平成19年度会議録・活動報告

平成19年10月5日会議録

出席者 委員長
副委員長
委員
藤縄 喜和
浜崎 晋一
市谷 知子
澤 紀男
伊藤 保
松田 一三
廣江 弌
村田 実
山口 享
横山 隆義
 
 
 


以上 出席委員  10 名
欠席委員   0 名
 

説明のため出席した者
  中永教育長、田中福祉保健部長、石田生活環境部長、嶋田病院局長兼総務課長
  外次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  野川主幹  山本主幹  田中副主幹

1 開会   午前10時16分

2 閉会   午前11時42分

5 司会   藤縄委員長

6 会議録署名委員   廣江委員  松田委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

午前10時16分 開会

◎藤縄委員長
 ただいまから教育民生常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでございますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 廣江委員と松田委員にお願いいたします。
 それでは、9月20日に追加されました報告事項についての説明を行います。
 発言される方は、大きな声で簡潔明瞭にお願いいたします。
 報告第3号、議会の委任による専決処分の報告について、(1)損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、福田福祉保健課長の説明を求めます。

●福田福祉保健課長
 福祉保健課でございます。議案説明資料の第一次追加という資料をよろしくお願いいたします。
 1ページでございます。議会の委任による専決処分の報告について、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてでございます。
 (3)の事故の概要のウのところに事故の状況がございますが、鳥取県東部総合事務所所属の職員が公務のために軽乗用自動車を運転中、踏切前で一時停止後に発進したところ、左後方道路から左折進入してきた和解の相手方所有の小型乗用自動車と衝突し、双方の車両が破損したという事案でございます。
 提出理由のところに書いてございますが、地方自治法180条1項の規定により、19年9月13日に専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 和解の相手方は、八頭郡智頭町の個人の方でございます。
 和解の要旨は、県の方が損害賠償金1万7,262円の支払い。過失割合については県が1割5分、相手方が8割5分でございます。
 事故の概要はここに書いてございますように、本年7月24日、場所は八頭郡智頭町の智頭地内でございます。

◎藤縄委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案に対する質疑、討論を一括して行っていただきます。

○市谷委員
 最初に、質疑をさせていただきます。
 議案第1号の中の、社会教育団体等による地域づくり支援事業についてですが、今回、青年団の全国大会の参加費の助成ということなのですけれども、年度当初、これは一たん予算がカットされていたものが復活をしているわけです。ただ、違っているのが助成対象になる青年が違うということだと思います。ちなみに昨年度までは大会参加者全員に対しての助成だったのですけれども、今回のこの9月補正の分は初参加者で、大会から帰った後、各地域で指導的な役割を担うことが見込まれる者ということで、限定された方にこの補助がされるという内容になっています。
 このことについてなのですけれども、ちょっと青年団の方からも陳情書が出ていまして、その説明として執行部の方が書いておられますが、なぜそういうふうに限定したのかということで、大会参加後の青年団活動の活性化につながるようにするためというふうに書かれています。私、この大会参加後の青年団活動の活性化につながるようにするためというの、これどういう意味なのかということをまず最初にお尋ねしたいと思います。

●松田家庭・地域教育課長
 実は、限定したことでは、直接にはございません。
 限定した経緯は、昨年度の見直し等によって、前回のこの委員会でも御説明しましたとおりに、ほかの社会教育団体との関係、あるいは青年団自体の努力について評価といいますか、判断をさせていただいて、予算を切ったという経緯がございます。
 改めて青年団の方から新しい取り組みを図りたいというふうな要望がございましたので、見直しの経緯も踏まえた上で助成額を少額にして決定していきたいというふうな意向を示したものでございます。具体的に活性化をねらって少なくしたということでは、直接的にはございませんけれども、形としてはそういうふうな説明をさせていただいたとこでございます。

○市谷委員
 それもちょっと私、活性化になるという意味合いでそういうふうにされたのかな、というふうなことを思っていたのですが、そうではないということなのですけれども、ちょっとこの助成金のあり方として、やはり限定した方に助成するということになると、どうしても初参加の人だけということになると、やはり先輩と一緒に、今まで参加をされた先輩と、なかなか先輩たちも補助金が出ないのだったらもうやめておこうかということにも、私はなるのではないかなというふうに思っているのです。
 今後の青年団の活動を本当の意味で活性化させるのには、やはり先輩と後輩が一緒になって安心して全国大会に参加できる状況をつくるとか、それからリーダー育成という点でも、何かこの助成金が出るのは最初からリーダーになるだろうと見込まれる人というふうなことがちょっと書いてあるのですけれども、私はみんなが一緒になって参加していく中で、そういう一緒に活動していく中でむしろリーダーが育成されてくると思いますので、最初からこの人はリーダーになるのではないかということで決めてしまってそこに補助を出す、というやり方ではなくて、本当に広く、多くの方たちが参加してみんなで交流をしていく中でリーダーが育つというような環境をむしろ整備することの方が、私はリーダーを育成するのにもなるし、今後の青年団の活動を活性化する上でも大事なことではないかなというふうに思っています。
 あと青年団の方からもちょっと要望が出ていましたけれど、今青年がすごく就職難とか正規の仕事がなくて収入が減っている中で、負担がふえるということはなかなか……。やはりこの大会への参加もしづらくなるし、このことが今後の青年団活動も先細りになっていくような心配を抱くような状況にもなっていると思いますので、私はむしろ青年団活動を発展させて活性化させていくという意味でも、これは本当に社会教育としてちゃんと位置づけて、やはり参加される方たちみんなに補助が行くような制度に改善した方がいいのではないかというふうに思っているのですけれども。
 今後のことについてなのですが、これから青年団の方の意見もよく聞いた上でということになりますけれども、この補助のあり方ということを、今後検討してかえていくといいますか、検討するということを私はぜひしていただきたいと思うのですが、その辺はどうでしょうか。これからあり方を検討するという点について。

●松田家庭・地域教育課長
 昨年の見直しの経緯がございますので、今のところは今回で予算に上げた考え方で当初予算にもあげたいというふうに考えております。ただ、常に青年団の方々の御意見あるいはそのほかの方々からの御意見はお伺いしながら、何が大切なのか、どういう形でやっていくのが青年団の方が力強く活動できるのかというようなことを考えながらやっていけたらというふうに思っております。

◎藤縄委員長
 そのほかございませんか。

○廣江委員
 私もよくわからないけれども、この青年団の大会というのは昔からあって、うちの職員なんかも何人かが出ているわけで、休暇をくれとかいうときにはちゃんとそれを与えてきたのだけれども。彼らから聞いていたのは、この大会に行くのは、1回参加した人はもうその次からは全国大会には行かない、メンバーをかえてやるのだという前提でこれまできていたと思う。それが今は非常に、青年団活動というのは、昔は本当に、青年団活動に私らも参画してやったものだけれども、今非常に限定されてきて、その人でその辺の事情が変わったので、その辺のいろいろなことが起きてきて、今までの慣例というのはもう廃止になったわけなのか、どういうふうになっているのか、私わからないのだ。そこのところで何かもたもたしているような感じがして。実際にそこのところはどういうふうなものか。

●松田家庭・地域教育課長
 具体的に参加される方が1回かどうかというところは、その種目によって初めての方ばかりが行かれるわけではないというふうに想定しております。行ける方も限られてこられて、スポーツあるいは文化の事業に参加できる方もなかなか社会の情勢等もあってだんだん数が少なくなってきているということ。あるいは全国大会は長い期間お休みをとって行かれるのはなかなか事業主の方に、おっしゃればいただけるのかもわからないですけど、なかなか事業主の方に言えないという状況もあったりとかで遠慮されるというふうなことも若い方々からは聞いていたりしておりまして、そういう状況でございますが、廣江委員が言われたような、初めての方しか行けなかったというような状況はないではないかというふうに思っておりますが、ただ大会の参加状況等、もう少し青年団の方とも具体的によく協議をいたしまして、どういうふうなことで活性化につながるかということを検討、話し合ってみたいというふうに思います。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。

○市谷委員
 済みません。議案に対する討論をさせていただきたいと思います。
 議案の第1号、平成19年度一般会計補正予算について、反対の討論をさせていただきます。
 今回の補正予算案の中では、ここの所管の分ですけれども、障害児の通園施設利用料の負担軽減、それから県立学校の耐震化費用など、子育ての支援だとか子供の安全確保に関する予算が計上されているということについては非常に評価をしています。
 けれども、その一方で唯一県立に、県営で行っている養護老人ホーム母来寮の民営化を前提とした母来寮費、これが盛り込まれていますが、県の養護老人ホームへの関与のあり方を本当に大きく転換するような重要な案件だと思いますので、どうしても賛成ができないというふうに思います。
 県が養護老人ホームの運営を全く民間任せにしてしまうということは、県として直接養護老人ホームに携わるという人がなくなるということになります。県としてはそうなってくると、現場のことを非常に把握したり、理解するということがしづらくなるということだと私は思います。このことは別に県立の施設だけの問題ではなくて、民間法人で福祉をよくしようということで努力しておられる方の気持ちを県がわかる、把握するということも本当にしづらくなるということだというふうに私は思うのです。私は今回の母来寮の民営化は、単に官から民ということでは済まされなくて、県としても民間も含めて養護老人ホームの運営全体に負うべき責任をやはり弱体化させるということになると思います。
 先日の本会議でも日本共産党の錦織陽子議員が質疑を通じて確認もさせていただきましたけれども、入所が長くなっている方が重度化しているということで、大体入所者の1割の方が重度になっておられるということで、県は職員を加配しているということがありました。今後それに相当する職員配置がなされるのかどうかということも、この前も質疑をさせていただきましたけれども、非常に不透明だというふうに思いました。ですから、入所しておられる方の処遇がどうなっていくのかというのが正直言って不安だなというふうに思いました。ですから、この民営化を前提とした今回の母来寮費には私は反対です。
 あと重度心身障害者医療費助成事業費、これは障害者とその家族の方に医療費の有料化で新たな負担を強いる特別医療費助成制度の改定のための事務費でありますので、それからあと妻木晩田遺跡調査整備事業、これは前回の6月補正予算でも指摘をさせていただきましたけれども、私たち日本共産党は妻木晩田遺跡の保存運動は住民の皆さんと一緒に進めてまいりましたけれども、この整備計画全体の内容についてはもう少し科学的な検証が必要であるということや、それから米子市が同じような、似たような施設を整備しているということからいっても、計画をもう一度見直すことが必要だというふうに思っています。
 以上の点から私は議案第1号は反対というふうにしたいと思っています。
 次に、議案第11号、鳥取県特別医療費助成条例の一部改正について、この反対討論をさせていただきます。
 今回の特別医療費助成条例の改正の中で、子供の医療費助成年齢の拡大、それから低所得の子育て世代の医療費負担軽減については評価をしています。
 しかし、問題なのは障害者の医療費については、非課税世帯とそれから精神疾患及び透析患者の一部は引き続き無料となっていますけれども、それ以外の世帯は有料化をされて、かつ低所得者の方の入院給食費の助成が打ち切りとなっています。これは障害者の方、その家族にとっては非常に深刻な改定内容になっていると思いますので、私は反対です。
 今回の改定の理由の中に、持続可能な制度にするということが掲げられていますけれども、パブリックコメントで意見を聞いても、9割の方が反対をしておられるわけです。制度維持という理由を掲げておられますけれども、使っておられる方が困るというようなあり方に変えてしまっては、制度を維持するという意味が私は本当に薄れるというふうに思うのです。ですから、本当に今回財政が大変だということもあったとは思いますけれども、この条例の目的が身体障害者などの健康の保持、生活の安定を図り、もってその福祉を増進するという、こういう目的に沿った制度の維持ということが本来必要ではないかというふうに思います。
 実際に障害者の方やそれを支えておられる家族の皆さんの生活状況は、今国が進めてきた構造改革路線の中で自立支援法による負担増、税制改正による増税、本当に生活が苦しくなっているというのが実情だと思います。こんな中で、私も聞き取りをしましたけれども、課税世帯であっても最近収入が減っているとか、非課税から課税世帯になってしまって本当に税金をたくさん払わなければいけなくなって、そういう中で障害を持っている家族の方が入院をしておむつ代がかかったり付き添いの費用が要ったり、交通費、食事代、本当にいろんな負担がかかってくるという状況に今なっていて、私は本当に特別医療費の助成制度を変えてしまって、課税世帯であっても有料化するということはこの方たちの生活を本当に困難にしていくものになっていくというふうに思います。
 知事さんが議場でも、構造改革路線で今進められてきたけれども、セーフティーネットが必要だということをおっしゃっていましたが、私はこの制度改正をするということはセーフティーネットを本当に壊すことになるというふうに思いますし、先ほど言いましたように、特別医療費というこの制度の目的、これが果たせなくなるというふうに思っています。
 あと低所得者への入院給食費の有料化、これについてですけれども、この前から県の方にも伺っていますが、回答としては入院給食は治療の一環ということをおっしゃられるわけですけれども、あわせてどこでも食べるから有料化だということをおっしゃいました。でも私は治療食はどこでも食べるわけではないというふうに思うわけです。ですから、本当にこういう治療の食事として食べておられるものを、どこでも食べるからということで有料化をしていくということは大問題だというふうに思うわけです。ですから、私は本当に改悪になると思いますので、やめていただきたいというふうに思っています。
 財政の問題をよく言われるのですが、議場でも言わせていただきましたけれども、入院給食費の有料化で4,200万円、低所得者の方に負担増になります。けれども、ここの担当のところではないですけれども、アシアナ航空の補償金で今回5,000万円のお金を出すというような話も一方で出てきているわけです。それから今回補正予算にも出てきていますけれども、この特別医療費の制度改定の事務費、これだけで2,250万円かかってしまうわけです。私はだから、こういうお金を使うのであれば、もっともっと障害者の方の負担軽減に使えるのではないかというふうに思うのです。
 ですから、私、以上の理由から、議案第11号の特別医療費助成条例の一部改正には反対をしたいと思います。

◎藤縄委員長
 そのほかございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、質疑、討論とも出尽くしたようでございますので、これより採決に入ります。
 初めに、議案第1号、平成19年度鳥取県一般会計補正予算並びに議案第11号、鳥取県特別医療費助成条例の一部改正について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、この2案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第5号、平成19年度鳥取県営病院事業会計補正予算、並びに第9号、鳥取県手数料徴収条例の一部改正について、並びに第12号、都市計画法施行令第31条ただし書の面積を定める条例の廃止について。以上、3案につきまして賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第1号並びに第11号を除く3案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、陳情の審査を行います。
 今回は新規の陳情10件の審査を行います。よろしいですか。(「どうぞ」と呼ぶ者あり)
 それでは、陳情19年17号、産業廃棄物処理施設建設候補地の選定ができなかった責任の明確化について、審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○市谷委員
 私はこれ、問われていることの意味がよくわからないということと、解釈して県議会でこの産廃処分場建設の候補地が選定できなかったことの責任がだれにあるのかということを仮にここで明確にしたとしても、それだけでその先何をしていいかわからないというふうに思いますので、意味がよくわからないということで、私は不採択。(発言する者あり)

○浜崎副委員長
 そういった意味合いもあろうかと思うのですけれども、基本的にやはり環境管理事業センターが現在も民間業者と引き続き建設検討中だというようなことがありますので、その動向を見守っているところですから、不採択ということであります。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、採択に入ります。
 不採択に賛成の方の挙手をお願いいたします。(「不採択か」と呼ぶ者あり)不採択です。(「不だ」と呼ぶ者あり)不採択です。(賛成者挙手)
 全員不採択でございます。(発言する者あり)
 続きまして、陳情19年18号、悪質商法を助長するクレジットの被害を防止するため割賦販売法の抜本的改正を求める意見書を政府等に提出することについて、審査を行います。

○浜崎副委員長
 内容等の話を聞かせていただいて、結局特に高齢者、こちらの相談が大変多いと実例もお聞きしましたし、何百万というような状況もあります。やはり未然に防ぐ消費者保護の観点からもクレジット会社の規制は絶対必要だろうということで、採択ということでお願いしたいと思います。

◎藤縄委員長
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 採択の方の挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
 全員採択ということでございます。
 続きまして、陳情19年19号、保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書の提出について、審査を行います。御意見があれば。(「不採択、不採択」と呼ぶ者あり)

○浜崎副委員長
 18年度に見直しがあったわけですけれども、将来にわたって国民皆保険を堅持するためにはこれは不可欠というふうに思いますので、不採択。

○市谷委員
 この陳情を出された方も書いておられましたけれども、平成18年度の診療報酬の改定で歯周病などの定期的管理をするための治療した診療報酬が非常に削減をされているということがありまして、これは本当に保険を使って安心して治療するということができにくくなっていますし、病院にとっても報酬が減るわけですから、私は本当にこれはちゃんと保険で見ていく、診療報酬を上げていくということは非常に大事だと思います。これは入れ歯についても同じだと思いますし、それからやはり保険診療で適切な治療と管理をしていって、歯の健康を保つということは体全体の健康にもつながっていきますから、それは医療費を抑制するということにもつながるので、私はやはりこの保険でよりよい歯科医療の実現を求めるということは大事だと思いますので、採択です。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。(発言する者あり)
 不採択と採択の御意見が出ましたので……。

○伊藤(保)委員
 基本的にはわかりますので、理解できますので、私のところは趣旨採択です。

◎藤縄委員長
 それでは、不採択の方の挙手を求めます。不採択の方。(賛成者挙手)
 採択の方。(賛成者挙手)
 趣旨採択の方。(賛成者挙手)
 不採択多数でございますので、不採択と決定いたしました。
 続きまして、陳情19年20号、鳥取医療センターに入院している鳥取県立白兎養護学校の生徒のための教室の確保について、審査を行います。
 御意見ございますでしょうか。(「採択」と呼ぶ者あり)

○浜崎副委員長
 採択。(「採択」と呼ぶ者あり)

◎藤縄委員長
 それでは、採決を行います。
 採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員採択でございます。
 続きまして、陳情19年21号、沖縄戦における日本軍の命令・強制・誘導による「集団自決」の記述を削除、修正させた教科書検定の結果を撤回し、同記述の速やかな回復を要求する意見書の提出について、審査を行います。
 御意見いかがでしょうか。(「不採択」と呼ぶ者あり)

○市谷委員
 歴史教科書のこの検定で沖縄の集団自決に旧日本軍が関与したという記述を削除させるというようなことは、本当に歴史をゆがめることだと思いますし、そんなことはあってはならないと思います。特に未来を担っていく子供たちに戦争の事実をきちんと伝えていくということは未来、平和な社会を築く上では本当に大事なことだと思います。
 皆さんも御存じだと思いますけれども、沖縄の県議会では全41の市町村議会がこの検定結果の撤回を求める意見書を採択しておられますし、テレビでも報道されましたけれども、先月の29日には沖縄では撤回を求める県民大会が開かれて、11万人の方が……(「4万人」と呼ぶ者あり)12万人か。(「4万人」と呼ぶ者あり)えっ。(「面積からいっても絶対に入りません」と呼ぶ者あり)自分たちは11万人と聞いているのですけれども、いずれにしても県民の方たちが本当に撤回してほしいという意思表示をしておられます。そういう意思を私たちも後押しをしていくということが大事だと思いますし、私たち鳥取県議会としても歴史をゆがめてはならないという意思表示にもなると思いますので、私は意見書を上げるべきだと思いますので、採択です。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。

○廣江委員
 私は今おっしゃった理由で不採択です。全く同じ理由です。歴史を曲げたらいけません。(「だから不採択だ」と呼ぶ者あり)

○山口委員
 今、国会でもこれはずっと焦点になっているわけでしょう。文部大臣に陳情されたと。それから総理の演説においても政治が介入したらいけないと。こういう形で検討を始めておるということを執行部の方は承知しておられるかな。今もう見直しする方向で進めておられると。こういう動きがあることは事実かどうかということについて。

●中永教育長
 文科省の方から直接のそういうふうな資料等はいただいていません。報道の方でそういうふうに見直しの検討を始められたという話だけを聞いているところであります。

○山口委員
 そういった意味においてちょっと、不採択でも結構ですけれども、一回はちょっと、研究留保の方がいいではないかと思っておりますけれども。

◎藤縄委員長
 そのほかございませんか。

○浜崎副委員長
 私も不採択なのですけれども、基本的には今こういった、山口委員が今おっしゃったとおりだと思うのですけれども、今の段階で国がやはり責任を持ってこれは判断をされるべきだと基本的には思いますので、私はそういった理由で不採択ということであります。

○澤委員
 公明党は沖縄の検定問題については私どもも研究機関を設置するというような提案をしておりますので、研究留保ということに。

○伊藤(保)委員
 私も、今見直しを検討しているという意味の中で、研究留保ということ。

◎藤縄委員長
 それでは初めに、研究留保とするかどうかのことで採決を求めたいと思います。
 研究留保の方は挙手をお願いいたします。(賛成者挙手)
 採決をされる方は挙手を願います。(賛成者挙手)(発言する者あり)研究留保ではなくて今採決をすることに賛成の方の、採決。(発言する者あり)(賛成者挙手)
 それでは、採決が多数と認めますので……(「何」と呼ぶ者あり)研究留保ではなくて採決することが多数と認めますので、ただいまより採決を行います。
 採択の方。(発言する者あり)研究留保ではなくて採決をすることが多数でしたので、採決をさせていただきます。(「結論を出すということだ」「結論を、白黒をつけるということに今、皆さんがオーケーだということだから」と呼ぶ者あり)そういうことです。(発言する者あり)そういうことです。(「不採択だ」と呼ぶ者あり)
 採択の方の挙手を求めます。(発言する者あり)この陳情に対する採択とされる方の挙手を求めます。(「陳情の採択ですね」と呼ぶ者あり)陳情の採択です。(「研留の選択はもうないわけか」と呼ぶ者あり)もうないということです。(発言する者あり)
 採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)(発言する者あり)
 採決をさせていただきます。採択が3名。
 不採択の方の挙手を求めます。不採択の方の挙手を。(賛成者挙手)5名。
 不採択が多数ですので、不採択と決定いたしました。
 陳情19年22号、全国青年大会派遣事業を平成19年度鳥取県青少年団体補助金の対象事業に復活することについて、審査を行います。
 御意見はいかがでありましょうか。

○浜崎副委員長
 今いろいろと課長の方から話がありましたけれども、結局その成果をしっかり地域に還元するということ。お金を出したからということだけではなくて、先ほども言われましたように、しっかり連携をとってやっていただきたいというふうに思いますので、採択。(発言する者あり)

◎藤縄委員長
 そのほか。
 それでは、採決に入ります。
 採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員採択ということで採択と決定いたしました。
 続きまして、陳情19年23号、島根原子力発電所周辺の断層調査と耐震基準の見直し及び原子力に依存しないエネルギー政策の転換を求めることについて、審査を行います。
 いかがでございましょうか。(「不採択」と呼ぶ者あり)

○浜崎副委員長
 国民の不安というのは当然あるわけですけれども、実際に今約3割ぐらい当然原子力ということになっていますので、安全確保を大前提にして基本計画も必要に応じて見直しをされているということですから、不採択ということでお願いしたいと思います。

◎藤縄委員長
 そのほか。

○市谷委員
 私はこの前、御存じのとおり原発はかなり事故も起きているとか安全性の保障がない、それから技術的にも未確立だと思います。ずさんな管理体制ということも指摘をされています。こういう問題を抱えている原発から、今すぐということではなくて、これは計画的にという意味で私はこれを出しておられると思いますし、計画的にやはりこういう安全性が確保されていないものからはやはり撤退をしていくということが大事ではないのかなと思いますし、本当に安全でCO2の排出削減につながる自然エネルギーへの転換をむしろ求めていくということが大事だと思いますので、私は採択です。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、採決をいたします。
 不採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 不採択多数で不採択と決定いたしました。
 陳情19年24号、「鳥取県特別医療費助成制度」見直し案の改善について、審査を行います。
 御意見いかがでしょうか。(「不採択、不」「ちゃんと理由も言えよ」と呼ぶ者あり)

○浜崎副委員長
 いろいろ御意見があったみたいですけれども、持続可能にするためにはすべてを、全部補助というのも難しいわけですし、応能負担を求めることはやはり理解できます。パブコメもあるわけです。また関係者の意見等も踏まえた負担軽減というものも改正案に反映されているというふうに思いますので、不採択ということでお願いしたいと思います。

○市谷委員
 先ほども述べさせていただきましたけれども、財政を理由にされるというのは考え方としてあるかもしれませんけれども、ではその財政の使い方の第一に何を据えるのかというものが私は鳥取県として問われていると思います。ですから、ほかでアシアナ航空みたいなことにどんどんお金をつぎ込みながら、こちらでは削減をするというのは、私は優先順位としては逆だと思いますし、本当に今、障害者の方やその家族の方たちの生活実態からいえば、この制度をむしろ充実することが求められているというふうに思いますので、負担がふえるという今回の見直しについては私は反対ですので、この陳情には賛成、採択です。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。
 それでは、採決に入ります。
 不採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 不採択多数で不採択と決定いたしました。
 続きまして、陳情19年25号、児童扶養手当の減額の見直しを求める意見書の提出について、審査を行います。
 御意見ございますでしょうか。

○浜崎副委員長
 基本的に国がしっかり責任を持って対応されるべきものだというふうに思いますので、不採択ということでお願いしたいと思います。

○市谷委員
 この前もここの委員会でお話を聞かせていただきましたけれども、母子家庭の方も、9割でしたかね、ほとんどの方が今働いておられるのですけれども、それでも収入が少ないという中で子供を養って、お母さんが頑張っているわけです。仕事も本当に子供がいるとどうしても子供が病気になれば休まなければならなくなって、パートという働き方をせざるを得なかったりとか、鳥取県の就職事情でいえばなかなか正規職員というのはなりにくい状況ですから、必然的に母子家庭の収入は少なくなるという状況にあります。
 それから私もちょっと、いろいろ意見を聞きましたけれども、ひとり親ということは仕事もするし子育てもする、両方1人の親でやらなければならないということですから、どうしても長時間働いてしまうと、残業でもしたら家に子供だけを置いていかなければいけないということになりますから、働き方もどうしても時間をセーブして働いて、早く帰って子供を見るということになりますから、やはり収入の点では不安定になりやすいということがあります。ですから、本当に今こういう母子家庭、ひとり親家庭の方たちから、収入が少ないのに児童扶養手当を削減していくということは、この母子家庭の命綱を奪うということだと私は思いますので、そんなことをしてはなりませんから、ぜひこれは国の方でしっかりと削減することがないようにということを鳥取県としても意見を上げていくことが大事だと思いますので、採択です。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。

○澤委員
 公明党は連立政権協議にあたりまして、児童扶養手当の見直しの凍結を掲げておりますので、これにつきましては研究留保といたしたいと思います。

◎藤縄委員長
 研究留保の声がありましたけれども……。

○伊藤(保)委員
 研究留保。

◎藤縄委員長
 研究留保。
 それでは、研究留保とするかどうかの採決を行いたいと思います。(発言する者あり)
 研究留保とするかどうかの採決をいたしたいと思います。
 研究留保の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 3名。
 採決することに賛成の方の挙手を求めます。(発言する者あり)採決です。(賛成者挙手)
 それでは、採決することといたします。
 不採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 趣旨採択の方の挙手を求めます。ございませんね。
 それでは、不採択多数ということで不採択と決定いたしました。
 陳情19年26号、特別医療費助成制度の見直しについて、審査を行います。
 御意見いかがでございましょうか。

○浜崎副委員長
 24号と同じ理由で不採択、不採択。

○市谷委員
 私も24号と同じ理由で採択にしていただきたいというふうに思います。

◎藤縄委員長
 そのほかございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、採決に入ります。
 不採択の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 不採択多数で不採択と決定いたします。
 陳情につきましては以上でございます。
 次に、報告事項に移ります。
 質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
 第7回全国障害者スポーツ大会に係る鳥取県選手団の派遣について、森田地域生活支援室長の説明を求めます。

●森田地域生活支援室長
 教育民生常任委員会資料、福祉保健部の資料をお願いいたします。
 資料の1ページをお願いいたします。秋田県において開催されます第7回全国障害者スポーツ大会「秋田わか杉大会」といいますけれども、これに鳥取県選手団を派遣いたしますので、報告いたします。
 この大会はスポーツの楽しさと感動を共有し、またスポーツの輪が全国に広がることを目的とする。さらに国民の障害に対する理解等を深めるために開催されるものであります。
 わか杉大会の概要につきましては、2にまとめておりますけれども、10月13日から15日までの3日間開催されます。開催されます競技種目としましては、個人競技と団体競技合わせて13種目について競技が行われます。参加者としては5,500人というような規模でやっております。その大会対象者の鳥取県の選手団ですけれども、3のところにまとめておりますが、団長としましては西村武津美、選手としまして個人競技、団体競技、役員を含めまして46名の選手団を派遣いたします。個人競技に関しましては5種目、それから団体競技に関しましては1種目を競技していただくことになります。
 昨日、結団式を開催いたしまして、団長の方から鳥取県選手として頑張ってくるというような決意の表明がございました。選手は10月11日に鳥取県を出発していくというような予定にしております。
 参考としましてはこれまでの概要を6番に載せております。今回の大会につきましても、それぞれの選手の目標に向けて頑張っていただきたいというふうに思っております。

◎藤縄委員長
 続きまして、県立岩井長者寮の譲渡に係る公募の結果について、並びに株式会社コムスン訪問介護事業所への監査結果等について、及び県立母来寮の譲渡に係る公募の開始について、三好長寿社会課長の説明を求めます。

●三好長寿社会課長兼参事(医療制度改革担当)
 同じ資料の2ページをごらんください。県立岩井長者寮の譲渡に係る公募の結果についてでございます。
 これまでも御報告をしておりましたように、岩井長者寮について公募をしておりました。9月20日に締め切りをいたしました。1者の方から応募がありまして、この方が適格であるということを確認しております。1者の方からの応募でありましたので、入札は実施せず、この応募者と随意契約締結に向けた手続を行っております。
 1番になりますけれども、応募された方は彌登章さんという方でありまして、現在は個人なのですけれども、社会福祉法人格の取得に向けて準備しておられます。岩井長者寮について、用途については自由、ということで募集をかけておりましたけれども、御意向としては軽費老人ホームA型、つまり岩井長者寮と同じ形での事業ということを予定しているというふうに聞いております。今後の予定については2番の方に書いている流れで行きたいと思います。
 続きまして、3ページでございますけれども、コムスン訪問介護事業所への監査結果等についてでございます。
 コムスンにつきまして、6月中旬から下旬にかけて介護保険法の規定に基づく監査というものをやっており、その結果がまとまりました。指定取り消しに至る案件はなかったけれども、人員配置基準違反といったような事例が見受けられましたので、9月12日付で鳥取県内の東部、中部、西部の各総合事務所長からコムスン代表取締役あてに指導文書を発送しております。
 内容が1のところに書いてあります。(1)にありますように、倉吉市にあります「倉吉中央ケアセンター」、これについては平成16年9月の開設時から半年間、管理者、サービス提供責任者、訪問介護員が配置されていなかったということが明らかとなりました。この期間では、ただし実際のサービスというのは提供されていなかったということであります。この実態について、いわゆる虚偽性というものは確認されなかったのですけれども、指定申請書類に勤務実態のない方を記載しているということで、重大な基準違反だということで判断いたしまして、センター開設後、不適正な運営を行っていた期間に係る介護報酬、それから障害福祉サービスに基づく支援費、これを返還するように指導をしております。返還額としては介護報酬が大体170万円、支援費の方は約60万円ということで、現在、コムスンあるいは市町村において精査を行っているところでございます。
 (2)にありますように、そのほかの事業所につきましても、人員配置基準違反が確認されたために文書指導を行っておりますし、それ以外にも法令遵守体制の強化ということについて指導していくところでございます。
 また、2番にございますように、コムスン事業所、これは全体の事業について全国的に譲渡をするということで検討を進めておりますけれども、コムスンに設置された第三者委員会が譲渡先を公募、選考したところ、鳥取県の事業所については、米子市に本社がございます「株式会社ハピネライフケア」という事業所の方に譲渡が決定されたということでございまして、9月13日付で譲渡契約が締結をされております。今後は11月1日に事業移行する予定で準備しているというような状況でございます。
 続きまして、4ページでございますけれども、県立母来寮の譲渡に係る公募の開始について御報告させていただきます。
 先日の常任委員会でも御報告させていただきましたけれども、母来寮について20年4月からの民営化ということで検討しておりまして、9月議会でも予算について提案しているところでございますけれども、譲渡について次のとおり公募手続を開始するということを考えているところでございます。
 選定方法としては1番のとおりでございますが、公募型指名競争入札ということで、まずは応募いただいた法人について選定委員会、外部の有識者から成る選定委員会で適格性を審査いたします。ケアの内容に関するものでありますとか、あるいは財政基盤、経営基盤が確立しているかといったようなこと、あるいは過去の監査について指摘があったかどうかというようなことも含めて審査します。適格と認められた法人について競争入札ということで、価格による競争入札ということをやるわけでございます。
 公募条件が2番のところに(案)として書いてありますけれども、応募資格としては県内に主たる事務所を置く社会福祉法人ということで、老人ホームを19年4月1日現在で3年以上設置運営している法人ということで考えております。譲渡条件としては、土地、建物の一括譲渡ということで、売却価格は財産評価審議会の答申価格をもとに最低入札価格というものを設定しますので、それ以上ということでございます。運営条件というのがウに書いておりますけれども、1つは運営の継続ということで、養護老人ホームとして引き続き20年4月1日から一定期間以上継続して運営するということを条件にしたいと考えております。この一定期間については今検討中でありますけれども、おおむね10年程度ということで考えていきたいとは思っております。それから職員の派遣につきましては、現在の職員の一部を3年間譲渡先法人に派遣するということを考えておりますが、これも最終の検討中でございますが、寮母、寮父、いわゆる直接処遇に当たる寮母、寮父さんを4名程度派遣するということで考えているところでございます。また、その派遣する職員の人件費については県が補てんすることを検討しているところでございます。
 スケジュールは3番にございますけれども、10月12日、来週の金曜日から公募を開始したいと思っておりまして、月内に募集を締め切り、審査委員会というものを開催した上で、11月7日前後でございますけれども、入札、譲渡先の決定ということをしたいと思っておりますし、それから設置管理条例の改正案等々、関連する予算案あるいは条例案といったものをまた議会の方に提案させていただきたいというふうに考えているところでございます。

◎藤縄委員長
 続きまして、鳥取県医師養成確保奨学金の応募状況について、大口医療政策課長の説明を求めます。

●大口医療政策課長
 同じ資料の5ページをお願いいたします。鳥取県医師養成確保奨学金の応募状況につきまして、御報告いたします。
 6月補正予算で御承認いただきました鳥大及び県外の大学生を対象とした奨学金制度につきまして、8月15日から9月14日まで応募した結果でございます。
 まず、2番のところですけれども、鳥大の在学生につきましては15名枠に対して14名、それから県外につきましては25名枠に対しまして8名ということで、22名の応募がございました。この22名に対して面接を行った結果、申請者全員に貸し付けを行う方針で現在手続を進めております。
 なお、応募数が募集枠に達していない各学年につきましては、現在追加の募集を実施しているところでございます。募集の内容は記載のとおりでございますが、募集期間を10月19日までとしております。特に県外の大学についての枠がございますけれども、すべての大学に連絡いたしまして、学生の方への周知の徹底をお願いしているところでございます。

◎藤縄委員長
 続きまして、天神川流域下水道事業特別会計に係る平成19年度公的資金補償金免除繰上償還について、田倉水・大気環境課長の説明を求めます。

●田倉水・大気環境課長
 教育民生常任委員会資料の生活環境部の1ページをお願いいたします。
 天神川流域下水道事業特別会計に係ります平成19年度公的資金補償金年度繰り上げ償還について御報告申し上げます。
 平成19年8月に実施要綱の改正がございまして、概要にありますとおり、年利5%以上で借り入れしております公的資金のうち、法務省の条件を満たすものについて繰り上げ償還を行う場合に、本来支払う予定でございました利子額に相当する補償金が免除されるという改正になりました。それに伴いまして、天神川流域下水道特別会計が現在借り入れしている公的資金について繰り上げ償還を行おうとするものでございます。
 繰り上げ償還の対象となります借り入れでございますが、②のところに記入してございます年利5%以上の旧資金運用部資金、並びに年利5%以上の公営企業金融公庫資金でございます。この内訳は2番の方にございます。繰り上げ償還が可能な残債額でございますが、5億600万円。内容は財政融資9,700万円、公庫4億900万円でございます。償還によりまして軽減される利息が9,600万円。ただし、償還に係りまして民間資金借換によります利息というものが3,300万円かかりますので、差し引き6,300万円の負担軽減を図ろうとするものでございます。
 繰り上げ償還するための条件ということで、総務省並びに財務省、両省に公営企業経営健全化計画を策定してヒアリングを受ける予定となっております。その経営健全化計画につきましては3番の方に記入しております。

◎藤縄委員長
 続きまして、多重債務問題等の対応について、山根消費生活センター所長の説明を求めます。

●山根消費生活センター所長
 資料の2ページをお願いいたします。多重債務問題等の対応について御説明をいたします。
 多重債務等の相談状況でございますが、現在行っております多重債務・ヤミ金融等相談会、これは奇数月、隔月で実施をしております。表に書いておりますとおり、ことしの前半で112件の相談をいただいております。前年に比べてかなりたくさんの相談をいただいております。
 具体的な相談事例でございますが、6年前から生活費の不足を複数の貸金業者から借りて、毎月の返済額が膨らんで返済ができない状況になった。任意整理を依頼して利息の引き直しを行ったところ、借金はなくなり、逆に過払いが生じたという事例。それから多重債務でどこからも借りられず、ヤミ金融に手を出している。元金の何倍も返済したが、執拗な取り立てが続いている。相談会で警察官が電話により警告を行ったところ、取り立てはとまったということでございます。
 19年度の消費生活センターが受けております相談状況でございますが、9月末現在ですけれども、全体では3,360件です。うち多重債務に関するものが457件です。全体では昨年と比べて減っておりますが、多重債務の関係につきましては逆にふえております。相談の特徴といたしましては、任意整理ですとか特定調停などの適切な債務整理方法についての御相談、あるいはグレーゾーン金利による利息の引き直し、過払い等に関する相談、それから特定の業者名についてヤミ金融業者かどうかの問い合わせ、こういった問い合わせをいただいております。
 今後は、先ほど申しました隔月に実施しております多重債務・ヤミ金融の相談会を行って行きますとともに、全国的な取り組みといたしまして12月に全国一斉多重債務者相談会というのを予定しております。鳥取県内で東部・中部・西部の3カ所でそれぞれ開催する予定にしております。
 3番の市町村の取り組み状況でございますが、市町村の相談窓口を設けていただこうということで研修等行っております。江府町におきましてはこの10月から相談窓口の設置を行っておられます。
 多重債務・ヤミ金融の問題対策協議会の開催でございますが、今月の30日に開催予定をしております。関係機関との連携なり啓発、あるいは弁護士等への受託手続等について検討しております。
 最後に、今月の22日でございますが、消費生活の公開セミナーといたしまして、紀藤弁護士による講演を予定しております。

◎藤縄委員長
 続きまして、平成19年地価調査結果について、小倉景観まちづくり課長の説明を求めます。

●小倉景観まちづくり課長
 同じ資料の3ページをお願いいたします。平成19年地価調査結果についてでございます。
 県内178地点におきます地価調査、これは毎年7月1日を基準日といたします全国調査、全国一斉調査でございます。
 1番に、この1年間の地価の動向ということで書いております。鳥取県全体の地価の対前年変動率、全用途平均で見ますとマイナスの3.5%、住宅地につきましてはマイナスの3.0%、商業地につきましてはマイナスの4.8%と、全国平均と比べますと下落率が大きい状況にあります。
 しかしながら、中ほどの第1表を見ていただきますと、対前年変動率の欄でございますけれども、その全用途の欄で見ていただきますと、平成17年がマイナスの5.0%、18年がマイナスの4.4%、そして19年がマイナスの3.5%と、下落幅は少しずつ縮小しつつあることも事実であります。また、その下の地価指数でございますけれども、これは昭和61年、バブル期の前の昭和61年を100とした場合の指数でございます。平成19年の欄を見ていただきますと、住宅地で96、商業地で57ということでございまして、住宅地については61年と大体同じような水準、少し下回る水準でありますが、商業地につきましては57と、非常に落ち込んでいる状況でございます。
 また、第3表に本県の価格の1位の地点を記載させていただいております。住宅地につきましては東町二丁目。ここにつきましては対前年と同じ価格でございました。商業地につきましては鳥取市の栄町ということで、対前年変動率がマイナスの8%という落ち込みでございます。
 この調査の目的、役割を一番下に書いておりますけれども、これは国土利用計画法に基づく調査でございまして、毎年1月1日を基準日とする国が行います地価公示とあわせまして、土地の取引価格の指標とするものでございます。

◎藤縄委員長
 続きまして、教育相談員(任期付職員)の採用について、山口参事監兼高等学校課長の説明を求めます。

●山口参事監兼高等学校課長
 それでは、教育民生常任委員会資料の教育委員会の1ページをお開きください。
 教育相談員(任期付職員)の採用について御報告いたします。
 この教育相談員は、県立高校で生徒へのカウンセリングを行う臨床心理士資格を持った職員でございます。今年度2名県内に配置する予定でございまして、1名は6月1日付で中部地区に配置しております。7月の常任委員会で選考試験につきまして御報告いたしましたが、あと欠員となっております1名の試験を8月18日に行いまして、10月1日付で採用し、東部地区に配置しております。
 2番の配置状況をごらんいただきますと、県立高校24校中、現在22校にその常勤の教育相談員2人あるいは非常勤のスクールカウンセラーを配置しているところでございます。
 3番の今後の方向でございますが、最終的には全県立高校に教育相談員かスクールカウンセラーを配置したいというぐあいに考えておりまして、現在東部・中部に教育相談員が配置できましたので、西部地区に配置する教育相談員1名の増員を検討したいと考えております。
 3年の任期付ということが募集のネックになっているということもございまして、今回の配置の効果を検証しまして、任期の延長などを検討していきたいと考えております。

◎藤縄委員長
 続きまして、第3回とっとり発メディアとの接し方フォーラムの開催等について、鳥取県青少年健全育成条例の一部改正素案とパブリックコメントの中間結果について、家庭教育推進協力企業との協定締結について、松田家庭・地域教育課長の説明を求めます。

●松田家庭・地域教育課長
 それでは、同じ資料の2ページをお願いいたします。
 第3回のとっとり発メディアとの接し方フォーラムの開催等につきまして御報告いたします。
 来る10月20日、湯梨浜町公民館におきまして、子供たちとメディアとのよりよい関係づくりのためのフォーラムを開催いたします。内容につきましてはこちらに示しておりますとおり、午後の開催になります。実践発表としては私立幼稚園PTA連合会でありますとか、浜村小学校のPTA、それから倉吉東高の生徒さんなどをお呼びいたしまして、発表していただくようお願いしております。御参加の方よろしくお願いしたいと思います。
 第2期のケータイ・インターネット教育推進員養成講座を去る9月15、16日に開催いたしました。15人の方に参加いただき、修了していただいたところでございます。この方々につきましては、各PTAなどの講演会等に参加していただくべく、これから自発的な研修をお願いしたいというふうに思っているところでございます。
 情報メディアの危険性と情報モラルに関する校長等研修会の開催結果につきまして御報告いたします。9月14日、アロハホールにおきまして小・中・高の教員の方々に集まっていただきまして、総勢317名になりましたけれども、携帯、インターネットとのかかわり方について、群馬大学の下田教授の講演を聞いていただきました。
 3ページでございますが、鳥取県の青少年健全育成条例の一部改正素案とパブリックコメントの中間結果につきまして御報告いたします。
 改正素案につきましては別添をつけさせていただいておりますので、後ほどごらんいただければと思います。今9月10日から始まりまして10月10日まで、パブリックコメントの期間となっております。中間結果がまとまりましたので、御報告いたします。
 今のところの応募は19件ということでございます。主な意見、そこに項目をまとめて書き上げておりますけれども、インターネット利用環境の整備につきましては、携帯電話販売事業者に対するフィルタリング機能を付加した機器についての御意見、あるいは大変危険なツールであるから、規制の整備等は大変ありがたいというふうな御意見、あるいはこんな規制は必要ないというふうなさまざまな御意見をいただいているところでございます。
 4ページをめくっていただきますと、保護者の責務につきましては親自身の改善が一番必要だというふうな御意見、再教育が必要だというふうなこと、保護者についても御意見をたくさんいただいているところでございます。
 青少年の深夜入場制限についてもこのたび検討項目にあがっておりましたけれども、それにつきましての御意見としては、既に行っているというふうなこと、あるいは11時ということだが10時に変更できないかというふうな御意見もいただいたようでございます。
 そのほかにつきましても、たばこの自動販売機でありますとか褒める制度を強化すべきなどの御意見をいただいておりますところで、19件、余り多いとは言えないというふうに、青少年・文教課の方とも話しているところでございますので、これからも御意見を承っていきたいと思います。
 今後の予定のところに示しておりますとおり、パブリックコメントあるいは県議会での御議論などを踏まえて検討してまいる所存でございますし、11月には青少年問題協議会でも審議いたします。それを経て、11月定例会に改正案を提案したいと思っておりまして、20年4月から条例の施行を考えているところでございます。
 5ページでございますが、家庭教育推進協力企業との協定締結につきまして、昨日、10月4日に新たに34社の企業の方と協定を締結することができました。全体で110社ということになりまして、大変ありがたいというふうに思っております。今後もさまざまな、講演会をしたりなどとして、引き続き取り組みたいというふうに思っています。

◎藤縄委員長
 続きまして、重要文化財樗谿神社修理事業の終了について、県内文化財建造物の国新規登録について、及び「梅田萱峯弥生墳丘墓」について、平井文化課長の説明を求めます。

●平井文化課長
 では、同じ資料の7ページをお願いいたします。重要文化財樗谿神社修理事業の終了について御報告いたします。
 重要文化財に指定されております「樗谿神社」の幣殿及び拝殿、それと本殿との間にあります唐門、これの2カ年に及ぶ修理事業が終了いたしましたので、御報告をいたします。修理前と修理後の写真を下の方に掲載いたしておりますが、2カ年で約4,500万円ということです。
 8ページをお願いいたします。県内文化財建造物の国新規登録について御報告いたします。
 9月21日に文化審議会が開催されまして、鳥取県関係では、若桜町内にあります「若桜橋」を国登録有形文化財に登録する旨の答申が行われております。特徴等そこに記載いたしているとおりでありますが、若桜町地内の八東川にかかる鉄筋コンクリート造3連アーチ橋であります。これは大恐慌後に、地元企業を中心に、時局匡救事業としてつくられたものでありまして、昭和8年から9年にかけて建築されているものです。
 参考に県内の国・県指定件数を記載しておりますが、国登録文化財件数100、これはすべて建造物であります。なお、この若桜橋に関する当時の設計図とかそれから構造計算書あるいは工事記録等、これらについては公文書館に保管をされておるものであります。
 9ページをお願いいたします。「梅田萱峯弥生墳丘墓」についてなのですけれども、現在、埋蔵文化財センターで行っております一般国道9号(東伯中山道路)の改築工事に伴う発掘調査におきまして、下記のとおり貴重な遺構が発見されております。場所は琴浦町の梅田、赤碕中山インターチェンジ付近であります。発見されたものは弥生墳丘墓。内容と意義というところに記載してあると思いますけれども、県内最古級、約2,000年前の築造だろうと考えられております。この墳丘墓の上に遺体を納める穴、これを主体部というふうに言っておりますけれども、主体部の周りに4つの柱穴があることがわかりまして、その柱で囲まれたところで墓上祭祀が行われていたというふうに考えられております。類例としては出雲市の「西谷3号墓」、それから福岡県前原市の「平原1号墓」などがございますが、そこの祭祀の状況としては右下に写真がついておりますけれども、それは西谷3号墓の復元模型でありますけれども、このような祭祀が行われていただろうということであります。
 そこの参考に書いておりますけれども、県内で弥生時代の墳丘墓等は73基見つかっておりますけれども、今回のように柱穴が見つかって墓上祭祀の例が見つかったというのは初めてであります。この現地説明会につきましては8日の午後、現地でやる予定にいたしております。

◎藤縄委員長
 続きまして、企画展「ヴェネツィア絵画のきらめき」の開催について、及び鳥取県立博物館来館者満足度調査の結果についてです。三田博物館長の説明を求めます。

●三田博物館長
 資料の10ページをごらんください。企画展「ヴェネツィア絵画のきらめき」というのを11月の3日から12月9日までの会期で県立博物館で行います。
 当館は開館35周年を迎えることとなりまして、今回こういったイタリア・ルネサンスの大きな絵画展を、全国で5カ所を回っているのですが、それを誘致をして展覧会をやろうということにしております。16世紀から18世紀のヴェネツィア絵画、非常にフィレンツェと並んでこういった油彩画が有名なヴェネツィアで活躍した画家たちの代表作品を71点展示したいと思っております。そこに書いておりますように、県内初の本格的なイタリア絵画展であることは間違いないのですが、国内でもこれくらいまとまった形で鑑賞する機会というものはほとんどないと言えるような絵画展になると思います。
 展示構成をそこに書いておりますが、キリスト教ですとか神話に関する絵画、あるいはこのヴェネツィアの元首の肖像画、あるいは次のページに移りますが、ヴェネツィアの都市生活を描いた風俗画ですとか都市景観画、そういったものが中心になります。
 3番に書いてありますように、あわせていろいろな関連事業を行いたいと思っております。コンサート、それから講演会、それから映画の上映会、それから学芸員によるいろいろな講座等、そういったことを計画しております。
 4番には全国巡回のことを紹介しておりますが、先ほど言いましたように、5つの全国の美術館や博物館が共同企画したものです。西日本では大分と鳥取のみでございます。ですから、関西、山陽、中四国にはその会場がございませんので、関西方面なんかにもかなりPRをしているところでございます。
 最後に、広告事業のところで少し書いておりますが、今回の展覧会のリーフレットですとか看板とかチラシには企業から広告をいただいております。今回は中国電力さんと鳥取銀行さんから協賛いただいたこともあわせて紹介いたします。お手元の方にこういった女性の絵がかいたリーフレットを用意しております。詳しいことはこの中に書いてございますので、ごらんいただければと思います。
 次に、12ページでございますが、県立博物館の来館者満足度調査の結果について御報告いたします。
 博物館では今まで個々の展覧会のごとに、どうでしたか、満足されましたか、どこがよかったですかというようなアンケートはやっておりましたが、博物館全体について、いろいろな施設ですとかサービス全般について満足度をはかるような、聞くようなアンケートはこれまでやっておりませんでしたので、今回そういった博物館全体の総合的な満足度をはかりたいということでアンケート調査を企画したところでございます。その結果でどんどんサービスとか施設の改善に結びつけていきたいなというふうに思っているところです。
 調査の方法に書いてありますように、ことしの夏休みに行いました。入り口で調査票を配って、帰るときに回収箱に記載して帰ってくださいというやり方です。聞いたのは来館者のプロフィール、それから博物館全体の満足度、それから後で申し上げますが、17項目の項目別に満足度を聞きました。それからそのほか当館、博物館への意見、期待、苦情、そういったものもあわせて聞きました。こういう内容です。
 まず、3番目にアンケート結果の概要を書いておりますが、回収数は816名であります。夏休みですからかなり集まった方かなと思っております。プロフィールにありますように、そういう関係で若い方の年層、子供さんとか子供連れの若い世帯というのがかなり多かったので、いつもよりはそういうところが多くプロフィールに出ております。
 それで問題の満足度ですけれども、下の方に(2)満足度、全体の満足度は94.3%ですが、それよりもその帯グラフを見てもらった方がいいと思います。大変満足が紫、満足が黄土色みたいなところ、不満と大変不満、こんなような状況でございました。
 一番私どもが関心があったのが次の項目別満足度、12から13にかけてですが、13ページに帯グラフがずらっと並んでおります。この17項目について今のように、大変満足した、満足、不満、大変不満で聞いたということです。ざっと概観してほぼ満足度が高いかなというふうに思うのですが、中でも相対的にどこが不満だったのかなというのが一番関心がありますので、Bのところにありますが、満足度の低いもの、相対的に低いもの。入館料でした。1人800円ですが、子供さんとか大学生は全部ただ、70歳以上もただなのですが、それ以外の方は800円なので、お父さんとお母さんが子供を2人連れてこられたら、子供たちはただだけれども、お父さんとお母さんは800円ずつかかる。ここがちょっと高いかなという意見が、少し多かったかなという感じです。
 ミュージアムショップのところが2番目に来ますが、ミュージアムショップはこの夏休みから初めて、スタートしました。非常に好評でしてショップができてうれしいという意見は相次ぎましたが、もっともっと広げてね、というような声もありましたので、そういうのがこの不満というか、このあたりに出てきたのかなという感じです。喫茶はちょっと待たせるというのが、お昼の時間は非常に混雑しますので、ちょっと待たせたことがあってそれが不満だったのかなというふうに。そんなようなことでこういうことをよく分析して、これからの改善策に生かしたいなと思っているところでございます。
 14ページにはその他の意見を書いておりますが、ここで注目すべきは駐車場が少ない、もっとふやしてねという声がかなり多いということであります。これが課題ではございます。それから再掲されますが、入館料が800円、大人については800円だったのですが、これはちょっと高いのではないのという意見があったということです。全体から見ると数は少ないのですけれども、やはりそういうようなことで。企画展、常設展は、剥製にさわれるとか、触れられる、こういうのは非常によいということで、今回初めてシベリアグマとかホッキョクグマにさわれるようにしたのですけれども、大変好評だということがあります。
 そのあと15ページ、16ページはそのときにとりましたアンケート調査の用紙をつけております。これの根っこには、参考にしたもとは、「国立科学博物館」、上野にありますけれども、これが非常にいい調査をやっていまして、それをうちの博物館に応用したということで、原型は国立科学博物館のものです。

◎藤縄委員長
 続きまして、鳥取県立倉吉体育文化会館(体育館棟)の改修工事に伴う休館について、村山体育保健課長の説明を求めます。

●村山体育保健課長
 17ページをお願いいたします。鳥取県立倉吉体育文化会館の改修工事に伴う休館について報告させていただきます。
 倉吉体育文化会館の改修工事に伴って体育館棟のみを休館いたします。休館の期間ですが、本年11月1日から来年の5月31日まででございます。工事の概要は4番の方に記載しておりますけれども、天井裏の耐震補強工事及びアスベスト撤去工事並びに屋根の改修工事を行うものでございます。この工事に伴いまして建物全体を囲い込んで工事する必要から、体育館棟を休館とするものでございます。なお、研修等で使用いたします会館棟の方は通常どおり使用が可能となっております。一般の利用者に対しましてはホームページでありますとか張り紙、それから県政だより等でお知らせしていきます。

◎藤縄委員長
 今までの説明につきまして質疑等はございますでしょうか。(「ちょっと分けてほしい」と呼ぶ者あり)では、生活環境部の方から。
 生活環境部について。(「なし」と呼ぶ者あり)
 福祉保健部について。

○市谷委員
 岩井長者寮のこの譲渡の分なのですけれども、応募された方は初めてされる方ですよね。いろいろこれから職員さんなんかも採用されたりして、形はこれから整えていかれるということでしょうか。

●三好長寿社会課長兼参事(医療制度改革担当)
 この方は初めてされるということですし、職員の方もこれからです。

◎藤縄委員長
 そのほか。

○市谷委員
 それと母来寮の件なのですけれども、運営継続の期間なのですけれども、10年間、10年程度ということなのですけれども、この10年というのはどうして10年なのかを教えていただけませんでしょうか。

●三好長寿社会課長兼参事(医療制度改革担当)
 一定期間継続していただくというのは、応募に当たって譲渡後も責任を持って運営していただくと、そのための条件ということでつけさせていただいているのですけれども、1つの考え方としては指定管理者制度というと大体3年から5年ぐらいの更新期間ということであります。今回その指定管理者ではなく民営化を選んだというのは、運営継続の継続性といいますか、運営の継続性というものを一つ評価として民営化ということを選択しておりますので、そのおおむね2倍程度の期間というのが必要ではないかなと。あるいは今、高齢者福祉あるいは社会保障制度全体をめぐる環境というのは非常に激動しておりますけれども、今後10年程度であれば現在の状況から見通しもつくだろうと。将来的に、本当に超長期的な将来として養護老人ホームというのはまた再編の可能性もあるとは思っておりますけれども、おおむね10年程度であれば、現在の環境のもとでやっていただくということが必要だと思っておりますので、そういったことを勘案して10年程度が妥当ではないかと思っております。

◎藤縄委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、教育委員会の方に移ります。いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)ございませんね。よろしいですね。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る社会福祉施設及び衛生環境施設の整備、病院事業、学校教育、その他の主要事業につきましては、閉会中もこれを継続審査及び調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようですので、その旨議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の……。

●福井教育次長
 大変申しわけありません。本日、平成20年度の鳥取県教員採用候補者の発表となりますけれども、あわせて選考試験の筆記試験の正解に誤りがあることがわかりました。これを報告いたします。
 中学校の国語と高校の地理1の問題の正解に誤りがありまして、全受験者の採点をし直しました。その結果、1次試験、2次試験とも合否には影響はありませんでした。なお、詳細につきましては午後、記者発表をすることにしております。大変御迷惑をおかけいたしまして、申しわけございませんでした。

◎藤縄委員長
 この件に関していかがですか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、私の方から県内調査及び県外調査について御連絡いたします。
 委員の皆様には既にお知らせしておりますけれども、お手元の日程のとおり、10月10日から11日に県内調査を、10月17日から19日に県外調査を実施いたしますので、御参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 それでは、以上をもちまして教育民生常任委員会を閉会とさせていただきます。お疲れさまでございました。

午前11時42分 閉会
 

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