鳥取市内で開催された「鳥取県の森林・林業に関する懇談会」に出席し、県内の業界団体の皆さんと持続的な森林経営や昨今の中東情勢の影響などについて意見交換しました。開会に当たっては、先進設備導入や人材育成への投資を通じて皆伐再造林を進めながら、都市木造モデルの構築やCLTの利用拡大などによって林業の成長産業化に大きな期待を寄せていること、また、水源涵養、土砂災害防止など国土保全の観点や、生物多様性など心豊かで快適な暮らしに資する森林のありがたみへの理解の深まり、さらには、林業がもうかる産業として維持・発展し「魅力ある業界」となっていくことなど、今後の展望や期待することについて述べさせていただきました。会ではこのほか、終盤国会のご多忙の折にもかかわらず、石破茂代議士にも講演講師としてご登壇いただきました。
所属する総務教育常任委員会に出席し、県執行部から所管事項の執行状況などについて報告を受けました。また、午後には都内にて、全国23都道県で構成する活動火山・大規模地震対策都道府県議会協議会の総会に出席し、予算・決算議案のほか、火山噴火や大規模地震災害に関連する防災・復興・被災者救済等に係る諸制度の更なる充実強化を求める決議、国要望事項を審議し、議決しました。今回の議案の一つには同協議会の役員任期満了に伴う改選も諮られ、10月から鳥取県議会議長としてこの協議会の副会長を務めることも決定されました。

都内で全国都道府県議会議長会の定例総会が開かれ、予算・決算議案のほか、人口減少に打ち勝つ新たな地方創生、地域経済の持続的成長、地方税財源の充実確保、防災・減災、国土強靱化に向けた決議など各議案について審議し、議決されました。また、要望・要請活動の状況、各委員会や議員研究交流大会などの活動実績、議長会としての学校現場における主権者教育の取組状況などについて報告があり、引き続き更なる推進を図っていくことが確認されました。
ブラジル・サンパウロ州で開催される各種行事に出席するため現地に渡航しました。初日は、明治から大正にかけて移民として当地に渡った日本人開拓者を祀る先没者慰霊碑を参拝したほか、移民史料館では世界大戦などの動乱期における日本人移民の系譜と現地の移民受け入れに対する国民感情や歴史的評価について認識を新たにするとともに、かつて移民者が同国内外の政治情勢に翻弄され、ときに迫害された不安定な生活事情や、農作物に適さない農地の土壌改良努力、過酷な労働環境の実態などについて、歴史資料や展示品などを通して理解を深めました。

ブラジル二日目はサンパウロ州内陸部に移動し、第二アリアンサ鳥取村を管轄するミランドポリス市を訪ねて市長表敬、市議会議長ほか議員の皆さんと懇談しました。また、第一アリアンサの弓場農場訪問に続き、第二アリアンサ鳥取村日本語学校での授業風景を参観したほか、夕刻には同村の皆さんから歓迎を受け交歓のひとときを過ごしました。

ブラジル三日目は、10時から16時すぎにかけて「第二アリアンサ鳥取村入植百周年記念祝賀会」が開催されました。百周年記念銘板の除幕に続いて、記念式典では県議会議長として祝辞を述べたほか、中原美由紀副知事、深澤義彦鳥取市長、伊木隆司米子市長、鳥取ブラジル友好協会で役員を務める民間訪問団の田中節照代表、さらに現地で合流した在サンパウロ日本国総領事館の鈴木誉里子総領事、ミランドポリス市長や同市議会議長、現地在住の関係者の皆様が続いて祝意を表しました。過去に日本語学校に赴任された教員による思い出の活動報告発表に続いて、ステージでは鳥取村日本語学校の生徒、ブラジル鳥取県人会の皆さんによる歌唱や演舞の披露、両国の飛び入り参加によるしゃんしゃん傘踊りなど、時間を忘れるほど盛大な文化交流の機会となりました。

ブラジル四日目はサンパウロ市内に移動し、建設30年目を迎えるブラジル鳥取交流センター(県人会館)を会場に「ブラジル鳥取県人会創立75周年記念祝賀会」が開催され、村信政幸会長の開会挨拶に続いて、前日のアリアンサ入植百周年祝賀会と同様、多くの関係者が集まって節目を祝いました。

ブラジル最終日はサンパウロ州環境局森林院が管理する「ブラジル鳥取友好の森」を訪ね、過去の周年行事における記念植樹をたどるとともに、展示資料館では現地の森林開拓に伴う木材活用の歴史、木工・工芸品の変遷について視察しました。その後、現地県人会の皆さんとの送別会の場で次の再会を約束し、帰国の途に就きました。

日付変更線を跨いで29日に帰国しました。30日は、鳥取県議会議長が会長を務める北方領土返還要求運動鳥取県民会議の青少年現地研修のため、北海道の道東地方を訪れました。県内各地から集まった中学校1年生から3年生までの一行17名に対して、改めて北方領土は我が国固有の領土であり、太平洋戦争終戦後に当時ソビエト連邦が択捉島に上陸して以来、現在もロシアによる不法占拠が続いていること、東西冷戦時代を経て今なお複雑な周辺国の政治情勢から元島民の皆さんはご先祖のお墓参りすらできなくなっていること、今回の研修旅行を通じて世界の友好と恒久平和の意味を考え、悲しみの歴史を乗り越える外交努力という知恵と工夫に思いを寄せて、実りある学習機会としてほしい旨、激励の挨拶として述べさせていただきました。
北方領土返還要求運動の青少年研修二日目は、羅臼国後展望塔で元島民二世の方による講話をお聴きするとともに、約25km先の国後島を望見しました。あいにく曇りがちで島影ははっきり見えませんでしたが、サケ漁を機軸に縄文時代から続く当地の人の営み、アイヌ文化との摩擦と救済、融合の歴史など、海峡を跨いで一つの生活・経済・文化圏を形成していた事実を学ぶ機会となり、改めて北方領土を巡る外国の非違行為に対して参加された中学生の皆さんが理解を深め、認識を新たにしていただけたものと思います。
