1.概況
平成24年10月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は67.4で前月比1.3%の低下、出荷指数は68.4で3.6%の上昇、在庫指数は84.1で6.7%の低下となった。
内訳については、生産では、電気機械工業、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、鉄鋼業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、木材・木製品工業などが上昇し、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、プラスチック製品工業、木材・木製品工業、家具工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、健康食品、その他の食料品、生菓子などが上昇し、前月比1.7%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品などが上昇し、前月比6.6%の上昇となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、開閉制御装置などが低下し、前月比25.3%の低下となった。
一般機械工業では、金型、金属工作機械などが低下し、前月比20.7%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は3か月ぶりに低下、出荷は3か月連続で上昇、在庫は2か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で、生産は9か月連続、出荷は8か月連続で低下し、在庫は7か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
67.4 |
▲1.3% |
76.6 |
▲9.3% |
食料品・たばこ |
103.2 |
1.7% |
106.4 |
11.1% |
電子部品・デバイス |
59.4 |
6.6% |
64.3 |
▲9.7% |
電気機械 |
42.0 |
▲25.3% |
54.9 |
▲8.0% |
一般機械 |
56.7 |
▲20.7% |
66.3 |
▲3.9% |
出荷指数 |
68.4 |
3.6% |
73.7 |
▲17.7% |
在庫指数 |
84.1 |
▲6.7% |
89.9 |
16.0% |