アジサイの喫食による青酸食中毒について

 最近、飲食店で料理の飾り用として提供されたアジサイの葉(注)を食べたことによる食中毒事例が発生しています。アジサイを食品とともに提供したり、食べたりしないよう注意してください。

  (注)アジサイ:葉などに青酸配糖体を含み、食べたり、胃内の消化等により青酸配糖体と酵素が反応し、遊離した青酸(HCN)によっておう吐、失神、昏睡等の中毒症状を起こす。

   

【事例1】

平成20年6月13日、茨城県つくば市内の飲食店で、料理に添えられた装飾用の「アジサイの葉」(注1)を喫食した1グループ8名が、会食30 分後から嘔吐、吐き気、めまい等の症状を呈した。

(注1)飲食店の施設内で採取されたもの。

【事例2】

平成20年6月26日、大阪市内の飲食店で、料理に添えられた装飾用の「アジサイの葉」(注2)を喫食した1名が、喫食40 分後から嘔吐、顔面紅潮等の症状を呈した。

(注2)従業員が採取し持ち込んだもの。


 上記事例では、飲食店施設等に植えられているアジサイの葉を採取し提供していましたが、アジサイの葉、花等の有毒植物が料理の飾り用として市場に流通していることが確認されています。

(参考)料理の飾り用アジサイの市場流通品(例)

アジサイの葉1
 アジサイの葉2
あじさいのはなびら

(参考)平成20年7月1日付厚生労働省監視安全課長通知「アジサイの喫食によ食中毒について」

  

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