に行ってまいります。
 四国についても、ラジオの「ステーションらんでぶ~」やテレビの「わがまま!気まま!旅気分」などの番組を通じて、そういった媒体を使ったPRもどんどんしていくという予定にしております。
 次の、英国のEU離脱問題の影響と本県の誘客施策についてどのように考えているかということですけれども、今、一番大きな影響として考えておりますのは、6月24日の英国での国民投票があったときに為替が1ドル100円を割ってきました。その影響が長引いておりまして、昨日も、6月以来また1ドル100円を割ってきたところでありますけれども、為替の部分の影響を一番心配しております。
 ここの四角で囲んであるところに、爆買いが終えんする傾向にある、それから経済団体ではそんなに大きな影響はないだろうという見込みを示されているところがある一方で、国土交通大臣は、やはり円高傾向が長期化すると心配であるというようなことも言っておられます。また、英国のメイ首相は、EUからの離脱意思の正式通告を、当初は迅速に行うと言っていたのを2017年末におくらせるというようなことも言っていて、すぐにEUの離脱の影響が全世界に、特に物の移動のほうになると思いますけれども、出てくるかというと、そうでもない感じになっていまして、当面は為替の影響を注視していかなければいけない状況でございます。
 3ページをごらんいただければと思いますけれども、それに対して、円高によって旅行コストが増しても、鳥取県への旅を選んでいただけるような観光素材の魅力向上と効果的なPRに努め、影響を受けないように努力をしていきたいと考えております。
 4ページをごらんください。平成28年7月22日にポケモンGOが日本国内で解放されまして、ポケモンGOの中で必要な道具アイテムとなりますモンスターボールとか、いろいろな道具が無料で入手することができるポケストップという地点がありますけれども、それが鳥取砂丘の中に多数設定されているということがわかってきました。それだったら鳥取砂丘というのは下がやわらかで、それからあと、歩くのに障がいとなるものも砂丘の中に入ってしまえば少ないということで、安心・安全に楽しんでいただけるよい適地ではないかということで、鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言というものを行いました。それに関して「とっとりGO」というポータルサイトをウエブで開設をさせていただいて、注意情報も含めてPRをさせていただいております。
 子供たちへの安全対策ということについても、各学校を通じて各家庭へ注意喚起をしておりますし、熱中症対策ということについても、土産物店をクールシェルターとして利用できるようにお願いしたりとか、注意喚起も含めて行っております。
 このポケモンGOができてから生じた変化として、砂丘内に多数存在するポケストップを目指してお客様が広範囲に散策するようになっている。従来の観光客の動線は砂丘入り口から馬の背間に集中していたのですけれども、それがいろいろなところに向かっているという変化がございます。それから砂丘植物を観察している姿や、いさり火の景観に新たな感動を受けられている方がいらっしゃる。それから、両備バスさんの岡山地域からの日帰りバスツアーになりますが、砂丘でポケモンGOをしたい方向けのバスツアーが商品化されています。5,000円の料金でまず大体バス2台ぐらいをされるようです。
 これは、県だけの動きではなくて、砂丘にもポケストップがいっぱいありますけれども、市街地にも結構ありまして、鳥取市内、米子市内などにも多くのポケストップがあります。商店街では、歓迎看板の掲出、それからスマホ充電用電源を提供していただくなどの協力をいただいております。それから桝水の天空リフトでは、スマホでゲーム利用者であることを示せば、リフトの利用料が100円割引となるようなサービスも行っております。現在のところ、鳥取砂丘でのポケモンGOのゲーム中のトラブル等は発生していないということでございます。

◎福田委員長
 報告9、コスタ・クルーズの連続日本海周遊クルーズについては、この後、県土整備部から説明がありますので、省略させていただきたいと思います。
 報告10、エアソウル柳社長の来県結果について、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 観光戦略課でございます。引き続き7ページをごらんいただけますでしょうか。エアソウル柳社長の来県結果について御報告申し上げます。
 アシアナ航空が運航しております米子-ソウル便は、ことし10月23日にエアソウルというアシアナ航空100%子会社に移管されることになっております。このエアソウル株式会社の柳光煕代表取締役社長が8月10日に来県されまして、鳥取県とエアソウルとの相互交流協定書の調印式を行いましたので、御報告申し上げます。
 皆生温泉で8月10日に行われたこの調印式でございますが、平井知事と柳光煕代表取締役社長の間で締結が結ばれました。
 協定書の内容でございますけれども、国際定期便を活用して、観光、交流、文化、そういった多岐にわたる分野において交流拡大を図っていこうということ、また、観光プロモーションやイベント実施等に積極的にお互いが取り組んでいこうということ、また、両地域の地域活性化に貢献するように連携してまいりましょうということについて協定書を結んだところでございます。
 調印式の後に記者会見等も行っておりまして、それらの中での発言で、エアソウルの社長からは、今後はエアソウルが鳥取と韓国の発展をつないでいきますという表明をしていただきました。また、料金についてはまだ調整中ということでございますが、10%程度は安くなるだろうということと、安くなる関係で気軽に韓国に訪問できるようにしたいということを言っていただきました。何より心配なのは安全対策でございますけれども、導入から平均3.3年ぐらいの新しい機体をアシアナ航空から受け継いで運航するということと、乗務員についても、パイロットをアシアナ航空から移管して運営するということで、安全面ではアシアナ航空と変わらぬ十分な配慮を行っていくということでございました。
 平井知事からは、エアソウルの就航を歓迎するとともに、新しい路線の発展に尽くしたいということ、また、若い人たちですとか岡山県北部等にマーケットを広げていきたいということについて話をされました。また、運航経営支援についても、今後詳細を調整していきますが、支援を続けていきたいということを表明しております。
 エアソウルでございますが、10月23日就航で週3便運航ということで、時間については、未公表でございますが、おおむね今と変わらない予定でございます。使用機材でございますが、これまでよりも20席程度ふえまして195席で運航すると伺っているところでございます。

◎福田委員長
 続きまして、報告11、ブラジル第二アリアンサ鳥取村入植90周年記念事業への訪問団派遣結果について、報告12、ロシア沿海地方との友好交流25周年記念事業について及び報告13、第21回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの結果について、岡山交流推進課課長補佐の説明を求めます。

●岡山交流推進課課長補佐
 交流推進課でございます。まず、ブラジル第二アリアンサ鳥取村入植90周年記念事業への訪問団派遣結果について御説明申し上げます。
 ブラジルにつきましては、昨年は、林副知事とともに、斉木議長、伊藤議員、そして本常任委員会の浜崎委員に御参加いただきましたところです。この90周年記念事業につきましても、執行部のほかに、藤縄副議長、そして本常任委員会の福田委員長、森委員にも参加していただいたところです。ありがとうございます。
 期間は、長きにわたり、7月20日から27日までの機内3泊を含む8日間で行われました。
 主な日程といたしましては、こちらに書いてあるとおりですが、たくさんのところをめぐって、90周年記念を祝ったところでございます。
 概要については、主なところについて記載しておりますが、800名が参加しました90周年記念式典では、ブラジルと日本との交流の歴史を再認識し、次の100年、200年に向けて相互交流を進化させるという意思を新たにするとともに、藤縄副議長及び野川統轄監が第二アリアンサ鳥取村と引き続き交流を行っていきたい旨を表明されました。
 その他の訪問先といたしましては、ミランドポリス郡長及び郡議会議長を表敬いたしまして、ここでも日系人の方の活躍の状況についての感謝の意ですとか、それからアリアンサ鳥取村との交流の継続の希望を申し上げられるとか、そういったことがございました。
 そして第二アリアンサ鳥取村日本語学校への訪問でございます。鳥取県として、日本語教師の派遣を1994年から延べ12名行っておりまして、教室に訪れますと、「鳥取」の文字が入ったポロシャツで生徒の方が出迎えてくださり、実際の授業の様子を見学させていただきました。ここでは、教育委員会の寺谷教育次長が植物の種をテーマとした工作の授業を日本語で行って、授業の終わりには、植物の種がブラジルで根を張ってたくましく成長しているということで、日系人についての誇りや自信についての授業もしたところでございます。こちらは、日本語クラスの7クラス、幼児から高校生17名が授業を受けておりまして、その子供たちの様子に感銘を受けたところだと聞いております。
 次に、ロシア沿海地方との友好交流25周年記念事業について御説明いたします。
 10ページをごらんください。1991年10月に友好交流に関する覚書に調印してから25周年がたちました。このたびは3年ぶりにミクルシェフスキー知事と会談することができまして、このような日程で25周年を両者祝ったところでございます。これまでの取り組みについて振り返るとともに、今後の友好交流のあり方について考える機会となりました。
 概要につきましては、こちらに書いてあるとおりですが、沿海地方迎賓館というところで平井知事とミクルシェフスキー知事が覚書の調印をいたしましたり、DBSクルーズフェリーその他の物流ルートの確立ですとか、文化交流、教育交流の今後の発展について意見を取り交わしたところでございます。このほかにもさまざまな交流事業を行いまして、さまざまな分野でさまざまな取り組みを行ってきております。
 図書館友好事業については、これは20年来行っているものですけれども、両図書館で図書の交換をしてきておりまして、このたびは、多くの来館者でにぎわう沿海地方児童図書館におきまして、図書の贈呈とともに、友好交流記念プレートの贈呈式を開催いたしました。この特別展示は同日から開催されているところでございます。
 ほかにも食のみやこ鳥取県の関連では、レストランフェア参加企業代表者との意見交換会を行いました。このレストランフェアは、8月上旬の8日間、沿海地方内の22店舗で開催されたものでございます。
 25周年記念式典は、沿海地方美術館で平井知事、それからミクルシェフスキー知事夫人の同席を得ながら行われたものでございまして、砂丘と日本海をデザインいたしました倉吉絣の着物を贈呈し、縦と横の糸が織りなす布が経済、文化、青少年等のさまざまな交流の糸が紡いだ結果であることを想起させるものとして、今後の一層の交流をここに誓うことを宣言したところでございます。なお、この倉吉絣は、翌年ウラジオストクに開館するエルミタージュ美術館分館に常設展示され、さらに多くの人々に鑑賞される見通しです。
 最後に、北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットの結果について御説明申し上げます。
 済みません、別冊をごらんくださいませ。失礼いたしました。8月17日に行われましたサミット本会議の概要でございます。このサミットは21回を数えまして、このたびは吉林省で開催されました。テーマは「新たな情勢、新たなチャンス、新たな起点」でございました。
 合意結果といたしましては、2地域間または多地域間の交流をより一層活発に推進すること。そして交通インフラと物流ネットワークの構築のため最善を尽くすこと。また、各地域で開催されるさまざまなイベント等に対して積極的に協力しながら支援を行うことでございました。
 二地域間会談につきましては、こちらに書いてあるとおりでございますが、先ほどの共同宣言文に書いてある内容をより深く協議する形で各地域との会談が進んでまいりました。
 その他のイベントといたしましては、美術作品展示会の開幕式、そして青少年芸能団による公演等がございました。

◎福田委員長
 続きまして、報告14、当面のまんが王国とっとり関係催事について、江原まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原観光交流局参事監兼まんが王国官房長
 観光交流局の資料の本編のほうに戻っていただきまして、最後の14ページです。当面のまんが王国とっとり関係催事ということで、これから開催します3件のイベントについて御報告させていただきます。別途それぞれチラシもつけておりますので、これは後で見ていただくことにいたしまして、資料の14ページで説明をさせていただきます。
 まず、名探偵コナンまつりinまんが王国とっとりということで、これはことしで4回目になりますが、徐々に夏のまんが王国とっとりのイベントとして定着してきたものでありますけれども、あす8月20日の土曜日午後1時から倉吉未来中心大ホールで開催いたします。アニメのコナンのメーン声優4名が参加するという鳥取ならではの、鳥取だからこそできるイベントであります。入場料無料、事前申し込み不要になっております。
 2番目が、国際声優コンテスト鳥取大会決勝大会を来週の土曜日8月27日に米子ふれあいの里で午後1時30分から開催いたします。
 この国際声優コンテストの地方大会というのは、ことし全国で4カ所しかやっておりませんが、そのうちの1つとして鳥取大会を開催しております。これは、まんが王国とっとりから声優にチャレンジする中高生を応援するという目的でやっておりまして、7月23日に予選をやり、97名の参加がありましたが、その予選を通過した10名がこの決勝に進出するというものであります。これも入場料無料、観覧自由であります。
 3番目が、怪フォーラム2016inとっとりというイベントでございます。これは、水木しげる先生を会長とする世界妖怪協会が怪遺産地域ということで、妖怪文化の伝承、発展に寄与した地域ということで、鳥取県の境港市、岩手県の遠野市、徳島県の三好市、この3地域を認定しているわけですけれども、この3県が連携して妖怪を使った情報発信をするというイベントでございます。来月9月11日の日曜日に、水木しげるロード一帯、メーン会場を駅前の海陸運送の駐車場に特設ステージを設けまして実施をいたします。
 内容的には、荒俣宏さんですとか京極夏彦さんあるいは宮部みゆきさん等をお招きして妖怪について語るステージあるいは3県知事等による大談義、それから妖怪アートの展示、水木しげるロードの妖怪大行進等々を実施することとしております。前日には、開催地ということで、境港市主催の前夜祭も予定をしております。こういうことを通して、まんが王国とっとりの情報発信に努めていきたいと思っております。

◎福田委員長
 最後に、西部総合事務所から報告15、第3回伯耆国「大山開山1300年祭」準備委員会の開催結果について、八幡西部総合事務所地域振興局西部商工観光課長の説明を求めます。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 西部総合事務所地域振興局でございます。西部総合事務所と書いてあります委員会資料をごらんいただきたいと思います。第3回伯耆国「大山開山1300年祭」準備委員会の開催結果について御報告いたします。
 資料の1ページをお願いいたします。本年2月、3月に引き続きまして第3回目となります準備委員会を8月1日に米子市で開催いたしました。伯耆国「大山開山1300年祭」事業展開案について協議をいただいたところでございます。
 資料の次ページ以降に、当日資料の一部を抽出して添付しております。まず、そちらからごらんいただければと思います。
 2ページをお願いいたします。この資料は、2月、3月に開きました委員会あるいはその後、個別に関係の皆様から伺った意見を集約して当日御説明した資料でございます。いただきました意見は、おおむね1300年祭の開催の方向性、それから地域資源の活用についてという大きく2つに分類することができました。上のほうにまとめておりますのは、1300年祭の開催の方向性についてでございまして、一過性のイベントにすることなく継続的な事業展開となるように、あるいは中心となります大山寺地区参道の活性化を図るべきであるというような御意見をいただいたところでございます。
 下のほうには、地域資源の活用方策についていただいた御意見をまとめております。主なものとしまして、信仰の歴史について復活という印象づけを図るべきである。あるいは時代は開山よりさかのぼるのですけれども、地域資源をつなぐ触媒として、古事記、神話、そういったものをクローズアップする必要があるのではないか。それから今ブームとなっております刀剣に注目して、当地の特徴でもありますたたらと関連づけた情報発信に取り組んでみてはどうかという御意見をいただきました。
 右に移っていただきまして、星空あるいはいさり火、それから夜景といった夜の地域資源を活用するという考え方があってもいいのではないかという御意見もいただきました。それからブナの森や水、食といった環境をPRするという発想も大事ではないか。最後に、出雲大社、それから松江、三徳山といった広い視野で大山と関係しているところと連携をする、そういった視点も忘れてはならない、こういった御意見をいただきましたので、当日紹介をさせていただいたところでございます。
 3ページをお願いいたします。4月以降、大山を取り巻く条件といいますか、要素に随分新しいものが加わってまいりましたので、それを一つにまとめて当日御説明した資料です。
 簡単に説明いたしますと、4月には、開催時期を平成30年7月1日から9月30日までとして山陰デスティネーションキャンペーンが決定したところでございます。また、同日には山陰インバウンド機構が設立され、その3日後には、米子市、大山町、伯耆町、江府町を対象地域とします日本遺産が認定されたところでございます。6月に入りますと、山陰広域観光周遊ルートの認定、それに続いて、大山寺旧境内の国史跡指定、7月に入りますと、全国8カ所の国立公園満喫プロジェクトに大山隠岐国立公園が含まれるといったものが加わり、新規の要素がふえてまいりました。これら大山を中心としました地域を取り巻く環境の変化と先ほど御説明いたしました皆様からいただいた意見をもとに、1300年祭の事業の展開の方策について取りまとめたものが次のページでございます。
 4ページをごらんになっていただきたいと思います。伯耆国「大山開山1300年祭」事業展開(案)としております。この資料は、「コア期間」と上のほうに書いておりますが、1300年目に当たります平成30年5月から11月の期間中に、どういう形でイベントを展開してお客様に足を運んでいただこうかということを考えたものでございます。上と下、大きく2つに分かれております。上のほうは、「大山への祈り」のステージ、メーンテーマを「調ふ(ととのう)」といたしまして、古来からの信仰の世界を軸に、大山寺、大神山神社、それから大山町など地元の人が中心となって古来からの信仰の世界を大きく打ち出していこう、地元の言葉でいいますと、大山さんのおかげということをおっしゃいますけれども、こういったおかげを感じてお帰りになっていただきたいという取り組みを進めようとされるものでございます。
 下のほうに書いてあります四角は、大山を取り巻く県西部、県中部、広くは松江、出雲を含めた広い地域におきまして、今後設立されます実行委員会を初め関係自治体、民間の皆様の協力も得ながら取り組みを進めて、地元が中心となって取り組みます信仰の世界を中心とした行事を支えるという考え方で事業を展開してはという組み立てにしております。
 下のほうは、メーンテーマを「不思議と素敵 大山ワンダー」といたしまして「大山からの恵み」のステージと名前をつけております。掲げておりますように、日本はじまりの地「大山」の恵みを感じるプロジェクト、緑と星空プロジェクト、水と食プロジェクト、この3つの切り口を中心といたしまして地域の魅力を伝える事業を展開したいと考えております。これらの取り組みを通じまして期間中に多くの皆様に地域に訪れていただきまして、滞在の期間中に一度は大山に足を運んでいただいて、大山さんのおかげを感じてお帰りになっていただきたいと考えた組み立てとしております。
 5ページをお願いいたします。5ページでは、既に実施されました三徳山1300年祭、出雲大社の大遷宮と宗教行事、地域振興的な行事に切り分けまして行事の規模を比較した資料でございます。
 恐れ入ります、1ページにお返りになっていただけますでしょうか。このような説明を当日申し上げまして、内容についておおむね了解はいただいたところでございますが、4番にまとめておりますように、一方で、幾つかの意見も頂戴したところでございます。「調ふ」、それから「不思議と素敵 大山ワンダー」と2つのテーマを立てましたけれども、これはわかりにくいので1つの統一テーマにしたらどうだという御意見、それからツアー造成、誘客、こういった情報発信をしっかりしなければいけないという御意見、それから歴史が中心になるとどうしても若い人の関心が薄れがちになるので、そういった若い世代を引き込むような、そういったアイデアも加える必要があるのではないかというような御意見をいただいたところでございます。
 今後は、いただきました意見を整理いたしまして、今後設立されます実行委員会の場において、それぞれのテーマを掘り下げて事業の具体化を進めてまいりたいと考えているところでございます。

◎福田委員長
 ただいままでの説明について質疑等はありませんでしょうか。

○森委員
 警察本部の説明で事故件数が減っていること、それから死亡者数も減っていることということで、非常にいいと思うのですけれども、ただ、高齢者が第1当事者になる事故の割合はふえているのですよという説明をいただきました。この数字を見る限りどんどんふえているなということなのですけれども、高齢者の免許保有率もふえていっているのだと思うのですけれども、その関係とこの第1当事者の事故の割合はどういうふうになっているのでしょうか。

●長田交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 全体の事故件数が減っている中で、高齢者は横ばい、またはふえていると。当然、免許保有率も上がってきております。全体が下がる中で高齢者の割合だけがふえているという状況については、私ども認識しておりますし、その対策を現在いろんな形で打っているという状況でございます。

○森委員
 免許の保有率というか、要するに昔と比べて高齢者の数がふえていると思うのですよね。昔の人たちは免許を持っていなかったのだけれども、80歳になっても免許を持っているという人たちがどんどんふえているのですね。高齢者の免許保有率は上がっているのだと思うのですね。きょう数字がなかったらまた後でいいですので、データを下さい。高齢者の免許保有率と高齢者が第1当事者になる割合というところがどういうふうに変化していっているのかを、また後ででもいいですから下さい。

●長田交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 今、資料が出ておりません、申しわけありません。人口自体も高齢化になっておりますし、免許人口も平成18年が15.3%だったところが、昨年末では23.4%まで伸びたと。平成18年を
100としますと、今154%まで、1.5倍まで伸びてきているという状況でございます。そういう中で、やはり高齢者が第1当事者となる事故も当然ふえてきていると。ほかの人口に比べてそんなにはふえておりませんけれども、割合としては高くなるという傾向でございます。

◎福田委員長
 よろしいですか、森委員。

○森委員
 はい。

○野坂副委員長
 関連して、高齢者の事故の割合が年々増加傾向ということなのですけれども、高齢化を考えていくと、当然数字は上がっていくのだろうと思うわけですね。そうした場合、今、鳥取県では、免許の更新時に看護師等の指導も含めていろんな取り組みがされていますけれども、免許の返納というのが一つ取り組みとしてあるとすれば、もう一方で考えていかないといけないのは、今後の高齢化社会を見据えて、高齢者の運転のスキルアップあるいは能力の維持とか、加齢とともにどういう状態になっていくのかということを本人が理解しているというのは非常に重要だと思うのですね。
 実は青森県警察本部に視察に行かせていただきました。きのう県外調査させていただいたのですが、お世話になりました。その中で、同様の問題を全国で抱えているわけですけれども、特に中山間地を抱えているところでいけば、青森は本県の状況と近いところがあると思うのです。そこで青森県では、高齢者の運転特性に基づく交通安全教育手法ということで、調査研究をされているのですね。その中で、やはり高齢運転者に対する教育方針の中で、自己評価力、要するに自分がどういう状況に置かれているのかというのを理解するというのが、危険行動を改善したり、非常に効果が高いということが判明したと。このような調査結果をもとにして、シルバーカーライフ支援事業に取り組まれているのですね。これは非常に参考になるなと思いまして、資料のほうも持って帰っておりますから、また来年度に向けて、本県ではどうあるべきかというようなところを、まずは調査のところから含めて予算要求も検討されたらどうかと思うのですけれども、いかがですか。

●長田交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 高齢者対策につきましては、御存じのとおり、本県における死亡事故の割合が極めて高い、高齢者が被害に遭ったりとなる割合が高いというのは周知の事実でございますので、私どももいろいろ対策を行っているところでございます。
 現在行っている対策としては、複数回事故当事者ということで、1年間に2回以上事故起こされた高齢の方に対して個別訪問を行うという事業も行っております。現在、映像等を活用した事業等も検討中でございます。来年度に向けまして、他県が行っている事業等も参考にしながら、また青森県の内容も参考にさせていただいて、これから勉強させていただければと思っております。

◎福田委員長
 よろしいですか。
 ありませんか。

○長谷川委員
 地域振興部4ページの米子香港国際定期便の就航及び観光戦略課7ページのエアソウル便、この2点でお尋ねいたします。
 2つに共通して、今回、国のほうで地方空港への国際線への着陸料支援政策が検討されているようですので、このあたりの受けとめ方と期待みたいなものの見通し、そういうものを2つにわたって示していただきたい。後のエアソウル便については、知事のコメントの中で新しい路線なのだと言われていて、充実を図っていきたいと書いておられるので、米子-ソウル間という意味では必ずしも新しい路線ではないのですけれども、利用者が変わる、広がるという意味での新しい路線というふうに捉えられて何かお考えがおありなのかということと、それから従来アシアナ航空に対しては安定就航を願う立場から助成、支援策を用いてきたところでありますが、この切りかえに当たっては、この考え方というのはどのように臨んでいかれるのか、お尋ねいたします。

●寺口交通政策課長
 まず、着陸料の件につきまして、香港便の関係の考え方を御説明させていただきたいと思います。
 着陸料の支援につきましては、昨日、一昨日と新聞で、来年度以降3年間の取り組みとして国がこういう制度を考えているということで報道されましたが、その点につきまして今、我々国土交通省にも内容を確認しておりますが、報道以上の詳細はまだ確定していないというか、決まっていないということで、これから詳細を詰めていくということでございます。
 そんな中で、まず、着陸料の関係につきましては、既に今年度、28年度の事業として、地元自治体等が支援した額と同額までを限度に国のほうが減免するという制度を既につくっておられます。我々も当初予算の中ではそれを前提した仕組みを組ませていただいておりまして、県としては、地元自治体が2分の1出せば国が残りの2分の1を免除するので、航空会社としては実質の自己負担はなくなるという制度に乗っかるような形で、今、国と協議を進めているところでございます。
 先ほど言いましたように、来年度以降の分につきましては、まだ詳細が固まっていないということで、具体的なお話をお示しいただけないところですので、今後も情報収集等に努めまして、香港航空、エアソウル便につきましてもそちらの活用ができるような方向で国に要請してまいりたいと考えております。

◎福田委員長
 よろしいでしょうか。

○長谷川委員
 もう1点、エアソウルの。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 観光戦略課でございます。エアソウルに関しては2点お尋ねがあったと思います。
 1つは、新しい路線ということで、これまでどおり米子-ソウル便ではありますけれども、航空会社が変わる、新しい航空会社ということで、先般、エアソウルの社長もフレッシュな路線として発展させていきたいと言っておられました。料金が安くなるということになりますと、例えば、これまでなかなか利用がしていただけなかった若い方ですとか、そういった方々の利用も期待できますので、これは日本国内、またソウル及びソウル周辺ともに若い方々向けの情報発信を行っていきたいと考えておりますし、料金が安くなるのであれば、他空港に就航しているソウル便の利用者の利用も、例えばこれまではほかの空港を使っていたけれども、ちょっと米子まで足を延ばして、そちらのほうが安いのなら使ってみようかという方も出ていらっしゃるかもしれません。そういった市場に対しての訴求も図っていきたいと考えております。
 あと2点目に、運航支援のお話があったと思います。エアソウルとは事務レベルで何度か運航支援についての交渉はさせていただいておるところでございます。先方からは、これまでアシアナ航空の米子-ソウル便もなかなか厳しい状況だと。運航支援があることで安定した運航ができてはおるのだけれども、それでも厳しい状況だということを言われておりまして、現在の支援と同程度の支援が必要だと要請されております。これを受けて我々のほうで、では、どういった支援のフレームができるのかとか、そういったことを考えておるところでございます。現在、交渉途中でございますので、詳細に検討して、また御相談はさせていただきたいと考えております。

○長谷川委員
 後段の分につきましては、全くしないというわけにはならないかと思いますが、ただ、今度の就航する分がLCCですので、そのことで利用を拡大していただくと、そこに誘客の努力をするということで、やはり支援策は減額、減少の方向でまとめていただきたいと思います。

○前田委員
 ちょっと今ので関連。
 それはおかしいよ、LCCだから客を集めてきなさいというのもあるのだけれども、エアソウルは、あれはアシアナ航空ですから、そんな減額を前提というのは長谷川委員の個人的な意見ですね。

○長谷川委員
 ええ、意見です。

○前田委員
 個人的ですね。

○長谷川委員
 はい、意見です。

○前田委員
 個人的ということを言っておきますよ。議会の意思ではないですよ。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○浜崎委員
 関連で1つだけ、執行部に聞きたいのだけれども、LCCに移行ということで、親会社がアシアナで、そういうような傾向というのが全国的にほかの空港でどういう状況になっているか、ちょっと聞かせておいていただけますか。お願いします。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 観光戦略課でございます。エアソウルの運航でございますけれども、アシアナ航空からエアソウルに移管した路線というのは米子以外にもございます。例えば、近くでいいますと、高松空港は日本国内で一番早く、10月7日からエアソウルに移管される予定になっております。あとは近くですと広島空港、長崎、富山、静岡、山口宇部といったようなところがエアソウルに移管されます。金額等については不明なのではございますけれども、関係者からの聞き取りによると、やはり各自治体さんとも何らかの支援はしていらっしゃる、うち以上のものもあるというふうなことも聞いてはおるところでございます。

○長谷川委員
 済みません、今の件で私が言いたかったのは、金額ももちろんありますけれども、幾ら
LCCになってもこれから安定的な就航がいただけるように、そういう力強い信頼関係がこれからも持てる中での対応としていただきたいというのが真意です。

◎福田委員長
 いいですか。

○前田委員
 今の発言、非常に前向きになって、了とします。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 先ほどアシアナ航空からエアソウルに引き継がれる路線を御紹介いたしましたが、実は今回引き継がれずに運休になる路線もございます。四国・松山でございます。そういったようなこともありまして、韓国との太いパイプでございますので、この米子-ソウル便を絶対失ってはならないという思いで交渉に臨んでおります。また、富山空港も、例えば冬季運休というふうなことが発表されております。エアソウルには移管されますが、冬季運休というふうなこともございますので、こうならないように鳥取県としては慎重に交渉するとともに、また、御相談をさせていただきたいと思います。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○横山委員
 大山開山1300年祭のところで、大山のエコツーリズム、スポーツツーリズムの取り組みがなされていっていると僕は思っていたのだけれども、まずはサイクリング、ダウンヒルのサイクリング、もちろん今書いてあるからそれも含めて進捗状況を聞きたいなというのと、それから大山はゴルフ場が完備しているのですよ。韓国や東南アジアからやはりどんどん来ているのだろうと思うのだけれども、そこら辺のPRはどういうぐあいになっているか。
 もう一つは、テニス協会。例えば台湾だったらテニス協会もゴルフ協会も、それからサイクリング協会、いわゆるジャイアントなのですけれども、そういうところで話がしてあるので、その進捗はどういうぐあいにしてあるのかなと思います。
 ワールドトレイルズカンファレンス鳥取大会があるので、その取り組みはどういうぐあいになっているのかなとお聞きしたい。お願いします。

●八幡西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 御指摘いただきましたエコツアーの件からでございますけれども、これは、今おっしゃいましたように、ダウンヒルサイクリングといいまして、大山寺から海に向かって自転車で駆け下るというツアーが人気になっております。こちらは、民間企業でいらっしゃいます大山森の国というフィールドアスレチックを中心に活動しておられる事業者さんがあるのですけれども、こちらがガイドさんを養成されまして、広く周知を図って人気も高いと伺っております。
 ゴルフ、テニスについて御指摘をいただきましたけれども、これは、ちょっと正直なところを申し上げますと、今の段階で、この1300年の枠組みの中でそういったものと手を組むというところまでは恥ずかしながら今思い至っていないところでございます。今回御指摘をいただきましたので、参考にさせていただいて、今後の具体的な事業を進めるときに考慮の一つに加えさせていただきたいと思うところでございます。
 もう一つ、WTCとの関係についてでございます。開催が近づいております。私どもも、もう少し早々に1300年祭としての情報発信などについて着手をいたしまして、お互いに相乗効果が出るような互いに情報発信をし合うという関係をつくってまいりたいと思っているところでございまして、早々に情報発信の取り組みを進めまして、今申し上げましたような、お互いに情報発信し合う関係をつくっていきたいと思っているところでございます。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○野坂副委員長
 西部総合事務所の関係で、報告事項とは直接関係ないのですけれども、私のところに苦情の電話がありまして、美保展望駐車場のトイレが非常に汚いと、どうなっているのだというようなことがありました。私もちょっと見に行って、連絡させてもらってすぐ対応していただいているのですけれども、委託で業者に出されているということで、年間百数十万円でしたっけ、維持管理をされているということなのですけれども、1年の中でもこの時期は一番繁忙期というか、利用客が多い時期なのですよね。それらを踏まえて、全体の計画の中で集中的に管理とかチェックとかをやっているのかといったら、どうもそういうことではないというような話なのですね。これは非常に現実的な問題で足元の問題なのですけれども、一方で物すごくPRしていてもこういうような問題が放置されていると、やはり本物になっていかないのですよね。
 そこにいろんな問題があると思います。委託だけでやっている今の状態がいいのか、では、職員のパトロールをふやしていけばどうなのか、それはすぐすぐの対応なのでしょうけれども、今後、利用者、地域住民とか、そういったような関係においてどうその施設を位置づけてつくっていくのか、いろんな体制をつくっていくのかというのが物すごい重要だと思うのですね。
 サイクリングロードが整備されてきますよね。そうすると、弓ケ浜と美保の展望駐車場というのは、これは一つの拠点にもなっていくのだろうと思うのです。なっていけば、そういうような施設になっているのかどうなのかというところで、非常に私は問題を感じているのですね。まだ8月の暑い時期が続きますから当面の対応は当面の対応として、今後の課題も含めてこの点についてちょっと御意見いただきたいなと思うのです。

●中山西部総合事務所長
 野坂委員から御指摘いただきまして、確かにこの施設整備系のもの、特に今は美保展望駐車場のトイレのお話をいただきましたけれども、とりわけトイレのお話をとりましても、例えば大山の上にあるトイレですとか日野のほうにあるトイレですとか、いろいろ苦情が出るものも事実であります。また、駐車場でも、例えば、ごみが散らかっているであるとか、いろんな形で、とりわけこういったような皆さんに多数御利用いただくところの施設、つくったのはいいのですが、では、それをよくどれだけきれいに管理していくのかというのが、正直つくる側であり、また管理する側である我々西部総合事務所の非常に悩みであるところであります。
 そのためには、例えば民間の方々、NPOのほうに管理委託をするというような手法もとっている部分もありますし、工事の関係、清掃の関係に委託させていただくというようないろんな形をとっておりますが、やはり常に目を配らす、我々が全部に目を配らすというのはなかなか不可能な部分もございますので、例えば地域の方々にいろいろ御指摘をいただく、定期的に見ていただくというような方法もいろいろ考えなければいけない部分もあろうかと思います。
 とりわけ今回この大山1300年のお話のところで、実は今回の事業展開の中には、ビューポイント、例えば遥拝所でありますとか、あるいは山のトイレのお話ですとか、この関係はまだ盛り込んでおりません。当然、今後、満喫プロジェクトなり、そういったものの施設整備プロジェクトが国を前提に動きますので、その中でいろんな形で整備をしようかと思っておりますので、そこの部分で、では管理とか、あるいはその整備後をどうするかを踏まえてちょっと考えさせていただきたいと思っています。
 もう一つ御指摘のありましたサイクリングロード、現在、皆生工区までが大体舗装等が済みまして、今、ペインティングをして、もうすぐお披露目の儀式なりをしたいと思っているところです。いずれ平成31年の初めごろには境港までつなぐ予定にしておりますので、サイクリングの一つの大きなスポットになるだろうと思いますので、この美保の展望駐車場、当然そこもありますし、ほかのところの展望系もサイクリング、レースができるサイクリングロードというのはなかなか難しいロードにはなっておりますけれども、やはり初心者、中級者の方がよりサイクリングに親しんでいただく、より広く多くの方に親しんでいただけるロード整備はできようかと思っておりますので、そこは、その管理の仕方、特にメンテの部分を、では誰がどう監視といいますか、目を配りながら我々につなげていただいてそれをどうするか、管理方式等も含めて、なかなか今までの経緯もある話でもありますのですぐさまにというのは難しいとは思いますが、いろいろちょっと勉強していきたいと思います。

○前田委員
 弓浜半島ですけれども、その維持管理の話で、白砂青松の松ですよ。3年ほど前の大雪で折れてしまったのだけれども、僕はずっと言っておるのだけれども、1ヘクタールに1万本植えたというのだな。全然間伐せずにひょろひょろ松になってしまって。僕は、やはり三保の松原ぐらいの太さにせないかんので、くれぐれもその配慮してあそこの松の育成。それを言っておきますね。

◎福田委員長
 よろしいですか。

●中山西部総合事務所長
 先ほどのサイクリングロードと関連いたしますけれども、豪雪であそこの松原が非常に傷みました。本当に地元の方々の御協力も得ながら植樹をし、ただ、自然状況とかいろんな形があって、なかなか昔の姿に復活していないというのが現状であります。このサイクリングロードをつくる場面でも、やはりその松原をどう残すのか、仮にサイクリングロードを通すにしても、では、ほかにきちんと代替ができるのかと非常に何か地元の方々と議論しながらこれを進めてきている案件でもあります。やはり弓ケ浜の一つの象徴でもありますので、そこは意を払いながら進めていきたいと思っています。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○前田委員
 衣笠課長、1ページの交付税の話でちょっと基本的なことだけ。
 本県の決定額、米印のところですよ、「臨時財政対策債:地方一般財源の不足に対処するための特例地方債(後年度の普通交付税で全額措置)」と。これは予定ですね。全額措置していないのですよ。鳥取県の県債見てくださいよ。もう大部分、半分以上は特例債の借金が残っているのです。だからここは、措置と断言してあるけれども、措置していないということを認識しておいてよ。だから何が言いたいかというと、「予定」と書いておいてほしい、「予定」を入れておいてほしい。

●衣笠地域振興課長
 わかりました。

◎福田委員長
 よろしいですか。
 では、済みません、最後、私からですけれども、岩下課長にちょっと質問させていただきたいと思います。
 この夏、大変大きな話題になった鳥取砂丘を活用したポケモンGOですね、これは非常にいいタイミングで平井知事が夏休み前に全国に発信されて、一時はヤフーのトップニュースにも出ていましたけれども、あれの効果というのはどうだったのですか、この盆休みは。

●岩下観光戦略課長
 入り込み客数の集計がすぐに出るわけではございませんので、まだ正確な数は出ておりませんけれども、今わかっているような状況では、先ほど申し上げたように、砂丘を訪れる方の動線がちょっと変わり、いろんなところに行かれる方がふえている、それから旅行商品がやはり新しく生まれているということがありますので、そういった動きをまた後押ししてどんどんふえるようにしたいと思いますけれども、また、数は報告をさせていただきます。よろしくお願いします。

◎福田委員長
 非常にタイミングとしてもよかったですし、いいタイミングに鳥取砂丘がPRできたということは非常にいいことだったと思うのですが、両備バスさんの2台のバスが来たということは今聞きましたけれども、爆発的にその後ニュースになったという感じがないのです。私、いろんなところで言わせてもらっていますけれども、鳥取砂丘って今でも東京というか、首都圏でアンケートをとると、中国地方の行ってみたい観光地で1番なのだそうですね。だけれども、がっかりする観光地のトップテンに入ってくるということで、一番その中身について見ると、やっぱりパンフレットにだまされてがっかりするのだそうですね。
 いや、なので、もっとやはり鳥取県の観光の4番でエースみたいなところがあるわけですから、尾瀬みたいに例えば足を踏み込めないようにして常に風紋は見えるとか、もうちょっと長期的な戦略が鳥取砂丘にあっていいのではないかなと思うのですけれども、何かちょっと場当たり的なところがあるのではないかなと思ってみたのですけれども、いかがですか。

●岩下観光戦略課長
 砂丘には、メーンルートの駐車場から馬の背までというのがほとんどなのですけれども、実は砂丘ヨガが今行われております大すり鉢のほうに行っていただき、はだしで歩いていただくと、非常にもう違った感触で、ふかふかの砂の上を歩いて、そこですと、また風紋の出現率も高くなると、それから生き物たちもいると。そういうようなことを、砂丘事務所とか、砂丘の西側に環境省が新たに拠点をつくりますので、そういうところを利用して、より幅広い魅力を紹介できるようにしていきたいと思います。

◎福田委員長
 これからインバウンドをもっともっとふやしていく必要がある時期に来ているので、やはりもうちょっと長期的な力の入れ方があるのではないかなと思っています。よろしくお願いいたします。

●岩下観光戦略課長
 はい、長期的に考えてまいります。

◎福田委員長
 それでは、以上で終わりたいと思いますが、委員の皆さん、その他はありませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、山岸警察本部長が8月22日付で御異動されます。御異動に当たり、委員の皆様に御挨拶をいただきたいと思います。山岸本部長、よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 昨年の3月に着任しまして1年半弱お世話になりました。常任委員会の先生方には御指導賜り、本当にありがとうございました。鳥取県警察が新しい本部長とともに一つ一つの課題にこれまで以上に臨んでいくことを祈念して、そしてまた、鳥取県が平井知事のもと、そして委員の先生方のもと、ますます御発展されることを心より祈念して、挨拶にかえさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)

◎福田委員長
 どうもありがとうございました。
 それでは、警察本部、地域振興部、観光交流局及び西部総合事務所につきましては以上で終わりたいと思います。
 執行部の入れかえを行いたいと思います。再開は11時30分からお願いしたいと思います。

午前11時23分 休憩
午前11時30分 再開

◎福田委員長
 再開します。
 それでは、危機管理局及び県土整備部について行います。
 まず、報告事項ですが、執行部の説明は要領よく簡潔にお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
 それでは、危機管理局から報告16、「とっとり防災フェスタ2016」の開催について、山下危機対策・情報課長の説明を求めます。

●山下危機対策・情報課長
 危機管理局の資料の1ページをお願いします。「とっとり防災フェスタ2016」の開催について御説明させていただきます。
 このとっとり防災フェスタは、毎年、東・中・西で持ち回りで開催しているもので、本年度は鳥取市で開催しようとするものです。鳥取市ということで、鳥取大地震とかこのたびの熊本地震というような教訓を県民の皆様の防災意識の向上に役立てる。また、防災関係機関の訓練等も行って、県民参加体験型のイベントとして開催するものです。
 開催日時は、9月10日土曜日午前10時から午後3時までです。場所は、鳥取駅前周辺で開催する予定です。防災フェスタの関連事業ということで、県東部の市町の防災訓練等についても、この関連事業として位置づけて合同で開催しようとするものです。
 実施内容なのですけれども、(1)に書いておりますけれども、警察、消防、自衛隊等による鳥取市医療看護専門学校屋上からのはしご車による救出ということで、鳥取駅前に新しくできた医療看護専門学校さんの協力も得て一緒に実動の訓練を行いたいと思っております。あと、倒壊家屋、自動車事故等からの救出訓練ということで、これは岩美町、八頭町、若桜町の消防団の皆様にも御協力いただくという予定にしております。
 (4)のほうで、賑わい創出、防災意識の啓発として、ステージイベントというようなことも開催させていただこうと思っております。特に、このたび熊本地震でもありましたけれども、エコノミー症候群の対策というようなことで、日本赤十字社によるエコノミー症候群の対策に係る体操というようなことにも取り組んでみようかなと思っているところです。本日、議員の皆さんには案内通知を出させていただいたところです。参観していただくようお願いします。チラシもつけておりますので、御参考にお願いします。

◎福田委員長
 次に、報告17、平成28年度鳥取県原子力防災訓練について、報告18、島根原子力発電所1号機の廃止措置計画に関する審査の状況について及び報告19、平井知事の島根原子力発電所1号機等の視察について、水中原子力安全対策監兼副局長兼原子力安全対策課長の説明を求めます。

●水中原子力安全対策監兼副局長兼原子力安全対策課長
 それでは、同じ資料の2ページをごらんください。平成28年度鳥取県原子力防災訓練について御報告させていただきます。
 まず、これに先立ち、既に7月25日に図上訓練を行っているところでございます。
 まず1つ目、島根原子力発電所の対応につきましては、本年度も島根県との共同訓練を原則といたしまして、本年度で6回目の共同訓練を実施します。ことしの特徴といたしましては、スマートフォンや携帯電話への緊急速報メールなどを用いた住民の方に対する情報の伝達、それから避難用バスの位置の確認等を重点的にやっていきたいと考えております。目的のところでございますが、本年度は、障がい者施設の避難計画の検証も行いたいと考えております。
 日時は、対策本部、オフサイトセンターの訓練につきましては11月14日、それから住民の皆さんに参加していただけるいわゆる実動訓練につきましては11月19日に実施いたしまして、本年度は米子の一部、それから境港のUPZから江府町の江府町立総合体育館に避難していただいて、そこで避難退域時検査等をしていただく予定にしております。現在のところ約300名の住民の方に参加していただける予定になっております。
 次に、船舶を活用した住民の避難訓練ということで、これにつきましては、当委員会でも常々御指摘いただいておりますように、弓ケ浜半島の特性として、空港がある、港がある、鉄道があるということで、避難計画では、バスとか乗用車の避難を中心としておりますが、船舶が使える場合は船舶も使うという補完的手段として船舶による避難を行います。本年度は、海上自衛隊と海上保安庁の御協力を得まして、8月28日に米子市と境港市の住民の方、約30人が参加して境港の竹内岸壁から鳥取港まで実際に避難して、鳥取市の県営避難所に受け入れるというふうな訓練を実施したいと思います。
 次に、3ページをごらんください。原子力防災図上訓練は既に7月25日に実施いたしました。鳥取県で原子力災害が起きたときに災害対策本部を立ち上げますが、その事務局で避難輸送、それから広域避難所の開設、被ばく医療等のオペレーションをするわけでございますが、それらについて訓練したところでございます。当日は、各部局のほか警察本部、それから中国電力も参加していただくとともに、鳥取県の原子力安全顧問、島根県の職員、岡山県の職員にも来ていただいて評価を受けたところでございます。
 成果といたしましては、実際に避難を行う場合の避難実施計画を確認できた、作成することができたということがございますし、評価者からは、各機能班が役割分担に従って適切に動いていた、それから図面等を使うことによって視覚的に情報を共有していたというような評価をいただいております。
 次に、人形峠環境技術センターへの対応ということで、これは岡山県との共同訓練を原則しておりまして、今年度で17回目の訓練をやります。今年度につきましては、対策本部、オフサイトセンター、それから各機能別の実動訓練、スクーリングとか計測とか緊急時のモニタリングとか、そういうのをやっていきたいと思います。これらについては、11月ごろで現在調整中でございます。
 次に、4ページをごらんください。島根原子力発電所1号機の廃止措置計画に関する審査の状況でございます。これにつきましては、議会とも御相談させていただき、中国電力に回答いたしまして、中国電力が7月4日に島根原子力発電所1号機の廃止措置計画の認可申請をしたところでございますが、その審査状況について御報告させていただくものでございます。
 まず1番で、審査の進め方でございますが、今現在2号機が新規制基準適合性審査を受けております。この表の左側の欄にございますように、廃止措置計画認可に係る審査につきましては、審査会合ではなくて審査面談という形、それから審査の中継、議事録等はございません。審査資料はホームページにございます。ただし、各審査が行われたときには中国電力から適宜説明を受ける等をして、内容は県でもちゃんと確認しておるところでございます。
 その状況でございますが、1号機の廃止措置計画の審査の状況につきましては、たびたび御説明させていただいているところでございます。廃止措置基本方針、実施体制等の廃止措置全体の見通し及び右のほうに参考で書いてありますが、2016年から2021年の6年間の解体工事準備期間(第1段階)で行う具体的な事項について現在審査が行われている状況で、これまでに3回行われています。
 第1回目につきましては、7月20日にございまして、廃止措置計画認可申請の概要、それから使用済み燃料の健全性ということで、これにつきましては、島根1号機に使用済み燃料が
722体あり、現在プールで冷やしておりますが、その水がなくなった場合でも安全か、それから臨界状態にならないかということ、それから次に、使用前検査及び溶接安全管理審査未了案件の取り扱いということで、これは1号機は現在定期検査中でございますが、その定期検査は動くことを前提にしてやっておりましたので、今後、廃止措置に向けては不要な検査があるので、それらの取り扱いについて説明しました。2回目につきましては、5ページの上に書いてございますように、解体方法や核燃料物質の管理及び譲り渡し等について審査を受けました。3回目は、8月3日に放射性廃棄物の処理・処分等について審査を受けたというところでございます。
 次に、6ページをごらんください。平井知事の島根原子力発電所1号機の視察については、報道等でされておりますので御存じかと思いますが、知事が8月17日の15時10分から17時にかけまして1号機を視察しましたので、その状況について御報告するものです。
 中国電力では、島根原子力本部長、発電所長等にずっと説明していただいて、知事には1号機の燃料プール、原子炉格納容器、特定重大事故等対処施設等の予定地を見ていただいたところです。
 燃料プールにつきましては、使用済み燃料の保管状況、炉の中にもう燃料は入っていないということ、それからプールはきちんと冷却されているということ、それらについての安全対策もどのようなものが行われているかを確認いたしました。原子炉格納容器については、機器の状況や汚染の状況を確認しました。特定重大事故等対処施設については、テロ対策施設でございますが、特定重大事故対処施設と耐震構造緊急時対策所の予定地を確認したところでございます。
 その際の知事の主なコメントでございますが、本日確認したところでは直ちに問題がある状況ではないと感じたが、安全の上にも安全を確認し、周辺を含めた地元の声を聞いた上で慎重に進めてもらいたいと。周辺県としては、初めて廃炉計画の原発に入ったと。それから審査状況については、県にも説明していただくとともに、県民への説明もお願いしたいと。それから燃料プール、原子炉格納容器を視察したが、原子炉格納容器内の配管の一部の取りかえに伴う系統除染が既に行われていたことも幸いしたのか、私自身の被ばく線量はゼロであり、他の廃炉となる原発とは違った要素があるのかもしれないと。これにつきましては、下の写真にもございますように、原子炉建屋内に入るときに、放射線量の個人用線量計をつけますので、それで被ばくしていないということを確認したという意味でございます。それから地元の懸念としては、汚染が外に漏れ出すことはないか、安全が保たれているかということであるということ、それから六ヶ所の再処理工場が完成しておらず使用済み燃料の搬出に懸念があるが、中国電力から地元と協議していくとの話があり、今後、密に連携しながら慎重に協議を続けていくと。
 ちなみに、知事におかれましては、前回は平成24年4月21日に2、3号機を視察いたしましたが、1号機の視察は今回が初めてです。これらのほかに、当時の24年に建設工事中であった防波壁とか数々の安全対策についても確認したというところでございます。

◎福田委員長
 続きまして、報告20、鳥取県消防団の在り方検討委員会(第2回)の開催結果について、森本消防防災課長の説明を求めます。

●森本消防防災課長
 資料の7ページをお願いいたします。8月5日に消防団の在り方検討委員会の第2回目を開催いたしましたので、その結果を御報告させていただきます。
 資料にありますとおり、委員8名の出席をいただいております。第2回目の検討委員会では、消防団というのは上下関係が厳しいですとか訓練がきついといったような、そういったイメージを払拭して家族や事業主の理解を得なければならないというような第1回目で出されました課題に対して、どういった施策を講じたらいいのかということを主に御意見をいただきました。
 出された意見でございますけれども、自主防災組織や自治会が行う防災訓練に消防団が参加するなど、消防団の日ごろの活動を見ていただく機会をふやすことで入団につながることができるので、自主防災組織等の活動を促す施策をやっていかなければならないのではないかとか、あるいは子供たちに消防団活動を経験してもらうということは非常に有効なので、学校の防災訓練に消防団が参加したり、少年消防クラブを結成するというのがいいのではないか、あるいは消防団に報酬が出ているとか、どうやったら入団できるかという基本的な事項自体が若者には余り知られていないので、成人式などの機会にチラシを配るなど、基本的なところから始める必要があるのではないか、あるいは実際には雇用されている団員さんが多いわけですので、事業主さんに対する理解を深めるために、何らかのメリットを考えていったほうがいいのではないかというような御意見をいただいたところでございます。
 今後は、9月に第3回の検討委員会を開きまして、最終の報告を取りまとめたいと考えております。

◎福田委員長
 次に、県土整備部から、報告21、鳥取県県土整備部優良業務の表彰について、山本県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。

●山本県土総務課建設業・入札制度室長
 県土総務課でございます。それでは、県土整備部資料の1ページをお願いいたします。県土総務課からは、1件、鳥取県県土整備部優良業務の表彰について御報告いたします。
 この優良業務表彰につきましては、コンサルタント業者さん、あるいは測量業者さん等の技術力の向上を図りまして、成果品のより一層の品質向上に資することを目的に、昨年度、平成27年度に表彰制度を創設し、今回が2回目の表彰となっております。表彰式は、9月6日に県庁第20会議室で開催する予定としております。
 表彰する優良業務につきましては、資料に記載のとおりでございますが、表彰件数は13件、対象業者数につきましては、JVでの受賞でありますとか2件以上の重複受賞の業者さんもありますので、延べ11社ということになっております。

◎福田委員長
 続きまして、報告22、国土交通省による山陰道「北条道路」の都市計画の素案提出について、井上技術企画課都市計画室長の説明を求めます。

●井上技術企画課都市計画室長
 技術企画課でございます。資料の2ページをお願いいたします。山陰道北条道路、はわいインターチェンジから大栄東伯インターチェンジの間の都市計画の素案の手渡し式が8月10日に行われました。これを受けまして、県は都市計画決定の手続に着手しますので、今後の予定について御報告させていただきます。
 まず、1、手渡し式でございます。8月10日、中部総合事務所において、国土交通省中国地方整備局、佐々木道路部長から山口県土整備部長に素案が提出されました。写真をつけておりますとおりでございます。
 続きまして、提出された素案の内容でございます。2、都市計画の内容の(2)の位置図をごらんいただきますと、こちらに赤色の丸と線で示した図がございます。こちらが北条道路でございます。今回新たに都市計画決定するものです。丸と矢印のセットが2つに分かれていますが、これは北条と大栄、都市計画区域が2つございますので、これごとに計画を決定することによるものでございます。この北条道路の全体区間の中で、北条道の駅と大栄道の駅の付近それぞれにインターチェンジ、計2カ所が設置される計画となっております。これとあわせまして、北条道路の赤い部分を挟みまして図の左側、西側部分と右側、東側部分のそれぞれ東伯中山道路、青谷羽合道路と接続するための都市計画決定の変更、これもあわせて行うようにしております。以上が国管理の道路の都市計画決定の今回提出された素案の内容でございます。
 また、これらとあわせまして、図の中ほどに黄色の矢印の線がございます。下から上に矢印が出ておりますけれども、県管理の北条倉吉道路でございます。倉吉インターチェンジから北条ジャンクションまでの間、これは北条道路に接続する部分ですけれども、こちらも新たに都市計画決定するよう手続に着手させていただきます。
 戻りまして、(1)に計画の諸元を書かせていただいております。表形式でございます。北条道路は延長13.5キロ等々を記載させていただいております。ごらんのとおりでございます。
 最後に、3、今後の予定でございます。8月10日の素案提出を受けまして、9月には地元説明等を行います。その内容等を踏まえまして10月に県で開催します都市計画審議会の予備審議を行い、その後、告示、縦覧等を踏まえて、年末、12月の本審議で計画が妥当と認められましたら、年を明けまして大臣協議等を行いまして、年度内には決定告示をさせていただきたいと予定させていただいております。

◎福田委員長
 続いて、報告23、「高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する10県知事会議」の要望結果について、山内道路企画課長の説明を求めます。

●山内道路企画課長
 それでは、引き続き県土整備部資料の3ページをお願いいたします。道路企画課でございます。高速道路のミッシングリンクを解消し日本の再生を実現する10県知事会議の要望を7月22日に行いましたので、その概要について御報告申し上げます。
 当県と同様に、高速道路のミッシングリンクを抱える全国の県に声かけをして平成21年11月から第1回の要望活動を続けているわけですけれども、毎年この時期に、高速道路ネットワークの形成によるミッシングリンクの早期解消に向けて10県が合同で要望活動を行っております。ことしは、1の日程に記載しているとおり、7月22日に国土交通省、財務省、自由民主党への要望活動を実施しております。
 2に記載していますように、要望者といたしまして、島根・鳥取両県知事を初めといたしまして、山形県を初めとする副知事の御出席のもと、江島政務官、福田主計局長、細田自民党幹事長代行への要望、さらには、要望後には共同記者会見を実施させていただいております。
 要望内容につきましては、3に記載していますとおり、高速道路ネットワークの早期形成の必要性を訴え、国の責任において早期整備を図ること、さらに、国土のリダンダンシーへの確保の必要性からミッシングリンクの解消をお願いするとともに、今回は、使途を限定しない平成28年度の補正予算、さらには、平成29年度道路予算の総額確保について強く要望していただきました。江島政務官からは、ミッシングリンクは残り2割だと、予算確保に全力を挙げたいという発言、福田主計局長からは、国土交通省と相談させていただきながら対応したいという、財務省の定番の回答でございますけれども、そういった回答がございました。さらに、細田幹事長代行からは一緒に頑張りましょうというような力強い言葉をいただいております。今後も関係県と連携しながら、高速道路ネットワークの早期形成を強く要望してまいりたいと思います。
 なお、申しおくれましたが、7月27日には、県議会議長を初め当常任委員会及び4車線化の議連によりまして本省要望を行っていただきました。この場をかりて感謝申し上げます。引き続き御支援を賜りたいと思います。

◎福田委員長
 続きまして、報告24、第7回中海会議の開催結果について及び報告25、水害に対する警戒・避難情報のあり方検討会の開催結果について、酒本河川課長の説明を求めます。

●酒本河川課長
 資料の4ページをごらんください。第7回中海会議の開催結果についてでございます。去る8月8日、米子市におきまして、中海の諸問題を協議検討する第7回中海会議が開催されましたので、報告いたします。
 まず、概要でございますが、中海、境水道の堤防、護岸の整備について国交省から整備状況の報告があったところでございますが、大橋川改修、中海湖岸堤の整備について、大橋川拡幅の前段階で中海湖岸堤を先行するという整備手順について改めて国交省に確認を行ったところでございます。
 主な報告としましては、短期整備箇所については全箇所着手済みでございまして、昨年度までに3カ所完了、本年度、旗ヶ崎が完了予定で、残る2カ所については29年度中の堤防完成を目指して整備を進めていただいております。あわせまして、短中期整備箇所につきましても、ことしから前倒しで2カ所整備を進めていただいております。
 主な意見といたしましては、米子港における円滑な事業進捗のための情報共有、連携した関係者との調整、境水道における内水対策状況を踏まえた護岸整備の調査検討、樋門操作研修や排水ポンプ車による支援等について国交省にお願いしたところでございます。
 その他、中海の水質、流動につきましては、窪地対策について、水質浄化のための覆砂の有効性や方策の可能性について部会の垣根を越えて検討することとなりまして、5ページでございますが、主な報告としましては、COD、全窒素、全リンは、昨年と同様、全体的に見て良好な値でございました。水質浄化と関連する要素との関係分析の結果、生活排水対策、下水処理場の高度処理化等によりまして水質改善傾向が見られるなど、一定の関連性が報告されました。
 主な意見としましては、干拓中止に伴う地形変化に伴う水質への影響について引き続き検討すること等がございました。中海の沿岸農地の排水不良につきましては、崎津のモデルほ場で公共残土を利用して整地を進めておりまして、さらに関係機関が情報共有して推進しようということでございました。
 中海の利活用につきましては、地元住民から海外の来訪者までがサイクリングできる周遊コースの提示、中海のオープンウオータースイム等のマリンスポーツ、中海産の食材を使ったメニューの取り組みについて報告がありまして、海藻米の料理を試食していただきました。
 続きまして、6ページをごらんください。水害に対する警戒・避難情報のあり方検討会の開催結果について報告いたします。
 この検討会は、昨年度、常任委員会の皆さんからもいろんな意見をいただきまして、それらを踏まえてあり方を検討するものでございます。急流河川であること、急な水位上昇があることなどの県管理河川の特性や整備、管理の実情を踏まえまして、住民目線での情報発信、伝達のあり方を検討する会を立ち上げ、8月10日に開催しましたので、報告します。
 目的としましては、これは昨年度も常任委員会にはお話ししているのですけれども、昨年の関東・東北豪雨による大水害地の避難勧告等のおくれ、そして県内でも比較的低い水位なのですけれども、佐陀川が侵食されて堤防決壊寸前までいったと、業者さんの土のう積み等によって救われましたけれども、多くの方が避難したというふうな事例がございました。そういうことを踏まえまして、避難勧告等の判断水位、堤防の浸透・侵食の危険度評価、大規模洪水浸水区域などの河川危険度情報を追加・見直すというふうなことと、あわせまして、住民の適切な避難行動を促すためのわかりやすい情報発信のあり方について検討するものでございます。
 構成員としましては、学識経験者として、鳥取大学地域防災工学の柗見教授を初めとした学識経験者、防災教育、自主防災組織、福祉関係団体、報道機関と行政機関でございます。
 最初に、表のとおり、現在の取り組み状況と課題を説明いたしました。さまざまな手段で情報提供しているところなのですけれども、認知度の低さとか理解度とか切迫性などの課題がございます。
 これについて主な検討内容としましては、論点は3つでございます。住民目線での情報発信、伝達。市町村長が避難勧告等の発令の必要性を判断しやすい情報。そして水害に対する心構えと危機管理意識の醸成でございます。命を守るためにみずから判断して逃げるというふうな住民意識の啓発と防災教育について議論していただきますとともに、新たに発信したり、見直す情報として3つの情報がございます。1つは、県管理河川の特性とか整備管理の状況を踏まえた避難勧告等の判断水位の見直し。これについては、切迫性があり、空振りを恐れずにできて、かつ避難時間、リードタイムをきちっと確保できる適切な設定。2つ目としまして、堤防の脆弱性の評価と。これについてはしっかり公表して、重点監視、そして最終的にはハード整備につなげるというものでございます。そして3番目は、想定最大降雨による洪水浸水想定区域の見直しでございます。これは直轄のほうで既に公表されておりますけれども、県のほうでも、バックウオーターを勘案した浸水範囲とか、危険箇所で破堤した場合の浸水範囲の時間的変化とか、こういうふうなことも含めて検討したいと思っております。
 論点に対する委員の皆様の主な意見としましては、地域特性の把握、上流で破堤した場合の浸水範囲の情報提供などがございましたし、河川ごとのタイムラインの公表とか、高齢者、障がい者等への多様な手段を用いた情報伝達、とはいっても全ての人に同じ情報を伝えるのは困難なので、地域の防災担当者の方に確実に伝達をして、地域コミュニティーの形成とか防災学習・教育が大事だというふうな意見がございました。そしてリードタイムの確保、危険箇所の監視体制強化、行政間の情報共有とか情報伝達体制、訓練とか相談しやすい関係の構築等について意見がございました。
 今回の検討会は、まず立ち上げということで、背景、目的、現状、課題、そして論点について確認をしていただいたところでございます。委員の御意見、昨年の常任委員会における委員の皆様の意見を踏まえまして、次回から具体的な検討に入ることとしております。年内に方向性を出し、年度内に取りまとめたいと思っております。

◎福田委員長
 続きまして、報告26、コスタ・クルーズの連続日本海周遊クルーズについて、森田空港港湾課長の説明を求めます。

●森田空港港湾課長
 資料の7ページをお願いいたします。コスタ・クルーズの連続日本海周遊クルーズについて御報告いたします。
 ヨーロッパ最大のクルーズ会社でありますコスタ・クルーズが7月下旬から9月中旬にかけて連続10回の日本海周遊クルーズ運航を開始し、境港にも5日間隔で寄港を開始しております。
 日本海周遊クルーズの概要でございます。運航船舶は、資料の写真につけておりますけれども、コスタ・ビクトリア号でございまして、7万トンクラスのクルーズ船でございます。寄港地といたしましては、博多を起点といたしまして、博多、舞鶴、金沢、境港、釜山という順番で寄港してまいります。境港には、期間中10回寄港をする予定でございまして、約1万5,000人の来訪を予定しておるところでございます。
 特徴といたしましては、まず、博多、舞鶴、金沢という港で乗客の乗り降りが可能となっております。それから夏休み期間中で休みのとりにくい日本人でも気軽に参加できる5泊6日の短期間のクルーズでございまして、料金も1人当たり6万円から10万円ということでリーズナブルな料金設定、それと同行します幼児・小学生については無料で乗れるというようなクルーズとなっております。
 乗客の状況でございますけれども、7月28日、8月2日の状況でいきますと、1回当たり約1,300人、うち日本人が約9割を占めているという状況でございます。このようなクルーズでございますので、今後の新たなクルーズの形として日本のクルーズの普及、クルーズ人口の増加が期待されているところでございます。このような中、コスタ・クルーズ社におきましては、このクルーズ開始に先立ちまして7月20日に来年の日本海周遊クルーズの概要を発表しておりまして、来年は4月から10月にかけまして連続32回の日本海クルーズを計画しておりまして、うち24回境港に寄港する予定であるという発表があったところでございます。

◎福田委員長
 報告27番、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料8ページ以降のとおりでありまして、説明は省略をいたします。
 それでは、ただいままでの説明について質疑等……(「委員長」と呼ぶ者あり)

●山口県土整備部長
 先ほど御説明させていただきました2番の北条道路の御説明の案件について、まず当委員会の皆様方におわびを申し上げさせていただきたいと思います。
 8月10日の日に手渡し式がございまして公表されておりました。その内容をきょう御報告させていただきましたけれども、その前に、中部選出の議員の皆様で構成する中部振興議員連盟の皆様方からも、この内容について御説明いただきたいという御要望がございました。日程調整させていただきました結果、本日のこの当委員会の前に、本日御説明させていただきました内容を説明させていただきました。結果として、当委員会への御報告の後先という形となってしまい、当委員会の軽視ではないかというふうな御懸念をもたらすような結果としてしまったことにつきまして深くおわび申し上げたいと思います。執行部といたしましても本委員会での御指導を第一義といたしまして進めてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。今回はまことに申しわけございませんでした。

○前田委員
 北条道路の、この手渡し式というのはどういうことなの、1000分の1くらいの図面を持ってきて渡してもらったわけか。誰か答えてよ、この手渡し式というのがよくわからないのだ。

●福政技術企画課長
 手渡し式では、2500分の1とかの図面を用いまして、都市計画の概要を素案として受け取ったものでございます。

○前田委員
 その式があったからどうこう言うのではないけれども、でも、これから住民説明とか審議会にかけるのですよ。その意見を聞いて、また変更する可能性もあるのですよね。僕は、こんな手渡し式なんていうのをやるからこんなことになったと思うよ。だって山陰道の鳥取-青谷間で苦い目に遭ったのでしょ、都市計画決定をしておいてもう一回変更して、3~4年おくれたのですよ。都市計画というのは慎重にならざるを得ないと思いますよ。どうですか、そのあたり。

●福政技術企画課長
 今の御意見、真摯に賜りたいと思っております。以後このことについては慎重に対応してまいりたいと考えております。

○前田委員
 では、聞きますけれども、イメージがわからないのだ、僕はあそこをしょっちゅう通るのだけれども、あの盛り土を使うわけか。

●福政技術企画課長
 由良川から東側につきましては、おおむね盛り土を使うような形で今概要が出てきております。それから由良川から西側につきましては、今と同じぐらいの高さ、余り高盛り土にならない形式の道路が申請として上がってきておるところでございます。

○前田委員
 今の現道はどうするの。

●福政技術企画課長
 由良川より東側の高盛り土区間につきましては、今の現道を両サイドに側道として設けたいというような申請が上がってきております。片側1車線ずつ両サイドにと、こういう計画で申請が上がってきております。

○前田委員
 環境アセスは済んだの、環境アセス。都市計画決定に環境アセスが要るでしょ。

●山内道路企画課長
 アセスにつきまして、環境局との相談で、ここはもう既に事業着手しているというところで、アセス対象外という判断で本アセスはやらない。ただし、任意アセスは実施いたしますということです。

○前田委員
 それは任意アセス、アセスをしなければだめですよ。

●山内道路企画課長
 本アセスはしない。

○前田委員
 この北条道路との接続はどうなるの。

●山内道路企画課長
 2ページの図面を見ていただければと思いますが、基本的に自専道と自専道を結ぶのはジャンクションだということを受けまして、北条道路と北条倉吉道路については、ここに書いてありますように、北条ジャンクションという形でジャンクションでつなぎたいと思っています。

○前田委員
 わかりました。これから地元に入るので今見せとは言わないけれども、この常任委員会にも主要箇所は横断図ぐらいをコピーして出したらいいよ。だって、わからないよ。こんなもので私たちに説明したからというようなことでは納得できませんよ。

●山口県土整備部長
 委員の御指摘はごもっともでございます。この計画につきましては、これまでも国のほうで計画段階評価の段階から、地域の住民の皆様方にも法線のルートは、そして住民アンケートなどの意見を聞きながら、先ほど御説明いたしましたような現在の案を国で選定いたしまして、今回それに基づいた形で申請がなされたものというふうに理解はしております。委員の御指摘のとおり、これから都市計画審議会に対しまして、我々は真摯にそういった状況を踏まえて説明をさせていただいて的確な答申をまずいただきたいと思いますし、その大前提になります地元の方々への説明についてもしっかりと9月からやらせていただきたいと考えているところでございます。当然のことながら、その詳細につきましては、当委員会の皆様方についてもしっかり御説明させていただきたいと思います。

○森委員
 今の件なのですけれども、由良川から西側については現道の高さでというお話なのですけれども、道路の北側に畑とかがありますよね、それは全部下を潜っていくというスタイルをつくるということですか。

●山内道路企画課長
 計画的には、下ではなくて上を通るという案が出ております。

○森委員
 全部橋を。

●山内道路企画課長
 跨道橋を盛り土工ですると。

○前田委員
 全部渡っていくわけか。

○森委員
 何本もつくるということですね。

●山内道路企画課長
 今の計画上、あんまりはっきりとは。2本ぐらいを。

○前田委員
 2本ぐらいを。そのあたりも地元から意見が出るな。

○野坂副委員長
 先ほど部長から謝罪がありましたので、それはそれで今後注意していただければいいのですけれども、議連の活動を否定するわけではないですよ。ちょっと私が違和感を覚えるのは、議会というのは正式な自治法上の機関で委員会主義をとっているわけですよ、すなわち委員会審査というのは議会への審査ということですよね。議連というのは、あくまで任意の集まりですよね、まずは委員会に報告するというのが普通、通常の考え方だと思うのですけれども、なぜそういうような対応になったのでしょうかね。今回はもうそうされたということでしょ。私は、その対応にちょっと違和感を感じるのですよね。常任委員会の当日、同じ日にそのような対応をされるということ、それ自体が。謝罪されたのであれなのですけれども、その辺は経緯を含めてどうなのですか、どういう御認識なのですかね。議連、常任委員会、こういったような扱いというか、どうなのですか、そんなに重たいものなのですかね、中部何とか推進議連、ちょっと理解しにくいなと思っていまして。

●山口県土整備部長
 まことに申しわけございませんでした。今回のお話につきましては、実は、当委員会に御報告して委員の御意見をいただいた後に、議連の皆様方に御説明ということも含めて日程調整させていただいておりました。しかしながら、先ほど申しましたように、日程調整の結果としてなかなかそれが難しいということで、こういう結果になってしまいました。
 もろちん一義的には常任委員会に報告すべきと考えてございます。一方で、私どもといたしましても、公表されている中身であり、地元の先生方からも、一日も早く聞かせてほしいという気持ちがある、これもわかるところです。本来ですと、副委員長の御指摘のとおり、この委員会に御報告した後にそういうふうな場を持つべきだったのですけれども、日程調整が困難だということで、こういうふうな結果になってしまった次第でございます。まことに申しわけございません。

○野坂副委員長
 地元議員という考え方も、それは理解しますけれども、例えばこの北条道路というのは鳥取県の問題ですから。いわゆる山陰道のミッシングリンクがどうなるのかといったら、鳥取県のみならず、山陰の道路整備ということでいけば、どこが地元なのかというのはあれだと思いますよ。(「謝罪したわけだから」と呼ぶ者あり)いや、経緯がわからないのですよね。どんな経緯があってそうなったのかとかをきのうから言っているわけですからね。

◎福田委員長
 そのほかございませんでしょうか。

○野坂副委員長
 4ページ、中海護岸の湖岸堤の整備事業なのですけれども、ここの短中期の中の米子港についてですけれども、これらが円滑な事業進捗のために情報共有とか関係者との調整と書いてあるのですけれども、米子港の現状というのはさまざまな問題を抱えておりまして、米子市との問題というのもありますでしょうし、この辺、調整の状況というのは、話せる範囲で結構ですから、うまいぐあいに進んでいるのかどうなのか、ちょっとお願いできますか。

●酒本河川課長
 現在の状況としましては、米子港の短期箇所については既に工事が終わっているのですけれども、短中期箇所ですね、米子港の中については、米子市さんとか、関係者がいらっしゃいますので、その方と国と、県の港湾の工事の関係もございますので、説明をして、今のところは順調に進めております。

◎福田委員長
 よろしいですか。
 ほかはございませんでしょうか。

○前田委員
 中海のをちょっと教えて。窪地対策ですよね、これはずっと前から懸案になっているのだけれども、これは一体どうしているのですか。もうとっくに窪地は土を持っていて埋めるのだろうと思っていたのだけれども、これから検討するということか。

●酒本河川課長
 中海の窪地対策についてでございますけれども、前田委員がおっしゃいますように、平成12年ぐらいに国交省のほうでも試験施工したり、それから近年でも試験施工をしたりしているのですけれども、それとあわせまして窪地の水質に及ぼす影響調査というのもまだ継続して調査しているところでございます。これは水・大気環境課が中心になって両県の環境部局でやっているのですけれども、その調査結果をまとめて具体的な方向を出していこうというふうなことでございます。

○前田委員
 もう1点、覆砂。中海の状況を見ると、私は水質改善は覆砂しかないのではないかと見ているのだけれども、これもまだ事業をやっていないのですか。

●酒本河川課長
 覆砂についての御質問でございます。覆砂につきましては、これは鳥取県内では中原地区というところでやっているのですけれども、窪地よりも先に浅場の造成とか、米子港の覆砂、これは20センチぐらいの覆砂をやっているのですけれども、そちらは進めております。今のお話の窪地対策は、深いところの対策をどういうふうにするかというふうなことでございます。

◎福田委員長
 よろしいですか、前田委員。

○前田委員
 いいです。

◎福田委員長
 ほかはございませんか。
 ないようでございますので、次、その他に移りたいと思います。
 危機管理局及び県土整備部に関して、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。ございませんか。ありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようでございますので、以上で終わりたいと思います。
 それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さんは、御退席をいただいて結構でございます。
(執行部退席)
 よろしいですか。では、早速に。
 お残りをいただきましたのは、出前県議会についてでございます。
 7月19日の常任委員会の後に、各委員に希望テーマ等のアンケートを行ったところでありまして、その取りまとめの結果をお手元に配付をしておりますので、御一読をいただきたいと思います。
 本日は、このペーパーをもとに、テーマについて委員の皆様で御協議をいただきたいと思いますが、御意見のある方はお願いをいたします。(「委員会視察ですか」と呼ぶ者あり)出前議会でございます。

○前田委員
 きょう説明があったのだけれども、大山開山1300年祭もこれからいよいよ進み出した。もう一つ、私が注目したいのは、この2番目の文章ですが、環境省が訪日客誘致を目的としてモデル国立公園として事業認定されるということで、非常に起爆剤としては相乗効果が出てくるかなと思っていますので、ここらあたりと、それから下のほうとをかみ合わせて、やはりこれは一回現場で多方面の皆さんの意見を聞いて、私たち委員会としてもしっかりとこの大山開山
1300年祭に向かっていきたいと思って、ぜひこれは西部からやったらどうですかと思いますよ。

◎福田委員長
 今、前田委員からそのような御意見があったのですが、これをばっと見ますと、西部総合事務所あたり、もしくはその現場で行って一日かけてやったらどうかなという意見だったと思いますけれども、いかがでしょうか。(「いいではないでしょうか」と呼ぶ者あり)
 では、その意見をもとに、こちらに御一任をいただきたいと思います。9月県議会の終了後、11月議会までの間で計画をさせていただきたいと思います。これも御一任をいただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

○澤委員
 常任委員会の範囲でやるということになるのですか。

◎福田委員長
 そうです。

○澤委員
 常任委員会の開催日は大体通常21日という、そういうことがあると思うのですが。

◎福田委員長
 いや、そこのところは……。

●尾﨑議会事務局調査課係長
 出前県議会は常任委員会の県内調査を公開でやるという位置づけです。

◎福田委員長
 そういうことです。
 続きまして、NEXCO西日本本社の要望活動についてでございますが、7月19日開催の常任委員会で野坂副委員長からお話があったとおり、国土交通省道路局長への要望活動を行っていただきましたところでございます。
 以前からNEXCO西日本本社への要望活動を行ってはどうかという意見があったのですが、この件について委員の皆さん、いかがでしょうか。(「中国支社ですか」と呼ぶ者あり)いや、本社です。

○前田委員
 それと、せっかくの機会ですから、近畿地整に。鳥取道は岡山の粟倉に入ると、整備自体はもう近畿地整なのです、ですから両方に。米子道のことも恐らく近畿地整がグリップしていますから、だから両方、米子道の本社と鳥取道の近畿地整でどうでしょうか。

◎福田委員長
 そうですね。では、そのようなことで反対はないと思いますので、そういう方向でまた日にちの調整をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでございました。

午後0時25分 閉会 
 
 
  
 
 

 

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