平成26年度議事録

平成26年4月21日会議録

開催概要、資料はこちらです。 
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員

内田 博長
澤 紀男
国岡 智志
福間 裕隆
浜田 妙子
藤井 省三
上村 忠史
斉木 正一 

欠席者
(なし)
   
 

説明のため出席した者
 小倉地域振興部長、森谷文化観光スポーツ局長、長谷川県土整備部長、
 山嵜警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 田中調査課課長補佐 梅林調査課係長 田中議事・法務政策課係長    

1 開会 午前10時12分

2 休憩 午前10時43分  

3 再開 午前10時54分   

4 閉会 午後0時35分

5 司会 内田委員長

6 会議録署名委員 斉木委員 浜田委員

7 付議案件及びその結果
  別紙日程表及び下記会議概要のとおり

会議の概要

                                午前10時12分 開会

◎内田委員長
 おはようございます。ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでございますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 今回の常任委員会は執行部の入れかえを行うこととし、最初に警察本部と地域振興部、次に文化観光スポーツ局と県土整備部の順に行いたいと思います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 斉木委員と浜田委員にお願いいたします。
 そうしますと、3月24日付けで警察本部、4月1日付けで地域振興部の職員の異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をお願いしたいと思います。

●山嵜警察本部長
 それでは、警察本部の新任の執行部職員を御紹介させていただきます。
 刑事部長の野澤警視正です。

●野澤刑事部長
 野澤でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 引き続きまして、交通部長の林警視正です。

●林交通部長
 林でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 警備部長の後藤警視正です。

●後藤警備部長
 後藤でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 生活安全部長の牧野警視正です。

●牧野生活安全部長
 牧野です。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 警務部参事官兼首席監察官の安藤警視正です。

●安藤警務部参事官兼首席監察官
 安藤でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 警務部総括参事官警務課長事務取扱の清水警視です。

●清水警務部総括参事官警務課長事務取扱
 清水でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱の大下警視です。

●大下生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 大下でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 交通部総括参事官交通企画課長事務取扱の黒川警視です。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 黒川でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 警備部総括参事官警備第一課長事務取扱の永井警視です。

●永井警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 永井でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 警務部参事官総務課長事務取扱の岸田警視です。

●岸田警務部参事官総務課長事務取扱
 岸田でございます。よろしくお願いいたします。

●山嵜警察本部長
 刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部総括参事官組織犯罪対策課長事務取扱の岡本警視です。

●岡本刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部総括参事官組織犯罪対策課長事務取扱
 岡本でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 交通部参事官運転免許課長事務取扱の長田警視です。

●長田交通部総括参事官運転免許課長事務取扱
 長田でございます。よろしくお願いします。

●山嵜警察本部長
 なお、このほか、本日は所用のため欠席させていただいておりますが、刑事部参事官捜査第一課長事務取扱機動捜査隊長事務取扱の青木警視が異動により新任執行部職員となっておりますので、よろしくお願いいたします。

◎内田委員長
 ありがとうございました。

●小倉地域振興部長
 このたび地域振興部長を拝命いたしました小倉でございます。大交流時代を支えます航空路のさらなる充実、また、二次交通、生活交通の確保・拡大、これらによりまして交流人口、滞在人口の拡大に向けて取り組んでいきたいというふうに思っています。そして、それをしっかりと移住定住につなげていく、その効果を中山間地域、町なかで享受できるような、そんな地域づくりを進めていきたいというふうに思っています。それには人づくり、物づくり、男女共同参画は必要なことでございまして、委員の皆様方の御意見をいただきながら前に進めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、新任の職員の紹介をさせていただきます。座って紹介させていただきます。

◎内田委員長
 はい、どうぞ。

●小倉地域振興部長
 地域振興部参事監地域振興等担当の難波でございます。

●難波地域振興部参事監(地域振興等担当)
 灘波でございます。この4月から島根県のほうから交流ということでやってまいりました。まだ鳥取県のことは勉強中でございますけれども、しっかりとお役に立てるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。

●小倉地域振興部長
 続きまして、地域振興課長の酒嶋でございます。

●酒嶋地域振興課長
 酒嶋でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 地域振興課参事、地域づくり担当の藤木でございます。

●藤木地域振興部参事(地域づくり担当)
 藤木でございます。よろしくお願いします。

●小倉地域振興部長
 教育・学術振興課長の國米でございます。

●國米教育・学術振興課長
 國米でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 統計課長の徳永でございます。

●徳永統計課長
 徳永でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 本年度から、各総合事務所の地域振興局が地域振興部の所管になったことから、各所長にも出席いただいております。中部総合事務所の西山所長でございます。

●西山中部総合事務所長
 西山でございます。中部振興のために全力を尽くしたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。

●小倉地域振興部長
 西部総合事務所の山根所長でございます。

●山根西部総合事務所長
 山根でございます。2年度目になりました。西部の振興を頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

●小倉地域振興部長
 西部総合事務所日野振興センターの澤田所長でございます。

●澤田西部総合事務所日野振興センター所長
 澤田でございます。日野地域の振興に頑張っていきます。よろしくお願いいたします。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 それでは、報告事項に移りたいと思います。
 質疑につきましては説明終了後、一括でお願いしたいと思います。
 最初に、通信指令・総合指揮システムの高度化更新について、青木生活安全部通信指令課長から説明を求めます。

●青木生活安全部通信指令課長
 平成26年3月、通信指令・総合指揮システムの高度化更新を行いましたので、御報告いたします。
 警察本部資料の1ページをごらんください。それでは、座って説明させていただきます。
 システム更新の経緯としましては、1に記載のとおり、通信指令・総合指揮システムは平成16年の運用開始から10年が経過し、老朽化、陳腐化が進んだことから全面的な更新を実施したもので、平成26年3月12日から新システムの運用を開始しております。
 賃貸借料につきましては、3に記載のとおり、平成33年2月までの7年リースで、県費で約6億円、1年当たり約8,600万円となっています。なお、旧システムの平成24年の1年当たりのリース代と比較しますと、約500万円リース額を低減させ、高度化を実現させています。
 主な高度化の更新内容につきましては、4に記載のとおり、110番受け付け指令端末の入力方式において専用ペンによるタブレット入力を採用しており、これにつきましては本資料下の左側写真のとおりであります。
 次に、(2)に記載のとおり、地域警察官が携行している携帯電話型データ端末と通信指令システムを接続し、それぞれが撮影した画像を送受信して情報共有の強化を図っております。
 次の(3)の位置検索機能の強化につきましては、内田委員長から平成20年9月の代表質問で御指摘いただいておりますが、発生場所等の位置をより迅速に特定するため、電柱、標識柱による検索を可能とし、110番通報において山間部でも位置特定が容易にできるシステムを整備しております。
 その他としましては、(4)、(5)に記載のとおり、大型表示装置の高画質化、映像配信機能の強化を行っております。
 最後に5としまして、島根県及び岡山県のカーロケータシステムと鳥取県のカーロケータシステムを接続することにより、お互いの通信指令端末上で相手側の車両位置等を把握するために、両県と申し合わせ書を取り交わしました。
 今後は、この新しい通信指令システムなどを効果的に活用し、早期に現場臨場して、迅速、的確な初動警察活動をより一層推進してまいります。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして、シルバー・セイフティ・インストラクターの活動状況について、黒川交通部総括参事官交通企画課長の説明を求めます。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 交通企画課です。警察本部資料の2ページをお願いいたします。シルバー・セイフティ・インストラクターの平成25年度中の活動状況について御報告させていただきます。それでは、座らせていただきます。

◎内田委員長
 はい。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 このシルバー・セイフティ・インストラクターでございますが、高齢者を対象とした交通安全教育などを目的に、非常勤職員として採用しているものであります。
 1つ目の主な活動内容でございますが、高齢者に対する交通安全教育活動につきましては、運転の適性診断が行われる機器を搭載しておりますことぶき号という交通安全教育車を使用したり、パソコンやスクリーンなどで道路横断を疑似体験することができるシミュレーターなどを使い、参加・体験・実践型の教育を行っております。
 また、高齢者のお宅を1軒ずつ訪問して、お一人ずつ直接交通安全指導とか反射材を持ち物に貼るなどの活動を行っておりますし、その他の活動ということでは、先般行われました交通安全運動などで街頭広報などに参加しております。
 インストラクターは、平成19年度から運用を開始しておりまして、当初は東部、西部、合計2名でスタートいたしました。その後、平成27年度からは中部も加わりまして、現在鳥取、倉吉、米子警察署に各1名ずつ配置しておりまして、いずれも3年目、4年目というキャリアでございます。
 3つ目の活動状況でございますが、高齢者の交通安全教育活動につきましては、東・中・西部合わせて265回、8,657人に対して地区の公民館などへ出かけていき、上の写真にありますようにシミュレーターなどを使い実施しております。
 また、高齢者宅の訪問活動につきましては、合計7,339人の方を訪問して、安全な道路横断の方法を指導したり、あるいは反射材を直接貼っていくなどの交通安全講習会にいらっしゃらない皆さんに、いわゆる出前型の地道な活動を行っております。
 最後に、こうした活動に対する反響を数点載せておりますが、直接家まで来ていただいて交通安全の話を聞けて参考になったとか、反射材を靴やかばんに貼っていただいて安心しているなど好評を得ておりまして、今年度のインストラクターの一層の活動強化に努めてまいりたいと考えております。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして、米子鬼太郎空港の駐車場の今後の対応については、後ほど県土整備部から説明がありますので省略いたします。
 平成25年度県内航空便の利用状況等について、寺口交通政策課長の説明を求めます。

●寺口交通政策課長
 地域振興部の資料3ページをお願いしたいと思います。平成25年度県内航空便の利用状況について報告させていただきます。
 このたび鳥取空港、それから米子鬼太郎空港、この県内2空港の25年度の利用実績がまとまりましたので御報告させていただきます。
 このうち、全日本空輸ANA便につきましては、鳥取空港が33万人台、それから米子鬼太郎空港、これは54万人台ということで、いずれも昨年度の利用実績を上回ったところでございます。米子鬼太郎空港につきましては、昨年12月からスカイマーク社によります路線の開設等がございまして、こちらが約6万人強ございまして、これを含めました米子鬼太郎空港の全体の利用者が初めて60万人台に到達したという状況でございました。
 その内訳、昨年度4月1日から3月31日までの状況でございます。鳥取空港につきましては搭乗者数33万16人ということで、搭乗率が平均で67.3%という状況でございました。これは過去4番目の数字となっております。それから米子鬼太郎空港のまずANA便につきましては、搭乗者数が54万3,947人、平均搭乗率は73.3%ということで非常に好調でございました。それから12月20日から就航いたしましたスカイマークの路線につきましては、成田便が3万7,384人、神戸便が2万6,396人。神戸便は、これを経由していきます茨城便も含んだ数字となっております。合計で6万3,780人という搭乗者数でございました。
 その下に、参考までに、過去5年間の利用者数の推移を書いておりますが、スカイマークにつきましては、まだ年間の推移実績はございませんので、ここにつきましてはANA便のみ掲載させていただいております。
 これら利用者数が増加した主な要因でございますが、昨年度の場合、やはり一番大きかったのは出雲大社平成の大遷宮、これをきっかけに山陰というところに全国の目が向いたということで、山陰旅行の需要が拡大したというふうに考えております。
 そのほか、東部のほうでも定着して年々評価が高まっております砂の美術館でございますとか、昨年度、全県を通じて取り組みましたグリーンウェーブ、エコツーリズム等の取り組みの結果だと思います。
 そのほかにも、やはりこのスカイマークの新規就航による増加、これは純粋に増加の役に立っているものでございますし、それから米子鬼太郎空港、これは昨年10月1日から3月31日まで6便化されたということで、これは現在も5月31日まで継続されているところでございます。
 参考といたしまして掲げさせていただいておりますが、昨年補正予算をいただきましたエアポート支援事業、これは実績数で合計260件あったところでございます。
 今後の利用促進の取り組みでございますが、引き続きまして航空便を利用した山陰向けの旅行商品の造成支援、こういうものを行っていきたいと思います。この山陰向けの旅行商品につきましては、県境をまたいで出雲地域から但馬地域まで、こういった全体を取り込んだような山陰大周遊というものを念頭に働きかけをしていきたいというふうに考えております。
 そういった、航空会社や旅行会社への路線、観光PRの実施でございますとか、首都圏とか各就航先でのイベントに合わせた路線、観光PRの実施、その他移住定住、子育てなどの県の主要施策と連携した利用促進、それから、これら航空便を使った新たな交流創出に向けた取り組みをする際の支援、こういったものを継続して行ってまいりたいというふうに考えております。
 資料の4ページをお願いします。これはPRの関係でございますが、本日、東京のほうで知事を初めとしたトップセールスを行っております。今回は、東京のモノレール浜松町駅でPRブースを設置して空港路線のチラシや観光チラシの配布のほか、個別に旅行会社や旅行関係のメディアへも訪問して観光のPR等を行っていこうとしているところでございます。
 最後、参考に掲げさせていただいておりますが、鳥取空港の5便化、それから4月1日の米子鬼太郎空港のスカイマーク就航路線の拡大、那覇、新千歳、羽田、こういうところの初便に合わせましてそれぞれ記念の式典、セレモニー等を行っておりますので報告させていただきます。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして、台湾ジャイアント旅行社によるサイクリングツアー実施について、山根西部総合事務所長。

●山根西部総合事務所長
 そうしますと、地域振興部資料5ページをお願いします。台湾ジャイアント旅行社によるサイクリングツアーの実施ということで、4月9日から12日、大山周辺、あるいは中海、宍道湖、出雲大社のサイクリングツアー、いわゆる旅行商品としてのツアーの第1弾が成功裏に実施できたということの御報告でございます。
 この台湾ジャイアント社、御案内かと思いますけれども、世界ナンバーワンの自転車メーカーでございます。24年1月に知事、それから県のサイクリング協会長ほかスポーツツーリズム訪問団ということでジャイアント社にセールスに行き、それをきっかけに、るる日本の現地旅行社等々と接触を持って働きかけてまいりまして、このたび第1弾が相なったというものでございます。
 コース等は裏面のとおりで、私も懇談会に出させていただきましたけれども、参加者からは、この時期に大山の雪と桜が一遍に見れて、また日本海にダウンしていくこの爽快さは何とも言えないという高い評価を得ました。それから出雲大社コースでは、例のベタ踏み坂での記念撮影等が非常に好評だったということでございます。4月11日に東光園に知事のほうが表敬に行かれまして、そのときもトップの蔡さんというマネジャーさんと歓談されましたけれども、今後もよろしくという知事の申し出に対して、いやあ、もちろん考えていますということでございました。大変評価を得ましたので、これからも一生懸命働きかけてサイクリングツアー、具体の旅行商品としての誘客に努めてまいりたいと思いますし、西部総合事務所としましては、地元受け入れ態勢をしっかりやっていきたいというふうに思っております。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑等がございましたら。

○斉木委員
 3ページ、利用状況のことですけれども、前からこの委員会でも時折出ておるのですけれども、全日空の米子と鳥取空港との往復で割引がきくようなことの話は進んでいませんか。

●寺口交通政策課長
 昨年、この委員会でも米子と鳥取空港の相互を利用した場合の往復運賃の適用ということを働きかけてはどうかということで、我々も昨年度、ANAさんを訪問させていただいた際に、そのようなお願いを改めてしてまいりました。ただ、そのときのANAの考え方を少し報告しますと、やはり両空港がどれだけ一体的に使われているかというのをよくよく見きわめたいということでございまして、距離的な関係、移動時間がどれぐらいといった話とか、もともと利用しておられる方で鳥取から入って米子から出ている、米子から入って鳥取から出ているといった動きが現実どの程度あるのかとか、こういったことをいろいろ検討した結果、考えてみたいということでございまして、残念ながらすぐにそういったことをやってみましょうというお答えまではいただいておりませんが、そういったことを検討していただけるような話にはなっております。

○斉木委員
 全国でもこういう例はないということかな。

●寺口交通政策課長
 個々につきましては、1~2例あるようでございまして、例えば北陸の能戸と小松と富山空港、その3空港間での共通の料金設定といいますか、そういったものをやっておられるようでございまして、ぜひとも県内の2空港につきましてもそういう展開ができないかと、今後ともまた積極的に働きかけていきたいというふうに考えております。

○斉木委員
 もう一つだけ。航空会社ばかりに任せず、利用者の便になるためですので、やはり県としてもそのあたりのアンケートをとってみたりして、働きかけることをしておいたほうがいいと思いますよ。航空会社に任せていたって、どうもらちが明かない感じですからね、どうですか。

●寺口交通政策課長
 おっしゃられますように、地元でもそういったニーズがやはりこれだけ高いという実態を把握するために少し調査もさせていただきまして、そういったデータ的なものも示しながら、 ANAさんのほうに働きかけていきたいというふうに思います。

○藤井委員
 アンケートと同じことかもしれませんけれども、やはり試行してみるということによって、どれだけの人が希望しているか等わかってきます。アンケートと同時に試行するということが大事なのではないでしょうか。今現在そういうことがやられていない、その実数を把握してやるかやらないかと決めるのはちょっと消極的ではないかなという感じがしますね。だから、そういうことを申し入れたほうがいいと思いますよ、試行してくださいと。

●寺口交通政策課長
 はい、わかりました。今、委員がおっしゃられましたように、例えば時期を限定してのテスト的な実施でございますとか、そういったことも含めて、これからANAさんと話をしてみたいと思います。

○浜田委員
 スカイマークが就航しましたので伺ってみたいのですが、利用者の皆さんの声ですね、どんなふうに受けとめられているのか、実際に利用なさってみてどうだったのかというのがあれば。それから搭乗率、最初は露出度は高いはずですが、その割には低いなという感じがしているのですけれども、そのあたりはどんなふうに受けとめておられるのか、この2点を聞かせてください。

●寺口交通政策課長
 まず、地域の方々の声ですけれども、やはりここから直接行ける場所が非常にふえたということについて大変期待が大きいとの声をいただいております。特に旅行などに関しましても、この4月以降、北海道とか沖縄とかといった先へも、経済的にも日程的にも無理のない形で行けるようになったということで、ゴールデンウイークなどの期間とか、それからすごく早く申し込みをするとかなり安い料金で行けるような形になっておりますので、そういう先取りの予約とかいうものがかなりあるというふうには伺っておりますので、地元の期待と、それから利用促進に向けた動きというのは出てきているのではないかと。
 ただ一方、委員がおっしゃられましたように、搭乗率の関係につきましては、実は先般、スカイマーク社さんへ我々訪問させていただく機会があったものですから、いかがなものでしょうかと社としての感想を聞いてみたところ、最初の出だしとしてはこんなものではないかというのが、上層部の方の御意見でございました。12月20日が就航開始で、その後1月、2月という時期を迎えておりまして、この12月と1月、2月というのはANAさんもそうなのですけれども、搭乗率が一番年間で落ち込む時期でございまして、スカイマークさんについてもやはりその1月、2月は少し苦戦をされましたが、3月になり、例えば成田便につきまして2月に 45%であった搭乗率が3月は69%になっております。それから、神戸便につきましても2月は30%だったものが3月は47%と、こちらはまだ半分に行かないということなのですが、そうはいってもやはりこういった上昇傾向が見えておりますので、これから我々もスカイマーク社さんとも連携しながら利用促進に努めてまいりたいと思います。

○浜田委員
 行楽シーズンになったときにどうなるのか、早く申し込まないと安いのが手に入らないということがあり、私も常に振られておりまして、恩恵が受けられる方々がどの程度いらっしゃるかということがあるかなとは思いますが、成果を楽しみにしたいというふうに思います。
 それとあわせて、タクシーの運転手さんたちに聞いてみると、今のところ駐車場が満杯になることはない、必要な方々はほぼ停められるのではないかと見ていますよというふうにおっしゃったのですが、どんな感じですかね。

●寺口交通政策課長
 駐車場の状況につきましては、実は空港港湾課のほうがよく承知しておりますが、こちらのほうでも当然情報は共有させていただいておりまして、12月20日のスカイマーク参入以後、県有地等に駐車場も2カ所造設し、それ以降、車があふれたというのは2日か3日ぐらいしかないというふうに聞いておりまして、ほぼ余裕があるといいますか、まだまだ十分停められるような状況だというふうに伺っているところでございます。
 そのような中でも、後ほど恐らく詳しく報告があると思いますけれども、ゴールデンウイークに向けて、県で既に造設しました2つの駐車場の間の土地を仮設整備して、臨時駐車場としてさらに拡張するような作業も今やっているところでございます。

◎内田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございませんか。

○上村委員
 5ページですけれども、いろいろなサイクリングツアーということは大変結構だと思います。ぜひ頑張っていただきたいと思っているのですが、この世界最大のジャイアント社を、例えば鳥取県に誘致するとかというような話はありませんか。

●山根西部総合事務所長
 会社の誘致ということですか。

○上村委員
 そうです、製造工場。

●山根西部総合事務所長
 そういう具体の話は私どもでは承知しておりません。

○上村委員
 ありませんか。
 働きかけるとかというようなことはされていませんか。

●山根西部総合事務所長
 ちょっと状況が頭に入っていないのですが、またいろいろ機会があると思いますので、またそういう話もしてみたいと思います。

○上村委員
 はい、よろしい。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。
 その他のほうで何かございましたら。執行部のほうもよろしいですか。
 それでは、警察本部、地域振興部につきましては以上で終わりたいと思います。御苦労さまでした。
 入れかえのため、暫時休憩いたします。10時55分に再開いたします。

                                午前10時43分 休憩
                                午前10時54分 再開

◎内田委員長
 再開いたします。
 引き続きまして、文化観光スポーツ局及び県土整備局について行いたいと思いますが、4月1日付で職員の異動がありましたので、執行部の新任職員の御紹介をお願いしたいと思います。

●森谷文化観光スポーツ局長
 おはようございます。新任の文化観光スポーツ局長の森谷でございます。スポーツも加えまして、新たな体制でスタートいたしました。文化も観光もスポーツもそれぞれ相互に連携しながら、地域活性化に向けた取り組みを進めたいと思っております。委員の皆様には、御意見、御指導等をいただきながらやっていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
 それでは、文化観光スポーツ局の新任の幹部職員を紹介させていただきます。
 まずは、名簿の上のほうから行きますけれども、観光戦略課観光誘客室長、市村でございます。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 おはようございます。このたび西部総合事務所から異動してまいりました、観光誘客室長の市村でございます。主に国際観光のほうをさせていただきます。今、大交流時代というのが主要な施策に掲げられておりますので、私の思いといたしましては、今までやってきたことに加え、観光戦略課という名前になりましたので、観光を科学する観光産業という視点も持ちながら、パッションで突破をしていきたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 2番目に書いてございます、観光戦略課山陰海岸世界ジオパーク推進室長、遠藤でございますが、こちら、生活環境部と共管でございまして、今そちらの常任委員会に出席しております。
 スポーツ振興監兼スポーツ課長、山﨑でございます。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 山﨑でございます。4年ぶりに鳥取のほうに戻ってまいりました。スポーツを生かしまして鳥取県を明るく元気にしたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 次に、まんが王国官房官房長、江原でございます。

●江原まんが王国官房長
 まんが王国官房官房長を拝命しました江原といいます。王国も建国から3年目となります。名実ともにまんが王国鳥取と言われるよう、しっかり定着を図ってまいりたいと思っております。よろしくお願いします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 最後に、まんが王国官房副官房長、中西でございます。

●中西まんが王国官房副官房長
 まんが王国官房副官房長の中西といいます。漫画で鳥取を元気にという気持ちで、それを目指して頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 それでは、県土整備部新任職員の紹介をさせていただきます。
 まず、次長兼県土総務課長の宮本でございます。

●宮本県土整備部次長兼県土総務課長
 宮本でございます。県土整備行政を主に事務面から支えていきたいと思います。入札制度とか業界の健全な発展といったところが私の持ち場になろうかと思います。どうぞよろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 続きまして、治山砂防課長の山内でございます。

●山内治山砂防課長
 治山砂防課長の山内でございます。どうぞよろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 続きまして、県土総務課参事、建設業・入札制度担当の中原でございます。

●中原県土総務課参事(建設業・入札制度担当)
 県土総務課の中原と申します。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 続きまして、県土総務課用地室長の相見でございます。

●相見県土総務課用地室長
 相見でございます。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 最後に、技術企画課都市計画室長の六條でございます。
●六條技術企画課都市計画室長
 六條でございます。よろしくお願いいたします。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 それでは、報告事項に移りたいと思います。
 説明終了後、一括して質疑のほうは行っていただきます。
 まず、文化観光スポーツ局からですが、平成26年度第1回大交流時代創造プロジェクトチームの会議の開催結果について、地方産業競争力協議会における地域戦略の策定について及び山陰海岸ジオパークの世界再認定審査について、岩﨑観光戦略課長の説明を求めます。

●岩﨑観光戦略課長
 それでは、お手元の文化観光スポーツ局の資料の1ページをごらんください。まず、第1回大交流時代創造プロジェクトチーム会議の開催結果を御報告いたします。
 国内外の本県へのアクセス、陸・海・空が充実してきた機を捉えて、大交流時代創造プロジェクト、庁内一体となって課題に取り組むということで4月10日に開催いたしました。
 主な検討課題としては、国際リゾートとっとりプランの実践・推進、スカイマークやANAの活用、クルーズ船の活用、あと高速道路といった陸・海・空のツールの活用をしていく、プラス、チャーター便についても少し意見交換をしました。
 主な発言として、但馬地方との連携を一層強化する、あるいは米子-ソウル便の搭乗率に関して食とかゴルフとかトレッキングとか、こういったものを活用してはどうかという話も出ました。今後の展開として特に意見の多かったのが航空便の利用促進、米子-ソウル便の搭乗率向上、あとチャーター便です。香港チャーター便の成功に向けた取り組みについて緊急に関係者でチームを招集することにしております。
 続きまして2ページをごらんください。こちらは、地方産業競争力協議会における地域戦略の策定というものです。
 最初に一番最後のところ、3ページの一番下をごらんください。国の日本再興戦略、これは去年の6月に取りまとめられましたが、そういったところにこの地方産業競争力協議会を設置することが位置づけられまして開催してきました。鳥取県においては中国ブロックと近畿ブロック両方に参画していますので、それぞれでつくっております。
 まず、中国地方の協議会のほうですが、2ページの上のほうをごらんいただきたいのですけれども、中国地方独自の創意を生かし地域の産業競争力強化を図るために4つの重点分野と、それを支える取り組みの推進というのを取りまとめました。特に観光に関する部分は、2の(2)重点推進分野の3番目に、観光関連産業(広域観光の推進、インバウンドの推進等)とありまして、こういったところを特に取り組んでいくというふうに位置づけられております。
 今後、知事会の広域連合部会等を活用して取り組みを進め、定期的にフォローアップをやっていくということになっております。また、国への要望も取りまとめて要望活動も実施していくということになっております。
 次に近畿ブロック、こちらについては、関西広域連合プラス奈良、福井、あと三重県もオブザーバーで入っておりまして、こういったところで取りまとめています。こちらは近畿の地域資源を生かして5つの戦略分野、あとはそのための重点強化策に取り組むというふうにしていまして、ちょっと3ページの上段をごらんいただきたいのですけれども、戦略分野・重点強化策のうち3つ目、近畿の観光・文化資源を生かす分野、ここが観光に関係していまして、観光・文化資源のブランド構築及び発信をしていくというふうになっております。こちらについても関西広域連合を中心に取り組み、定期的にフォローアップをしていくということになっております。
 また本日、内閣官房主催の、地域の成長戦略に関する意見交換会を東京で開催する予定で、平井知事も出席予定になっております。
 続きまして、4ページをごらんください。こちらは山陰海岸ジオパークの世界再認定審査についてです。
 今、申請はしているのですけれども、審査に向けたスケジュールについて中間報告をさせていただきます。まず審査員、1の(1)なのですけれども、2人決定していまして、お一人はイタリアの方で地質学の専門、もう一方は中国の方で、専門分野は古生物学と地理学となっております。
 視察を予定しているのですが、日程や視察先はまだ未定でして、今後調整していく予定です。
 ポイントとしては、地域活性化の観点から、保全とか活用といったところを量的に十分やってきているか、あるいは組織体制の状況。あと新規エリア、鳥取市の西部地域についての審査もあわせてする予定です。
 結果については、9月にカナダで第6回ジオパーク国際ユネスコ会議を開催するのですけれども、そちらで発表予定になっております。
 なお、2のところなのですけれども、再審査に向けた本県の対応としまして、世界再認定対策鳥取県連絡会を4月11日に開催しております。こちら、西田鳥取大学名誉教授以下で意見交換をしまして、取り組みのステップアップ、あるいはジオパーク自体の認知度がまだまだ不十分なので、世界ジオパークの認知度を上げていってほしいと、こういった意見が出ております。
 今後、審査員の情報等も確認しながら、山陰海岸ジオパーク推進協議会等と連携して対応を進めてまいりたいと考えております。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 台湾のジャイアント旅行社によるサイクリングツアー実施については地域振興部から説明がありましたので省略しまして、次、10番目、鳥取県スポーツ戦略会議の開催結果について、それから境港公共マリーナのJOCセーリング競技強化センター認定について、ソチパラリンピック代表谷口選手への鳥取県スポーツ顕彰授与について、鳥取マラソン2014の開催結果について、鳥取県スポーツ推進計画の策定について、山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長に説明を求めます。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 それでは、資料の7ページをごらんください。鳥取県スポーツ戦略会議の開催結果でございますけれども、その前に8ページをごらんください。このスポーツ戦略会議でございますけれども、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、あるいは2021年の関西ワールドマスターズゲームズ、こういった国際大会が国内で開催されるということを踏まえまして、スポーツ振興をこれまで以上に戦略的に進めることが必要であるということで、鳥取県スポーツ戦略会議を設けております。関係団体の方々より、スポーツ振興について具体的な提言とか御助言をいただくものでございます。
 真ん中、スポーツ振興プロジェクトチームでございますけれども、これは県庁内の推進体制でございます。具体的には、下に3つのチームを設けまして、関係課が連携して事業を実施していくということになっています。
 1つは、競技力向上チームでございまして、これまでの例えば国体ですとか身障者の大会等の選手強化、それに新しく将来を期待されるアスリートの養成ということで、例えばオリンピック・パラリンピックを踏まえた選手の育成でございます。
 2つ目が、五輪・ワールドマスターズゲームズチームでございますけれども、これは新たな取り組みとしまして、トレーニング拠点の招致ですとか、あるいはキャンプ地誘致、そういったものに取り組んでいくというものでございます。
 3つ目が、右のスポーツを軸とした地域活性化チームでございますけれども、これはどちらかというと今まで取り組みの弱かったもので、例えばスポーツツーリズムですとか、あるいは誰もが取り組みやすいスポーツ活動機会の充実ということで、具体的には子供からお年寄りまで、あるいは障害者も健常者もとにかく活動の機会をふやしていこうというものでございます。
 真ん中に戻りまして、スポーツ振興連絡会でございますけれども、これは副知事をトップとしまして3つのチームを統括し、進行管理を行うようにしております。
 7ページに戻っていただきまして、この第1回の戦略会議等を4月9日に開催しました。主な意見でございますけれども、競技力向上の関係では、県外に出て活躍している選手が鳥取に戻ってきたけれども受け皿がないとか、あるいは障害者スポーツの関係で、特別支援学校の子供たちが発表する場をつくってほしいとか、そういった御意見がございました。
 キャンプ地誘致の関係では、丸の2つ目でございますけれども、競技団体などが持っている人脈を生かして合宿誘致をしてはどうかとか、あるいはパラリンピックに向けて、トレーニングセンターだとか合宿の誘致に取り組んでほしいとかいったような御意見がございました。
 6番目のスポーツ振興プロジェクトチームでございますけれども、この戦略会議終了後、このプロジェクトチーム会議を開催しまして、各チームの現状や課題、あるいは今後の取り組みを推進する上でのポイント等について情報共有を図ったところでございます。
 続きまして9ページをごらんください。境港公共マリーナのJOCセーリング競技強化センターの認定でございますけれども、3月19日、境港の公共マリーナがJOCセーリング競技強化センターに認定されました。1番の経緯等のところの最後のほうの認定期間でございますけれども、これはリオデジャネイロ五輪終了の2017年3月末までとなっております。
 2番目の期待される効果でございますけれども、これに伴いまして、全国レベルの大会ですとか、あるいは日本の選手の合宿などが見込まれております。
 3番の環境整備でございますけれども、県と境港管理組合のほうで強化センターとして必要な機能だとか利便性向上のための必要な予算について、本年度の当初予算で既に議会のほうから承認をいただいております。
 続きまして10ページでございます。ソチパラリンピック代表の谷口選手への鳥取県スポーツ顕彰の授与でございます。
 御承知のとおり、ソチパラリンピックに出場された鳥取市出身の谷口選手がアルペンスキー男子スーパーコンビで7位に入賞されました。これに伴いまして、この顕彰を授与させていただきました。ちなみに、障害者スポーツの選手では初めての受賞でございます。
 4の下のほうに、鳥取県スポーツ顕彰について概要を記載しております。これは国際大会で優秀な成績をおさめられた選手の栄誉をたたえるために、平成4年に制定されたものでございます。それで、今年度からスポーツ行政が知事部局に移管するということになりましたので、スポーツ顕彰の要綱を改正させていただきまして、パラリンピック、デフリンピック等の障害者スポーツにおける成績優秀者も加えることとしまして、その分野では谷口選手が第1号となったものでございます。
 ちなみに、過去の受賞者としては、山下佐知子さんですとか宇佐美さん、こういった者が受賞されておられます。
 続きまして11ページ、鳥取マラソン2014の開催結果でございます。
 3月16日に開催されまして、1の出走者数等でございますけれども、エントリーは3,015人と過去最高で、県外者が約6割を占めておりました。そのうち、実際に出走された方は2,622人ということで、これも過去最高を記録しております。
 2番のランナーの感想でございますけれども、沿道の歓声が非常によかったというお話ですとか、あるいは(2)の風景が非常によかったとか、(3)の手荷物の受け渡し等がスムーズにできたといったような声がございました反面、(4)の、例えばトイレの数が不足していたとか、あるいは(5)の、やはり寒さや雨天対策は必要だとか、(6)では、アップダウンのある激しいコースだったといったような声がございました。
 4のその他でございますけれども、4月8日に実行委員会を開催しまして、次回大会は来年3月15日、日曜日に開催することを決定しまして、ランナーから寄せられた諸課題を次回の大会に向けて解決していこうというようなことを確認しております。
 最後に12ページをごらんください。鳥取県スポーツ振興計画の策定でございます。
 これは、3月に教育委員会のほうで策定したものでございますけれども、本県の実情に即したスポーツの推進に関する計画でございます。
 概要でございますけれども、真ん中の下のほう、鳥取県スポーツ振興計画で目指す姿でございます。全ての県民が豊かなスポーツ文化を享受できる鳥取県ということで、年齢や性別、あるいは障害等を問わず、とにかくスポーツに参加することのできる環境を整備して、心豊かな生活を営むことができる社会を実現していこうというものでございます。
 詳しくは、お手元にお配りしております計画の概要版、あるいは、もうちょっと厚い計画書のほうを後でごらんいただければと思っております。この計画はことしから10年間の計画としております。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして、報告15のまんが王国とっとり第3回元老院議会の開催結果について、16の「漫画家 藤原芳秀 原画展」の開催について及び青山剛昌キャラクター コナン×キッド×ヤイバ「神話の国の秘宝伝」について、江原まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原まんが王国官房長
 まんが王国官房からは3点御報告させていただきます。
 まず、13ページをお願いします。まんが王国とっとり第3回元老院議会の開催結果についてということで、昨年度から漫画にかかわる有識者の方でまんが王国とっとり元老院議会というものを組織しておりますが、その中で、まんが王国の国づくりの基本的な方向を示していきましょうということになっております。昨年度、何回かの議論を経て、3月25日に3回目の元老院議会を開催いたしました。そこで、まんが王国とっとりチャレンジプランの素案というものを提出いたしましたけれども、それについてどんな意見があったかを御報告させていただきます。
 5の概要のところの主な意見のところに書いてございますが、まず、漫画に取り組んでいる人とそうでない人との温度差があるという指摘がございます。そういうことで、県民全体では漫画に取り組む必要があるのかといった懐疑的な見方もありますので、漫画が地元に根づいて理解されるように取り組みを進めていくべきであるということ。それから、県民の理解が大前提で、そこから先に観光誘客などの取り組みがあるということで、例えば漫画をパッケージに採用することなどで売り上げが増加したとか、漫画を目的とした観光による経済効果が目に見えて上がっているとか、あるいは漫画の活用によって教育効果が生まれている、そういった成果というものを県民に示して理解を得るような取り組みをしていかなければならない、そのような意見がございます。
 この意見の最後、一番下の黒ぽつですけれども、実益の上がるこれらの取り組みとあわせて、活動を支える本当に漫画の好きな人づくり、そういったものはなかなかすぐには成果が出ないものですけれども、そういう地道な取り組みをしていかなければならない、そういった御意見をいただいております。
 この会議に出しました素案については15ページに概要がございますけれども、これについてはもう少しこれらの意見とか新しい視点での見直しをして、素案づくり、チャレンジプラン、そういうものの成案をまとめていきたいというふうに思っているところです。
 次に、17ページをお願いします。「漫画家 藤原芳秀 原画展」の開催についてということで、これは先週16日に開幕をいたしました。
 お手元にこのような原画展のチラシもお配りをさせていただいておりますが、これは3月13日に発売されています「コミック乱TWINS」という、リイド社から出ております戦国の歴史物を専門とした漫画雑誌であります。これに鳥取県の「河田佐久馬」と、それから「倉吉淀屋と因幡二十士」、こういった埋もれていた歴史を漫画として掘り起こして紹介することによって関心を持ってもらい、鳥取県への誘客を図ろうという取り組みでありますけれども、この雑誌に掲載しました原画を、この倉吉淀屋で今展示をしているということでございます。5月11日までの開催でありますので、ゴールデンウイーク等に多くの人出があることを期待をいたしております。
 ちなみに、この漫画家、藤原芳秀さんは、昭和41年生まれの八頭町出身の方でございます。
 次に、18ページでございます。青山剛昌キャラクター コナン×キッド×ヤイバ「神話の国の秘宝伝」についてということでありますけれども、ことしは名探偵コナンが週刊少年サンデーに掲載を開始してから20周年の節目の年を迎えます。ということで、この青山剛昌先生のコナン、それから「まじっく快斗」のキャラクターであります怪盗キッド、そしてヤイバ、この3つのキャラクターを生かしまして、鳥取県内で謎を解きながらの宝探しゲームをやりたいというふうに考えております。
 これは期間は7月19日から9月23日、夏休みを中心に開催しまして、参加は無料でございます。参加キットを観光案内所等でもらいまして、その謎を解きながら宝が隠されているところに行って、その謎を解いて、それを発見をするとオリジナルグッズとコナングッズ等がもらえるという仕組みでございます。これによって、コナンファンを中心に、県内外から多くの観光誘客を図りたいというものでございます。
 なお、期間中、8月23日には倉吉未来中心におきまして名探偵コナンまつりというものも開催することにしております。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 報告18につきましては、文化観光スポーツ局資料19ページのとおりでありますので、省略いたします。
 続きまして、県土整備部に移ります。
 報告事項19、平成26年度国土交通省関係予算の配分について、宮本県土整備部次長の説明を求めます。

●宮本県土整備部次長兼県土総務課長
 それでは、県土整備部の資料1ページをお願いします。座って説明させていただきます。
 国の平成26年度予算の配分が3月中に発表されました。国土強靱化政策による防災、減災、老朽化対策のほか、国際競争力の強化等に重点的に予算配分され、当県としてはほぼ満足できる配分をいただきました。
 その内訳ですが、1番の直轄事業の表のところをごらんいただければと思います。国の予算の伸び率が、計のところで1.06倍ということになっておりますが、その中で本県は1.19倍の高い伸びをいただきました。
 主なものは道路事業でございまして、毎年度、直轄事業計画というものがありまして、上限から下限まであるわけですが、本県につきましては上限、マックスの金額が配分されております。
 これによりまして、2ページの下の表をごらんいただければと思いますが、平成29年度供用予定が公表されております鳥取西道路の2.期、3.期につきましては、その平成29年度供用必要額が配分されました。また、供用予定が公表されておりません一番上の行の鳥取西道路につきましても、同時供用のために必要となる額が配分されております。また、鳥取自動車道と米子道路において進められております付加追い越し車線の追加設置につきましても着手できる見込みとなりました。さらに、江府三次道路のうち県境部分にまたがります鍵掛峠道路につきましても、用地買収に着手できる金額が配分されました。
 右側の3ページ上のところです。交通安全1.種とか2.種とかございますが、一番上のぽつのとおり、国道9号の湯梨浜地区と北栄地区2カ所において立体交差できる見込みとなりました。
 (2)、(3)のとおり、河川、海岸、砂防につきましても、いずれも前年度を上回る配分をいただきました。これによりまして、斐伊川改修の前提となる中海湖岸堤の整備を進めてまいります。また、皆生海岸の両三柳工区における離岸堤にも着手できる見込みとなりました。
 (4)番の港湾事業のところでございますが、これは前倒しで来ております中野地区国際物流ターミナルの整備事業として、岸壁整備ですとか泊地しゅんせつのための必要な経費が前年度と同額以上配分されました。これにより、事業の進捗が図られてまいります。
 次に、一番下の大きい2番、補助事業のところです。これは国予算の伸び率のところをごらんいただければと思いますが、全国的に0.99という前年度を下回る伸び率の中、本県は0.77倍ということになっております。これは一見低い数字のように見えますけれども、平成25年度の配分額、(1)の一番下の56億9,100万円という数字が、対前年でいきますと約2倍と高い伸びであったことによるものでありまして、これと比べると平成26年度は0.77倍になるというわけであります。したがいまして、それより前の平成24年度と比べますと5割増し、1.5倍の伸びをいただいておりますので、例年ベースでいけば遜色ないものと考えております。
 1枚おめくりいただきまして、4ページをお願いします。その内訳でございますが、道路につきましては地域高規格道路として、岩美道路の岩美ICから浦富ICの間の平成27年度供用目標に向けての必要額が配分されました。また、倉吉道路、倉吉関金道路、江府道路とも残区間について事業進捗を図ってまいります。
 (2)の港湾事業につきましても、鳥取港の防波堤事業に前年度同額程度を配分されております。
 また、(3)の鳥取空港でございますが、前年度と比べましてプラス4億円いただいておりまして、これによって滑走路の舗装修繕も進んでまいります。
 最後、大きな3番の交付金のところでございますが、これは御承知かと思いますが、社会資本整備総合計画など、それぞれの計画に基づいて道路とか河川とか港湾とかいろいろなメニューを面的に盛り込んで整備していくものであります。これも国の予算の伸び率1.00倍に対しまして、本県は1.03倍の伸びで配分をいただきました。
 以上のとおり、国に配慮をいただきまして多目に配分していただけましたので、鳥取県の当初予算を上回る部分が出てまいります。その部分につきましては、今後6月補正で対応させていただきたいと考えておりますので、またその折にはよろしく御審議のほどお願い申し上げます。

◎内田委員長
 続きまして、技能労働者の賃金水準及び消費税の適正転嫁等詳細調査の実施について、中原県土総務課参事に説明を求めます。

●中原県土総務課参事(建設業・入札制度担当)
 それでは、資料の5ページをお願いします。技能労働者の賃金水準及び消費税の適正転嫁等詳細調査の実施について報告させていただきます。
 技能労働者を取り巻く課題としまして、技能労働者の就労環境悪化による若年入職者の減少、その結果として技能労働者の高齢化などがあります。近い将来、災害対応とかインフラの維持、更新にもこのことは大きな支障を及ぼすということが懸念されています。
 こうした中、技能労働者の就労環境向上につきましては、公共工事設計労務単価の引き上げなどで取り組んでいるところであります。
 さらに、就労環境や下請構造の改善が不可欠であり、これらの取り組みをより一層強化するため、技能労働者の賃金水準等の詳細調査を4月10日から実施しているところであります。
 あわせて、4月1日の消費税アップに伴い、消費税の適正な転嫁についても確認を行っております。
 この詳細調査の具体的内容につきましては、中ほどのフローをごらんください。まず、受注者から下請報告が発注機関に提出されます。この内容につきまして、消費税や下請契約の概要を確認します。ここまでは従来どおりでございますが、26年度からは、右側の破線のところ、下請の状況をより詳しく把握するために、下請報告の対象金額を500万円以上から100万円以上に拡大し、また、特定の工種につきましては見積書を提出していただくように改正しております。
 次からが新たな取り組みでございます。県が作成した工事設計書、いわゆる金入りと下請契約の比較分析をし、消費税、それから技能労働者の賃金水準、法定福利費の確保状況等について把握します。これにつきましては、鳥取県建設技術センターへ委託して5月から本格実施しますが、それまでの当面の間は県土総務課が元請業者へ立ち入りして調査しているところでございます。
 最後に、比較分析の結果、下請契約が一定水準以下の工事につきましては、県土総務課が立入調査をすることとしております。
 以上が詳細調査ですが、先週までに県土総務課が行った立入調査の状況について2をごらんください。25年度の繰り越し工事のうち、下請報告があった工事について、先ほど申しましたように、4月10日から元請業者へ立入調査をしております。その結果ですが、消費税につきましては全ての工事で適正転嫁されているということを確認しました。引き続き5月上旬をめどに調査をしていく予定としております。
 最後に、立入調査のフォローについて3をごらんください。不適切な下請契約が確認をされた場合につきましては、文書、口頭指導を行うとともに、悪質な場合は要綱等に基づいた措置を行っていく予定としております。
 さらに、2次下請以降、これにつきましては、今条件としておりませんが、2次下請以降につきましても県内企業優先とするなど、下請構造の改善の仕組みを検討していく予定としております。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 続きまして、第5回湖山池会議の概要について、それから報告22、平成26年度鳥取県水防訓練の実施について、丸毛河川課長の説明を求めます。

●丸毛河川課長
 河川課でございます。資料は6ページをごらんください。まず、第5回の湖山池会議の概要についてでございますが、去る3月25日に開催したころでございます。
 まず、塩分濃度の状況でございますが、会議では3月23日時点の塩分濃度を報告しておりまして、その際は2,100でございました。それから本資料を作成した4月7日時点では2,010ということで、本日、けさの段階では2,020という状況でございまして、4月初旬に2,000ミリ以下とする目標をおおむね達成できたかなと思っております。
 これまで塩分流入の抑制に取り組んでまいりまして、12月の20日からは、写真の左側でございますが、船通水門に切り欠きを施しまして、塩分濃度の薄い表層部を流入させるという方法をとってきたところでございます。
 右のグラフ、昨年度はこの赤い折れ線グラフで、12月20日といいますと、大体4,500ぐらいの塩分濃度でございましたが、この取り組みで4月は2,000まで低下することができたということでございます。
 次に、今後夏場に向けての当面の塩分濃度の管理並びに水門操作の基本的な考え方でございますが、次の表のとおりに整理したところでございます。まず、塩分濃度につきましては、これからヒシ、アオコが繁茂してまいる時期ですので、それを抑制するため6月末まで、当面の上限値の目安を3,000でまずは設定したいと考えているところでございます。それ以降につきましても毎月上限値を定めるなどいたしまして、2,000から5,000という範囲で管理するということに取り組んでまいりたいと思っております。
 水門操作でございますが、湖山池湖内、川の溶存酸素、これらの管理の目安値を定めた上で、貧酸素化の兆候があるというような場合などは水門の開度、開放時間などを状況に応じて変更し、昨年ありました魚介類のへい死などを回避できるよう夜間も含めてきめ細かい水門操作を行う予定でございます。
 3番目、環境モニタリング委員会の御意見についての対応でございますが、環境モニタリング委員会からも今後の進め方につきましてさまざまな御意見を頂戴しているところでございまして、次回の委員会で協議しまして進めることとしたいと思います。
 委員会の御意見でございますが、まず(1)、生態系保全の対策を講じる場合は、決して多数決などの方法ではなくて科学的知見に立って考える必要があること、(2)、湖山池の課題に対する意思決定のあり方、制度設計、これらを考える必要があることなどでございます。
 これらの御意見に対しまして、この湖山池会議にも環境モニタリング委員長にも御参加などいただきまして、委員会における意見、助言を直接反映できるような仕組みにしたいと思います。また、適宜、地域の住民の方にも参加を求めまして、直接意見を聞き取るなどの場も設けたいと思っております。
 生態系につきましては、有識者、地域の住民の皆様、漁業者、農業者等の代表者によります湖山池将来ビジョンを検証するために意見交換会なども実施いたしまして、幅広く議論する場を設定したいと思っております。
 その他報告がございまして、湖山池アダプトプログラムの発足、さらには5月11日開催予定でございますシーズンウォークの開催なども報告があったところでございます。
 続きまして、資料の7ページをごらんください。平成26年度の鳥取県水防訓練の実施についてでございまして、出水期を控えまして、市町村を初めといたします関係機関並びに地域住民にも御参加していただき各種の訓練を行いまして、関係機関の水防意識の高揚、水防技術の習得、さらには地域住民への意識啓発など、水防の普及や水害に備えるため開催を予定しております。
 開催日時は5月25日日曜日、午前9時から正午まで。小雨の場合は開催の予定でございます。場所は、右の図のように、ことしは日野川右岸の河川敷の予定でございます。日程は開会が午前9時でございますが、訓練は情報伝達訓練など、今回は近くにございます災害時の要配慮者施設での避難訓練、それから鳥取大学地域安全工学センターとの協同にも取り組みたいと思っております。
 なお、参加予定団体は38団体、予定は600名程度の参加の予定でございます。委員の皆様にも御案内いたしたいと思いますので、御参加などよろしくお願いしたいと思います。

◎内田委員長
 続きまして、米子鬼太郎空港の駐車場の今後の対応について、それから境港の高度衛生管理型漁港・市場整備について、森下空港港湾課長の説明を求めます。

●森下空港港湾課長
 それでは、8ページ、9ページをお願いします。米子鬼太郎空港の駐車場の今後の対応ということで御報告いたします。
 まず、当面の対策というところで仮設駐車場の設置状況でございますが、4月26日供用に向けて鋭意整備中というところでございます。180台分の造設を行います。
 2点目が、恒久駐車場の検討状況でございます。必要規模について推計をいたしました。全体で1,300台余り必要ということで、350台分の造設を考えております。それの前提としまして年間の利用者数が117万5,000人ということで、過去の実績、あるいはスカイマークの搭乗率6割というふうなことで推計をしております。
 候補地でございますが、全部で4カ所、9ページに図示しております。(1)から(4)番までというところで、主に公共用地で選定をしております。
 まず、(1)の立体駐車場でございますが、これは国の土地ということで、現在県が公募により運営をしているところでございます。空ビルの前、3段2階建て、屋上利用しますと大体350台確保できるというところですが、国の施設であるということで、国がやるとなれば、その需要の永続性がないと設置できないというふうな見解を伺っております。また、県がやる場合においては、公募制度が運営5年間というところですので、施設の耐久年数程度の変更をしていただくのが前提になるかなというふうなことがございます。
 (2)、鑑賞池と言っておりますが、こちらも国の土地でございます。3,000平米で100台余り確保できそうということで、全部の台数を確保できませんが、空港に近いというところで候補にしております。
 (3)がサントピア公園というところで、これは2つやり方があるというところです。まずは現在75台停められる駐車場がありこれを拡張するということで、余裕地を見ますと大体60台ぐらい確保できるかなというところでございます。それから、池を埋め立てすれば大体380台ぐらい確保できるというところでございます。こちらにつきましては都市公園というところで、共用として都市公園の駐車場として行うのか、あるいは別なやり方でやるのかというふうな議論があるというところでございます。
 (4)の三角地、これは防衛省の土地でございますが、こちらは現在仮設駐車場を設置しているところでございまして、これでいきますと490台ぐらい確保できそうだというところです。ここにつきましても、中央分離帯があるということで、一方向しか進入できない、出入りできないという点の対策が必要かなというところでございます。
 いずれにしましても課題等がございますが、まずはターミナルに近い鑑賞池、それからサントピアの既存の拡張の実現に向けて検討していきたいと思っております。
 3点目、県道米子境港線から既存駐車場への利便性向上、先ほども言いましたが、P3、P4という、昨年造設した駐車場においては一方向しか出入りできないところで、右折レーン等の設置についても検討していきたいというふうに思っております。
 最後になりましたけれども、今後の対応につきましては、なかなか需要の予測が難しいというところで、当面は公共交通機関や仮設駐車場の利用で対応して、恒久駐車場については需要動向などを注視しながら対応していきたいと考えております。
 続きまして、10ページ、11ページをお願いいたします。境漁港の高度衛生管理型漁港・市場整備についてでございます。
 3月20日に協議会を開催されまして、11ページの構想案が承認されたところでございます。今後、具体的な整備内容等について協議を進めていく予定でございます。
 11ページの図面で御説明いたしますと、計画の概要ですが、緑色が上屋を示しております。いわゆる市場等でございますが、1号から5号までお示ししております。それから、赤色が漁船を係留する場所を示しております。それから、紫色が新たに新設します岸壁、桟橋岸壁をお示ししております。上のほうから、イカ、マグロ、ブリが1号、2号が沖底、3号がカニかご、その他がまき網というふうな形でゾーン分けをいたしております。岸壁においては車両進入禁止、あるいは人の出入りの制限をするというふうなことを考えております。
 今後、9月までに必要な計画を国が策定するというところでございます。26年度においては、まず老朽化が著しい1、2号の上屋の基本設計、それから2号上屋の前面の岸壁について耐震化設計に着手する予定でございます。まき網の岸壁が不足することで、現在、桟橋を新設するというふうに考えておりますが、他利用を含め関係者で引き続き調整していくというふうに考えております。
 事業期間は平成35年までの10年間というふうに考えておりまして、今後それに向けて進めていくところでございます。

◎内田委員長
 ありがとうございました。
 報告25でございますが、県土整備部資料12ページのとおりでありますので、説明は省略をさせていただきます。
 そうしますと、ただいままでの説明につきまして、質疑等ございましたらお願いいたします。

○浜田委員
 県土の8ページ、次々と駐車場を拡大されていますが、候補地として上がっているところについてはまだ紆余曲折があると思っていいのでしょうかね。
 といいますのは、水辺がなくなっていきますよね。あそこは桜のとてもいい並木があって、水辺が生きているので、あそこがなくなるということについて、地元の皆さん方はどんなふうにお感じになるのかなと思うからです。一般的に考えて反対されるのではないかという気がしていて、その辺の想定はどんなふうにしておられるのかと思って気になったものですから、ちょっと伺わせていただきました。

●森下空港港湾課長
 いずれの候補地につきましても、共通課題に書いておりますが、まだ合意形成はできておりませんので、そういうお話も多分にあろうかと思いますので、今後そういう方面についても検討してまいるということになると思います。

○上村委員
 一番最後の10、11ページ、境港の高度衛生管理型漁港のおおよその予算的な金額はどのくらいですか、予算的に。

●森下空港港湾課長
 9月までに整備計画を策定するということで、額についてはまだ算出しておりません。

○上村委員
 では、計画ができたということですね。

●森下空港港湾課長
 9月に計画をつくりますので、その時点で概算額を算出するというところでございます。

○上村委員
 わかりました。

○福間委員
 観光戦略課の4ページ、それから誘客ということをひっくるめて1ページでいきますと、おもてなしをどうしていくのかというのが非常に大事な視点だというぐあいにいろいろ言っておられますが、来られる外国の人にも、日本の文化で侵してはならないところをわからずに侵してしまうというのがあるのではないでしょうか。逆に私たちも外国の文化のわからないところを侵してしまったり。おもてなしで受け入れながら、これだけはだめですよと、どこかで地元の皆さんも来てもらう人もお互いに尊重し合うというのは国際交流の原点だけれども、地域の人が、何だ、韓国の人が来るとこうではないか、タイのほうからいっぱい来てくれるのはいいけれども、何だ、こんなことになるではないかといったことが、ややもすると起きがちではないのかな。四国の48カ所の札所回りのように、このごろ出ている話というのは、文化の違いとまたちょっと違うイメージがあるみたいですけれども、特に外国の誘客の場合は、文化の違いを相当地元の人も理解をしておくということを気をつけないといけないのではないかと、これが1点。
 まんが博、10億円使って何だったという話がいっぱいあるのです。何もなかったところに新たに漫画文化をつくろうとしているわけで、極めて大事と僕はその人には言うのですが、もっと県民に漫画が居つくような大胆な発想を持たないといけないのではと思うのです。
 例えば、ほんの思いつきですが、道路標識を見たって、全国共通版の道路標識でしょう。鳥取県に来たら、みんなあれが漫画だったとか、小学校の標識も漫画だったとか、批判を受けるぐらいの発想、大胆さを持ってかからないと、漫画文化を鳥取で根づかせて雇用まで生み出そうとするということには、ちょっと今までのままではどうもならないなと。何となく漫画で観光客の誘致にという、ちょろちょろとしたようなイメージしか湧かないのではないか。僕らの年代では漫画イコール悪だったわけで、それを覆して文化として根づかせて、しかも地域振興に結びつけようとしているわけですから、180度発想を変えるぐらいの大胆さがないと、漫画というのはできないのではないかというぐらいに思うのですが、これが2つ目。
 もう1点、県土整備の5ページ。ここでいろいろ技能労働者の賃金水準を上げたりしながら労働条件をよくしていったり、いろいろ工夫をしていらっしゃることは非常に高く評価したいと思うのですが、若年者雇用というのが極めて難しいということを言っておられますね。同時に、採用した子供さんを自分のところで一から教育してかからないといけないというのが非常につらいと。
 例えば、昔は農業土木とか、土木を出た子が即戦力に使える部分があったというのですね。ところが、今ごろは環境土木とか、今の土木建築業界の人がすぐ使えるようなこととちょっと違った切り口の学校教育になっているために、自分のところに新規採用でなかなか来てくれなくて、ようやく採用したけれども、本来学校で教えてもらわないといけないところまでも自分たちで教え込んでかからないといけないというのがかなり時間がかかりますということを言っておられる社長さんもあるのです。公共事業がかなりたくさん出るということと土木業界の雇用創出ということを含めて、これは大変な話だなと思って僕は少し聞いたのですけれども、そこら辺で何かコメントがあれば、以上3点について。

●岩﨑観光戦略課長
 では、1点目のおもてなしの部分についてお答えいたします。
 お互いにちょっと気をつけないといけないことがあるのだと思います。例えば、外国人の方であれば温泉の入り方とか、ごみを捨ててはならないとか、そういったものも挙げられますし、逆に私たちが気をつけておかないといけないのは、まだ余りケースは出ていないですけれども、例えばハラールとか、イスラム教徒の方が、ちゃんと清めてから物を食べるという習慣があるので、そういうものをちゃんと守っていくとか、絶対に守らないといけない部分というのはあると思うんですけれども、現状でやっていることとして、例えば山陰国際観光推進協議会の枠組みの中で意見交換をしたり、あとセミナーの開催等をやってきています。これは各市町村の枠組みでも観光協会さん等でもやっておりますので、そういう意見交換をやっていくのが1つ。
 あと、例えば温泉の入り方等でいえば、既にやっていらっしゃる旅館さんもあると思うのですけれども、英語や韓国語、中国語で表記したパネルを浴場に置いておくとか、特に旅行会社のツアーで来られることが多いので、旅行会社にあらかじめそういう情報なり資材をきちんと提供しておくというのがさらに大事と思っています。
 最後に、やはり細かいところになると、ある程度お互いに譲り合うというところも重要だと思うので、そこは受け入れをする中でお互いに勉強しながら進めていくのが肝心かなと考えております。

●江原まんが王国官房長
 漫画を定着させるためには、かなり大胆なことをする必要があるという御提案をいただきました。確かにこれまでの2年間というのは、24年度の国際まんが博、国際マンガサミットを初めとして大規模なイベントをかなり前がかりにやってきたというところがあります。3年目は少し一度立ちどまって、それの定着を図っていくということをしていきたいと思っておりますが、4月以降、いろいろな方とお話をする中で、鳥取県がやってきたこの2年間の取り組みというのは、漫画家さんの間では非常に評価が高いということがありますし、貴重なネットワーク、人脈というものもできております。それらを生かして始まった国際マンガコンテストといったものもありまして、こういったものはきちっと定着をさせていく必要があるのだろうというふうに思っております。
 それともう一つは、今までがイベント、イベントというふうに来ていますので、それとは別の視点で漫画というものをさまざまな場面に浸透させていく、活用させていく、そういうことが必要だろうと思っています。その意味では、漫画が持っている力、それは親しみやすさであったりわかりやすさであったり、今の外国人に対するおもてなしという意味であっても、漫画というのは万国共通の言語というふうに言えると思いますので、そういうものの活用、そのための漫画家さんとのコーディネートといったものをまんが王国官房ではやっていきたいと思いますし、さらには高校生が高知県で行われているまんが甲子園といったものにも積極的に参加するなどで若い世代の底上げを図っていく、そういった取り組みをこれからきちっとやっていきたいというふうに思っております。

◎内田委員長
 少し基本政策について、森谷局長。福間委員が漫画についてかなり言われていたので。

●森谷文化観光スポーツ局長
 では、私のほうからちょっとお答えさせていただきます。
 福間委員のほうからは大胆な発想を持って取り組めということでございます。今も官房長が言いましたように、どちらかというとこの2年間、まんが王国の活動としては、ある意味イベントで、まずは鳥取県内の方、ひいては全国に鳥取県の取り組みを打ち上げるという段階であったのではないかなと思っています。3年目を迎えて、やはり王国としてのいわゆる国づくり、地に足のついた形でのまんが王国というものをつくっていく必要があるということで、当然プラン等できちんと内容を定め、それに基づいてやっていくということもありましょうし、具体の実践の場として、新たな漫画の聖地であるとかも徐々に芽生えてきておりますので、そういったところを支援する、あるいは生活の中、県庁のいろいろなジャンル、仕事の中でも漫画というものを皆さんに認識していただく、根づいていく、そういったところを着実にやっていくということも必要かなと思います。
 ただ、もっともっと鳥取県のまんが王国というのを全国に発信していくためには、福間委員もおっしゃられたように、大胆な発想というのも必要ですので、そういう気持ちも持ちつつ、いろいろ柔軟な発想で創造的な取り組みをしつつ、それから地に足のついた具体的な施策という2段階といいますか、そういった形でことしの漫画を進めていきたいと思っています。

●中原県土総務課参事(建設業・入札制度担当)
 若手の確保育成ということで、先ほど福間委員がおっしゃられたとおり、同じことは問題点として認識しております。
 今年度からその問題点を解決するための取り組みとして、大きく3つの取り組みをやろうということで予算化しております。
 まず1つ目、求職されている方と企業とをマッチングさせて一定の期間、OJTや研修を行って、その結果採用していただくという、これは商工の事業でございますけれども、これに対しても県土整備部として参加して積極的に取り組んでいきたいと思っています。
 2つ目、これは若手技術者の、どちらかといいますと育成、技能をつけていただくということで、厚労省の事業で若手をOJTとかで育成する事業がございますが、これの期間が6カ月と少し短いということもございまして、県のほうであと6カ月延期して支援するという事業に今年度から取り組みます。
 3点目ですけれども、高校生にインターンシップ、実際に企業で働いてもらい、やりがいとか、そういったものを経験していただくというようなことで、これも予算化しております。
 これらの取り組みを進めるに当たっては、各業界の意見を聞きながら取り組んでいきたいと思います。

○福間委員
 鳥取県全体の雇用労働者のおおむね10%から12%ぐらいは、建設土木業界が抱えてくれているというのが長い間あると思うのですよね。そこの労働条件が悪くなってくる、あるいはそこに吸収力がなくなってきたら、鳥取県の雇用というのは、僕はかなりつらいことになると思うのですよね。そういう意味では、今がいいチャンスではないかという気がするのです。
 やはりそういう意味で、特に今お話があったように、若い人でなかなか来手がないというのを逆転させる、何とか根づいてもらえるようなことがこれから非常に必要だなと。だから、行政サイドも、そこはもうちょっと前へ出てもいいのではないかなと思うのですけれども、まあ意見として。

◎内田委員長
 いいですか、言いたそうな顔をしているけれども。

●長谷川県土整備部長
 まさに福間委員と同じ認識で、昨年度からこのことについて取り組みを強化してきたということであります。特に団塊の世代の人たち、主任技術者とか、あるいは技能労働者で活躍されている今の60代の人たちが、もう時間の問題で第一線から退きます。
 一方で、若年入職者が少ない。特に土木関係については近年、低入札等も多発して、あるいは公共事業も減って非常に悪くなり離れてしまった人たちがたくさんおります。ここで今、また帰ってきてもらったり、あるいは、先ほど言ったような3つの大きな施策をする、さらに入札制度におきましても、例えば現場代理人、今の工事現場には現場代理人と主任技術者を必ず置かなければいけないが、一定の工事以下であれば、同じ人物でしてもいいということになっていますので、そこに若年者を現場代理人として実際の工事現場で働いていただいて、そこでやりがいを持って、またはスキルを身につける、こんなことも入札制度の中で考えていってはどうかというような気持ちも今もっておりますので、こういうことも含めて、また委員の皆さんからいろいろと意見を伺いながら、業界の声も聞きながら対応してまいりたいと考えております。

◎内田委員長
 ありがとうございます。
 ほかにございませんか。

○藤井委員
 淀屋清兵衛さんというのは、倉吉淀屋の人なのでしょうか。稲扱千刃で有名になった、大もうけしたということでもあるらしいのですけれども、これを、この藤原芳秀という鳥取市の方によって表に出していただいたという感じで、中部としては感謝しなければいけないなという思いがありますけれども、問題はこれから先どういうふうに発展していくのかなということだと思うのです。
 これをしばらくちょっと読んでみましたけれども、この大坂淀屋と倉吉淀屋との関係ということからすると、関西広域連合の中で何か生かせる方法があるのかなということも思いますし、ただこれだけで終わってしまうのはちょっともったいないなと。その辺の考えは何かあるのでしょうか。

●江原まんが王国官房長
 今回こういう形で倉吉淀屋を取り上げて漫画にしてもらい、かつ原画展というものを開催をしております。この淀屋というものは、かつて大坂で栄えて、それで栄え過ぎたために闕所、取り潰しになるということで、それをあらかじめ見込んで、倉吉に番頭を送って牧田淀屋として財産を受け継ぎながら幕末まできたという歴史があります。
 そういう意味で、これまでも、かつて大阪市長と倉吉市長さんの間で、この淀屋つながりでの交流というのもあったように聞いております。現在も倉吉市では、この淀屋の物語を講談にしたりとか、あるいはこの倉吉淀屋という古い商家を今改築して展示施設にしたりといった取り組みがなされておりますが、この河田佐久馬という幕末史ですが、鳥取県、因州因幡藩というものも、薩長土肥に劣らず幕末において活躍したのだということが一つのメッセージとしてこの漫画に込められており、そのスポンサーとして淀屋がかかわっていたんだというシナリオになっております。4年後にあります明治維新150年、そういった中で鳥取というものを何か打ち出せていけるよう、今後考えていかなければならないと思っているところです。

○藤井委員
 かなり抽象的な話ですが。これを私、これからちょっと見に行こうかなと思いますけれども、例えば映画化、そういう働きかけをやってみるのもおもしろいかなと。その明治150年記念で、大阪の堺と倉吉との間で相互協力して、広域連合の中でそういう働きかけをしていくとか。そんなことはどうなのでしょうか、抽象論ではなく、具体論で。

●森谷文化観光スポーツ局長
 そうですね、淀屋は倉吉、ひいては中部地区の大きな一つの観光にも結びつく資源かなと思っていますので、藤井議員がおっしゃられたように、また別の場面で追加的に取り上げていただくところもやはり考えていく必要があろうかなと思いますが、今映画ということもおっしゃられましたけれども、ちょっとまだ具体的に今後の方策を持ち合わせていないので、またいろんな方の御意見なりをお伺いしながら、またこちらからも話をしてみたいと思います。

◎内田委員長
 いいですか。

○斉木委員
 7ページですけれども、戦略会議で出ている意見、よくわかります。やはり鳥取県へ帰ってきても受け皿がない、成年の競技などは仕事をしながらだから、大手の会社もないとなると、教員や、体育協会といったところに籍を置いてやるような人があるわけですけれども、もうこれだって限られている。かと言って学校の先生にどんどん帰ってもらうという受け皿も、そういう枠も余りないということですので、これはよくわかる。ではどうやっていくかということが一番重要でありまして、こういう優秀なアスリートに鳥取県へ帰ってきてもらって、成年男子、成年女子で大いに国体でも活躍してもらうという体制づくりというのは、前からもやっておられるでしょうけれども、特に知事部局になったので、今まで教育委員会にあったときと違ってしっかりとした予算措置ができるかということが、これから伸ばすための大きな一つと思うんですよね。
 今、新聞でにぎわしております15歳のゴルフの勝選手だって6歳ぐらいから始めているということですので、やはりアスリートで育つ人は、小さいころから誰が発見するか、あるいは拾い上げていくかということが重要であろうし、また、そういう環境づくりをしてそれをずっと伸ばしていくことが必要だろうと思うんですよね。そのため教育委員会から分離して知事部局でしっかりやるということですので、教育委員会の中で学校体育として誰もがスポーツに親しめる環境づくりはいいのですけれども、その中でいかに拾い上げていくかということがこれから重要だろうと思います。そのあたりでぜひ見通しを聞きたいです。
 それと、この2番目に書いてある境港の公共マリーナ、境港管理組合の議会で言いましたように、これは長谷川部長も昔の経験者でよくわかっておられますけれども、構造的に入り口に非常に砂がついて、セーリングの船がその時期になると出入りが限られてくる、しまいには出られないというようなこともあります。このあたりのサンドリサイクルとの兼ね合いと、公共マリーナは管理組合が管理しているわけですから、県土整備のほうがどんどん先になってというわけにはならないでしょうけれども、やはりもっと根本的なマリーナのありようを、体制をつくることが必要ではなかろうかと思います。
 それと、今の公共事業の関係ですけれども、先ほど福間委員からもありましたように、やはり若手の技術者等が不足しているということなのですけれども、今本県からは2名の重要な政治家が自民党から出ておりまして、片や幹事長、片や自民党の県土整備の土木の部長というようなことで、非常にいい位置におられますので、大いにこれを利用と言ったらおかしいですけれども、活躍してもらって、このようなたくさんの予算をつけてもらわないといけないですが、心配なのは、これを本当に県内で順調に消化していただけるか、工事のほうが進捗できるか。前のように不落札になったりなどして人が足らない、資材が足りないということがありますので、前から言っておりますように、10年を見越した工事発注とか、企業を育てる、あるいは人を育てるという県土整備の役割というのがやはり必要であろうと思いますが、そのあたり再度お願いいたします。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 まず、成年の受け皿の関係でございますけれども、確かに御指摘のように、国体などでは少年のほうではかなり得点をとっておりますけれども、やはり県内で受け皿がないということで、成年のほうの得点は非常に低いという現状がございます。
 何ができるかということなのですけれども、この前の戦略会議では、例えば県にスポーツ指導員を配置してあるのだけれども、例えば市町村でも配置できないかとかいったような具体的なお話がございました。それで、まずはできるところからということで、近々、市町村の方と、そういう可能性がないのかというようなことも意見交換をしてみたいと思っております。
 あと、県職員あるいは教員、これはどこまで採用できるかということがあろうかと思いますけれども、その配置も含めて人事当局ともいろいろと話をしてみたいと思っております。
 特に2点目の指導者の関係でございますけれども、やはりアスリートを育てるためには指導者が重要なのですけれども、本県の場合、大半が学校の教員、先生です。それでいきますと、特に先生方の適正配置というのが問題になろうかと思いますので、そういったことに関して教育委員会のほうとしっかりと話をしながら進めていきたいと思っております。
 3点目のマリーナの関係、また県土のほうから話があるかと思いますけれども、管理組合のほうとも話をしながら、適切な対応をしていくようなことで、私どものほうからも管理組合のほうには要望はしているところでございます。

●宮本県土整備部次長兼県土総務課長
 まず、たくさん配分いただいたのですけれども、その進捗をというお話でした。
 国のほうからは今年度、新年度の予算につきましては消費税がこの春からアップしたということも相まって、早く発注をしなさいという方向で県にも通知が来ております。
 具体的な数値として、新年度予算としては6月末までに4割と、9月末までに6割を目安にやってくださいというような通知もいただいております。これは目標でございますので、我々もこの目標が達成できるように早期発注に努めてまいりたいと思います。
 先ほども福間委員のほうからもありましたけれども、若年者の雇用、それから受け皿づくりをどうするのかという問題があります。大きく言えばいろんな切り口はあろうかと思いますけれども、まず公共事業量の確保というのがあろうかと思います。平成11年度くらいをピークにどんどん下がっている状況にあって、昨年度もそうでしたけれども、時々国の経済対策が出て、ちょっと潤うという形になっています。今後は、赤沢政務官も力を入れられました国土強靱化という大目標、法律もできましたので、県のほうでも計画をつくっていって、老朽化対策など長期的なスパンも見て、公共事業量のあり方というのを財政当局とも検討していく時期に来ているなと思っています。
 先ほど課長、部長のほうから申し上げましたけれども、若年層に対して現場で使っていただけるような教育、現場で使えるような人材を育てるということは大切と考えておりますので、緊急雇用基金なども使って現場のほう、業者さんのほうと話をしながら進めていこうと思っています。

○斉木委員
 スポーツは山﨑さん、出だしでありますので、これからぜひ実のなるように。もちろん2020年のオリンピックを目指してという一つ大きな目標もありますし、成年男子はいろんな種目でどこへ出てもなかなか国体に出場できない、個人競技は別として、団体などは最近ちょっとよくないものですから、そういう面で、国体が一つの基準、目安になりますので、やはり鳥取県のほうでどんどん出場できるような選手をぜひ養成していただきたいなという考えでおりますので、ちょっとお答え願えますでしょうか。
 それと県土整備部の予算は本当にこの近年はついたということです。今まではずっといっときの3分の1の土木予算でしたので、会社の数も減ってきたというようなことがあります。やはり土木はなくなるのでは困る、災害のときなどは特に困るわけでして、そういう面ではぜひ予算とともに、先を見越した発注とか事業計画とか、建設業界の皆さん方が来年、再来年先の見える県の予算というものも私は必要ではないかと思いますが、そのあたりで再度もう一度お答え願えますか。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 国体の関係でございますけれども、やはり順位がつく以上、少しでも上を目指していくべきだと思っています。これが低迷すると県民の自信だとか誇りだとか、そういったものにかかわってきますので、具体的に今何ができるかというのはあるのですけれども、体育協会なり、あるいは競技団体にいろいろ話を聞きながら、より上を目指していきたいと思っております。

●宮本県土整備部次長兼県土総務課長
 斉木委員のおっしゃる意味は非常によくわかりまして、どの企業でもそうですけれども、中長期的なスパンの見通しというものがないと、なかなか人材を抱えたり育てたりということはできないものだと認識しております。
 その意味でも、やはりこれからは高度成長期のように新規の事業がばんばんついていくというものではなく、今の社会インフラの老朽化対策をどのように講じていくのか、強靱化という計画の下にいろんな公共インフラの長寿命化とか耐震化とか、いろいろなメニューがあろうかと思います。これらに着目して、今年度も予算をいただいていますけれども、長期的な県版の計画というものをつくっていきたいと思っています。財政当局とも話をしないと、ちょっとここだけではどうしようもないところもあるのですけれども、そのような長期的なスパン、視野を持って公共事業量をどう見ていくのか、確保していくのかというところは、財政のほうとも、また今後、話をしていきたいと思います。

○斉木委員
 やはりその財政を動かす、県土整備部でその必要性をいかにわからせるような説明をされるなり納得をさせるなりといったことは必要だと思いますので、その数字とかを並べながら、ぜひ頑張っていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

○国岡委員
 関連になります。スポーツのほうで少年、高校生とか部活動との連携ということが出ていましたよね。その中で、スポーツが多岐にわたってきて、野球とかサッカーとか数が要る部活動の存続がなかなか厳しくなっている学校も結構あると思います。サッカーをしたいけれどもサッカーの部がないところは、郡部でしたら町のほうに出てクラブチームに入って練習をするとか、そういういろいろな状況がスポーツ関係であると思います。そのことに関して学校と教育委員会のほうで今現状はどうなのか。そして、これから部活動といいますか、少年の競技力を上げるための努力を教育委員会と連携してやっていくことが本当に重要ではないかと考えるのです。やりたいスポーツがあっても、そこの学校にはないとかいろいろありますから、それを一回精査して。指導者はいるけれどもその部がないというような学校もあったり、部活はあるけれども指導者がいないといったこともありますので、しっかり学校のほうと連携して、そして強化すべきものは強化する、そういったことをお願いしたいというふうに思います。
 もう1点は県土整備部のほうです。若年労働者、さっきからずっと話が出てきていますけれども、一般質問でも言いましたが、その中で実業高校の強化が必要だと。東部でいいますと鳥工とか、そういった高校が今定員割れを起こしています。昔なら、鳥工だとか商業だとか、そういったところに行けば就職があるからと子供たちは行っていましたけれども、そういった実業高校の定員割れが起きている現状を踏まえますと、やはりそこに行ってもいい就職がないという判断をされるのか、魅力がないのか。そういった実業高校に魅力がないとなれば、就職したい若い人たちが減ってきているのではないかというふうに思うのです。やはりここも教育委員会と連携を密にして、鳥工や商業だとかの倍率がどんどん上がってくるとか、そういった後押しが必要ではないかというふうに思います。その2点、お聞かせください。

●山﨑スポーツ振興監兼スポーツ課長
 国岡委員がおっしゃられるように、本県の少年の競技力は中学校、あるいは高校の部活が中心でございます。それで、お話があったように、学校でやりたくてもやれないとかいうケースも確かにあるように伺っております。
 実は私、10年前に教育委員会の体育保健課長をやっておりまして、その辺もある程度頭には入っております。そういった意味で、教育委員会ですとか学校現場の声を聞きながら一緒になって課題解決して競技力を高めていきたいと思っております。

●宮本県土整備部次長兼県土総務課長
 やはり若年層の皆さんに、今後建設業界というのがいかに魅力のあるところなのかというところをわかっていただくということは重要であろうと思っており、今年度、当初予算をいただいていまして、イメージアップのためのシンポジウムをやろうかということも考えております。
 おっしゃるとおり、高校を卒業する前の段階で、こういう職業があるのだよ、賃金はこれくらいで、これから夢のある職場につけるのだよというところを教育といいますか、職場の紹介をしていくということも重要だろうと思っています。
 教育委員会とタイアップして、需要と供給のミスマッチをなくそうという努力はかねてよりやっているところでありまして、各局、現場などが中心となりまして、今後も教育委員会とのタイアップによって目指す方向と、受け入れる方向がマッチするよう今後も力を入れていきたいと思っています。

○浜田委員
 簡単にで結構ですので教えてください。13ページのまんが王国です。大きなお金を使ってどんと花火を打ち上げたが無駄遣いではないかという声もあったり、必要性が県民にきちっと伝わっていないからかなというふうに思っています。一番最初にまんが王国を建国するということを決めたときに、到達地点だとか、まんが王国のイメージみたいなものが十分討論されてあったのでしょうか。それとも、とりあえずやって歩きながら一緒に考えましょうということで、結局この構想づくりをこれからということにつながっているのか。漫画というものを文化と捉えて、その必要性、生かし方、根づかせ方ということについてのある程度の構想があってまんが王国ということを建国されていたのか、それがもしあれば聞かせてください。

●森谷文化観光スポーツ局長
 正直申し上げまして、漫画を使った発信であるとかまんが王国そのものでございますけれども、基本的な定義づけをしっかりと議論をした上でやりかけたかと問われますと、なかなかそうはなっていなかった。とにかく漫画を一つのツールとして鳥取県の情報発信に使っていこうということで、それはある意味、ある程度走りながら考えてきたというのがこの2年間の実態ではなかったのかなと思っています。
 そういう意味で、先ほどの繰り返しにもなろうかと思いますけれども、やはり3年目を迎えて、理論的な裏づけといったものもやりつつ、県民の皆さんの理解も得ていただきやすいような形で県民、あるいは我々県庁の中でも漫画を浸透させて広く理解を求めていくという方向とあわせて、先ほどもおっしゃいました大胆な取り組み、それらも複合的にやりながら、引き続きまんが王国鳥取県の発信は続けていこうと思っています。

○浜田委員
 済みません、理屈を言うようですけれども、その曖昧さかげんが結局は県民の皆さんに伝わっているのだというふうに私は思っているのですね。文化として全年齢にわたって楽しめる漫画というツールがどんな意味を持っているか、理念だとか哲学だとか、そこのところの裏づけがあって初めて取り組んで、それによってこういう効果が上がっていく、人の心を捉えるのだということがもっとメッセージ的に伝えられないとなかなか難しいかなと。最初にぼんとお金を使って花火を上げてしまったので、徐々に積み上げたのだったらいいのですけれども、最初に無駄遣いしたみたいなイメージが伝わっているところが半分ありますので、それが結果的に主な意見の中に全部反映されているということになっているというふうに思ったりするものですから、ちょっと心配をしています。だから、丁寧にそこのところをきちっと県民の皆さんにわかりやすく伝えていく、建国する必要性みたいなものがきちっと捉えられて同時進行で取り組みもされていかないと、ちょっと怖いなという感じがしていますので、よろしくどうぞお願いいたします。

◎内田委員長
 そういう懸念を払拭するように、森谷局長、よろしくお願いします。
 それでは、その他のほうに移りたいと思いますが、執行部、委員の皆さんで何かございますでしょうか。

○福間委員
 県土整備部長にちょっと要請という格好かな。3月15日に南部バイパスが開通しましたが、地元の農道に工事車がかなり出入りして、農道がかなり壊れている。米子県土整備局がわざわざ出向いて、それぞれ各部落の自治会長さんや農事委員さんと一緒に道路を見て回って、この間2日間ほどつき合わせてもらったのですけれども、工事後の対応のありようというのは僕は非常に大事だと思っています。農道は地元の集落の農事委員会が金を出して幾らか自己負担をして補修をしなければいけないのですが、それを南部バイパス竣工に伴う部分ということで、県で見るという格好で米子でやってくれているけれども、目の届かないところも実はかなりあって、農道ですから碁盤の目みたいに走っているもので、本来10トン車以上のものが入らないところにダンプが10トン以上積んで入ってるわけですから、余り入るとぐらんと道路が壊れてしまうのですよね。土地を提供して、農道を壊されて何だみたいなことがあるものですから、そこら辺、きめ細かな対応をやはりやってほしいなということを要望として申し上げておきたい。

●長谷川県土整備部長
 農道の使用の件でございます。
 工事をする場合には、みずから工事用道路をつくる場合もありますし、既存の農道等を使ってする場合もあります。それを使わせていただいて、壊した場合は原因者として従来から対応させていただいておりますので、今回の件につきましても、あるいは今度こういう事例があったとしても丁寧に説明をさせていただきながら、そして、皆さんの声を聞いてきめ細かい対応に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

◎内田委員長
 よろしいですか。

○斉木委員
 ちょうど地域振興部長がいらっしゃらなくなったのでちょっと言いにくいのだけれども、御承知のとおり16日に韓国で痛ましい船の事故が起きて、300人からの行方不明や死者が出ているということで、本当に気の毒な事故なのですけれども、ふとあれを思ったときに、ちょうどパターンが一緒かなと思ったのですけれども、DBSクルーズ、これは本当に安全に走っておると思いますけれども、人と荷物が乗る同じような型の船なものですから、やはり本県も支援をしているわけですので。どうもあれを見ると乗組員が乗客の誘導など訓練を余りしてなかったというような話で、真っ先に逃げてしまわれる船長がいるぐらいなものですから、本当に乗った者はいい迷惑で、そんなことがDBSクルーズであれば非常に困るわけでして。担当の部長、小倉さんがもう、きょうは姿が見えないのですけれども、私もまた言いますけれどもぜひ伝えておいてください。確かにDBSは、私も乗らせてもらいましたし本当に安全な航海をしているのですけれども、今回のことは起きないとも限りませんので、起きたときの対応、本当にしっかり訓練はしてあるかどうかということをぜひお願いしたいと思います。

◎内田委員長
 よろしいですか。

●森谷文化観光スポーツ局長
 済みません、1つよろしいでしょうか。執行部の新任職員の紹介ですけれども、ジオパーク推進室長が来ましたので紹介させてください。

●遠藤観光戦略課山陰海岸世界ジオパーク推進室長
 遠藤でございます。ことしは再認定の年でございますので、頑張りますのでよろしくお願いいたします。

◎内田委員長
 はい、よろしくお願いします。
 それでは、意見が尽きたようでありますので、文化観光スポーツ局及び県土整備部につきましては以上で終わりたいと思います。
 次回の常任委員会は、5月21日午前10時から開催を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さんは退席していただいて結構でございます。御苦労さまでした。
(執行部退席)
 それでは、今年度、第1回目の県外調査についてでありますが、今月23日から25日まで、お手元の日程表のとおりでございます。沖縄県及び兵庫県において所管事項に係る調査を行いますので、委員の皆様におかれましては、いろいろと都合があって出たり入ったりがあるようですが、全員皆様に御参加いただけるようでございますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。

                                午後0時35分 閉会

 

 

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