平成23年度議事録

平成24年1月20日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
藤縄 喜和
福田 俊史
国岡 智志
稲田 寿久
興治 英夫
藤井 省三
前田 八壽彦
銀杏 泰利
欠席者
(なし)
   
 


説明のため出席した者
  髙橋企画部長、細羽文化観光局長、古賀県土整備部長、石田警察本部長
  ほか各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  議事調査課 上月主幹、山崎主幹、五百川副主幹

1 開会  午前10時11分
2 休憩  午前11時18分/午後0時54分
3 再開  午前11時22分/午後1時24分
4 閉会  午後3時05分
5 司会  藤縄委員長
6  会議録署名委員  前田委員、銀杏委員
7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午前10時11分 開会

◎藤縄委員長
 ただいまから企画県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程はお手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせいただきます。
 なお、今回の常任委員会は執行部の入れかえを行うこととし、初めに県土整備部及び警察部、続いて企画部及び文化観光局について行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、稲田委員と興治委員にお願いいたします。
 それでは、県土整備部及び警察本部について行います。
 なお、質疑は、県土整備部、警察本部それぞれの説明終了後、一括して行っていただきまので、よろしくお願いいたします。
 県土整備部より、議題1、さかいみなと漁港・市場活性化協議会の開催について、森下空港湾課長の説明を求めます。

●森下空港港湾課長
 資料の1ページをお願いいたします。さかいみなと漁港・市場活性化協議会の開催につい御報告いたします。
 境漁港は、昨年水揚げ量が大幅にふえまして、全国3位になりました。今後とも日本海にける沖合漁業の中核基地としての地位を維持し、発展していく必要があると考えております。 このような状況の中で境漁港の活性化に向けまして漁港の整備、市場の機能強化、食と観との連携、これらの漁港・市場のあり方について水産関係者の皆さんから幅広く御意見を伺い今後の漁港・市場の適正な整備あるいは利用について幅広く検討していくため、昨年12月16にさかいみなと漁港・市場活性化協議会を設立したところでございます。
 協議会の概要としましては、会長、副会長を選任させていただきました。会長としまして社団法人境港水産振興協会会長、また境港魚市場株式会社代表取締役社長であります大谷和様、副会長としましては境港市産業観光部長の角俊一郎様にお願いいたしたところでございす。
 協議会で検討する内容としましては、3点ございます。1点目が漁港の整備ということで今後の整備のあり方について。2点目が市場機能強化としまして、ブランド力・魚価向上のめの市場づくり。3点目が食・観光との連携ということで、観光客に魅力のある港づくりとう3点について検討することといたしております。
 基本的な方向としましては、2点ございます。まず1点目が漁港施設の未整備箇所の取りいということで、平成14年に整備計画を策定し、これまで順次整備しておりましたけれども2カ所、小型船舶の係留岸壁、もう一つが潮通しについてまだ未整備でございます。岸壁にきましては、計画時点よりも水揚げ量が減っているということで、係留にそんなに困っていいという状況もございまして、利用状況をこれまで注視してきているところでございます。れから潮通しにつきましては、港内と港外の水質調査を行って潮通しを設置しても余り水質影響がないのではないかというふうなことがございまして、現在まで未整備ということであます。当協議会の意見等を踏まえながら、年度内にその方向性を示していきたいというふう考えております。
 2点目が行動計画の策定ということで、まずは聞き取り調査あるいはアンケート調査を利者の方々に行うということで、市場関係者あるいは観光客の方にそういう調査を行って、2目の行動計画策定を行いたいというふうに思っております。漁港の整備、市場機能強化、食観光との連携等の具体的な行動計画をことしの10月までに策定し、実施に結びつけたいといふうに考えております。
 協議会のメンバーとしましては、委員の方あるいはオブザーバーの方をお願いしております委員の方につきましては全部で14名、市場関係者、漁業者、あるいは観光の方々、行政とい構成にしております。オブザーバーにつきましては、国、県等の関係機関の方6名にお願いております。

◎藤縄委員長
 なお、議題2、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、お手元の資料2ペジのとおりでありますので、説明は省略させていただきます。
 それでは、ただいままで説明について質疑等がございますでしょうか。

○稲田委員
 1点、漁港の整備についてもうちょっと詳しく説明してほしいのですけれども、私も現場以前に見たぐらいで、最近どうなっているかはっきりわかりませんが、係留船はかなり少なと思う。それからさっきも課長が言ったように、外と内の水質はほとんどと言っていいほどがないと私は思っています。見た目だから。そういう状況の中で何を整備するのだろう。利頻度も少ない、そして外と内との水質もそう差がない。ただ項目に上げて、いわゆる協議会メンバーの方で検討しようというだけですか。当たり前のことだと私は思うけれども。わか切ったことなのです。素人の我々でもわかるぐらいだから。それをなおかつ何を検討しようしているのか、そこのところをもうちょっと詳しく私は知りたいと思います。

●森下空港港湾課長
 まず、係船岸の整備につきましては、計画を策定したのが14年ということで、大体9年、1年ぐらいの港の利用について調査して計画づくりをやったところです。それで10年計画でしので、だんだん水揚げ量が減ってきて、今おっしゃったように港の利用、係船の状況が余裕あるといいますか、そんなに困っておられないという状況が続いていますので、時々といいすか、議会でも御質問がありまして、現時点で整備するには及ばないのではないかと、もうし利用を見ながらつくるかどうか判断しましょうということで現在に至っておりまして、そで現計画において、最終年度になりましたので廃止を含めて結論づけしましょうと、方向づしましょうというのが趣旨でございます。
 潮通しにつきましても、先ほど言われたように水質調査を港外と港内とやりまして、デー的にほとんど変わりがないということで、これも廃止の方向で、その時点時点で皆さんに御会はしているのですけれども、先ほど言いましたように計画の終期といいますか、最終年度なりましたので、それをそういう形でいいかどうかということを関係者の方に聞いて結論づしたいというふうに考えてこの協議会に乗せたということでございます。

○稲田委員
 そうすると、要するにこの小型の船舶の係留場を残すのか残さないのか、それから水質の査や検討もやるかやらないか、そのことだけを、要するに右か左か、是か非かということだをこの第1項目は論ずるわけですね。要するに簡単に言えばそれだけを検討するということすか。

●森下空港港湾課長
 そのとおりです。
 ただ、2番目の行動計画の中に上げておりますけれども、そうはいってもそれ以外に港のンフラ整備、ハード整備が何か必要ではないかということもあわせてこの協議会で議論してただきたいというふうに考えております。

○銀杏委員
 説明いただきましたけれども、要するに港の活性化に向けて意見を聴取して、今後の整備利用について幅広く検討していきたいというふうに書いてありますので、利用と活用についはこの協議会が一つの大きなバックボーンになって県の施策を決定していくというふうに考ていいのですか。

●森下空港港湾課長
 実は15年にも同じような行動計画といいますか、そういうものもこういうやり方で過去10といいますか、ソフト・ハードを含めていろいろ整備をやってきております。今回はそういことを踏まえて新たに向こう10年ぐらいのスパンで境漁港をどうするのかというふうなこと計画づくりといいますか、そういうものをやっていきたいと思っております。それが県の施策あるいは市、あるいは民間の方の行動計画になってくれればというふうに思っております。
○稲田委員
 課長、説明が回りくどい。もっとストレートに、今私が質問した事項についてももうちょと端的に書いたほうがいいと思う。これではひょっとしたらということを考えたりもする。りくどい言い方ではなくて、もっと直截に、直接的に書いてほしい。

◎藤縄委員長
 ということで、これからは御検討いただければということで。
 続きまして、警察本部に移りたいと思います。
 議題3、平成24年鳥取県警察運営指針及び重点目標について、野澤警務部総括参事官警務長事務取扱の説明を求めます。

●野澤警務部総括参事官警務課長事務取扱
 警察本部の資料の1ページをお願いいたします。警務課から平成24年鳥取県警察運営指針び重点目標について御報告するものでございます。
 県公安委員会の審議を経まして、平成24年鳥取県警察の運営指針及び重点目標を策定いたました。
 運営指針につきましては、昨年、平成23年と同様に県民の期待にこたえる警察、サブタイルといたしまして安全で安心な鳥取県をめざしてと定めております。
 重点目標につきましては、資料に記載していますとおり、県民の期待にこたえる警察を実するため5つの目標を定めております。
 1点目の犯罪抑止のための総合対策の推進につきましては、刑法犯の認知件数は平成16年降8年連続して減少しておりますが、体感治安に直接影響を及ぼす侵入窃盗とか県民の身近犯罪である自転車盗、こういったものが増加しております。いまだ治安回復を実感するに至ていない現状でございますので、安全で安心な地域社会を実現するための総合対策をより一推進するものでございます。
 2点目の重要犯罪等の検挙と組織犯罪対策の推進でございますけれども、犯罪の悪質巧妙化あるいは組織化、グローバル化が進行する中、初動捜査の徹底、新たな捜査手法の活用、情収集及び情報分析の強化など警察の総合力を発揮した対策を推進することによりまして、県の期待にこたえようとするものでございます。
 3点目の交通死亡事故抑止に向けた総合対策の推進につきましては、交通事故の死者数にめる高齢者死者数の割合が依然として増加している現状でございます。こういった情勢を踏え、高齢者に重点を置きまして交通事故防止対策の推進、飲酒運転の根絶対策の推進など交死亡事故抑止、安全かつ快適な交通を確保するための総合対策を推進するものでございます。 4点目のテロの未然防止と緊急事態対策の推進につきましては、国内外の不安定、不透明政治経済、社会情勢を反映しまして依然として不満あるいは不安、こういったものをうっせさせて過激や、あるいは暴力的行為に至る集団、個人の出現が懸念されております。こういたようなテロの脅威が依然として高い状況にございますので、テロの未然防止に向けた諸対を推進するとともに、東日本大震災を踏まえまして大規模災害とか事故、あるいは自然災害どの緊急事態に備えた諸対策を推進するものでございます。
 5点目の警察活動基盤の充実強化についてでございますけれども、警察官の大量退職、大採用に伴う急激な世代交代が依然として進んでございます。現場執行力を確保するために真警察官たるにふさわしい人材を確保し、若手警察官の早期育成に向けた教養訓練の充実や、るいは警察活動に必要不可欠な情報通信システムの高度化など物的基盤の整備を図るなど、察活動を支える各種基盤の充実強化を図るものでございます。
 なお、平成24年度予算政府案の閣議決定によりまして本県警察官の7人増員、これは災害策の強化ということでございますけれども、これが認められております。鳥取県警察職員定条例の一部改正を2月議会に付議する予定でございます。
 以上のとおり、県警察では本年も昨年に引き続きまして安全で安心な鳥取県を目指して全員が一丸となって各施策に取り組み、県民の期待にこたえていきたいというふうに考えておます。

◎藤縄委員長
 次に議題4、犯罪抑止総合対策の推進状況(平成23年中)について、竹本生活安全部総括事官生活安全企画課長事務取扱の説明を求めます。

●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 犯罪抑止総合対策の推進状況(平成23年中)について報告いたします。
 資料の2ページをお願いします。平成23年中の刑法犯認知件数、検挙件数は、1の刑法犯知・検挙件数の状況表の平成23年欄のとおり認知件数は4,941件、検挙件数は2,105件でした前年対比で見ますと認知件数は248件、検挙件数は577件の減少となっています。
 また、この平成23年の認知件数4,941件は、平成16年以降8年連続で減少し、昭和52年以来34ぶりに4,000件台となっております。
 一方、検挙件数は前年対比で減少し、検挙率は46.4%になっています。
 次に、2の抑止重点対象罪種認知件数の状況等についてでございますが、県警察では犯罪手口の中で県民が身近に不安を感じる犯罪、子供、女性が被害に遭いやすい犯罪、増加傾向ある手口、犯罪等を重点対象罪種または準重点罪種として指定し、その抑止対策を行っていところでございます。そして表のとおり自転車盗など5罪種を重点対象罪種とし、これに準る罪種として万引きなど3罪種を準重点罪種としてそれぞれ指定し、取り組みを行い、その成22年、23年の件数の増減状況は表のとおりとなっております。
 これら重点・準重点罪種の発生状況などの特徴として(1)概要に記載しておりますが、点・準重点罪種が認知件数全体の66.2%を占め、これらのうち前年対比で自転車盗、侵入窃盗振り込め詐欺の3罪種が増加し、その他の5罪種は減少しています。また、振り込め詐欺の害状況として、被害に遭われた方は性別では女性、年齢別では65歳以上の方が多いなどの特となっております。
 次に、(2)要因では、件数の増減、理由を記載しています。自転車盗、侵入盗は無施錠被害に遭われる場合が多く見られ、被害自転車は68.9%、住宅侵入窃盗は82.6%が無施錠で被害となっております。
 次に、3のその他の状況として、コンビニ対象の強盗事件は昨年3件の発生がありましたがいずれも検挙となっております。コンビニでの訓練は9件、金融機関での訓練は12回実施しおり、合計21回の訓練を実施しております。
 最後に、平成24年の犯罪抑止対策の推進事項として、これら状況を踏まえて犯罪発生状況分析に基づいた抑止及び検挙活動など記載の5項目を推進することとしております。防犯ボンティアや各種団体、関係団体とのさらなる連携を行うなど県民の方と協働し、犯罪抑止の合対策を推進し、県民の安全と平穏を期することとしております。

◎藤縄委員長
 次に、議第5、交通事故発生状況(平成23年中)について、小林交通部総括参事官交通企課長事務取扱の説明を求めます。

●小林交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 資料の3ページをお願いします。平成23年中の交通事故の発生状況について御報告を申しげます。
 初めに、発生状況についてであります。表にお示しのとおり、発生件数、死者数、負傷者とも前年に比べて減少し、特に死者数の26人につきましては前年比で16人減、38.1%大幅に少し、これは昭和28年、当時21人でございましたけれども、21人以降では最少、減少率は全第1位でありました。
 また、全国・中国管区内を見てみますと、死者数については前年比で減少しております。 次に、死亡事故や交通事故の主な特徴についてであります。その1点は、死亡事故を状態で見ますと自動車運転中及び車両同乗中の死者が前年比で16人減、率にして55%減少。このとが死者数減少の大きな要因となっております。この理由としましては、交通関係機関との携による運転者教育、道路環境の整備、幹線道路など死亡事故多発路線における交通指導取締まりの効果が着実に出てきているものと考えております。
 また、一方、死亡事故が大幅に減少する中にありまして、全死者数に占める高齢者の構成が69.2%、前年は45.2%でございました。それから歩行中の死者9人中高齢者の死者は8人率にして88.9%を占めており、しかもすべて夜間で発生しているということでございます。れから自転車乗用中死者4人中高齢者の死者は3人で、これも75%を占めるといった、死者占める高齢者の構成率が極めて高くなっております。死者が減少する中にあって高齢者が浮彫りになったというような現状になっているということでございます。
 その2点は、前年6件発生した飲酒運転が関係する死亡事故はゼロでありました。しかし表にお示しのとおり、飲酒運転による人身事故は29件発生し、前年に比べて9件増、違反検にしましても14件増加しており、依然として飲酒運転が後を絶たない状況にありました。
 3点は、自転車が関係する交通事故が減少したことであります。自転車が関係する交通事は平成22年以降増加傾向にありましたが、昨年は前年比で61件減、交通事故発生件数に占め構成率では14%と前年比で2.2ポイント減少しております。この要因につきましては、昨年月13日に公布、10月1日に施行しました自転車運転中の傘差し運転などの使用を禁止する鳥県道路交通法施行細則の改正に伴って、公布から施行までの約5カ月間にわたり教育委員会学校、自治体などの交通関係機関、団体と連携してその協力を得て広報啓発や街頭指導に取組み、その結果、県民の自転車安全の利用はもちろん交通安全意識の高揚につながったもの考えているところであります。
 次に、本年の重点施策についてであります。本年におきましては、先ほど重点目標で出てりましたが、昨年の交通死亡事故の特徴を踏まえまして、重点施策として交通死亡事故抑止向けた総合対策の推進を掲げるとともに、その中で高齢者に重点を置いた交通事故抑止対策推進、飲酒運転根絶対策の推進などを重点とした取り組みを関係機関、団体との連携を一層化しながら強力に推進し、さらなる交通死亡事故の減少に努めることとしております。

◎藤縄委員長
 質疑等ございますでしょうか。

○稲田委員
 3点か4点お伺いしたいと思います。1ページですけれども、警察の運営指針、重点目標いうのを掲げておられますけれども、これはどんな標語をつくって活用されるおつもりなのしょうか。例えば壁にでも掲げるとか、垂れ幕でもつくってそれぞれ所轄の警察署にでも張れるのでしょうか。どんなような活用をされるのかを伺いたいと思う。
 何でこんなことを言うかというと、重点目標と言いながら余りにも一般的に過ぎる。警察活動としては当たり前のことではないかと思うようなことがあえて重点目標に掲げられている当たり前ができていないから掲げてあるのか、さらになのか、その辺をちょっとお伺いしたと思います。
 2点目は、私は言葉じりをとらえるようで恐縮なのですけれども、さっきの説明でいまだ安の回復がなされていない状況にあってという発言があったと思うのですが、皆さん方が理としておられる治安、これで満足なのだ、満足がいくのだという治安状況というのはどうい状況のことを指しているのかお伺いしたい。
 3点目として、この重点目標ですね。さっき冒頭にちょっと言いましたが、これは警察とて余りにも当たり前のことで、犯罪の抑止、重要犯罪の検挙、交通事故、テロの未然防止、に5番目に至っては警察活動基盤の充実強化などというのは当たり前の話だろうと思うのですそうではなくて、さっきそれについての説明をされたことをもうちょっと要点をまとめたもをこの重点目標に掲げられたほうがいいと思うのです。私が指示がましいようなことを言ううですけれども、警察活動基盤の充実強化ということについては、例えば現場の警察の執行の物的な強化とかという、そういうもっと具体性を持たせたほうが重点目標としていいのでないかと思うのです。それから交通死亡事故防止については、先ほどの説明があったのですが例えば高齢者が非常に多ければ、そのことを重点目標に掲げるべきであって、これは重点でなくて一般的な目標ですよ。という思いがするのですが、どうでしょうか。

●野澤警務部総括参事官警務課長事務取扱
 3点についてお答えいたします。
 1点目の活用方策の関係でございますけれども、これにつきましては各所属に通達文書で知いたしまして、この内容につきましては各所属の各課に掲示します。額に入れて掲示してられるように徹底いたします。
 また、職員個々に周知徹底するように、ラミネートのカード形式で記載したものを職員個に配りまして、警察における重点目標を周知徹底するようにいたします。
 2点目の、もうちょっと具体的に書いたほうがいいではないかというお尋ねでございます これにつきましては、現在の治安情勢等々から警察に与えられました課題といいますか、ういったものの大きな柱、警察における重点ということで定めたものが重点目標でございますこの下に先ほど交通部のほうから説明させていただきましたけれども、具体的な高齢者の死事故防止に向けた取り組みとか、飲酒運転の関係とか、具体的な施策はこの下に細目としてめております。それにつきましても各重点項目ごとに具体的な細目を示しまして、それを各属に通知して、職員に周知するような形をとっております。
 3点目、ちょっと順番が逆になりましたけれども、治安がいまだ回復に至っていないのでないかということでございますけれども、基本的には先ほど生活安全部のほうから説明があましたけれども、犯罪のバロメーターでございます刑法犯の認知件数というのは8年連続で少傾向にございます。ただ、先ほども説明しましたけれども、体感治安といいますか、県民皆様方一人一人が感じておられる、体感治安というふうに言っておりますけれども、そういたことの回復には至っていないのではないかと。といいますのも殺人事件とか重要犯罪は依として県内におきましても発生しております。そういったような事案をとらえまして、状態とらえまして、刑法犯の認知件数は減っているのだけれども、凶悪な犯罪は依然としてこの取県におきましても発生しているということで、いまだ治安の回復に至っていないのではなかという状況だというふうに判断しております。

○稲田委員
 1点と今の治安のことはよくわかりました。
 3点目の重点目標というのは、どうしても私は理解ができないのです。例えばそういうもにして入れておられる。警察官の方ですから、専門の方ですから、この5つの重点目標、5目を見たらこの内容がぱっと頭に浮かんでくるのでしょうね。と思うのですが、私はもうちょとそこに具体性があってもいいような気がするのです。特にこの5番目の警察活動基盤の充強化と聞いても、私は普通の警察官の方でそういうものが具体的に浮かんでくるのだろうか思うのです。余りにも抽象的でごくごく一般的な言葉がここに羅列されているというようなじを私は持ちます。
 例えば、この前もテレビや新聞などで出ましたオウム真理教の信者の自首の件に関して、察官の受け答えがちょっとまずかったみたいな事件がありました。要するに警職法に基づくころの職務質問の仕方がどうだとかこうだとかというような、そんなようなことをもっと具性を持って書くべきで、この内容を全部警察官がわかっているのだということであれば、我に発表してもらっても我々はわかりませんよ、こういうものが警察署に張ってあっても。だら県民もわからないと思うのです、どんなことを警察官がされるのかということは。だからう少し県民にもわかるような形で、余り長く書く必要はありませんけれども、今のこれに対る詳しい説明があったその中から要点をまとめて、いわゆる犯罪の抑止のための総合対策の進として一本掲げるというようなことで、これらが余りにも抽象過ぎ、抽象的な言葉に過ぎような気がします。どうでしょう。それでもやはりこういうものなのでしょうか。

●石和田警務部長
 ただいまの御指摘について、個人的な考えも含まれていると思いますが、お答えしたいといます。
 重点目標という言葉のイメージとここに書いてあることが少し食い違っているのではないと、そういうところからそういうような御指摘があるのではないかと思っております。
 実は、公安委員会のほうでも委員の方から重点目標と言いつつ何か総論的なことが書いてるのではないか、どれが重点なのかもっと示したほうがいいのではないかというような御意もございました。その点については今後我々としても少し検討はしていきたいと思っておりす。
 ただ、この考え方としましては、少し申し上げさせていただきますと、まず警察活動は非に多岐にわたっておりまして、特に現場の警察官とかですと地域とか職務に専念しておるとうことがあります。また、県民の方から見ても実際警察というのはまちで出会う警察官であたり、そういうイメージであると思うのですが、実は組織としては非常に大きなことをやっおりまして、全体が見えにくいのではないかということも一方で思っておりまして、ある意警察の全体像を示すという意味でこういったものが必要なのかと思っています。県民に対しということもありますが、一方で警察官に対してということもございます。特に警察官に向てということもありまして、自分がその中のどういう位置づけで仕事をしているのかというを常に認識してもらいたいというような思いが一つあります。
 警察活動基盤の充実強化とは、具体的に言えば施設をちゃんと整備するとか、人の教育をしかりするとか、おっしゃったようなことであるのですけれども……。

○稲田委員
 そういう意味ですか。

●石和田警務部長
 はい。確かに警察官ならみんなわかるのですけれども、一般の人にわかりにくいという言であるところは若干ありますが、中身としてはそういうものであります。
 最終的にはこれをブレークダウンして、個々の警察官にしてみるとこれを踏まえて自分の事の目標というのは例えばことし何件やりましょうとか、あるいは自分なりに目標を決めて動するわけなのですが、それが全体として組織の中でどういう位置づけになっているかといのを把握するためにも役に立っているのではないかと思っております。
 最終的には、県民の期待にこたえる警察ということで警察官一人一人が考えてもらうといところに落ちつくのだと思いますけれども、私としてはそういう意味でこの重点目標というはそれなりに意義があるのではないかと思っておりますが、御指摘があることも踏まえて改できることは改善したいと思います。

○稲田委員
 私はえらいこの5番にこだわるのですが、警察活動の基盤の充実強化ということについて細かい説明の中では、現場の執行力の物的な強化みたいな、そんなようなことをおっしゃっように思うのです。今の警務部長の話ですと、これはただ警察の施設であるとか組織であるか、そういうものの充実強化というようなことがメーンになるのだとおっしゃっている。そすると少しニュアンスが違うのではないかと思うのです。

●石和田警務部長
 言っていることは同じだと思うのですけれども、基本的に施設とか装備とかというものをめてここで考えておりまして、警察官にどういう装備を持たせるかとか、それは執行力につがっていくことですし、物的な話だけではなくて、さっきも言いました訓練とか教養みたい話もありますけれども、そういったことを通じて最終的には執行力が高まっていくというよに考えております。

○稲田委員
 最後に、事ほどさようによくわからない。説明を聞かないと、解説を聞かないとわからなと。私の頭が悪いのかもわかりませんが、よくわからないような非常に抽象的な、上2項にいては刑事警察ですよ。それで3番目は交通警察、4番目は昔で言うところの公安に当たるか、今何と言うのですか、警備ですか。それから5番目は、それの総合的なものというよう感じですね。だからこの重点目標は、刑事、交通、警備、警察の主力のものはこれで大体網されているような感じがありますね。だからこれは重点でもなくて、ごく一般的なような感がする。警察の全部をやはりちゃんとしなければならないけれども、全部を総合的に掲げたいうにすぎないような感じ。しかも使われている言葉が非常に抽象的です。どうするのかとうことが、何をするのかということがぱっと見たときに重点目標としてわからない。警察官方はわかっているかもしれないけれども、我々県民は理解ができないです。だから質問をしいるわけでして、そこのところをやはりもう一研究してほしいと私は思いますけれども。

●石和田警務部長
 まさに警察の経営方針ということでございますので、先ほど言いましたように随所に掲げしっかり取り組んでおります。改善できるところについてはまた考えていきたいと思っておます。

○藤井委員
 最近自殺が話題になっているのですけれども、自殺統計というものを見る機会は我々は余ないのですけれども、自殺という認定をするのはすべて最終的に警察がやっているのではなかと思うのですが、そこでそういう判断が出たら警察はもうタッチしませんよということになてしまうのか、あるいはいのちの電話的なものが、救いを求めるようなものが警察に入ってるのかどうか、そういったものに対する対応ということはどんなふうに考えておられるのでしうか。

●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 手元に資料がございますのでお話ししたいと思うのですけれども、平成23年の県内の自殺は166名、男性が124名、女性が42名で、昨年よりはマイナス12名という状況でございます。 いのちの電話というのは、知事部局の担当のほうで持っておられます。警察にまいりますは、困り事相談等のときにそういう内容のものが入ってくるというので対応させていただいおります。
 2点目のいわゆる関与するかどうかということです。事案の事件の嫌疑性があるかどうか判断した上で、自殺として判断した場合にはその時点で終了するというのが一般的な取り扱になっております。ただ、例えば終了しても他の要因があればまた再捜査ということがござますけれども、その時点でいわゆる事件性が全く認められないと。例えば家族、自殺の死亡原因、方法、そういうことを総合的に判断させていただいて自殺と判断した場合にはそれで了と、捜査を打ち切ると、自殺というふうにさせていただいております。

○藤井委員
 わかりました。警察の本務ではないであろうとは思うのですけれども、実態はすべての事を警察が管理しているという状況にあることからすると、統計を出しているか。(発言するあり)県ですよ。県レベルで。警察が出しているのか。(「いや、県のほうが」と呼ぶ者り)県が毎月出していますか。それがきちんとできていればいいのですけれども、もしないだとすれば、ここがきちんと把握しているわけですから、そういう機会を警察本部が提供しもいいのかなというふうに思ったものですから質問しました。関係ないということであればういうふうにおっしゃってもらって結構でございます。

●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 以前は警察のほうで統計をとらせていただいていたのですが、現在は警察庁のほうから総省を経由して自殺の人数等については情報は提供させていただいております。ですので、警も情報を持っていますし、県のほうも自殺者に対しての情報は持っておられるという現状でざいます。
 それと先ほどありましたけれども、これにつきましては自殺対策基本法に基づいて主としは県のほうでございますけれども、先ほど言いましたようにいわゆる警察にも各種電話で自をしたいとかそういうふうな相談がございますので、それについては適切に対応させていたいているという状況でございます。

○国岡委員
 2ページにあります2番の(2)の減少した要因の中に、制服警察官による街頭活動の強による被害防止対策の成果というのが載っていますけれども、それにひっかけてではないのすが、鳥取市内においても繁華街からマンションに行くところでひったくりとか、去年末もあたかもしれませんけれども、住民の方からよく聞く声なのですけれども、夜繁華街のほうか住宅に帰る間に暗いところがあったり、気持ちが悪いところがある。そういったところをパカーとかによく回っていただいているという話は聞きます。そういった中に、24年の対策の進事項の中に防犯カメラの設置拡充であるとか、防犯ボランティアと連携した活動というの載っております。この防犯ボランティアとの連携ですね、具体的なことをちょっと説明いたけますでしょうか。

●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 1点目にございました防犯ボランティア、現在県内には約200の防犯ボランティアがござます。このうち約40団体等がいわゆる青パトといいまして、青パトを利用して地区の防犯活等に従事していただいております。その他については、それぞれ見守り隊とかPTAを中心した防犯とかそういうことで、これらの青パトと防犯ボランティアとは不定期でございますれども、月に何回か地元の所轄の警察署等と合同で警らを行ったり、それと県下のボランテアの方を集めさせていただいて一回講習等を行って連携を踏まえるとともに、情報交換等をっております。
 ここに書いておりますのは、主としては大型店舗等に対しまして制服警察官が店舗内に入まして巡回を行ったり、はたまたここにありますけれども、先ほどお話しいただきましたけども、繁華街とか犯罪が多発するおそれがあるようなところについては、パトカーを重点とた警ら等をさせていただいている現状でございます。

○国岡委員
 大型店舗でよく私も見かけます。日々活動を頑張っておられるというのはわかりますけれも、特に夜の繁華街等の、中山間地になれば以前も言いました、空き巣ねらいだとかなんとか地元の人が怖いときに制服の警察官の皆さんに歩いていただくことで、そういう警察官が回ているのだぞということを申したことがあると思います。今回市内の人がいろいろお話しいだくのに、事件があった場所とか、そこは皆さんプロですから、やはり暗かったりいろんな況が重なったところで起きているというのは多分当然御承知だと思いますけれども、そういた中で防犯灯もそうです。暗いところは積極的に当然進めておられると思いますし、市町村も連携しながらやっておられると思います。やはり夜ですから幾ら警察官といえども歩いてるというのはなかなか難しいかもしれませんけれども、住民の人が言われるのはパトカーだではなくて、パトカーが来ましたよ、逃げましたよというのがどうしても見てわかりますので警察官の方が歩くというのは、毎日歩くということは不可能だと思いますけれども、やはりういった姿勢を住民の皆さんにわかりやすく、警察頑張っていますよというような、そして罪抑止に向ける活動につなげていただきたいと思うのです。やはりそこら辺の活動を、とにくパトカーはよく見るけれどもというのはよく聞きますけれども、歩いておられると思いまけれども、やはり犯罪があった場所を歩くのは怖いから、遠回りになっても明るいほうを通てという話を住民の方からよく聞きますので、その辺をどう考えておられるのか、提案といますか、質問させていただきます。
●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 先ほど御質問があった件ですけれども、交番等につきましては徒歩警らが基本的な警ら手と。ただ、物損事故とか遠距離になりますとミニパトとかを使わせていただいていますけれも、県内に16交番ございますけれども、基本的な活動手段としては徒歩警らというのが原則ございます。それと駐在所につきましてはどうしても管内が広うございます。ですのでミニト等を使うケースが多いと思いますけれども、その場合には一つの例えば地区の公民館とか定の拠点の場所にパトカーをとめて周辺を徒歩警らするとか、そういうふうなことで活動実としては指導しておりますし、現にそういうふうな実績があるとしている現状にございますですので夜間につきましては、例えば鳥取市内の繁華街につきましても一つは自動車警ら隊いういわゆるパトカー専門の係の者もおりますし、先ほど言いましたように交番の勤務員にいては繁華街、例えば鳥取でしたら若桜橋、駅とかについては基本的には徒歩警らというこで指示しております。

○国岡委員
 市街地のにぎやかなところからマンションとか急に暗くなるようなところが今ふえている思います。市街地に限ってですけれども。家に帰るとき、そこが怖いと言われるのです。やりそこら辺も警らしていますよというのが目立つような、地元でもミニパトを置いて集落を軒一軒回っておられる姿を私も見ます。大変評価していますし、住民の皆さんも物すごく喜でおられます。やはりそういったのをまたさらに、こちらのほうも見ていますよというようことをやっているのならそれを周知していただきたいと思いますし、そういったことを強化ていただきたいと思います。

●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 わかりましたので、そのようにまた再度指示等をさせていただきたいと思います。

○稲田委員
 昔はよく交番から警察官の方が家庭訪問――専門用語で何と言うかわかりませんが、よくられておりました。家族構成などを聞いておられたりしたのを私も子供心に覚えている。最はうちには来られませんが、最近はやっておられるのですか。

●竹本生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 これは巡回連絡と申しまして、基本勤務、1日単位が8時間なら8時間の大体3割から4は巡回連絡の時間ということで勤務指定は行っております。ただ、他の現象とか他の警察事とかがございますので、そのような時間を割いてなかなか回れないところもございますけれも、昨年の実績というのはちょっと今手元にございませんけれども、いわゆる全く回っていいわけではなくて5割前後の実施率というふうに、自信がございませんけれども、というふな記憶はございます。ですので、稲田委員のところに行っていないということですけれども何年かに一遍確実に地区を回ってということでさせていただいているという現状でございます。◎藤縄委員長
 次に、その他ございますでしょうか。

○前田委員
 県土整備部に3点ほど。1点が陸上海岸の海岸侵食。写真を見せられたけれども、かなりどいのです。その原因と対策はどうか。
 写真を見ますと、海岸漂着物がたくさん写っていたのです。9月議会で海岸漂着物の処理補正予算を組んだのです。それの進捗状況はどうかということをお聞きしたい。
 岩美町の岩本川のプレジャーボード。河川整備がだんだん上に上がってきているのだけれも、放置プレジャーボート対策というものはどうなっているか、以上3点お聞きします。

●竹森河川課長
 3点ございました。今の現状で報告させていただきたいと思います。
 まず、陸上海岸につきましては、特に昨年の台風あたりで遊歩道等があったところ、桟橋ような遊歩道なのですが、そういったのが落ちているということも含めて侵食といったようお話は我々も聞いております。これにつきましては遊歩道そのものについてはちょっと部局違うのですが、海岸侵食というか、含めまして今後も原因を含めて調査等を進めていきたいいうふうに考えております。
 プレジャーボートの件につきましては、まさに今河川の工事、事業がいよいよプレジャーート、いわゆる保留の多い地区に差しかかってくる直前でございますが、これにつきまして地元の町とかボートの所有者の団体さんとの話を今進めているところでございまして、収容設の新たな検討といったところを含めまして協議中でございます。
 最初に言われました海岸漂着物の件につきまして、9月補正で予算等をつけていただいたにつきまして、特に県の東部のほうについては今まだ発注といいますか、現地のほうに着手ていない状態がございます。これは年度内に海岸漂着物の処理をするよう準備中でございますもう少しお待ちいただければと思います。

○前田委員
 陸上海岸、あれは台風によって侵食されたのか。冬季波浪ならわかるのだけれども、何が因だ。

●竹森河川課長
 台風だけといったことはないと思います。うろ覚えのところがありますが、たしか平成16ごろだったでしょうか、冬季風浪によりまして、あそこはまさに海岸侵食の災害がございまて、すぐ近くに潜堤といった構造物等をつくりまして、それから今落ちついた状態ではあっわけです。そういった状態の中で先般の台風があって、台風自体はいっときのものですが、きっけになったのかどうかわかりませんけれども、その時点で遊歩道のほうも一部崩落したといっところでございます。
○前田委員
 余りしつこくやったらいけないけれども、原因は調べているのか。

●竹森河川課長
 調査中です。

○前田委員
 当面は打つ手がないのですね。

●竹森河川課長
 打つ手がないといったところもございまして、引き続き注視等、測量等を含めた監視といたものを続けていきたいと思います。

○前田委員
 ここの砂はどこに着いたのか。どこかに行っているのですよ、移動したのだから。どこにいたのか。

●竹森河川課長
 言われている部分が陸上海岸の半分より西側のほうだと思うのですが、西のほうの浜は比的少ないのですが、流れからいきますと恐らくそちらのほうに着いたのではないかと思われすが、その西側のほうにはさらに岬等がございますので、そちらのほうまでは出ていないとうのですが、そこも引き続き汀線等、深浅等は調査してまいりたいと思います。

◎藤縄委員長
 関連で。自民党の党要望のとき私も一緒でして、私、現場を見たのが数年前なものですから陸上のほうから見ると羽尾の港あたりに砂がかなり多くなっているのです。ですから、これ素人考えですけれども、その可能性もあるのではないかという気はしております。
 それで、サンドリサイクルをやっておられるでしょう、砂丘、岩戸まで。これをちょっと大されて本格的な調査に入っていただければと思っておりますけれども、いかがですか。

●竹森河川課長
 サンドリサイクルにつきまして、昨年までは特に東部ですが砂丘海岸といいますか、あそを中心にやっておりましたが、今年度から東は陸上、西のほうは青谷まで区域を広げまして調査そのものは継続してやっているところなのですが、そういったものもサンドリサイクル検討の重点区間というふうに位置づけまして、引き続きやっていきたいと思います。調査す中で、異常な現象があれば具体的な対策も含めて検討ないし協議を進めていきたいと思います。

◎藤縄委員長
 一昨日でしたので、恐らく岩美町長ももう待てないと。現状としては前の小学校のあたりで来ているわけです。だからいよいよということで言われたのだと思っておりますので、そいう方針があるのでしたら早く着手していただきたいということです。

○福田副委員長
 私も自民党の政調活動で先般ヒアリングを八頭町、若桜町でやらせてもらったのですけれも、国道29号線の道路状況が出てまいりました。きちんと検討していただいて整備いただきいと思います。いかがでしょうか。

●山本道路企画課長
 申しわけございません。国道29号のどこというのは特定がございますでしょうか。

○福田副委員長
 大御門地区あたりから若桜にかけて確かにぼこぼこして悪いところがございます。

●山本道路企画課長
 わかりました。またそういう情報を国のほうにも提出いたしまして協議してまいりたいといますので、特定できる地区がございましたら情報をいただければと思います。

○福田副委員長
 わかりました。よろしくお願いします。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。(なし)
 それでは、執行部の入れかえを行いたいと思いますので、暫時休憩いたします。お疲れさでした。

                                午前11時18分 休憩
                                午前11時22分 再開

◎藤縄委員長
 再開いたします。
 引き続き企画部及び文化観光局について行います。
 なお、質疑は企画部、文化観光局それぞれの説明終了後、一括して行っていただきます。 まず、企画部、議題6、国に対する提案・要望に係る国の予算の状況等について、議題7関西広域連合委員会の概要について及び議題8、中国地方知事会広域連合検討会第1回会議概要について、亀井企画課長の説明を求めます。

●亀井企画課長
 企画部の資料の1ページをお願いいたします。国に対する提案・要望に係る国の予算の状等について報告いたします。
 国の施策等に関しまして行いました提案・要望につきましては、1ページ、丸で書いておます4月、7月、10月、12月の4回行いましたけれども、国の平成24年度予算への反映状況つきまして別添ということで少し厚い資料でつけております。
 4回行いました提案・要望活動のうち一番最後に行いました12月20日実施分につきまして干この資料で説明をさせていただきたいと思います。別添の厚い資料の42ページをお願いいします。12月20日に行いました国に対する提案要望活動につきまして、その内容と国の予算の反映状況等につきまして表にまとめております。この中から主なものにつきましてピックアプして少し説明させていただきたいと思います。
 まず43ページの1番目、原子力発電所における安全対策の強化についてでございます。こにつきましては現在のEPZ、8キロから10キロとされておりますその範囲につきまして30ロ以内の地域ということで拡大等を求め、それにあわせましてモニタリングポストの設置でとか、SPEEDIネットワークシステム、こういったものについての運用の改善等を求めいたところでございますけれども、右の国予算への反映状況等の欄に記載しておりますけれも、UPZということで30キロにその範囲を拡大すると、そういったことを前提といたしまて平成24年度の当初予算案に以下の措置が盛り込まれているところでございます。
 白丸が3つございますけれども、1つ目の白丸は原子力安全庁のほうで所管いたします原力発電施設等緊急時安全対策交付金ということでございまして、UPZ、30キロ圏内の道府へのSPEEDIネットワークシステムの整備でありますとか、放射線測定器、サーベイメターあるいは防護服、そういったものの整備、自治体が行います原子力防災訓練等に係る支援こういった措置が盛り込まれているところでございます。
 その下が同じく原子力安全庁所管の原子力施設等防災対策等交付金ということでございまて、福島原発の事故の教訓を踏まえた新たな安全確保対策といたしまして、衛星携帯電話の備、そういったものにつきましてこの交付金の中で対象とするという新設の交付金でございす。
 文科省のほうにつきましては、その下の放射線監視等交付金ということで、モニタリングスト、テレメータの整備等につきましてこの交付金で措置するという内容でございます。
 その下の大きな2番、津波対策に係る財政支援についてでございますけれども、これにつましては内閣府のほうで新設の交付金といたしまして津波対策推進交付金という予算がついおりますけれども、来年度の交付対象の地域につきましては東海・東南海・南海地震等の地でありますとか、東日本大震災の被災地域が予定となっておりまして、本県は対象外というとでございます。これにつきまして引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。 44ページをお願いいたします。3番で真に地方の自立に資する地方税財政制度の確立につてということでございます。これにつきましての反映状況等につきましては、その下に大き四角囲みで書いているところでございますけれども、白丸が4つございます。そのうちの3目の白丸、地方税財源のあり方というところを見ていただきたいと思いますが、社会保障の定財源確保と財政健全化の同時達成の第一歩といたしまして、地方税率を26年の4月1日か8%へ、27年の10月1日から10%へ段階的に引き上げると。それに伴いまして引き上げ分5%の国と地方の配分につきましては、社会保障4経費の分野にのっとった範囲の社会保障付における国と地方の役割分担に応じて配分するということが1月6日に決定されました社保障と税の一体改革の大綱の素案の中に明記されております。そういったことで、地方の要が一定程度反映された状況でございます。最終、平成27年10月1日、10%への引き上げのとの国と地方の引き上げ5%のとり分につきましては、国が3.46%、地方が1.54%、そのうち方消費税といたしましては1.2%、地方交付税での対応が0.34%という形で素案の中で位置けられているところでございます。
 地方財政対応につきましては、その下の4つ目の白丸でございます。交付税が0.1兆プラス地方税が0.3兆プラスという状況でございますが、その下の黒ぽつのところでありますけれも、東日本大震災の復旧・復興事業を別枠で整理するとともに、中期財政フレームに基づきして地方一般財源の総額、それから出口ベースでの地方交付税の総額が前年度を下回らなかたといったことは評価できるということであります。
 その下の黒ぽつでありますけれども、地方財政総額の予見性を高めるということで、交付率の引き上げが実施されなかったということは引き続き課題として残るということと、依然して毎年財源不足対策といたしまして臨財債の発行に依存せざるを得ない、こういった状況懸念すべき状況という認識でございます。
 続きまして、45ページの大きな4番、社会保障と税の一体改革につきましては先ほど説明せていただいたところでございます。
 続きまして、その下の5番であります。公共事業の総額確保と地域自主戦略交付金の見直についてということでございまして、右側の欄を見ていただきますと来年度は当初配分額を年度の倍ということで1兆円にしようという話がございましたけれども、野田首相の裁定で分額を8,329億円、対象拡大につきましても政令指定都市に限ると。当初は市町村に拡大すという話でございましたが、政令指定都市のみに拡大するということで、今年度と比較いたまして小幅な拡充にとどまりました。また、一括交付金につきまして当初来年度導入するとうことで話がございました経常補助金につきましても現段階では導入見送りということでごいます。一括交付金の対象事業につきましては、今年度の8府省9事業から8府省18事業とうことで拡大したところでございます。
 続きまして、46ページをお願いいたします。一つ飛ばしまして、7番の県内高速道路ネッワークの早期整備についてということでございますが、右の欄、道路整備の金額を書いておますが、総額につきましては対前年比0.99ということで、おおむね前年並みの額が確保されところでございます。直轄事業につきましてもおおむね前年並み、1.00、補助事業につきまては0.83という状況でございますが、一番下、全国ミッシングリンクの整備というところでいておりますけれども、対前年比1.09の3,663億円が確保されております。全体が厳しい中ミッシングリンクの解消ということで前年比1.09という額が確保されたということは、本県いろいろと要望活動を行っていたそういった成果もあるのかなというふうに考えております。 8番で日本海側拠点港「境港」における港湾施設の重点整備についてということでございして、日本海側拠点港の選定につきましては11月11日に国土交通省より選定があったところございます。外港中野地区国際物流ターミナル整備事業、直轄事業につきましては、新規の工事業といたしまして採択されました。外港竹内南地区につきましては、年度末の箇所づけされるまで予算が計上されるかどうか不明といった状況でございます。
 続きまして、一番下の12番、脳脊髄液減少症治療の医療保険への早期適用等についてでごいますが、これにつきましても年末に要望させていただきましたけれども、来年度の予算のでの具体的な動き等は現在のところございませんので、引き続き要望活動をしていきたいとうふうに考えております。
 48ページをお願いいたします。13番の福祉に関する基金の積み増し等と事業期間の延長、つ飛ばしまして15番の高等技能訓練促進費支給期間の継続、次の木造公共施設への整備支援つきましては、来年度の予算というよりは今年度の第4次補正等におきまして額の積み増しるいは期間の延長等が措置されたところでございます。
 49ページをお願いいたします。18番の文化庁メディア芸術祭地方展の鳥取県開催等についでございますけれども、地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ、メディア芸術の振興等にきまして予算がついておりますが、支援対象など詳細につきましては引き続き情報収集をしいというふうに考えているところでございます。
 次の環境大学に係ります県・市共同設立公立大学に係る地方交付税措置についてでありまが、国において検討中という状況でございます。
 国に対する提案・要望に係る国の予算の状況等につきましては、今説明させていただいたのも含めまして別添の中でそれぞれの項目ごとにまとめておりますので、また後でごらんいだきたいというふうに思います。
 続きまして、本体資料のほうに戻っていただきまして、2ページをお願いいたします。関広域連合委員会の概要について報告をいたします。
 先日、12月は第14回の委員会が10日に京都市内で、第15回の委員会が26日に大阪市内でそぞれ開催されました。それぞれの委員会につきまして概要を報告いたします。
 まず、第14回関西広域連合委員会の概要についてでございますが、(1)で東日本大震災発生した災害廃棄物の受け入れについてということでございまして、受け入れを検討する前条件といたしまして国に対してその災害廃棄物を処理するための基準でありますとか全体の針、スケジュール、その明確化を求めていこうということを決定いたしました。
 次に、国出先機関対策でございますけれども、12月5日に開催されました民主党の地域主調査会の総会の概要を報告されるとともに、広域連合への理事会制の導入でありますとか、査体制の強化、今後の検討課題など国出先機関移管後の組織イメージ、大規模災害時の対応について協議をしたところでございます。
 (3)は、冬の節電対策の呼びかけについてということで、主に関西電力の関係でありまけれども、12月19日からの節電開始に当たりまして緊急時の対応方法の確認、それから各府において節電対策の呼びかけイベントに取り組むと、そういったことが報告されました。そから関西電力に対しまして、一方で節電をお願いする立場でありながらオール電化を促進すということもございますので、その共同啓発への協力とオール電化の販売促進をしないといたことを申し入れようということを決定されました。
 (4)が総合特区の指定と支援措置の充実に関する要望についてということでございます関西イノベーション国際戦略総合特区等の速やかな指定・選定と総合特区推進調査費の確保規制・制度の特例措置、税制・金融上の支援措置の実現を求めることを内容とする要望を政に対して提出しようということで、4ページにつけておりますけれども、そういった要望をおうということを決定いたしました。
 次に、大きな2番で第15回の委員会の概要でございます。
 まず、4政令市の連合への参加表明ということでございます。大阪市、堺市、神戸市、京市、この4政令市から関西広域連合への早期参加の表明がございました。そのうち橋下大阪長からは、市議会の理解を得て24年度当初からの参加を目指したいという旨の発言がございした。ほかの3政令市の市長は、参加時期こそ明言されませんでしたけれども、市議会との整あるいは市民への説明、こういったことを前提に早期に加入するといったことを検討するの発言がございました。
 次に、3ページをお願いいたします。国出先機関対策ということでありますけれども、1219日に開催されました政府のアクション・プラン推進委員会の概要について報告があったのあわせまして、政令市が早期に加入すると、そういった意向について内閣府に伝えるというととされました。それとこの委員会の終了後、同じ日に政府の地域主権戦略会議が開催されおりまして、その結果を踏まえまして広域的実施体制の枠組みに関する関西広域連合としてコメントを出そうということを確認いたしまして、出しましたコメントが5ページにつけてるものでございます。
 3つ目が関西におけます中長期的なエネルギーのあり方検討に当たってということでござまして、これも主に関西電力の関係でございますけれども、関西圏域におきますエネルギー策につきまして、原子力発電所への過度の依存を見直して新たなエネルギー社会の構築に向た検討を進めるに当たっての基本的な考え方を確認いたしまして、これを資料の6ページに付しているところでございます。
 それと予算の関係でありますけれども、関西広域連合の来年度の予算要求の状況というこで、各分野の事務局からその状況が示され、今後精査するということになったところでありす。
 5番目で文化振興事業についてということでありまして、来年度の文化庁の補助金を活用て人形浄瑠璃をテーマとした事業を行いたい旨の提案がありまして、了承されました。
 6番目で自然災害リスクを踏まえた企業立地支援に関する要望ということでありまして、イの洪水も踏まえての議論でありますけれども、産業空洞化防止施策の強化、あるいは海外進出する企業への自然災害、そういったリスクがあるという情報を提供するなど支援強化にいて国に要望することを決定いたしまして、実際に要望しました要望書を7ページに添付しいるところでございます。
 あと広域連合章、シンボルマークを公募しようということが決定されました。
 最後の8番は、鳥取県と中国電力との原子力安全協定の締結についてということでございして、本県と中国電力との協定締結につきまして平井知事が報告を行いました。現在作業中ございます関西広域連合と関西電力との安全確保の協定につきましては、内容は基本的に合しているけれども、締結時期は調整中ということで、年度内となる見込みということが報告されたところでございます。
 続きまして、9ページをお願いいたします。中国地方知事会広域連合検討会第1回会議の要につきまして報告いたします。
 9ページの下のほうに参考ということで中国地方知事会広域連合検討会についてと記載しおりますけれども、10月26日に広島県内で開催されました会議におきまして、中国地方知事といたしましても国出先機関受け入れの姿勢をしっかりと打ち出していくために、広域連合念頭に置いた広域的実施体制の検討を事務レベルで進めようということが合意されました。 これを踏まえまして、11月28日に中国地方5県の担当部局長によります広域連合検討会が置されたところでございまして、その下の検討事項というところで書いておりますように、域連合のあり方、国出先機関の事務・権限の受け入れにつきまして検討しようということになているところでございます。
 上のほうに戻りまして、この検討会の第1回の会議が12月21日に鳥取県庁内で開催されたころでございます。
 4番の概要というところでございますが、まず(1)で関西広域連合の状況についてといことで、1回目の検討会ということでありますので、広域連合に関する勉強会の意味合いもめまして関西広域連合に参加している本県がこの関西広域連合の取り組み状況につきまして報提供を行った後、意見交換、質疑応答等を行ったところでございます。
 次に、中国地方における広域連携の状況ということで、広域連合を設立するためには何らの事務を持ち寄る必要がございますので、持ち寄り事務を検討するために中国5県でそれぞ洗い出しました項目を確認いたしまして、今後こういったものをベースにいたしまして課題整理等を行っていこうということになりました。
 各県から提出された主な項目ということで、以下に関西広域連合の区分に沿った項目の仕けで記載をしております。これらにつきましてはこういったものがあるねということで確認したところでございまして、まだこれをやろうと、そういった突っ込んだ議論には至っていいところでございます。
 検討の進め方ということでございますけれども、今後につきましては国の法案提出の動き野田総理はこれから招集されます通常国会に関連法案を提出することを目指すということをわれておりますので、国の法案提出の動きも見つつ検討会を随時開催いたしまして、広域連設立に係る持ち寄り事務、組織、財源等について課題の整理を進めまして、この春に開催予の中国地方知事会議でその結果を報告するということにしたところでございます。

◎藤縄委員長
 続きまして議題9、公立大学法人鳥取環境大学中期目標の検討状況について、太田新生公大学設立準備室長の説明を求めます。

●太田新生公立大学設立準備室長
 企画部資料、右肩に別紙としております資料をお願いいたします。中期目標の検討状況にいて御報告いたしますが、その前に2点御報告させていただきます。
 11月議会の常任委員会で御説明しておりましたが、公立大学法人設立に向かって諸条件がいましたので、12月20日に文部科学省及び総務省のほうに大学法人設立の認可申請を行いまた。
 また、9月議会でお認めいただいておりました公立大学法人の関与を行う県と鳥取市で共で設置します法定協議会、運営協議会でございますけれども、こちらを12月27日に立ち上げしたので、この場をかりて御報告させていただきたいと思います。
 それでは、中期目標の検討状況につきまして御報告させていただきます。中期目標の案の子につきましては、11月の常任委員会のときに概略を説明させていただいたところでございす。制定に当たりまして、評価委員会の意見を聞くという手続がございますので、その後、回にわたりまして中期目標(案)の原案を提示いたしまして、評価委員会の意見をいただいところでございます。
 第1回の評価委員会を法定協議会であります運営協議会を立ち上げました12月27日に同時開催いたしまして、その概要につきましては1ページ目に記載しているとおりでございます。 これらの意見を踏まえたところで中期目標案の原案を修正いたしまして、昨日、午後でごいましたが第2回の評価委員会を開催いたしました。その評価委員会でかけた内容が別添でけております中期目標の概要から中期目標(案)、あるいは達成すべき目標・目指すべき目標こういったところの資料を提示いたしまして評価委員の皆様の御意見を伺ったところでござます。
 本日は、別添1、3ページの公立大学法人鳥取環境大学中期目標の概要、これを用いましその概要につきまして御説明させていただきたいと思います。
 中期目標につきましては、設置者でございます鳥取県、鳥取市が公立大学法人に業務運営目標として指示するものでございまして、公立大学法人のほうではこの中期目標を受けまし中期計画というものを策定し、この目標の達成に向かって努力をしていくということになりす。
 (1)番の基本的な目標でございますが、ここは総合的な改革案等で示しております新生環大学のコンセプトを持ってきております。
 中期目標の期間、これは地方独立行政法人法、法定のものでございますが、6年間でござます。
 教育、研究の基本組織につきまして、TORCを統合いたします関係で研究所等のところ地域イノベーション研究センター、こういったものを大学の附置機関として設置したいと思ます。
 大きな(3)番、大学の教育等の質の向上に関する目標でございます。環境学部、経営学部ここでどういった人材育成を行うのかというようなことを目的として示しておりますし、(1教育内容、一番下でございますが、国際化に対応し、国際社会で活躍できる人材を育成するいうこと。
 あるいは(2)教育の実施体制では教員評価制度や任期制を導入し、教員の資質向上を図っいく、そういう取り組みを実施する。
 (3)番、教育の質の改善や向上ということで、これも2つ目のぽつでございますが、地域企業、団体のノウハウを教育に生かし、フィールドワークを重視した実践的な教育を展開すということで、鳥取という土地に合った教育を展開するということを目標として掲げておりす。
 (5)就職支援でございます。キャリア教育の方針の明確化、そして体系的な就職指導実施高い就職率の維持を図る。
 学生支援の分野におきましては、留学生の拡大、またそれを実現するためのサポート体制強化をする、こういったことを目標として掲げているところでございます。
 4ページをお願いします。大きな2番、研究に関する目標でございますが、今まで競争的部資金の獲得が弱かったという状況がございます。こういう資金の獲得を図り、研究活動の進を図るということを目標として掲げたいと思います。
 社会貢献・地域貢献に関する目標のところでは、地域活性化を担う人材の育成にしっかりり組むとともに、西部サテライトキャンパスの効果的な活用策を講じ、全県的な地域貢献活の取り組みを推進するということを目標として掲げております。
 大きな(4)番でございます。業務運営の改善、効率化に関する目標。特に鳥取環境大学のれまでの経営を踏まえたところでこの(4)、(5)あたりがまた大きな問題になろうかと思いまが、1番の経営体制に関する目標のところでは、理事長のもと教職員が一致団結して経営改に取り組む体制をしっかりと構築することというようなことをきちんと位置づけておりますし地域に開かれた大学づくりということで積極的に県民ニーズの酌み取りを行うこと、あるいはっかりした大学運営を行うためには、教員ばかりではなく事務局の強化が大切だと思っておます。職員の資質向上のための研修への参加促進、他大学との人事交流など具体的な手だて立てて事務局の強化を図るということを目標として掲げてございます。
 (5)番、安定的な経営確保・財務内容の改善に関する目標でございます。特に大事なとこかと思いますが、安定的な経営確保ということで収入の拡大策を検討し、無駄な支出の抑制努め、経営の安定化を実現する及び地方交付税の範囲内での運営を実現し、県民の負担を最とする経営を行うということを掲げております。
 経営の見通しにおきましては、今のところ来年度は現在の1、2、3年生が定員未充足の況でございますので、1,000万円を超えるところでの赤字という見通しとなっておりますけども、2年度目以降は下に掲げております志願者確保の目標、自己財源の増加に関する目標経営の抑制に関する目標、こういったことをきちんと達成することによって黒字化が図られのではないか、黒字化を達成してもらわなければならないというぐあいに考えております。 大きな(6)番でございます。点検・評価・情報公開に関する目標を掲げておりまして、5ージのほうに行っていただきまして、自己点検に関する目標のところでありますが、27年度学部完成後早期にこの学部改編による大学運営がどうであったのかということについて第三評価を速やかに実施するということ。それから3番、中間評価ということで、この中期目標間が6年間といささか長いものでございますから、中間どころの3年間のところで中期見直を行うということを目標としてきちんと位置づけております。
 あと中期目標案の中には達成すべき目標とか目指すべき目標というものを埋め込んでおりすけれども、数値的なものを抜粋したものを下のほうに掲げております。大きな項目だけかつまんで申し上げますと、就職率は100%を目標にしつつ、全国の大学平均以上を達成するあるいは競争的外部資金については公立大の平均新規申請件数以上を達成する、TOEICスコアにつきましても中期目標期間に600点以上、年間30人以上を目指すというような教育研究に関する目標を掲げておりますし、経営組織に関する目標につきましては、もちろん入定員充足率100%の達成、早期の黒字化、志願倍率の国公立平均値以上への到達を目指すとそういったことを目標として掲げております。これらの数値につきまして現在の状況でありすとか他の公立大学の状況等につきましては、別添3ということで17ページに掲げておりまので、また御確認いただければと思います。
 1ページのほうに戻っていただきまして、このような素案を示して昨日評価委員会を行いした。1ページの(2)のところでございますが、主な意見では基本的な目標や教育内容にする目標のところが専門教育のところはきちんと書いてあるのだけれども、人間教育といいすか、人間力を高めると、そういうようなところについて記述、目標が不足しているのではいかというような御意見、それから少し申し上げましたが、教職員が一致団結して大学運営行うことが一番大事なので、きちんとそれに継続的に取り組むというような趣旨を目標とし位置づけるべきであると、そういうような御意見をいただいたところでございます。
 はぐっていただきまして、2ページで今後の予定でございますけれども、昨日の評価委員でいただいた意見、またきょうの常任委員会での御意見等を踏まえ修正を加えるとともに、後、来年度以降の経営審議会、教育研究審議会の委員の皆さんを回りまして意見を聞き取りあるいは法定協議会のほうで審議を行いまして、2月の議会に中期目標案ということで御提をさせていただきたいというぐあいに考えております。中期目標につきまして以上でございす。
 最後に、志願者の状況について一言触れさせていただきます。現在行われている入試の志者の状況でございますけれども、これまでにAOとか推薦という特別入試が終わっておりますそして現在一般入試のA方式とかセンター利用の1期という試験区分での入試を受け付けをております。総志願者数がきのうの夕方現在で1,423名ということで、これまで最高でござました平成14年度の976名を上回る状況となってございます。まだ募集期間は続いておりまので、さらなる志願者の増加というのは見込まれるという状況でございます。

◎藤縄委員長
 続きまして議題10、中山間地域の振興についてのパブリックコメントの実施結果及び中山地域振興条例の見直し(案)について、米山中山間振興・定住促進課長の説明を求めます。
●米山中山間振興・定住促進課長
 企画部の資料の本冊の10ページをお開きいただきたいと思います。
 まず、パブリックコメントの関係でございますけれども、次期中山間地域対策検討懇談会検討結果等を受けまして、去る12月12日から1月4日までの期間パブリックコメントを実施たしました。
 意見の提出状況といたしましては、11名の方から述べ15件の意見をいただいたところでごいます。
 主な意見と対応策を整理しておりますので、若干説明させていただきます。まず、中山間域の振興全般についてというふうな意見でございますけれども、記載しておりますように中間地域のライフライン、買い物機会や生活交通の確保等は中山間地域のライフラインであり強力な施策展開を期待するというような意見がございました。
 買い物支援につきましては、2点記載しておりますけれども、ひとり暮らしの高齢者の母の問題を取り上げて、田舎では次々と店がなくなっており、高齢者にとって買い物は深刻な題であり、対策が必要。それから高齢者の増加や食料品店の減少に伴い食料品アクセス問題顕在化していると。高齢者の健康と栄養問題に代表されるフードデザート等多様な側面から問題解決が必要というような意見がございました。
 なお、フードデザートというのは、最近徐々に使われ始めました言葉で、デザートというは甘いではなくて、砂漠ということでございます。食の砂漠というような訳をするようでごいます。
 農林業の振興につきまして、TPPの加入などの逆風が予想される中、農林業を守るため思い切った施策が必要。
 山の掃除の問題の提起。
 反対側に行きまして、特産品等は買う側と一体となった物づくりのアプローチが必要といような意見がございました。
 多機能・複合化という問題につきまして、これは基本的にその分野に賛成というような意がございました。
 2つ目でございまして、専業農家が減少し、半農半Xという生き方も始まったと。これも合経営は経営基盤を支え、多様な人材を活用・養成する上で有効な発想だというような御意をいただきました。
 その他として中山間地域の多くの問題は市町村が主体的な役割を担うもの、それを踏まえ県として何ができるかの整理が必要である。
 農林業、公共事業が今日のようではすべてが作文に終わる。今後は老人福祉であり、生活護の問題となるというような意見をいただきました。
 基本的に右側のほうに対応策というのを書いておりますのでごらんいただきたいというふに思いますが、その中で、買い物支援の部分につきましては条例・施策に反映、多機能・複化の推進についてという分野については条例・施策に反映という整理しておりますけれどもほかの分野については基本的には施策に反映という対応にしてまいりたいというふうに思っおります。
 続きまして、条例の見直しの概要について11ページで説明させていただきますので、ごらいただきたいというふうに思います。パブリックコメントの結果と常任委員会等の皆様との見交換等を踏まえて現在条例の見直しの検討の状況について御報告させていただきます。
 まず条例の見直しの方向といたしまして、1番でございますけれども、現在現行条例に特の記載がないため、新たな項目として条例に追加し、推進を図る事項として、1点目として中山間地域振興の基本方針として追加する事項、ここに2項目考えております。
 1点目は、豊かな地域資源の活用、これについては文案といたしましては、記載しておりすとおり中山間地域の振興は豊かな自然環境、歴史、文化に加え人と人との結びつきの強さまとまりのよさも資源ととらえ、これらを初めとする各地域の特性を十分に生かして推進さなければいけないというような文案を考えているところでございます。
 多機能・複合化の推進につきましての文案につきましては、中山間地域の振興はさまざま分野のサービスや機能を複合的に組み合わせることにより、限られた資源及び人材を有効に用して推進されなければいけないというような文案を考えております。
 続きまして、(2)で県の責務、第4条、市町村の役割、第5条に関する部分でございまけれども、ここに追記する事項として地域づくりを担う人材の確保、育成ということを入れうということで、文案といたしましては県は地域づくりを担う人材の確保及び育成について町村の取り組みを支援するよう努めるものとするという項目と、市町村は地域づくりを担う材の確保及び育成を図るよう努めるものとするという項目を追加することを考えているとこでございます。
 (3)で重点的に取り組む施策として追加する事項として、これは7条の分野になりますれども、4項目考えております。
 1点目は買い物の利便性の維持向上という項目でございまして、文案といたしましては、民が食料品、日用品の買い物に不便を感じないよう、その利便性の向上を図ること。
 コミュニティビジネスの推進という関係で、文案といたしましては、住民の安心な生活の保、地域の発展及び活性化に貢献するコミュニティビジネスの創出及び展開を図ること。
 移住・定住の促進という関係で、文案といたしましては、地域における人口の減少を抑制し地域づくりの担い手を確保するため移住定住者の増加を図ること。
 再生エネルギーの関係で、地域の再生エネルギー源を有効に利活用することにより地域産の活性化を図ることというようなことを追加する事項として考えているところでございます。 大きな2番で現行条例に一定の記述はございますけれども、懇談会等の意見を踏まえて新なキーワードとして規定し、さらなる強化を図る事項として4項目考えているものでございす。1点目は、県民等の支え合いの推進、消防防災の充実・強化、地域の特性を生かしたニュツーリズムの推進、鳥獣被害対策、里山整備の推進、この4項目をそれぞれ該当する部分に加として盛り込もうということを今考えているところでございます。
 その他として、附則の部分になるかと思いますけれども、5年後の見直しの実施というこを明確化しようという項目を考えているところでございます。
 現在条例の細かい部分について法制との協議を進めておりまして、今後2月議会に条例改案を付議させていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

◎藤縄委員長
 次に議題11、「水木しげるロードin汐留~ANAに乗ってまんが王国とっとりへ~」の実について、松田交通政策課長の説明を求めます。

●松田交通政策課長
 資料の13ページをごらんいただきたいと思います。「水木しげるロードin汐留~ANAにってまんが王国とっとりへ~」の実施につきまして御報告いたします。
 本年本県におきまして国際マンガサミットが開催されるということで、国際まんが博とし漫画、アニメにちなんだイベント等で売り出していこうという予定にしております。これに駆けまして、まんが王国とっとりを首都圏でPRいたしまして、県内への誘客を図りましてあわせて航空便の利用促進を図ろうというものでございます。
 具体的な実施概要でございますが、場所が新橋の駅に近い汐留の一角に本県のPRブース設置いたしまして、水木しげるロードの紹介を通じましてPRを行っていこうというものでざいますが、具体的な場所は、はぐっていただきまして14ページをごらんいただきたいと思ますが、左のほうに新橋駅がございますが、そこから近いところでございます。汐留シティンターというビルがございまして、ここには全日空の本社が入っておりますけれども、そのルと日本テレビが入っておりますビル、これの間の通路といいますか、地下通路になりますれども、具体的な写真を下のほうに参考までに入れておりますが、こういう通路がございまて、そこにPRブースを設置しようというものでございます。
 期間は、2月8日から3月7日までの1カ月間ということで、初日であります2月8日に知事や全日空の関係者等によるテープカット等のオープニングイベントを実施する予定としおります。
 ブースの内容でございますが、ブロンズ像の写真パネルでありますとかオブジェなどを配いたしまして、水木しげるロードの雰囲気を楽しんでいただくとともに、クイズでありますか、あるいは物販コーナーなども設けまして、県産品の販売とかPRを行うと。それから市村にも情報提供いたしまして、一緒にPR等もやっていきたいというふうに考えております。 最後の15ページに配置図をつけておりますので、ごらんいただきたいと思います。
 あわせまして、全日空東京便の機材の大型化について、資料はございませんけれども、先16日に知事、利用促進懇話会会長とで要望活動を社長にさせていただきまして、次の日、17に鳥取~東京便、米子~東京便のうち1往復、今は大体160人乗りぐらいの飛行機が中となっておりますけれども、来年の7月から9月の間、B767という270人乗りの飛行機を運航ていただくということになりましたので、御報告させていただきます。

◎藤縄委員長
 それでは、ただいままでの説明について。

○興治委員
 40ページ、環境大学関連で、国に対する要望ので大学の交付税措置についてのことがあっのですけれども、他の県立大学と同等の措置をとるように要望したということだったのですれども、49ページにもあるのですけれども、我々の理解としては他の県立大学と同等の交付措置がもう既にあるのだと、これは間違いないのだというふうに理解していたのですけれども要望するところを見るとどうもそうではないと。現在国において検討中だということで、こまでの説明と違っているわけです。その辺の実態はどうなのか明らかにしていただきたいといます。
 それと鳥取環境大学の中期目標のほうですけれども、3ページに大学の教育等の質の向上関する目標というのがありまして、その1の教育に関する目標の中の(3)教育の質の改善及向上というのがあります。ここの2点目にフィールドワークを重視した実践的な教育を展開るということがあるわけです。昨年の秋に環境大学の学生と意見交換をしました。その中でのフィールドワークについて大学の売りとして宣伝をされていたと。にもかかわらず余りそのところがなかったと、重視されていないようだという声が複数の学生から出ていたのですいわゆる宣伝文句と実際が違うというのはおかしいと思うのです。それで、今回もこういうでフィールドワーク重視と書いてあるのだけれども、実際これをやられるようにどうやって保するのか、その方法について明らかにしていただきたいと思います。

●中山企画部参事監
 まず、交付税の関係でございます。現在県と市で共同設置をいたします関係で、実は制度なものを申し上げますと県立の部分の単価と市立の単価というのが若干違っております。昨度まで協議をいたしました形で、はっきり申し上げると市立大学の単価のほうが若干低い単が適用されるような実態がございます。その意味で我々県立大学としての意味合いもございすので、国等に県立大学並みの単価をということで要望いたしておった次第でございます。在までのところで国からお聞きしておりますのは、市立大学並みの単価ではありませんと。立と市立の共同設立ですので、県立に近いような単価という格好でのお話をいただいておりすが、確実な担保をとるためにそういった意味でずっと要望しております。単純に言えば県と市立との間の単価にされる可能性もあるものですから、そういった意味でずっと総務省のうに要望しております。現在のところまだ検討中で、それぞれのいわゆる単価の話ですとかそういったことを国のほうに折衝しております関係で引き続きその意味では強く要望してまりたいと思っております。大体8割か8割5分が市立の単価になるのです。県立のほうがそより高い形になりますので、単純に割られると9割から9割5分、0.5分若干落ちるような価になるものですから、その意味で県が絡む大学になるので県立単価並みのものを出してくということを要望しております。その意味でこれからも引き続き要望活動は必要かと思ってりますので、また議員の皆様のお力もかりたいと思います。
 ただ、一方、そうは申しましても経営見通しなりそういったような経費積算のほうはきちとしたそこでの担保なり、あるいはきちんとした精査が必要かと思っておりますので、現在年8月に出しました経営見通しですとか今現在考えております経営の見通しの中ではそういたような県と市の単価の間になっても構わない、交付税がそういったような値引きをされて構わないような単価設定を考えた事業計画、そういった形での大学との話はしておりますので最低限交付税の値切りが起きた場合でも回るような事業計画にしておりますが、交付税をよ多くいただけることは当然我々にとって望ましいことですので、引き続き国・総務省なりにしての要望は強くいたしてまいりたいというふうに思っております。
 次のフィールドワークでございます。昨年の夏のときに特に環境マネジメントの関係の学たちですとか、あるいは経営関係の学生のところでフィールドワークといったところで非常薄いのだよという話がありまして、現在大学等にいろいろな意味での充実をお願いしておりす。当時学長が申し上げましたのは、実は環境大学でも例えば智頭の芦津の集落との活動でとか、そういったような活動を行っている部分はございますけれども、やはり一部限定的になていることは否めません。そういった意味で、そういったような活動、特に地域活動におけフィールドワークというものを充実するという形を今現在考えております。その母体といたましては、例えば西部にはサテライトキャンパスをいたします。そちらで例えば現在TORでやっておりますようなよなごマルシェの活動に学生が参加するですとか、あるいは今回TORC一緒になりまして中山間でのさまざまな研究活動ですとか、あるいはそれぞれの経済界あるは経済を舞台としたフィールドワークというのも非常に幅が広がるのだろうと思っておりますそういったものを例えば特別科目的なものの中のカリキュラムに組み入れるとか、現在環境学の中ではプロジェクト研究と申しまして非常に実践的に現場に出て教育をやろうとか、そいったような科目もございますので、そういったところの中に組み入れてフィールドワーク部分を拡充したいというふうに大学側とはお話をしているところでございます。

○興治委員
 まず、後のほうから。そういう取り組みを拡大して充実したいということなのだけれどもそれが実際やられているのかどうなのか、中身はどうなのかということをチェックするといか、それはどうするのですかということなのですよ、担保を。できたら当事者である学生と教職員とかがきちんとそのあたりを評価して、改善に反映していくというような仕組みも含て確実に実践するための担保をとれるような形をつくる必要があるのではないかと思うのですそのあたりはどうでしょうかということです。
 最初の交付税の関係ですけれども、市立の場合は県立の交付税単価の8から8割5分といことなのですね。そうすると、いわゆる単価の額自体、学生1人当たりになるのでしょうか県立は幾らで市立は幾らというのをちょっと教えてもらいたいのと、他県で県と市の共同設の例というのはないのでしょうか、そのあたりを教えてください。

●中山企画部参事監
 まず担保をどうするかという話ですけれども、確かに私がやるやると申しましても、実際られているかということをきちんと委員の皆様方にも御検証いただくことも必要だと思いますまた、今回中期目標の中では、いわゆる学生による事業評価というような新たな自己点検の価項目も設けて改善活動に生かすということも書き込んでおりますので、そこの具体化の中そういったようなフィールドワークの充実の部分ですとか、その部分が具体的にわかるよう項目が工夫できないかということを落とし込みをさせていただけたらと思います。
 単価の部分は、実際理系学部の単価の部分では差がございまして、若干細かな部分で私もちょっうろ覚えのところがありますので、太田のほうから答えさせていただきます。
 現在全国的に県と市で共同設立している大学というのはございません。一部事務組合で設しているものはございますが、いわゆる市町村間での設立がほとんどでございまして、大学係ではございません。一部共同での設立の行政独立法人の事例がございますのは、山形県に院事業で県と酒田市で共同設立している病院事業がございますが、残念ながらそこの単価は度的に県と市では交付税が同一単価が適用されておりますので、今回のような問題はそこの院事業では生じていない状況でございます。

●太田新生公立大学設立準備室長
 交付税の単価についてお答えいたします。
 文科系、理科系でそれぞれ単価が設定されておりますが、文科系の単価につきましては県も市町村分も同一でございます。22~23万円ぐらいだったかと思います。
 理系のほうでございますが、県分が約180万円、市町村分が160万円前後だったかと思います正確な数字につきましては、また後ほど提出させていただきたいと思います。

○興治委員
 文系は同一だということですけれども、理系部分というのは環境学部のどの部分になってそこの学生数はどうなるのでしょうか。

●太田新生公立大学設立準備室長
 来年度の新しい環境大学につきましては、経営学部が文系、環境学部がすべて理系というとで、138と138ということになります。

○興治委員
 国に対しては、今後さらに公立化で出発するまでにこれからまだ詰めてされるのではないと思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。

●太田新生公立大学設立準備室長
 交付税の単価適用につきましては、最終的には来年度の普通交付税の算定のときに総務省ほうで決定されるものと承知しております。そこに向かいまして、我々としてはなるべく県の単価に合わせていただくように引き続き要望活動を行っていきたいというぐあいに考えてります。

○稲田委員
 関連で今の市と県、うちの場合は県と鳥取市。私もうろ覚えで余り定かではないけれども沖縄の名桜大学、あれはどことどこか。あれは町と市か。そうすると余り参考にはならないか。というのが、この出だしのところにパブコメの中にも――これはパブコメだから皆さん御意見でそれを否定するつもりはないけれども、いわゆる高知工科大学という大変売れた大を研究しなさいというようなことが載っている。だけれども、私はむしろ逆に名桜を研究しほうが、あれのほうが鳥取県の県立大学には内容的に比較的近いような感じがするから、だらあれを研究したほうがいいのではないかと思うけれども、その辺はどう思いますか。

●中山企画部参事監
 稲田委員おっしゃるように、やはり大学の成り立ちあるいは学部構成などで名桜大学といのは非常に参考にすべき部分があるかと思っております。3つの大学、公設民営から公立にりましたところとして高知工科、名桜、静岡文芸とございまして、多くの大学の中で一番参にするのはこの3大学がまず来るのだろうと。中の高知工科というのは工科系の大学の部分ありますし、静岡文芸は文科系の大学ですが、昔から非常に倍率といいますか、志願者も多大学でございましたので、その意味でやはり順位としては名桜大学とか、特に小さな県が、さな市といいますか、そちらがつくった大学ということで非常に参考にすべきものは多いか思っております。その意味で、昨年ではありますけれども県と市の関係者が名桜のほうにいいろお聞きしたりとか、やり方とかは、特に名桜と高知工科には非常に親しくといいますかかなり頻繁にお聞かせいただいておる状況でございます。

○銀杏委員
 環境大学の入学試験につきまして1点、この間大学に行ってお話を聞いたのですが、推薦学者が大変ふえていて、200数十名の合格者を出しているわけです。推薦入学の枠が120人ぐいだったかと思いますが、100名ぐらい余計にとっておって大丈夫かという話なのです。聞ましたら、指定校は推薦を受けたら基本的には断ることはできないと。しかし、一般高校かの推薦の場合は、合格しても7割ぐらい入学金を納めずに離れていく人がいるので、200数名も100数十名まで減っていくのだろうというふうな話で、ある程度は納得したのですが、薦入学自体が偏差値には直接影響しませんが、受けやすい大学だということになればいずれ験者の評価が下がってきますので、影響はあるだろうと思います。
 今回、目標に入学定員充足率100%ということを掲げられて、新聞にも出たわけですけれも、数だけではいけないというふうなことを思いまして、いずれ数年すれば志願者数も一般試において減ってくるのではないかというふうなことを思うわけです。入学定員充足率100と掲げるのはいいのですけれども、細かく後ろのほうの資料を見てもそのためにどうするのといったことを書いていなくて、もう少しそこをよく検討されたいというふうに思うのですやはり有名大学などですと入学してもなかなか卒業させないというふうなことで、入学者のち6割ぐらいしか卒業せずに残りは退学していったりするような大学も実際あるわけですのでやはり入学だけではなくて、当然大学内での質を向上させる、高度な学生を輩出する、就職も関係してくるでしょうし、よりこの定員充足のためにどういうふうなことをしていくのか大学の評価をどう上げていくのか、偏差値をどう上げていくのかといったことをきっちり検して明文化してほしいのですけれども、この点について。

●中山企画部参事監
 銀杏委員おっしゃるように、太田のほうでも御報告しましたように今は1,400人というたさんの応募をいただいております。ただ、公設民営から公立になった大学を見ますと、私立から公立型の試験になりますので、どうしても併願ができないということで、やはり2年目なりますと志願者を減らしておりますし、また志願者が永続的に本当に国公立並みの5倍以の者がずっと集め続けられるかというのがこれからの環境大学の課題だろうと思っておりますその意味で、平成25年度入試といったような部分については、そのあたりをまたよく検討いだいて、こちらのほうの委員会でも御議論いただきたいと思っております。
 また、そのための施策等いろいろなものが当然考えられる部分だろうと思っております。とし公立化前年である程度の好調が予測されはしましたが、私どもも大学のほうにお願いいしまして、大学の職員はことしはたしか県内ばかりではなくて西日本の高校のほとんどを回ておったかと思います。また、今まで回りませんでした予備校ですとか、そういったところそれぞれ足しげく通って広報活動等も行っております。また、オープンキャンパスでもそれれ大阪ですとか、あるいは岡山の高校とか、あるいは予備校等にじかに足を運んでお願いすという、いろんな施策をことし打って、その結果が今この形になっているのだと思いますのでさまざまな対策なりを当然これからも打っていくことが必要かと思っております。志願者を保する意味でいろんな施策あるいは対策というのを明確にしながらやっていくというのが必だと思っております。
 1点、ここでちょっと考えておりましたのが書き分けと申しますか、今回この中期目標とうことを議会のほうで御議論いただきまして、実はこの後に大学のほうでこの中期目標を達するための具体的な手段ですとかやり方ということを事細かに書くような中期計画というもをつくらせます。その計画につきましては、知事、市長がその計画を認可するという次の段の手続がございます。その意味で今回中期目標の中で充足率100%という数値目標だけを掲ておりますけれども、ある程度細かな、あるいは具体的なアクションプランは中期計画の中大学と我々が協力しながら事細かなものを掲げさせたり書かせてはどうかという形での構成しております。もしその意味で充足をするための例えばシンボル的な事業ですとか、シンボ的な対策をもうちょっと書き込むべきではないかという点がございましたら、この中期目標書き込みの中で若干その辺のところの充実の強化ということを工夫させていただきたいと思ております。

○銀杏委員
 わかりましたが、最初に充足率100%が余り先行すると、また再び同じような轍を踏むこに必ずなりますので、聞きますと偏差値もできたら50台半ばぐらいを目標にしたいというこで大変高い目標で、今40台半ばからその下ぐらいですので、日本では多分どん底のほうの評ですね。それを鳥大並みぐらいまで持っていこうということですので、内容をしっかり高めいかれるようにお願いしたいと思います。これは要望です。

○前田委員
 亀井課長、国に対する提案・要望に係る国の予算の状況について、ちょっと論点がずれてるから指摘しておく。45ページ、交付金の右側の欄を見ると、僕らが言っているのはこんなとではない。配分率が鳥取県は低いということを要望してもらわないといけない。国の状況聞きたくない。配分率を上げてください、そういう要望です。
 48ページ、木造公共、これは来年度予算でしょう。24年度でしょう。23年度の補正はいいだ。24年度はどうなっていますかということです。僕が知っている範囲ではここは5億円しついていないのだ。全国で5億円ですよ。鳥取県の配分率というのは大体1%でしょう。そなもの話にならない。再要望しなければだめですよ。この2点。
 関西連合。奈良県はどうしたか教えてください。新聞報道によると、国は奈良県が入ってないから国の事務の移管については渋っているではないですか。大阪市が入るのはいいのだれども、それはどうなっていますか。
 中国地方知事会広域連合検討会、やられるのはいいのだけれども、地方公共団体ですからくれぐれも議会のことも忘れないようにしてください。関西広域連合議会の議員がたった2というようなことではだめだ。この中国地方広域連合はどんな考えをしているのか。議会のれなりの役割というものを早目に。皆さんが決めるわけか。議会が決めるのではないか。そ辺はどう考えておられますか。
 環境大学。1,400人の応募者の県内、県外の内訳を教えてください。私は中期目標に県内学生をこれぐらい入れるというようなことを明示しなければだめだと思う。それはどうですか。 僕は監査委員をしているのだけれども、この間監査委員の協議がありました。がっくりきのだ。監査委員の入れる範囲というのは協議会の監査しかないのだ。たしか学校の財務内容はなかった。要は、県と市の監査委員が乗り込んで財務内容をチェックできるようなシステにしてもらわなければだめですよ。
 新生公立大学設立準備室、これはいつまで続くのか。来年度の組織要求はほとんどできてるのだけれども、中山参事監のやっている今のような作業は4月1日からだれがどのようにるのか僕は心配でかなわない。あなたがいるからできているのです。その辺どうなっていまか。これは一番大きな話ですよ。
 もう一つ、質問にもならないけれども、智頭急行から見えるようにきれいなしょうしゃな板を屋上に上げてください。特に夜間はきれいな――大学だから赤というようなのではなしに緑かブルーで「鳥取環境大学」というのが見えるようなPRをしなければだめですよ。

●亀井企画課長
 まず国の要望の関係でありますけれども、委員のほうからは2点、地域自主戦略交付金の分と木造公共施設、この点について御指摘がございました。委員がおっしゃる点はそのとおだと思いますので、必要な要望等はしてまいりたいと思いますが、若干弁明をさせていただたいと思います。
 まず、地域自主戦略交付金のほうでございますけれども、配分が大切だというのは委員おしゃるとおりでありますので、それにつきましてはしっかりと要望してまいりたいと思います。 ただ、今の段階ではトータルの額がわかっている状態ということでございますので、今回の結果調べということで上げているものの中には全体の額がこうであって、それに対してどいう評価かというところを書かせていただいているところでありますけれども、委員御指摘本県への配分をどうするのか、それが最重要課題でありますので、しっかりと要望してまいたいというふうに考えております。
 木造公共施設のほうにつきましても委員おっしゃるとおりでありますので、これもしっかと要望等はしてまいりたいと思います。
 来年度の予算につきましては、委員は5億円とおっしゃったと思いますけれども、たしか億円だと思いますので、その点だけは指摘させていただきたいと思います。
 次に、関西広域連合の奈良の話でございますけれども、奈良県知事の姿勢はまだ変わってないというふうに聞いておりますけれども、奈良県議会のほうでやはり入らないといけないではないか、特に観光について入らないといけないのではないかというような議論というの進んでいるように聞いておりまして、奈良県の議員さんが主催をされるフォーラムを奈良県で開催され、そこに片山前総務大臣も呼ばれてそういった会を開かれたというようなこともいております。かなり大盛況だったというふうに聞いておりまして、今後奈良県議会のほう主催をされる第2回目のフォーラムをやっていこうかという動きを起こされているというふに聞いております。
 中国の広域連合のほうでございますけれども、議会のほうが大切というのは委員のおっしるとおりであります。それで、まだ我々の検討の中ではその段階まで至っておりません。本報告させていただいたところまでというのが現在のところでありますが、特に国の出先機関中国のエリア、本県はそのエリアの中に入っておりますので、特にそういったものをマネジントしていく、あるいは連携事業をうまく進めていく、そういった中で本県の議会議員の意も十分に反映されるように、そういった仕組みが必要だと考えております。
 ただ、議会の構成をどうするのかというのは、私の認識ですけれども、各県議会のほうでろいろと議論されて御判断いただくというところが大きいのかなというふうに考えておりまので、そこにつきましてはまた御相談をさせていただきたいというふうに思います。

●中山企画部参事監
 まず、県内、県外の率でございます。今お聞きしておりますのが志願者ベースでは大体12ぐらいが県内からの志願者で、合格者の中では大体2割が今現在の合格者になっております私が言うのもなんですが、県内から受けていただくよりも県外からかなり受験者が殺到してりまして、県内出身者といたしましてはなかなか言うに言えない部分がありますけれども、ひここの部分を多く受けていただけたらと思っております。
 その意味で、今回県内学生割合、あるいは県内の入学者という部分についての数値目標等掲げておりません。と申しますのが、志願者の量をふやすという部分が必要かと思いますが合格者をふやすとか入学者をふやすというふうに余り言いますと、かえって県内高校の安心いいますか、妙な担保を与えることになろうかと思いますので、そのあたり数値目標までとうのはどうかと思います。
 ただ、来年度の入試の中では、今大学とかとお話ししておりますのは、やはり公立大学とう形で地域の高校の方が入る地域枠の設定ですとか、そういったものはほかの公立大学でも定しているところが多うございますので、そのあたりの入試の中の設定、入試の試験形態の定ということを大学とかにお願いしておりますので、そのあたりで対応いたして、中期目標書くのはどうかなというのが今の気持ちでございます。中のほうでその点につきましては協させていただきたいと思います。

○稲田委員
 地域枠は、いわゆる県内の学生というのは授業料が安いのですね。一律にしているのか(「入学金は安いです」と呼ぶ者あり)その部分とは全く関係なく地域枠というのをつくろというわけだ。

●中山企画部参事監
 続けてよろしいですか。チェックするシステム。先だって前田委員と御協議させていただたのは運営協議会がありますので、そこの監査をしていただくのにだれにしていただくかとうことで、代表監査に運営協議会の監査を行う形でお願いした部分かと思います。
 監査委員さんの監査につきましては、運営交付金という形で大学のほうに県から交付になますので、いわゆる独立行政法人の監査と同じような監査を監査委員の方にはお願いするこになろうかと思います。具体的には現在産業技術センターの監査を監査委員の方にお願いしいるかと思いますので、それと同等の監査は来年以降からしていただくことになりますので監査委員さんが全く知らないというわけではなくて、きちんとその意味での業務運営ですとそういったものも監査いただくことは可能かと思います。
 また、当然来年以降企画部所管の独立行政法人になりますので、この委員会でも委員長の指名等ありましたら、例えば学長、理事長が出て説明するですとか、そういったような形で学等からじかに業務状況をお聞きいただく、それを通して議会のほうから御指導いただくとうことも可能になろうかと思っております。
 来年の組織でございますが、現在公立化に向けてこの準備室等作業しております。設立準室でございますので、設立がなりましたら組織目的を達しますので、来年度以降は解散とい形にはなろうかと思います。
 ただ、今度は運営の監視といいますか、運営の関与ということが必要になりますので、運協議会という形、今設立協議会という形で県と市が共同して大学の監査といいますか、大学指示したり、あるいは大学から聞き取りするというような形でございますのが運営協議会とう形でそれが継続いたします。
 また、内部の組織、これも総務部のほうへの要求段階でございますのでどういう形になるはこれからの査定になりますが、メーンに教育等を所管いたします教育・学術振興課のほうそういったような業務等は受け持って、運営協議会のきちんとした運営、あるいは大学の監等ができる体制をお願いしております。
 あわせて、大学の学長、理事長はせんだって決まりましたが、副理事長あるいは総務担当事といったような役職もございます。そういった意味で県関係者あるいは市関係者の派遣といますか、そういったこともできないかということを総務部等とは話をしているところでごいます。
 次に、看板ですが、御指摘で急に考えたわけではないのですけれども、実は大学とも内々は話をしておりまして、大学のキャンパスの教育研究棟の上にそういったような看板を掲げすと、因美線からちょうど見えるような格好、あるいはその前を通ります国道から見える格になりますので、何か考えられないかという話をしております。特に電飾まで入れた余り派派手しいものは考えておりませんでしたけれども、そこはちょっと目立つような形で考えたと思います。ですので、公立大学法人鳥取環境大学、公立大学法人という言葉をぜひ入れたものですから、できれば認可がおります4月1日にはあるような格好での準備を大学とも話させていただきますので、しばしお待ち願えればと思います。

○前田委員
 亀井課長、先回看護師の教員養成は中国ブロックでするのだということを説明されたのだれども、間に合うのか。関西連合にあるのに、そちらに頼むほうがいいと思うのだ。将来はいのだ。だけれども今困っているでしょう、看護教員の確保に。なぜですか、もう一度聞きい。
 環境大学です。中山参事監と太田室長はよく頑張ったと私は思う。だけれども、ここでぱんと切れたらまたもとのもくあみだ。そこは県として私学担当にさせるといっても、それはめだ。だめです。滋賀県立大学を見に行ったら、行革担当の部長が事務長で乗り込んで引ききやっていました。それぐらいの熱意がないとだめだ。知事に申し込もうか。

●亀井企画課長
 看護教員の養成の関係でありますけれども、今の厚生労働省のフレームがブロック単位で護教員の養成をやろうというフレームになっておりまして、本県が入っております中国地方中国四国のブロックというのが今の状態でございます。知事にもちょっと相談させていただたのですけれども、まずは今の厚生労働省の仕組みであります中国四国のブロックで一緒に成をしましょうという形で進めてはどうかということでありますので、今のところはこのフレムの中で看護教員の養成につきまして共同でやるということを進めていると、そういった状でございます。

●髙橋企画部長
 最後の環境大学の体制のところにつきまして、私のほうからお答えさせていただきたいといます。
 前田委員御指摘のように、公立大学設立準備室を環境大学の中にデスクを設けて人を送りんで、大学の中でいろんな情報を生で得ながらいろんな改革を進めてきたというところが非に今回よかったのかなというふうに思っております。そういう意味では、大学の中の体制をきちりいかにとるかということと、あわせて、そうはいっても設置者としての県とか市の役割いうものがありますので、設置者としての独法の監視体制、チェック機能をどう図るかといことと両面で考えないといけないというふうに思っております。人事の話なので、部として要望するだけなので、あとは知事とか幹部のお考えにはなるのですけれども、今一つ考えてりますのは、まず大学側の体制としましては、副理事長のところで県のほうから部長級になのかOBになるのか、その辺はちょっと私はわかりませんけれども、準備室がやってきた活をそのまま引き継げるような、そういう非常にさばける人をぜひ送っていただきたいという願いをしておりまして、副理事長は大学の役員にもなりますし、経営審議会の委員にもなりすので、そこのところがコントロールをしてきっちりと大学の中での改革を遂行していく。れと、今環境大学には県から総務課長を1人派遣しておりますけれども、ここも管理職レベで大学の企画機能とかそういうところをきっちりと担うことが必要になりますので、組織担に対してはそこをもう少し充実するように、管理職の派遣もふやしたいし、下の補佐クラスたいなところも少し充実をしていただけないかという、そういうお願いをしているところでざいます。
 先ほど中山参事監が申しましたのは、あわせて県の設置者としての監視体制というのが必になってまいりますので、組織として教育・学術振興課が大学関係の担当ということになっいますので、そこの中で設置者としての機能が果たせるようなそういう体制をとってほしいいうことでお願いをしておりまして、今行革局のほうで全体を見据えた体制を整理していたいているというところでございます。

○前田委員
 環境大学の失敗はそこだったのだから、監督する監督すると言っていてしていなかったのから。だから同じ轍を踏むと私は見ているのだ。だから、課長級を送り込むのだったら出世ローテーションで送り込むというようなことをしてもらっては困る。今度失敗したら大変だやはり人を見て派遣しなければだめですよ。きつく言っておきます。出世のローテーションやって、やる気のないような者が行ったらまた……。もうこれがラスチャンスだ。これをつしたらどうするのか。それぐらいの覚悟のある人にやってほしい。ちゃんと人事当局に言いさい。

●髙橋企画部長
 思いは委員と全く同じでございますので、しっかりと大学運営ができるような人材を派遣きるように、総務部のほうに対しても改めてお願いしていきたいと思います。

○福田副委員長
 中山間地域振興条例の見直し(案)について質問させていただきたいと思いますが、新たキーワードとして規定されました地域の特性を活かしたニューツーリズム振興、他地域との様な交流の推進の中で強化していくということなのですが、米山課長のいろいろな思いを教てください。

●米山中山間振興・定住促進課長
 ニューツーリズムという言葉がまだ一般的に受け入れられていないというのが今の状況でざいまして、法制とやりとりをする段階でこの言葉が条例に盛り込めるかどうかというのを一生懸命やりとりしているのが一つの状況でございます。何とか位置づけられないかと思っいるのですけれども、ぎりぎりのやりとりをしております。
 ニューツーリズムの推進という観点に関しましては、ちょうどきょう一緒にやります文化光局さんのほうで、観光サイドといろんなパッケージの施策を盛り込んでいただく要求も出おるようでございますので、連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。
○福田副委員長
 この委員会で私も重ね重ね申し上げているのですけれども、やはり中山間地を元気にしよと思うと都市との交流で交流人口をふやしていって、それが定住人口につながっていく、そがI・J・Uターンにもつながっていくのだろうと、これは大切な政策だと思っています。 これも重ね重ね恐縮ですが、2000年に鳥取県としては都市と農山漁村との交流というものキックオフされて、東京武蔵野市を初め多くのところと国内交流がスタートし、きょうに至ているわけですけれども、私も前にもちょっと紹介したのですけれども、若桜の吉川に武蔵の子供たちが来て体験の場も見ましたし、昨年の10月末に吉川の方々が東京武蔵野、吉祥寺行かれて交流のイベントで物産品を売られる現場を見たのですけれども、やはり中山間地を気にするには都市との交流だなということを本当に改めて感じたわけでございます。また、交流時代と知事が言われていますし、姫鳥線もいよいよ開通すると。そういう世相をチャンとしてとらえて、国際交流も大変大切なことなのですけれども、同時に国内交流にもう一回を入れていただいて、本当に経済効果を生むような誘導政策をしていただきたいというふう思っています。
 私は思うのですけれども、私の地元でもあるのですけれども、例えば大江ノ郷とかああいたところも中山間地ですね。ああいう魅力があればやはり都会の人はたくさんやってくるし都会の人だけではないのですけれども、鳥取市も含めてなのですけれども、やはりきのうも化観光局さんとの勉強会でも申し上げたのですが、全国泊まってみたい宿100選みたいなもは大体中山間地にあって、観光地というよりもむしろ中山間地が持っている特有の資源、魅を、何もないのがいいという価値観の都会の人もたくさんいて、その中で洗練された宿泊施であるとか、なかったら鳥取県はこれをつくっていかなければいけないと思いますし、ことが例えば山陰ディスティネーションとかまんが王国とっとりの年でもあるものですから、そを契機にするような年にしていただきたいというふうに思っております。何かございませんしょうか。

●米山中山間振興・定住促進課長
 承りまして、しっかりと考えたいというふうに思います。ありがとうございます。

○福田副委員長
 あともう1点、水木しげるロードin汐留について質問させていただきますが、せっかく汐の地でやられるということになると、例えば日本テレビさんとの連携とかはないのでしょうかというのが、例えば「ズームイン!!」とか「スッキリ!!」とか情報番組がありますね。あいったところに中継などを出してもらって、そういう構想とかというのはされていますでしうか。

●松田交通政策課長
 汐留の場所を選んだというのが、一つが全日空との連携ということもありまして、全日空本社もありますし、それからその向かい側には日本テレビもあるということで、現時点でど番組にということの話まではちょっといっていないのですけれども、その辺の働きかけとかやって、ぜひとも取り上げていただくようにできたらとは思っております。

○福田副委員長
 今鳥取県が努力されているのとは裏腹に、東京の人は鳥取が漫画ということを知らない人結構多いです。私もその話をするのですけれども、全然知らない人も多くて、これはいいチンスだと思うので、やはりマスコミを通じて、特にテレビで情報発信ができたらさらにいいではないかと思いますので、お願いします。

◎藤縄委員長
 暫時休憩します。
 再開は午後1時20分といたします。

                                午後0時54分 休憩
                                午後1時24分 再開

◎藤縄委員長
 再開いたします。

○銀杏委員
 10ページの中山間地の件ですが、条例を見直すわけですけれども、具体的に施策に生かさることが必要でして、施策に反映とか対応案で書いてありますけれども、県の施策に反映すのは当然でしょうけれども、具体的に行うのはほとんどが市町村ですので、市町村の施策にういうふうに反映させるのかということをお聞きしたいのです。前回条例ができてからやっいるところとやっていないところは差が大分ありまして、モデル地域でやっているようなそした印象を持っています。全市町村でやってもらわなければいけませんので、これをどういふうに担保するかということをお聞きしたいと思います。
 後でもいいけれども、水木しげるで課長がこの間のANAの大型化の報告をつけ足しのよにされましたけれども、新聞記事にも出ていましたけれども、大変大事な内容ですので、本は一項目設けて報告すべきです。後ででも結構ですから、その他の項目ででもぜひ報告をしいただきたいということと、環境大学で交通政策課長がおられますので、環境大学前駅といのは交通政策のほうとしては特に考えておられないのか、また大学のほうとしてそういう議はなかったのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

●米山中山間振興・定住促進課長
 中山間の関係についてお答えいたします。
 中山間の施策を推進する上で、住民の最も近いところにいる市町村が主体であるというスンスは当然のことでございまして、県はそれをしっかりお手伝いを支援する、お手伝いをすということは人的にもですし予算措置としてお手伝いするというスタンスだろうというふう思います。この対策を考える懇談会においても各地区の市町村の代表者、担当課長等を入れ幅広く議論してつくってまいりました。エリアでない市町村は日吉津村と境港しかございまんので、これで今後中山間のエリアというのは当然強力に進めてまいりたいというふうに思ます。例えば一例で申し上げますと、小学校単位とか公民館単位の広域組織の立ち上げとかそういうような支援の分野についても取り組んでいない市町村もございますので、そういうころに対しては例えば研修であるとか優良事例の紹介であるとかというようなことも含めなら進めてまいる必要があろうと思いますし、次年度予算ではそういうようなものを普及するめの事業とかも取り組もうというような姿勢を持っておりますので、この3年間を踏まえて次期対策では市町村とタッグを組みながら、県としては市町村のおしりもたたきながらやっいこうという決意でございますので、よろしくお願いいたします。

●松田交通政策課長
 まず、全日空の大型化のことにつきましては、今後気をつけさせていただきたいと思います申しわけございません。
 駅の関係でございます。前からその辺に駅があったほうがいいではないかというような意もあるというようなことがありまして、今回環境大学が公立化するということで、利用者がの程度見込めるかとか、その辺も絡んでくると思いますけれども、その辺の状況も見ながらJのほうとも話をしてみたいと思います。

●中山企画部参事監
 大学側のほうでは、公立化の議論の中では正直まだ議論等はしておりません。まず公立化て、受験生、志願者、入学生をふやすということがまず先行しておりますので、それを受けの要望かと思います。来年定員充足等いたしましたら、当然駅からの交通の便等が必要になますので、バス便をまず増発して、環境大学で今スクールバスを出しておりますので、そちのあたりでまず当面は対応していただきたいと思っておりますけれども、将来的にはあそこ駅ができれば西部あるいは中部から来られる方の交通の便も非常に便利になりますので、県交通政策とも手をとりながらJR側への要望というのはさせていただきたいと思います。

○銀杏委員
 駅につきましては、現状の学生さんがどういうふうなルートをとって来られているかとかバス便の数と時間とか細かく教えていただきたいと思いますので、別途お願いします。

○藤井委員
 環境大学で英語のTOEIC600点以上、30人という目標を出しましたね。いいことだといますが、中国語はどういうふうに扱うのですか。

●中山企画部参事監
 今回語学教育の充実というのは環境大学に県としてもお願いしたいことでございまして、この充実はお願いします。ただ、中期目標としましては、シンボル的に英語の部分、まず国的な教養語である英語のレベルを何とか上げたいということで目標に掲げております。
 ただ、語学教育の中では、例えば中国語、ロシア語、韓国語といったような環日本海諸国言語も当然その中で強化いたしますので、中期目標の中ではなくて中期計画でどう考えるか検定試験とかまで書きますと大学の学生がどこまでついてこられるかということがあろうか思いますので、数値目標化はできないにしてもそれぞれの受験を勧奨するであるとか、強化るとか、そういったようなことは大学側とも語学教育の充実の面で考えてみたいと思います。
○稲田委員
 環境大学ですけれども、私もしつこくしつこく質問をしたりもしましたが、私はいまだにだ不安は持っております。十分に不安を持っております。といいますのは、一番単純なのはは国立があって、私立があって、そして各国公立があった、そういう大学の形式だったわけすが、それが公設民営というようなちょっと特殊な形で設置される大学も出てきた。そしてまさに公法人化して大学を設置する、これが最良の方法なのかどうかということはわかりまんけれども、国立は国立並みに、県立は県立並みに、私立は私立並みにいい点と悪い点とあわけでして、当然公法人化した学校法人もメリットとデメリットがあると思うわけです。こをやはり本当に考えていく必要が――大半のことは前田委員が話をしてしまわれましたから私は総括的に言えばここの部分をやはり学校の公法人をどういうぐあいに運営をしていくのということが一番大きな課題だろうと思っております。
 ちょっと余談になりますけれども、実は今月、もう間もなくですが、28日に福岡の中村大という大学を経営している私の友達が米子にやってきます。何をしに来るかというと、去年が質問した、大きな私立の大学にでも何とか買収でもしてもらえないかどうかというようなを持ちかけた先だったのです。そのことがあっていろいろ彼も考えておったみたいですけれも、稲田よ、最終的にどういう形になったかということの話をおまえから聞きたいというので28日に米子にやってくるわけです。私もいろいろ話はしてみようと思っております。私が議で質問をしたとき、相談をしたときに彼が言っておりましたのは、いわゆる交付税措置の問で、文科省は本当にだめだと思ったときには見事に切りますよ、このことだけはすごく言っおりました、彼がその当時。だから県立というか、いわゆる公法人化して、交付税も入ってる。そして当初は物珍しさもありますし、偏差値もこれである程度上がると思いますから、望者も出てくるというようなことになってきて一時的にはいいかもわからないけれども、こがやはり3年、4年、5年、6年、10年たって、それでどうだという、そこからが本当の勝だろうと私は思っております、この大学の経営というのは。だから決して浮かれることのなように心してかからないといけない。
 そのためには、先ほど前田委員が言っておりましたが、私も経営陣に対する、理事陣に対る監視機能、監視強化ということは県も鳥取市も十分にその任を果たしていかないと乗り切ないと思います。そして公法人化する公設民営の私立のこういった大学も非常にふえてきてりますから、これも一般化してくると珍しさもなくなってくるしというようなこともありまので、くれぐれもその部分は気をつけていただきたい。前田委員が全部しゃべってしまったらあれなのですが、むしろその覚悟のほどを執行部の皆さん方に、中山参事監から始めて皆んに本当は聞きたいと私は思っていたのですが、彼が全部言ってしまいましたから言うことないのですけれども、だけれども本当に公法人のしかも学校の公法人の経営のあり方というは大変だということを中村氏も言っておりましたから、本当に心してやっていただきたいとうことを要望しておきたいと思います。

◎藤縄委員長
 そのほか。(なし)
 それでは、続きまして文化観光局に移ります。
 議題12、平成24年度鳥取県文化芸術活動支援補助金交付対象事業候補第1次募集の開始にいて、議題13、エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin鳥取の開催について及び議題14「とりアート構想」の策定及び鳥取県総合芸術文化祭実行委員会委員等の募集について、松文化政策課長の説明を求めます。

●松岡文化政策課長
 文化観光局の資料1ページ目をごらんいただきたいと思います。平成24年度鳥取県文化芸活動支援補助金交付対象事業の候補募集の開始でございます。対象となります事業が年度当から取り組めますように予算の成立に先立って募集を始めさせていただいておりますので、前に常任委員会に報告させていただくところでございます。
 募集の事業につきましては6つございます。優れた芸術・文化活動支援事業、2番目、刊物発刊支援事業、3番目、芸術・文化活動ステップアップ支援事業、4番目、周年支援事業そして芸術・文化活動によるまちづくり支援事業、次世代活動者育成支援事業でございます内容の説明につきましては、割愛させていただきます。
 対象事業でございますが、対象となりますのは平成24年度に実施される事業でございます。 募集の期間は、1月23日から2月24日までということとしております。
 申し込みをされます方は、必要な書類を作成していただきまして、私どものほうに申し込をいただくということになっております。
 選定につきましては、選定委員会を1の(1)、つまり優れた芸術・文化活動支援事業にきましては選定委員会を設置いたしまして、そこで審査を行います。それ以外の事業につきしては補助要件との適合性を判断させていただくということでございます。
 そのほかでございますが、平成24年度の当初予算成立後に対象交付事業として認定を行いす。必要な書類、要件等々につきましてはホームページに掲載させていただくということとております。
 2ページ目でございます。エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin鳥取の開催でござます。
 先日の日曜日にプログラムの発表の記者会見をいたしました。
 まず開催の概要でございますが、開催の期日、時期は3月23日、24日、25日の金・土・日日でございます。
 主催はエンジン01文化戦略会議、共催はそこに書いておりますところでございます。
 テーマは「砂上の実論。」、基本コンセプトは「鳥取は、先取りのまちになる!」でござます。
 催事の内容でございますが、プログラムをつけておりますのでプログラムをごらんいただたいと思います。めくっていただきますと、上のほうでございますが、オープニングのシンジウムというものがございます。これには有森裕子さん、中井美穂さん、江原啓之さんが出されまして、「先取りトーク(1)いま、求められているものは何か?」ということで議論さます。
 そして2番目のシンポジウムにつきましては、茂木健一郎さん、和田秀樹さんによりまし「先取りトーク(2)これからの時代の話をしよう!」ということ。
 そして3番目は、オープニングミニコンサートといたしまして、地元の岡野貞一先生を取上げました演奏会が行われるということになっております。
 そして環境大学を会場といたしまして、3月24日には講座を開きます。講師は、これまで最大の数というぐあいに伺っております。
 そして、24日の夜には、夜楽と申しまして講師の皆様と一般の方々が飲食店においてひざ交えてお酒を酌み交わしながら話をするという企画がございます。
 そして25日はクロージングシンポジウムということで2つ用意されているところでございす。
 もとの資料に戻っていただきまして、開催の趣旨及び意義でございますが、意識の啓発、脈形成、地域の活性化、鳥取の魅力の全国発信ということを考えております。
 今後の予定でございますが、チケットの販売につきましては2月4日、そして夜楽につきしては店舗が20店舗ほど2月の上旬には発表ということ、そして夜楽のチケットにつきましは2月の下旬から発売ということになっております。
 続きまして、3ページ目でございます。「とりアート構想」の策定及び鳥取県総合芸術文祭実行委員会委員等の募集についてでございます。
 昨年10月に中間取りまとめとパブリックコメントをこの常任委員会に御報告させていただたところであります。
 そして2番目でございますが、県民の意見募集(パブリックコメント)ということで12名方から42件の意見をいただきました。
 反映させていただいたものは1つでございまして、委員はすべて公募ということを考えてりましたが、公募をしてもなかなか集まらないということがございますので、そこについて改めたほうがいいのではないかという御意見をちょうだいいたしまして、委員の選考につきしては弾力的な運用ができるようにということで修正を行いました。
 既に盛り込み済みのものといたしまして、イベントを通じてではなく、独立をした人材育を行うべきだという御意見をいただきました。構想の中では講習、ワークショップ、個別指等の人材育成を行うことということを定めておりましたので、これは盛り込み済みということさせていただきました。
 2番目でございますが、メーン事業は、舞台分野だけでなく、そのほかの分野にも広げるきという御意見をちょうだいいたしましたが、これにつきましてもメーン事業は舞台分野にるものではないという旨を既に記載しておりましたので、盛り込み済みという処理にさせてただきました。
 そして今後の検討課題13件でございますが、高校生が出場できる時期に事業を実施し、次代育成や入場者数増加を図るべき、あるいは人材育成について具体的構想が必要という御意をちょうだいいたしました。高校生等若い世代の参画につきましては、とりアートの実施にたり運用で対応するというところを今後取り組んでいきたいというぐあいに考えておりまして今後の検討課題といたしました。そして人材の構想につきましては、実行委員会が立ち上がた後、人材育成活用プラン、具体的事業内容は次期の委員会で検討したいというぐあいに考ております。
 めくっていただきまして、4ページ目でございます。パブリックコメントの中で対応困難しておるものが17件ございます。メーン事業の必要性及びステージを使った企画である必然は一から再考してほしいということですが、やはりメーン事業といいますものは総合的な文芸術の事業に欠かせないというのが結論でございまして、採用はいたしておりません。
 また、とりアートは発展の場、つまり人材育成とかそういう場ではなく、発表の場でしかいのではないかという御意見でございましたが、やはり文化のレベルを上げていく、すそ野拡大していくためには人材の育成が必要ということで、この御意見も採用いたしておりません。 そしてとりアート構想の概要でございますが、これにつきましては3ページ目の1番でごいますが、10月のときに詳細といいますか中間取りまとめのものを説明させていただいておまして、先ほど御紹介いたしましたようにそんなに大きく変わっておりませんので、この概をもって説明をさせていただきたいと思います。
 事業の目的といたしましては、すべての県民が文化芸術に理解と親しみを持ち、みずからり組むことで心豊かで満ち足りた生活を送ることができるようになることを目指す。そのたの人材の育成を広範に行うということとしております。
 主催者、会期につきましては、主催者は鳥取県総合芸術文化祭実行委員会と鳥取県、会期つきましては通年を会期とするということとしております。
 事業構想につきましては、これまで目標がわかりにくいということがありましたので、3に絞っております。県内の文化芸術活動のすそ野の拡大、そして頂点の伸長、そして人材育でございます。
 内容につきましては、主催事業といたしまして各地区が企画運営される事業、そして昨年部で行いました「八賢伝」のような少し規模の大きいメーン事業、そして人材を育成するたの事業、そしてそのほかの事業としております。
 参加事業につきましては、主催者以外の県内文化芸術活動主体が行う文化芸術事業のうち想の目標に寄与するものとしております。
 推進体制につきましては、これまでのやり方を改めまして、部会制をとるということにしおります。そして鳥取県文化団体連合会等の既存の文化団体、文化活動者との協働、教育機等との連携を推進するとしております。
 そしてやりっ放しになりませんように事業の評価をやろうということで、実行委員会は県設置いたします評価委員会の指摘事項を受けて改善計画を今後つくっていただくと、指摘をけた場合にはそういうことをしていただくということにしております。
 そして4ページの3番目、とりアートの実行委員会の委員の募集でございます。内容につましては(2)番のところでございます。メーン事業部会8名程度、これはメーン事業を実するための企画調整及び委託先の選定を行います。
 人材育成部会につきましては10名程度、人材育成・活用プランの作成及び人材育成事業の施をしていただく。
 そして広報部会につきましては4名でございまして、広報計画を作成していただく、そし実施、PRイベントの実施ということになっております。
 各地区企画運営委員会につきましては東部、中部、西部に設置するものでございまして、地区14名程度ということになっておりまして、各地区での文化事業の企画・実施をしていたくということになっております。
 応募の資格につきましては、平成24年4月1日現在で18歳以上の県内在住あるいは勤務の方。 応募の期間は、1月の下旬から3月上旬としております。
 選考の方法につきましては、応募申込書に記載されました応募の動機の内容を見させていだきまして、必要に応じて面接を行うということとしております。
 また、これにあわせまして文化芸術事業の評価委員会の委員の募集も行うということとしおります。5名程度でございまして、年4回程度の評価委員会への出席、そしてレポートを成していただくということが役割でございます。

◎藤縄委員長
 続きまして議題15、台湾でのトッププロモーション結果について、門脇交流推進課長の説を求めます。

●門脇交流推進課長
 続きまして9ページをお願いいたします。台湾でのトッププロモーション結果について報させていただきます。
 台湾でのまんが王国とっとりのPRでありますとか、県産品の販売促進、台中市との交流含めてですけれども、こういったものを図るために知事が台湾を訪問しました。その結果にいて報告させていただきます。
 まず訪問日程でございますが、1月9日から12日まで、鳥取空港発着のチャーター便を利いたしました。
 参加団体ということで書かせていただいておりますけれども、県だけではなくて、鳥取市ん、三朝町さん、北栄町さん、鳥取県日華親善協会さん、鳥取県日華親善議員連盟の皆さん鳥取大学、全農とっとり、JA鳥取中央などさまざまな団体の方にも御参加をいただき、皆ん鳥取県日華親善協会さんが主催されました台湾友好交流の翼という企画ツアーで参加いたきました。特に鳥取県日華親善議員連盟の皆様、山口会長様を初め当委員会からも藤縄委員長福田副委員長にも御参加いただきました。ありがとうございました。
 その結果概要でございますが、知事訪問の日程は10ページの一番下につけさせていただいおりますけれども、項目別にその結果概要について報告をさせていただきたいと思います。 まず、3の(1)アでまんが王国とっとりのプロモーションの関係でございます。一番初の丸に書いておりますけれども、1月19日、現在始まっておりますけれども、台北市内文化設で崋山1914文化創意産業園区という場所がございます。その場所でゲゲゲの鬼太郎の妖怪園というイベントが実施されるということでございましたので、知事と関係者の対談によるスコミ取材を行い、まんが王国とっとりの魅力をPRいたしました。また、その際鳥取県の報発信についても協力をお願いしたところ、崋山1914さんのほうからインフォメーションセター内に4月末まで鳥取県のPRコーナーを設置するよというお話をいただいて、まんが王とっとりなりのPRをしている、今も図っているところでございます。
 加えて2番目の丸で台北市内に出された鬼太郎商店さんと連携しながら台北駅構内でのまが王国とっとりのPRも行っております。
 3点目として、国際マンガサミットの台湾側の事務局であります台北市漫画従業人員職業会というところを訪問して、サミットの運営案についての協議でありますとか、まんが王国ととりの建国イヤーイベントでありますとか、観光、グルメ等の魅力を紹介しました。また、際マンガサミットの作品募集に対する協力も依頼いたしました。加えて8月から実施する国まんが博へ台湾の漫画家の皆さんが出展することについてもぜひともといったようなお話もただいて、今後具体的な内容について検討することになっております。
 最後ですが、まんが王国とっとりプロモーションの関係で加えて台中市内の百貨店におきしてまんが王国とっとりフェスタを開催いたしまして、国際まんが博でありますとか温泉、然などをめぐる鳥取県の観光でありますとか、あたご梨、あんぽ柿を初めとした県産品のPを行っております。また、北栄町長さんですとか青山剛昌先生のお父様にも御参加いただいテープカットも行って、その開幕を祝ったところでございます。三徳山行者太鼓保存会えんの皆さんもオープニングにあわせて太鼓の演奏を披露していただきました。
 イベントの概要は記載のとおりでございます。
 次に、このプロモーションの中でチャーター便の誘致プロモーションも行っております。興航空さんとマンダリン航空さんの2社を訪問いたしました。
 復興航空さんのほうは、訪問の際にチャーター便の就航の依頼をしたところ、後日この春降の本県へのプログラムチャーター便の運航を決定したといった報告というものをいただいおります。
 また、マンダリン航空さんのほうも、10ページにかけてになりますけれども、今後もチャター便の運航を企画したいといった旨の御回答をいただいております。また、その際には旅会社の方にも同席いただいておりますので、本県の観光素材というのも評価をいただきながら知名度不足といったお話もあったものですから、旅行社を対象とした山陰へのファムツアー実施でありますとか台中旅遊博覧会への参加要請ということがございましたので、それにも応していきたいというふうに思っております。
 3点目がスポーツツーリズムのプロモーションの関係でございます。台湾最大の自転車メカーのジャアント、台中市にございますけれども、この会社を訪問させていただきまして、金標会長さんに対しまして本県西部地区で今取り組みを行っているスポーツツーリズムの魅の紹介でありますとかを行いました。
 また、ツール・ド・大山、今16回~17回まで行われていますけれども、この大会の知名度上でありますとか国際化に向けたジャイアント関連のサイクリストチームの参加や大会への賛協力というものを行いました。劉会長さんからは、鳥取のスポーツツーリズムの環境といのを評価していただき、真剣に検討したいといったお答えもいただいております。今後は、社の日本法人がございますので、その会社を通じた調整を進めていくこととしております。 最後、県産品のセールスもあわせて行っております。先ほど申し上げた台中市内の会場にえて新光三越、これは台北市にございますけれども、こちらでも全農とっとりさんが旧正月けに輸出しておりますあたご梨ですとかあんぽ柿のおいしさを台湾の消費者の皆様に店頭でピールを行っております。
 あと台中市との交流の関係について報告させていただきたいと思います。胡志強台中市長んを訪問しまして、両県市の交流について協議を行っております。市長さんのほうからは、昨年末に台中県と台中市が合併をしておりますけれども、台中県の親戚であった鳥取県は台市の親戚でもあるといったお言葉もいただいて、交流継続の意向を伝えていただいております知事のほうからは、これまで以上に観光交流の推進をしていきたいといったことを述べさせいただいて、具体的にはチャーター便ですとか、サイクリングツーリズムでの連携ですとか青少年の交流ですとか、さまざまな提案を行っております。市長さんのほうからは、知事の案に賛同していただくとともに、実際今交流を行っておられます三朝町と石岡区、北栄町と肚区の交流支援の継続でありますとかチャーター便の推進も含めて交流に取り組んでいこういった決意をいただいたところでございます。
 最後、あわせて台中市との交流の中で東海大学という台中市内にある大学も訪問させていだいて、大学の学生さんですとか向こうの市民の方との交流を図ってきたところでございます。
◎藤縄委員長
 続きまして議題16、「まんが王国とっとり建国記念 国際まんが博」実施計画作成業務にるプロポーザル審査結果について、寺口まんが王国とっとり推進室長の説明を求めます。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 資料の12ページをお願いしたいと思います。「まんが王国とっとり建国記念 国際まん博」実施計画作成業務に係りますプロポーザル審査の結果につきまして御報告させていただたいと思います。
 本年8月から11月にかけて開催したいと考えております「まんが王国とっとり建国記念 際まんが博」の実施計画の作成業務に係ります経費につきましては、先般、12月の補正予算予算措置をいただいたところでございますけれども、この業務を実際にお願いいたします業を選定するための審査会を先般1月11日に開催させていただきまして、以下に記載させていだいているようなところで最優秀提案者を選定させていただきましたので、御報告させていだきたいと思います。
 まず、審査結果でございますが、当初公募させていただきました6社、このうち4社は共企業体でございましたが参加の申し込みがありました。その結果、当日、11日に実際にプレンテーションに参加いただきましたのが2つの共同企業体からいただいております。その結でございますが、株式会社トレードマーク鳥取さんを幹事社といたします共同企業体が最優提案者として選定されました。その構成企業につきましては資料のほうに掲げさせていただておりますけれども、合計7社で組まれておりまして、トレードマーク鳥取さん、新日本海聞社さん、山陰放送さん等県内の業者を含めましたそこに掲げております7社の共同企業体なっております。
 実施計画作成に当たりまして基本提案のようなものをいただいているのですけれども、そ提案の内容につきまして簡単に紹介させていただきたいと考えております。
 まず、いただきました提案の特徴といたしましては、本県出身の著名な漫画家の方を中心数多くの漫画とかアニメのコンテンツ、こういったものを網羅しており、そういったものを用した展示とか体験コーナー、ステージショー、ワークショップ、さらには食といったよう幅広いテーマでの展開案をいただいておりますとともに、ディズニーの人気キャラクターでりますスティッチというキャラクターがございまして、これがスティッチでございまして、いぐるみとかビニールファイルとかでもたくさん活用していろいろな商品とかも出ているキラクターでございますが、こういったキャラクターを活用いたしまして県内の観光地を回遊るようなイベントの展開案といったようなものを柱としていただいております。
 少し具体的な内容を13ページと14ページに記載させていただいておりますので、引き続きちらのほうで具体の内容につきまして御紹介させていただきたいと思います。
 ここに掲げさせていただいております内容につきましては、今回実施計画の作成業務を委するための提案としていただいているものの抜粋でございまして、いただきました案につきしては県のほうからさらなるイベントの追加でございますとか、内容の充実、あるいは県や町村で取り組まれているような事業も一部盛り込まれておりますので、そういったものの削除調整といいますか、そういったいろいろな調整を今後加えさせていただきながら実施計画を成していくものでございますので、提案そのままの姿で以下は掲げさせていただいております。 提案者の提案に当たっての考え方でございますが、国際まんが博を一過性の祭りとするもでなく、24年度をまんが王国とっとりの始動期ととらえて、まんが王国事業の本格稼働のスタトの年とする。観光振興はもとより人材育成や情報発信などほかの分野との連携・発展も図るそれから漫画を核といたしまして、そこから派生するサブカルチャーを含む幅広い取り組みして大人から子供まで多くの方に参加し、楽しめるようなそういったものとなるようにとい視点で企画されたものと伺っております。
 その主な構成といいますか、イベントの構成につきましては、提案されたものの中で大き3つのものを掲げさせていただいております。
 1つの提案といたしましては、巡回型パッケージイベントと書いておりますが、これはどいうものかといいますと、そこに(1)から(7)、まんがコリドーというものから7番のショッ空間というところまで掲げております。この7つの空間といいますか、会場、こういったもを一つのセットイベントといたしまして、その大きなセットのイベントが鳥取県の東部、中部西部で順次展開されていくという企画のものでございます。
 その7つの項目につきましてごく簡単に紹介させていただきますと、まず入り口部分に水しげる先生ですとか谷口ジロー先生、青山剛昌先生といった県出身の3名の有名な漫画家方々の展示をされた回廊を設けまして、これを入り口にすると。
 中に入りますと以下の2から7番までのスペースといいますか、ブースといいますか、区でいろいろな催しが展開されているというものでございます。
 まずその一つは、まんがの世界を展示したり体験したりする空間ということで、県内出身漫画家さんですとか日本の漫画家さん、さらには海外で活躍されている漫画家さんの原画展示それからアニメのフィギュア、アニメの主人公などを模型にしたり人形にしたりしたものでが、こういったものを制作されている会社の作品の展示。それから例えば子供たちがその画に立って写真を撮ると漫画とかアニメの世界に入り込んで自分たちが主人公になって見える真が撮れるといったようなコーナーの設置ですとか、そういったものを集めたスペースが一つ。 まんがライブステージとございまして、いわゆる子供に人気のキャラクターショー、アニソングの歌合戦、コスプレイベント、こういったものを展開できるようなスペース。
 マンガを楽しむ空間といたしまして、たくさんの漫画本を集めまして、座ったり寝転がっりして漫画を自由に読むことができるスペース。
 ワークショップということで、漫画やアニメーションづくりを体験できるスペース。
 食の空間、例えばこの国際まんが博にあわせましてオリジナルの食品でありますとか「食みやこ鳥取県」、こういったものを発信できるようなスペース。
 ショップ空間といたしまして、漫画やアニメのキャラクター商品を販売するスペース、こいったものをワンセットにした大きなイベントを順次展開していきたいというのが一つの柱提案でございます。
 引き続きまして、世界のまんがを代表するディズニーキャラクター活用イベントというこで、先ほどちょっと御紹介いたしましたディズニーのキャラクターでありますスティッチとうものを中心に置きまして、例えばこのスティッチを鳥取を舞台とした新作のアニメーショを制作して流すでございますとか、県内を回遊させるために県内の観光地、観光施設などにイントを設置してスタンプラリーのような形で県内を周遊させるもの。
 リロ&スティッチという映画、アニメーションがございますが、これまでの10年間の作品ら厳選してこれらを上映する。
 リロ&スティッチのアニメーション、映画等の制作過程、原画展示等を紹介するもの。
 あとディズニーのほうから実際に制作者にいらしていただきまして、スティッチの書き方室、こういったものを開催して体験型で進めるもの。
 あるいは少し遊園地的に子供たちの大好きな遊具を集めたスティッチ・パークといったよな形で、例えば空気で大きくスティッチの人形を膨らませて、そこに乗ったりとか座ったりきるようなものとか、そういったものを準備して公園的に遊べるもの。
 もう一つは、ディズニー特設ショップといたしまして、ディズニーグッズとかリロ&スティチの商品等の販売スペース、こういったものを全県で展開するというものが2つ目でございす。
 3つ目でございますが、常設展示・情報発信機能といたしまして、県内のJR駅付近など数所に国際まんが博のインフォメーション機能を備えつつ、漫画の作品やアニメのフィギュアこういったものを常設的に展示し、少しライブステージのようなものを設けて地元のアーチトの方が参加してミニライブなども実施できると、こういったものをいわゆるまんが王国ととりの入り口的なものとして全期間を通じて設置する、こういった提案をいただいております(「もういい。長い。ポイントを説明しなさい。読んだらわかる」と呼ぶ者あり)
 以下につきまして11日に審査をいただいたわけですが、主なコメントに掲げさせていただておりますような評価をいただきまして、おおむね高評価のものが多かったのですが、中に3つ目のぽつにありますようなコスプレショーやアニメソング歌合戦など、コアなファンにけた内容ももっと充実してほしいといったような注文的な御意見もございましたので、こういたものは県といたしましても追加の提案ということで協議していきたいと思います。
 なお、審査員についてでございますが、審査員につきましてはそこに掲げておりますよう6名の審査員で審査をさせていただいたところでございます。
 今後のスケジュールにつきましては、提案者のほうと県とでさらに協議を詰めながら、以に書いておりますようなスケジュールで進めていただきたいというふうに考えているところございます。

◎藤縄委員長
 質疑等ございませんか。

○稲田委員
 いつものように稲田が青臭い議論をやります。松岡課長にお伺いをしたい。芸術活動とはですか。1ページにもそれがありますし、7ページの人材育成部会の中にも文化芸術活動。化はわかるような気がするのです。芸術活動者とはどういう人で、どういうものですか。芸活動と芸術活動者とは何ですか。

●松岡文化政策課長
 芸術活動でございますが、芸術は非常に広い概念でございます。絵をかく、そして歌を歌う劇をする、音楽を奏でるとかというようなところでございまして、非常に広い概念でございす。かなり広うございまして、例えばしゃべっている言葉、言語も文化でございます。人間非常に根源的なところから発する活動でございまして、人間の活動というものを態様で分けすと、労働ですとか家庭や地域での活動とかございます。そして個人がそれぞれ好みで行うのがございます。そういう人間の活動を大きく分けると大体3つに分かれるという社会学者方がおられるのですけれども、そういう活動の中において人間にとって非常に個人的でありがら社会とのつながりも持ちながら、先ほど申し上げましたような絵をかいたりというようところが芸術かなというぐあいに考えています。お金を稼ぐ方もおられるのですけれども、れは結果だと思っています。人間が行うそういう諸芸の事柄を芸術と呼ぶのではないかといことを私は思っています。それを行う人が芸術の活動者でございます。
 ただ、ここで言います芸術の活動者といいますのは、これは何かのイベントをやったりとう役所的なテクニカルダウンといいますか、そういうところでございまして、人間においてほとんどの方々が何らかの文化活動は行っておられるのだと思います。時々私は全然文化なやったことがないということをおっしゃる方がおられますけれども、広義の文化というとこをとらまえますと、言葉をしゃべられない方はおられないと思いますし、服飾、こういう服着るのも文化でございます。私は文化とは関係ないからといって、ちょっと表現はあれですれども、ふんどしをはいてくる方はおられませんね。やはりそれも広義の文化であるというあいに考えております。

○稲田委員
 よくわかりました。
 その中で、芸術そのもの、いわゆる絵をかいたり、音楽をつくったりというその芸術、そ以外にもイベントをしたり例えば公演をしたり、展示をしたり、そういうようなことも課長芸術活動だと思っておられますか。

●松岡文化政策課長
 文化芸術活動というものを2つ分類といいますか、類型に分けることができると思っていす。先ほど申し上げましたような絵をかくだとか歌を歌うとかというようなことをやる、そがコアな部分の文化芸術だと思っています。それを人に見てもらいたいとか社会とのつながをつくっていこうというような活動も文化活動、文化芸術活動の中に入っていくものだと思ます。ですのでコアな部分の文化芸術活動と、世の中とつながっていくための活動というよな2分類に分かれると思っております。

○稲田委員
 なるほど。私が何でこんな質問をするかというと、私はこれが出るたびに同じ質問をいつずっと委員会でしてきました。それは芸術に行政が余りかかわってはいけないという認識をは持っています。芸術そのものは、やはり本質的に反権力的なものですよ。そういう属性を持っいると思います。だけれども、最近は少しそれが変わってきて、非常に芸術家もドライになって行政や民間やそういった資産家、篤志家をいいぐあいに利用して、自分が世に出るために一のステップをつくろうとするそういう人たちもいることも私もよく認識しているのです。そいうものもありますが、基本的にやはり私は芸術活動――文化活動はどうかな――文化芸術策課ではなくて文化政策課になっているのは、芸術はどうかなと思っている節があってこうう課名になっているのではないかと思うのですが、わけて芸術に行政が余りかかわるというとは好ましいことではないと思っています。
 そこで、そのいわゆる芸術活動を支援をする補助金を出すということですね。それからさにそういう人材を育成部会をつくって育成するということです。こんなことで本当に真の芸が育つのだろうかと私は思っています。それを例えば観光に結びつけるとか、ある団体がそいう芸術を利用して一もうけしてやろうと思うなら別ですよ。だけれども、そうでないのでれば私はこういう形で芸術家、コアな芸術活動をする人、それに付随してやはりコアでない辺にある展示とか公演とかそういうことに支援することも決していいことではないと思ってます。私はいつも例に出しますが、この前も常任委員会で同じようなことを言ったと思うけども、やはりナチス・ドイツの朝から晩までワーグナーを聞かせられるというのは、これは術ではない。ワーグナーはなかなかいい音楽ですけれども、それは芸術活動と言えないと私思うのです。
 結局、芸術に余り行政や権力が介入をしていくと、やはり金も出せば口も出すようになっくるのです、自然に。例えば鳥取県でいえば、鳥取県を自分たちの思う方向に持っていこうするわけです。そのコアな芸術をする人も、心ならずも鳥取県におもねった作品をつくるかしれない。それはやはり芸術活動とは言えないという青臭い考えを私は持っている。どう思ますか。

●松岡文化政策課長
 最後のほうからお答えしますと、いろいろ補助金を求めてこられる方がおられますけれども鳥取県におもねるような作品をつくってこられる方はおられません。それは大丈夫かと思っいます。
 我々文化政策課といたしましては、やはり文化というのはますます大事になっていると思ています。といいますのがいろいろ……(稲田委員「芸術」と呼ぶ)芸術も含めてですけれも大事になってきていると思っています。といいますのが、やはり今何事も経済のほうが優されていて、人間の価値みたいなところもお金に換算していくというようなところが出てきいるのではないかと思っています。それでグローバリゼーションというようなこともございして、そういうお金で換算する貨幣利得に向かう方向、そして私も青臭いことを言わせていだきますと、ちょっと人間破壊的な方向に向かっておるのかなということがございます。
 その中で、文化芸術活動というものは人間性の表出でございます。人間の根源的な活動、れもまた言うまでもないことでございますが、産業革命が始まるよりもずっと前、人間はアタミラの洞窟の中で絵をかいておりました。ということは、経済だとか貨幣利得だとかといよりも根源的なものでございます。その根源的なものであるにもかかわらず経済優先になっいますので、人間の破壊というものが起こりつつあるというそういう中でだれが支援するかいうことになると、やはり共同体としてやっていくということだと思います。お金持ちの方パトロンとしてやっていくという歴史もあったわけですけれども、今そういう方々もおられすけれども、やはり日本のやり方というものは共同体でやっていくのだというぐあいに感じおります。
 それで、私はそこで芸術自体これがいい、あれがいいというようなことは行政はやらないそのために、先ほども申し上げましたが優れた芸術・文化活動支援事業につきましては、我とは違うところに選定委員会を設けて、その方々に選定していただくというやり方。県展の営委員会もそうですし、ジュニア県展の運営委員会もそうですし、審査会などもそうです。すので、我々行政マンがあれがいい、これがいい、これが好きだ、あれが嫌いだというようことをやっていくということはないと思っています。
 文化政策課の事業の中で時々地域活性化のために文化を使うというようなニュアンスの事がございます。こういうのはちょっと誤解を招くのかなと思っていますが、我々文化政策課いたしましては、やはり文化活動、芸術活動を盛んにしていくというところが目的でございして、何かのために文化を使うということになりますと先ほどおっしゃっておりましたナス・ドイツのようなことになりますので、そういうのはなるべくといいますか、やるべきでないなと。ですので文化芸術活動自体を盛んにしていくということが純粋な目的として我々把握している。そして行政権力といいますか、そういうものが芸術活動そのものに中に入っいかないようにしていくと。
 先ほど2類型を申し上げましたけれども、芸術そのものではなくて、周辺の発表の機会でとか、それから人材の育成ということも書いておりますけれども、人材の育成といいますの例えば芸術家と社会をつないでいく役割を担うアートマネジャーとかそういう役割の方がおれますので、そういう方々を育成していくというようなところを目標として掲げていますので何度も繰り返し申し上げますけれども、ある文化あるいはジャンルというようなものを極端応援していくというようなことではないというぐあいに考えております。

○稲田委員
 これで最後にします。やはり私とはちょっと感覚が違うなという感じを持ちました。極端ことを言えば松岡課長とよく冗談で議論するけれども、私はやはり文化芸術というのは無駄ものだと、無駄なものだから価値があるというように思っているわけです。それが政策とか治とか国家活動とか国家権力とか、そういったものに何も結びつかないからこそそのものは値があると思っているわけです。だから少し違うのだけれども、でもそれは一つの松岡課長見識として伺っておきたいと思いますけれども、私はこういう形で支援金を出す、補助金をすということはやはり基本的に反対です。これで結構です。

○前田委員
 高尚な文化論から、県議会の役割はチェック機関ですから、12ページ、これは審査結果にっていないのだ。だって採点したのでしょう。公表しなければだめですよ、これは。それか審査員の名前も出さなければいけない。これはいけない。だってどこが悪かったか私は知りい。これはあなたたちが審査した結果ですよ。議会としてはだめです、これでは。客観的な査結果を見せてもらわなければだめです。後からでいいから。こんなことはいけない。審査果になっていない、これは。気をつけてもらわなければいけない。ずっと随契するのでしょうこれは随契でしょう。
 もう一つ、共同企業体でこれは制限していなかったのか。無制限でいいのか、共同企業体メンバーというのは。というのは、みんなで渡れば怖くないですよ、これは。一体だれが責を持つのか。万が一のときのリスク負担はどうなるのか。7社がするのか。これは全くわかない。だめだ。どうですか。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 まず、審査結果につきましては、点数等を含めまして改めて資料等を配付させていただきいと思います。
 制限等につきましては、破産の手続に入っていないとかそういった一般的な制限しか設けおりませんで、通常のもの以上の制限は特に設けずに公募いたしました。

○前田委員
 これは役割分担したのか。電通は知っている。電通西日本は知っている。ナカハタ、トレドマーク鳥取は知らない。皆さん知っているのだろうけれども、私は知らない。大丈夫なのと聞きたくなる。委託金額は幾らか。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 今回お願いしようとしております実施計画の作成業務の委託金額につきましては、予算額12月に800万円ということでいただいておりますが、現在こちらのほうからの追加調整等もめまして相手方と協議中でして、これからこの800万円以内で見積もり等をいただいて正式契約していきたいというふうに考えている段階でございます。

○前田委員
 あと1社の落ちたほうはどういうメンバーだったのか。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 もう1社のほうも企業名一覧を入れまして資料を提出したいと思います。

○前田委員
 代表者はだれだ。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 もう一社の代表者は、大阪府内にございますTSP太陽株式会社大阪支店さんを幹事社とたしまして、県内では米子市にありますイベント広告会社でございますがエス・アイ・シーん、それから東京都内にございますアサツーディ・ケイさん、これはアニメのコンテンツ系会社であったと思います。それからもう1社、県内で日本海テレビ放送さん、以上の4社で共同企業体でございました。

○前田委員
 しつこいけれども、落とした理由は何か。よかった点は書いてあるけれども、落とした理は。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 落とした理由というよりも、こちらのほうの共同企業体からも我々としては魅力的な企画ったというふうにいただいておりました。ただ、両者比較した場合に、本当に僅差でございしたけれどもトレードマークさんのグループの企画のほうがより集客力、実施可能性等が高といったようなところでこちらのほうの業者が最終的に選定されました。

○前田委員
 最後にしておく。こんな報告はいけない。きちんと報告してください。落とした理由からからきちんと議会に報告しなければだめですよ。これからまんが王国でいろんな事業をやるでしょうけれども、二度とこんないいかげんな報告はいけません。厳重に注意しておく。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 申しわけございませんでした。今後配付させていただきます資料にもそういった旨は記載せていただきたいと思いますし、以後気をつけたいと思います。

○前田委員
 審査員の名前も書かければいけない。(稲田委員「責任を持ってだれがやったかというこを書かなければいけない」と呼ぶ)いけない。とにかくこれは報告になっていない。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 申しわけございませんでした。

○銀杏委員
 2点ほど。まんが王国、今の件ですけれども、内容を見させていただいて800万円でできのかなと逆に思ったような次第でして、これはそんな金額でできるものではないなと思いまたけれども、どうしてそういう積算になるのかちょっとわからないので教えてください。
 とりアートですけれども、芸術は無駄ではないと思いますし、必要なことだと思います。間が生きていく、また経済文化活動していく上で無駄ではないと思います。でありますのでそのために支援をするというのは必要ではないかと私は思っておりますが、それでとりアーについて総合芸術文化祭実行委員会の委員の募集というところで、トータルで36名を募集さるということですけれども、任期が3年間ということですが、これはどうなのですか、倍率非常に高くなるものなのでしょうか。
●寺口まんが王国とっとり推進室長
 先ほど申し上げました800万円という金額は、12月のときに御承認いただいたものなのでけれども、それは今回いただいておりますイベントの基本的な企画提案に対しまして、さら県のほうからもいろんな追加とか注文をつけた上で、それを踏まえた実施計画を作成していだくというものの経費でございまして、このイベントを実施するための経費、最終どういっイベントを本当にしていただくのかというのは当初予算の中でいろいろ御説明したり審議いだければと思うのですけれども、来年度実際に8月から11月のうちにこういったイベントを開するための経費ではございませんで、何月から何日までにどこの会場でこういうイベントするといったような個々具体の細かな計画を今後2月末までに作成していただくための経費800万円ということでございまして、もちろん800万円でここに掲げておりますようなイベンそのものができるものではございません。

●松岡文化政策課長
 公募してみなければわからないというところもございますが、少し苦戦かなということをえております。募集定員よりもどんどん手が挙がって2倍、3倍となっていただければいいとは思っているのですけれども、実際のところは少しお願いに回ったりという事態も生じるかなというところを予想しております。

○銀杏委員
 この応募期間ですけれども、1月下旬から3月上旬と書いてあります。応募申込書もどこに置いてあって、それに書いてくださいということなわけですけれども、今がもう1月下旬入りましたので、何で日にちが書けないのかなというふうな疑問もあるわけです。今の答弁聞きましても、何となく同じようなメンバーが中心になっているのではないかというふうながしてしようがないわけです。これまで10年とおっしゃいましたか、やってきたわけですけども、やるのであればやはり新しい血も入れながら発展をさせたりしていくようにしないとマンネリ化になってしまいます。そういう意味で、委員募集一つとっても何となくそういう配をしているのですけれども、もう少し広く呼びかけたらどうですか。

●松岡文化政策課長
 とりアートの構想を新たにつくりまして、新生とりアート事業ということでやっていくとうところでございますので、委員がおっしゃったように新しい血、新しい人に入っていただことがぜひとも必要だと考えております。ですので広報に努めまして、いろいろな広報媒体ございます。今ツイッターですとかブログとかそういう新しいものもございますし、メーリグリスト等もございます。考えつくあらゆる広報手段を用いて新しい方々に入っていただけように努力をしてまいりたいというぐあいに考えております。

○銀杏委員
 結果をぜひ見させていただきたいのですけれども、本当にいつものメンバーが集まって、つも同じようなことをやっているということにはならないようにお願いします。

○藤井委員
 800万円は企画のためのお金だと。総事業費は幾らぐらいを予定していますか。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 今回のプロポーザルのほうで提案いただく分につきましては、やはり事業規模がわからなと提案も考えられないだろうということで、こちらのほうからおおむね5億円以内で実施でるようなものを提案してみてくださいというような形でお諮りしたところでございます。

○藤井委員
 何日間やることになりますか。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 イベントの期間のほうでございましょうか。

○藤井委員
 そうです。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 8月から11月にかけまして100日程度という形でお願いしたものでございますので、これら実施計画等を作成いたしまして、きちんとした日にちは入れてまいりますが、おおむね10日程度開催するとしたらどれぐらいのものができますでしょうかという募集の仕方で御提案ただいたものでございます。

○藤井委員
 かつて夢みなと博覧会がありましたね。あの規模を今僕は記憶していませんけれども、期的には似通ったものがありますね。相当大がかりな事業なので、さっき前田委員も言っていしたけれども、出発点からもうちょっときちんとした体制を組んで進めていかれる必要があだろうというふうな気がしました。よろしくお願いします。

●寺口まんが王国とっとり推進室長
 わかりました。先ほどの御意見、反省いたしましてそういうふうにさせていただきたいと向かっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○興治委員
 1ページの文化芸術活動支援補助金ですけれども、監査委員の監査で文化団体連合会の監をしたのですね。文化団体連合会には加盟団体が何十団体かあって……(「それはいけない守秘義務がある」と呼ぶ者あり)いや、これは別に守秘義務の対象ではないです。秘密ではいですから。ちょっと関連するので。(「監査というのは言わなくてもいい」と呼ぶ者ありそれで、1団体200円を上限にして年間の文化芸術活動に対する支援を行うというのもあるですけれども、これはそれとはまた全く別物なのでしょうか。

●松岡文化政策課長
 これは別のものでございます。

○興治委員
 別物だということはわかりましたけれども、同じ団体に両方の補助事業を使って同一事業どに支援金が交付されるというようなことはあるのでしょうか、ないのでしょうか。

●松岡文化政策課長
 禁じていないはずでございます。文化団体連合会に出しているものは会に対するものでごいまして、これもその団体とかがございますので、重複することを規制することはないと思ておりますが、私どもといたしましてはなるべく広く行き渡るようにしたいというぐあいに考えております。

○興治委員
 私もできればなるべく広く行き渡るように考えていただいたほうがいいと思うのです。文団体連合会に対する補助金については、文化団体連合会の中に補助金の交付に当たっての選委員会みたいなものがあって、そこが各団体から上がってくる事業について審査して、幾ららい補助するのかどうか、金額は幾らぐらいかなどを選定していくという格好になっているはないですか。その点については、県が公費を支出するわけですから、中において恣意性だかあるいは公平性が果たして担保されているのかという問題も若干ですけれども感じるわけす。だから補助金は公金ですので、私はそれについてやはり県が責任を持つような仕組みをちんとつくる必要があるのではないかという気はするわけです。
 1ページにある今回の支援補助金については、1番の事業については選定委員会というもがあってそこが審査すると。文化観光局長が候補を選定というふうに県が関与、責任を持つうな仕組みが入っていると思うのです。2番目以降も文化観光局長が選定ということになっいるのです。
 ただ、さっきの課長の説明で、稲田委員とのやりとりの中で行政が関与することについて来あるべき姿ではないのではないかという稲田委員の御意見に対して、課長は選定委員会とかあるいは評価委員会みたいなものを県とは別に外に設けてそれでやっているのだということ言われたわけです。そのありようについて、やはり整合を図る必要があるのではないかと思のです。だからさっきの課長の答弁でいえば、文化団体連合会の中で選定委員会みたいなもを設けて、中か外かそこはちょっとはっきりしませんけれども、やる方向だし、今回のこのページの分は文化観光局長が選定をすると、行政が判断をするのだということになっているけです。そこはちょっと矛盾すると思うのだけれども、それはなぜなのか。この矛盾した状のままでいいのか、そのあたりはどうなのでしょうか。

●松岡文化政策課長
 矛盾するというぐあいに私は考えておりません。といいますのがここに最終的には局長決で選定ということを書かせていただいているというのが実態で、そういうぐあいな仕組みになているのですが、選定委員会で出てきたものの内容を見て決裁がおりないということは実際はございません。我々行政マンが何を見るかといいますと、やはり仕組みとしてせっかく公を使って芸術活動、展示活動ですとかをしていただくときに、余りにも社会とのつながりがいなというようなもの、自己満足的なもの、自分たちの仲間うちで芸術をやって、仲間うち見て、ああ楽しかったねということにならないようなそういうチェックの仕方だというぐあに考えております。
 文化団体連合会、県文連がやります助成事業につきましては、常任理事が内容を審査するいうことになっておりますが、文化団体連合会には常任理事として私どもの局長がなっておますし、その常任理事会には私も毎回出ております。やはりこれまでの常任理事会の中で議になっておりまして、加盟団体の助成金のあり方が社会とつながるようなやり方になっていかどうかというようなところが議論がございまして、そういう審査をやろうねということでり組んできております。そういうことで、補助金の出し手である我々もそういうところにかわってきておりますので、やり方として今掲げておりますこの補助金と県文連に出している盟団体の補助金とで大きく矛盾ということはないというぐあいに考えております。

○興治委員
 文化団体連合会に出している補助金については、来年度以降このとりアートの評価委員会どが絡んで事後の内容評価をして、補助金の支給が効果があったかどうかというようなことついてチェックが入るというふうに聞いているのです。それと、県が補助金の交付について切であるかどうかということを事前に審査し、事後に一定の評価をするというような仕組みついてはどうなるのかということももう一回聞きたいのです。
 それと、1ページの事業ですけれども、1番は選定委員会を設けて、そこで審査をして、れを文化観光局長が判定をするということで、その仕組みがいいのだという御説明だと思うです。私もそれがいいのかなとは思うのだけれども、ちょっと稲田委員とそこのところが違かもしれないですが。2番から6番までは要するに選定委員会が絡まないわけでしょう、こ書いてあるものを見ると。それはやはりさっきの説明の趣旨からいえば、選定委員会を絡まて、最終的には文化観光局長が関与するという形のほうがいいのではないでしょうか。

●松岡文化政策課長
 まず、選定、実施、評価の流れなのですけれども、文化の事業につきましてはその内容にいては主観的なところがかなり入るところもあります。でございますので、同じことの繰りしで申しわけないのですけれども、事業と社会がうまくつながっているか、それから県民のさんに訴求できる内容になっているかというようなところの評価というものはこれからどんんやっていくべきではないかというぐあいに考えておりまして、とりアートの中でも県のほに評価委員会を置くという仕組みをとっております。ですので、そういうやり方というもの少し展開していく必要があるというぐあいに考えております。
 優れた芸術・文化活動支援事業については審査会があって、2番から6番についてはないいう件でございますが、1番は優れた芸術・文化活動ということのこの中身に入る面が非常強いところがございます。今まで審査会を2回、3回見てきましたけれども、やはり内容的ところに入って、これはちょっと凡庸だよねというものは選定で落ちております。そして県とか国外に打って出られるようなもの、例えば鳥の劇場が東ヨーロッパのほうにこの補助金特別枠をとられて行かれました。そういう内容的に非常にすぐれたものに特別なお金が出まので、そういうところの選定というのはまさに芸術の本質的な中身に入るところでございまので、選定委員会をかけているというところでございます。

○興治委員
 そうすると、あとは芸術の中身に入らないからということですか。

●松岡文化政策課長
 そうです。

○興治委員
 1ページの補助金の補助要項といいますか、上限だとか書いたものがあると思うので、そを資料として後で下さい。(「私も欲しい」と呼ぶ者あり)

○福田副委員長
 エンジン01について質問させていただきたいと思います。こういう機会をとらえて子供たが直に芸術と触れ合える機会がつくれたらいいなと以前言ったのですけれども、早速考えてただきました。あと1カ月近くになりましたけれども、例えば県内の中高生のブラスバンドであるとか、そういったたぐいのクラブ活動だとか、そういった関係者に情報が十分行き渡ているのでしょうか。

●松岡文化政策課長
 大切なところを説明するのを失念しておりまして、御質問いただきましてありがとうござます。
 先ほどのプログラムの一番最終のページでございますが、今回のエンジン01から「中高生きみたちへ」ということで、「エンジン01ハローワークin鳥取」ということで、若い世代方々に夢を育てていただけるような企画といたしましてこのようなものが設定されておりますこれは各界の一流の芸術家の方々が中高生の方々に直接自分の仕事を語って体験談ですとかもしもピアニストになりたいのだったらこういうこととか、パイロットになりたいのだったこういうこととかというような指導をいただけるというところでございまして、次世代の育に大変効果があるものというぐあいに考えております。
 中高生へのアプローチでございますが、この企画が持ち上がりまして早速に県の教育委員に参りまして、周知ということで、東部につきましては対象の全中高生に渡りますようにチシを配ると。中部、西部につきましても各学校にチラシを置かせていただく。そして校長会いうのがございますので、教育委員会の御協力を得まして校長会の席で念押しをしていただというような取り組みをしております。そういう形で広報に努めてまいりたいというぐあい考えております。

○福田副委員長
 この手の行事というのは、かつて鳥取県で何度かあったものを見ていると、やはり一過性イベントで終わっていることも結構あると思うのです。前にもこの委員会で申し上げたのでけれども、長野などは小澤征爾さんなどを呼んで子供のころから非常に親しませて、東京芸初め一流のところを目指す子供たちがふえていると聞いたことがあるのですけれども、このンジン01が終わった後ですね、その後にもこれに準じたものをやられることは考えられるのしょうか。

●松岡文化政策課長
 会津ですとか高知ですとか、一回やった後、繰り返し繰り返し、こういう大規模なものでないですが、規模は少し小さくなりますけれども継続して取り組んでおられます。特に来らた方々が地元を気に入っていただくと、また個人的なといいますか、つながりができて私どの地域のことを取り上げていただくということもあるようでございますので、今回青年会議さんですとか商工会議所の青年部さんを中心にして若い方々が非常に張り切っておられますで、そういう方が接遇に当たられるということになっております。そういう方々にぜひ力を揮していただいて、いい関係をつくっていただいて、その後につながっていくような取り組につなげていければいいなというぐあいに考えております。成果を見ながらでございますが鳥取市のほうもかなり前向きでございますので、いい成果が出れば02、03とつながっていくのだというぐあいに考えております。

○福田副委員長
 一過性のイベントにせずに、しっかり文化を根づかせるように努力していただきたいと思ます。
 文化芸術活動の支援補助金のことについての考え方は大体わかりましたが、ちょっと視点変えて、助成金の支援ではなくて、芸術とか文化への行政のかかわり方というのは今稲田委から御指摘いただいたのですが、私が聞いている話では地元作家のものを例えば県庁がしっり応援して使っていくとか、そういう流れがかつてはあったと聞いています。例えば木工作のものを県庁の机で使ったりとか、そういう支援もあるのだろうと思うのです。例えば文化光局の課長が、今マグカップでも100円ショップにあるわけですが、いろんな多様化した価観の中で地元作家のものとかを使われているのでしょうか。

●松岡文化政策課長
 例えば海外によく出張に行くことがございますが、その際には必ず地元の民芸ですね、麒獅子の獅子頭ですとか、陶器につきましては地元の焼き物等々、それから和紙のものですねそういうものを持っていくようにしております。そういう取り組みはしているところでござます。

○福田副委員長
 私が言ったのは、例えば中井窯であるとか、若手作家がいますね。そういった方のコーヒカップとかを例えば文化観光局がエンジンになって県庁内に広めていく、また県庁がエンジになって県民に広めていくようなそういう本当の意味での文化支援みたいなものもあるのだうと思うのですが、そういう運動展開というのもやられたらどうか。やられているのかもしませんけれども、やってもらえたらいいなというふうに思います。例えば吉田璋也さんなど典型的なのですけれども、辰巳木工さんなどを育てたのは吉田璋也さんだったり、かつての取県知事なども自分の机は辰巳木工のものを使われたりということも聞いたことがあるのでけれども、今そういう流れではなくて、それこそ値段で決まるようなところもあると思うのすけれども、助成金もいいけれども、そういう支援もあるのではないかと思いますが、課長かがでしょうか。

●西尾観光政策課長
 きょう来ておりませんけれども、私の課のほうに民工芸の振興官がおりますし、ふだん使のそういったものを広めていくという観点は当然重要だと思います。データベースのようなのでそういったものを御紹介したりだとか、例えば文化観光局長の来客用のものだとか、そいったようなものは当然地元のものを使ってお客様にはお茶を出しているだとか、そういっような取り組みは進めているところでございます。

○福田副委員長
 例えば、県民の方も共通して使われる県庁食堂などに地元工芸を使った器とかがあってもいと思うのです。やはりふだん使うことが民芸なのです。飾っておくものではなくて、使ういうのが一つのやはり役割というか、機能だということを聞いていますので、ぜひともよろくお願いいたします。

○稲田委員
 関連で。課長、今やっているような、推進するような返事だったけれども、それは大変危だと思う。県庁の職員がみんな、例えば私なら私が芸術家であって、私の作品を売ってくれわけですか。そういう論理になる。

●西尾観光政策課長
 ちょっと私の説明の仕方が不十分だったかもしれませんが、全職員に買えとかそういったうなことではございません。

○稲田委員
 いや、売りに出ていくのだってそうだ。職員が私の作品が好きで勝手に買う分はいいのだだけれども、それを課としてまとめて買うとか局として買うとか部として買うとか、あるい今度はそれをこれは稲田の作品で県が推奨していますからと売りに行くというそういう役もがやろうというわけですか。

●西尾観光政策課長
 私は、そういった役割をするということは申し上げていないつもりでございます。ふだんいの民工芸でこういったいいものがありますよということを御紹介をするだとか、そういっようなことを実際にしておりますということを申し上げたつもりです。

○前田委員
 オープンカレッジ、この間鳥取市長がエンジン01、エンジン01と言うから、モーターカーも来るのかなと。(笑声)ようやくわかった。
 ただ、このパンフレットはだれがつくったのですか。エンジンというのがないのだ。一番後にちょろっと3行ほどあるけれども、きょうの資料の2ページの下の枠囲いを入れなけれわからない。
 これは補助金を出したのか。
 これでチケットの販売もわかったのだ。チケットの販売箇所がよくわからない。これは県で売らなければなかなか売れないと思う。我々も行ってもいいというぐらいおもしろいのもるから、私たちを含めて県庁内の便宜を図らないのか。

●松岡文化政策課長
 このパンフレット自体は東京のエンジン01文化戦略会議が作成するものでございまして、刷、デザイン、内容につきましても向こうでやっております。補助金といいますか、負担金1,700万円出しております。

○前田委員
 鳥取市は。

●松岡文化政策課長
 鳥取市は私どもよりも多いです。済みません、ちょっと……。

○前田委員
 そうすると3,000万円。すごい金だ。

●松岡文化政策課長
 結構な金額でございます。
 チケットの販売につきましては、私どもも販促を進めないといけないというぐあいに考えおりますが、何らかの活動はしますが、具体的にどういう取りまとめといいますか、御案内させていただくかは今検討中でございます。といいますのが、チケットが電子販売みたいなをとっておりますので、どういう現物チケットが発給されるかというようなところをまだ把し切れておりませんでして、それから現金をお預かりしたりというのがなかなか今難しくてきないということになっておりますので、こういうものがありますよ、要る人は名前を書いくださいみたいなやり方になるかと思います。ただ、この講座が聞きたいということがござましたら、チケットのあっせんは我々はできませんで事務局が行いますので、そういう形でプローチといいますか、させていただきたいというぐあいに考えております。

○前田委員
 環境大学の駐車場は大丈夫か。

●松岡文化政策課長
 駐車場は確かに心配な面がございますが、駅からシャトルバスを出すということも考えてりまして、私、前回開催の長岡に視察に行かせていただいたのですが、そのときも駅前から岡の造形大学までシャトルバスがどんどん出ておりましたので、ほとんどの方がそれで行っおられました。ですので、私どもも交通手段としてバスなりを用意するということになろうと思っております。

○前田委員
 それを言わなければ混乱する。教室が多過ぎて、駐車場に入れるかと。だから、もうちょと親切にやらなければいけないです。

◎藤縄委員長
 関連で、プログラムを見て、一つだけ気になることがあるのです。2時限のB教室、「日の教育、ここがヘン!」、グローバル教育論と出ているのですけれども、エンジン01にふさしいテーマなのかという感触を受けたのだけれども、どうですか。

●松岡文化政策課長
 中身に関しては、文化人の方の発言とか思想、信条とかにかかわることですので、ここでが変だということを申し上げますと大変な事態を招くかと思いますので、コメントは差し控させていただきたいと思います。
●細羽文化観光局長
 私も松岡課長と同様でございまして、コメントは差し控えさせていただきたいと思いますが最後に、きょうは特に文化芸術の関係ではかなり根本的な、根源的なところの御指摘、御意をいろいろいただきました。私も個人的になるほどなと思うところも多々ございましたのでこれにつきましては我々も担当課長などとよく話をしてみたいと思います。その中でもし改るべきところがあれば我々も改めていきたいと思いますので、引き続き御指導、御鞭撻をいだきたいと思います。
 もう1点、国際まんが博のプロポーザル審査結果の報告につきましては、御指摘のとお多々不備な点がございましたことを重ねておわび申し上げます。
 まんが王国につきましては、鳥取県の中でもかなり柱となるプロジェクト、施策でありまし、県民の方、県内外の企業、団体等々の方々からの注目度も非常に高いと認識しておりまので、今後我々はこの取り組みについての中身とか情報につきましてはなるべく透明性が高て、それから我々自身もしっかり説明責任を果たしていく、そういった覚悟で臨んでまいりいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

◎藤縄委員長
 その他、執行部、委員の方で何かありませんか。

○前田委員
 中谷室長、湖山池はジオパークの中ですね。湖山池はどういう位置づけを考えておられまか。

●中谷山陰海岸世界ジオパーク推進室長
 ジオパークの中でも、湖山池というのは砂丘のせきとめによってできた湖ということで、然ジオパークエリア内のストーリーを受けているところでございます。あそこに情報プラザいうのがございまして、ジオパークということで湖山池の地元の学習を一生懸命やっておらます。遊覧船が9月に沈んだりしましたけれども、新しい観光の取り組みなども始まりつつります。新年度になりますとまた新しい取り組みをやることになると思いますけれども、こまでは海ばかりが中心だったのですけれども、湖山池とか扇ノ山とかそういったところがごいます。モニタリング調査の中でもいろんな地質学的な価値を今きちんとジオパークというベルといいますか、情報として、しかもガイドができるような形、現地の案内とかも含めたころで今検討しているところでございますので、ジオパークのエリアの中でも若干おくれてるという印象もありますけれども、これからも引き続き支援とか地域の盛り上げに努めていたいというふうに思います。

○前田委員
 湖山池会議の将来ビジョンにその発想が全くないです、利活用の辺が。湖山池会議の最終りまとめになっているのですから、文化観光局長、そういう面で湖山池会議に入りなさい。ういう視点が湖山池会議は落ちていますから。言っておきます。

●細羽文化観光局長
 会議のほうに入れていただけるかどうか私の一存では決められませんが、もちろん関心は持て、その中で我々の立場として申し上げること、協力できることがあれば積極的にやっていたいと思っております。

○前田委員
 いや、違う。今最終取りまとめをしているけれども、ジオパークだという認識が欠落してるのです。だからそれを言いなさいと言っている。将来ビジョンの中に入れるようにと。

●細羽文化観光局長
 その内容を確認して、我々として必要な意見は申し上げたいと思います。

○福田副委員長
 細羽局長に最後に聞きたいのですが、これはどこかで知事に直接確かめてみたいと思ってるのですけれども、先般台湾にも行かせていただき、その前は北京での平井知事のアニメ、画のトップセールスを見たのですが、意外と言ったらあれですけれども、やはり鬼太郎より圧倒的にコナンの人気があったなという感じが私の中ではしています。例えば鬼太郎空港は子なのですけれども、ことしまんが王国元年ということで、鳥取空港を中部と東部の空港とうことでコナンの名前を使うようなそういうアクションを起こしたらどうかと思うのですが特にことしがそういう年なので、ぜひともアクションだけでもことしスタートしてもらってと申しますのが、台湾からのチャーター便もこれから始まるのでしょうけれども、鳥取空港コナンという名前でつくと目的地化するのではないかと思いました。当然東京を含めた国内ですね、そういう考え方というのは今県にあるのかないのか教えていただけないでしょうか。
●細羽文化観光局長
 今福田副委員長からいただきました意見は、具体的に県としてそういう運動をしようとい考えは今のところまだありません。ただ、発想としては非常におもしろいかと思います。ただこれを実現するとなると、やはりコナンというのは非常に人気のある、その裏返しとしては作権とかのハードルが非常に高いと思いますので、御意見としては参考にさせていただいてまた関係の部署、例えば交通政策課とかもいらっしゃいますけれども、そういったところと御相談をしてみたいと思います。

○福田副委員長
 先ほど局長は、県外の企業も含めてかなり注目されていると言われたのですけれども、さき私が申し上げたように、私の感じている範囲ではまだまだ浸透度が低いなという感じがしいまして、例えば鳥取空港にそういう発想を持っているとかというそういうニュースも含めてやはりハードルは高いですけれども努力していただければと思います。よろしくお願いします。
◎藤縄委員長
 そのほか。(なし)
 意見も尽きたようでありますので、以上をもちまして企画県土警察常任委員会を閉会いたます。

午後3時05分 閉会

 

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