平成26年度議事録

平成26年7月2日会議録(審査)

 
開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
内田 博長
澤  紀男
国岡 智志
福間 裕隆
浜田 妙子
藤井 省三
上村 忠史
斉木 正一
 
欠席者
(なし)
   
説明のために出席した者
 小倉地域振興部長、森谷文化観光スポーツ局長、長谷川県土整備部長、
 山嵜警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のために出席した事務局職員
 田中調査課課長補佐 梅林調査課係長 田中議事・法務政策課係長

1 閉会 午前10時

2 閉会 午前10時

3 司会 内田委員長

4 会議録署名委員 斉木委員 国岡委員

5 付議案件及びその結果
  別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

                                午前10時00分 開会

◎内田委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開催いたします。
 本日の日程はお手元の日程表のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、斉木委員と国岡委員にお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行いたいと思います。
 それでは、付託議案に対する質疑を行っていただきたいと思います。(なし)
 質疑はないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきたいと思います。(なし)
 それでは、採決に入りたいと思います。
 採決については一括して採決してよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、付託議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございます。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、請願、陳情の審査を行いたいと思います。
 今回は新規分の請願2件の審査を行います。
 まず、請願地域振興26年6号「「海外で戦争する国」にする集団的自衛権の行使容認に反対する意見書の提出について」の審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。

○澤副委員長
 昨日、自衛のために許される武力行使の範囲について政府見解を見直す閣議決定が行われました。憲法上許されるぎりぎりの範囲に収めさせたという歯止めをかけ、同時に極めて現実的な対応をしたことから、本請願については不採択としたいと思います。

○国岡委員
 今の国際情勢を見る中で、現行でいいのか悪いのかということは、様々な議論があります。ただしその中で、各市町村議会の中でもこういったことを慎重に議論して、採択そして趣旨採択をしている現状もあります。やはり大切な平和国家である日本を守り、そして未来の子供たちを守るためには、さらに国民的議論が必要ではないかなというふうに考え、趣旨採択でいきたいと思います。

○福間委員
  今、澤副委員長からお話がありましたけれども、戦後70年間、集団的自衛権というのは行使しないということで、政府の方針として一貫してやってきたわけですよね。ところが今回、突如として集団的自衛権を行使するという言い方に切り替えてきたわけですね。国際情勢がこの70年以降、極めて大きく変わってきた、我が国を取り巻く状況が変わってきたというのは確かにそのとおりと認めますけれども、それならば、国民の皆さんに信を問うべきだと根本的には思うのです。したがって、この請願で主張されている内容については、全くその通りだという思いがするんです。国民の皆さんに信を問うこともなく、一内閣の独断で一方的に変えていくということについては極めて大きな危険性を持っていると判断して、私は採択を主張したいと思います。

○藤井委員
 関連法案がこれから国会で審議されるということで、そちらのほうが力が強いというふうに理解してますので、今後、より精緻なものになっていくだろうと期待しておりますし、基本的には澤副委員長が言われたことに賛成でございます。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。(なし)
 それでは、採決に入ります。
 三様の意見がございましたので、最初に、採択に賛成の方。(賛成者挙手)2名。
 続いて、趣旨採択に賛成の方。(賛成者挙手)1名。
 続いて、不採択に賛成の方。(賛成者挙手)4名。
 不採択が多数でございますので、当委員会では不採択と決定させていただきます。
  次に、請願地域振興26年13号「憲法9条を壊す集団的自衛権行使を容認する閣議決定や法律制定に反対する意見書の提出について」の審査を行います。
  御意見を伺いたいと思います。

○澤副委員長
 本請願につきましても、先ほどと同様の思いで不採択としたいと思います。

○国岡委員
 先ほどと同様の理由で趣旨採択を主張します。

○福間委員
 先ほどと同様の理由で採択を主張します。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。(なし)
 それでは、採決に入ります。
 最初に、採択に賛成の方。(賛成者挙手)2名。
 趣旨採択に賛成の方。(賛成者挙手)1名。
 不採択に賛成の方。(賛成者挙手)4名。
 不採択が多数ですので、不採択と決定させていただきます。
 次に、報告事項に移りたいと思います。
 質疑については説明終了後、一括して行うことといたします。
  まず警察本部から、報告1、平成26年夏の交通安全県民運動の実施について、黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱の説明を求めます。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 交通企画課です。警察本部資料の1ページをお願いいたします。平成26年夏の交通安全県民運動の実施について御報告させていただきます。
 交通安全運動は、春と秋に全国運動、夏と冬が県民運動で、年4回行われております。本県で夏の安全運動が始まりましたのは、45年前の昭和44年からで、当時は7日間、交通安全緊急県民運動という名称で行われております。
 さて、今回の運動ですが、実施期間は7月8日から17日までの10日間でございます。運動の重点は、そこに書いております子供と高齢者の交通事故防止、チャイルドシートと全ての座席のシートベルトの着用の徹底、飲酒運転の根絶、自転車の安全利用の推進の4点でございまして、特にこの時期、夏休みを控えておりますので、子供の事故防止、あわせて年間を通じて高齢者の方が加害者または被害者という交通事故が非常に多い現状から、子供と高齢者というふうな順番になっております。
 日にちを定めて実施する運動といたしましては、毎月1日と15日を交通安全にみんなが参加する日としておりますことから、7月15日を県下統一行動日として、因幡の白ウサギをモチーフとしたうちわを配布するなどして交通安全意識の啓発を行うこととしております。
 4番目に期間中の主な行事を載せておりますが、鳥取警察署では運動初日の7月8日に鳥取市長など200人の方が集まりまして若桜街道をパレードするほか、浜村警察署では保育園児などに対する七夕交通安全教室の開催、倉吉警察署では交通関係車両によるパレードを行うなど、さまざまな取り組みを予定しております。また、各警察署で高齢者のお宅を訪問して交通安全の呼びかけを行ったり、飲酒運転の根絶の広報を行うほか、障がい者芸術・文化祭を前に、鳥取警察署では7月10日に若桜街道で自転車利用の高校生などに対して自転車の安全な利用を呼びかけることとしておりまして、こうした活動によって交通事故の防止に努めてまいる所存でございます。

◎内田委員長
 続きまして県土整備部、報告2、鳥取沿岸津波堆積物調査報告会の開催について、竹森技術企画課長の説明を求めます。

●竹森技術企画課長
 県土整備部資料の1ページをお願いいたします。鳥取沿岸津波堆積物調査報告会第2回の開催について報告申し上げます。
 まず、この堆積物調査の目的でございますが、現在、平成23年の東日本大震災からは3年少し経過しておりまして、県内では既に公表されています暫定的な津波浸水予測図に基づき、津波ハザードマップとか海抜表示板などの対策が進められているところでございます。今回の調査は、津波防災地域づくりに関する法律に基づきまして、津波浸水想定を行う際の基礎調査の一つをなすものでございます。
 この調査につきましては、平成24年度から2カ年で、島根大学との共同研究といったことで協力を得まして行っております。平成24年度につきましては、予備的な調査として主に既存のボーリングデータ等の活用等を行い、ここに書いてございますように、昨年度時点で県内2カ所で津波由来を否定できない堆積物が見つかったといったことで、昨年度報告しております。その結果を受けまして、県内全域に調査範囲を広げて平成25年度に調査を行ったところでございます。
 その調査の結果報告についての概要でございますが、7月10日木曜日に鳥取県立生涯学習センター、鳥取駅南の県民ふれあい会館で開催いたします。その中で、先ほど申しましたような平成24年度、あるいは25年度の調査結果の報告を行いたいということです。
 主な参加機関としましては、ここに書いてございますように、県、共同研究機関であります島根大学、それから鳥大名誉教授の先生が代表の山陰津波堆積物調査研究会の三者でございます。
 その他としまして下のほうに、最初に若干申し上げましたこの調査の位置づけ、目的、あるいはフローを示してございます。

◎内田委員長
 続きまして報告3、水木しげるロードへの案内看板の設置について、湊米子県土整備局長の説明を求めます。

●湊米子県土整備局長
 西部総合事務所でございます。水木しげるロードへの案内看板の設置ということで御報告申し上げます。
 水木しげるロードはもう年間270万人の観光客が訪れる一大観光地でございますけれども、現在、境港市のほうでリニューアル化を検討しておられます。平成28年を予定して改修に取りかかられるということで、さらに多くの観光客が訪れられるということも期待されております。
 一方、水木しげるロードへの案内看板が少し不十分ではないかという声も聞かれておりますので、観光客のスムーズな水木しげるロードへの御案内ということで、鬼太郎をモチーフとしました看板を設置いたしまして、また、この街道を鬼太郎街道というふうな愛称をつけさせていただいて、皆様方に親しまれ愛される道路として整備してまいりたいと思います。
 3ページをごらんいただきたいと思います。設置する区間につきましては、山陰道の米子中インターチェンジから米子駅前を通りまして、米子境港線、空港の前から米子空港境港停車場線を経て水木しげるロードまでの約20キロに約2キロ間隔で看板を設置させていただこうと思っております。
 特徴でございますけれども、最初に妖怪のシルエットを出しまして、この妖怪は誰でしょうということで次の看板で正解は、例えば鬼太郎ですとかねずみ男ですという、ちょっとしたクイズ形式の看板を設置させていただく予定としております。
 設置の完了は7月中旬を予定しておりまして、その結果としまして、現在、431号が慢性的な渋滞をしておりますけれども、境港方面への観光客の方がこちらに転換されることによりまして、431号の渋滞緩和の一助にもなるのではないかということも期待されております。
 その他でございますけれども、6月23日、境港で活躍しております鬼太郎を初め妖怪が平井知事のほうに看板の整備を要望されたということで写真をつけております。

◎内田委員長
 続きまして報告4、岩石採取場現地検査の結果について、山内治山砂防課長の説明を求めます。

●山内治山砂防課長
 4ページをお願いいたします。岩石採取場現地検査結果についてでございます。採石法に基づきまして、岩石採取場の一斉点検を行いましたので、その点検結果について御報告申し上げます。
 この点検は、採石場の安全や周辺への影響など、認可状況等の遵守状況等を確認して、不適切な状況があれば行政指導を行うとして、災害防止を目的として平成15年から梅雨前に一斉点検をするということで実施したものでございます。
 稼働中の採石場29カ所プラス休止あるいは廃止後2年以内のもの7カ所を含めまして36カ所、県内にはございますけれども、これら全てにつきまして、5月20日から6月11日の間で11日間実施したものでございます。
 検査結果でございます。稼働中の29カ所の採石場につきましては、12カ所につきまして下の表にございますような境界標識等の一部欠損の是正、あるいは緑化措置の適時施工といった行政指導を行わせていただきました。また、残念なことでございますけれども、昨年に引き続き行政指導を行った採石場は5カ所ございました。昨年は3カ所でございまして、2カ所ふえたということでございます。ただし、昨年度と同じ内容の行政指導を行った採石場はございませんでした。
 続きまして、廃止後2年以内の7カ所の採石場でございますけれども、これにつきましては行政指導はございませんでした。
 今後の対応方針でございますけれども、昨年の平成25年は監督命令1カ所と行政指導9カ所ございました。これにつきましてはもう既に現地確認させていただきまして、是正が行われているということを確認しておりますし、今年度の案件につきましては、緑化につきましては今時期が悪いので、今後時期については検討させていただきますが、そのほかの案件につきましては既に是正措置が終わった案件もございまして、7月末までには全て完了する見込みでございます。さらに、研修等を行いまして、引き続き意識の醸成と啓発に努めてまいりたいと思います。

◎内田委員長
 続きまして報告5、境港国際定期コンテナ航路の増便等につきまして、森下空港港湾課長の説明を求めます。

●森下空港港湾課長
 空港港湾課です。この件につきましては、このたび、韓国航路の増便、あるいは船舶の大型化によりまして、定期便が週6便から7便になると。それから、コンテナ積載量の増加もございまして、利用企業の利便性が向上するということでございます。
 まず、高麗海運の増便につきましては、以前2便であったものが3便になるということで、6月27日より増便になっております。342TEUのコンテナが増便になったというところでございます。
 興亜海運の配船の変更、船舶の大型化ということで、5月7日より配船になっております。420個から672個のコンテナが積めるようになったというところでございます。
 3点目が長錦商船の配船変更ということで、これも船舶の大型化ということでRORO併用船からコンテナ専用船になったということで、255個から338個積みのコンテナ専用船になったというところでございます。下のほうにダイヤ表を添付しております。ごらんいただければと思います。

◎内田委員長
 報告6、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告につきましては、お手元の資料の6ページのとおりですので、説明は省略いたします。
 続きまして地域振興部、報告7、鳥取市の中核市移行に向けた県への協力要請について、酒嶋地域振興課長の説明を求めます。

●酒嶋地域振興課長
 地域振興部資料1ページをお願いいたします。地域振興課でございます。鳥取市が平成30年4月1日を目標に、中核市への移行を表明されたことに伴いまして、6月23日に深澤市長が平井知事に面会され、円滑な権限移譲に向けた県への協力要請が行われましたので、その概要につきまして報告をするものでございます。
 日時、対応者等々につきましては、1から4に記載のとおりでございます。
 市から県への依頼内容については5のとおりで、1つに県から市に権限移譲されます事務事業につきまして、市において調査・検討等を今後行っていく中で、市のほうに設けられます部会への県の担当部局の参画の依頼、それから2つには、具体の権限移譲に当たりまして、市職員の能力向上研修でありますとか県の専門職員の派遣等の支援依頼、3つ目には中核市には保健所を設置し処理する業務が移譲されることになりますけれども、保健所業務のあり方につきましては、県東部の4町のほうにも当然影響してまいります。その調整等に当たっての助言についての依頼といったものでございます。
 この協力要請につきまして平井知事の主なコメントでございますが、6に記載するとおりでして、まず、鳥取市の中核市移行の決意に敬意を表するとともに、県として惜しみなく協力をさせていただくといったコメントがございました。また、事務レベルの調整はもちろんですけれども、中核市移行に伴う権限移譲には大変な作業が伴います。市と県との間で継続的に検討を行う場、協議会の設定について市のほうで検討いただきたいといったこと、そしてこの協議会には、保健所設置に関する権限のこともありまして、東部4町にオブザーバーとして参加をいただければといったコメントでございました。
 県といたしましては、中核市移行に向けた検討の主役はもちろん鳥取市さんでございますけれども、依頼内容にある点についてしっかり協力してまいりたいというふうに考えております。
 以下、県から中核市に移譲される主な事務権限と、このたびの地方自治法で改正になっておりますけれども、中核市の移行要件について記載をしておりますので、参考にしていただければと思います。

◎内田委員長
 続きまして報告8、若桜鉄道株式会社の定時株主総会の開催について、寺口交通政策課長の説明を求めます。

●寺口交通政策課長
 資料の2ページのほうをお願いいたします。若桜鉄道株式会社の第27回定時株主総会が先月、6月26日に開催されまして、25年度の事業報告等につきまして掲載のとおり承認されましたので、その概要を報告させていただきたいと思います。
 まず1番でございます。列車の利用の状況でございますが、これは毎年ですが、地域住民の減少により普通旅客は減少となりましたが、通勤、通学の旅客はいずれも増加となりまして、輸送人員全体では対前年比5%の増となっております。
 これらに向けました主な利用促進の取り組みでございますが、まず第一に、関西方面からの修学旅行の誘致を実施しておりまして、昨年度は大阪と神戸からそれぞれ小学校1校ずつの誘致につながっているところでございます。スマートフォンのカバーですとかカレンダーといったオリジナルグッズの作成、販売、それからSLの運転体験、トロッコ列車の構内運行等の体験イベント等も通じまして利用促進に取り組んでいるところでございます。
 昨年度の収支の状況でございます。3番に掲載しておりますが、まず中心となります旅客収入は、旅客の増によりまして1%増となりましたが、営業収益全体といたしましては両町からの路線等の管理委託、鉄道沿線の草刈りなどでございますが、こういった委託料の減に伴いまして、全体としては対前年比98.5%となっております。
 営業費用につきましては、この4月1日に向けた消費税改正に伴う料金を掲載している看板等の更新の経費が少しかさみまして、対前年比1.9%の増ということになっておりまして、営業損益全体としては2,580万円強の赤字となっているところでございます。
 営業外収益については売店収入などが好調でございまして、昨年比29%の増となっておりまして、この営業外収益約1,400万円というのは、過去最高の売り上げということになっております。
 また、営業外費用のほうでございますが、これはSLの体験イベント等の実施経費の増に伴いまして、昨年よりも少しふえているところでございます。
 これら全体を合わせまして、当期の損益につきましては1,079万3,000円の赤字となりまして、前年度からの繰り越し損金と合わせまして、今年度末におきましては1,470万6,000円の繰り越し損金ということで決算されているものでございます。

◎内田委員長
 続きまして報告9、統計調査員の調査員証の紛失につきまして、徳永統計課長の説明を求めます。

●徳永統計課長
 統計調杳員証の紛失について御報告を申し上げます。
 統計課の非常勤の統計調査員が経済センサス基礎調査及び商業統計調査の業務中に統計調査員であることを証する調査員証を紛失するという事案が発生いたしました。
 紛失の状況等について御説明させていただきます。まず初めに、下の参考というところをごらんいただきたいと思います。経済センサス基礎調査及び商業統計調査といいますのは、総務省と経済産業省からの法定委託で、各県が行っているものでございまして、全ての事業所について調査するもので、5年に1度、7月1日を期日として実施しているものでございます。
 紛失した調査員証は、調査員が事業所を訪問する際に調査員であることを証明するものとして、県が発行して市町村へ送付し、市町村が調査員へ交付しているものでございます。この様式は右上に掲載しておりますが、調査員の氏名と顔写真、調査員であることの証明と知事名と知事印が押印されています。見かけ上は県職員の名札と同じような形式でございます。
 調査員はどういった業務をしているかということで、参考の2番目に記載しております。直接事業所を訪問して調査の事前依頼を行い、調査対象の事業所名簿をまず作成いたします。その後、作成した名簿をもとに調査票を配布して、それを後日の7月8日以降に回収して市町村へ提出するというもので、1事業所につき3回ずつ訪問いたします。
 今回の調査員証紛失は、この事前依頼の次の段階として事業所に調査票を配布している途中で起こったものでございます。
 次に、紛失発覚後の対応でございますが、先ほど御説明いたしましたとおり、調査員証は統計調査員であることを証明するものでありまして、これを利用してかたり調査等への悪用など、第三者への被害を与えかねないものであり、今後の統計調査実施にも支障を来すことになりかねない重大な事故であると深く認識し、反省しております。そのため、同じ調査に従事している他の統計調査員はもとより、他の統計調査に従事している全ての統計調査員に対して、きのう付で今回の事例を取り上げ、文書による注意喚起を行いますとともに、このたび紛失した調査員証の番号は無効にして、調査員証の顔写真と調査員本人の照合を県のホームページなどで広く呼びかけしたところでございます。昨日、報道へ資料提供もいたしまして、けさの新聞にも何社か掲載していただいております。
 さらに、今後も引き続き行います調査業務市町村説明会、調査員研修会の際にも今回の事例を取り上げまして、調査関係資料や書類等の適正管理について、再三にわたって徹底していきたいと思っております。
 今回の紛失事故によりまして、調査に御協力いただいております関係事業者の皆様には大変御迷惑をおかけし、まことに申しわけなく思っております。今後、統計調査員への指導をさらに徹底し、二度とこのようなことがないよう努めてまいりたいと思っております。

◎内田委員長
 続きまして報告10、「輝く女性活躍加速化とっとり会議」発足式イベントにつきまして、小林男女共同参画推進課長の説明を求めます。

●小林男女共同参画推進課長
 4ページと5ページをお願いいたします。輝く女性活躍加速化とっとり会議、まだ仮称ではございますが、これの発足式イベントということで御報告させていただきます。
 まず、今年度は女性の活躍に向けた取り組みを全庁挙げて取り組んでいるところでございますが、さらなる女性の活躍を加速化させるために、輝く女性活躍加速化とっとり会議を、経済団体、労働団体、国、県、市町村と一緒になりまして立ち上げるものでございます。
 先に5ページのほうでその会議につきまして説明をさせていただきます。
 この会議の目的は、働く女性が生き生きと活躍し、もって地域経済が活性化するということを目的に3つの目標を掲げております。女性の働きやすい職場環境の改善、ワーク・ライフ・バランスの推進、企業における管理職に占める女性の割合の増大ということで、この3つの目標を掲げて、先ほど申しました構成団体で立ち上げて、一緒になって加速化させていこうというものでございます。
 具体的に取り組みます内容につきましては、7項目ほど例示しておりますけれども、現状把握のためのアンケートとか企業トップへの取り組み推進に係るセミナー、それから女性従業員のリーダー研修等挙げておりますが、進めていく中でさらなる課題が見つかればこれに加えていって、事業を展開していこうと思っております。
 戻りまして、4ページの発足式イベントについて再度御説明いたします。日時は、来週7月10日木曜日3時から5時、とりぎん文化会館小ホールで行います。主催はこの輝く女性活躍加速化とっとり会議の構成団体全てです。
 内容といたしましては、まずこの会議自体の発足式、その後第2部で女性活躍促進トップセミナーということで、まず事例報告、それからパネルディスカッションということで2つ用意しておりますが、事例報告は高島屋さんのほうにお願いしております。高島屋さんは、平成23年度均等・両立推進企業として厚生労働省大臣優良賞をとっておられます。また、平成25年度にはダイバーシティ経営企業の100選ということでも選ばれておりまして、この2つをとっておられる企業さんとしてはかなり少ないので、その取り組みを紹介していただきたいと思っております。
 パネルディスカッションでは、テーマを「女性の活躍による地域経済の活性化」ということで、経済団体を代表しまして鳥取県商工会議所連合会長でおられます藤縄会長、高島屋の講師をいただきました中野専務理事、鳥取労働局長の河野局長、平井鳥取県知事、それからコーディネーターにつきましては新日本海新聞社の記者でいらっしゃいます植田さんにお願いして予定しております。
 こういったトップセミナー等を行いますので、議員の皆様もぜひこの会議のほうに来ていただけましたらと思い、御案内方々報告させていただきます。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして報告11、緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施につきまして、村田西部総合事務所地域振興局会計総務課長に説明を求めます。

●村田西部総合事務所地域振興局会計総務課長
 西部総合事務所でございます。資料の6ページをごらんください。緊急雇用創出事業の予算枠による事業の追加実施について御報告いたします。
 初めに、西部総合事務所では、昨年度から庁舎を有効活用することとし、障害者福祉事業所に対しまして西部総合事務所内で実施する食堂事業を委託することといたしました。しかしながら、昨年度、食堂事業を委託しました福祉事業所は、都合によりまして昨年度末で撤退することとなり、今年度新たに食堂事業を実施する福祉事業所を選定し、あわせてこの西部総合事務所食堂を活用した障がい者支援事業費を委託することといたしました。
 この事業でございますけれども、緊急雇用促進事業の中での地域・人づくり事業といたしまして、福祉事業所の事業を拡大し、障害者の社会参画及び工賃アップを目指すとともに、障害者の介護等を担う人材をあわせて育成するため、委託する事業でございます。したがいまして、この事業には食堂事業者が雇用いたします人件費のほかに介護ヘルパー資格取得等の研修費を計上しているものでございます。
 なお、本年度は5月7日に新しい事業者による食堂がオープンいたしました。以来、順調に推移しておりまして、一昨日の6月30日、オープン50日目をお祝いいたしましてミニイベントを開催したところでございます。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして報告12、鳥取県日野地区連携・共同協議会事業の実施につきまして、﨏田西部総合事務所日野振興センター振興局長に説明を求めます。

●﨏田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 資料の7ページ、8ページをお願いいたします。鳥取県日野地区連携・共同協議会事業の実施についてでございます。日野郡の行政サービスの維持向上や効率的な行政運営の促進を目的として設置しております鳥取県日野地区連携・共同協議会事業の平成26年度の第1回協議会が5月30日に開催され、平成26年度の重点項目に係る取り組み方針の協議、さらにはチーム事業の実施状況が報告されましたので、御報告いたします。
 2つ目に、重点項目の取り組みということを書いてございます。この重点項目としては、道路の除雪・維持管理、農地利用促進、監査委員事務局の共同設置、日野郡の教育のあり方の4項目の取り組みを進めることとされております。
 1つ目の道路の除雪・維持管理でございますけれども、引き続き、道路の維持工事、除雪の共同連携の取り組みを継続するとともに、特に除雪車両の運転手の確保ということで、育成する対象者や育成手法、支援策を視点に平成26年度上期をめどにまとめるように計画されております。さらに、除雪運転者の顕彰ということで、長期除雪従事運転者の顕彰、表彰のあり方についても検討していこうということでございます。
 2つ目の農地利用促進でございます。今年度、農政の改革、制度の見直し等が行われており、これらを踏まえて、農地利用のための施策について意見交換を行って、3町連携に関する具体的な取り組みを検討していくということで進めさせていただくことになっております。
 参考として、鳥獣被害対策ということもあわせて御報告がございました。この鳥獣被害対策につきましては、広域的な被害対策の充実、さらには狩猟者養成を目的として平成25年12月3日、日野郡鳥獣被害対策協議会が設立され、26年4月3日に事務所が開設し、実施隊員4名へ辞令交付がされております。現在、郡内の3町にわたる現場のパトロールで積極的に活動していただいているということが御報告されました。
 続きまして、監査委員事務局の共同設置でございます。まず、監査委員事務局の共同設置については、各町の現状、共同設置を進める場合の隘路・問題点を整理・分析し、今年度中に部会としてまとめるというのが1点目でございます。
 8ページに移りまして、監査の2点目でございますけれども、日野郡の監査のレベルアップの取り組みとして、3町とも専任の事務局がございませんので事務局設置の検討や、住民監査請求の対応等の体制の検討、さらには定期監査における調書の作成、特にミスの防止の仕組みづくり、チェックシートの導入を検討するということで進めるということでございます。
 日野郡の教育のあり方でございます。25年度に実施しました郡民へのアンケート、さらには日野高校でのフォーラムの結果をもとに進めていくということで、1点目は日野郡の人材育成を考える地域、学校、行政の連携体制の整備を進めていく。2点目は教育、人材育成に対する住民意識の醸成を引き続き取り組んでいくということでございます。
 具体といたしましては、学校と行政の接点をふやして活動の情報を得る仕組みづくりを検討していく。あと日野郡内の体育施設利用システムの標準化など環境整備を検討する。さらに、日野高校についてでございますけれども、地域の支援策を検討する場の設置を調整して、協議会として側面的支援を行う。さらには、地域の人材育成、教育についてより深めた議論を行うために、年度途中でございますけれども、町の担当、企画部門、教育担当部門も含めた検討体制を整備していくということで、日野郡の教育のあり方の議論を深めていくということでございます。
 3つ目、平成26年度のチーム事業の実施状況について御報告がございました。引き続き、今挙げております4つのチームを進めるというものでございます。ほぼ計画どおり進められているという報告でございました。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 報告事項が結構多いようでございますので、ただいままでの説明につきまして質疑がございましたら。

○澤副委員長
 地域振興部のほうで、若桜鉄道についてちょっとお聞きしたいのですけれども、この中で営業外収益が129%と非常にふえており、商品購入等の営業外費用が対前年比で441.9%、収支が92%ということで、いろいろ要因があるのでしょうけれども、この辺についてちょっと説明をお願いできるでしょうか。

●寺口交通政策課長
 まず、営業外収益のほうは29%の伸びで、営業収益としてはこれまでで最高だったということで、この中身につきましては先ほども触れさせていただいたのですが、駅の売店で売っているオリジナルカレンダーとか、オリジナルの合格鉛筆、智頭急行を走っております鉄道の絵がついたようなスマートフォンのカバーといったオリジナルの商品を作成、販売をしておられまして、こういったものの売れ行きが好調で収益がこういうことになったということでございます。
 一方、営業外費用の摘要欄には商品仕入れという言葉を使っているのですが、これは科目の関係で、実際にはここの仕入れがかなり増加していると思っております。この点につきまして確認したところ、利用促進の取り組みでやっておりますSLとか機動車の運転体験、トロッコ列車の構内運行といった体験もののイベントを、前年に比べてかなり回数をふやして実施しているという状況でした。こういった体験ものにつきましてはどうしても人の手がかかりますので、そういった人件費、報償費的なものがかなり膨らんだのが経費増に影響したというふうに伺っております。ですから何といいましょうか、利用促進に積極的に取り組んでいるという状況でございまして、率としては対前年比かなり大きな率にはなっておりますけれども、これはやはり何とか利用促進を図ろうということでイベント的なものに力を入れているのだという説明でございました。

○浜田委員
 県土の2ページ、鬼太郎街道ができて充実していって楽しそうだな、いいなと言わせていただきますが、こうした誘導看板設置などについては、どんなふうにして決まっていくのか。観光と西部総合、まんが王国、道路企画課というふうに書いてありますから、横串を刺してみんなで議論されるのだというふうに思うのですけれども、どういうお客様がどういう方向からどの道を通って入ってくるに当たって、きっとこの部分に看板が必要で、より効果があるのはこういうふうにしたほうがいいというような話をどこかでされるのでしょうか。それをちょっと伺いたいと思います。
 といいますのは、マイカーで県外からいろいろな道を通ってこられるのですが、例えば、私が岡山から米子、境港に来ようとしたときに、特に岡山県側に看板がなくて、どの道を通って山陰に入ってきたらいいのかというのがちょっとわかりにくくて、カーナビを使われる方も多いかと思いますけれども、どの範囲でその辺を検討されて実行されるのかを聞かせていただけたらと思います。

●湊米子県土整備局長
 基本的には米子市、境港市とも協議をさせていただいているのですけれども、我々がこの事業をやろうと思った発想は、まず431号からの交通の転換を図りたいということでございます。平成23年の社会実験で431号を通られるお客様が多かったので、山陰道に境港方面の仮設の案内看板を米子中インターに設置させていただいたところ、431号の渋滞が若干解消されたということがございました。意識としてはとにかく431号の渋滞を何とかしたいということで、この米子中インターからのルートというのを選定したといったところが検討の結果でございます。

○浜田委員
 そうすると、渋滞緩和が一つの目的なのですか。観光を盛んにして来ていただこうということではないと。

●湊米子県土整備局長
 もちろん観光もございます。道路は観光のツールでございまして、渋滞するところをわざわざ通って観光していただくのも観光客に対して失礼でございますので、できるだけ渋滞の少ないルートを観光客のためにお示しをしたい、あわせて431号の渋滞の解消にも少しは役立つのではないかという思いでございます。

○浜田委員
 スムーズに誘導していくということだというふうに思いますが、そのスムーズに誘導するのは一体どの範囲からしていくのかというところをちょっと伺いたい。

●湊米子県土整備局長
 一般的にカーナビで境港の水木しげるロードを示しますと、東のほうから来られる場合は、山陰道が全線開通しましたので、二本木から431号をカーナビが示しますし、岡山方面ですと当然中国道からそのまま431号をカーナビで示すということで、起点、エリアの決め方といたしましては、やはり中国道、山陰道の交わるところから境港方面ということで、主要幹線道路からスムーズな誘導をしたいというふうに考えたところでございます。

○浜田委員
 そうしますと、水木しげるロードに限らず観光客を誘導していこう、起点起点にはその看板を設けるという考えが基本にあるわけですね。

●湊米子県土整備局長
 おっしゃるとおりでございまして、ちょっと3ページを見ていただけませんでしょうか。米子中インターのところに、ちょっと普通とは違う案内看板を設置させていただいて、ようこそ妖怪の世界へというウエルカムボードも設置させていただいておりますので、ポイントからのスムーズな誘導を考えております。

○浜田委員
 今、水木しげるロードは脚光を浴びて、行こうと言われる観光客の方は多いわけですけれども、鳥取砂丘、花回廊、投入堂と、もろもろあるわけですね。そういう視点で全ての観光地についてチェックされているというふうに考えていいのでしょうか。

●山本道路企画課長
 道路企画課でございます。観光地の案内板については議会でも御指摘いただいたところで、昨年度再確認いたしました。特に三徳山の御指摘をいただいたところなのですが、それに合わせて再度点検いたしまして修正をかけたところでございます。
 標識については適正化委員会というものを国といっしょにつくっておりまして、統一的に案内をしていこうと心がけているところでございます。

○上村委員
 安来と米子を結ぶ架橋をつくるという話があったけれども、両市の市長が合意したということです。その後の進捗は御存じありませんか。わかる範囲で教えてください。

●山本道路企画課長
 委員御指摘のとおり、昨年度、安来市と米子市両市があわせて、いわゆる中海架橋の調査委託をされました。その内容についてはまだ県のほうでお聞きしておりませんので、今月にでも勉強会の中でそういうお話を聞かせていただく機会を持ちたいと考えております。

○上村委員
 ぜひ早目の着工ができればと思っております。よろしくお願いします。

○斉木委員
 架橋の話はわかりました。
 鬼太郎ロードですが、看板の位置というのはどうなのですか。全部4車線なものですから、左側にどこかにつけても内側を走っている者には見えないというようなこともあるし、道路の上に看板するのが一番よくわかるのですけれども、なかなか費用的な問題もあるし、どう考えていますか。

●湊米子県土整備局長
 基本的には通常の看板と同じように歩道側につけております。設置位置の関係で中央分離帯につけまして、両方から見えるような形にもしております。現場の状況に応じて適切に設置させていただきます。

○斉木委員
 地域振興部4ページ。働く女性の活躍加速化と、いろいろな考えをよく出されるなと思いますが、パネルディスカッションもいいですが、女性が輝くためには、男女共同参画で仕事にどんどん出るということなのです。けれども、子育てしている親は子供たちを安心して預けたり、8時でも9時でも見てくれるような体制が本当にできるのかと。7時ぐらいまでは預かりで見るのですけれども、8時まででも安心して見てもらえる体制というのは非常に少ないですから、仕事を途中でやめるなり、会社で重要な仕事についてもらえないというようなことがある。名前ばかりでなく、本当に女性が輝くために安心して仕事ができる、安心して社会参加ができる体制がこれでできるのかなと。関係者や関心のある人だけがパネルディスカッションに集まって、本当に現場で働いてやりたい人はまずこの時間帯に出れらない。少子化時代で女性が輝くようにするからやりましたというのは自己満足であって、本当に現場の人たちにきちんとしたことが行くかどうかということをちょっと聞きたいのです。

●小林男女共同参画推進課長
 委員のおっしゃるとおり、女性が安心して働くためにはそういった子育て環境が必要ということは十分理解しております。そちらにつきましては、子育て応援課のほうでもいろいろ制度等を考えているところでございますし、また、子育て応援課や商工労働部と一緒になって男女共同参画キャラバンということで、いろいろな意見を聞くこともあわせてやっております。
 委員のおっしゃったとおり、この発足式イベントの御案内はしておりますが、これはセミナーで終わろうとは思っておりません。女性の働きやすい職場環境の改善、ワーク・ライフ・バランスの推進のところではさらなる行政の制度設定も必要だと感じておりますので、子育ての支援施策を考えているところと一緒に、どういったものが必要かということもこの会議の中で考え、それぞれの構成団体で取り組みを進めていこう、一丸となってやっていこうということでの会議の立ち上げということで、これから継続してやっていこうと思っております。

○斉木委員
 もちろん、これから継続でやっていかれるのでしょうけれども、行政の場合はある程度用意ドンでできますが、やはり企業の協力をいかにいただけるか。女性の就業体制、子供を見る、あるいは預かる人のマンパワーの環境をどうやっていくかということも非常に重要だと思いますので、これからスタートですけれども、しっかりとそのあたりに取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

●小倉地域振興部長
 まさに委員がおっしゃったとおりだと思っています。このたびのイベントは、企業さんと行政と、官民が一体となって同じベクトルで向かおうというのが大きな目的です。ポジティブアクション宣言、我が社は女性の活躍の場をどういうレベルまでいきますよというような目標設定をしていただく取り組みをこれからどんどんやっていきたいということでございます。一丸となってやっていく、一緒になってやっていくというスタートアップのイベントだと理解していただければと思います。

○浜田委員
 男女共同参画は男性の皆さんが発言されましたので頑張っていただきたいと思います。
 次の6ページ、これまでやっておられた事業所が撤退されたということですが、福祉事業所がされるのはなかなか大変だなというふうに思いますし、場所がちょっと奥まっているということもあって、アピールに弱点がいっぱいあろうかなというふうに思います。PRも含めて、なぜ撤退されることになってしまったのか、再び同じことが起きないようにするためにどういう方策を考えておられるのかを聞かせていただきたいと思います。

●村田西部総合事務所地域振興局会計総務課長
 浜田委員の御指摘、大変ありがたく頂戴いたしました。
 昨年度の福祉事業所が撤退しました事情はさまざまございまして、私どもも初めての取り組みでしたので、なかなか十分に対応できない部分もありましたが、今年度は特にマスコミに対してのPRとか、職員はもちろん地域の皆様方に広くPRしていきたいというふうに考えておりますし、ざっくりとした経営状態を確認するのではなく、月ごとの収益状況等も随時注視してまいっているところでございます。
 今年度はおかげさまで、予想をはるかに上回る集客をしておりまして、今のところはなかなか状況がよいというふうに考えております。

○浜田委員
 最初は皆さん興味を持って来られ、それから継続のためのいろいろな計画をしたり知恵を絞ったりするわけですが、非常に場所的に不利だなと思っているのですね。みんなが本当に気軽に来れる場所なのかどうなのか。最初は障害のある方々がなさっていらっしゃるから協力しようということで来られる。商売になってくると協力ではないと思いますから、どういう魅力をつけていくか深く検討して、価値を上げていくということが必要だと思います。やはり商売をなさる専門家のアドバイスが必要かなというふうに思っているのですが、いかがですか。

●村田西部総合事務所地域振興局会計総務課長
 昨年度、経営状況につきましては、商工会議所から経営診断等を3回程度実施していただいております。それらの御指導をもとに、今年度は昨年度の課題を踏まえて新しい福祉事業所に対してもそのような形で助言をしてまいっております。立地条件が非常に悪いということもあるのですけれども、案内板等もことし新しく準備をしておりますし、ドアにつきましても障がいのある方もどんどん御利用いただきますよう自動ドアに改修するというような形もとってきておりまして、少しずつですけれども、多くの方々に御利用していただきやすい食堂にしていきたいというふうに考えております。

○浜田委員
 また撤退することがないように、しっかりと取り組んでいっていただきたいなというふうに思いますので、お願いしておきます。

●村田西部総合事務所地域振興局会計総務課長
 ありがとうございます。

◎内田委員長
 要望ですか。
 次、文化観光スポーツ局に進みたいと思います。報告13、第19回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加につきまして、門脇交流推進課長の説明を求めます。

●門脇交流推進課長
 それでは、続きまして文化観光スポーツ局資料の1ページをお願いをいたします。第19回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加について報告させていただきます。
 第19回目となりますサミットは、今年度はモンゴル中央県の主催によりまして、ウランバートル市において開催されます。
 内容でございますが、4番、行事のところに書いておりますけれども、サミットの本会議は7月21日月曜日に開催されます。午前中に各参加者によります基調発言、意見交換、共同宣言文の署名、記者会見を予定されています。
 今回のサミットは「北東アジア地域間協力の成果実用化促進のための新たな方策」というテーマがモンゴル中央県のほうから示されています。具体的には、経済、観光分野の協力とか人材育成、広い分野の交流、協力について議論がされることとなると思っております。
 今回の参加者でございますが、各地方政府からトップの方が参加される予定になっております。主催であります中央県はバヤルバト知事さん、韓国江原道からは先日知事に再選されました崔文洵知事さん、中国・吉林省からは巴音朝魯省長さん、沿海地方からは9月の選挙の関係で今、知事代行になっておられ、実質トップでありますミクルシェフスキー知事代行さん、そして鳥取県からは平井知事が参加されます。
 午前中の会議の後にサミット参加地域の各首長さんによります会談が予定をされています。
 そして、このサミットに合わせまして関連事業も開催をされます。今回の関連事業としましては、商工労働部所管の経済協議会、そして生活環境部所管の環境保護機関実務者協議会、文化観光スポーツ局所管であります美術作品展示会、新日本海新聞社さんが参加をされますマスコミ代表者会議、そしてモンゴル中央県の独自の試みでありますモンゴル国際草原マラソン大会というものも開催をされることになっておりまして、鳥取県からも環境大学から3名などが参加をする予定となっております。

◎内田委員長
 続きまして報告14、鳥取県内の外国人観光客の入り込み者数・宿泊者数について、報告15、台湾での観光PRによる台湾人訪日客の誘客について、報告16、山陰海岸ジオパーク世界再認定現地審査の日程等について、報告17、第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムの概要につきまして、市村観光戦略課観光誘客室長の説明を求めます。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 それでは、2ページをごらんください。鳥取県内の外国人観光客の入り込み者数・宿泊者数について報告いたします。
 従来、県内への外国人観光客の入り込みを把握する方法としては、観光庁の宿泊旅行統計調査しかございませんでした。しかしながら、この観光庁の発表する統計調査は、四半期ごとのデータで出されるものでありまして、最大5カ月おくれ、1月のデータが6月に公表というようなことがございまして、なかなか使いづらいデータでございました。そこで鳥取県では、今後インバウンドをもっと機動的にどんどん手を打っていくということも考慮しまして、平成26年4月より、各市町村及び観光地、各宿泊事業者、鳥取県観光事業団の御協力を得まして、県内の主要観光地及び宿泊施設での外国人観光者数について、毎月ごとで調査を行っていくことにして、調査を始めたところであります。このたび、4月分の調査結果がまとまりましたので、御報告させていただきます。
 報告の内容としましては、表のほうにつけておりますのでごらんいただければと思いますが、1つは国別の外国人の観光入り込み者数、2つ目は県内の施設に来られた観光者数ということで、この施設につきましては有料の施設で外国人割引というものを導入している施設について調査をしております。宿泊の場所につきましては、御協力をいただく規模にかかわらずお願いをしております。
 今後はこの統計データから観光客の動向を分析して、今後の海外プロモーション等に役立てていきたいと思います。主なものでは、4月だけなのですけれども、1位が台湾、2位が韓国というふうになっております。施設については梨記念館が一番多いということになっております。
 次に3ページをごらんください。台湾での観光PRによる台湾人訪日客の誘客についてでございます。先ほどの入り込み者数でも台湾が4月においては一番多かったということになっており、非常に台湾が伸びてきていることから、円安、航空路線の自由化などで訪日需要が伸びている台湾市場において、鳥取県のほうでは6月26日から7月3日の期間に集中的に観光PRを実施することにいたしました。また、この期間中に実施する2014年中国地方インバウンドフォーラム台湾では、中国知事会の会長として鳥取県知事がトッププロモーションを行う予定にしております。
 以下3つの事業を展開しております。終わったものもございますが、報告させていただきます。
 まず一つ目は、マラソン&サイクリング・ジャパン、こちらは主催が観光庁でございまして、今年度初めてこのような台湾においてのスポーツツーリズムということを軸にしたプロモーションを展開いたしました。こちらのほうに鳥取県のほうも参画して、鳥取県内のマラソンとかサイクリング、ウオーキングをPRしてきたところでございます。
 2つ目ですが、日本の観光・物産博2014、こちらは株式会社日本旅行と台湾観光協会の共催によって開催されております。6月27日から29日、台北駅のほうで開催されまして、こちらのほうにも関係者と出かけていって、鳥取県のPRを行ってきたところでございます。
 そして3つ目ですけれども、中国運輸局と官民で構成しております中国地域観光推進協議会とあわせて、中国5県の連携により台湾の3都市において観光PRのプロモーションを開催します。7月1日から3日ということで、毎日移動して高雄、台中、台北というふうにそれぞれでプロモーションを行います。あわせて、知事会のトッププロモーションということで、平井知事がトッププロモーションをする予定になっております。
 続きまして4ページ、山陰海岸ジオパーク世界再認定現地審査の日程が確定いたしましたので御報告させていただきます。
 山陰海岸ジオパークの世界再認定現地審査については、8月3日から6日までの4日間で行われることになりました。まず、審査員のほうですけれども、世界ジオパークネットワークのほうから、イタリアのマウリツィオ・ブルランド氏、中国の金小赤氏の2名がお見えになって審査されることになります。審査日程は8月3日から6日までで、鳥取県は3日、4日の2日間にわたって審査を受けることになります。
 審査の全行程の対応者は、山陰海岸ジオパーク推進協議会学術部会長及び事務局長等でございます。それとあわせて、日本ジオパーク委員会のほうも対応されます。鳥取県内は2日間にわたって審査があるのですけれども、この視察先での対応者は以下に書いてあるとおりでございます。
 この審査においての今後の流れでございますけれども、3番のほうに今後の取り組みとして書いておりますが、まだ決定ではありませんが9月19日ごろ、第6回ジオパーク国際ユネスコ会議がカナダで開催され、そこで審査結果の発表が行われる予定でございます。
 続きまして5ページをごらんください。第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムについて御報告いたします。かねてより、このアジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムについて開催誘致を働きかけてきていたところでございますが、このたび開催が決定いたしましたので報告させていただきます。
 名称は、第4回アジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウム、目的としましては、日本の山陰海岸を舞台としてアジア太平洋各国のジオパーク関係者が集い、活発な意見交換を行うことでメンバーの相互理解を深めるというようなことでございます。このアジア太平洋ジオパークネットワークのメンバーは6カ国でございまして、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ベトナムでございます。これまで3回開催されておりまして、第1回目がマレーシア、2回目がベトナム、3回目が韓国の済州でございました。2年おきということですが、このたび第4回のアジア太平洋ジオパークネットワーク山陰海岸シンポジウムが開催されることになりました。
 メーンテーマは「ジオパークネットワークと人々の暮らし」ということで、その中でセッション、それぞれ分科会が開催される予定になっております。
 期日としましては、来年ですが、平成27年9月16日から20日でございます。
 場所としましては、主会場として環境大学のほうを予定しているということでございます。
 参加予定者数は600名を予定しておりまして、海外から200名、国内から400名の予定でございます。
 めくっていただきましたところにチラシをつけておりますので、ごらんいただければと思います。

◎内田委員長
 続きまして報告18、関西ワールドマスターズゲーム2021について、報告19、第14回全国障害者スポーツ大会に出場する鳥取県代表選手の決定について及び報告20、第69回国民体育大会に向けた鳥取県選手団及び候補選手等の激励強化月間につきまして、山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長の説明を求めます。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 それでは、資料7ページをごらんください。2021年に関西一円で開催が予定されています関西ワールドマスターズゲームズの取り組み状況でございます。
 まず1番目に開催競技の案でございますけれども、コア競技として16競技。このコア競技というのは開催が必須な競技でございます。それからオプショナル競技13競技、これは開催地が選択して選ぶことができる競技でございます。合計29競技が現在候補として上がっております。今後はこのワールドマスターズの準備委員会と国際マスターズゲームズ協会、IMGAが交渉しまして2017年に最終決定する見込みでございます。
 参考までに、10ページをお開きください。開催種目の案でございますけれども、コア競技としましては、アーチェリーとか陸上競技とかにそれぞれ細かい種目がついており、まだ案でございますけれども、このコア競技の一応の参加目標人数は一番下の合計人数のところで、3万5,000人を考えております。
 11ページ、オプショナル競技でございますけれども、例えば硬式野球、軟式野球、ボウリングとか14競技で、参加者の目標が下から2段目、1万5,000人。2つで合計5万人の来場者を今目標として上げております。
 戻っていただき7ページ、今後の当面の予定でございますけれども、実は本日東京のほうで中央競技団体の説明会が開催されておりまして、中央の競技団体への協力要請をきょうの午後から行うようになっております。それから今月の下旬でございますけれども、第3回の準備委員会が開催されまして、IMGAとの開催地契約書とか開催競技の案について協議するようになっております。それから9月末に組織委員会を設置し、11月末には組織委員会とIMGAとの間で開催地契約を締結するというような段取りになっております。
 はぐっていただきまして8ページ、本日の中央競技団体説明会の概要でございますけれども、14時から岸記念体育館で開催されます。この記の6の出席者のところでございますけれども、主催者のほうが井戸会長が出られまして、それから応援協力者ということで、元全日本のバレー監督の柳本さんですとか、日体協傘下の競技団体の方に出ていただきます。9ページの次第でございますけれども、基本的には大会を紹介しまして、大会運営について競技団体の協力をお願いするというものでございます。
 続きまして12ページ、第14回全国障害者スポーツ大会に出場する鳥取県代表選手の決定でございますけれども、本年11月に長崎県で第14回大会が開催されます。
 本県からの代表選手でございますけれども、1の個人競技では、陸上とか水泳を初めとする18名の選手が出場されます。参考までに右の13ページのほうでございますけれども、身体障害の部で前島選手ほか8名、それから知的障害の部で山﨑選手ほか8名が参加します。
 左の12ページ、団体競技でございますけれども、聴覚障害の方々のバレーボールで9名が参加されます。このバレーボールでございますけれども、中四国の予選を勝ち抜いての出場でございまして、平成19年の秋田大会以来7年ぶりの出場でございます。
 あと下の5の昨年度の成績でございますけれども、下のほうに掲げておりますが、個人競技のほうでは18名出場しておりまして、金メダル8、銀メダル7、銅メダル4、合計19のメダルをとっております。
 続きまして14ページ、第69回の国体に向けた選手の激励でございます。目的でございますけれども、県の関係者が本国体とか中国ブロック大会の前の7、8月に訪問しまして選手を激励しまして、中国ブロック大会の突破ですとか本国体での活躍を促すという趣旨でございます。
 4の激励予定者でございますけれども、知事、副知事、教育長等で激励に行くようにしております。また、県議会のほうにおかれましても議長、副議長さん等をはじめ、いろいろ声をかけさせていただきますので、また御理解と御協力をお願いしたいと思っております。

◎内田委員長
 続きまして、報告21、第3回まんが王国とっとり国際マンガコンテストの作品募集結果について、及び報告22、海外の漫画関係催事への出展につきまして、江原まんが王国官房長に説明を求めます。

●江原まんが王国官房長
 まんが王国官房からは、報告事項2件と、その他でお配りしておりますチラシについて説明をさせていただきます。
 まず資料の18ページ、第3回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト作品募集結果についてであります。この国際マンガコンテストは、平成24年のまんが王国とっとり建国の年に第1回を開催しまして、今回で3回目を迎えるものでございます。応募作品数といたしましては、今回は539作品ということで、1回目、2回目と比較して表を載せておりますが、総数としては1回目の691には及びませんが、昨年よりは上向きの傾向にあるという状況であります。
 部門別といたしまして、1こま漫画部門、4こま漫画部門、ストーリー部門というのがありますけれども、今回の傾向としてはストーリー漫画の応募がふえてきているということが言えます。
 国別の内訳でいいますと、国内からの応募というものは昨年と横ばいでありますけれども、海外からの応募というものがふえてきております。特に韓国とか中国の増加が目立っているかなというふうに思っております。海外からの応募は、今回15カ国に及びまして、1回目が9カ国でありましたので、それに比べますとアジアを中心にこのコンテストというものが広がりを持って定着しつつあるのかなというふうに感じております。
 今後の予定としまして、現在、この海外作品の翻訳作業をやっておりますので、8月下旬に1次審査をして絞り込みを行い、9月中旬には2次審査、最終審査を行い、11月に受賞者の発表、表彰式を行うと。12月以降作品の展示会でありますとか、作品集の刊行を行うという予定で取り組んでまいることにしております。
 続きまして、19ページの海外関係催事への出展についてです。まんが王国とっとりのPRとか認知度向上、そして鳥取県への誘客を図るために、まさに本日、フランスでジャパンエキスポが開幕いたしますけれども、このジャパンエキスポを初めとしまして7月から8月にかけて4カ国の漫画関係催事に出展することにしております。
 詳細説明は省略いたしますけれども、きょうから7月6日までの5日間パリで行われるジャパンエキスポに、今回初めて鳥取県単独で出展いたします。それから、同じく初めての出展になりますけれども、香港での動漫電玩節という漫画催事、これは5日間で15万人の入場があるという非常に大きなイベントですけれども、これにも参加いたします。それから、平成19年度から継続して、台湾の漫画博覧会、韓国富川の漫画のイベントにもことしも参加するということにしております。
 参加した結果なり効果につきましては、また改めて御報告させていただきたいというふうに思っております。
 最後に、「青山剛昌キャラクター コナン×キッド×ヤイバ 神話の国の秘宝伝」というチラシをお配りしておりますが、これの内容につきましては4月の常任委員会で御説明をさせていただきました。いよいよ7月19日からのスタートとなりましたので、現在こういうチラシとかポスター、あるいはコナンの掲載誌であります「週刊少年サンデー」でのPR、それからリアル宝探しの専門サイトといったところでPRをしております。
 今後、県内ではテレビスポットとかいろいろな形でPRしていくことにしておりますけれども、改めて若干この内容を説明させていただきますと、鳥取県内、東部、中部、西部各2カ所ずつに宝箱が隠されています。それを観光案内所ですとか主要観光施設で配っております宝の地図、あるいは協力店でのヒント、そういうものを頼りに探していくというものです。1地区2カ所、あるいは2地区4カ所、あるいは全部といった段階に応じまして、応募者に対し抽せんで豪華商品が当たるというものでございますけれども、今、最高の商品としては、青山剛昌先生の直筆サインをコナン君が自宅に届けるといった賞の最終調整に入っているという状況でございます。謎解きはかなりレベルが高いのですけれども、参加して非常におもしろいですし、いろいろなところを周遊する企画になっておりますので、ぜひこれからもっともっとPRをして、多くの方に参加していただきたいというふうに思っております。

◎内田委員長
 報告23、水木しげるロードへの案内看板の設置につきましては、先ほど県土整備部より説明がありましたので、省略いたします。
 報告24、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告につきましては、お手元資料の23ページのとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明で質疑等ありましたら。

○藤井委員
 外国人客の統計のとり方が改善されたということですけれども、外国人客をふやすという目標はずっと以前からあったわけですから、ちょっと遅いのではないかなと。ただ、よくなったということについては評価すべきですが、これで完璧なものになったのでしょうか。例えば、観光客は動くわけですけれども、ダブりなどはうまく整理できるのかが1点。
 それからマスターズのですけれども、大阪府、市は結局参加しないことを決めたのかどうか。ここには競技場の場所などが書いてありませんけれども、それはまだ決まっていませんか。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 外国人観光客の統計のことについてお答えいたします。
 まず、遅いのではないかということについてはそのとおりでございまして、ようやく県内の関係者の皆さんとの合意形成もとれ、協力体制もとれ、足並みを揃えて、こういう調査が着手できるようになりました。今後はこのデータを生かして戦略に役立てていきたいと思っているところなのですけれども、今5月をとっております。ここをこうしたほうがいいみたいなところは少しずつ出てきておりますので、今後、修正をしながら考えていきたいと思っています。例えばインバウンドでは、もっと広い範囲を動いていきますので、島根県のほうもこのような調査を開始しておりますから、両者で情報を共有しながら観光客の動きについて分析し、戦略に生かしていきたいというふうに考えております。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 ワールドマスターズの関係でございます。大阪府と大阪市ですけれども、不参加というわけではないのですけれども参加するとも決めていなくて、ただ、準備委員会のほうには常時オブザーバーとして府と市の方が出ていらっしゃいます。
 具体的な会場でございますけれども、競技をこれから決めていき、次のステップとして、事務局のほうから、例えば鳥取県でどういう種目を開催したいかという希望の調査が来ます。それに対して、鳥取県では、例えばこういう競技を開催したいという希望を出し、当然各県でダブってくる競技が出てきますので、事務局のほうで調整して、最終的に例えば鳥取県でこれとこれが開催されるということが決まるような段取りになると思います。

○藤井委員
 大阪府市の問題については、お金にかかわってくる、各県の出費にかかわってくる問題ですので、いいかげんな扱いをいつまでも続けているというわけにはいかないのではないのでしょうか。やはり早く結論を出すようにプッシュすべきではないかと思いますが。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 大阪府としての参加について、ほかの県としてはぜひとも参加してほしいという話はしておりますけれども、まだ決まっていないということがありまして、御指摘のように経費等の話も絡んできますので、また他県と連携してそういった話をしていきたいと思っております。

○澤副委員長
 外国人観光客の県内施設への入り込みについてですが、韓国で多いのは二十世紀梨記念館と出ていました。それで、台湾のほうが水木しげるロードと花回廊が多いような感じなのですけれども、この辺についてどのような分析をされているのかということと、これを見る限りでは宿泊の半分以上が西部地区になっているという辺について、どのような考えを持っていらっしゃるか。これに関連して、県のほうで消費を拡大しようということで、外国人の方向けの免税店の申請というものも新聞にも出ていましたけれども、現在どういう格好で推移しているか。
 それともう一つは、外国人の方が宿泊をしたときにコミュニケーションがスムーズにいくようにということで、電話か何かでコールができて便宜を図っていこうという予算がたしかついたと思います。これについて、今、状況はどうなっているのかお聞かせ願いたい。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 まず、入り込み客数でございますけれども、韓国では二十世紀梨記念館が多くて、それから台湾のほうでは水木しげる記念館のほうが多いというような結果が出ております。特に施設においては、外国人でございますので、パックのツアーで来るケースが非常に多いです。そうしますと、旅行会社のほうが既にそこに行くようなコースを設定しているものについては、どうしても多くなります。一番影響を受けるのが、まずそもそものツアーに組み込まれているかいないかというところ。それから個人客の場合は、そこに行けるようなアクセスルートがあるのかどうかというところが、今後の個人客のところの数字の増減に大きくかかわってくるというふうに思っております。
 鳥取県としては、集中的にここをふやそう、ここを減らそうなどということはなく、どんどん来ていただきたい。できるだけ県内エリア全域を回っていただきたいという思いがございますので、県内の施設はどんどんPRするとともに、そこに行くアクセスの仕方についてもいろいろ受け入れ環境を充実させていこうとしているところです。パックツアーの場合は貸し切りバスで移動しますのでそれほど問題はありませんが、個人客については移動するアクセス手段が非常に重要になってきております。ですので、現在の方法としましては、リムジンバスやそこに行くためのバス、お得なタクシープラン、JR等の外国人専用のお得な割引レールパスとかというものを次々開発しているところでございますので、できるだけいろいろな施設に行っていただきたいと思っております。
 ちょっと先ほど説明を漏らしておりましたけれども、大山とか砂丘がないではないかというのがあります。実は、この数字をとる、それも外国人をとるというのは非常に難しく、カウンターを設置しているところはそれがどこの国の人なのかというのはもちろんわからないです。ですから、来ている人がどこの国の人かと確実に調べ上げようと思っても、もともとそういうやり方をやっているところではないといけませんので、今挙げてある施設は外国人割引制度を導入しているところです。パスポートなどでどこの国の人かというのがわかります。それから、宿泊についても、各ホテルは必ず宿泊客についてはパスポートのコピーをとったり見せたりというのがありますので、ここに上がっている数字というのは割と実数に近い数字であるというふうに思っております。
 できるだけこの実数に近い数字というのをふやしていくことが今後の戦略をたてるのに重要になってきますので、そういうところもあわせて研究しているところですし、先行してやっている他県の例もございますので、そういうところも勉強してふやしたいというところでございます。
 外国人の人でも通訳してもらえる電話のシステムなのですけれども、予算をとっておりますが、なかなか普及が進んでおりませんで、PR不足であるというふうにも思っております。ただ、ホテルのフロントの方は少しずつPRをしてきており、少しずつ認知度が上がってきてはおりますけれども、まだ我々が想定しているほどの利用率には至っておりませんので、引き続きPR等に努めてまいりたいと思います。
 免税店でございますけれども、今ふやしているところというところでございます。積極的に説明会等を行って、やっていただけるところをふやしていきたいというふうに思っております。

○澤副委員長
 わかりました。
 それともう一つ、花回廊がことしから冬にイルミネーションをやると。検討委員会の報告書を見ていますと、やはり海外、特に東南アジア等からは雪を見に北海道に行くという話がありました。沖縄などでも、鳥取県には雪は余りないのではないかというようなことを漏れ聞くのです。
 そういう意味で、せっかくこういう県有施設があり、やはり外国人の方を呼ぶということを政策的に掲げるのであれば、これからの提案ですけれども、夏ばかり、観光シーズンばかりでなく冬にも来ていただけるような切り口でしっかりとPRのほうもやっていただけたらなというふうに思います。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。委員おっしゃるように、冬シーズンはぜひふやしていかなければいけませんし、そのためいろいろイルミネーションなどもやっているところでございます。この花回廊のイルミネーションもことしは力を入れて海外のほうにPRをしているところで、旅行会社のほうの反応も非常によいので、何とか旅行商品造成に持っていきたいと思っています。
 ちょっと蛇足ですけれども、梨記念館のほうが非常に多い理由の一つとして、こちらで梨の試食を行っております。こちらはどこの施設も同じようにPRはしているのですけれども、1回行った人があそこは非常によかったとおっしゃるので、旅行会社のほうがぜひここを組みたいというような声がたくさんありますので、試食というのは非常に強力なツールだなというふうにも認識しているところでございます。

○浜田委員
 関連して。旅行会社がどういうコースを組むかで結果が生まれてくるということですね。だから、台湾だったら青山剛昌さんだとか漫画のほうに人気があるからということで旅行会社が組むということですね。それ以外の魅力的な観光地がいろいろあるわけですけれども、そこを組んでもらうためには旅行会社と連携していくしかないということですか。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 おっしゃるように、方策として大きく分ければ2つだと思っています。一つは、パッケージツアーと言って、もうツアーが組み込まれている部分の動き方については、旅行会社に委ねる部分が非常に多うございます。したがいまして、県外にプロモーションに行くときには必ず送客実績のある大手、それから送客見込みのある旅行会社は漏らさず回っているところでございます。
 あわせて個人客の旅行者は国内外を問わず増加傾向にあります。いつまでも団体旅行客ということではなく、個人客の対策も同時に必要と思っています。個人客の場合は、やはりそこに行くアクセスルートがあるか、個人客でも行けるかどうかというところがポイントで、東京や大阪や京都など二次交通が充実しているところは、もうそんなにPRしなくても勝手に個人客のほうが口コミか何かで動いて見に行くのですけれども、鳥取県のような二次交通の弱いところは、そこに導くようなアクセスルートの確保というのが非常に必要です。それで現在、JRとタイアップして外国人観光客にお得なレールパスであるとか、タクシー会社と連携してお得な3時間乗り放題タクシーとかバスを、大急ぎで整備しているところでございます。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。
 ないようですので、次に進ませていただきます。
 閉会中の調査事項についてでございますが、お諮りをいたします。
 本委員会所管に係る中山間地域対策、道路網・河川等の整備、交通安全、観光振興並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようでございますので、その旨議長に申し出ておきます。
 なお、委員長報告の作成、内容につきましては、正副委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 よろしくお願いします。
 次に、その他に入ります。まず県土整備部より、境港の概要につきまして森下空港港湾課長の説明を求めます。

●森下空港港湾課長
 境港の概要についてということで1枚物を配付させていただいております。前回の常任委員会で、補正予算の関係で境港の負担金について御説明したのですが、位置等がわからないということでこの地図を御用意いたしました。
 まず大型クルーズ船の検討をどこで行うかというのは、真ん中辺りになりますけれども、昭和南地区というところでお示ししています岸壁に寄港していただくというところで、6月16日にダイヤモンド・プリンセスもここへ寄港しました。17万トン級の大型クルーズ船を今回は検討するというところです。
 公共マリーナについてもセーリングの施設認定になったということで、下のほうにお示ししていますけれども、竹内南地区の下側のマリーナの中で施設整備あるいは施設の検討を行うというところでございます。
 上のほうで境漁港、市町村の負担金の一部改定をお願いしているのですが、こちらにつきましては漁港内、赤のラインで示している部分を高度衛生管理を行うということで、その負担金について議案をお出ししているところでございます。

○福間委員
 このダイヤモンド・プリンセスが入ったのをこの間見せてもらいにいきました。非常に大きなものだなと、びっくりしました。ただ、ダイヤモンド・プリンセスが着いたそばというのは材木置き場なのですよね。これはいつ解消するのか、どうされるのか。17万トンが来るのは大歓迎だが、これはちょっとお粗末だなと思いましたね。この後はどのような計画か、ちょっと教えてください。

●森下空港港湾課長
 図面でいいますと、先ほど言いました昭和南のチップであるとか原木を扱っているところしかとめれないというところで、今回17万トン級の検討をするのですが、将来的には下の竹内南地区、貨客船ターミナルの計画というふうにお示ししており、こちらにそういうバースをつくって受け入れ態勢を整えたいというふうに考えております。

○福間委員
 時期は。

●森下空港港湾課長
 27年度、直轄事業で事業化を目指しているところでございます。できるのは数年後ということになりますが、そういう状況でございます。

○福間委員
 あと2点。この6月定例会で森雅幹議員が発言しているのですけれども、障害者優先調達推進法に基づく取り組みとして、県土整備部の関係で御検討いただけないかということで提案したい。グレーチング、溝ぶたですけれども、この溝ぶたにパーフェクトグレーチングというのか、いろいろ詰めていく手法があるみたいですね。小規模障害者作業所で例えばこういう事業をやることはできないだろうかと思うのです。関連する資料、写真などを写したものを持ってきていまして、できれば障害者優先調達法に基づく内容で、鳥取県内のグレーチングの整備、今あるものを穴詰めをしていくという作業を、できればやるという方向で検討してみてもらうことはどうだろうかというのが1点。
 もう一つは私、一般質問でタンデム自転車ということで発言をさせてもらいました。県警本部長から極めて前向きな御発言をいただきましてありがたく思っていますが、実は県内に全然自転車がないのです。それで、道交法細則が改正していないからないとかでなく、まず現物を一遍県内に、皆さんにわかってもらうためにも手配すべきではないかという気がするのです。
 それで、観光振興という立場で、例えば皆生のほうで旅館組合か観光協会かよくわかりませんが、サイクリングで自転車貸し出しなどやっているところがあるみたいですね。それらと県、あるいは米子市あたりとタイアップをしながら、この自転車を2台か3台取り入れてみてもらって、視覚障害者の皆さんにも触れてさわってみてもらう。場合によれば日野川の河川敷などで乗っていくみたいなことで、タンデム自転車というものの啓発もしてもらうのはどうだろうかなと。この間新潟で聞いたときに、この2人乗りであれば8万円ぐらいだと言われていた。10台買っても80万円、そんなに買いなさいとは言わないけれども、関係団体の皆さんと協議してみてもらって、一遍複数台を県内に設ける方向で検討してみてもらうことにならないか。

●山本道路企画課長
 道路企画課でございます。事前に委員のほうからカタログをいただいております。それで、グレーチング、車両用といいまして3センチぐらいの幅があるものを車が通るところに設置するのです。歩行者が通るところは御存じだと思いますが、細い目の1センチぐらいですとハイヒールとかつえとかが入らないということで、基本的にはそういう対応をしております。
 委員御指摘の車両用の厚いものにこういった材料を詰めて水を浸透させるという構造のようでございますので、今のところ需要がどのくらいあるか、余りないのかなというのが今の私の感覚で、ボリュームがないと多分作業所での製造にはなかなか結びつかないと思いますが、歩行者も通るのに車両用が既に設置されているようなところがあれば、現地も見させていただきたいと思っています。

●森谷文化観光スポーツ局長
 タンデム自転車の整備ということでお話がありました。道路交通法の関係で走れないということで、きょう現在もそうなのですけれども、やはり走れないものを買ってもという意識を皆さんお持ちで、積極的な取り組みにはなっていないというのは現状でございます。
 それで今回、福間委員の御質問もあり、本当に整備されているところはないのか改めて調べさせてもらいましたら、1台ございました。皆生温泉のある旅館の御主人が非常に自転車に興味をお持ちの方で、その方が旅館の敷地内を宿泊のお客さんに走っていただくというようなことで1台整備されているといったことはございます。ただ、これはあくまでもその旅館の一つのサービスというレベルの話ですので、一般的なものではないということではあるかと思っています。
 おっしゃいますように、今後例えば皆生の旅館組合とか観光協会が積極的に動いていただければと思いますが、実は県のほうでも、例えばタンデム自転車を整備する支援制度はあります。これはニューツーリズムの補助金という制度メニューでございまして、ちょっと話が違いますけれども、岩美でシーカヤックでスケルトンの船を買われたものに対して助成ができるということで、翻ってタンデムの整備に当たっても使用していただけるといった制度があります。補助率2分の1ということで限度額50万円ぐらい、ニューツーリズム、エコツーリズムといった新しい体験型のメニューをつくっていただく制度もあります。あわせて本会議場での質問もございましたが、せっかく皆生の白砂青松、弓ケ浜のサイクリングロードを整備中でございます。もともとこのコース自体もタンデム走行が可能になるという前提で今整備を進めているところでございますので、特に米子の皆生温泉の旅館組合あるいは観光協会に支援制度もあるというようなお話もさせていただき、警察本部長もここにおられますけれども、早目になっていければ、より一層整備も進んでいくのではなかろうかと思っています。いずれにしても話をちょっとしてみたいと思います。

○福間委員
 ありがとうございました。早く視覚障がいの人も触れてさわってみたいというのはあると思うのです。そういう意味では、とにかく2~3台、何とか手配できないのかな。まあ、乞う御期待で。ありがとうございました。

○澤副委員長
 今回の一般質問で銀杏議員が取り上げた空の駅について地域振興部に、特に部長にお聞きしたいと思うのですが、知事の答弁は、どちらかといえば利用振興、促進という面から施設整備とかいう格好だったと思うのです。
 質問の趣旨としては、やはり空の駅ということで、道の駅とは違って、大きな部分では文化の発信、それから物販ですとかそういう交流というようなことを質問の趣旨として上げていたと思うのですけれども、その辺について、部長としてまずどういうイメージを持っておられるのかというのをお聞きしたいのですけれども、どうでしょうか。

●小倉地域振興部長
 急な質問でちょっと戸惑っておりますけれども、空の駅という発想は大切なのかなということは思っています。ただ、空の駅ということでターミナル自体がその機能を発現するオーソライズがどこまでできるかという一つの大きな課題はあると思っています。文化の発信であり、交流の拠点であるというような位置づけをどういうふうに持っていくのかが一番大事なところだと思っています。鳥取空港、米子空港ありますけれども、それぞれに特性があるというところでございまして、使い方も人それぞれでいろいろな考え方があると思うのですね。まずはそういった意見を集めるところから始めるのが必要なのかというふうに思っています。
 私も個人的にはこうやりたいというのはあるところですけれども、まずはいろいろなところの意見を聞くことから始めてみたいというふうに思っています。ただ、そういった絵姿に向けて話を聞いてみるということは必要なことだというふうには思っているところです。

○澤副委員長
 それはそういうことだろうと思うのです。やはり観光とか海外から来る玄関として、特に米子鬼太郎空港のほうはそういう機能を担っているということになってきますと、当然意見を聞いてそういう方向性を打ち出すというのはやっていかなければいけない。私が言いたいのは、今まで利用ということに特化してずっといろいろな施策をやってきているわけで、今部長が言われたのは全く新しく、まず聞いてみましょうということなのですね。そこのところが一番ポイントだと。そういう部分でしっかりとまず聞き、山陰の中でも鬼太郎空港は大きな位置を占めるというふうに持っていくことは、これから日本海側のアジアの拠点空港として生き抜いていく上でやはりやっていかなければならないことだと。日本の中でもそういう施設はそんなに聞いているわけではありません。だからこそ切り口を見つけてやっていく必要がある、そのためにはやはり、そういう部分のグランドデザインが描けるような取り組みをやっていくべきではないかなと。意見を聞くのは当然ですが、そうしたグランドデザインつくることを前提にした調査だという意味でお聞きしたいが、ちょっとそこのところをもう一回。

●小倉地域振興部長
 米子鬼太郎空港に限ってみれば、やはり西日本のミニハブ空港としての機能を今備えつつあるところです。そういった意味から見ると、交流の拠点であり、拠点機能というのは当然求められると思っています。ですから、今計画を立ててできるというものではないですけれども、本年度、総合的な施設整備の長期ビジョンを持とうかというふうに思っていますので、その中でいろいろな意見を聞いて方向性を見定めていきたいというふうに思っています。

○澤副委員長
 今、そういう言葉をいただきましたので、またその方向性をきちっと教えていただきたいということだけお願いしておきたいと思います。

○斉木委員
 福間委員が2人乗り自転車の話をされ、大いに障がい者の方にも進めてもらいたいのですけれども、自転車について健康志向とか省エネとか公害がないとかいうようなことで非常に関心が高まってきております。それで、この前テレビでやっていたように、事故が非常にふえてきていると。小さい小学生、あるいは幼稚園の段階から自転車を親が買い与えて自由に乗るのですが、そういう面で非常に事故がふえているということです。特に高校生が、言葉は悪いのだけれども縦横無尽に走り回るということで、そばにいても、後ろから追い抜く場合でも本当にひやっとする。町なかの歩道も人通りが少なくなったものですから、もうすいすいと走れるというようなことです。事故が非常にあるので、今回、交通安全の報告で自転車のことも載っていますけれども、ぜひきっちりと指導をしていくと。便利がいいからどんどん進めるのではなく、そのあたりの意識づけというのはどうですか。

●林交通部長
 ただいまのお話にありました自転車の安全利用の指導の関係ですけれども、今日御説明しましたとおり、夏の交通安全運動がすぐ始まるわけですが、例えば歩道を通れるような場合でも歩行者が優先であるとかについて、このたびの安全運動でも学校と関係機関と連携して力を入れて啓発してまいりたいと思っております。今後年間を通じて、そういうことについては意識づけの徹底をやってまいりたい、重点の一つと考えております。
 記憶の範囲ですけれども、昨年は大体170件ぐらいけがを伴うような事故もあったと思いますので、ぜひその辺については配意してまいりたいと思います。

○斉木委員
 ぜひお願いしたいと思います。小学生の段階ではよく地域の交通安全指導員の方たちで自転車教室などをやられるのですけれども、中学校や高校生になると、余りそういうことを聞いたことがないので。自由に自転車を操れる年ごろになると、ルール、マナーがおろそかになってくるのではという感じがしますので、やはり基本的なマナーを交通安全協会のほうからでも進めていただけるような方向でやっていただきたいと思います。

●山嵜警察本部長
 私のほうからもちょっと答えます。
 非常に現実に即した御指摘だと思います。やはり私も感じるのは、高校生になりますと、そういうものをやっても余り出てこない子が多いのですね。出てこない子に限って危ないことをやる。やはり学校現場、教育現場とタイアップしてやらないと、警察で、安協でやりますよと言っても来ないということになります。今も出前式のものをやってももらっていますけれども、これからどんどんふやしていこうとは思います。
 もう一つは、やはり免許がないということであるのですが、小学生はちゃんとヘルメットをかぶって自転車に乗っている子も結構いるのですけれども、意識が変わる高校生になりますと、それは格好悪いという意識がある。事故の現場とかのスタントもみせつつやれば、かなりインパクトがあって、教育効果もありますので、そういうものをどんどんふやしていければかなり成果が上がってくるのではないかと思います。
 タンデムの話をしますと、ちょっと危惧しているのは、安全性ですね。あれだけ大きなものですので、お子さんが勝手に乗らないよう年齢制限をかけたほうがいいのかとか、その辺も非常に苦労していまして、交通部のほうで実際ある県に行ってちょっと乗ってみようかという話をしているところです。買っていただければ県内で実走もできますのでありがたいかなと思いますが、安全性を皆さんが考えるのに、タンデムもいい機会になると思うのです。親子で安全性を教えながら乗っていくということも非常にいいことになると思いますし、今交通部内で検討を進めていますので、推移を見守っていただければというふうに思っていますので、よろしくお願いします。

○斉木委員
 ぜひお願いしたいと思います。本部長も2人乗り自転車の検討も苦労されていると思いますが、導入するにしても安全第一でやっていただきたいということでよろしくお願いします。

○浜田委員
 今、スタントマンの話が出ましたが、どこかの県で子供たちに危険性を実感、体感してもらうことで自分がどれだけ慎重にならなければいけないか、スタントマンがすごい厳しい場面を見せて効果が上がっているというのがありましたけれども、そういう予定もあるのですね。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 スタントマンによる自転車事故の想定、再現というふうな交通安全教育を既に実施しておりまして、ことしの5月14日だったと思いますけれども、鳥取西高でもやりました。それと安全運動ですけれども、県内の中学校でも既にやっておりますし、今後もやる予定にしております。
 実際にぶつかって自転車事故を再現しますので、生徒からは非常に関心を持って交通ルール、自転車事故防止の意識の啓発に十分役立っているというふうに認識しております。
 なお、高校生、中学生の自転車マナーの関係ですけれども、交通安全運動期間中、ほとんどの警察署で自転車教室、街頭指導というふうなことでやりますし、先ほど安全運動期間中の行事でお話ししましたが、7月10日に鳥取市内で障害者の大会を前に、若桜街道等の駅前あたりで高校生を中心とした自転車の指導ということもやる予定にしております。

◎内田委員長
 そうしますと、意見も尽きたようでございますので、委員の皆様に御連絡します。次回の常任委員会は8月21日午前10時からとしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、委員の皆様には御相談したいことがございますので、この場にお残りください。
 執行部の皆様は御退席していただいて結構です。ありがとうございました。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、県外調査の日程です。お配りしている日程表で、第2回の県外調査を行いますので、委員の皆様は御参加願います。
 以上で当委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。

                                午後0時16分 閉会
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