令和8年度総務教育常任委員会議事録

令和8年6月25日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
東田 義博
鳥羽 喜一
西村 弥子
山川 智帆
興治 英夫
島谷 龍司
安田 由毅
銀杏 泰利
福田 俊史
欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   松本人口戦略推進本部長、櫻井令和の改新戦略本部長、佐々木総務部長、足羽教育長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   田中(亜)課長補佐、川田係長、川上主事


 1 開会   午前9時59分

 2 休憩   午前10時13分

 3 再開   午前10時14分

 4 閉会   午前10時57分

 5 司会   東田委員長

 6 会議録署名委員  島谷委員  西村委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前9時59分 開会

◎東田委員長
 ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりであります。この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、最初に付託議案及び請願・陳情の審査を行い、執行部の入れ替え後、教育委員会の報告事項について行うものといたします。
 続きまして、会議録署名委員を指名いたします。会議録署名委員は、島谷委員と西村委員にお願いします。よろしくお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 まず、付託議案については、日程に記載の3議案でございます。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、付託議案に対する討論を行っていただきます。ございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決するのがよろしいかお諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、御異議がないようでございますので、付託議案を一括して採決いたします。
 なお、本委員会に付託されました議案は、議案第1号、第6号及び第12号でございます。原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございます。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情4件の審査を行います。
 まず、陳情8年総務・教育第7号、高等学校における平和教育及び校外学習の政治的中立性と安全確保を求める陳情について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○鳥羽委員
 陳情8年総務・教育第7号についてですが、平和教育の政治的中立性については、公立学校及び私立学校ともに教育基本法及び学習指導要領等の趣旨にのっとり、特定の政党等の立場に偏ることなく、生徒が多面的・多角的に考察し、事実を客観的に捉え、公正に判断することを妨げることがないよう指導しています。さらに、修学旅行などの校外活動においては、各学校において危機管理マニュアルに沿った活動を徹底するなど、安全確保に万全を期すよう指導しています。このように、教育委員会または各学校において必要な対応を既に行っており、新たな対応を求める必要性はないことから、不採択が妥当であると考えます。

◎東田委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようでございますので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は不採択のみでございます。
 それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございます。したがいまして、陳情8年総務・教育第7号については、不採択とするものと決定いたしました。
 続いて、陳情8年総務第9号、国旗損壊罪の新設に反対する意見書の提出について、御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○鳥羽委員
 陳情8年総務第9号についてですが、日本国旗の損壊行為を処罰する国旗損壊罪の創設については、現在国において法制化の是非が検討されているところでございます。本件は、国旗尊重の在り方や法的整合性、憲法が保障する表現の自由への影響を含め、立法府である国会において責任を持って議論されるべき事項であることから、不採択が妥当であると考えます。

◎東田委員長
 そのほかございますか。

○興治委員
 趣旨採択を主張いたします。
 国旗を大切に思う国民感情を保護法益とするということでありますけれども、そのような感情を尊重する思想を、刑罰をもって強制することになり、憲法の思想信条の自由に反するおそれがあります。また、法案にある人に著しく不快または嫌悪の情を催させるような方法という文言は、受け手の主観に左右されるため、罰則の対象となるかどうかの判断が極めて曖昧です。また、表現の自由への影響についてですが、法案には表現の自由に関する配慮規定が盛り込まれ、SNS投稿の禁止規定も削除されましたが、依然としてどこまでがよくてどこからが駄目なのかの境界が曖昧で、芸術表現などに萎縮効果を生むことが危惧されます。
 幾つかの懸念点があり、陳情の趣旨については理解できますが、現在唯一の立法機関である国会において審議中であり、また国民の間でも賛否それぞれあり、それらを基にした真摯な議論が行われていると思われますので、あえて県議会から意見書を提出しなければならないとも言えず、趣旨採択を主張いたします。

◎東田委員長
 そのほかにございますか。
 それでは、確認いたします。御意見は、趣旨採択と不採択です。
 それでは最初に、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数でございます。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手をお願いします。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情8年総務第9号につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。
 次に、陳情8年総務第10号、皇室の伝統に基づく安定的皇位継承の国会論議促進を求める陳情について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○鳥羽委員
 陳情8年総務第10号についてですが、皇位の安定的継承の確保は重要かつ喫緊の課題であり、趣旨は理解できるが、6月10日、衆参両院で安定的な皇位継承の在り方について立法府の総意が既に取りまとめられ、総理大臣に提出されるなど、政府が早期の法制化を目指していることから、趣旨採択が妥当であると考えます。

◎東田委員長
 そのほかに。

○興治委員
 不採択を主張いたします。
 この陳情は、皇位の安定的な継承に関する法整備について、国会の総意を取りまとめることを求める意見書の提出を求める陳情ですが、既に6月10日、衆参両院の正副議長が各党派の代表者協議会を開き、皇族数の確保に向けた立法府の総意は決定済みです。この総意に基づいて法律案の立法作業を行うことを既に政府に求めました。そして、昨日24日、政府が提示した皇室典範改正案の要綱を衆参両院の正副議長は了承しております。よって、県議会から国に意見書を提出する必要はなくなっていることから、不採択を主張します。

◎東田委員長
 そのほかございますか。
 意見が出尽くしたようでございますので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、趣旨採択、不採択でございます。
 それでは、まず趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 4人でございます。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 4人でございます。
 それでは、陳情8年総務第10号につきましては、趣旨採択と不採択が4対4の同数でありますので、鳥取県議会委員会条例第12条第1項の規定によりまして、委員長において裁決したいと思います。
 私は、趣旨採択と裁決いたします。よって、陳情8年総務第10号につきましては、趣旨採択とすべきものと決定いたしました。
 次に、陳情8年教育第11号、ゆたかな学びの実現・教職員定数改善を図るための、2027年度政府予算に係る意見書採択について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○鳥羽委員
 陳情8年教育第11号についてですが、高等学校における少人数学級の実現に向けた定数改善、また教職員の多忙解消に向けた小学校での専科指導教員の充実やスクールカウンセラー等の専門職種の基礎定数化等、様々な教育課程に対応する加配定数の維持拡充、働き方改革の推進に向けた財政措置について、既に国に要望を行っているところでございます。さらに、令和7年度からの教職員調整額の段階的引上げなど、職務や勤務の状況に応じた職務改善を実施してきているところでございます。
 以上のことから、県議会から国に重ねて意見書を提出するには及ばないため、不採択が妥当であると考えます。

◎東田委員長
 そのほかに。

○興治委員
 採択を主張します。
 まず、高等学校での35人学級を早急に実現することなどにつきましては、全国知事会などで定数改善の要望を行っており、その趣旨にかなうものだと思います。また、加配教員の増員や少数職種の配置増、そして加配定数の削減を行わないことにつきましては、鳥取県としても同趣旨の要望を国に対して行っております。それから、教職員の処遇について、改善に必要な財政措置を講じる、あるいは働き方改革を実行するために必要な予算措置を講じることにつきましては、当然に必要なことでございます。学校現場における教職員の多忙、また教職員の不足、そういった問題を解決するためにこの意見書を国に提出することは、極めて意義のあることだと思います。よって、採択を主張いたします。

◎東田委員長
 そのほかに意見ございますか。
 意見が出尽くしたようでございます。これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、採択、不採択でございます。
 それでは、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数でございます。したがいまして、陳情8年教育第11号については、不採択とすべきものと決定いたしました。
 以上で付託案件の審査は終了いたしました。
 なお、委員長報告の作成、内容につきましては、委員長に一任していただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 以上で審議は終了いたします。
 今度は報告に入りますので、執行部入れ替えいたします。どうも御苦労さまでした。

午前10時13分 休憩
午前10時14分 再開

◎東田委員長
 再開いたします。
 引き続き、教育委員会の報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。質疑につきましては、説明終了後、一括して行っていただきます。
 報告1、令和7年度英語教育実施状況調査の結果について、岸田参事監兼小中学校課長の説明を求めます。

●岸田参事監兼小中学校課長
 それでは、資料の2ページを御覧ください。令和7年度英語教育実施状況調査の全国結果が令和8年6月18日に公表されましたので、本県の状況を御報告いたします。
 まず、生徒の英語力の状況についてでございます。高等学校では、国の示す指標CEFR、A2レベル相当、英検準2級等以上を達成する3年生の生徒の割合は51.8%で、全国平均をやや下回る結果となりました。その一方で、CEFR、B1レベル相当、英検2級以上の英語力を有する生徒の割合は18.7%で、昨年度より4.4ポイント増加しております。中学校では、国の示す指標CEFR、A1レベル相当、英検3級等以上を達成する3年生の生徒の割合は50.0%で、全国平均は下回りましたが、令和5年度から3年連続で5割に達しているという状況でございます。
 資料2ページの下、3の成果と課題を御覧ください。高等学校の生徒については、外部検定試験を受験したことのある生徒の割合が令和7年度は60%ということで、大学入試等での活用を背景に、より高いレベルの資格取得に挑戦する生徒が増えていると考えております。その一方で、英語力の二極化傾向、これがやや懸念をされるところです。今後は、教職員研修等を通して、個に応じたフィードバックや適切な見取り、指導の在り方について理解を深める取組を推進してまいります。また、基礎・基本の定着のための教材作成や生成AIを活用したライティング添削の好事例などを各学校に共有し、指導の充実を図っていく予定です。
 資料3ページを御覧ください。中学校についてでございます。令和3年度から実施をしている県教育委員会外国語担当指導主事等による全中学校等への学校訪問、それから英検IBAの結果を活用した授業改善の支援、教員を対象とした研修会の開催等によって教員の指導力向上を図っており、その取組がこうした生徒の英語力の向上につながってきていると考えております。その一方で、生徒の英語力の状況は依然として学校間での差が大きいため、各学校の実態に応じた個別の支援が必要であると考えます。令和7年度までは全中学校を対象に実施してきた指導主事による学校訪問ですが、令和8年度は学校の希望や市町村教育委員会との調整によって訪問校を決定し、より学校の課題やニーズに応じた重点的な支援を行っていく予定としております。
 続いて、教師の英語力の状況について御報告します。資料2ページの上の四角囲いの中に記載をしております。国の示す指標CEFR、B2レベル相当、英検準1級など以上を達成する教師の割合が高等学校では99.1%で、昨年度に続き全国1位となりました。中学校では49.4%で、全国平均を下回ってはおりますが、昨年度より9.2ポイント増加をしております。中学校教員の英語力の向上については、これまでも例えば文科省が実施をしている小・中・高教員を対象とした英検やTOEICなどの受験料が約半額になる制度を年度始めに各学校に周知しております。また、本県の教員採用試験において、英検準1級、これは中学校、それから英検1級、高校相当の資格取得者については、一次試験免除というようなこともやっております。そういったことで採用試験のインセンティブも取りながら、英語の得意な教員に来ていただくというようなことをしております。
 ただ、その一方で、英語の資格試験というのはどうしても、その先生個人に受験をしていただいて取得をしていただくものでありますので、日頃の膨大な校務に加えて、なかなか実際にはそれプラス受験をするというようなところの働きかけが現実的にはちょっと難しい一面もあるというところでございます。
 続いて、資料3ページの4、令和8年度の主な取組について御説明をいたします。
まず、(1)外部試験受験機会の創出についてでございます。今年度も県内の中学1年生から3年生までの全生徒に英検IBAを実施、それから希望する小学6年生に英検ESGを実施して、児童生徒の英語学習への意欲向上を図るとともに、結果を活用した授業改善の推進を支援する予定としております。
(2)教員の指導力・授業力向上については、先ほども申したように、県教育委員会外国語担当指導主事等が各学校を訪問し、学校の課題やニーズに応じて授業参観や校内研修を行い、個別の支援を行います。また、各種研修会の開催や、昨年度から実施をしていますモデル校を指定して生成AI等を活用した生徒の英語力向上を目指した取組を実施しております。
(3)児童生徒の英語使用機会の充実については、市町村教育委員会が実施しているオンライン英会話レッスンやAI英会話アプリを導入する市町村に受講料の支援をしておりますし、英語を使用するイベントの開催なども行う予定としております。このような様々な取組を通して、引き続き本県の児童生徒の英語力向上と教員の指導力向上を進めてまいりたいと考えております。

◎東田委員長
 続きまして、報告2、令和7年度学校給食における県内産食材の使用状況及び取組について、山本体育保健課長の説明を求めます。

●山本体育保健課長
 体育保健課でございます。資料7ページをお願いいたします。令和7年度の学校給食における県内産食材の使用状況につきまして、県の調査の取りまとめと国の調査結果が公表となりましたので、御報告申し上げます。
 本調査は、小学校の中学年に提供した学校給食における1食当たりの県内産食材と国内産食材の利用状況についての調査でございます。
 令和6年度までは県の調査は44品目に限定した重量ベースで実施しておりましたが、第4次鳥取県食育推進計画と鳥取県教育振興基本計画の指標の変更に伴いまして、令和7年度から県の調査を使用品目を限定しない金額ベースの国の調査と同じ方法へ変更しております。
 (1)県調査の結果でございます。県調査は、全市町村を対象としまして、8月、3月を除いた毎月第3週の5日間で実施をしております。県産食材の使用率につきましては75.78%、国内産食材の使用率は96.46%でございました。各市町村の状況につきましては、裏面、8ページのほうに掲載をしておりますので、また後ほど御確認いただければと思います。
 また、県の調査では有機農産物の利用とジビエの活用についても別途調査をしており、有機農産物の活用につきましては9市町、ジビエの活用は5町でございました。
 続きまして、(2)国調査の結果でございます。国の調査は、抽出した7市町が対象でございます。6月、11月の第3週の5日間での実施となっております。県産食材の利用は、令和6年度から7.2ポイントの増で、79.7%で全国3位、国内産食材の利用につきましては、令和6年度から2.9ポイントの増で、98.4%で全国1位という結果でございました。
 (3)使用割合が向上した主な理由でございます。令和6年度は野菜等が天候の影響によりまして県内産の確保が困難な状況でございましたが、令和7年度は生産、納入の調整がうまくできたというところが1点でございます。また、本調査は金額ベースの調査でございますので、食材の価格高騰が影響をしております。特に多くの市町村が地元産の米を使用していることから、米価の高騰が影響しております。また、物価高騰で献立の作成が厳しい状況ではございますが、生産者等と連携した献立の作成でありますとか、入札時に特定の食材において県内産の指定でありますとか県内産を納入できる業者の指定など、入札時の工夫なども影響をしていると考えております。
 一方で、県内食材の利用促進における課題や問題点でございます。魚類におきましては、水揚げ量の減少、燃料費、包装資材、人件費などの高騰によりまして価格高騰が起こっており、入手が困難となっていること、また生鮮が主流で、切り身や一夜干しなど加工に回らないというような状況もございます。また、野菜類におきましては、天候の影響でありますとか生産者の高齢化、人手不足などによる生産量の減少により、必要量を確保することが困難となっていることなどがございます。
 このような課題につきましては、教育委員会や調理場だけでは対応が困難でございますので、関係機関等との連携を図りつつ、少しでも改善につながるように今後取り組んでまいりたいと思っております。
 最後に、2の主な食育に関する取組でございます。県内産食材を活用した食に関する指導の充実や県内食材の利用促進に向けて(1)から(4)の取組を行うとともに、体育・保健体育科の保健や家庭科などとの関連する教科特別活動や総合的な学習の時間など、それぞれの領域と連携した食に関する指導の研究授業を地区を指定して実施しております。当課の指導主事が指導助言等を行い、栄養教諭の指導力向上を図っているところでございます。

◎東田委員長
 ありがとうございました。
 ただいままでの説明について、質疑等ございますか。

○西村委員
 英語教育と学校給食について、1点ずつ教えてください。
 教師の英語力の状況で、高等学校は令和7年度の達成度は99.1%で全国1位である一方、中学校は49.4%で35位であり、全国平均よりも大きく下回っています。この格差を埋めることはできないのでしょうか。せっかく高校にこれだけすばらしい英語力を持っている先生方がおられるので、ノウハウを中学校の先生方に共有できないだろうかということが1点です。
 もう1点が学校給食についてです。有機農産物の活用が9市町村とのことですが、使用量は全体の何%ぐらいになるのか教えていただけますでしょうか。

●岸田参事監兼小中学校課長
 先生方の英語力の状況について、高校と中学校で差があるのではないかというお話です。おっしゃるとおりだというふうに思っておりますが、先ほども御説明したとおり、この指標となっているのが、先生方が英検などの外部試験において、どのくらいの級を取得されているかというところになっております。これからでも先生方にどんどん上の級を取っていただきたいところではあるのですが、先ほども申したように、授業や校務をしながらそこに挑戦するというのはなかなか難しいかなというふうに考えております。もちろん先生方の英語力が高いことにこしたことはないのですが、一方で、児童生徒にどういった力をつけさせるかという授業力と完全に結びつくかというと、そこもそうでない部分もあるのかなというふうに考えております。
 実際に全国の結果を見ますと、教員の英語力の数字が本県よりも若干低いところでも、生徒の英語力は本県より高いというような県もあります。我々が一番力を入れたいのは、先生方の授業力をまずは上げていく、そこに注力をしていくということを考えております。ですので、先ほどもお話ししたとおり、外国語の担当の指導主事が学校を回ったり、研修を行ったりなど色々な方法を使いながら、まずは先生方の授業力の向上に力を注いでいきたいと考えているところです。

●山本体育保健課長
 まず、有機農産物の割合ということでございますが、昨年度から調査方法が重量ではなく金額になっており、総重量が分かりません。有機農産物については、それ単独で重量だけを調べており、割合については出しておりません。参考までに重量だけ紹介させていただければと思います。有機農産物のトータルとしましては、4万6,700kgが昨年度利用した重量になります。鳥取市さんが8,300kg、米子市さんが30kg、境港市さんが3万2,800kg、八頭町さんが3,200kg、南部町さんが660kg、伯耆町さんが1,700kg、大山町が0.3kg、日南町が30kg、日野町が0.2kgとなっており、それぞれの有機農産物の使用の重量のみを調査しておりますので、トータルの中でどれぐらいかということは算出ができない状況です。

○西村委員
 トータルの重量はどれくらいでしょうか。

●山本体育保健課長
 給食のトータルの重量については、昨年度から金額ベースでの調査という形で重量自体を出しておりません。有機農産物を使用したものだけを重量で出しておりますので、トータルの中での割合は出せない状況となっております。

○西村委員
 分からないことが分かりました。
 英語教育についてですけれども、確かに授業力と英語力が違うということは私も分かります。多分授業力というのは生徒の英語力というものに反映されていくのかなと思いますが、数値で測れない面もあります。なので、先生方に資格の試験を受けていただくための時間の確保や、資格を取ったらある意味もっといい待遇があるとか、待遇のためにお仕事をされているわけではないと思いますが、やはり中学校の英語の先生方のモチベーションを向上させるということが必要ではないでしょうか。鳥取県の公立中学校の英語の先生方の力が高いということは、県民にとってもいい影響になると思いますので、何とか時間とモチベーションの確保をお願いしたいなと思います。要望ですが、何かあればお願いします。

●岸田参事監兼小中学校課長
 西村委員におっしゃっていただいたこと、全くそのとおりだと思います。本当にどんどん高い級に挑戦していただいて、先生方の英語のレベルを上げていただきたいという気持ちは当然持っております。その一方で、皆さんも御承知のとおり、なかなか時間がつくりづらいという現実もあります。
 質問のお答えにそのままなるということではないかもしれませんが、一つの例でいえば、生成AIの活用を、モデル校という形で進めています。例えば、生成AIに生徒が話すと、それについての返しをしてくれたりとか、英作文を入れるとそれを生成AIが教えてくれたりとか、そういったことも先生方の授業力の向上に役に立つと思いますし、あるいは業務改善にもつながれば、生み出した時間で御自身も次に挑戦しようかといったことも出てくるかもしれません。そういった形でまずはしっかり先生方をサポートしながら、今おっしゃったようなモチベーションを上げるようなことも考えていきたいというふうに思います。

◎東田委員長
 よろしいですか。

○西村委員
 はい。

◎東田委員長
 そのほかにございますか。

○鳥羽委員
 5ページの下の青いグラフで、B1レベルにおいて、R9目標値との乖離が非常に高いのかなと思いましたが、この辺りはどのように分析されていらっしゃるのかお聞かせください。

●木村高等学校課長
 B1レベルのR9目標値との乖離ということでしたけれども、二極化が進んでいると理解しております。大学入試等での活用も進んでおり、普通科高校の生徒を中心に英検等の高いレベルへのチャレンジが進んでいることが背景にあります。専門高校等につきましても、例えば商業学科などは全国商業高校の校長会が主催している全商英検などを積極的に受験しております。そうした状況がこちらには反映されておらず、それぞれで取組は進んでいると判断しております。

●下田教育次長
 補足なのですが、4ページと5ページを見比べていただきますと、以前も説明した中にあったのですが、グラフの中の下の濃い部分が実際に資格を持っている生徒、つまりは英検であれば2級とか3級を確実に持っている生徒で、薄い部分はその級相当の力があるとみなしている生徒です。4ページの中学校の場合は、英検IBAをそれに使わせていただいています。
 5ページの高校ですが、見ていただくと、実際に取得している生徒が緑のA2レベル、つまり準2級と、それからB1レベルの実際に2級を持っている生徒は、他県と比べてもかなり高い数値はあると思います。つまり、みなしの部分がここにはあまり反映されていない状況があります。ただ、県立高校の中でも、IBAではないですが、実際に英検と同じように資格となり得るGTECを7校でやっております。ただ、それがここに反映できる検定版と、それからアセスメントといいまして、みなしの部分に入る部分とありますので、そういったGTECを反映している、していないということもあるのかなというふうに思います。

○鳥羽委員
 もう1点、3ページに外部試験の受験機会の創出とあって、英検に着目をされているとは思うのですけれども、TOEFLが鳥取県で受けることができない状況だと認識をしていて、レベルが高い、聞く、話すといった日本の英語教育が遅れているところに注力されている試験がTOEFLなのかなと思います。今はTOEFLの試験の結果によっても大学受験が受けやすくなる形の学校も多いです。TOEFLが本県で受けられない状況を何とか是正することはできないかと以前、教育委員会とも意見交換したことがありますが、検討するではなく、研究するということでがっかりした記憶があります。その辺りはどのようにお考えでしょうか。

●岸田参事監兼小中学校課長
 以前もそういったお話を伺っております。正直なところ、今おっしゃったTOEFLもですし、GTECや英検といった外部試験があるのですけれども、以前は中学校でも、英検の試験を土曜日や日曜日に学校で先生方が試験監督をしながら行っていた時期もありました。今の働き方もあり、また、県としてそういった試験の機会を準備することが、学校でそういったことをしていただくことが非常に難しくなっております。英検などは本会場が鳥取や米子にあり、個人で受けることができるのですが、今おっしゃったようなTOEFLなど別の外部試験は鳥取に会場がないこともあると思います。
 まだその先の研究段階というところからは一歩進み切れていない部分が正直なところで、もちろん色々な受験機会が多いほうが良いことは重々承知しておりますが、それをどう準備するのかはもう少し研究というか、調査が必要ではないかなと考えます。

◎東田委員長
 よろしいですか。

○鳥羽委員
 はい。

◎東田委員長
 そのほかに。

○山川委員
 今の英語教育のことについて、授業力と取組実績の2点を教えていただけたらと思います。
 先生の教え方によって生徒のモチベーションが変わり、客観的な評価である外部試験で成果が表せると思いますが、県内の私立の中高を見に行くと、発声や聞く力をすごく重点的に指導されていて、英検も全国平均を上回る形で成果を出しています。授業量や経営方針が違うというのはあるかもしれませんが、結果として英語を伸ばすときに、今まで私たちの世代がやっていたのは、ヒアリングよりもどちらかというと書くことばかりでした。授業方法が変わってきていて、先生がどこに重点を置いて指導しているかによって成果の表れが全く違った形になっていると思います。そういう意味で、私立であっても学べることがあれば、県内の公立に反映することができるのではないかなと思いますが、その辺りについてはどういうふうな考えなのかというのが1点。
 取組実績についてですが、公立で今すばらしいことをされているのは、海外の先生との30分スピーキングに2分の1助成をされていますけれども、手挙げした市町村の取組実績がどれぐらい増えてきているのか、そしてその取組をされているところが英検の結果を出しているのかどうかの分析ができているのか。もしできているのであれば、この助成を2分の1ではなくて、住んでいる場所によって違いを出さない形で行った方が良いのではないでしょうか。結果を出すのであれば、鳥取県教育委員会としてもっと推奨すべきではないかと思うのですけれども、今の授業力と取組実績について教えてください。

●岸田参事監兼小中学校課長
 まず、授業力についてですが、確かに私立の学校と公立の学校でいえば、私立の学校は本当に英語に特化したというか、英語の力をつけるということをすごく売りにして取組をされているところもありますので、そういった学校に比べれば、やはり少しそこは厳しい部分はあるのではないかなというふうに思います。
 先ほど他県の例でしたけれどもお話しした、教員の英語力はそんなに高くないけれども、生徒の英語力が高い、そういった県に聞き取りをしますと、やはり授業の中にしっかり話をしたり聞いたりといったディスカッションなどの言語活動をたくさん取り入れる、そういったところで英語力を伸ばしているところもあります。これは英語訪問でもずっと繰り返しお伝えし、先生方の意識も大分変わってきているというふうに思いますが、いかに授業の限られた時間でしゃべる、聞くといった活動をしっかり取り入れ、英語力を伸ばしていくのか。そういったところでは私立の学校の取組も非常に参考になるのではないかなという部分もありますので、紹介をしていきたいと考えております。
 後半の、海外とつないでオンラインのスピーキングをやっている市町村というのも、おっしゃったとおりでございます。増えてきているところもありますが、個別にやっている市町村とやっていないところがどうなのかという分析まではできていません。生徒のモチベーションを上げるという意味では、オンラインの画面越しではありますが、マンツーマンの授業で英語をしっかり話す、聞くという活動が確保できるというところでもプラスになっていることは必ずあると思いますので、そういったところも分析をして、今この場でそれをどう展開していくかまではなかなか申し上げにくいところもありますが、また次の取組を考えていきたいというふうに思います。

○山川委員
 私立が英語教育にすごく力を入れられているというのは分かります。私立と比べて公立は厳しいと言われているのですけれども、具体的に何が厳しいのか、こま数が少ないのか、学習指導要領に基づいたら今の話す、聞く、書くの比率が私立と比較した場合がどうなのかという分析をもう少ししていただいたらやはり県内の子どもたちが喜ぶかなと思います。
 そして、オンラインスピーキングで外国の人と話すことを鳥取県として市町村に助成されていることは多分プラス要因であるとは言われたのですけれども、現状まだ分析をされていないので、もし分析の結果、今取り組まれている市町村が英検などで実績を出しているのであれば、逆に言ったら2分の1助成だから手挙げできない市町村もいるわけで、全部負担してでも公立の子どもたちは、英語力全国1位を目指しますよ、それができるオンラインスピーキングをやっていますよというのがある意味売りになると思います。いつも分析、分析と言わずに、本当に具体的に分析いただいて、その成果を求める形にしていただきたいと思うのですけれども、教育長、いかがですか。

●足羽教育長
 英語力につきまして、今重ねて3名の方に御指摘いただきました。青翔開智や城北さんも力を入れておられますし、西部の私学のほうもあると伺っております。おっしゃるとおり、私学に学ぶ部分というのは本当に多かろうと思いますので、学ぶべきはしっかり学ぶ姿勢を我々公立学校も持ちたいと思っております。
 今、岸田のほうも申しましたが、話す、聞くという言語活動、これを重視しているのですが、そこに教員の格差が随分起こってきております。いまだに3割、4割しか英語を使っていない、そんな授業も見られます。その辺りをしっかり改善していくところに、こうした話す、聞くという実践的な英語力を高めていく要素がまだあるのかなと思います。
 そして、オンラインスピーキングの成果についても御指摘いただきました。これは大山町を中心に広まっていった取組でして、御指摘いただいたように、結果がどうだったのかについてはきちんと把握をさせたいと思っております。そして、そこへの助成については、これは今回の議会でも随分取り上げていただきましたが、要するに不登校対策をどうするのか、市町村との関係、県がどこまで関与するのかといった辺りとも絡む部分があります。今やっている2分の1助成が少ないのか多いのか、あるいはもっと増やすべきなのかといったことは、やはり市町村との連携の中で今後、そうした実績があるとするならば拡大していくような要求も考えられるかなというふうに思っておりますので、まずしっかりその結果分析をさせた上で今後の取組につなげたいというふうに思います。

◎東田委員長
 よろしいですか。
 そのほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、以上で質疑は打ち切ります。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る本県の行財政運営、学校教育の諸課題、その他主要事業については、閉会中もこれを継続調査といたします。その旨、議長に申し出ることについて御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございますか。

●下田教育次長
 それでは、企画展「妖怪・幻獣づくし」の開催について、お配りしていますカラーの両面のチラシを御覧ください。この夏の博物館の企画展についてということで御案内したいと思います。
 今回、企画展「妖怪・幻獣づくし」では、ヤマタノオロチ、天狗など、日本の妖怪や幻獣を展示します。幻獣というのは人魚とか竜、雷獣など超常的な生き物なのですが、妖怪と実在の生き物との間を揺れ動きながら、この世界の限界を超えるものとして人々を魅了してきたものです。
 今回、姫路市にある兵庫県立博物館所蔵の錦絵、それから古典籍資料と本鳥取県立博物館の剥製資料を中心に展示資料を構成しまして、日本人と自然との関わりの歴史を見つめ直す、総合博物館にふさわしい展覧会として企画しています。
 チラシの表を見ていただきたいのですが、ここに言葉として「話題の「筑前化物絵巻」を中国地方初公開!!!」というふうにあります。これは、某テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で2023年に紹介されて話題を呼んだ「筑前化物絵巻」になります。これも出品されています。チラシに2つ妖怪が載っていますが、その絵巻に描かれているものです。このうち、実は真ん中にいる鳥の妖怪は、鳥取にちなんだ妖怪です。伯耆の国の農家から酒を盗む鳥、酒盗鳥という妖怪で、こういった妖怪も描かれています。この絵巻には、このほかにもこれまで知られていなかったユーモラスな妖怪が多く描かれており、さきに開かれました兵庫県立博物館の展覧会では、何と黒山の人だかりだったというふうに聞いています。
 期間が7月4日から8月30日ということで、ちょうど夏休みの期間にもなりますので、ぜひ足をお運びいただけたらというふうに思います。

◎東田委員長
 ただいまの説明について、質疑等ございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようでございますので、以上で教育委員会につきましては終了いたします。どうも御苦労さまでございました。
 委員の皆様にお知らせをします。次回の常任委員会は7月21日火曜日午前10時からでございます。よろしくお願いします。
 以上で総務教育常任委員会を閉会します。

午前10時57分 閉会

 

 

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