会議の概要
午前9時59分 開会
◎安田委員長
おはようございます。
ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
会議録署名委員は、川部委員と前住委員にお願いします。
それでは、ただいまから、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
付託議案は、日程に記載の15議案であります。
これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と、マイクのスイッチの切替えをお願いします。
では、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論がないようですので、これより採決に入ります。
採決については、一括して採決するのがよろしいかお諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、付託議案を一括して採決いたします。
なお、本委員会に付託された議案は議案第1号、議案第13号、議案第31号、議案第33号、議案第35号、議案第44号から議案第49号まで、議案第51号、議案第53号、議案第56号及び議案第60号であります。
それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決または承認すべきものと決定をいたしました。
以上で付託議案の審査は終了いたしました。
続いて、請願・陳情の審査を行います。
今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
初めに、陳情7年輝く鳥取第3号、操縦士の飲酒防止など航空安全の推進を求める意見書の提出について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本陳情につきましては、不採択が妥当と考えます。
その理由を申し上げますと、航空機の運航に当たりましては、航空法におきまして、航空従事者が航空業務を行う場合に携帯しなければならない書類や、航空機乗組員がアルコール等の影響によりまして航空機の正常な運航ができないおそれがある間は、航空業務を行ってはならないと規定されております。そして、これらに違反する事案が発生した場合、国土交通大臣は必要な措置を講ずることを命ずることができると規定されておりまして、実際、昨年発生した不適切事案に対しまして、業務改善勧告が出されていることから、本議会といたしましては、国への意見書提出が必要とは考えられないため、本件陳情は不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情7年輝く鳥取第3号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
以上で付託案件の審査は終了しました。
なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
次に、報告事項に移りますが、ここで執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時03分 休憩
午前10時05分 再開
◎安田委員長
それでは、再開いたします。
報告事項は、警察本部、危機管理部、地域社会振興部、輝く鳥取創造本部、県土整備部の順で、執行部の入替えを行います。
初めに、警察本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告1、令和6年中における人身安全関連事案への対応状況について、水谷少年・人身安全対策課長の説明を求めます。
●水谷少年・人身安全対策課長
それでは、生活安全部から、令和6年における人身安全関連事案への対応状況について御説明をいたします。
資料は2ページを御覧ください。まず、第1のストーカー事案について御説明をいたします。
ストーカー事案の相談件数は、前年比で13件増加の72件でしたが、過去の平均的な数値と大きく変わるものではありませんでした。ストーカーに対する警告と禁止命令、検挙の数につきましては、それぞれの表のとおりです。検挙の10件につきましては、ストーカー規正法によるものが2件、そのほかは器物損壊、住居侵入、強迫などで検挙をいたしております。
次に、配偶者暴力(DV)事案についてです。
相談件数につきましては、表に記載のとおりで、年を追って増加しております。この傾向につきましては、これまでの内閣府や関係機関、団体の広報による社会機運の高まりや報道等におけるDVは犯罪であるという認識の高まりが要因として考えられております。検挙につきましては、33件のうち、暴行が16件、傷害が14件など、身体犯がそのほとんどで全体の9割を占めております。DV事案につきましても、重大事案への発展を防ぐべく、個々の案件を吟味しながら積極的な事件化を推進し、配偶者暴力支援センターなどの関係機関と連携を図りながら、相談者のさらなる被害防止のために、継続して対応をしております。
最後に、児童虐待事案についてです。
昨年の認知件数は前年比で増加をしておりますけれども、それ以前の数値と大きく変わるというところはございません。認知の内訳としましては、心理的虐待が59%、身体的虐待が約30%で全体の約9割を占めております。認知した事案につきましては、検挙するべきものは検挙するという姿勢で取り組んでおります。児童虐待の認知につきましては、警察への通報を介さず、児童相談所が直接受理する場合があります。このような事案の危険性を見逃さないため、当県では、全県共有制度により、児童相談所が受理した児童虐待事案について、情報提供を受けております。このうち、危険度が高いと児童相談所において判断されたものについては、即時共有として児童相談所から速やかに警察へ情報が寄せられているところで、その件数につきましては表の点線の中に書いてある数字でございます。
人身安全関連事案は、継続的な対応が必要な事案が多く、事態が急展開して重大事案に発展するものもございますので、個々の事案ごとに危険性や切迫性を的確に判断し、関係機関と連携を図りながら、今後も被害者等の安全確保を最優先に考え対応してまいります。
◎安田委員長
ただいまの説明について、質疑等ございますか。よろしいですか。
次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、警察本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時09分 休憩
午前10時11分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き危機管理部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告2、ドローン・レスキューユニット災害対応合同訓練の実施について、木山危機対策・情報課長の説明を求めます。
●木山危機対策・情報課長
資料の2ページを御覧ください。ドローン・レスキューユニット災害対応合同訓練について御報告いたします。
官民で構成するドローン・レスキューユニット、昨年9月に立ち上げたユニットですけれども、こちらの初めての合同訓練を行いました。3月11日に東郷湖羽合臨海公園周辺で行っており、訓練の参加者は企業さんのユニットが今11隊あるうちの7隊の御参加をいただいております。加えて県職員のユニットも1隊参加しております。
訓練の内容は、ドローンから映像を送信するスターリンクを活用した映像送信訓練であったり、スピーカーを積んで声で呼びかけを行う広報活動訓練、物資運搬訓練などを行っております。
訓練の成果、今後の方針なのですけれども、次年度以降も引き続きこのような合同訓練を実施して実践的な応用訓練を通じて、さらなる対応力の強化に努めたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告3、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第35報)、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。
●木本原子力安全対策課長
資料3ページになります。島根原子力発電所の安全対策等の状況について御報告いたします。
前回、2月の報告から進展のあったものを中心に説明いたします。
2号機ですけれども、中国電力は1月31日にテロ対策施設である特定重大事故等対処施設の詳細設計となる設計及び工事の計画の認可申請を行いまして、2月27日の非公開の審査会合で申請の概要を説明しております。
2号機の現在の運転状況ですけれども、定格熱出力一定ということで、原子炉から発生する熱量を定格で一定に保って運転をしております。発電所周辺の放射線量等に異常はなく、安定した数値で推移している状況でございます。
3号機ですけれども、先日、3月14日に11回目の審査会合が開催されまして、中国電力は最新知見を収集、分析した結果、2号機の基準地震動の策定において考慮した活断層、こちらの選定に変更がないということなどを説明しまして、原子力規制庁からおおむね妥当な検討がなされているとのコメントがあったところです。
最後、4つ目です。前回報告しました2号機の原子炉格納容器内の水素濃度と酸素濃度を監視する設備ですけれども、3系統あるうちの1系統に不具合が発生しまして、運転上の制限を逸脱したという事案になります。図のバツの記載のところですけれども、水素濃度計測器のデータ伝送器に不具合があることが判明しまして、これを交換することで中央制御室の指示計が作動しまして、3系統とも動作可能となって運転上の制限を満足しない状態から復帰しております。今後についてですけれども、中国電力は、当該伝送器の故障原因を調査しまして、再発防止対策を検討することとしております。なお、中国電力は水平展開として、不具合のなかったもう一つの酸素濃度計測器、こちらのデータ伝送器についても予防保全として先日、3月17日に交換しております。
◎安田委員長
続いて、報告4、境港昭和北岸壁における燃料供給管撤去工事に伴う事故について、黒見消防防災課長の説明を求めます。
●黒見消防防災課長
資料の4ページをお願いいたします。3月10日に発生した境港昭和北岸壁における燃料供給管撤去工事に伴う事故について報告させていただきます。
発生した場所ですが、島根県の美保関を対岸に望む境水道に面した昭和町の北側岸壁付近でございます。4ページ中ほどの(2)発生場所の下の写真の中央上部に記載されております8号上屋予定地という文字、カラー資料ですと青い文字で記載されておりますが、その下の事故現場という文字の下の丸のところが事故現場となります。カラーの資料ですと赤い丸になっております。事故現場を断面で見た図が(3)事故の状況の下の図で、図の左側の海側から撤去する給油管という文字の上の線が配管になります。カラーの資料ですと黄色の線の部分になります。図の中央部分の矢印、カラーですと赤い矢印のところの配管を切断し、切断面を封印するための溶接作業中に出火し、作業員4名がやけどを負ったものでございます。
今回の事故は、社会的影響が大きい事案であり、状況を把握し、県での対策や支援が必要な場合に対応できるよう、事故確認後、直ちに情報連絡室を立ち上げ、関係課や関係団体と連携して情報収集を行いました。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等ございますか。
では、1点、最後の昭和北の事故ですけれども、おけがをされた方の現在の状況を言える範囲で教えてください。
●黒見消防防災課長
負傷者の方の状況ですが、境港管理組合によりますと、医療機関に救急搬送された4名のうち1名は退院されたということです。ほかの3名は現在入院中とのことです。
◎安田委員長
ありがとうございます。
ほかにございますか。
次に、その他ですが、危機管理部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、危機管理部については以上で終わりたいと思います。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時18分 休憩
午前10時19分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、地域社会振興部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告5、県立美術館の開館について、住友美術館副館長の説明を求めます。
●住友美術館副館長
それでは、資料の2ページをお願いします。県立美術館の開館についてということで、3月30日に開館する県立美術館に事務屋の地域連携課と、あと学芸員他の専門員の学芸課を設置して、観光誘客など地域振興との連携や教育委員会と一体となったアートを通じた学びなどを一層推進していくこととしております。また、PFI事業者の鳥取県立美術館パートナーズ株式会社と一体となって、開館記念式典、企画展、また、スタッフやボランティアの養成等の準備を進めているところです。
1の(1)に3月28日から3月30日までの催しを記載しております。まず、3月28日の金曜日ですけれども、開館記念式典を10時から、その後、内覧会、またシンポジウムを開催することとしております。開館記念式典の受付は9時半からスタートすることとしておりますので、委員の皆さんの来館をお待ちしております。続いて、3月29日の土曜日ですけれども、ここでも内覧会やシンポジウム、それとオープニングイベントを開催することとしております。その中では、パレードオンパレードということで、白壁土蔵群から美術館までの祝賀パレード、また、12時半からの式典には、チョコレートプラネットさんがとりび大使(TT)として主演することとなっております。また、ミュージックセレブレーションとして、美術館の縁側だとかテラスをステージに野外音楽祭を開催することとしております。第1部としましては、県内の団体による音楽、伝統芸能、踊りなどのパフォーマンスが行われます。第2部としては、スペシャルゲストをお迎えした記念コンサートということで、チョコレートプラネットさん、片寄涼太さん、MALTAさん、岡本知高さんのコンサート等が行われます。また、鳥取アート&クラフトマーケットということで、アートとクラフトをテーマにした「市」、これは100店が集合されます。そしてNHKびじゅチューン!コンサートin鳥取県倉吉市ということで、これは県の主催ではないのですけれども、NHKと倉吉市が主催で、アーティストの井上涼さんのコンサートが午前と午後と2回、エースパック未来中心で行われます。そして3月30日はグランドオープンということで、ここが開館日となります。
続いて、アクセスのアナウンスということですけれども、混雑が予想されます3月29日と30日は、天神川の河川敷などに臨時駐車場を設けて無料のシャトルバスを走らせたり、美術館の前に新設する県立美術館前のバス停、ここに停車する路線バスの利用だとか、あと3月30日から倉吉市さんが運行するバスの利用をホームページだとかSNS、あと新聞広告、テレビCM等で呼びかけているところです。
続いて、2番目の開館時、3月30日の展覧会で、企画展としては「アート・オブ・ザ・リアル」、(2)でコレクション展ということで、県ゆかりの作家や国内外の作家による優れた作品を展示します。展示内容は記載の3つのとおりです。
続いて、3ページをお願いします。「ブリロ・ボックス」の展示ということで、取得に当たって議論が起きた「ブリロ・ボックス」は、美術館開館時から3年間を目途として企画展またはコレクション展で展示するとともに、来館者アンケートを実施し、随時結果を公表したいと思っています。このアンケートには別添ということで、ホチキス留めではないところにお配りしておりますけれども、ご来館&《ブリロ・ボックス》アンケートの案ということでお配りしております。(8)番のところに「ブリロ・ボックス」のアンケートということで、御覧になった方はどのような感想を持ったか教えてくださいというアンケートを取りたいと思っています。まだこれは全体的な構成は修正を今後加えますけれども、「ブリロ・ボックス」のアンケートはこのまま修正がない予定です。
それでは、元の資料の3ページに戻っていただいて最後ですけれども、美術館のボランティアTMOA+(ティモア・プラス)と呼んでおりますけれども、現在300名が登録されております。開館に向けて研修を複数回これまで開催しておりますし、3月1日には交流会ということで、公演や意見交換を行ったところです。
◎安田委員長
続いて、報告6、淀江産業廃棄物管理型最終処分場監視・指導計画の策定について、小寺産業廃棄物処理施設審査課長の説明を求めます。
●小寺産業廃棄物処理施設審査課長
資料4ページをお願いします。鳥取県環境管理事業センターによる産業廃棄物管理型最終処理場の設置や運営に対する計画的・継続的な監視・指導を実施し、処分場の安全性を確保するとともに、より適切な廃棄物処理の推進につなげるため、3月12日付で淀江産業廃棄物管理型最終処分場監視・指導計画を策定しましたので、その概要について報告いたします。
また、本計画の策定に当たって、鳥取県淀江産業廃棄物最終処分場安全監視顧問会議を開催しましたので、併せてその概要について報告いたします。
1の計画の概要で、(1)監視・指導ですが、施設の設置前から専門家も加えた監視体制を構築し、各種基準の遵守や不具合の発生の有無などを確認するとともに、必要に応じて助言や指導を行うこととしております。
(2)モニタリングにつきましては、異常が生じた際に、環境に影響を生じる可能性が高いと考えられる下流水道、地下水等の水質を検査し、設置前から水質の推移を把握しながら、正常な稼働を継続的に評価、確認することとしております。地点につきましては、右の図の青い丸、これが下流水路のこちら1か所と今後センターが設置しますモニタリング井戸、右の図の赤丸4か所を予定しております。項目につきましては、水路、地下水ともに環境基本法に基づく環境基準の項目など約40項目、汚れや濁りの指標といった項目を確認することとしております。時期につきましては、水質の季節変化を含めて把握することとし、結果は速やかに県ホームページで公表し、水質の推移についても一定期間の結果を集約・整理した上で、顧問の意見を付して公表することとしております。時点ごとの主な監視内容について表で載せております。工事着工前、現時点におきましては、工事計画の内容やマニュアルの策定状況等を把握していくこととしております。工事中につきましては、完成後に確認が困難と予想される例えば地盤対策の状況であったり、地下水・浸出水集排水管の状況などを事前に検査することとしております。また、埋め立て中におきましては、既にある県の廃棄物処理施設監視要領に基づく立入検査であったり、埋立終了~廃止に至っては、埋立地内の温度等のデータ収集などを行っていきます。また、災害等発生時、こちらは速やかに立入り監視等を行って異常発生の有無を確認したり、状況に応じて水質検査を行うこととしております。
(3)の異常確認時の対応ですが、基準の超過など、環境影響が生じている状況が疑われる場合は、廃棄物の受入停止を指導した上で、顧問の意見を伺って原因調査、再発防止等の指導を行うこととしております。また、直ちに環境基準等の超過がない場合、水質傾向に変化が認められる場合で基準を超過していない場合であっても、顧問から意見を聴取して漏水のおそれがある場合は、廃棄物の受入停止等の指導を行うこととしております。
5ページの安全監視顧問会議の概要ということで、3月4日に顧問会議を行って、先ほど説明しました監視・指導計画案に対して意見を伺ったところ、特に異論はありませんでした。主な意見につきましては記載のとおりです。
◎安田委員長
続いて、報告7、鳥取県スポーツ顕彰の授与について、梅林スポーツ課参事の説明を求めます。
●梅林スポーツ課参事
それでは、6ページをお願いいたします。鳥取県スポーツ顕彰の授与につきまして、御報告させていただきます。
本日午後4時から、議会棟特別会議室におきまして、県スポーツ顕彰の授与式を行う予定としております。これはオリンピックやパラリンピック、デフリンピックで8位以内入賞または競技ごとの世界選手権大会で3位以内と大きな国際大会で優秀な成績を収めた鳥取県ゆかりの選手またはそれに導いた鳥取県ゆかりの指導者を例年表彰するものでございます。
受賞者は3に記載のとおりでございますが、特に今年度はオリパライヤーだったということで、選手としましては、パリパラリンピックのローイングで8位入賞した森卓也選手、米子市在住でございます。それからやり投げで6位入賞した高橋峻也選手、米子市出身でございます。また、指導者といたしましては、パリオリンピックのスポーツクライミングで安楽宙斗選手を銀メダルに導いた安井博志監督、三朝町出身でございます。それから飛び込みで玉井陸斗選手を銀メダルに導いた安田千万樹コーチ、米子市出身でございます。それから、フェンシングで男子フルーレ団体の金、それから男子エペで加納虹輝選手を金メダルに導いた西垣仁志コーチ、鳥取市出身でございます。この方々をはじめ、8名の方を表彰することとしております。
今後も県ゆかりのトップアスリートや優秀な指導者をこのように顕彰していくことで、県のスポーツ界の盛り上げを図ってまいりたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告8、みんなで地方創生事業の執行状況について、山下東部地域振興事務所副所長及び村上中部総合事務所県民福祉局副局長の説明を求めます。
●山下東部地域振興事務所副所長
そうしましたら、みんなで地方創生事業の執行状況について御報告します。
東部地域振興事務所分ですが、今年度は3件支援しております。1つ目は、山形地区振興協議会が実施する、体育館に泊まろう!避難所テント宿泊体験事業に64万7,434円、続いて若桜駅を元気にする会が開催された、若桜でとことん鉄道ばなしのイベントに66万6,000円、それからJR岩美駅賑わい創出検討委員会が開催しましたJR岩美駅クリスマスイルミネーション&キャンドルナイト事業に対して60万円とそれぞれ支援しております。詳細については資料に記載のとおりでございます。地域で時期を逃さないようにタイムリーに事務所でこのような形で支援をしているところでございます。
●村上中部総合事務所県民福祉局副局長
中部総合事務所でございます。資料は8ページになります。中部での執行分2件につきまして、概要を報告いたします。
上段1件目は、美術館~赤瓦・白壁土蔵群周遊エリア歩き事業ということで、この事業は、傘の似合うまち倉吉を目指して、名前のとおり、美術館と倉吉中心市街地を結ぶという新たな流れをつくるという試みをもって実施をされました。事業者は倉吉観光MICE協会となります。主な内容ですけれども、レンタル用の傘を市内15か所に置きまして、その中で自由に借りて返せるというふうにいたしました。秋の行楽シーズンなどを中心に、特に雨の日には重宝されておりました。そのほか傘のディスプレーを美術館のイベントと連動して設置をして印象づけるといったこともやりました。こういったディスプレーにつきましては、現在は赤瓦にも置いておりますし、あさって倉吉春まつりがございますが、その中でもライトアップを予定されております。SNSキャンペーンなども実施をしたところでございます。来年度も定着させていくために、様々にサービス、PRを実施することとされております。
下段、2件目ですけれども、昨年10月20日、ねんりんピックの開催に合わせまして、大会の盛り上げの一環として行った直営事業でございます。こちらは昨年11月29日の本委員会でも御報告をした案件でございます。空っぽの県立美術館の1階部分を使わせていただきまして、存分にアピールをしながら、開館後の再訪を促したところでございます。そのほか多彩なメニューを用意しました。例えばプラネタリウム、映像展示、そのほか同日市内で開催の福高祭とも連動した動きをつくるための地震の展示、シールラリーも実施をしました。700名を超えるお客様にお楽しみをいただくとともに、イベントに協力をいただいた事業者さんからも好評を得たところでございます。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等ございますか。
○川部委員
1つ、今説明があった中部の事業なのですけれども、この事業予算は民間の団体等が取り組む事業に対する支援の趣旨だということで、改めてこれは鳥取県の総合事務所がやっている事業に予算がついているのですけれども、そもそもねんりんピックの盛り上げでやるのだったら、ねんりんピックから予算がつくとかという話ではないですか。
●村上中部総合事務所県民福祉局副局長
ねんりんピックで予算がつく部分もあるかもしれませんけれども、中部として何かしないといけないということで知恵も出しまして、県庁とも相談をして実施させていただいたものでございます。
○川部委員
どこからついてもいいのですけれども、そもそも民間の団体を支援するような趣旨の事業ではないかなと思うので、予算のつけ方についてはもう少し考えたほうがいいのかなという気はしました。
●村上中部総合事務所県民福祉局副局長
ありがとうございます。今後の執行の仕方については気をつけていきたいと思います。
イベントをする中で、民間の事業者さんにも委託をしながら一緒にやっていこうということで実施をさせていただいておりますので、御理解いただきたいと思います。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○中島委員
盛田部長、部長直下ではないけれども、ごみに関係しているでしょう、産廃。大体いろいろあったのだけれども、いつ頃、物、産廃を搬入できそうなのか。
◎安田委員長
中島委員、部長でなくてもいいですか、担当でよろしいですか。
○中島委員
いいよ。
●小寺産業廃棄物処理施設審査課長
申請書上の情報ですけれども、処分場の着工自体は令和7年度で、完成がその後令和10年度となっております。その後の状況は申請書上に書いてありませんので。
○中島委員
令和10年度に一応完成。完成と搬入とはまた違うのか。
●小寺産業廃棄物処理施設審査課長
その後、生活環境部で処分業の許可という手続を行いまして、業の許可が取れましたら廃棄物が搬入されるという流れになっております。
○中島委員
許可も大体半年とか10か月とか予想がつくのではないか、どうなのか。
●小寺産業廃棄物処理施設審査課長
そちらの期間は承知しておりません。
○中島委員
調べて後で資料を頂戴。
●小寺産業廃棄物処理施設審査課長
生活環境部にも確認いたしまして。
◎安田委員長
ほかに。
○東田委員
2点質問させていただきます。みんなで取り組む地方創生事業、これは西部の紹介がないのですけれども、これはなぜですかね。それを部長から答弁していただきたい。
もう1点。
◎安田委員長
少し切って。
●盛田地域社会振興部長
私が聞いていますのは、西部では今年は実績がなかったということで今回報告はないと聞いております。
○東田委員
西部も頑張ってくださいよ。西部総合事務所長さんにしっかりとその辺はプレッシャー、プレッシャーというか、指導していただきたい。よろしくお願いします。
それと、美術館の関係で、実は民間のギャラリー百花堂、これは東・中・西に3つあるのですけれども、そこで今、「はこ展」というのを募集しておりまして、これは「ブリロの箱」から美術館のPRと合わせて、箱作品について市民の意識の醸成を図るという目的で、それは企業がやっておられると思うのですけれども、これはまず県と連携しておられるのですか。
●梅田美術館整備監
ありがとうございます。ギャラリー百花堂さん、鳥取、倉吉、米子に3か所ということで、承知しておりまして、ブリロで県立美術館が話題になったということをきっかけにして、地元の鳥取県の作家さんも箱をテーマにして何かできないかというのを自発的に御企画なさって、それをこの前、知事に報告に来られたところでございます。東部、中部、西部の作家さんがかなり御参加になるというふうに聞いていまして、ちょうど私どもの開館に合わせて、倉吉の百花堂を皮切りにスタートされると聞いております。オープニングに合わせて私どもの知事も呼ばれておりますので、ぜひ開館に花を添えたいと思っております。
○東田委員
実は出品作家の一人に私も出品するようになっておりまして、仲間と写真の分野で箱が写真をどういう具合に何というか作品ができるかということで考えておりまして、展示する。審査で落ちるか分かりませんけれども、一応出品する予定になっているのですよ。それで、出品だけで、例えば優秀賞とかそういう何か賞をつけるとか、そういうようなことが全然書かれていないので、ただの展示だけかなと、盛り上げが少し足らないなと。
●梅田美術館整備監
展示会の立てつけ、募集から展示に至るところは百花堂さんの委員会で決められていることでございますので、私どもは本当にありがたいなと思っているところでございます。盛り上げについての工夫というのは、東田委員がおっしゃったとおり、何か工夫が要るかもしれませんので、委員会とも話をしてみたいと思います。何かできることがありましたら力を添えたいと思います。
◎安田委員長
よろしいですか。
では、大賞を狙って頑張ってください。
○東田委員
いえいえ、私なんて、私の仲間がね、すごいのをつくっているのですよ。ネタばらししたら悪いのですけれども、「ブリロの箱」と同じようなデザインで、私はかげろうというグループでカゲロノハコというのをこしらえていまして、箱を開くと中から作品が60点ぐらいスクリーンで映るような仕組みをつくっていまして、箱が劇場になっているという。(「ちょっとネタがばれ過ぎだと思います」と呼ぶ者あり)そういうことで、楽しみにしてください。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
では、私から1点、最後にすいません。美術館のアンケートです。見るからに行政が作ったアンケートだなと思うのですけれども、アートの観点はどこにあるのでしょうか。
●梅田美術館整備監
アートの観点というのはなかなか難しいかもしれませんが、これ自体は美術館に訪れた方に感想を聞くというのがベースではございます。今回、「ブリロ・ボックス」については県民で見られた方の御意見をしっかり聞くということを前から言っておりますので、それを落とし込んだところであります。特にアンディ・ウォーホルの設問につきましては、見たところの感想を問うのですが、保有を続けるかどうかということもあえて加えさせていただいたところでございます。この作品について今後どういうふうに展示していこうかとか、保有も含めて今後の議論にこのアンケートで県民の方、見られた方の御意見をぜひお聞きしたいなということが入っておりますので、自由記載の欄も設けております。ぜひ参考にさせていただきたいと思います。
◎安田委員長
それは分かるのです。それは分かるのですけれども、美術作品を見て、最後にこれを書く方もおられると思うのです。たくさん書いてもらったほうがいいと思うのですけれども、そこでもやはりわくわくであったりとかアートを感じるようなアンケートにデザイン的にできないものかなと思うのですけれども、館長はその辺りをどう思われますか。
●尾﨑美術館長
そうですね、おっしゃるとおりだと。少し考えさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
◎安田委員長
よろしくお願いいたします。
ほかはよろしいでしょうか。
次に、その他ですが、地域社会振興部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、地域社会振興部については以上で終わります。
執行部の入替えを行います。暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時46分 休憩
午前10時48分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き、輝く鳥取創造本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告9、広域的地域活性化基礎整備計画(二地域居住関連)の作成について、橋上人口減少社会対策課移住定住・関係人口室長の説明を求めます。
●橋上人口減少社会対策課移住定住・関係人口室長
そうしますと、2ページをお願いします。広域的地域活性化基礎整備計画(二地域居住関連)の作成について御報告します。
国におきまして、複数の都道府県が連携、協力して観光等の活性化に取り組むための道路や施設を整備する「広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律」が改正され、昨年11月に施行されました。これに伴いまして、県が広域的地域活性化基盤整備計画を作成し、この県の計画を基に市町村が特定居住促進計画を作成し、具体的な施策を盛り込むことで、二地域居住に関連する拠点施設を整備する事業などに交付金等が活用できるようになりました。
そこで、県としまして、二地域居住等の促進を進めている江府町を対象とした計画を3月13日に作成しました。この計画の作成は、長野県に続いて全国で2番目となります。なお、江府町は、3月14日に特定居住促進計画を作成しております。
2の計画の内容ですが、重点地区に江府町の佐川地区、江尾地区を指定し、移住促進住宅、二地域居住促進住宅を江府町が整備する計画としています。また、江府町の特定居住促進計画では、そのほかに休廃業旅館のリノベーションによるワーケーション施設、保育園併設コミュニティーパークの整備等も計画されているところです。
3のこれまでの進め方と取組ですが、(1)改正法からの動きは記載のとおりです。(2)今後のスケジュールですが、今議会でお願いをしております特定居住促進計画の作成または予定している市町村に対し、二地域居住の体験を行う者に対する交通費の助成を行うこととしております。また、今後、市町村の意向等も確認しまして、新たな地区を指定するなど、広域計画の改正も随時行ってまいりたいと考えております。
3ページは法律の概要、計画制度の全体図を入れておりますので、御確認いただければと思います。
二地域居住につきましては、国におきましても本年度から本格的にスタートしたところでもありまして、今後、様々な動きがあると思います。本県としましても、二地域居住を促進し、関係人口の拡大、その先の移住の推進に取り組んでまいりたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告10、令和6年度における鳥取県中山間集落見守り活動協定の締結状況について、古曳中山間・地域振興課長の説明を求めます。
●古曳中山間・地域振興課長
中山間・地域振興課でございます。資料の4ページをお願いいたします。令和6年度における鳥取県中山間集落見守り活動協定の締結状況について報告をさせていただきます。
本県では、平成20年度より、事業活動で中山間地域を巡回する事業者と関係市町村、鳥取県の3者で見守り協定を締結し、中山間地域の見守り活動を実施しております。令和6年度は新たに今月末協定予定の1件を含みます計6事業者と協定を締結いたしました。
1で協定内容になりますが、事業者が活動中に何らかの異常等を発見した場合に、各市町村の窓口へ通報するもので、協定期間は1年間、自動更新となっております。
次に、2ですが、今年度新たに協定を締結しました事業者は、以下の6事業者になっております。(1)から移動販売のとくし丸、(2)で岩美の読売新聞販売店、(3)が鳥取銀行、(4)は米子のヨシケイ山陰というお弁当、お総菜の宅配事業者、隣のページに行きまして、(5)で住友生命、(6)はユウベルという冠婚葬祭の事業者になります。(6)につきましては、書面により今月中に締結となります。今年度末で協定締結は90事業者となります。引き続き行政のみならず、民間事業者の御協力もいただきながら、中山間地域の住民の暮らしを守っていきたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告11、鉄道による地域活性化及び利便性向上について、野坂交通政策課長の説明を求めます。
●野坂交通政策課長
6ページ目を御覧ください。鉄道による地域活性化及び利便性向上についてでございます。
鳥取駅の装飾ですとかラッピング列車によるにぎわい創出、山陰本線のICOCAエリア拡大を記念したセレモニー等を開催しましたので、報告させていただくものでございます。
大きい1番でございますが、鳥取駅サンド装飾&とっとりサンド列車因美線特別運行ということで、サンドラッピングをしました列車が運行しましてから1年が経っております。これを記念いたしまして、鳥取駅の改札内中2階にサンドの装飾を行いまして、そのセレモニーを3月9日に開催いたしました。また、同日、ふだんは山陰本線ですとか因美線の智頭駅まで運行しているサンドラッピング列車でございますけれども、今回、岡山の津山駅まで特別運行を実施しております。智頭駅、津山駅では、智頭町長ですとか津山市長さんも参加して、地元の方によるおもてなしを実施しております。乗客は103名乗車されておりまして、中には広島から来たポケモンファンの方が鳥取市内に宿泊されて、往復で乗車されたような方もあったようでございます。
あと、別添チラシを添付しております。水色のチラシ1枚でありますけれども、後ほど御覧いただければと思いますが、こどもの国のレールトレインサンド号、鳥取市ふるさと物産館で行っておりますとっとりサンドフェア、先ほどのとっとりサンド列車を巡るサンドの日おでかけキャンペーンを3月31日まで実施しております。
続きまして、2つ目でございます。山陰本線鳥取-倉吉間ICOCAエリア拡大セレモニーということで、こちらは3月15日に開催しております。JR西日本の管内にあります県庁所在地では最後の導入でございました。待ちに待ったキャッシュレスがようやく鳥取駅に入ることにもなりました。現在、令和7年度当初予算で路線バス等への交通系IC導入を提案させていただいております。この整備が実現しますと、鉄道とバスがシームレスに利用できる環境が導入できるものと考えております。
続きまして、3つ目でございます。若桜鉄道「新隼ラッピング列車」出発式でございます。若桜鉄道では、4代目となります新隼ラッピング列車の出発式を3月16日に開催しております。出発式に併せまして、ラッピング列車と隼のバイク十数台によります並走パレードも実施されております。大阪とか広島のライダーも来られておりました。あいにくの雨だったのですけれども、沿線の地元の方がのぼりや旗を持って、列車、バイクへ手を振って盛り上げていただくような取組もございました。
最後に4つ目、その他でございますが、こちらも別添のチラシをつけております。後ほど御覧いただけたらと思いますが、岡山県や沿線の自治体と連携いたしまして、因美線応援スタンプラリーを3月29日から6月30日まで実施しておりますので、御紹介いたします。
今後も引き続き関係者と連携しながら、鉄道による地域活性化ですとか利便性向上を図ってまいります。
◎安田委員長
続いて、報告12、鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(令和6年度第2回全体会議)の開催結果について、安本交通政策課空港振興室長の説明を求めます。
●安本交通政策課空港振興室長
資料の7ページをお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(令和6年度第2回全体会議)の開催結果について報告させていただきます。
このプラットフォームにつきましては、民間主導で開催されておりまして、その結果についての報告でございます。
1番でございます。令和7年3月12日に第2回目の全体会を開催いたしました。場所は鳥取砂丘コナン空港でございます。結果の概要でございますけれども、令和6年度の取組状況の報告、それから総括、それから来年度、令和7年度の取組方針につきまして協議をいたしまして、進め方につきまして承認を得ました。そして令和7年度も共創・MaaS実証プロジェクトに応募して拡大し拡張して実施するということで合意形成が図られたということでございます。
主な内容につきましては、(5)番でございます。令和6年度の共創・MaaSの実証プロジェクトの結果について報告いたしました。そして丸の2番目でございます。令和6年度の人流分析の検討結果の報告でございます。ここの人流分析につきましては、御案内のとおりでございますが、ループ麒麟獅子のバス停のエリアに、さらにループ麒麟獅子のルートの中で人が集まるところの拠点を追加いたしまして、13拠点をエリアとして考えております。それが図の(1)に示している13拠点でございます。この拠点同士のそれぞれの人の動きを携帯電話の位置情報でありますGPSを活用いたしまして、人の動き、つまり需要を算出いたしまして、さらにそこに対して、今度はバスによる輸送量を供給という形で算出いたしまして、需要と供給の差、需要と供給のギャップを出しました。つまり需要と供給のギャップといいますのは、今後バスに乗ってもらえる可能性がある人が多いということになると思いますけれども、需要が多くて供給が少ない、そういったような場所がどういったところにあるかを検証したというものでございます。その結果につきましては、図の(2)でございます。図の(2)を御覧ください。一番の顕著なところでいきますと、鳥取大学の周辺とイオンモール鳥取北の辺り、ここら辺の行き来というものが非常に需要が多かったというところ。それに対しまして、バスの交通機関がどれだけあるかということで、その差の部分、ギャップということでございますけれども、そういったようなところ。線の太さが需給ギャップというところでございますけれども、こういったところが明らかになったということで、令和7年度につきましては、こういった需給ギャップが大きい区間に係る対応の必要性を含めまして検証し、あらゆる手段、可能性を排除せず、観光、ビジネス、それから生活需要双方に対応した移動手段の提供につきまして検討していくというものでございます。
下の2番、今後の予定でございます。今後の予定につきましては、これまでの取組を検証し、現在または新しい運営権者、さらに鳥取市等に問題提起することなども含めまして、令和7年度にしっかり話し合っていくというものでございます。
◎安田委員長
続いて、報告13、名探偵コナン鳥取ミステリーツアー実行委員会の設立について及び報告14、「遥かな町へ」の映画製作発表について、内田観光戦略課長の説明を求めます。
●内田観光戦略課長
それでは、資料8ページをお願いいたします。名探偵コナン鳥取ミステリーツアー実行委員会の設立について御報告申し上げます。
まず、このミステリーツアーの経費につきましては、昨年11月補正で県の負担額3,000万円ということで御承認をいただいております。その後、関係団体等と協議を行いまして、このたび3月13日に実行委員会の設立という運びになりました。
1のところの(3)で書いておりますけれども、このたびの構成団体といたしまして、私ども鳥取県、そして鳥取市をはじめとする8つの市町村の自治体、そしてそのほか関係団体、そして智頭急行、そしてJR西日本というもので構成をしております。この中で地元の自治体につきましては、今回8市町村ということでございますが、これはそれぞれの自治体に参画に当たりましての声かけをさせていただきました。あわせまして、自治体からの負担ということで、負担金等のこともお願いしまして、最終的にこういう形になったということでございます。
(4)の事業計画でございますが、ミステリーツアー、そういったものの企画でありますとか宣伝告知、そういったものをこの実行委員会で進めてまいります。
続きまして、ツアー概要ということでございます。国内向けと、あと海外向けというもので、今回、国内と海外両方一遍に企画をしているところでございます。
まず、国内向けでございますが、今年の7月1日から来年の1月23日ということで、この期間、約7か月弱ということで設定をしております。まずこのツアーの形でございますけれども、参加される方がJR西日本tabiwaでありますとか、旅行会社でこの参加の企画を購入券といいますか、そういうものをまず購入いただきます。それとあわせまして、その中にJRの県内自由周遊区間、そういったものでありますとか、路線バスでありますとか、そういったもののチケットも一緒にして販売を行うということでございます。それで購入券を購入された方が実際に日にち指定でこの鳥取県に来られるということです。私のほうに今、平成27年のときのツアーキットをお持ちしておりますけれども、これを実際来られて駅で引換えいただくということでございます。その後、ここの中での県内のいろいろな周遊場所、そういったもので謎解きをしながら県内の観光地、そういったものを巡っていただくということでございます。
下が海外向けツアーということで、海外も7月から12月末ということでやっております。それと、海外につきましては、対象国としまして台湾、韓国、香港ということで、国際定期便の運航地域、そういったものをツアーの対象にしているところでございます。
今回、国内外としまして約1万5,000人ということで目標を立てておりますので、それの実現に向けて引き続き調整を進めてまいります。
続きまして、9ページでございます。「遥かな町へ」の映画製作発表ということでございます。これにつきましても、昨日、こちらの製作発表がなされましたので、その概要につきまして御報告を申し上げます。
1つ目、映画制作の概要でございますが、このたびは倉吉ニューシネマプロジェクトということで、これは制作委員会のような枠組みになります。合同会社ANOSAさん、護縁株式会社、そして株式会社バルコスと、この3者が主体となって制作をされるということでございます。監督につきましては、錦織監督ということで、監督がメガホンを取られ、また脚本も執筆されるということでございました。そして全体の企画、プロデュースにつきましては結城様ということで、合同会社ANOSAでございますし、境港観光協会の会長でもございます。それと制作代表といたしまして、バルコスの山本代表取締役ということでございます。制作につきましては護縁株式会社ということで、錦織監督のところで主体的にされるということでございます。
今後のスケジュールでございます。(3)のところですね、令和7年春にクランクインということでございます。もともとの物語自体が春先から秋というものがこの原作の舞台になっておりますので、そういったものを時期的なところも踏まえて進められるということで伺っております。まず春につきましては、桜の情景でありますとか、そういったものをまず集めながら、その後、5~6月になりますと、キャストのオーデションということでございます。主役になります中学生の男の子の中原君でありますとか、あとはヒロインでありますとか、そういったところを全国であったりとか県内でオーディションを進め、そして夏からは実際の出演者も含めたところで本格的な撮影を開始していくということでございます。その後、令和8年になりまして、春頃に作品として完成されるということでございますが、その後、世界でもいろいろな映画祭にも今後出品をされたりということでございまして、それらの経緯を踏まえまして、国内での全国公開につきましては令和8年秋ということで伺っております。こういった県内の物語、本当に谷口ジロー先生の倉吉の白壁を映したそういったものを国内、そして海外に発信していくということでございますので、私ども県といたしましても、フィルムコミッションを中心に支援を行ってまいりたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告15、第二次鳥取県自転車活用推進アクションプログラムの策定について、長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長の説明を求めます。
●長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
失礼します。それでは、資料10ページ、11ページをお願いいたします。本県で自転車活用を通じた豊かな地域づくりを進めるための計画でございます「鳥取県自転車活用推進アクションプログラム」につきまして、計画満了に伴い、有識者を交えて検討会の議論を踏まえ、第二次鳥取県自転車活用推進アクションプログラム案を作成しますので御報告させていただきます。
現行の第一次から第二次アクションプログラムへの改定に係る背景といたしましては、ナショナルサイクルルート指定を目指す中で、国、これは国交省の自転車活用推進本部事務局でございますが、国から一層の自転車活用を進めてほしいといった意見をいただいているほか、電動アシスト自転車など、自転車が生活習慣病の予防などの健康増進への寄与、また、免許返納後の高齢者の社会生活を支える一つの代替手段として期待されている、こういった自転車の有用性に注目が集まっています。こういったことから、ナショナルサイクルルート指定をはじめ、サイクリストの聖地・鳥取県の実現に向けたサイクルツーリズム推進の充実であったり、また、自転車の日常利用、そういったものを進める、その促進に取り組む、こういった点を強化していきたいと考えております。あわせて、取組の着実な進捗を図るために、目標ごとに目指す姿の明確化、また、目標指標の設定を考えております。
また、1(2)に記載のございますように、目標1から4において、検討委員会において委員からいただいた意見を反映する形で、例えば鳥取うみなみロードのナショナルサイクルルート指定及び環境整備の充実や魅力向上であったり、目標4にございますけれども、市町村に対する自転車活用推進計画策定の呼びかけ、こういったそれぞれ新規だったり拡充だったり、新たな政策を盛り込んでおります。検討委員会におきます委員からの御意見は、資料飛んで隣の11ページの3に有識者からの意見聴収にございますように、まず委員会は昨年11月、12月に開催しまして、委員の皆様からは、例えば自転車の有用性、メリットを示して日常利用につなげることが必要、また、自転車事故の相手方はほとんどが自動車であることなどといった事故データに基づき、広報啓発や交通マナーの理解促進をしていくことが必要などの意見をいただき、これは全て本プログラムに反映しているところでございます。
10ページの下、2の第二次鳥取県自転車活用推進アクションプログラム(案)の概要でございますけれども、計画期間は令和7年度から11年度、この5年間としまして、また仕様については10ページ、11ページにわたってございますけれども、観光振興、地域活性化を目標とする目標1は、鳥取うみなみロードの自転車走行車数であったり、環境負荷の低減や健康増進。スポーツ推進を目指す目標2は、自転車利用頻度など、こういった指標の設定を考えているところでございます。
4の今後のスケジュールでございますけれども、3月21日金曜から4月9日水曜までパブリックコメントを実施しまして、県民の皆さんから御意見を頂戴し、4月下旬の常任委員会におきましてその結果を報告する予定でございます。そして4月中の策定、公表を予定しております。
別冊、少し厚いですけれども、プログラム案を添付させていただいております。前半が本編、後半には資料編ということで、関連データをつけさせていただいております。
◎安田委員長
続いて、報告16、「名探偵コナン列車」お披露目式及び「鳥取砂丘コナン空港」愛称化10周年記念イベントについて、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。
●岡山まんが王国官房長
まんが王国官房でございます。「名探偵コナン列車」お披露目式から御説明いたします。
去る3月16日日曜日ですけれども、雨の降りしきる中ではありましたが、式典の開催する時間帯については小雨になりまして、つつがなくお披露目式を行うことができました。新しい白黒車両と通称呼んでいますけれども、この車両のデザインは名探偵コナン列車としては5種類目になります。大体定期的にリニューアルをしてきているのですけれども、今回もファンの方にはかなり人気がございまして、黒ずくめの組織を黒の車両、コナンと仲間たちを白の車両ということで、コントラスト豊かに走り始めたところでございます。万博も控えておりますので、鳥取県の観光魅力の一つとしてお客様にお使いいただけたらと考えております。
続きまして、「鳥取砂丘コナン空港」愛称化10周年記念イベントでございます。
こちらは3月30日日曜日に予定しておりまして、新たにトリックアートをリニューアルいたします。これまでのトリックアートは、砂丘とラクダを主なアイテムといたしまして、10年間親しまれてきたところではございますけれども、新しいトリックアートは鳥取県の特産品と、それからコナンのみならず、登場人物を多く配置いたしまして、かなり楽しめる内容になっているのではないかと思います。こちらも観光のスポットといたしまして、航空便利用者のみならず、たくさんのお客様に楽しんでいただけるように今後もPRを努めてまいりたいと思いますし、先ほどのコナン列車と同じく、万博期間中にはこちらを一つのアピールのポイントとして訴えてまいりたいと思っているところです。
◎安田委員長
ただいままでの説明について、質疑等ございますか。
○川部委員
まず、二地域居住について、応援はしているのですけれども、実際に私もアーティスト・イン・レジデンスというのをやっていて、アーティストが宿泊する施設の管理をしているのですけれども、そもそも二地域居住の要件ですよね。何か月住めばいいとか、何かその辺は今定義があるのでしょうか。例えば自治体が拠点を整備して、いない間は誰がどう管理するのかとか、結構細かいところでいろいろなことが出てくると思うのですよ。私が管理しているのは私がずっと空いてるときは維持費を払っているような感じなのですけれども、それを自治体がやるのか、それを居住と言っていいのか、何かゲストハウスみたいな感じになってしまうかなと思って、もう少し要件について教えてもらえないでしょうか。
さっきの空港振興室の交通のやつです。非常に面白い分析だと思って見ているのですけれども、これで本当に需給ギャップと言えるのかなというのが少し疑問に思って、例えば鳥大周辺とイオンモール鳥取北の需給ギャップが多いというのですけれども、これは鳥大生がイオンモールに買物に行っている数が多いからというあたりかなと思って、もう少しこれは詳しく教えてもらったら、別途でも構わないので、こういう分析については非常に興味があります。
自転車活用推進アクションプログラムについてです。これで私が気になっているのは、ハード整備、道路の環境整備のところなのですけれども、指標を見たら、専用通行帯整備延長、現況値1キロが2キロになるって、これは県の目標としてこんな数字でいいのですか。
●橋上人口減少社会対策課移住定住・関係人口室長
ありがとうございます。まず、二地域居住の定義というのが実際詳しくは定義されていないので、何泊以上、年に何回以上滞在するというので実際明確に基準がないものです。今これは、特に二地域居住につきましては、市町村が主体となりますので、まず市町村が二地域居住をどう捉えるかというところになってくるかと思います。今回、江府町さんも特定居住促進計画を立てておりまして、その中で二地域居住はどういった方を対象にしていくのかなというところがありますので、それをまず見極めた上で、県としても二地域居住をどういうふうに推進していくのかを考えたいと思います。空き家の管理につきましても、いないときどうするのかというところは確かにあろうかと思います。今の二地域居住を推進するのはやはり住まいというのが大切なところでございます。空き家を改修したからといってそこにずっと住んでいるというわけではないので、それをどういうふうに管理していくかというのは、その辺はどうしても個人の所有物になりますので、そこをどう管理するかということについて、県としてどうすることができるのかなというのはあります。その辺はまた考えたいとは思いますが、まだ二地域居住についてはこれから取り組んでいきますので、その辺の課題等もこれから明らかになってくると思います。一つ一つ丁寧にそういった課題に向き合いながら検討していきたいと思っております。すみません、答えにならずに申し訳ございません。
◎安田委員長
川部委員、一個一個いきましょう。
○川部委員
促進はいいのですけれども、やはりもう少し制度設計をしっかりしながら、国も進めているといいながら、何か漠然とし過ぎているような気がします。これまでのゲストハウス整備、お試し住宅の整備とどう違うのかよく分からないところがあるので、もう一回整理されたほうがいいのではないかなと思いますので、よろしくお願いします。
●安本交通政策課空港振興室長
御意見ありがとうございます。今回の分析につきましては、おっしゃるとおりでございます。まず、資料の7ページでございますが、需要といいますのは、歩行者、それから自転車、バス、鉄道、自動車も含めて全ての移動が需要でございます。そして供給といいますのはバスに限ったものでございまして、その差引きを需給ギャップというふうに定義をさせていただいているのですけれども、その数が多いほうがもしかするとバスに乗ってもらえる可能性が高いということで一応考えているところでございます。
そして、御指摘のところでございます。まず、資料の図の(1)を御覧いただきたいのですけれども、鳥取大学の周辺、それからイオンモール北の周辺といいますのは、ここの図の(1)の中のメッシュで影のようになっているグレーのところがあります。このエリアの方がイオンモールのメッシュのエリアの中に入った、行った、来たということをカウントしております。この中のデータといたしましては、これは携帯電話の位置情報で、さらに契約者情報が分かりますので、実は年代が全部分かっております。一番多い年代といたしましては60代以上でございまして、実は御指摘の学生さん、つまり20代でいきますとそれほど多くはない。すいません、説明が漏れておりますけれども、位置情報に関しましては、10代以下につきましては、個人情報になるのでここは公開しておりませんで、20歳以上のカテゴリーでございます。繰り返しでございますけれども、一番多いのは平日が60代以上です。そして休日は50代が一番多い。20代というのはどのカテゴリー、どの時間帯も実は一番少ないというのがこの区間の移動の状況でございまして、データにつきましては、詳細をまた説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎安田委員長
これはよろしいですか。
○川部委員
はい。
●長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
御意見ありがとうございます。すいません。実は普通自転車専用通行帯というのは、都市部では非常に整備が進んでいるのですけれども、地方部、ほかの県を見ましても進んでいないのが現状です。例えば富山県ですと令和5年度の時点ですけれども、400メーターであったり、徳島県も400メーター、また和歌山県に至っては100メーターだったり、少し離れた熊本県だと1キロといった少し西日本だけですけれども、こういった状況でございます。鳥取市内でも10年以上前ですかね、若桜街道通りを実証実験しまして、自転車通行帯を設けた取組をしたのですけれども、車の駐停車がなかなか難しくて、沿線の商店の皆様からあまり理解度が高まらなかった、そういうこともございます。そういったことで進んでいないという面もあるのかなと思うのですけれども、まずは5年後に向けて倍にしようということでこの値を設定させていただいたというところでございます。
◎安田委員長
よろしいですか。
ほかにございますか。
○前住委員
すいません、2ページのところです。川部委員の御指摘も影響しているのかなと思いながら、このたびは江府町さんが手を挙げてくださっていて、他の地域の新たなということもあったのですけれども、他の地域の市町村の計画の状況というか、その反応というか、感触をもし分かっておられたら教えていただけたらと思います。
●橋上人口減少社会対策課移住定住・関係人口室長
ありがとうございます。実はこの二地域居住につきましては、昨年12月に各市町村に対して特定居住促進計画を作成するかということで照会を行っております。幾つかの市町村さんは特定居住促進計画を作成するという意向は聞いております。ただ、まだ具体的な作業、策定についてはこれからと。来年度作成するかもしれないという、作成するという話は聞いておりますので、それについては一緒になって広域計画の改正も踏まえて進めてまいりたいと思っております。
○前住委員
本当、先ほどの川部委員の指摘もあって、なかなか制度がはっきりしないので取り組みにくいという部分もあるのかもしれませんけれども、ぜひとも協力してあげていただけたらと思います。
○中島委員
自転車ね、国道とか危ない。我々が車で走っていて、ブレーキ踏んでよう越さないからね。どう考えているのかなということが一つ。
自分は全部の下道を走っていないから分からないけれども、少なくとも近場の、室長は青谷のことはよく分かるのだけれども、長和瀬から井手に行くあのカーブのところの自動販売機、それから青谷から気高に行く太陽光などが置いてあるところの自動販売機、行ったことはあるか、汚いよ。どこが所管しているか知らないけれども、あのようなところを走って風光明媚とは言えないと思う。県が担当するかどうか所管は私は分からないけれども、課長、どうなのよ。
●長田観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
御意見ありがとうございます。1点目ですけれども、やはり車の多いところで自転車は軽車両ということで同じく車道を走る。確かにスピードが違うので危ないといったことはもちろん御指摘のとおりだと思います。ただ、道路というのはそういったいろいろと違う立場のものが走るわけですから、相手の立場も尊重しながら走るといった安全意識がまず大事になってくるのだろうと思うのです。ただ、そうはいっても環境整備、これもプログラムにありますように、環境整備をすることによって安全性を高めていくということが大事だと思っています。そういったところをやはり国であったりもちろん県、また市町村であったり道路管理者と一緒になって、サイクルツーリズム推進しかり、日常利用しかりで先ほど川部委員からも指摘がございました自転車専用通行帯とかそういったものをできるだけ整備を進めていって自転車が安全に走行できる環境づくりを進めていく必要があるものと考えます。だからその財源とか物理的な地理的な空間とか難しいところはあるのですけれども、先ほど冒頭で申し上げた気持ちといいますか、安全意識ですね、それぞれが相手の立場を思いやって運転するというところが交通のマナーとルールといいますか、そういったところで進めていきたいと思っています。
2点目のところは、先ほど委員から御指摘があった青谷のところは、恐らく国道9号のところだと思います。国道9号なので国、国だから知らないよというわけではなくて、先ほど申し上げた道路の整備については、国だったり市町村だったり、膝を突き合わせて話ししながらいろいろと環境整備していこうという話をやっておりますので、そういった中で、もう少し利用しやすい道にできていけたらと思いますので、またそこは引き続き取組を進めていきたいと思います。
○中島委員
的確な処理方法だとは思えない。だけれども、こうやって質問するとそういう答えかなとは思うけれども、きちんとしてください。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○銀杏委員
6ページの件で、ICOCAの件ですね。確認も含めて、一応鳥取-倉吉駅間の途中駅は全部自動改札になっているのですか。
●野坂交通政策課長
御質問ありがとうございます。鳥取-倉吉間で自動改札機、切符が吸い込まれるような形の機械は鳥取駅と倉吉駅でございます。その他の無人駅とか間の駅は、何ていったらいいでしょうね、簡易型のICOCAの読み取り機、分かりますか、身ぶり手ぶりで申し訳ないです。そういうものが乗車用と降りる用とが駅の改札の辺りに設置されておりまして、そこでタッチをして乗ったり降りたりしていただくというものでございます。
○銀杏委員
それで、因美線などには多分設置していないと思うのですけれども、鳥取駅でICカードを使って入って、因美線の無人駅で降りたと。翌日、無人駅で乗って降りるときにまたICカードを使うとか、そういうことも起こり得るなと思ったりするのですけれども、それは何かやはりJRさんできっちり広報とかされているのですか。
●野坂交通政策課長
ありがとうございます。そうですね、今回、因美線であったり山陰本線も岩美の方面ではまだ使えない状況でございます。なので、JRさんも混乱が予想されるので、チラシにしっかり注意してくださいという、エリアごとではないですけれども、お配りはしていないですけれども、エリアが拡大しますということで御案内されて、因美線とか山陰本線で使えないところがありますとか、そういったことも明示されております。たしか技術的には乗るときに入ってしまって無人駅に、それは多分本当はいけないことだと思うのですけれども、お金を払っていないので。次の日に駅に行って通そうと思ってもエラーになるので、多分駅で何かの処理をしてもらわないと次もう一回使えないようになっていると思います。私もたまに東京に行って、うまく何か読み取られていなくて、次に東京へ行ったときになぜかエラーで使えないところがあって、駅の人に頼んでやってもらったりすることがあるので、多分何かしらのシステム上でエラーが出るようなことがされているかと思います。
○銀杏委員
やると思えば当日の中であれば悪用もできるのだろうなと思っていまして、要するに今後、配備の計画はどうだったかなと思って。教えてください。
●野坂交通政策課長
ありがとうございます。まだJRさんからはほかのエリアに入るということまでは聞いてはおりませんけれども、今先ほども御説明させていただきましたが、路線バスにも全県で入れていこうと来年度しております。そうすると、バスでも使えて、鉄道がまたエリアが狭くなりますので、やはり不便な方が出てきますので、JRさんにも一層機会を捉えながら整備をしていただくように申入れをしていきたいと思っております。
◎安田委員長
よろしいですか。
○銀杏委員
はい。
◎安田委員長
ほかにございますか。
次に、その他ですが、輝く鳥取創造本部について、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行います。暫時休憩いたします。再開は11時35分といたします。
午前11時30分 休憩
午前11時34分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告17、不正な事務処理に係る再調査の結果について、岸本県土整備部次長兼県土総務課長の説明を求めます。
●岸本県土整備部次長兼県土総務課長
県土総務課でございます。2月25日開催の本委員会で報告させていただきました不適正事案の続報であります。
常任委員会資料の2ページをお願いいたします。米子県土整備局におきまして、不適正な事務処理をした職員1名につきまして、担当業務の処理状況を点検、調査しましたところ、道路関係で加えて26件、港湾関係でも加えて2件の不適正な事務処理が判明いたしました。いずれの案件につきましても、後追いとはなりますが、真正な手続をやり直しまして是正していくこととしております。原因や経過、問題点につきましては、2月にも報告したとおりでありますが、業務の進行管理に問題があったことは認めざるを得ないと考えております。大変申し訳ございませんでした。一職員の問題として矮小化することなく、組織の課題、管理監督上の課題として再発防止に取り組んでまいります。
◎安田委員長
続いて、報告18、測量等業務における低入調査基準価格及び成果品重点確認価格の引き上げについて、日笠県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。
●日笠県土総務課建設業・入札制度室長
県土総務課でございます。資料3ページを御覧ください。測量等業務における低入調査基準価格及び成果品重点確認価格の引き上げについて御報告いたします。
本県におきましては、測量等業務のダンピング対策としまして、低入札価格調査制度と成果品重点確認価格制度を適用しているところでございますが、本県でも準用しております国の調査基準価格の算定式が改正されたことを受けまして、本県の調査基準価格の算定式を改正するとともに、本県独自に設定しております成果品重点確認価格の算定式についてもこれに準じた見直しを行うものでございます。
今回の改定の内容でございますが、資料の中ほど下に改定のイメージを示しております。このたびの調査基準価格の改定につきましては、予定価格を構成しております4つの経費のうち、一般管理費に係る部分の係数を見直しされております。図の例は、設計業務の場合の例となりますけれども、一般管理費の係数が48%から50%と約1.04倍引上げをされております。この引上げ率を成果品重点確認価格にも適用いたしまして、成果品重点確認価格におきましては、一般管理費の係数を55%から57%に見直しを行っております。これによりまして、成果品重点確認価格の設定率は、これまでの予定価格のおおむね84%だったものが85%まで引き上げることとなります。これによりまして、従来の設定範囲では上限値を超えるケースも発生するため、設定範囲についても同様の見直しを行っております。本見直しにつきましては、先日開催されました入札契約審議会でも了承をいただいたところでありまして、4月1日からの適用を予定しております。今後も他県の動向等を注視しながら工事業務の品質確保に向けた制度の適正な運用に努めていきたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告19、山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)の今後の予定について及び報告20、大山一ノ沢における雪崩被害について、西村道路企画課長の説明を求めます。
●西村道路企画課長
道路企画課です。資料については4ページをお願いいたします。山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)、通称南北線の今後の予定について御報告をいたします。
南北線につきましては、令和2年8月に都市計画素案を公表いたしましたが、その後、パブリックコメント等々で様々な御意見をいただいております。それ以降、少し足踏みをしているような状況でございましたけれども、このたびの議会において、福田議員の代表質問において、知事から都市計画手続を進める目処が立ったとして、手続を進めるという旨の答弁があったところでございます。
今後のスケジュールでございますが、都市計画手続を進めていく段階でございますけれども、今年5月頃を目途にこれまでいただいた意見に対する正式な回答をさせていただきたいと思っております。その後、都市計画審議会で審議をしていただき、県土整備部の思いとしては、年内の都市計画決定手続の完了というところを目指してまいりたいという具合に考えております。複数回にわたり都市計画審議会で審議をいただくことになりますので、県としても円滑に審議していただけるように努めてまいりたいと思いますし、手続が完了すれば国に事業化の判断をしていただくというような段階に入ろうかと思いますので、早期の事業化についても引き続き国に働きかけてまいりたいと考えております。
続きまして、資料の5ページをお願いします。大山一ノ沢における雪崩被害について御報告をいたします。
この冬の大規模な降雪に伴う雪崩の発生により、県道倉吉江府溝口線に架橋しております一の沢橋が被災をいたしました。同県道におきましては、桝水から奥大山スキー場までの間については冬季閉鎖をしております。この部分につきまして3月11日に警察から情報が入りまして、翌日の12日から現地のドローンによる調査を実施しております。現在は現地で詳細な調査を行うために現地に到達するための除雪作業を鋭意進めているところでございます。
資料の中ほどに写真を載せさせていただいております。上流側から大量の雪崩が発生している状況が見てとれると思います。この雪崩が橋梁の側面から押し込むような形で橋梁に被害を生じさせているというような状況でございます。
今後の予定でございますが、除雪が完了次第、雪崩の危険性というのがまだまだございますので、それらに注意しながら詳細な調査に着手をしていきたいという具合に考えております。また、雪崩の被害等の人的被害の観点から、警察や危機管理部にも情報提供させていただいております。なお、上流に治山施設がございますので、そちらについては管理者である林野庁が別途調査を行う予定としております。
◎安田委員長
続いて、報告21、県道倉吉由良線(和田~大谷茶屋)の開通について、西土井道路建設課長の説明を求めます。
●西土井道路建設課長
6ページをお願いします。今週土曜日に図面左下の黄色い部分で表しております北条倉吉道路の倉吉西インターから倉吉南インターまでが開通する予定となっているのですけれども、これにあわせまして、工事を進めてきました県道倉吉由良線(和田~大谷茶屋)工区につきましても同日午後3時に開通させることとしますので報告させていただきます。
本区間の開通によりまして、旧大栄町方面から北条倉吉道路の倉吉インターへ直接乗り入れることが可能となるとともに、倉吉中心部へのアクセスも向上すると期待しているところでございます。
◎安田委員長
続いて、報告22、境港昭和南地区岸壁整備に係る新規事業採択時評価の手続について及び報告23、境港昭和北岸壁における燃料供給管撤去工事に伴う事故について、藤本港湾課長の説明を求めます。
●藤本港湾課長
港湾課でございます。7ページをお願いいたします。境港でございますが、現在、定期航路といたしまして、中国・韓国航路が2便、韓国航路が3便、また加えて、国際フィーダーという神戸に運ぶコンテナ航路が1便ということで、1週間の間に火曜日を除く毎日、コンテナ船が寄港するという状況になってございます。そういう中で、コンテナ船が着ける岸壁というのがワンバース、1つしかございません。コンテナを取り扱う土地もその背後ということで、非常に限られた土地でこれまでやっておりまして、コンテナを扱う関係者の方からこれの拡張というところが非常に望まれていたところでございます。また、日本海側の航路でございますので、しけによってコンテナ船が遅れるということがございます。そうなりますと、先ほど申し上げた扱うバースが1つしかございませんので、1つの遅れが次の船の遅れにつながるということで、境港ではこれまでも1つが岸壁を使っている間に船が2隻沖合で荷役を待つというような非常に悪循環なところがございまして、この岸壁の早期整備というところが望まれていたところでございます。コンテナに関しましては、先日の常任委員会でも御報告申し上げましたが、順調に回復しておりまして、今後の伸びというのも非常に期待が高いところであります。また、コンテナに限らずですが、今回の岸壁というのは昭和南地区の一連の連続した岸壁の整備になります。チップ船とか現在も建設中ですけれども、バイオマス燃料の発電所が建設中であります。今後ますます増えるPKS等の輸入においても、このバースが整備されることによってバルク貨物の接岸も柔軟に対応できるということで、コンテナ船に限らず、非常に境港を使っていただく企業さんにとても大きなメリットがございます。また、境港に就航いたします先ほどのコンテナ航路に関しましては、日本においても苫小牧とか仙台、ひたちなかとか非常に多くの港に就航いたします。前段申し上げましたが、境港で船が遅れるということは、それらの港のリードタイムが遅れるということになりまして、非常に御迷惑をおかけしていたところでございます。今回のこのバースの整備により、より多くの港に寄港するコンテナ船の定期性が向上するということで、それらの地域の産業の振興にも寄与するものでございます。このたび3月11日に国土交通省の交通政策審議会港湾分科会事業評価部会において、この昭和南地区の岸壁整備が新規事業化で適当であるという御意見をいただいたことを非常に大きな一歩につながったということで、御報告申し上げます。
続きまして、8ページをお願いいたします。境港昭和北岸壁における燃料供給管撤去工事に伴う事故についてでございますが、こちらに関しましては、先ほど危機管理部で御報告させていただいてございますので、私からは省略させていただきます。
◎安田委員長
なお、報告24、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
ただいままでの説明について、質疑等はございますか。
○川部委員
2ページです。これは1人の職員だということですけれども、期間はいつからいつまでのことだったのですか。
●岸本県土整備部次長兼県土総務課長
この該当職員につきましては、令和5年度と6年度、米子県土整備局に配属されていた職員でありますので、調査の対象となった期間というのはその2年度の間ということになります。
○川部委員
監査で現場のいろいろな話を聞くに当たって、鳥取県土もそうでしたけれども、なかなか現場の職員が足りなくて、かなり厳しい状況の中でいろいろなことが起きているような話も聞いているのですけれども、西部の場合もそういったことが要因にあったのではないかなと思いました。人員の体制だとか再発防止のこの辺りにあるのですけれども、人員体制について、監督も不十分だったというところもあるのですけれども、その辺に原因はありはしなかったかということについて、どういうふうな分析をされていますか。
●岸本県土整備部次長兼県土総務課長
こちら県土整備局の中のこの職員が所属しております課でございますが、何とか担当というラインですね、その中に要配慮職員が現にいたり、あるいは経験の浅い職員、新採ですとか2年目、3年目とかそういう経験の浅い職員が複数配置されるといいますか、そういう配置をせざるを得ないというふうな状況でもあります。確かに所属の中で組織としてパフォーマンスをしっかり発揮できればいいのですけれども、なかなかベテランなり中堅による若手の指導とかフォロー、そういったものがちゃんとできていたのかなという反省もやはりしているところであります。
○川部委員
それについての解消ですね、これは県土整備部だけでどうこうなるのではなくて、全庁的な問題なのですけれども、そこについては何か人事なりに意見は言っているのでしょうか。
●岸本県土整備部次長兼県土総務課長
当然、申すようにはしております。ですので、例えば既に要配慮職員が現にいて、1年目、2年目、1年で異動させるわけにもいかないというふうな人事の大きい方針があるようですので、そういう状況下で先ほど申し上げましたような新規採用とかの非常に手をかけて育てていかないといけないような職員、そういったものをぽんと張りつけるのは考えてくれというようなことは人事には申しております。あと、特に中部とか西部になりますと、総合事務所ということで、県土だけでなく、ほかの局も含めて中で差配といいますかができるはずなので、そういった面でも、総合事務所などではほかの部局と一緒に話し合って、そういう要配慮職員はどこにもどの部局にもおられるのですけれども、そういった者への対処とか、あるいは若手の育成の必要ですとか、そういった負担が特定のところに集中しないようにみたいな工夫とか話し合いもやってくださいといったことは申し上げております。
◎安田委員長
よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
ほかにございますか。
○斉木委員
5ページの雪崩の関係、今年は積雪が多いようでございまして、このような大規模な雪崩になるわけですけれども、やはり設計どおりちゃんと橋の下をくぐって雪崩が流れて道路にはあまり影響はなかったというような感じでしょうか。皆さん方がこういうことを想定して新たに橋をかけたような感じですので、道路に被害がなしに予定どおりにいっているというような感じですか。
●西村道路企画課長
橋梁の設計、沢の対策につきましては、基本的には沢から降りてくる土砂の流出というところを対象に設計をしております。ですので、土砂が流れてきたときに、今回見られたような桁のところに土砂が当たるというようなことがないような高さにまず橋を設定するというのが設計の基本的な考え方にしております。雪崩については設計上、ここまでの大規模なものが起こるというような想定は実はしておりませんでして、通常は土砂の流出というところに観点を置いて設計をしているということで、今回は想定を上回るような、土砂の流出を上回るような規模の雪崩が起きてしまったということで、こういった桁に影響を受けるような事態に発展したという具合に認識しております。
○斉木委員
写真で見る限りは手前の橋梁の手すりなどをみんな影響がないような感じに見えるので、やはり当初の計画どおり大きな何ていうか被害にはならなかったというような感じでしょうかね。
●西村道路企画課長
少し写真では分かりにくいのですけれども、雪崩によって桁が押されたことによって、少し下流側に桁自体がずれているという状況が発生しております。詳細については現地に到達して調べてみなければならないとは思っておりますけれども、写真では確かにガードレール等があまりずれていないようなふうに見受けられますけれども、若干は下流側にずれ込んでいるという状況になっております。
○斉木委員
例年いつもこれから除雪に入っていって道路の雪を取るということになると思うのですけれども、今年も大体予定どおりの何ていうか環状道路が皆さんが回れるような予定でできますか。
●西村道路企画課長
除雪につきましては例年であれば今の時期から始めてゴールデンウイーク明けに間に合うような形で開通を目指してするのですけれども、今回こういった事象が起きておりますので、まずは早急に除雪をしてこの橋の状況を確認するということになります。その後、橋の状況によっては、恐らく今の状況で使用を続けるというのは難しい状況になる可能性もございますので、そうなった場合は少し通行止めなり、あるいは仮設を設けて仮の通行を確保するとかというような対策を考えていかなければならない状況になろうかと思います。
○斉木委員
走られた人はよく分かるのだけれども、非常に風光明媚なところですからね、景色のいいところですからなるべく早く観光客でも誰でも利用できるように対応してあげてください。
○中島委員
4ページ、南北線がやはり動き出したのは非常によろしいことで、それはそちらの事情でいろいろあったのだろうとは思うけれども、次に我々のところによく来るのは、いつ買収交渉に来てくれるのだろうか、その次は業者はいつ頃どの辺から工事を進めるのだろうか、この2点。だけれども、買収が先ですよね、どっちにしても。大体これは今年度に都市計画決定を受けたとして、次には実測とかが入るでしょう。大体どれぐらいの目処をつけていて用地買収の交渉に来てくれるか、これはもう所有者はいっぱいいるからね、みんなよく来る。どうですか。
●西村道路企画課長
まずは都市計画決定を円滑に審議会で判断をしていただくということが大前提になると思いますが、その後に、まず国の事業になりますので、国で新規事業化を行うのかどうかというような審査をされることになります。その時期等については、まだ明確なところは把握できていないところでございますので、新規事業化採択を国でしていただいた後に、通常であれば現地の測量に入って設計を行って、そこからようやく用地がどれぐらいかかるのかというようなお話になっていこうかと思います。国で事業をしていただきますので、詳細は申し上げられる状況にございませんけれども、まだまだ時間はかかるかなという具合に思います。
○中島委員
今の話を地元の人にしたらがっくりしてしまって、本当ですよ、みんな本当に都市計画決定に入る前から来ているのだから、分かったら予想でもアナウンスをしてください、そうしたらこちらに来る、いろいろなものが少なくなるから。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○東田委員
港湾の関係でお尋ねしたいのですけれども、本当にいい採択をされてよかったと思うのですが、総事業費が202億円なのですけれども、国と県との財源内訳というか、それを教えておいていただきたい。
●藤本港湾課長
資料の1(4)に事業費202億円と記載させていただいておりますが、うち172億円が岸壁の整備ということで、これは直轄の国の事業になります。事業費がこれまでより大きく出ていますが、これは当初からも耐震バースとして整備する関係で、非常に強固なものを整備するということで、延長に対して事業費が多く見えてございます。残りの30億円というのが岸壁の背後の埠頭、土地の整備です。コンテナを扱ったりする土地ですけれども、これに関しては使用料が入るということで、境港管理組合が起債を起こしまして、その事業で整備するというのがこの30億円でございます。
○東田委員
了解しました。ありがとうございます。
◎安田委員長
本当におめでとうございます。しっかりやってください。
ほかにございますか。
それでは、次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。
○川部委員
すいません、さっき委員会が始まる前に聞いたのですけれども、輝く鳥取創造本部で自転車活用推進アクションプログラムの策定についてという話がある中で、自転車が利用しやすい環境の整備ということで、自転車専用通行帯整備延長1キロほど延ばす、5年間でということになっているのですけれども、これは本当に県土で道路予算はついているのですか、具体的にこんな具体的な話が進められているのでしょうか。そもそも1キロで十分かという話もあるのですけれども、まずこれについてちゃんと話がついているのかどうか教えてください。
●西村道路企画課長
大変申し訳ないのですが、私は把握できておりませんので、少し調査をして調べさせていただいて、また個別に回答させていただけたらと思います。
○川部委員
これはアクションプランなのですよね、具体的にやっていくというところで、まだ調整ができていないということは、早く調整していただいて、これにあるからということではなくて、これからナショナルサイクルルートの整備なり、それからさらに南北の引き込んでいく道路のようなことを考えている中で、やはり自転車が走りやすい環境整備というのは、県土としてもしっかりとどっか頭の隅っこに入れて道路整備を考えていただかないといけないと思いますので、ぜひ調整をお願いします。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、委員の皆様に御連絡いたします。
次回の常任委員会は、4月21日月曜日、午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いをいたします。
なお、この後、委員の皆様には御相談がございますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
(執行部退席)
お残りいただいたのは、協議事項が2点ございます。まず1点目、3月13日に参考人招致し意見聴取をした航空自衛隊美保基地における空中給油・輸送機(KC-46A)の配備についての今後の進め方についての御相談でございます。
なお、インターネット中継は継続していますので、発言の際はマイクに向かってお願いします。
防衛局からの事前協議を受けて、県から米子市及び境港市へ意見照会されていましたが、昨日までに市議会の意見等も踏まえた両市からの回答があったとのことであります。それを踏まえた県から防衛局への回答案を現在作成中でありますが、成案ができ次第、速やかに本委員会へ報告したいとの連絡がございました。この報告については、関心の高さを鑑みて、参考人招致の際と同様に、広く委員外議員の傍聴、発言をできるようにするため、他の常任委員会とは日時をずらした分離開催とすることとし、日程といたしましては、3月21日金曜日の決算審査と人口減少の特別委員会終了後に開催してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
なお、委員外議員の発言については、前日中に発言通告書を提出する申合せとなっていますが、このたびは当日執行部から説明のあったことに限り認めることとし、通告書の提出を不要とすること、また、常任委員会を分離開催することについては、委員外議員の出席に関わることですので、3月21日朝の議会運営委員会に報告することといたしたいと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
続きまして、協議事項の2点目、調査活動報告についてでございます。
本会議において、各委員会の1年間の活動状況を報告することになっております。本委員会の令和6年度の活動状況について、事前に委員の皆様に御確認をいただいておりますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
なお、趣旨を変えない範囲内で、さらに言い回し等を変更させていただくことがありますが、その場合の対応につきましては、委員長に一任としていただいてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
それでは、以上をもちまして地域県土警察常任委員会を閉会いたします。
午後0時06分 閉会
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