平成26年度会議録・活動報告

平成27年3月11日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
上村 忠史
安田 優子
坂野 経三郎
森  雅幹
国岡 智志
谷村 悠介
濵辺 義孝
伊藤 美都夫
山口 亨
藤井 省三
稲田 寿久
欠席者なし


 

説明のため出席した者
 なし 

職務のため出席した事務局職員
 木村調査課課長補佐 賴田調査課課長補佐 加藤調査課係長

1 開会 午前10時33分

2 休憩 午前10時35分 

3 再開 午前10時37分 

4 閉会 午前11時59分

5 司会 上村委員長

6 会議録署名委員 藤井委員、森委員

7 付議案件及びその結果
  別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時33分 開会

◎上村委員長
 ただいまから人口減少社会調査特別委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでございますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。

○山口委員
 委員長、一言だけ言っておきますが、先回の特別委員会で対応が非常に、まずかったとは言いませんけれども、地方創生という問題を冒頭やられたのですな。

◎上村委員長
 はい。

○山口委員
 この本題に関係あるけれども、きょうは分けて対応されると、こういうことを委員長から言ってもらわないと、混乱すると思います。皆さん、そうではないでしょうか。整理をしてきちんとやっていただければ。

◎上村委員長
 わかりました。
 それでは、まず初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、藤井委員と森委員にお願いをいたします。
 それでは、議題に入ります。

○山口委員
 ちょっとその前に話をしてもらわないと。交通整理をしてもらってから入らないと。

◎上村委員長
 議題は3つありまして、1が人口減少社会への提言(最終報告)についてであります。その次に、議題2、鳥取県の地方創生総合戦略(骨子素案)についてということでございます。それから……。

○山口委員
 違う。初めにきちんと、この特別委員会の報告書を認めておいて、次に地方創生に対して担当から説明を受けると、こういう整理をするということだと思います。そういうことできちんと整理をしてもらって対応しないと、こんがらがってしまって。これはあくまでやっていないのだから、人口減少への提言を、これがうちの主要課題であるから、これをきちんと皆さんに了解を得た上で……。

◎上村委員長
 それが先ほど申し上げました議題2でございますので、よろしくお願いいたします。(発言する者あり)
 本日の議題は2つあります。(「2つではない」と呼ぶ者あり)
 暫時休憩いたします。

午前10時35分 休憩
午前10時37分 再開

◎上村委員長
 それでは、まず議題1、人口減少社会への提言(最終報告)についてでございます。
 3日に開催いたしました委員会において委員の皆様からいただいた御意見を踏まえ、提言の中間報告版を修正いたしました。まずはお手元に配付しています資料1、主な修正点についてをごらんください。
 主な修正点は3点でございます。1点目は、大項目に「1 基本理念」を新たに設置し、「地方創生の推進」と「理想的なとっとり暮らしの提唱」を記載いたします。2点目は、提言の大項目の順序を入れかえます。3点目は、これらの修正を踏まえ、「はじめに」の文章を修正したことであります。
 次に、資料2、最終報告案をごらんください。本日は、先ほど説明いたしましたとおり、中間報告を修正し、作成いたしましたこの最終報告案について御意見をいただき、提言として取りまとめたいと思います。
 それでは、御意見がある方は御発言をお願いいたします。

○安田副委員長
 今となっては遅きに失したのかなという気がないわけでもないのですが、この提言の中に県としても県民全体で共有できる目標を掲げ、取り組むべきであるという言葉はあるのですけれども、具体的に合計特殊出生率を国は1.8と定めて数値目標を出している。鳥取県もそういう具体的な目標値を設定すべきであると、そういうふうに言えば、この間知事が言った第3子からの保育料無償化という施策も生きてくるのではないかなというような、意味合いが全然違ってくるなというふうに思いまして、ここがもし変えられるものであったならば、もう大胆にそれこそ合計特殊出生率目標値を打ち出してというような文言に変えてもいいような気がしました。いかがなものでしょうか。


○稲田委員
 あくまでもこれは案で、まだ最終報告になっていないわけですから、私は入れていいと思います。むしろ入れるべきだろうと思うのですよ。冒頭のプロローグにも国の合計特殊出生率について書いてあるわけですから。ですから当然だと思いますけれども。忘れていたのだわ。

○山口委員
 いや、県は県だし、うちの委員会としての提言だから、合わせることはない。

○安田副委員長
 委員会として方向性を……。

○山口委員
 文言だけ入れればいい。

◎上村委員長
 2ページの基本理念がいいでしょうか。

○森委員
 これは「はじめに」の中に入っている文言ですけれども、それで十分ではないかなと思うのですけれども。本文の中に入れて、具体的にどうこうしろみたいなことを言う必要までもなくて、「はじめに」の中で触れているので、知事がつくることですから、それについてはそれでいいのではないかなと思うのです。目標を掲げるということは、個人の選択に対して何らかの圧力をかけるということになっていくので、私はそこのところには余り強く書くべきでないなと思っております。確かに国はそうやって1.8というものをつくりましたけれども、それをまた同じように県としてもやれよということについては、ここの最初に「はじめに」でもう載っていますので、これについてはこれでいいのではないでしょうか。もう中に入っているものだというふうに考えればそれでいいと思うのですけれども。

◎上村委員長
 いかがでしょうか。

○谷村委員
 私は安田委員の提案に賛成です。今、実際に何ぼというものの0.何%プラスぐらいの実現可能性がありそうな目標を立てて、少しずつそれを目指していくと、人口の減少が極端に減らないようにやっていくということは今の鳥取県には必要だと思いますので、ぜひ載せていただきたいというのと、あと移住定住、以前は何人という目標があって、実際に達成されたということですけれども、それをちょっと上回るような少し高目の計画を立てるということで、また新たな段階に向かっていくということが必要ではないかなと思いますので、その2点を私は提案したいと思います。

◎上村委員長
 今、「はじめに」の文章の中に1.8という具体的な数字が載っていますよね。ということではなくてもっと高い目標という意味ですか。

○山口委員
 委員長、これは鳥取県議会の私のほうに任された……。

◎上村委員長
 そうです。

○山口委員
 鳥取県として対応しなければならないと。

◎上村委員長
 はい。

○稲田委員
 要するに「はじめに」というのは法律でいうところの前文に当たるものなのですよね。前文に法的な効果をどこまで認めるかというのは説の分かれるところなのです。法的効果を認めないというのが一応通説になっているわけですから、前文に一応掲げておいて、本文のほうに1項目をつくってそれを書くべきであるというように思いますよ。

○安田副委員長
 2番のほうに……。

◎上村委員長
 1番の基本理念か2番の子供を産みたい云々のところですか。どちらがよろしいですか。

○藤井委員
 数値目標を出したからといって個人にプレッシャーをかけるということにはならないと思います。全体のことですから。

○伊藤(美)委員
 数値目標というのは、それを書くだけの根拠を持っているのかな。言葉ではいいけれども。


○山口委員
 目指してということ。

○伊藤(美)委員
 目指して掲げるべきであるとか、そういうのはいいけれども、国は国で1.8はそれなりのあれをつくっていますから。

○山口委員
 目指してという意味。

○伊藤(美)委員
 そういうことで、言葉の中で……。

○山口委員
 鳥取県においてもと。目指してと。そうしよう。

◎上村委員長
 そうしますと、1の基本理念の2ページですが、そこの地方創生の推進という項目に入れましょうか。よろしいでしょうか。(「2がいい」と呼ぶ者あり)
 大きな2番の「子どもを産みたい・育てたい希望が叶う社会を構築すること」ということで、前文をつくって入れますか。

○山口委員
 この中の前文の中に入れればいい。委員長に任せる。

◎上村委員長
 ありがとうございました。
 では、2番目の子供を産みたい云々のところの(1)の前に前文をつくって入れるということにしたいと思います。ありがとうございました。(「どこに入れる」と呼ぶ者あり)

○安田副委員長
 大項目の2の(2)出産・子育てへの支援。そこしか入れようがない。

○山口委員
 文言をちょっと入れて。それは任せる。

◎上村委員長
 ありがとうございます。
 それでは、皆様からの御意見を踏まえまして、正副委員長で修正し、あす、本会議で委員会の活動報告を行うとともに、提言を配付したいと思いますので、よろしくお願いします。修正については正副委員長に御一任いただくということで、よろしくお願いします。

◎上村委員長
 次の議題の鳥取県の地方創生総合戦略(骨子素案)につきましてですが、このたび執行部において、地方創生の総合戦略の骨子素案がまとまったとのことでございます。地方創生と人口減少社会は表裏一体をなすものであり、この総合戦略にも人口減少対策が多数盛り込まれております。つきましては、人口減少対策を所管事項とする本委員会としても、その概要につきまして説明を求めるものであります。
 それでは、執行部の入室までしばらくお待ちください。
(執行部入室)
 それでは始めます。
 議題2、鳥取県の地方創生総合戦略(骨子素案)につきまして、岡﨑未来づくり推進局長の説明を求めます。

●岡﨑未来づくり推進局長
 では、私のほうから、鳥取県の地方創生総合戦略骨子の素案につきまして御説明申し上げます。
 まず初めに、この趣旨ですが、今般の地方創生、そして人口減少問題は、例えて言えばコインの裏表というふうな関係とも言えると思います。そこで、地方創生総合戦略は、人口減少対策が多分に盛り込まれます。そこで、今回この特別委員会において御説明させていただきたいというものであります。
 めくっていただきますと、1ページ目、位置付けがあります。去る2月12日の全員協議会で事業例の素案を御説明させていただきました。そこで、議会の皆さん方の議論とか、あと市町村等の議論を経まして、今回、これは現時点で取り組むべき施策などをわかりやすく解説したといいますか、盛り込ませていただいたというふうなものであります。ですので、総合戦略素案と申しますと、本来もっと前段の基本的な視点とか基本的方向を盛り込むものかと思いますが、今回御提案させていただいたのは、施策例ということで肉づけをさせていただいたということであります。
 私が考えておりますのは、大きく2つあると思います。一つは、これからつくっていくものですけれども、人口推計をもとにした鳥取県の人口ビジョン、これが大体20年から30年後ぐらいを踏まえてつくっていきたいというふうに思っています。これが大きなもの。その人口ビジョンの中には、基本的に人口の現状分析と、あと人口の将来展望というものを盛り込んでいくのだろうなと思っていまして、目指すべき将来の方向性をそこで書きとめてみたいなというふうに思っています。これがまず一つです。それは20年、30年を踏まえたものでして、それを実践するための、それが総合戦略として、5年間の計画をつくっていくというものです。本格的な議論は4月以降になると思いますが、総合戦略の中では、まず1つ目は、基本的姿勢、そして2つ目が、基本目標と基本的な方向、そして3つ目、今般お示しさせていただいています具体的な施策ということになろうかと思います。
 繰り返しますが、これからつくっていくものとしては、多く分けて2つ。一つは、鳥取県の人口ビジョン、そしてそれは20年、30年後を目指しながらやっていくものなのですが、それを実現するための5年間の総合戦略ということになろうと思います。その総合戦略の中には、基本姿勢とか基本目標、あと基本的な方向と、きょう説明させていただきます具体的な施策ということになろうと思います。全体としては、私の考えとしては、大いなる田舎とかすばらしい田舎ということを端的に多くの方々に知っていただく、そういうような内容としてまとめていきたいなというふうに考えていまして、そういう意味では、具体的な施策のほうになりますが、鳥取県の強みであります例えば大いなる自然とか、あと絆、あるいはゆったり刻む時とかいうもので、都会ではお金では買えないとか、都会ではなかなか手に入らないといった強みを鳥取県の総合戦略でもあらわしてみたいなというふうに思っていまして、やはり根底には、住んで安心、安全、あるいは元気で働く場が地域にあるということ、そして生き生きと子育てができてくるというふうなことで考えております。これが全体の流れであります。
 2ページ以降が、この強みをちょっと整理しまして、3つに分類したものであります。これは標語的にちょっと入れていますので、言葉としてはいろいろと御議論、御指摘をいただいて、また検討させていただきたいと思いますが、まず1つ目が「大いなる自然の恵みに生きる」、2つ目が「ぬくもりの絆に生きる」、そして3つ目が「ゆったり刻む時を生きる」ということで、「自然」「絆」「時」ということをテーマにさせていただいています。
 2ページ、前回、2月12日から変わったところは、まず、項目的にそういう表題をつけたということと、あと表題の下に、「鳥取県には、都会には無い豊かな「自然」があります。鳥取砂丘や」という形で、こういう文章で解説したということです。
 1番、観光・交流という項目がありますが、この観光・交流の要約を入れ込んだということで、四角囲いしていますが、「自然を活かした」という形で入れています。
 その下のほうですが、具体的な取り組み例ということで上げています。2月12日の全協では、単語をさっさっと書いたというだけにしていましたけれども、これにつきまして、もう少しわかりやすく具体的なもので入れ込んでいった、文章化したという形でありまして、12月の中間提言をいただいていますが、その内容も踏まえながら、言葉としては盛り込んでいったということにしております。項目は特に大きく変わっておりません。例えば一番最初の具体的な取り組み例として、鳥取砂丘や浦富海岸、ずっと長くなっていますが、最初はジオパークなど観光地の磨き上げと温泉地の活性化という形で、単語の連結だけで終わっていましたが、こういう形で文章化をしたということになります。
 2番目の農林水産業ですが、これも同じように、例えば具体的な取り組み例として、1番目、「新品種の開発や」とありますが、最初、2月12日の段階では、一番下の農林水産物の高付加価値化の推進、これのみを上げていましたけれども、ここで例えばこういう形の例を挙げていったということであります。
 こういう形で2ページは充実していますし、3ページになりますと、「ぬくもりの絆に生きる」、「絆」ということで上げていましたけれども、表題的な形で文章をつくっていったということであります。また、それの説明と、1番目、出会い・子育てということで、こういう形での四角囲いの説明文を入れて、あと具体的な取り組み例としても単語の羅列をずっとしていましたけれども、それを文章化していったということであります。特に大きな変更はありません。
 2番目の人財とっとりにつきましても同じような形で、ずっと以下、3番、支え愛、4ページは「ゆっくり刻む時を生きる」ということで、説明文と文章化していったというふうなことで、項目、内容とも、単語をずっとわかりやすくしていったという形で説明させていただいております。
 こういう形で、今、具体的な施策例としてずっと上げておりますが、これをもっともっと4月以降、議論をさせていただいて、これにもっと盛り込むべき項目があるのか、あるいはもう少しわかりやすくしたほうがいいのではないかということを議論させていただきたいと思います。それと並行して、人口ビジョン、あるいは基本的な姿勢、基本的な方向、目標も議論させていただきたいと思っています。
 その人口ビジョンですが、5ページ、6ページに上げています。これも2月12日の全員協議会で説明させていただきましたが、この将来推計人口の試算をもとに、では何年まで、例えば2040年を目標として、こういうのでやっていこうと、それによってどういう姿を持っていくのだろうかということもまとめ上げていきたいというふうに思っております。
 7ページですが、今後のスケジュールです。何度か申し上げましたが、4月以降につきましてのスケジュールですが、鳥取創生チーム、これは東、中、西で開いていますが、意見交換、あと市町村、あとは産学金官労言という形で、関係団体、あるいは女性、若者を含む意見交換をさせていただきたいなと思っていますし、その中で、人口の目標等の検討、あるいは具体的施策をもっと練り込んでいくということで、総合戦略の案をつくっていきたいなと思っています。最終的には9月の議会の冒頭にお話しさせていただいて、10月に完成させていきたいというふうなスケジュールを考えております。

◎上村委員長
 それでは、今までの説明につきまして、質疑等がございませんでしょうか。

○山口委員
 今、石破創生大臣が各自治体に計画を求めておるわけでしょう。なかなか思いどおりにいっておらんと、こういうことなのですけれども、各市町村も自分たちの戦略を考えておるわけでしょう。そういうことをベースにしながら、鳥取県版としてつくるのかな。各自治体によって状況が違うのでしょう。どういう形で整合性を持って対応するかと、こういうことが一つ。
 2つ目は、地方創生に対する独自の予算。予算がかなり伴うものです。どういう形で要求するのか。国がどう対応しようとしておるのか。まずそれについて。

●岡﨑未来づくり推進局長
 2点。市町村との関係、整合性という御質問です。現在、冒頭にお話ししましたが、市町村とともに今つくっております。市町村の皆さん方の検討と我々とはほぼ並行してやっているという認識でおります。ただ、中には県よりも先行しながらやっているところと、あと県の状況と比べながら検討しているという、1歩2歩の前進、あるいはちょっとおくれている部分があるかもしれませんが、それも全体としては、今月中に創生本部とか創生会議を市町村の皆さんが立ち上げます。4月も同じような形で並行しながらつくり上げていこうと。我々の気持ちとしては、市町村の皆さん方の検討途中の戦略と申しますか施策も組み込みながら、県の総合戦略に反映していくという形で思っていまして、今、大体並行して進めるスケジューリングになっています。我々としては、大体10月をめどに策定するようにしていますが、ほぼ19市町村、並行して10月ごろには策定するという形で今調整されています。これが第1点目です。
 第2点目は、地方創生に関する予算の関係です。2月の経済対策では、14カ月予算として、26年度、27年度の事業についての交付金が当たるようになっています。そして、今、300億円の国の留保がありますが、これも27年度分として、これからになりますが、交付決定の手はずになると思います。ですので基本的には26年度、27年度の地方創生の国の交付金というのは手当てをされているという形になります。今回つくっています総合戦略は28年度からの5年間になりますので、今の交付金は先行型の交付金ですが、本格的な交付金というのは28年度から開始するということで予定されています。

○山口委員
 私が申し上げたのは、各市町村、自治体、全然環境も違いますし、背景も違いますし、そういう中で、鳥取県版として一つにまとめてやるのか。どういう形で今後やるのか。でも地域の特性というものを認めなければならないわけです。本当いうとそれが本来の地方創生の原点だと、こう思っておるのです。だからそういうものを県全体として一本化してまとめていくのか。地域に個性のある、独創性のある対応を求められておるというのが地方創生の原点ではなかろうかと、こう思っておるのです。

●岡﨑未来づくり推進局長
 おっしゃるとおりです。この地方版の総合戦略というのは、各自治体がまとめるものなのです。ですので市町村は市町村ごと、各自治体ごとに総合戦略をまとめ上げられます。それを我々は県としてお手伝いできるところ、あるいは支援するところ、応援するところ、そして一緒になってやろうというところはいろいろ議論しながら鳥取県の総合戦略の中に盛り込んでいくということになりますので、市町村の独自性をきちっと尊重しながら、県としては応援する体制をつくっていきたいということです。ですので市町村のものも全部まとめて鳥取県がつくってしまうという考えではありません。そのためにも、東、中、西部で今開催しています鳥取チーム会議というのは、コンシェルジュもつけましたけれども、市町村を応援するために中に入っていっていろんな議論をさせていただいているというふうな体制をつくっております。

○山口委員
 各市町村で共有するものがありますな。例えば教育の問題であるとか。こういうものはやはり一つのものにして対応すると、それからまた地域ごとに対応しなければならないものは地方ごと、そういう形で峻別して、地方に責任を持たせる。あるいは逆に言いますと、実行する場合においては財源を配分していかなければいけないし、あるいは権限の問題も出てくると思いますけれども、そういうものをやはりきちんと整理しなければいけないと思います。

●岡﨑未来づくり推進局長
 地方創生の関係では、権限の問題と連携の問題があると思います。これを進めるに当たって、例えば分権と分散という話がありますけれども、やはり分権も進めなくては、規制緩和ももちろん含めてですが、地方の独自性といいますか、地方創生はなし得ないというふうに思っていますので、これはしっかりと進めてまいりたいというふうに思っていますし、ことしですけれども、地方分権の提案募集をやりましたけれども、来年度も同じように地方が手を挙げてというか、提案募集という制度が始まりますので、同じような形で地方分権の形も一緒になって進めてまいりたいと思います。
 あと、連携の話がありますけれども、これは単独の市町村のみではなかなか難しい課題があります。これは市町村ごとの連携ということももちろんできるようになっていますし、県としても広域行政としての考えも入れ込みたいというふうに思っています。

○山口委員
 やはり地方創生の原点というのは各自治体にあるわけで、地域にあると。それで共有するものは共有していくと。各自治体がやらなければならない責務がありますし、権限もありますし、そういうものをきちんと整理して対応できることが地方創生につながるのだと思います。

●岡﨑未来づくり推進局長
 おっしゃるとおりであります。そういう理念と信念を持って進めてまいりたいというふうに思っています。

○稲田委員
 まずお聞きしたいのが、そもそも鳥取県地方創生総合戦略なるこの骨子、こういう形で出てきた発想の原点というのは一体何なのか。まずそれを1点伺いたいと思います。
 なぜこういう質問をするかというと、今、自民党が政権与党なわけですが、これは山口委員もよく御存じですけれども、県連にも地方創生本部なるものが立ち上がっておるわけですね。創生本部の本部長が県連会長ということになって、届けが党本部のほうにも出ておるわけですね。一つそういうような問題もあって、この地方創生戦略というものがいわゆる内閣から出ておるわけですから、それを支える政党の物の考え方というのもあるわけでしてね、そういった部分からいうと、これをつくられたことについて、政党としての、自民党でいえば県連なのですが、県連の意向というものも聞いてこういうことをずっとやっていかれたのか。いやいや、そんなことはしていません、純然とした行政サイドでやっただけですとおっしゃるのか。その辺のことも含めて、いわゆる発想の原点を一体どこから求められたのか聞きたい。まず1点。
●岡﨑未来づくり推進局長
 今回まとめ上げましたのは、中身につきましては、施策の具体例ということでまとめております。ですから、素案骨子という名前はついていますけれども、基本的には具体的な施策をどうしていこうかということでして、この発想は、まず具体的な議論をスタートしたいということでして、市町村の皆さん方とともに、何ていいますか、基本姿勢とか基本的な方向というのは大体国の中でも出ていますので、そこから始めるのではなくて、地域の中での具体的な議論のたたき台としていただきたいということで、こういう形で2月12日の具体的な事業例とか、今回のまとめたものもそういう形になっています。発想としては、市町村の皆さん、団体の皆さんにとっての議論のスタートラインにしたいというのが一つです。
 先ほどおっしゃいました自民党県連の中でも地方創生の関係で立ち上げられたとなっていますけれども、それももちろん承知しています。それも議論の中で一緒になって、これからいろんな提言をいただけると思っていますので、一緒になって議論させていただきたいというふうに思っています。

○稲田委員
 局長、私が聞いているのはね、私の質問に対する当たっている部分もあるのだけれども、当たっていない部分は、これは誰がまとめたのだろうか。何を根拠にこれをまとめられたかということを聞きたいわけです。

●岡﨑未来づくり推進局長
 これは、我々未来づくり推進局でまとめました。この根拠と申しますか、これは各団体との意見交換、市町村との意見交換、そして各部局とのやりとりの中で、現場サイドに立ったものの、こういうものが必要だろうということでまとめてといいますか、吸い上げていってといいますか、議論をして、こういう形で分類しました。我々未来づくり推進局がまとめていったということであります。

○稲田委員
 そうすると、局長、市町村の意見も聞いたということですか。市町村の意見も聞いてみた。その意見を吸い上げて、それで未来づくり推進局がこれを全部まとめたということですか。

●岡﨑未来づくり推進局長
 そういうことです。

○稲田委員
 そうすると、政党の例えば県連の意見というのは、創生本部があることは知っているけれども、それの話は聞いていないということだよね。


●岡﨑未来づくり推進局長
 厳密に言えばそういうことになります。

○稲田委員
 なるほど。わかりました。
 もう1点だけ。いつものように言えばね、局長、ちょっと文章を直そう。3ページ、鳥取にはあたたかくて強い人と人とのつながりがあります。意味は通じるけれども……。

◎上村委員長
 きずな。

○稲田委員
 きずながあります。意味は通じる。何を言わんとしておるかわかるけれども、文章としては滑らかでない。鳥取にはあたたかい人と人との強いきずながあるのだということでしょう。これだと強い人という文字がばっと目に入ってくるのだよね。だからこういう文章をつくるときにはやはりこういうところにも気をつけてもらいたい。それが1点。
 4ページ、住まいと働く場が近いことにより生活時間の余裕が持て「スローライフ」など魅力ある生活スタイル云々というところは、住まいと働く場が近いことにより、点、句点を打つ。そして時間の余裕が持てるスローライフなど、その時間の余裕をさらに細かく説明をする意味で、スローライフなど魅力ある生活スタイルが実現できます。こういう文章にしないといけないと思う。
 ほかにもあるよ。ほかにもたくさんあるけれども、きょう指摘するのはこの2点にとどめたいと思います。なぜかというと、あくまでも骨子案だから、これから直していくのだろうと思うのだけれども、ほかにも言いたいことはいっぱいあるけれども、きょうは文章のその2点だけちょっと。

●岡﨑未来づくり推進局長
 ありがとうございます。この文章の中には、必ずしも文章として正確になっていない部分が私自身もあると思っています。例えば表題につきましてもいろいろ御意見があるかもしれません。ちょっと冒頭申し上げましたけれども、人に訴えていくという観点が私も強かったものですから、そういう感性的なものを初めに持ってきて、文章の構成といいますか、そのあたりはこれから、感性はもちろん大切ですけれども、文章の構成も考えていきたいなというふうに思っています。ありがとうございます。

○森委員
 この骨子を見させていただいて、総務教育常任委員会の中でも報告いただいたのですけれども、そのときには発言しなくて、ここだけで発言してちょっとあれですけれども、やはり人口減、総数が減になっていくという視点、それから若い人が減っていく、子供が減っていくという視点で、若い人が社会減にならないように働く場をつくっていくというような、大体そういうようなことでつくってあるのですけれども、例えば6ページの人口シミュレーションの結果概要というところを見ていくと、それだけではなくて、この真ん中の高齢化率の推移というところを見ていただくと、現行が28.2%の高齢化率、国の試算でいくと38.2%、10%上がっているのですよね。これは何を意味しているかというと、今でさえ介護保険の施設に入れない人が、順番待ちの人がたくさんいる。それから、今は高齢者の方々が病院で亡くなるという現状ですけれども、これからは病院のベッドも足りなくて、家庭で亡くならなくてはならないというようなことを私は医師会の会長さんから伺いました。そういうことも含めて、高齢者がふえていくということについての対策というのでしょうか、高齢者が幸せに暮らしていけるといったところの視点がここに、それは今からつくっておかないと間に合わないことになるのではないか。
 この委員会の中で伊藤委員がおっしゃいました。健康寿命を延ばすことなのだということをおっしゃって、この委員会の提言の中にも入っていますけれども、私はすごく重要な視点だと思っていて、10%高齢者の皆さんがふえていくということになると、介護費用がもうばんばん上がっていきますし、それから今の医療保険もがんがん上がっていくわけですよね。それが今の若い人たち、65歳以下の人たちに全てかかってくるというようなことでは、とてもこの鳥取県の中で豊かな暮らし、幸せな暮らしになっていかない。そこのところへの対策みたいなことを中・長期的な視点で物事をつくっておかないといけないのではないか。そのためにも伊藤委員がおっしゃっていた予防ということですか、介護予防、あるいは健康寿命を延ばしていくためのいろんな施策、そういったものが私は重要でないのかなという思いがあって、この中にどういう形で入れていくのかは検討していただきながら、そういった視点を入れていただきたいなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。

○安田副委員長
 私も森委員と同じく、総務教育常任委員会でこの骨子案を見せていただいたときから、今、私、少子化も非常に大きな問題で、きょうの特別委員会で提案もさせていただいているわけですけれども、一方で、高齢者の多さということに対する、何ていうのですか、大変な事態であるという認識が大変強うございます。この地方創生とこれは無関係ではない話でありまして、この中にどこに高齢者の話が出ているのかと思ってずっと探しましたら、3ページに唯一「高齢者」という言葉が出ているのですね。若者、女性、高齢者、障がい者などの多様な主体の活躍の促進という、人財とっとりの中に出てきている。「高齢者」という言葉がそこに1回だけ登場するのです。
 やはり、今、森委員が言われた、そういう意味合いでの高齢者対策、医療、介護をどうするのだという、その手当てとしての高齢者対策。一方で、私は、高齢者が高齢者として意味を持ってこの社会に生きていることの意味、存在することの意味は、どの時点で、どのレベルで、どの領域で認められるのか。とにかく現況は厄介な存在ということに、汚い言い方ですけれども、介護保険がどうの、医療費がどうのというと、そういう存在になる。だけれどもやはり命を全うするまで一生懸命頑張って生きていらっしゃることの意味を伝える、受けとめることができるのはどういう暮らし方なのか。そこをこの地方創生の中に織り込まないと、鳥取は、何か今の局長の話では大いなる自然があって、ぬくもりのきずながあって、ゆったりと暮らせてといういいことずくめなのですけれども、非常に重たいそういう高齢者が老老で、老老世帯は必ず独居老人世帯になって、独居老人世帯は病院に行ったり施設に入ると空き家になります。空き家は必ず廃屋になります。地域の衰退になります。そういう大きな問題にもつながっていく。そこのところをどう見据えるのか。そこの視点をお聞かせ願いたい。

●岡﨑未来づくり推進局長
 おっしゃる意味は私もよく理解していまして、人口減少社会に対応するための一つの大きな課題だと私は思っています。この特別委員会の中でもそうだと思いますが、一つは、人口減少を食いとめるという対策、もう一つは、人口減少の中でも生き生きと持続的な社会をつくっていくと、この2つの視点があると思います。今、森委員と安田委員がおっしゃったところは、人口減少社会の中でも生き生きと持続可能な社会をつくっていこうという視点の中での大きな課題だと私は思っています。
 高齢者の関係ですが、確かに言葉としては、安田副委員長がおっしゃった、名前はここしか出ていませんが、基本的には考えていかなくてはいけない問題だと思っています。人口ビジョンをつくっていく中で、きっとそういう視点も取り入れながら、総合戦略の中に反映させていくということだと思います。具体的には、高齢の皆さん方が介護保険とか医療にかかる前、ピンピンコロリという話がありましたけれども、元気な高齢者がまずふえることというか、持続すること、そしてその高齢者の活躍の場を持って、役割を持って生き生きと人生を送っていただく、こういう形の視点が要ると思います。それが、1回しか出ていませんが、活躍の場づくりというふうに思っています。そのためにも健康ということは大切だと思います。健康というのは、高齢者だけが健康であればいいのではなくて、これは小さいころからの健康教育といいますか、その取り組みが必要だと思っています。これは全てのことに当たると思いますので、そういう視点もこれから考えていって、政策づくりに反映したいというふうに思っています。

◎上村委員長
 よろしいですか。答弁について何かありましたら。

○森委員
 ぜひお願いをしたいのです。
 それで、1つだけ提案なのですけれども、増田レポートもそうなのですけれども、小さな拠点といったところにいろんなものを集約して、まばらに住んでいると効率が悪いので、小さな拠点に集約していって、そこに集中して住んでもらおうみたいな、こんな話なのですけれども、知事も本会議の中でそれはいけないのだと、そういう形にはしないのだというふうに答弁がありましたので、それでいいと思うのですけれども、現在中山間地で本当にまばらに住んでいて、一方で、高齢者だけで住んでおられるところがどんどんふえてきているわけですね。そこにいくと、高齢者の車の運転の問題なのですね。今は、議会の中でも議論されているのは、高齢者は危ないので、免許を返した人には何か恩典があるような形にして、どんどん免許を返してもらおうみたいな、そんな議論があるのですけれども、逆に、少しでも長く運転をしてもらって、自立をしてもらうための、そういう運転の講習とか、そういったものをやって少しでも長く運転してもらおう、少しでも長く自立してやってもらおうというような形で、例えば講習をただにして、いつでも来てもらってもいいよと、もしそれで不安になるようだったら自分で判断して免許を返してくださいと、そういうような形がどんどんどんどんできて、長く運転できて、長くそこに住んでもらってというようなことが何かできるといいなというような私は思いがあって、具体的なそういった施策みたいなことも検討してもらえたらなと思うのです。
 コンパクトシティーとかという言葉があって、何か本当にまことしやかに小さな拠点のところにマンションをつくって、奥に住んでいる人はそこに住んでもらえばいいのだみたいな話がありますけれども、高齢者は1週間入院すると認知症になって帰ってくるみたいなところがあって、そういったところに例えば入れば、元気だったのに介護保険の対象になってしまうみたいなことになってしまって、今住んでいるところに生きがいを持ってずっと住んでいく。長く住んでいただくためにどうしたらいいのかみたいなことを、そこには介護の問題とかいろんな問題が出てくるのですけれども、そこに住んでもらうことによって長く幸せに住んでもらえるのではないかというような視点での事業のことを考えていただけたらと。これは提案ですので。

◎上村委員長
 提案について何かありましたら。

●岡﨑未来づくり推進局長
 おっしゃることはよく理解できます。コンパクトシティーといいますか、効率性だけを求める施策というのは私もくみしない考えであります。おっしゃるように、その地域で希望される方はその地域できちっと住めるということがまず第一だと思っています。そのための施策というのは、今、一つ提案いただきましたが、やはり市町村と一緒になって、その地域ごとの課題もありますので、考えてもらいたいというふうに思います。

○伊藤(美)委員
 局長、これをこの間もらって、しっかり読んでみたのですけれども、今、村々を歩いてみると、僕は、我が村は美しくというか、我が集落は美しくと自信を持って言えるところといったらほとんどない。この4年間で大分変わってきておる。今ではひさしを折ったのは当たり前、天井がずれ落ちたりするのが必ず集落の中に何戸かある。僕はヨーロッパに1回行かせてもらったときに、やはり原点は我が村は美しくという、大自然をうまく使って、そして農地も、集落も、町も、本当に誰が歩いても我が村は美しく。美しい町、村の発想というのがここでは大いなる自然の恵みという格好でまとめてあるみたいですけれども、これが例えば10年単位で今のまま進むと、集落の15%ぐらいそういう家ができてくるのです。塀が落ちた、こんなところが。そうすると、鳥取県の将来というのは、全国に雄たる我が村は美しくと。林業などでも、森林などにも意見があるのですけれども、里山はごちゃごちゃになっておる。汽車に乗ってみて。山陰線を。奥のほうの山はきれいになっておるかもしれないけれども、そこのところは竹はやぶ、なにはやぶ、みんな耕作放棄地。美しい話ではない。天皇陛下が来られて手を振られて恥ずかしかったのは、同じ列車に乗りながら手を振っておられるのですけれども、本当にこれきれいなのかなと思ってね。やはり皆さんが鳥取県に来ていただける、それにたえるような、そういう我が村は美しくだとか、我が町は美しくだとか、市街地も空き家がいっぱいあって。だから何かそれを創生の一つの対策というか対応というか、それの中に織り込めることができないのかなと。この4年間でぐっと進んでいますよ。空き家ぐらいはまだいいです。朽ち始めた空き家というか、それはやはり物すごく美しくどころではない。

○山口委員
 ここの委員会というのは、今、人口減少社会という形で対応しておるわけでしょう。だから総合的に判断しないといけないということで、もう一つ私は局長に、現状をきちんと認識した上で、将来どうあるべきかと。これは人口の構成の問題もありますし、それから地域の問題もありますし、そういう分析をきちんとしながらどういう形で将来像を描くかと。私どもの意見も言いますけれども、こういうのがあなたたちの対応ではなかろうかと、こう思っておるのです。きょうは人口減少社会という特別委員会ですから、総合的に今言われたようなことに対応していくと、こういうことをひとつやっていただくと。それで、商工労働部長、いろいろおられるのですから、それぞれの分野を総括しながら対応していく。本当に商売が成り立つのか、企業が本当に、こういうことを総合戦略の中でやっていく。鳥取県の背景は今書いてあるとおりですけれども、そういうことをやっていただくということだと思います。現状をきちんと認識した上で、あるいは将来を見据えて、こういう形の将来像になる。そのためにはこういうことをやらなければいけないと、こういう対策を打つということではないかな。

○稲田委員
 今の山口委員の意見に関連してですが、要するにこの文章は、局長、これはどこどこに、人口減少の特別委員会のほかにはどこにこれは説明されているのですか。

●岡﨑未来づくり推進局長
 きのうの常任委員会。

○稲田委員
 常任委員会全部。

●岡﨑未来づくり推進局長
 総務教育常任委員会。

○稲田委員
 総務教育だけか。そうすると、人口減少の調査特別委員会にこの資料が出たということは、その視座と視点が人口減少社会、ここにやはり視点と視座を置かないといけない。それでもってこれを見なければいけない。確かに表題は地方創生の総合戦略になっておるのだけれども、人口減少社会調査特別委員会としての視点と視座でこれを見ていかなければいけないということだよね。

●岡﨑未来づくり推進局長
 それは私がお答えしていいのでしょうか。

○稲田委員
 それを踏まえて議論しなければいけないわけだよね。

●岡﨑未来づくり推進局長
 先ほど一番冒頭に申し上げました。今回、ここの特別委員会に私が説明させていただくのは、地方創生と人口減少社会、これはコインの裏表の関係ということで、大多数部分といいますか、相当部分の施策が人口減少問題の施策にかかわってくるということで、今回御説明させていただくという趣旨であります。
 次に、人口の現状とか将来的な見込みといいますか、それにつきましては、人口ビジョンというものをきちっとつくっていって、またそれを踏まえて総合戦略という5年間の戦略をつくっていくという形になりますので、人口ビジョンにつきましては人口将来推計しかまだお示ししていませんので、これから人口ビジョンの形をつくっていくことになります。
 私の想定としましては、人口ビジョンというのは、まず現在の人口状況とか、あと課題とかいうものを示した上で、それを将来展望として、目指すべき将来の方向というものを描いていこうと思っています。その中では、例えば若い世代の結婚とか子育てとか、そういう希望をかなえるようなことにやはり持っていかなければいけないだろうということが一つと、2つ目に、人口減少というか、活力の話もありますので、鳥取県への回帰といいますか、移住定住といいますか、そういうものをやはりきちっと強力に加速化していこうということ。3つ目なのですが、多様な価値観というのが今出ていますので、活力あるような地域、これが高齢化の問題であったり、男女の問題であったり、そういうことになってくると思いますけれども、そういう形のものも盛り込んでいこうかなというふうには考えております。
 あと、伊藤委員からの話がありましたけれども、我が地域は、我が村は美しいという、今の現状として見れば確かに廃屋とか、耕作されていない土地も見受けられて、例えば20年、30年前に比べたらちょっと残念な結果になっている部分が私も多々目につきます。ではこれをどうしていくかといったときに、今のお住まいの方々が自分たちが自分の村は誇れると、美しいところがあるというためには、まずそこを持っていただくような形での誘導策があるのかなと。そのためには、まず現状をきちっと議論させていただきながら、ではここの元気をつくるにはどうしたらいいかと。これのための一つのツールとして、地方創造シートというのをつくったわけですね。
 一番端的な言い方、これは極論ですけれども、若い夫婦世帯が1組、例えばUターンで帰ってくるとか、あるいは地域おこし協力隊で入ってくる。そしたら地域がまさしく変わってきているのですね。よく引き合いに出されているのは島根県の海士町ですけれども、町長さんはともかくとして、入ってきている阿部さんとか、NPO法人とかつくっている人たちは、そこで若者たちが自分たちのこととして地域の人たちと一緒になって動いてきていると。これはもちろん1年2年でできるものではありませんけれども、そうすれば地域の人たちが輝いてきたということですね。そうすれば、シャッター商店街が、シャッターが上がっているところもいっぱいできていますが、美しくなってきていますね。ですのでやはり地域にお住まいの方たちと、その方たちを支えるというか、一緒になって取り組んでいこうという人たちをつくっていくと、そうすれば地域は確実にもう1回輝きを増してくるという実例が全国多々あるところですので、そういう形での地域の総合戦略と申しますか、市町村とともにそういう戦略はつくってまいりたいというふうに思っております。

◎上村委員長
 今の答弁で何かありませんか。

○山口委員
 一つだけ。本当に人口が40何万人になったと、こういった場合において、地域社会がどういう社会になるだろうかと、まずそれを想定して、描いて、私は対応するべきだと思います。農村はどうだ、都市部がどうだ、人口の構成が地域によってどう変わるかと、こういうことを描いて、危機感を持って対応しなければならないと。現状をまず、それから20年先、30年先は人口が減ったらどういう社会になるかと、こういうのをきちんと想像して、それに歯どめをかけるにはどういう対策をやったらいいかと、これが私は原点ではないかと思います。違うでしょうか。これをまずやっていくと。本当に44万か何ぼになると、こういった場合においては地域がどうなるだろうか、商店街はどうなるだろうか、若い者はどうなるだろうかと、こういう分析をしてみて、どういう形で人口減少社会に対する対応を考えていくかと、これが原点ではなかろうかと、こう思っておるのですが、県民の皆さんとそういうものを共有しながら、地域の皆さんもそういうものを理解しながら対応するという、本当にそれを一つ思います。今、伊藤委員が言われたな。このまま放置すれば20年後は地域はどうなるだろうかということをまず想像して皆さんに訴えていくと、これが私は一つの原点ではないかと思います。その中で高齢化社会になって誰が支えていくのだとか、いろいろ問題が起こってくると思います。その問題をやはり一つずつ提起して、それに対する対応をつくっていくというのが私は地方創生につながる一つのプロセスではないかと、こう思いますが、どうでしょうか。

○稲田委員
 関連。だから局長、やはり全体的に、細かい文章はいいのだけれども、この表題となる文章や言葉が余りにもポエトリー過ぎるわ。私はもっと深刻な問題だと思うよ。事実。人口減少になれば担税力の問題だって落ちてくるのだからね。だからそういうようなことから考えれば、本当にその自治体が自治体として成り立っていくかどうかという瀬戸際にあるぐらいな気持ちで見てみると、ちょっと表題となる言葉が詩的に過ぎるような気がするのだよね。
○山口委員
 だから現状と、将来今のままで推移したらこうなると、こういう社会をまず描いて、それに対する対応を求めていくと、こういうのが必要で、地方創生の原点だと思っておるのですが、どうでしょうか。

●岡﨑未来づくり推進局長
 県として人口ビジョン、そしてそれに基づく5年間の総合戦略、これをつくってまいります。それともう一つ、実は市町村も人口ビジョンをつくるようになっているのです。

○山口委員
 そういうことはいい。

●岡﨑未来づくり推進局長
 ですからそういう現状と分析、地域ごとの描く姿というのは、市町村も一緒になって具体的につくっていくということになります。大きなマクロ的な現状分析はもちろん県がします。そして地域ごとの細かいことにつきましては、将来の絵を描くことも、これは市町村も一緒になってしますということですので、徐々にそれはお示しできるものだというふうに思っております。

○山口委員
 わかっておりますよ。だけれども県民の皆さんがそういうものを共有しなければ、協力しなければどうにもならないわけです。本当に農村社会が崩壊してしまうと、そういうことになりますと人口が減るわけですから、鳥取の商店街、これもどんどん消滅してしまうわけです。だから本当に人口が減少して44万人になったら鳥取県にどういう問題が生じるのか。農村社会ばかりではないです。それによって本当に地域が守れるのか、あるいは自然環境が守れるのか、こういう問題をやはり一つずつ皆さんに示して、こういう形になるのだよと、そういう形で意識改革をしながら対応していくと、これが私たちは地方創生の原点だと思っておるのですが、違うでしょうか。

◎上村委員長
 初めに現状分析か何かを……。

○山口委員
 現状分析と将来像を、そのままいきますとこういう形になるのだよと、こういうやはり訴え方をしながら協調して対応すると。市町村は市町村で。

●岡﨑未来づくり推進局長
 了解しました。それにつきましては我々もきちっと対応してまいりたいというふうに思っています。済みません。今回お示しできていませんけれども、これからお示しできるような形で努力したいと思っています。
 もう一つ、文章の書き方につきましては、確かに私としては牧歌的な形がするなというふうに思っていますけれども、しっかりと検討してまいりたいと思います。

◎上村委員長
 頭の中に入っておるのですから、だからやはりここに初めに問題点を。
 ちょっとよろしいですか。商工労働部長がせっかく来ておられるのですけれども、一応雇用を1.0ということにしているようですけれども、給料も安いと。報酬がね。そういうこともあり、自分が満足できる企業に入っているかどうかですね。公務員の世界とかは別にして、民間企業の底上げについてもやはりどこかに入れなければいけないのではないですか。どう思われますか。

○山口委員
 ここでそういう議論をするのではないです。ここでは意見を聞くだけです。そうでしょう。

◎上村委員長
 岡村部長はどう考えておられる。

○山口委員
 稲田幹事長が言いましたけれども、実は私どもが今考えておることは、農村社会がどうなるだろうか、あるいは商売がどうなるだろうかと、そういう多角的な問題を今取り上げてやっているわけです。例えば、今、伊藤委員が言われたように農村社会が力を失うと、あの山は、あの川は、山というのは治山もありますが、誰が守るのでしょうか。地域をどういう形でやるべきかと、こういうやはり切実な問題として認識をするような形で共有しなければならないと思います。これは山間地域だけの問題ではないです。商店街だけでは商売ができなくなりますよ。本当にそうです。山を誰が守り、農道を守り、治山をどうやるとか、用水路をどう守るとか、そういうことを真剣に考えていかなければ本来の地方創生につながらないと思っております。

◎上村委員長
 それについてどうですか。
 関連ですか。

○森委員
 ちょっと農地の話が出ましたので。安養寺さんがおられますので。今、不在地主がふえていまして、中山間地でどんどん高齢者の方が亡くなっていくと、相続という形で不在地主になっていくわけですけれども、これが今、独居の御老人がおられるところは、ほぼ必ずと言っていいほど不在地主になっていくのですけれども、これが中間管理機構でうまく処理ができるからいいではないかという話になっているのですけれども、ところが実際には担い手とかでないから、その地域の中では中間管理機構を使って借りることができないみたいなこと、それからそこには担い手がいなかったりするみたいなことがあると、そこの農村社会がまた遠くの人が時々来てつくっているみたいなことになっていくとおかしなことになっていくみたいなことがあって、その手続さえもその地域の人たちが、遠くにいる人なので、どこにいるかもわからない、連絡もとれないみたいなことになっていて、農地がそこにあるのにもかかわらず、手が出せなくて、そこがとんでもないことになっていくみたいなことにこれから急速になっていく可能性があって、この不在地主対策みたいなことも何らかのことをやはり考えていかないと、一気にこれは進むことだと思いますので、何らかの形の対策を考えていただきたいなと思っております。

○山口委員
 もう一つだけ。うちの幹事長が言いましたけれども、今言われたことを私は今、自民党でまとめております。中間管理機構で大規模化できる、農業で生計が保てるということで、あとの者はどうするかと。対象から外れて、もうかるところしか手を出しませんということで、山をどう守るか、用水路をどう守るか、森林をどうするか、こういうことを今ちょっと2人でまとめておるのです。だけれどもここはそういう特別委員会ではないものですから。

○藤井委員
 40万という数は大変な数ですよね。それを想像するというのは大変な苦労だと思いますよ。悲観的なことをたくさん並べる傾向が強くなりますけれども、やはり夢を描いていくという、さっき言った標語、ポエトリー的なという話がありましたけれども、そういうよい面を探そうとして書かれた面もあるわけですよ。そういうことは一つ肯定していかなければならないというふうに思うので、反面は、ここはひとつ皆さんの提案をよく吟味して、明るい未来を想像してみたいというふうな気がしていますけれども。

●岡﨑未来づくり推進局長
 ありがとうございます。

◎上村委員長
 よろしいですか。

○伊藤(美)委員
 20世紀の後半には21世紀の展望というものを描いたと思うけれども、そのときに、さっき山口委員が言った、21世紀の農村には多様な機能があるはずだと。それがこのたびはその農村社会の多様な機能みたいなものがない。それで中間管理機構を使ったり、大規模化したり、効率化したりは出てくるのだけれども、農村にはそういうあれでないところの機能がいっぱいある。だからそれをやはり頭に入れておかないと、農村社会は今のままでは崩壊してしまう。だから今のままではどうなっておるかなというのが欲しいなというのはそこだ。

○山口委員
 またしゃべり過ぎですけれども、もう一つの大きな要素というのは、今、世界的な大競争時代に入っておるでしょう。その中で生き残りをするということは大変なことです。それから、さらに地球温暖化というのがどんどんどんどん進むわけです。二十世紀とか柿とか、これが特産品として消滅する可能性があります。だからやはりそういうものに対する未来型の対応をする。農村社会に対する、農業に対する対応も考えてもらわないと、これは恐らく20年30年も先になりますと、温暖化が進む可能性があるわけです。そういう中で農業が本当に生きていけるか。世界的な競争の中で。世界的な視野で対応しなければならないものもあるわけです。そういう視点をもう一つ。

○稲田委員
 もう1点は、それぞれの自治体が総合戦略を出していくわけでしょう。そうなると、いわゆる地域間の競争も行われるのだというようなことも言われていますよね。同じような施策が出てくるわけだから。この中で、今のところ我が鳥取県は大いなる自然の恵みとぬくもりとゆったりとという表題がついて出てきているのだけれども、この中での目玉は一体何だろう。何だと思いますか、局長。鳥取県のいわゆる地方創生総合戦略の目玉は何。

●岡﨑未来づくり推進局長
 今回まとめ上げているのは、鳥取県の強みとして挙げられるもの、それを希望を持って進めていけるものということで、大きく分けて3つあるだろうと、それが今おっしゃっている自然ときずなと時が違うと、そういうことで強みとして上げていて、これをやはり皆さん県民も含めてアピールしていきたいなということであります。ですから悲観的なことを余り上げるのではなくて、今回施策の例としては、そういう強みをまとめ上げていってやっていこうと。自然は、日本国中あるわけです。ですけれども、鳥取としてはどうかというと、例えば砂丘を含めてのジオパークであり、大山、三徳山とかいうのもあり、あと海と山が非常に近接していて、シーズンを通してそれが一つの時間的な制約なしに楽しめるとかいうような特徴は、我々県民ははっきり言ったら知らないかもしれないのですね。全国と比べて。それをやはりもっとPRしていきたいというのが一つあります。
 きずなというのは、どこの地方も地方に行けばきずなはあるはずですけれども、その特徴的なのは正月の大雪のときの鳥取県の住民の皆さんの対応、これはやはり全国に誇れるものだと。その誇れるものが実は今、あいサポート運動ということでかかわってきている。これも全国に誇れる。これらはやはり強みとして上げていこうということです。
 あと時間というのは、職住近接ということがありますけれども、都会での本当にせわしない仕事の場、生活の場、鳥取はそうでもない。それはやはり今の価値観、東日本大震災の結果あらわれた多様な価値観を満足させる地であろうということでして、この3つのことを今考えてまとめているということです。またこれにつきましては今後議論を重ねていってまとめていきたいと思っています。

○藤井委員
 やはり若い人の知恵に期待すべきだと思いますよ。例えばあれもこれもだめになってしまうと言うけれども、技術力だとか、知恵だとか、いろんなものが出てきますよ。それが人間ですから。そして今日までそれをやってきてここに至っているわけで、解決できないものはないと思いますよ。だからあなたがこうして詩的に書かれたことは、悪いことではないです。いいことだと思いますよ。

◎上村委員長
 時間が参ったのですけれども、御意見も尽きたということで、次に行かせていただきます。
 本委員会の廃止についてであります。議員の皆様の改選期となりますので、本特別委員会を廃止したい旨、議長に申し出ることに御異議ございませんでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、その他ですが、ありませんか。
 御意見が尽きたようです。執行部の皆さんは退席していただいて結構です。委員の皆様はこの場にお残りください。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、本委員会の活動報告についてであります。
 まず、本委員会の活動報告についてですが、本会議におきまして、各委員会の1年間の活動状況について報告することとなっています。本委員会の平成26年度の活動状況につきましては、お手元に素案を配付しておりますが、いかがでしょうか。委員の皆さんに伺いたいと思います。(「少し直したほうがいい」と呼ぶ者あり)もし直すことがあれば、また後ほど言ってください。(発言する者あり)
 では、お任せという御意見をいただきましたので、最終文面は委員長、副委員長に御一任いただくということで御了解いただけますでしょうか。
 以上をもちまして人口減少社会調査特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。

午前11時59分 閉会 
 

 

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