平成23年度会議録・活動報告

平成23年12月15日会議録

出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
内田 博長
伊藤 保
山口 享
鉄永 幸紀
安田 優子
錦織 陽子
浜崎 晋一
澤 紀男
福田 俊史
國岡 智志
谷村 悠介
欠席者 委員 森 雅幹
 

説明のため出席した者
  河原統轄監、山根商工労働部長、鹿田農林水産部長、古賀県土整備部長、中島会計管理者、
    山本市場開拓局長
  外局長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  柳楽課長補佐、田中主幹、小川副主幹、川口副主幹

1 開  会   午後1時45分
2 閉  会   午後1時54分
3 司  会   内田博長委員長
4 会議録署名委員  安田委員、澤委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午後1時45分 開会

◎内田(博)委員長
 ただいまから鳥取県産業振興条例調査特別委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、安田委員と澤委員にお願いいたします。
 それでは、議題に入ります。
 鳥取県産業振興条例の修正案についてであります。
 これまでの当委員会での議論、及びパブリックコメントなどの結果を踏まえ、本委員会に付託された鳥取県産業振興条例の一部を修正する案を、私の方で整理させていただき、皆様のお手元に配布させていただいています。
 また、この案を元にした、修正後全文もお手元に配布させていただいています。
 修正案について、委員の皆さんの御意見を伺いたいと思います。

○錦織委員
 私は、国際化の進展や国内外の競争激化や構造改革のもとで、県内事業者が大変厳しい環境にさらされていて、人口流出も続いている。そういうことで一丸となって活力あふれる鳥取県の構築を目指すために、提案者がこういう産業振興条例を提案されたということは、大賛成であります。
 ただ、こういう産業振興条例というのは今こそ必要だなというふうに私も自覚しまして、それから、いろいろ読みこんでいきまして、いくつか修正案といいますか、提案もさせていただいたわけですけれども、残念ながらそのほとんどが組み入れていただけなかったということが一つございます。
 それで、一番、今なぜこの産業振興条例をつくらなければならないのかということになった場合に、鳥取県がこれまでこれこそ産業振興だと、雇用創出だといって大企業などの企業誘致だとかやってきたわけですけれども、今現実を見ると、そこがほんとに鳥取県の雇用情勢だとか経済、各分野にわたって大きな影響を及ぼしているということを考えたときに、今私たちに問われているものは、これまでの政策でよかったのかということが問われているのではないかと思います。
 そういった目で見た場合に、この条例はこれまでの県の進めてきた、成文化こそされていませんでしたけれども、県が進めてきたことを、いわば成文化したものという印象を受けます。
 それで、去年中小企業憲章を国で制定され、やっぱり鳥取県内でがんばっておられる中小企業にもう少し目を向けた、地域経済の中心的役割として位置づけたものが必要ではないか。それから基幹産業である第一次産業のことをもうちょっと、農林水産業についても特段の位置づけが必要ではないかというふうに思うわけです。
 提案者はそれもすべて包括しているということですけれども、条例というものは誰が見てもわかるようにすることが大事ではないかという点で、やはりその点ではわかりにくいということ。
 それから第2条の4項で、地産地消の論議がいろいろこの場でもありましたし、パブリックコメントで県民からの御意見もございました。執行部からの御意見もありまして、そのことは原材料が県外であっても県内で加工されたものも地産地消とするというようなことは整理されて、県産品利用ということになったわけで、その点では私もすっきりはしたんです。すっきりはしたんですけれども、やっぱり産業振興条例というときに地産地消という言葉がなくなってしまうというのは、やっぱりちょっといかがなものかなというふうに思うわけです。
 そして、第5条事業者等の役割、これは責務が役割となったわけですけれども、前述したように、一般の中小零細企業、零細業者、そういうところと大企業、大型店というものはやっぱり分けて定義するのが妥当だろうというふうに思いまして、私は、大企業、大型店等は中小企業との共存、共栄を図るとともに、無秩序な出店、撤退をやめ、下請け業者との公平な取引を図ること、また、雇用の促進及び継続、人材育成を図ることなど、挿入していただきたいというふうに依頼したわけですけれども、そういうこともありませんでした。
 それで、そういうことを総合いたしまして、ほんとに残念ですけれども、この修正された案についても賛同しかねるなというのが私の至った結論でございます。

◎内田(博)委員長
 ほかにございますか。

○山口委員
 錦織委員がおっしゃいましたけれども、これはほんとに成文化するまで相当なエネルギーを使って検討してきた問題なんです。
 それで、最終的に、この間表現を変えて成立させようということで、こういう形できたはずなんです。取扱いについても敷衍をしてもらって解決をしようとしてきたものですから、今言われるようなことは基本的にははじめから議論しておくべき問題であり、既にここでは成案ができており、最後に修正したものもありますので、あるいは取扱いについて、委員長報告の中に入れていただいている部分もあると思いますので、ここできちんと私はもう結論を出すべきだと、こう思っております。

◎内田(博)委員長
 ほかにございますか。
 ないようでしたら、ただいま申し上げましたように、鳥取県産業振興条例を修正案のとおりとすることの可否について、挙手によって採決を行います。
 修正案のとおりとすることに、賛成の委員の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 挙手多数であります。ありがとうございます。
 なお、明日の本会議における委員長報告については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 次に、議題2でございます。鳥取県産業振興条例調査特別委員会の廃止についてでありますが、付託された鳥取県産業振興条例の調査を終えましたので、本議案が可決の上は、本特別委員会を廃止したい旨、議長に申し出ることにご異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定させていただきます。
 次に、その他、委員や執行部の皆さんで何かございましたら。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ございませんか。意見がないようですので、以上をもちまして、鳥取県産業振興条例調査特別委員会を閉会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時54分 閉会

 

 

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