1.概況
平成24年4月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は74.9で前月比11,8%の低下、出荷指数は67.2で19.7%の低下、在庫指数は84.6で0.7%の低下となった。
内訳については、生産では電気機械工業、電子部品・デバイス工業、窯業・土石製品工業などが低下し、金属製品工業、輸送機械工業、プラスチック製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、一般機械工業などが低下し、食料品・たばこ工業、繊維工業、輸送機械工業などが上昇した。
在庫は、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業、金属製品工業などが低下し、食料品・たばこ工業、木材・木製品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、健康食品、生菓子などが低下し、前月比5.1%の低下となった。
電子部品・デバイス工業では、液晶素子、電子・通信機器用部分品などが低下し、前月比11.2%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、開閉制御装置、その他の電気機械器具などが低下し、前月比25.9%の低下となった。
一般機械工業では、その他の一般機械、一般産業用機械、金属工作機械などが低下し、前月比18.8%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月連続で、在庫は5か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で、生産は3か月連続、出荷は2が月連続で低下し、在庫は29か月ぶりに上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
74.9 |
▲11.8% |
69.8 |
▲13.9% |
食料品・たばこ |
88.5 |
▲5.1% |
94.1 |
▲1.2% |
電子部品・デバイス |
65.2 |
▲11.2% |
62.6 |
▲10.2% |
電気機械 |
52.2 |
▲25.9% |
47.8 |
▲49.1% |
一般機械 |
70.9 |
▲18.8% |
68.5 |
▲7.4% |
出荷指数 |
67.2 |
▲19.7% |
68.0 |
▲16.5% |
在庫指数 |
84.6 |
▲0.7% |
79.4 |
5.3% |