平成26年度決算審査特別委員会議事録

平成27年3月11日会議録

開催概要、資料はこちらです。 
出席者
(28名)
委員長
副委員長
委員
福間 裕隆   
坂野 経三郎 森  雅幹
砂場 隆浩 市谷 知子
錦織 陽子 内田 隆嗣
福田 俊史 浜崎 晋一
広谷 直樹 長谷川 稔
谷村 悠介 濵辺 義孝
澤 紀男  興治 英夫
伊藤 保  森岡 俊夫
横山 隆義 伊藤 美都夫
小谷 茂  山口 享 
藤井 省三 稲田  寿久
藤縄 喜和 上村 忠史
斉木 正一 内田 博長
銀杏 泰利   国岡 智志
 

説明のため出席した者 渡部病院事業管理者 山本教育長  森谷文化観光スポーツ局長 松田福祉保健部長  中山生活環境部長 岡村商工労働部長 岸田農林水産部長外関係職員

職務のため出席した事務局職員
  尾坂事務局長 谷口次長兼調査課長、柳楽議事・法務政策課長外関係職員

1 開会 午前10時07分

2 閉会 午前10時24分

3 司会 福間委員長   
4 会議録署名委員 稲田委員 長谷川委員  

5  協議事項
 別紙協議事項記載のとおり


会議の概要

午前10時07分 開会

◎福間委員長
 それでは、皆さん、おはようございます。
 ただいまから決算審査特別委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 最初に、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、稲田委員と長谷川委員にお願いをいたします。よろしゅうございますね。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、議題に入ります。
 初めに、指摘事項に対する対応状況について、執行部から概要説明を求めます。
 これは昨年12月、平成25年度の決算を認定するに際し、今後の行財政の運営に当たり改善する必要があると指摘した事項に対し、その後の対応状況を聴取するものであります。
 指摘事項は、文書指摘7件、口頭指摘12件でございましたが、聴取に当たりましては、口頭指摘に対する対応状況の説明は省略し、文書指摘についてのみ聴取することとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようでありますので、さようさせていただきます。
 また、口頭指摘への対応状況につきましては、お手元に配付している資料で御確認をいただきたいと思います。
 それでは、文書指摘事項に対する対応状況について、執行部の説明を求めます。
 なお、質疑、御意見については説明終了後一括して行っていただきます。
 それでは、最初に、1番、文化芸術推進事業への取組についてを森谷文化観光スポーツ局長に説明を求めます。

●森谷文化観光スポーツ局長
 それでは、資料の1ページをお願いいたします。文化芸術推進事業の取り組みということで指摘をいただきました。
 指摘内容は、アーティストリゾートの補助事業につきまして6カ月以上県内に滞在することを要件にした中長期滞在促進事業の活用実績が上がっていないということで、まずは当面短期滞在事業の補助要件の見直し、例えば市町村を介さない補助制度、そういった形で変更して、受け入れ体制を図るべきという御指摘でございました。
 今後の対応といたしましては、当該補助事業につきまして新年度から補助要件としての期間の区分をなくすということにして、期間の長いあるいは短いにかかわらず支援内容を充実させるということ、あわせまして市町村を通じての間接補助の仕組みを受け入れ団体の直接補助という形に変更することにしたいと思っております。
 あわせまして、市町村あるいは受け入れ団体に対しまして、この制度の紹介あるいは活用を積極的に働きかけるということ、さらにはNPOによります専門機関によるアーティストと受け入れ団体のマッチングを実施するといったような形で受け入れ体制の拡大を図ってまいりたいと考えておるところでございます。

◎福間委員長
 次に、2番、中部療育園について、松田福祉保健部長の説明を求めます。

●松田福祉保健部長
 2ページをお願いいたします。中部療育園につきまして御意見をいただきました。
 中部療育園につきましては、23年度にも文書の指摘をいただいておりまして、それ以降検討を重ねているところでございます。
 24年度から利用者が増加し、予約待合の患者も多いということから喫緊の課題として体制及び施設のあり方を迅速に検討すべきという御指摘でございました。
 今後の対応につきましては、従前の経緯も含めまして御説明をしたいというふうに思います。
 24年度から中部療育園におきましては、総合療育センターの医師に兼務をかけまして、毎月の診療を開始し、24年12月には診察室の防音工事を行ったところでありました。
 24年度最終、2月、3月におきましては、保護者の方々にアンケートを実施したところでございます。25年の8月には、中部療育園の保護者の方などをメンバーといたしました懇話会を立ち上げて、25年度中に2回意見交換を行ってまいりました。
 今年度、1月には改めて県全体の中部療育園を含めた療育体制及び医療との連携のあり方というものについて検討会を立ち上げまして、現在全体会を2回、それから東部、中部での圏域での会を1回ずつ開催をしておりまして、3月末に3回目の全体会を予定しているところでございます。これまでの意見を踏まえた上で、中部療育園の体制のあり方及び施設のあり方について検討をしてまいりたいというふうに思っております。
 具体的には現在中部療育園におきましては、厚生病院からの医師の派遣を週4時間お願いをしているところでございますけれども、これが今後充実した形でできないかということを具体的には検討をしているところでございます。
 予算のほうについては、今のところは反映はございませんけれども、今後の検討結果に伴いまして対応をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

◎福間委員長
 3番、鳥取流緑化スタイル展開事業についてを中山生活環境部長に説明を求めます。

●中山生活環境部長
 生活環境部であります。鳥取流緑化スタイル展開事業につきまして御指摘をいただいております。
 指摘の内容は、緑豊かな鳥取県におきまして殊さらにナチュラルガーデンに特化することなく、ナチュラルガーデンを運営する鳥取市、また民間団体等の主導の取り組みへ移行すべきという御指摘でございました。
 緑化フェアを契機といたしまして、緑化の取り組みは一定の成果等を上げておりますが、総合的な観点から、鳥取の自然を活用した緑づくりをどのように進めていくべきかを念頭に置きながら考えていくことが必要と認識しております。
 このため、平成27年度予算におきましては、造園建設業協会などの緑化活動を支える民間団体、関係団体との連携を重視しますほか、市町村を通じた住民団体等への活動の支援へと重点を移しております。また、事業の展開におきましても民間団体の方々など意見交換の機会を幅広く持ちながら事業の展開を民間の方々とともに進めてまいりたいと考えております。

◎福間委員長
 次に、4番、沖合底びき網漁の存続についてを岸田農林水産部長に説明を求めます。

●岸田農林水産部長
 沖合底びき網漁の存続について、4点御指摘をいただきました。1点目、国が廃止された担い手代船取得支援リース事業の復活を引き続き求めること、それから2点目がもうかる漁業創設支援事業の資金調達の負担が重いということで県独自の制度創設を検討すること、3点目としまして沖合底びき網漁業生産体制存続事業の手続の簡素化を図るということ、4点目が沖底船作業灯のLED化の制度を復活することということでございます。
 まず1点目、2点目、リース事業の復活、県独自の制度の検討でございます。昨年、平成26年7月にリース事業の再制度化、それから補助率の引き上げを国に要望しております。国は、他県ではもうかる漁業創設支援事業を活用しているということで、リース事業の再制度化はしないということ、また漁業者の一層の負担軽減を図るため、もうかる漁業創設支援事業の制度改正を来年度から予定しているという状況になっております。しかしながら、今回国が制度改正をした内容でもなお漁業者の負担が大きいということで、建造は困難な状況になっております。このため平成27年度から県と市町村で上乗せ助成を行って、漁業者の負担軽減を図る制度を創設することとしております。
 また、沖合底びき網漁業生産体制存続事業の機器整備事業でございます。新たに沖底漁業の経営体となる場合には、補助要件等を緩和するなど見直しを26年7月に行っております。
 漁船用LED作業灯の制度につきましては、平成27年度当初予算について制度を復活して、7隻分について助成をすることとしております。

◎福間委員長
 5番、「雇用の質」の確保についてを岡村商工労働部長に説明を求めます。

●岡村商工労働部長
 それでは、5ページでありますけれども、4点につきまして指摘をいただいております。
 まず第1点でありますけれども、企業立地の補助金、正規雇用の促進に着目した制度に改善すべきということであります。
 対応といたしましては、27年度の予算にも提案させていただいていますけれども、補助率の加算に対しまして新規雇用のうち正規雇用が5割以上となる場合のみ適用するとか、情報通信関連の事業におきましても支給者総数を新規雇用者数と同数までに制限するということとしまして、正規雇用を強力に促進してまいりたいと考えております。
 2点目でありますが、技術人材バンクの運営事業は、まだ登録人数が207名ということで、マッチング正規雇用は10名にとどまっていると。その原因を解明して対策を行うことと指摘をいただいております。
 現在これは原因解明といいますか、25年度に立ち上げたばかりでして、まずマッチングよりも最初に登録件数をふやすということに重点を置いております。現在235名の登録をいただいております。目標を300名に設定しまして、今努力しているところでありますが、マッチングは27件、27名、全て正規であります。ここに掲げておりますけれども、新たに補正予算でUターンの人材確保に向けての支援制度を設けておりますので、100名のマッチングを目標に促進していきたいと考えております。
 3番目でございますけれども、補助金の対象となっている研修事業の50人未満の中小企業者も対象にということでございまして、これも当初予算のほうで盛り込んでおります。そのように50人未満の中小企業者も対象とすることとしまして、ただ、そこの条件としましても正規雇用が同数ということで制限をかけて正規雇用の促進を図りたいと考えております。
 最後に、戦略プロジェクトの中で未実施となっている求職者メニューの開発をということで御指摘いただきましたが、26年度におきましては製造業向けのプログラミングの研修を求職者向けに行っておりまして、28名の研修を行っております。27年度も同様に50名の研修を行いたいと考えております。

◎福間委員長
 6番、薬剤師の人材確保についてを渡部病院事業管理者に説明を求めます。

●渡部病院事業管理者
 それでは、6ページをお願いいたします。病院局は、薬剤師の人材確保について御指摘をいただきました。
 内容としては、両病院の薬剤師不足を解消するために退職薬剤師の再任用や短時間勤務が可能な薬剤師の確保、あるいは新たな採用に向けた対策として奨学金制度創設、あるいは研修体系の強化、こういったことを関係部局と連携して対策を検討しなさいということでございました。
 中ほどに今後の対応を書いておりますけれども、病院の薬剤師は、行政の薬剤師と違いまして調剤業務が中心でありますので、来年度からは採用試験の実施主体を人事委員会から病院局に変更いたしまして、機動的な試験の実施体制を構築いたします。あわせまして、薬剤師が国家資格であることを踏まえまして、社会人でも受験しやすいよう、試験科目を現在の4科目から2科目に変更するというふうな見直しを行います。
 あわせまして、募集時には、資格取得計画や資格取得に対する支援策を示す等、県立病院の魅力をアピールしてまいりたいと思ってございます。
 さらに、再任用の働きかけも強化いたしますとともに、非常勤薬剤師の報酬単価についても、民間と遜色ないレベルまで引き上げまして、確保しやすい環境を整備してまいります。
 また、保護者に対しましても就職情報の提供等お子さんの県内就職の働きかけを行いますほか、福祉保健部と連携いたしまして奨学金制度の検討等を行いまして、確保に努めてまいりたいと思っております。

◎福間委員長
 最後に、若手教員の育成についてを山本教育長に説明を求めます。

●山本教育長
 7ページをお願いいたします。若手教員の育成につきまして、教員の大量退職時代を迎える中、ベテランから若手への知識や経験の継承を含め若手教員の資質能力向上をしっかりと図るべしとの御指摘をいただきました。
 同様の課題意識を私どもも持っておりまして、取り組んできたところでございますが、御指摘をいただきまして、なお一層そこにつきまして強化をしてまいりたいというふうに考えております。
 そこにるる書いておりますようなことを来年度実施してまいりたいというふうに考えておりますし、あわせて教育センターの機能、あり方等につきましても来年度しっかりと検討をしまして、さらなる研修機能の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。

◎福間委員長
 御苦労さまでした。
 以上で執行部の説明は終了しました。
 ただいままでの説明に対し、質疑、御意見はありませんか。
 意見がないようでありますから、指摘事項に対する対応状況については、これをもって終了をいたします。
 次に、あすの本会議における調査活動報告についてであります。
 お配りしている案のとおりとさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定をいたします。
 次に、決算審査特別委員会の廃止についてでありますが、議員の改選期となりますので、本特別委員会を廃止したい旨、議長に申し出ることに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようでありますから、さよう決定をいたします。
 最後に、その他の事項で皆さんから何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ほかにないようですので、委員会はこれをもって閉会をいたします。

午前10時24分 閉会 
 

 

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