議員提出議案第7号

フリーゲージトレインの導入によるJR伯備線の高速化に関する意見書

この議案を別紙のとおり提出する。
 平成15年12月17日

広田喜代治
伊藤     保
石黒      豊
山根 英明
小玉 正猛

鉄永 幸紀
湯原 俊二
藤井 省三
伊藤美都夫
小谷    茂


フリーゲージトレインの導入によるJR伯備線の高速化に関する意見書


 鉄道網の整備は、国土の均衡ある発展、活力ある地域社会の形成にとって不可欠であるとともに、本格的な高齢化社会の到来や環境問題に対応した安全で地球環境にやさしい交通ネットワークの構築という観点からも極めて重要である。
とりわけ、山陽・山陰を結ぶ中国横断新幹線の建設は、中国地方の一体的な経済・文化圏の創造のみならず、西日本中央連携軸の形成に大きく寄与するものであり、早期に実現する必要がある。
現在のJR伯備線は、地形の制約等から曲線が多く、このことが高速化を図るうえでの妨げとなっている。また、岡山駅で新幹線に乗り継ぐ必要があることも、時間短縮の支障となっている。
このような中、実験が進められているフリーゲージトレインは、既存の施設を有効活用する一方で、電子制御による高速車両を開発利用するものであり、中国横断新幹線実現までの段階的な整備として、その導入による時間距離短縮の効果に大きな期待が集まっている。
よって、政府におかれては、JR伯備線へのフリーゲージトレインの早期導入を図るため、実用化研究を強力に推進されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


平成15年12月17日
鳥取県議会

内閣総理大臣
財務大臣
国土交通大臣
衆議院議長
参議院議長

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