議員提出議案第6号

移動権の保障等を定めた交通に係る基本法の早期制定を求める意見書

 この議案を別紙のとおり提出する。
平成22年12月17日

企画県土警察常任委員会
委員長 石村祐輔

移動権の保障等を定めた交通に係る基本法の早期制定を求める意見書

 

 交通は、人や物の移動に必要不可欠なもので、あらゆる活動の基礎となっており、高齢化が進む我が国では、移動に際しての地域公共交通の重要性が高まっている。

 しかしながら、本県をはじめとする地方の多くは、中山間地が多いという地理的条件に加え、人口の減少により、地域公共交通の機能を維持することが極めて厳しい状況にあるのが実情である。

 活力ある地域社会の実現と多くの国民の社会参加の促進を図るためには、国民が健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な移動に係る権利を保障することが必要であり、この権利の保障に併せ、地域公共交通機能の維持及び充実に係る国の支援措置等を定めた法整備が必要である。

 よって、国においては、以上の趣旨を踏まえた交通に係る基本法を早期に制定されるよう強く要望する。


 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成22年12月17日


                                                               鳥取県議会

内閣総理大臣
国土交通大臣
国家戦略担当大臣        様
衆議院議長
参議院議長

 

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