平成19年度会議録・活動報告

平成20年3月7日会議録

出席者 委員長
副委員長
委員
興治 英夫
森岡 俊夫
錦織 陽子
斉木 正一
湯原 俊二
山根 英明
前田 八壽彦
小谷 茂
欠席者 委員 藤井 省三

以上 出席委員 8名
欠席委員 1名
 


説明のため出席した者
 門前商工労働部長、河原農林水産部長、足田労働委員会事務局長外次長、課長

職務のため出席した事務局職員
 岡田主幹 山崎主幹 山根副主幹

1 開会   午前10時33分

2 閉会   午前11時31分

3 司会   興治委員長 

4 会議録署名委員  山根委員  斉木委員

5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 


午前10時33分 開会

◎興治委員長
 では、ただいまから経済産業常任委員会を開会をいたします。
 それでは、本日の日程は、お手元に配付しております日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、本日は、この後、陳情者からの願意の聞き取りがございます。一応11時半ごろを予定しておりますので御承知ください。
 それでは初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の署名委員は、山根委員と斉木委員にお願いいたします。
 議長からの要請がありました。付議案の審査に入る前に、所属する委員会と一般質問について委員の皆様に確認並びにお願いしておきたいと思います。
 一般質問の取扱いについては、昨年10月5日開催の議会運営委員会において、「一般質問は、自らが所属する委員会の所管に属する事項は差し控えるものとする。ただし、知事にその基本的な方針を聞く場合はその限りではないものとする」と決定されております。
 つきましては、各委員におかれては、この趣旨に基づき、委員会において十分議論をいただいた上で、なおかつ本会議において知事にただす必要がある場合に限り、一般質問で議論を行っていただくようにお願いをいたします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行いますが、審査に入る前に、議案第21号、食のみやこ鳥取県推進事業(首都圏アンテナショップ設置事業)に対する補足説明を求めます。

●門脇市場開拓室長
 それでは、昨日の常任委員会でお話がございました「鳥取県東京アンテナショップ」の飲食店舗の運営事業者の募集案について御説明させていただきたいと思います。
 きのう、付けなくてはいけないところを付けておりませんでした。大変申しわけございませんでした。概要について御説明させていただきたいと思います。
 お手元にお配りしております資料をごらんいただきたいと思います。
 基本は……(「もうちょっと大きな声で」と呼ぶ者あり)場所は、もちろん同じく「SNTビル」の2階で飲食店舗を運営していただくということでございます。
 内容的には、ほぼきのうの物販店舗と同じでございます。営業日は、年始を除く無休を考えております。また、運営事業者の方との御相談になりますが、夜の食事を意識しまして11時~
23時といった営業時間を考えております。もちろん業務内容としましては、鳥取県内の産品や郷土料理を用いた飲食店舗を展開していただき、その中で県内の農林水産物とか加工品を用いた料理や地酒等を提供していただきたいということでございます。
 これまでも御説明しておりますが、店舗運営は独立採算ですが、実際のメニューや運営に関する事項はアンテナショップ運営会議で報告していただくといったようなことを考えております。費用負担といたしましては、県は敷金とか内装工事期間中の賃借料、店舗設計費、内装工事費の2分の1を負担する。それ以外の運営に係る費用等は運営事業者が負担するといったぐあいに考えております。
 次の2ページです。運営事業者の応募資格としまして、きのうの物産販売と同じでございますが、県内に本社、支社、事業所を有しており、一定の実績がある方を想定しております。また、実際に運営される際の、例えば本県の食材に関する知識を有しており説明できるといった方を常時1名以上配置してくださいといったようなことを条件とさせていただきたいと思っております。
 実際の運営事業者さんに御提案をいただく中では、物販店舗と同様に、ぜひとも独自の企画提案をいただきたいと思っております。
 スケジュールですが、3月下旬に議会終了後に運営事業者の募集を開始させていただき、最終的には7月の中旬程度をめどに、オープンにこぎつけたいということで思っております。
 運営事業者の選定方法につきましては、審査会におきまして審査させていただきます。施設の効用を最大限に発揮できるものであるか、また経営上の安定性とか、それから効率的な運営が実施可能であるかといった点について審査をさせていただいて、運営事業者を決定していくといったぐあいに考えております。

◎興治委員長
 では、ただいまの説明についての質疑を求めます。

○錦織委員
 昼食時間帯の弁当の販売ですが、これはどんなイメージですか。ちょっと2階に上がって買うということは考えられないので、下の物販で売るのですか。どういったイメージでしょうか。

●門脇市場開拓室長
 1階で売っていただくイメージです。物産店舗の中で販売していただくということです。

○前田(八)委員
 その弁当について。この募集(案)に売上高の18%以上と書いてありますが、この以上について教えてください。
 もう一つ。やはり賃借料を払っているのだから、弁当まで取らなくてもいいと思うのですが、そのあたりの見解はどうですか。

●門脇市場開拓室長
 以上といいますのは、これについても企画提案をいただこうと思っておりますが、18%でも構いませんし、それ以上でも構いませんということです。つまり18%を下限ということでございます。
 また、実際に同じ方がやるのであるから、18%でもいいのではないかという御質問でございますが……。

○前田(八)委員
 いや、ゼロでいいのではないかということ。

●門脇市場開拓室長
 済みません。ゼロでもいいのではないかということですが、実際には飲食を2階で実施される。実際の弁当の販売というのは、附帯的なイメージとして、飲食の提供と少し機能的には違うというふうに思っております。いわゆる販売、物産の販売と同じイメージと思っております。
 また、これは催事的なものだというふうに思っておりますので、いわゆる催事の際の手数料見合いということで、18%以上という縛りを設定させていただいております。そういったことで、18%にしたいということです。

○前田(八)委員
 物販は7%ですよね。やはり取り過ぎだと私は思います。店舗運営のために一生懸命弁当を売って、稼いでもらわないといけないのに。ちょっとこれは厳し過ぎる。私はゼロでもいいと思う。

●門前商工労働部長
 きのうも手数料の話をいただきました。そういった御意見を十分踏まえ、また実態なども踏まえて、3月21日までに検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○山根委員
 今のに関連で。130万円という家賃、東京では安いかもしれませんけれども、この辺で考えたらすごい額になりますが、そういうものを取る。更に光熱水費等も負担する。ということでしょう。商売というのは、明くる日からさっとうまくいくものでもないのだから、経過措置を。
18%は下限でしょう。1,000円弁当を売るのか、皆さんが食べられているような500円以内の弁当かもしれませんが、その中で18%を取られて。光熱水費と1日に4万円、5万円近くの家賃もとられて。もう少し経過措置を取って、そしてよくなればというような話で進めないと。下限が18%というようなことではなく。きのうも言いましたように、ある程度おおらかに提案させては。ともに同じ方向に向かっていくものですから、そこのところで余り縛りにかけると、できるだけ安くということで県外、県内問わず調達してしまうことになってしまうと、本来の目的が死んでしまう。だからやはり。小さく産んで、それをお互いが育てるというスタイルでないと。下限なんか決めずに、いいものに育てて、鳥取県のもともとの、いわゆるアンテナショップの役割を果たしていくということにしないと。もうこれでは、どこかの有限会社が行っている賃借みたいなことになっている。行政がやる価値がないと思うのです。だから、もうちょっと幅広に。目安としてはこうだけれども、こんなことをここで。18%と決めたらこれを下げるわけにはいかないでしょう。だから、下限はある程度考えたいけれども、交渉の結果に任せるみたいなことで決めておかないと、本当の意味で。産むなら産んで、育てるようにしないといけないし……。余りここで、委員会で、議事録署名委員のおられる中できちんと決めてしまったら、それを守らないといけなくなる。余りぎすぎすと、相手があることですから。自分だけでできることならばお決めになればいいですが、相手があることですから。ある程度は幅を持って、目的に対してはどのように走ったらいいかというような発想でないと。18%の手数料のために、例えば500円とか600円の弁当をつくる際に県産材を使わずに冷凍物で、中国でも何でも安いものでやっていくということになったら、もともとの発想が消えてしまうということになるでしょう、部長。だから、相手もあることだから、ある程度は手数料を下げて、というみたいなことに。そうならないと私はいけないと思うのです。信頼しておきますから、どう考えますか。

●門前商工労働部長
 繰り返しになりますが、今までは、このアンテナショップに公費をつぎ込むことについての御意見もあり、我々なりに他の事例も見ながら、この程度の手数料をいただきたいということで御提案を申し上げているわけですけれども、きょう、このような。きのうも含めて、このような御意見をいただきました。民間事業者が持続的にその効果を発揮をしていただくということが最も重要だと思いますので、きょういただきました御意見も踏まえて、よく考えさせていただきたいと思います。

○山根委員
 もう一回言っておきます。137万9,196円いただきますというようなことを言わずに、滑り出しは5割とか、6割で、1年とか2年走らせてみましょう。そしてうまくいったら。ここだけはクリアしてもらわないといけないよというようなことで、小さく。損しないようにということを行政がやると目的が変わってくると、私は思う。

●門前商工労働部長
 段階的に納付の率を変えていくということについて。スタート時点はなかなか難しいということもあると思います。なかなか認知度が高まらないというのがスタートだと思いますので、そういうような方向で一度考えさせていただきたいというふうに思います。

○湯原委員
 きのう、きょうの議論は。大体、最初にアンテナショップを説明したときは、1億5,000万円もの県費の持ち出しをみたいな話で議論が始まったものですから、そういう意味で多分締めてかかられたのではないかなというふうに私は推測しております。いろいろな意見があっての船出ということで、先ほどの。きのう、きょうの御意見であったと思いますが、一つ。きのう、森岡副委員長から話が出ました周知ですね、情報発信。ギャル曽根さんがどうのこうのというのは別にして、本当に32~33ですか、先に走っているところがあって、それで同じようなエリアにたくさんある中で。場所もここありきみたいなことがきのうあったたわけですが、この辺をぜひよくお考えいただいて、情報発信をしていただきたい。
 飲食関係については、県外者に対してもそうですが、今でもやっておられるのでしょうか、ふるさとの産品ツアーといった鳥取県出身者が経営されている飲み屋さんといった飲食関係者に受け合ってもらってされていると思いますが、あれ式で。やはり個人情報の関係があると思いますが、東京、関東一円の県出身者で新橋のところに来れるような感じの方々に、ぜひ研修会等を通じてPRしていただいたり、実際にお越しいただき、できたら食事や一杯飲んでいただいたらどうですか、みたいなことをしていただくことを。県外の方にもですし、県出身者にもぜひお願いしたい。要望しておきます。

○錦織委員
 済みません、きのうも、きょうも、その800万円が採算ベースということですが、これはなぜその数字になったのか。大体、愛媛だか香川とかの何か最初の方の売上げから推計したりとか、マーケティングの方からということで、その数字を出されたということですが、せとうち旬彩館は、今の鳥取県が考えている物件よりも倍ぐらいのスペースがあります。そこと比較したということですが、ちょっと高く見積もり過ぎではないのか思うのです。ちょっと初めからの話になるようで申しわけないのですが。

●森安市場開拓局長
 せとうち旬彩館は、実際の販売面積は40坪ぐらいあります。ですから、今回、県で考えているもののざっと2倍です。ただ、両県で入っていますので2つで割ればイコールになります。産品の取扱いのアイテム数も1,000を超えるというようなことを言っていますが、そう背伸びをした試算の数字を使っているとは思っておりません。

○錦織委員
 ということは、やった当時は月1,600万円ぐらいの売上げがあったということですか。

●森安市場開拓局長
 そうですね、そのぐらい。

○錦織委員
 2で割っているということですね。

●森安市場開拓局長
 そうです。

○錦織委員
 わかりました。

○前田(八)委員
 部長は、きのう、きょうの意見を踏まえてとおっしゃりますが、心配な面もあるので。今回の補正予算に附帯意見というのはどうでしょうか。

◎興治委員長
 今、附帯意見をつけてはどうかという御意見がありました。一応そういうこともあろうかと思って、文案は幾つか用意しております。皆さん、いかがですか。(発言する者あり)
 どうぞ、意見があればちょっと。

○前田(八)委員
 それはやはり、債務負担行為は入り口ですから、スタートですから。この補正できちっと議会の意見を出すべきだと思っております。(「補正の方で」と呼ぶ者あり)補正で。

◎興治委員長
 いろいろ異論があれば言ってください。

○前田(八)委員
 中身を見るということ。

○小谷委員
 どんなところを。

◎興治委員長
 ちょっと待ってください。ちょっと。

○斉木委員
 というのは。補正ということはわかるのだが……。

○前田(八)委員
 だけれども債務負担行為は入り口ですので。(「要するに中身ほど」と呼ぶ者あり)

◎興治委員長
 ちょっと配ってみてください。

○小谷委員
 これはここにあるけれども、これは前田案ですか。(発言する者あり)
 委員長案。(発言する者あり)いやいや、聞いてみないと……。

○前田(八)委員
 いやいや、私ではない。私はそんな僣越なことにはしません。

○山根委員
 まあね、物が物だけに、ちょっと一瞬。がんじがらめになりはしないかと思うから、やはり附帯意見でもつけて。もうちょっとおおらかに、交渉余地とか。相手もあることだから。やはりちょっと萎縮し過ぎている。3円、6円までというような話、だからもうできないようになる、本当の話。(発言する者あり)本旨を忘れないようにしないといけない。

◎興治委員長
 今、案を配っていただきました。最後の3行、2行にあるように、運営事業者の募集に当たっては、円滑な店舗運営が行われ、期待される機能が存分に発揮されるよう、応募条件を充分検討すること、といった趣旨、内容でございます。これが一つ。
 あと、きょうこの補正に附帯意見をつけるという場合と、本予算につけるという場合の2つありますが、これから執行部の方で応募要件についてさらに検討を加えるという、さっきの部長の発言もありましたので、きょうでもいいかなと思いますが、いかがでしょうか。

○前田(八)委員
 きょうの方がいい。

○山根委員
 答えは同じ意見だから。同じであります。

◎興治委員長
 いかがですか、御意見。

○前田(八)委員
 ちょっと執行部に。部長、客観的に。

●門前商工労働部長
 私、先ほど申し上げたとおり、十分きょうの御意見を踏まえて。私どもとしてはちょっと厳しい提案をさせていただいているというところもあると思いますので、これまでの御意見を十分踏まえてやらせていただきたいと思っているところでございます。

◎興治委員長
 わかりました。
 では、皆さんの御意見を伺います。

○小谷委員
 部長。今、配られたこの文案に対して、多少ひっかかって……。運営上困るとかということは毛頭ないように思うけれども。こう言っては悪いのですが、ありきたりの話なのでつける必要があるのかな、という意見です。

○斉木委員
 私もこれを読んで、当たり前の話でないかというような感じがします。この当たり前のことを当たり前に附帯意見としてつけるのかな、と思って。

◎興治委員長
 応募条件をさらに充分検討する、そういう意味なのです。これまで提案されているものはあるのですが。

○小谷委員
 21日に改めるということで。部長の意見があれば。
 錦織委員、ちょっと待って待って。私の意見に対して。これをつけられると運営上に、執行する際に支障があるのか。あるいはどんな感覚を持っておられますかということです。それを聞いたらよくないのか、委員長。

◎興治委員長
 いや。まあ、いいと思いますが。
 どうぞ、何かありますか、御意見。

○山根委員
 いいと思って出した提案だから。

○小谷委員
 こちらが。

○山根委員
 あちらが。あちらはいいと思って出しているのに……。

○小谷委員
 では、いいわ。(発言する者あり)

○前田(八)委員
 いや、直したらいいと思うのですよ。

◎興治委員長
 ええ、それは修正すればいいと思いますけれども。

○山根委員
 私が言っているのは、何であろうと本来の目的が達成するように動きやすくして。相手があることだから、ここで決めたばかりではいけないよということだね。だから、附帯意見をつけて……。

○小谷委員
 応募要件を充分検討する。わかりやすく言うと、もうちょっと検討して、公募されるときに応募する人たちを広く求めた方がいいですよ、というふうに解釈できる。部長が、より有利な方向ではないか、と答弁したのだから。部長のかわりに私が答弁しても……。これをつけてもらった方がよっぽどいいのではないかという思いがする、という解釈にもとれるのではないかと。(「そんなことは当たり前のことだから」と呼ぶ者あり)

◎興治委員長
 だから、もっと別の視点とか、もっと厳しくするとかという……。

○小谷委員
 いやいや、それ以上、私はする気は毛頭ないから、枠にはめてしまうというのはよくないから。それが入るのだったら私は反対。

◎興治委員長
 わかりました。
 その他、御意見ありますか。

○錦織委員
 附帯決議をして、それを受けて今度は本予算の審議を今度は最終的にするわけなので、決議をつけられても、どちらでもいいというか……。今の補正でこの決議をもらって、逆に今度の本予算のときに執行部側は何の変化もないものを出してきたらどうなのだ、ということにならないですか。

◎興治委員長
 それはあくまで議会の意見として本会議で決議されれば、総意として執行部へ出すわけですから、それを執行部は十分しんしゃくして出されてくるものだと思っております。

○森岡副委員長
 このアンテナショップの附帯の議論はやっていただいて結構ですが、先ほど湯原委員がおっしゃったように、東京におられる方、関東一円におられる方が、鳥取県出身者とか関係者が、これをベースに鳥取県産品を広めてもらうシステムをつくり上げていかなければいけないわけでしょう、要は。ここだけにとどまらず、例えば九州や東北におられる方にも県産品を広めてもらうネットワークですね。その輪をつくっていくということが、これからの課題になると思うのです。ですから、このアンテナショップを基点として、さらにそれを広げていくような。次の年度、次の年度ということで、策を講じていく体制を整えていかないといけないと思うのです。ですから、そういったことをきちんと踏まえていただいて実行していただければというふうに思います。

○山根委員
 アンテナショップの役割を果たしてほしいということなのです。

◎興治委員長
 その他、附帯意見について御意見ございますか。

○前田(八)委員
 いや、中身はある、この中身は。

◎興治委員長
 中身はね。

○前田(八)委員
 だけれどもつけないのだったら本当に……。つけるのだったら……。

◎興治委員長
 でも、ちょっと中身を議論してみてから判断してもいいですが。

○前田(八)委員
 これは決議ではなしに意見です。(発言する者あり)
 それから、案文の中、「物産販売の拠点として」となっていますが、「物産販売及び飲食の拠点として」というぐあいに。飲食が抜けています。
     
◎興治委員長
 「及び」ですね。

○前田(八)委員
 及び。

◎興治委員長
 あとはありませんか。

○前田(八)委員
 なし。(「ちょっとそこ何か……。一たんもう、変えた方がいい。」と呼ぶ者あり)

○山根委員
 今の意見も含めて、委員長、副委員長に任せては。

○湯原委員
 先ほど言ったように、最初に執行部からアンテナショップの説明を受けたとき、議会サイドで「血税を使ってどうのこうの」という議論が最初にあったものですから。そういう意味で執行部がこうやって締めている部分もあるので。逆に、今回の議会サイドの意見、「型をはめるのではなく弾力的に運用してもいいです」という。ある意味これをすると我々に呪縛がかかりますが、「ある程度弾力的に意見交換しながら出店していこう」ということであれば、僕は賛成します。ぜひ弾力的にしていただきたいと思います。

◎興治委員長
 趣旨的にはそう思うので。

○小谷委員
 意見です。今の飲食を入れるという訂正については、私も賛成です。

○斉木委員
 私も賛成です。

◎興治委員長
 文言についてはもう少し精査をさせていただくということで……。

○斉木委員
 文言は今のに追加する分だけ。内容の変えることはだめ。

◎興治委員長
 ええ、もちろんです。

○錦織委員
 今、この決議を…。(「附帯意見」と呼ぶ者あり)附帯意見をどうするかということですよね。

◎興治委員長
 そうです。(「附帯意見の決議だ」と呼ぶ者あり)
 ええ、そうです。

○錦織委員
 私は付けなくてもいいと。(発言する者あり)

○山根委員
 では、もう一遍、決を。

◎興治委員長
 そうすると附帯意見を先にやってしまいますかね。(発言する者あり)議案の最後の方にやられるのですね。(発言する者あり)そうしたいと思います。
 わかりました。一応、今、附帯意見についての意見交換を行ったということにしたいと思います。
 それと、私の方から意見というか、要望というか。ちょっと言わせていただきたいと思います。
 1つは、きのうも言ったのですが、職員を1名配置するということです。これはビジネスセンスみたいなものを持った方が必要だろうと思うのです。ぜひそういった方を選抜していただく。あと、選抜の方法については、やる気のある職員の方を広く募集するというような方法も考えられると思いますので、その辺の御検討をお願いしたいと思います。
 それと、運営事業者の選定方法です。選定委員を設けられるということなのですが、これは。例えば、先ほどの本会議の中の答弁でも出ていましたが、東京でマーケティングコンサルタントのような仕事をしている人に、業者から提案される企画内容についてチェックしてもらうという意味で、そういった方またはそれに準ずるような人にも選定委員に入ってもらう。このことについて、ひとつ御検討いただけたらと思いますので。要望しておきたいと思います。以上です。
 それでは次に、付託議案に対する質疑、討論を一括して行っていただきます。
 議案21号、議案28号、議案29号です。いかがでしょうか。

○錦織委員
 議案第21号の補正予算です。このたび、きょうも含めてアンテナショップの設置についていろいろな、当局の皆さんの熱意も感じることができましたが、やはり拙速だなと。まだまだ検討しなければならないところが多いというふうに思います。それから、今このまま走ってしまって、修正しながら続いても、所期の目的を達成することができるのかどうかということが大変不安なのです、私の方は。これはだめです。このアンテナショップについては、ちょっと賛成できません。

◎興治委員長
 そうすると、議案第21号について反対ということですか。

○山根委員
 今まで論をしてきて、意見を言ってきて、こういうふうになっていて、ここで反対だというようなことを、今になって言うのですか。

○錦織委員
 いや、ですから……。

○山根委員
 入り口からこれは反対だと言っている……。

○錦織委員
 だから、今までの聞いてきて、やはりまだ論議が足りない。それではいけないというところで。

○湯原委員
 異議あり。私はやはりぜひ外に打って出ていただきたい。先ほどありましたように、関東周辺から、ひいては東日本に対して、こうしてアンテナショップで売出しでも行って、ぜひ県内産品の販路を広げていただきたいという思いを込めて、賛成したいと思います。
 一方で、ちょっと違った話になりますが、もちろん「地産他消」も重要ですが、「地産地消」もぜひ忘れずに。これもしていかないといけない部分だと思いますので、これらのバランスを。 外に打って出ていただくという期待を込めて、私は賛成したいと思います。

◎興治委員長
 その他、討論。ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑、討論とも出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 それでは、付託議案を議案ごとに採決いたします。
 まず、議案第21号、平成19年度鳥取県一般会計補正予算について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、議案第21号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第28号、平成19年度鳥取県県営林事業特別会計補正予算について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第28号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第29号、平成19年度鳥取県県営境港水産施設事業特別会計補正予算について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第29号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、附帯意見について採決いたします。
 議案第21号、平成19年度鳥取県一般会計補正予算について、発議のありました食のみやこ鳥取県推進事業(首都圏アンテナショップ設置事業)附帯意見について、この意見を付することに賛成の方の挙手を求めます。文言については委員長、副委員長で若干精査させていただいて、修正もあり得るということをつけ加えた上で、賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。よって、議案第21号は、以上の附帯意見を付することに決定をいたしました。
 続いて、報告事項に入ります。
 議題1、「とっとり共生の森」協定締結について、嶋沢森林保全課長の説明を求めます。

●嶋沢森林保全課長
 では、資料の方をお願いいたします。「とっとり共生の森」協定締結につきまして御報告いたします。
 先日、3月5日でございますが、キリンホールディングス株式会社と三朝町、県とで「とっとり共生の森」の協定締結の調印を行いました。
 そこに内容を書いておりますが、協定期間は5年間でございます。
 森林の所在は三朝町。三朝温泉の近くの山でございます。
 面積は約50ヘクタール。
 所有者は三朝財産区と書いておりますが、これは三朝温泉の地区ということでございます。
 活動内容としましては、広葉樹や、コナラ、杉とかというものを植えられる。それからそれの下刈り、間伐とかを計画されております。
 キリンビールさんと県や三朝町とのつながりでございます。まず、県中部で現在、「二条大麦」というものが栽培されております。これはすべてキリンビールさんとの契約栽培ということでございます。それとキリンビールの創立発起人の一人でございます「磯野長蔵」さん、キリンビールの二代目の社長でございますが、この方は倉吉市出身ということでございます。それと、平成18年に三徳山の世界遺産登録活動応援のために「三徳山開山1300年記念ラベル」のラガービールを6万本販売されております。遺産登録運動の支援をしております「三徳山を守る会」にその売上げの一部を寄附されたということでございます。このようなことをきっかけに、県といたしましても、会社訪問をしまして、今回の調印に至ったというところでございます。

◎興治委員長
 それでは、ただいまの説明について質疑等はございますか。

○湯原委員
 この間の全日空のときにも聞いたのですが。金額的にはどうでしょう、概算で結構ですが。

●嶋沢森林保全課長
 これから具体的な計画は詰められていくということですが、5年間で150~200万円ぐらい予定されていると伺っております。

○湯原委員
 県の広報の中でもあったのですが、山陰合同銀行以来、ナンバー1からずっとこうやって。例えば、県民への周知はどのようにされているのでしょうか。

●嶋沢森林保全課長
 周知につきましては、現在ホームページに全部載せております。
 それと、20年度に、これに関するシンポジウムを参画企業さんと一緒にやっていきたいというふうに考えております。

○湯原委員
 CSRですから。これは会社側が、法人が決めることになっておりますので。CSRの概念からすると、自治体から押売のようにやってください、やってくださいということも、どうかと思いますが、そうは言っても社会的責任とか、こうやって法人で一生懸命森林を守っていらっしゃるということを、嶋沢課長さん。シンポジウムとかホームページや県の広報で、広く一般県民に知らせてあげた方が。コマーシャルベースでPR活動をやっておられるところもありますが、そうは言っても、その辺をあうんの呼吸でされた方が。そうすると、鳥取県内のほかの企業に、こういうのをやっている法人があるということを知ってもらえることができ、もしかしたら底の企業もやってもらえるようになるかもしれません。ただ押売はできませんので。
 ぜひ一般県民に広報したらいいのではないと思います。要望しておきます。

●嶋沢森林保全課長
 検討させていただきます。

○山根委員
 関連で。

○山根委員
 これはいいことですので、積極的にやってもらいたい。
 それで、150万円ぐらいで5年間という話で、それだけのところは当面整備するということで、お金を工面してもらって森を守ってもらうと言うことになると、実質5年でいいのか、10年でいいのかというようなことは。ただ、企業が思いつきで、私は3年しかできないということが。本当の意味で力が出るような貢献をしてほしいわけで、今湯原委員がおっしゃったように、企業は企業のイメージアップというものをねらっているのですから、やはり企業がされることを積極的に、すべての機会を通じて、県民の皆さんに。「この企業はこんなことをやっていますよ」といったことを積極的に県民の方々に周知してもらう。そうすると、ほかの県内企業からも、私のところでも企業的活動で緑を守りたい、あるいは地球環境を守りたいというところが出てくると思います。むしろ積極的にやるべきだと思いますが、いかがですか。

●嶋沢森林保全課長
 ごもっともだと思います。さっき言われたように、県としても県の広報を使いながらやっていきたいというように思います。

○山根委員
 もう一つ。ちょっと若干話はそれますけれども、今度、布勢運動公園をコカ・コーラ……、何ていったかな。(発言する者あり)ネーミングライツということで、この間の新聞を見ると
1,000万円で3年間ということですから、コカ・コーラさんは水産業ですので、農林部長さん、布勢運動公園で鳥取県の水を使って、PRしたら。
 そういった財源が来ると、本当はもうさらに山盛りの予算に、ということですが、いかがお考えか。3,000万円、4,000万円。

●河原農林水産部長
 難しい御質問でございます。そういうことになればいいし。鳥取県の山があって、そこで生まれた水を使っているということですので、できるだけ貢献はしていただきたいという思いはありますが、言われるとおり、企業にすぐすぐ3,000万円、4,000万円のお金をいただきなさいというぐあいに強く言えと……。気持ちとしては……。

○山根委員
 3,000万円とは言いません。1年に1,000万円でも。

●河原農林水産部長
 具体的な金額の話はできないと思いますけれども、気持ちとしては……。

○小谷委員
 この間の代表質問の中でも言ったのですが、コカ・コーラウエストボトリング、何かようわからないけれども、あれが。要はコカ・コーラさんは、計算できないくらい水をとっているわけ、本当のこと。そういう状況の中でやはり、わけもわからないような子供だましみたいなことではなく、もっとやってもらわないといけないということだと思うよ。ですから知事から、「奥大山」ときちんと書いてもらうよう言ってもらわないと。そういう状況でね、やはり大変ですよ、あれは。とても計算できない。2,000トンということですが、ボトルだと幾らになるのかと聞いたら、…。それを120円で売ったらどうなるかと言ったら、何百万円ですとかという話だから、そういう状況の中で、やはりお互いに。それをどうこう言うわけではないけれども、お互いにそれぞれの立場を理解して、できるだけもうちょっと、そういう状況の中で鳥取県を広めていただくようにしていただきたい。

●河原農林水産部長
 わかりました。企業に嫌われるというのもこれはまずいので、そこは配慮しながら。また共生の森でのおつき合いがありますし。県民の中にはやはりそういった思いもあるというようなことを伝えていきたい。またお会いした機会でも伝えていきたいというように思います。

○山根委員
 それに関連して。
 今のような話で、実際、水をくむことについては、法律が全く何もないので、従来から生活環境部で県条例をつくりかけているわけですけれども、かなり時間が経過してしまった。そういう条例をつくるのならきちんとして。もう早くしないと、大方1年たったわけですから、その条例をきちんと示してほしい。

◎興治委員長
 その他よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次にその他ですが、執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。

●足田労働委員会事務局長
 さきの常任委員会で、山根委員の方から御発言がありました労働委員会委員の報酬の交付税の措置状況について、簡単に御説明したいと思います。
 平成19年度の数字でありますが、基準団体には2,800万円余が交付税措置されております。基準団体の人口は170万人でございますので、鳥取県の人口規模に置きかえて算定しますと、大体1,600万円余。委員報酬の総額が2,700万円程度でございますので、大方6割が交付税措置されているという状況でございます。

○小谷委員
 その他。

◎興治委員長
 その他ですか。

○小谷委員
 本会議の席上、追及に回しておったですが、和牛博覧会について5点、質問。今でなくてもいいので、この5点だけ。
 畜産振興に何が一番必要かということを。部会でやれると議長に言われたものですから、そんなことは部長が何ぼでも答弁できると思います。また後で資料をください。

●河原農林水産部長
 資料というのは、それなりにうちの考え方を……。

○小谷委員
 いやいや、5点を列記してくださいと、多分質問状を出しているから。

●河原農林水産部長
 わかりました。

○小谷委員
 いや、後でいいよ。

●河原農林水産部長
 後で持っていって御説明をさせていただきます。

◎興治委員長
 その他。

○山根委員
 商工等の連携です。この間ちょっと聞いたのですが、我々の方で「ホンモロコ」という魚を養殖していて。54戸が、今飼っておられるそうです。これは米をつくるよりも3倍も4倍もお金になるというようなことがあります。七條さんという方が鳥取大学で研究しておられました。休耕田対策として、こういうものにも臨時的に県の中でも取り組んでみるとか、あるいは試験するとか。そういうことも視野に入れながら積極的にやったら。それで本当にいいものなら休耕田対策とかいろんな形で、やはり普及するとかというようなことを検討されては、と思うのですが、いかがでございましょうか。

●河原農林水産部長
 まず、ホンモロコですが、非常に有望な魚、中山間地の産業の可能性を持った魚種だと思っております。今、七條さんたちについては、水産部局もですし、市場開拓の分野でも若干おつき合いさせていただいております。
 具体的に言いますと、水産の分野では、栽培漁業センターで稚魚づくりの協力を何年も前からさせていただいています。それから、販路拡大ということで、この間、大手の食品会社、加工会社の方をこちらに招きまして、一緒に現地も見ていただいて。八頭にも行きました。今、加工品としてどの程度の値段で売れるのか。つくだ煮みたいなものですが、これをアンテナショップ的に京阪神のデパートの地下で売出しするなど、今探っているところであります。そういった販路拡大もやっているところであります。
 もう1点は、田んぼでホンモロコを飼うと農地転用になるのかならないのかという議論が前からあり、今投げかけられております。一時転用でやるのか、やはり許可をもらわないといけないものなのかどうかというようなことがありますが、それも今、現地の実情を聞いて方向を出していくということにしております。このホンモロコは、私どもも非常に有望なものと思っておりますので、引き続き協力支援をしていきたいというふうに思っております。

○山根委員
 もう1点お尋ねしますが、9月に我々の代表質問で初田議員が、道の駅の活用ということで、物産観光センター的な役割をしてはどうかということを言ったところ、知事から一つのアイデアで非常に傾聴に値するということで高く評価をいただきました。その後に市場開拓局と道の駅の関係者とで意見交換をされたということを聞いておりますが、どんな感想だったのでしょうか。

●森安市場開拓局長
 先月でございます。初めてでしたが、声かけをさせていただきました。道の駅の関係者の方、あと該当する市町村、ほとんどの市町村が設置したいということがありますが、全部で18名ぐらいでした。現在県内には9つの道の駅があり、それぞれ2名ずつ来られて、意見交換をしました。
 内容は、それぞれの課題を披瀝いただきました。あとは、一番うまくいっている例ということで、「じゃらん」の中国版の2年連続道の駅ナンバーワンになりました河原の道の駅での事例発表をいただくなどの意見交換しました。その中で出てまいりました意見としまして、もうちょっと道の駅同士がネットワークを組んで、例えばスタンプラリーとか。そういったお互いをちょっと高め合うようなことをしてみませんか、というような話が関係者からありました。もう一つは、産業振興機構等に商品づくりなどのアドバイザーがいらっしゃるのですが、そういう方々の目で一回、今の道の駅をそれぞれ、クリニックといったら大げさですけれども、見ていただき、改善点を教えていただくような作業をしませんか、というような話がありました。2回目以降は、そういったことを具体化していきたいというぐあいに思っております。

○山根委員
 アンテナショップの件があるので、東京ばかり見に行ったのですが。実際問題、県内的にも、県外から来られる人やあるいは県内の人にやはり、そういうせっかくあるものをもうちょっと有効利用する、あるいはそこに活力を与えるように県政上でどこか支える場があって、元気がつくものなら、どこを支えるべきだとか。やはりもっと積極的にそういうネットワークもお使いになるべきだ。これは商工もでしょうし、農林もでしょうが、そのあたりについてどう考えますか。部長さんにお聞きします。

●門前商工労働部長
 おっしゃるように道の駅は、地域の農産品もしくは加工品を売るための非常に貴重な拠点になっていると思っております。他県でも、今の話にありましたようにスタンプラリーとかで、県民の方、もしくは県外の方も含めて、非常に多くのお客さんが来られて、販売量もふえた、地域の活力も高まった、というような事例も聞いております。レベルアップをしながら、そこが誘客して、地域の方々の販売拠点や観光の拠点になっていくような取組をやっていくべきだと思っておりますので、また検討を進めつつ、いろいろな事業も含めて御提案をさせていただきたいと思っております。もうしばらく検討させていただきたいと思っております。

○錦織委員
 鳥取県の物産観光センターがだめになったというか閉鎖され、何か賀露の方かどこかにつくるとかというようなことも聞いたことがあるのですが、そこら辺の動きは今どうなっているのか。ちょっとわからないのですが。

●森安市場開拓局長
 物産観光センターです。19年1月に鳥取駅前の日交のビルでの営業を閉じております。物産観光センターの内部の検討として、あそこの位置でこのまま継続して営業していても将来展望が若干見えにくいという御議論があり、賀露を候補地として移転を打ち出されました。ただ、それについても諸事情により断念されました。その後の物産協会の内部の検討状況といたしましては、県内の販売拠点というものも課題として持っておられますが、物産関係の業者からは外に販路を求めていくことを優先してほしいという希望を持っておられるので、県外の百貨店の催事ですとか、そういったことに力を入れて取り組んでおられます。ただ、課題としては認識しておられますが、もうちょっと。実際どういう対応を県内で行っていくかについてはもう少し時間がかかるとのことです。

○斉木委員
 新規の審議のときに言えばいいですのですが。きょうは補正の関係ですけれども、やはり事前に言っておきます。例の農業の副読本について。あれを私も読ませてもらいましたが立派なもので、立派過ぎるような本です。やはりあれを持ち回りにすると価値がなくなるので、ぜひ子供たちに一つずつ与えて、ふだんでもしっかり読ませるといい。ふだんでも手元においてしょっちゅう読めるような状況に。本当によくわかる、大人が見てもよくわかるように書いてあります。非常に立派なものです。あれはぜひ復活するようにお願いしたいです。どうですか。

◎興治委員長
 執行部の方は何かありますか。

●近藤農林総合技術研究院長
 ありがとうございます。また内部で検討させていただきたい。いい方向で検討させていただこうと思っております。(発言する者あり)

○山根委員
 あのね、検討させていただきますと言っておられますが、そんなことでは満足しない。それほどいいものだと言っているのだから、わずか100万円ぐらいなものを切っておいて。未来のことであるのに、もうちょっときちんと言わないと。そんな政治発言しても。あなた、検討できますか。できないでしょう。できないことがあるでしょう。もっときちんとしなさい。(「厳しい」と呼ぶ者あり)

●近藤農林総合技術研究院長
 継続するとなれば、その段取りも早くからかからなければいけませんので。我々としては、できることなら補正対応にでも向かいたいと思いますが、その辺につきまして内部で検討していきたいというぐあいに思っております。

◎興治委員長
 斉木委員、特に何か。付帯意見とか、そういうことまではいいですか。

○斉木委員
 そこまでは……。

●安田農林水産部次長
 ちょっと、では、済みません。私の方で補足させていただきます。
 先般の常任委員会で委員の御指摘をいただきまして、内部では現在、教育委員会の方と、どのような使われ方をされていて、今後はどのような使い方が考えられるかということを相談していって、それから先ほど申し上げたように、必要であれば補正予算でお願いするというふうに考えております。

○山根委員
 必要だということを、委員が提案しているのだよ。今、入り口に戻って必要であればではないでしょう。(発言する者あり)

●河原農林水産部長
 本当にたくさんのいろんな御提案、前向きな提案をいただき、ありがとうございます。
 今の副読本についても、今までの事情を申し上げますと、一応、教育委員会サイドとお話した際には「持ち回りでいいよ」という話になったのですが、ただ、このように実際の物を見ていただいた上での提案を受けていますので、これから部として再度、もう一回教育委員会と話してみます。私の都合ですが、最寄りの議会で補正予算で上げるべく検討したいと思いますので、よろしくお願いします。
 ついでですがもう一つ、鳥取県の主要農産物のDVDの映像をつくるという予算をお願いしておりますが、ちょっと品目が4種目ではこれはだめではないかというお話もありまして、これもあわせて年度が入ってからになりますが、検討させていただきたいというふうに思います。

○山根委員
 しゃきっと、そう初めから言いなさい。

○斉木委員
 見ているのに、紙自体が立派過ぎる。もうちょっと破れない程度のもので。写真はきれいで、やはりああいうぐあいに。写真はああいうものがいいのですが、紙自体はよすぎるような感じです。そのような検討してもらって。

○小谷委員
 最後になるかもしれませんが。
 企業立地推進本部の設置について、産業振興戦略総室長、それと木村経済政策課長、2人にお伺いいたします。私が代表質問した中で、こういうプロジェクトチームがきちんとできつつある。知事に提言しておきましたので、ゆうべも。ぜひちゃんと勉強会して、もうちょっと意見を聞いて、もう少し。これは本当に何ていいますかね、各省庁に布石は打ってありますので。そういう状況ですから、よく検討して、素早く対応できる知事なので、素早くあなた方も動いて、よく検討してみてください。だめならだめでそれでいいです。でも動かないと何にもならないのだよ。強くそこは言っておきます、間違いなく。資料で、だれに会って、名前までわかっております。だれが来て、だれと話して、どういうふうになっているかぐらいまでを。部長、きちんと決意を。

●門前商工労働部長
 水資源でありますとか環境とかいうテーマは、この地域にぴったりくるテーマだというふうに思っております。よくお話を聞きながら、私どもも一緒に入って、どういう方向性が見出せるのかということについて、十分早急に検討させていただきます。

○小谷委員
 わかった。もう一つだけ言わせて、言いたいから。

○小谷委員
 結論的なことを申し上げるのはよくないかもしれませんが、要は5月の洞爺湖サミットに大統領が来て、水のことをや環境のことを言ったら、それも何か非常に有効な、国が動きそうな話だそうですので、その辺だけはつけ加えてお話つないでおきます。

●門前商工労働部長
 そういう意味では、本当にそのサミットの前に打ち出せるという、サミットとのタイミングの問題も十分考えながら対応していくことが必要だというふうに思っておりますので、早急に対応させていただきます。

◎興治委員長
 ございませんか。(発言する者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、以上をもちまして経済産業常任委員会を閉会いたします。

午前11時31分 閉会

 

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