議員提出議案第4号

警察官の増員を求める意見書

この議案を別紙のとおり提出する。
 平成15年12月17日

広田喜代治
伊藤      保
石黒      豊
山根 英明
小玉 正猛

鉄永 幸紀
湯原 俊二
藤井 省三
伊藤美都夫
小谷     茂


警察官の増員を求める意見書


世界一安全と言われていた我が国において、昨今の治安状況の悪化は、目を覆うばかりである。一般刑法犯の発生件数は、平成14年には285万件に達し、ここ7年間で約100万件も増加している。その一方で検挙率は、かつての半分以下の20.8%まで低下している。
都市化、過疎化、国際化、情報化、人間関係の希薄化等が進展し、県民の不安が高まる中、警察の業務は複雑化・多様化しており、治安の悪化から県民の生命、財産を守る警察の体制を充実することが急務となっている。特に、県民に最も身近な存在であり、各種犯罪の発生や青少年の非行の防止を担っている警察署、駐在所及び交番に十分な警察官を配置することが、必要不可欠である。政府は、平成14年度から3年間で、警察官を1万人増員する計画を進めているところであるが、本県警察官の増員は10人にとどまっており、人員不足を解消するには至っていない状況である。
よって、政府におかれては、県民生活の安全と平穏を確保するため、警察官を大幅に増員されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成15年12月17日
鳥取県議会

内閣総理大臣
総務大臣
国家公安委員長
衆議院議長
参議院議長

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