平成25年度議事録

平成26年2月12日(1)会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員

横山 隆義
広谷 直樹
森 雅幹
長谷川 稔
谷村 悠介
伊藤  美都夫
藤縄 喜和
安田 優子
野田 修

欠席者
(なし)


 

傍聴議員  な  し
(0名)

説明のため出席した者
 野川統轄監、末永総務部長、横濱教育長、城平危機管理局長ほか各次長、課長、関係職員
 
職務のため出席した事務局職員
 賴田課長補佐、伊藤係長、加藤係長

1 開会 午前10時16分

2 閉会 午前10時41分

3 司会 横山委員長

4  会議録署名委員    安田委員、谷村委員

5  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

                                午前10時16分 開会

◎横山委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 日程はお手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、安田委員と谷村委員にお願いします。
 それでは、ただいまから付議案の予備調査を行います。
 なお、執行部の皆様におかれましては、既に政務調査会で説明を受けたものもありますので、説明は要領よく簡潔にマイクに向かってお願いいたします。
 質疑については、説明終了後一括して行っていただきます。
 また、報告第4号、長期継続契約の締結状況についてはお手元に配付の資料のとおりであり、特に説明を要しないことといたします。
 最初に、総務部から説明を求めます。
 初めに、末永総務部長に総括説明を求めます。

●末永総務部長
 それでは、総務部から御説明を申し上げます。
 議案説明資料の総務部の冊子をごらんください。おめくりいただきまして、目次のところで御説明を申し上げます。
 議案第1号、一般会計の補正予算についてでございますが、総額131億円余りの補正をお願いをしております。
 歳入歳出の概要につきまして、後ほど財政課から御説明を申し上げます。
 また、報告事項としまして、長期継続契約の関係について1件お願いをしております。よろしく御審議のほどをお願いいたします。

◎横山委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。
 亀井財政課長の説明を求めます。

●亀井財政課長
 では、引き続き1ページをお願いいたします。1ページの上のほうに歳入、それから下のほうに歳出とございますが、下のほうの歳出の表の補正額、合計を見ていただきますと131億円余ということで今回の補正額でございます。
 その歳入でございますが、上のほうの表をごらんいただきまして、今回は国の経済対策補正予算を受けてということでございますので、国庫支出金が約91億円という額でございます。そのほか、1つ飛ばしまして繰越金12億円、県債25億円、こういったところで131億円、歳入を賄っているところでございます。
 ページをおめくりいただきまして、歳入の詳細につきましては2ページから3ページにかけまして添付をしております。重立ったところだけ説明いたしますと、まず2ページの真ん中あたり、9款で国庫支出金ということで2項の国庫補助金でありますけれども、そこのところの2目民生費国庫補助金、その中で児童福祉費補助金ということで6億4,700万円というのがございます。このうち、5億1,100万円が安心こども基金の造成に係るものでございます。
 その下、3目で衛生費国庫補助金がございますが、そのうち3で医療費補助金というのがございます。この中に、鳥取大学附属病院にホールボディーカウンターを整備する被曝医療体制整備に係る補助金が入ってございます。
 その下、4目で労働費国庫補助金12億5,000万円ということでございますけれども、これは緊急雇用創出事業臨時特例基金の造成事業ということで、基金を造成するための補助金でございます。
 その下、5目で農林水産業費国庫補助金がございます。3で農地費補助金がございます。そのうち、農地調整費補助金で2億8,050万円というものがございますけれども、こちらにつきましても農業構造改革支援基金を造成するための補助金でございます。
 その下に、4で林業費補助金というのがございます。その中で、林業振興費補助金ということで19億4,290万円というものがございますが、これは緑の産業再生プロジェクト基金、こちらにつきましても基金を造成するためのものでございます。
 その下、7目で土木費国庫補助金、約23億円ございますけれども、公共事業につきましては55億円を今回の補正予算で組ませていただいておりますので、それに係る補助金でございます。
 国庫支出金につきましては、3ページの上のほうの補正額の計のところで約91億円、国庫が入る形になっておりますが、そのうち約42億円が基金造成に係る補助金でございます。
 そのほか3ページの一番下、県債でございますが、県債の補正額につきましては25億円ということで、これは先ほど申しました公共事業に係るものでございます。
 ページをおめくりいただきまして、4ページのほうは給与費明細書ということで、今回は報酬につきまして16万2,000円増額をお願いをしております。これは補正予算の中でプロポーザル等を行うといった事業がございますので、そのプロポーザル審査のための謝金ですとかそういったものに係るものでございます。

◎横山委員長
 次に、危機管理局に説明を求めます。
 まず、城平危機管理局長に総括説明を求めます。

●城平危機管理局長
 それでは、議案説明資料の危機管理局の資料の1ページをお願いをいたします。
 今回、補正につきましては4億円の増額補正をお願いするものでございますが、原子力災害時において屋内退避をしていただけるように放射線の防護対策をする事業ということで、今回は国10分の10の補助金ができましたので、それを活用して取り組もうとするものでございます。あわせて、繰り越しもお願いをしたいというふうに考えております。
 詳細につきましては、担当の課長から説明させますので、よろしくお願いいたします。

◎横山委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。
 水中原子力安全対策課長の説明を求めます。

●水中原子力安全対策課長
 それでは、2ページをごらんください。原子力災害時における屋内退避施設放射線防護対策事業として、4億円をお願いするものでございます。事業の目的につきましては、原子力発電所の事故が起きた場合の即時避難が困難な病院や社会福祉施設の入所者が一時的に屋内退避をする施設として、放射線防護機能を付加するものでございます。
 真ん中にイメージの図がございますが、建物に放射線防護の除去フィルターをつけまして、例えば窓枠の補強とあわせて屋内に放射能に汚染されないというふうな施設をつけるものでございます。
 主な事業でございますが、UPZ内の介護老人保健施設、それから介護老人福祉施設等で原子力災害時における屋内退避を可能とするようなものにしております。現在調整中ではございますが、対象施設としては2施設として介護老人保健施設と介護老人福祉施設を予定しております。

◎横山委員長
 次に、教育委員会に説明を求めます。
 まず、横濵教育長に総括説明を求めます。

●横濵教育長
 教育委員会の予算に関する説明書をお開きください。左側のページでございます。
 まず、議案が1件ございます。一般会計補正予算に関するものでございます。
 予算関係以外といたしまして、報告事項が1号と4号がございます。1号につきましては、鳥取県進学奨励資金貸付金の訴訟の訴えの提起または和解に関するもの等でございます。報告事項4号につきましては、長期継続契約の締結状況についてであります。
 1ページをごらんください。このたびの補正で総額で7,474万6,000円の補正をお願いしております。国の経済対策を活用しまして、特別支援学校の老朽化したエアコンの更新を行うものでございます。
 詳細等は関係課長が説明を申し上げます。よろしくお願いいたします。

◎横山委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。
 前田教育環境課長の説明を求めます。

●前田教育環境課長
 それでは、資料の2ページをお願いいたします。特別支援学校エアコン整備事業費でございます。このたびの国の経済対策を活用いたしまして、老朽化しております特別支援学校のエアコンの更新を行おうとするものでございます。
 3番のほうに、これまでの取り組み状況を記載しております。特別支援学校のエアコンにつきましては、平成3年度から整備を始めて15年には完了いたしております。ただ、導入から長期間経過し老朽化が進行しております。特に沿岸部でございますとか、白兎養護学校のように塩害による老朽化のために状態の悪いといったものもございます。こういったものは更新が急がれております。これらについて、今回7,474万6,000円の補正をお願いするものでございます。
 4ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書でございます。先ほどの特別支援学校のエアコン整備事業費につきましては、年度内の事業完了が困難なことから翌年度への繰り越しをお願いするものでございます。

◎横山委員長
 岸田人権教育課長の説明を求めます。

●岸田人権教育課長
 5ページをお願いいたします。
 報告第1号、議会の委任による専決処分について御報告いたします。
 今回御報告いたしますのは、鳥取県進学奨励資金貸付金に係ります訴えの提起、そして和解についての3件でございます。
 まず、5ページの1件でございますが、訴えの提起に係るものでございます。1の提出理由でお示ししておりますが、この奨励資金の返還金の滞納者に対しまして裁判所のほうに支払い督促を申し出たところ、相手方のほうから異議の申し立てがあり訴訟となったものでございます。
 滞納されている債務者でございますが、2年以上にわたりまして返済がなされておらず、当方からの電話による問い合わせでございますとか、訪問による話し合いにも誠意ある対応をとっていただけない。そういったことから、適正な債権管理の観点から厳正に対応することとし、支払い督促の申し立てという法的措置に至ったものでございます。未納額は約40万7,000円でございます。
 次に、6ページ、そして7ページの2件について御説明させていただきます。
 奨励資金返還請求に係る和解についてでございます。この2件とも同様に、支払い督促に対しまして相手方から異議の申し立てがあり訴訟となったものでございます。相手方と和解に向けた話し合いを行いまして、県として受け入れることができる内容であると判断いたしましたので、専決処分によりまして和解手続を行ったところでございます。
 この和解の概要については、枠で囲った太線の中に記載しているとおりでございます。6ページの1件につきましては約1年半の分納により、また7ページの1件については約3年3カ月の分納により和解するものでございます。
 なお、7ページのほうでございますが、大変申しわけございません、訂正箇所が1カ所ございます。和解の概要の中の返還方法、(1)の文章の中でございますが、(1)の2行目に「延滞金」というふうに書いてございます。延滞金は今回の訴訟の中では入ってございませんので、この「延滞金」の文字については削除のほうをお願いしたいと思います。申しわけございませんでした。
 また、7ページの中で「利害関係人」という言葉を書かせていただいております。これは利害関係人は借り受け者、債務者のほうの配偶者であり、このたびの和解に当たりまして、和解の概要の(2)に書いてございますように利害関係人は借り受け人の債務を連帯保証するという形で、連帯してこの債務のほうの返還に当たっていただく形をとらせていただいているところでございます。
 県教委といたしましては、引き続き滞納されている方に対しましては粘り強く円滑な返還について話し合いや督促を行いながら、長期に滞納されている場合では当方との話し合いに応じていただけない方について、適正な債権管理の観点から法的措置も含めて今後とも厳正に対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。

◎横山委員長
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては簡潔な質問と発言前後のマイクのスイッチの切りかえをお願いいたします。
 それでは、今までの説明について質疑等はありませんか。

○長谷川委員
 財政課長の歳入の説明で、2ページ、3ページにわたってお尋ねをいたします。
 今回が経済対策という大きな補正予算の中で、公共事業費が55億円。それで財源内訳を見ますと、国庫支出金のほうが23億円、一方で25億円近くが県債で賄われるということですが、少し県の負担が大きいのではないかと思うのですが、通常大体このようなものなのでしょうか、公共事業に対しての県の負担額というのは。1点お願いします。

●亀井財政課長
 このたびの経済対策につきまして、必要なその国庫、その残余につきまして起債ができるもの、そういった形の整理をしましたところでこういったところでありまして、昨年度も経済対策をさせていただきましたけれども、大体このような状況でございます。

◎横山委員長
 そのほか、ありませんか。
○長谷川委員
 本来といいますか、景気回復ということになりますと地方にとっての景気回復につながらなければならず、またその場合にできるだけ地方自治体の負担は少なくて済むという大体国のほうは観点も持っていて、いろんな事業、政策を打ち出すように考えておりましたが、結果的には財政負担ではこのようなことになりますか、繰り返しになりますが。

●亀井財政課長
 後年度の負担を考えますと、今回の県債は補正予算債ということで100%充当されるものを使っておりますので、起債はいたしますけれども将来的な県の負担というのはございません。ですので、今回財源として見た目で借りますのは県債という形で出てまいりますけれども、補正予算債を使っての100%充当でありますので、それについての県の負担というのか出てこないというところでございます。

◎横山委員長
 そのほか、ありませんか。

○森委員
 危機管理局の関係の質問をしたいのですが、危機管理局の2ページですが、今回4億円。1カ所2億円で国の10分の10で2カ所ということなのですけれども、これは当然病院や社会福祉施設についてはこういったことが必要だと思っているのですが、この資料でいくと今1カ所病院をやっていて、あと今回予算がついた2カ所をやるということなのですか、今後どういった計画でこれを、ほかにも病院やそれから福祉施設はあると思っているのですが、どういう展望で今後やっていこうと考えているのかお伺いをいたします。

●水中原子力安全対策課長
 この施設につきましては、即時避難が困難な方ということで、福祉車両が早急に手配できない場合ということがある施設について福祉保健部のほうで調査しまして、そこを対象にしてやらせていただいているものでございます。
 それで運用につきましては、その入所者あるいは入院患者のみではなく、付近におられる例えば在宅で福祉車両でしか動かせない人という方については、ここに一時滞在ということも考えております。当然この施設におられます入院患者等について、バス等、あるいは車等で移動される方はそのまま避難していただいて、なかなか移動が困難な方というのを対象にして選んだところでございます。

○森委員
 ほかに対象施設はないということなのですかね、今の答弁は。そのほかにも対象施設があるのだけれども、今回は予算の関係でこの2施設だけれども、まだそのほかに対象施設があるのかどうか。
 それと、もしほかに対象施設があるとするならば、今後どうしていくのかということを聞いているので、お願いします。

●水中原子力安全対策課長
 現時点で調査したところは、昨年度の済生会病院と今年度お願いをしております2カ所というところでございます。
 今後、いろいろ避難のことも検討していきまして、必要であったらまた検討していきたいというふうに考えております。

◎横山委員長
 そのほか。

○安田委員
 いや、ちょっと今の質問と重なるのですけれども、大体聞いていただいたのでそうかなと想像がつくのですが、ではこの2施設というのはもう決まっている施設なのですか。予算執行をもうそこにするということが決まっているのですか。

●水中原子力安全対策課長
 現在のところ国と調整中ですので、鳥取県のほうから2カ所やらせていただきたいというふうにお願いしているところでございます。
 済生会のほうにつきましては、本年3月に完成予定でございます。

○安田委員
 いや、そうではなくて、どこに予算を執行するかという対象は確定しているわけですかということを聞いています。

●水中原子力安全対策課長
 本年度の2カ所につきましては米子市内の2カ所ということで、真誠会のゆうとぴあと、それから真誠会さんのピースポートという米子市内の2カ所を予定しております。

◎横山委員長
 そのほか、ありませんか。

○野田委員
 岸田さんにちょっとお尋ねします。
 和解の要旨のところで、延滞金はこれはないということの説明を受けました。そうするというと、追納手数料というものは2,500円ついていますけれども、小さなことですけれども、ここのところの数字は変わりませんか。
●岸田人権教育課長
 追納手数料といいますのは、この支払い督促のときの手数料が裁判に係る手数料の半額で済むものですから、こういうふうに訴えの提起があった場合にはその残りの半額を払うということで、この追納手数料はその金額という形でございまして、延滞金のほうとは関係ございません。

○野田委員
 了解。

●亀井財政課長
 委員長、済みません。先ほどの長谷川委員の御質問に対する説明で、ちょっと私が間違ったことを言っておりましたところを少し訂正させていただきたいと思います。
 公共事業についてでございますが、国庫が当たる部分と、あと県債、起債を充てる部分と、そのほかに分担金、負担金ですとか地元のほうから取ったりだとか、あと一部一般財源を使ったりするところがございます。
 起債を充当するところでございますけれども、100%充当ではございますが、交付税でバックされるのは50%というところですので、私もちょっと間違った説明をして100%充当されるので県の負担はございませんという話をいたしましたが、充当率は50%ということですので、その点はおわびして訂正させていただきたいというふうに思います。

◎横山委員長
 ほかにありませんか。

○広谷副委員長
 教育委員会の特別支援学校のエアコンの設置の件ですけれども、以前にもあったのかもわからないですけれども、この老朽化したエアコンというのは各教室に室外機と室内機が1台ずつあって、それを両方とも整備、更新し直すということなのですか。そのあたり、細かいことかもしれませんが、ちょっと説明をお願いしたいと思います。

●前田教育環境課長
 特別支援学校のエアコンにつきまして、少し説明をさせていただきます。
 平成3年から整備を始めて、各施設ごとによってエアコンの設置の方法というのは若干異なっております。ただ、エアコンの場合は室外機自体がメーンでございまして、室外機そのものが今年度も修理をいたしましたが、なかなかもうその修理部品がないようなものもございます。したがって、室外機を交換すれば当然、中のほうも配管とかも含めて更新をせざるを得ないというふうに思います。そういったことがございますので、学校の運営とあわせて工事時期等の調整も必要になってまいりますが、いずれにしても状態の悪いもの、年式だけではなくて実際の稼働状況、あるいはそのききがいい悪い、そういったものも十分確認をしまして、急がれるものから対応させていただくということにしております。

○広谷副委員長
 いけないものは直さないといけないのですけれども、全教室にエアコンは設置されておるのですか。

●前田教育環境課長
 特別支援学校については、全ての教室に設置されております。

○広谷副委員長
 それで何でこんなことを聞くかといったら、単純にこれ1台当たりの事業費で割っちゃうと、1台当たりで100万円からするのですよね。だから学校のかなり大きい教室の広さだからその程度するのかなと単純に思ったものだから、ちょっと事業費が大き過ぎるのではないかなと思ったのですけれども、そのあたりについてはどうされていますか。

●前田教育環境課長
 特別支援学校といいましても、教室の規模はかなり大きなものがございます。1室当たりでいきますと家庭用の当然何倍もいたしますので、更新費用につきましてはその教室ごとに合わせた積算をいたしたものでございます。

○広谷副委員長
 いいです。

◎横山委員長
 そのほか、ありませんか。
 意見が尽きたようですので、以上をもちまして総務教育常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。

                                午前10時41分 閉会

 

 

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