山陰本線・境線・因美線高速化推進事業に関する決議
山陰本線・境線・因美線高速化推進事業については、県、市町村及び民間の寄付を受けて進められようとしているが、民間の中には、「山陰夢みなと博覧会記念基金」の活用を求める意見も見受けられるところである。
しかしながら、「山陰夢みなと博覧会記念基金」は、財団法人鳥取県国際交流財団が自らの意思と責任で使用すべきものであり、当初からその活用を期待すべきものではない。
また、高速化には多額の経費を要することから、その実現に当たっては、県民の利便向上に最大限配慮する必要がある。
ついては、下記の事項を実施することを決議する。
| １ |
商工会議所を中心とする民間団体の寄付金募集については、財団法人鳥取県国際交流財団が管理運営する「山陰夢みなと博覧会記念基金」の充当を前提とした活動とならないよう調整すること。 |
| ２ |
ＪＲ線路と道路との立体交差化、踏切・河川の拡幅等が柔軟に実施できるよう西日本旅客鉄道株式会社に強く要請すること。 |
| ３ |
高速化後のダイヤ改正に当たっては、県民及び観光客の利便性の確保に努めるよう西日本旅客鉄道株式会社に要請すること。 |
| ４ |
高速化に伴う事故防止対策に万全を期すること。 |