令和7年度地域県土警察常任委員会議事録

令和7年6月26日会議録(速報版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
河上 定弘
森 由美子
浜田 一哉
内田 博長
浜崎 晋一
坂野 経三郎
前原 茂
松田 正


欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   青山警察本部長、浜田危機管理部長、山本男女協働未来創造本部長、
   若松地域社会振興部長、遠藤輝く鳥取創造本部長、吉野県土整備部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   藤田課長補佐、山田係長、横山係長
 

 1 開会   午前10時00分

 2 休憩   午前10時9分  / 午前10時18分 / 午前10時28分
        午前10時37分 / 午前10時45分 / 午前11時2分

 3 再開   午前10時11分 / 午前10時19分 / 午前10時29分
        午前10時38分 / 午前10時53分  / 午前11時4分

 4  閉会      午前11時35分

 5 司会   河上委員長

 6 会議録署名委員  浜田委員  前原委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎河上委員長
 ただいまから、地域県土警察常任委員会を開催いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、浜田委員、前原委員にお願いいたします。
 次に、執行部職員の紹介であります。
 このたび、6月13日付で組織改正及び人事異動がありました。お手元に幹部名簿を配付しておりますが、とっとり暮らし推進局に関する箇所を削除したものです。皆さん、御承知おきください。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の3議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切り替えをお願いいたします。
 では、質疑のある方、挙手をお願いいたします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論もないようですので、これより採決に入ります。
 採決については、一括して採決するのがよろしいかお諮りいたします。(「一括」と呼ぶ者あり)
 それでは、御異議がないようですので、付託議案を一括して採決いたします。
 なお、本委員会に付託された議案は、議案第2号、議案第9号及び議案第16号であります。
 それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決または承認すべきものと決定いたしました。
 以上で付託議案の審査は終了いたします。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情2件の審査を行います。
 初めに、陳情7年地域第4号、裏金問題の徹底解明とパーティー券購入を含む企業・団体献金の禁止を求める陳情について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○森委員
 不採択が妥当と考えます。
 理由は、政治資金及び政党や政治資金団体への献金については、法に基づき当該政党や政治資金団体等の責任の下に適切に取り扱われるべきものであり、本県議会として国への意見書提出が必要とは考えられないことから、本件陳情は不採択が妥当と考えます。
 以上です。

◎河上委員長
 そのほか、御意見はございますでしょうか。

○前原委員
 私も不採択でお願いしたいと思います。
 この政治資金規正法は改正されますので、明年、令和8年1月1日付で、たしか政治資金の監査の強化とか、また責任の強化、そしてまたパーティー券の公開、20万円強だったものが5万円以上に関して氏名を公開するという形で、かなり厳しくなります。こういう形で政治資金規正法も改正されますので、今回の陳情に関しましては不採択と申し上げます。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。

○坂野委員
 私は趣旨採択が妥当かなと思っております。
 政治のその裏金問題はやはり国民の政治不信を招く大きな一因となったと思っております。その信頼回復のために不断の努力をして、政治資金規正法の趣旨を鑑みて、国民の信頼を得る努力をしていくことを続けていくことは非常に必要なことであると考えており、この趣旨については理解できるので趣旨採択としたいと思います。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見も尽きたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、趣旨採択または不採択です。
 初めに、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情7年地域第4号については、不採択とすべきものと決定いたしました。
 続いて、陳情7年男女協働第11号、旧姓の通称使用の法制化を求める陳情について審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

○森委員
 研究留保が妥当と考えます。
 理由は、夫婦同氏制度の維持、旧姓の通称使用の法制化については、婚姻制度や家族の在り方と関係する重要な問題であり、国において国民の理解の下に慎重に進められるべきものであること、さらに夫婦の氏に関する問題については、令和2年12月に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画においても、夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方に関し、国民各層の意見や国会における議論の動向を注視しながら司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進めることとされています。
 さきの国会においても、夫婦の氏に関する問題については結論に至らず、引き続き議論されているところでもあり、現段階ではこの議論の行方を見守ることが適当であることから、本件陳情は研究留保が妥当と考えます。
 以上です。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。

○前原委員
 私は本陳情は不採択を主張いたします。
 いわゆる通称を使うという形に関しまして、通称と戸籍名が2つ発生するということで、ダブルネームで国会でも論議されました。これにより、非常にこの行政システムの改修、また金融機関、特に今まだ4割近くの金融機関が対応できてないという形で、非常にコストがかかる。そしてまた外国においては、既に夫婦別姓、選択的夫婦別姓を選ぶ国が多くて、同姓の国は日本しかありません。こういう観点において、私たち公明党は選択的夫婦別姓を推進しておりますので、今陳情に関しましては不採択を主張いたします。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。

○坂野委員
 私も不採択が妥当だと思っております。
 理由は、先ほど前原委員がおっしゃったものと同等でございますが、世界中で日本だけが同姓を法制化しているというところはやはり着目しないといけない点だと思いますし、国連の女性差別撤廃委員会からも何度も指摘をされている事柄でありますので、これについては不採択が妥当かと思っております。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 研究留保という声がありましたので、まず研究留保とするか否かの採決を行います。
 なお、採決の結果、研究留保が少数である場合、改めて採択、趣旨採択、不採択の採決を行うこととなりますが、この採決には、当初に研究留保という意見が出された方も、もう一度、態度を表明していただきますので御承知おきください。
 それでは、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情7年男女協働第11号については、研究留保とすべきものと決定いたしました。
 以上で付託案件の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成・内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、報告事項に移りますが、ここで執行部の入れ替えを行いますので暫時休憩といたします。再開は入替え次第といたします。

午前10時09分 休憩
午前10時11分 再開

◎河上委員長
 再開します。
 報告事項は、警察本部、危機管理部、男女協働未来創造本部、地域社会振興部、輝く鳥取創造本部、県土整備部の順で、執行部の入れ替えを行います。
 初めに、警察本部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りください。
 また、説明または質疑におけるページなどの切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようにお願いいたします。
 それでは、報告1、令和7年夏の交通安全県民運動の実施について、居組交通企画課長の説明を求めます。

●居組交通企画課長
 交通企画課長の居組でございます。
 警察本部から、令和7年夏の交通安全県民運動の実施について報告いたします。
 資料の2ページを御覧ください。
 7月14日月曜日から23日水曜日までの10日間、夏の交通安全県民運動が実施されます。この時期は暑さによる疲労等から漫然とした運転による交通事故の発生が懸念されます。
 また幼稚園や小中学校等も夏休みを迎える時期であることから、県民に広く交通ルールの遵守と交通マナーの向上を呼びかけ、交通事故防止の徹底を図ることを目的として行われます。
 次に、行事予定についてです。期間中の主な行事につきましては、資料に掲載をしております。
 運動初日には、倉吉警察署が自治体等の関係機関、関係団体とともに車両パレードを行う予定です。また、その他の警察署においても、管内の住民に向け、各種広報を実施予定でございます。
 期間中の運動重点に沿った取組といたしましては、子ども、高齢者及び障がい者の交通事故防止関係では、朝の通園、通学路における交通危険箇所での街頭指導等を行います。
 また、高齢者宅へ訪問を実施し、夜間、早朝に外出する際に事故防止に役立つ反射材の着用等についての指導や反射材貼付活動を行います。
 自転車等利用者のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底関係では、自転車安全利用五則に基づいた啓発活動の推進や、重点路線などでの交通指導取締りを行います。
 また、資料右下にヘルメット着用啓発動画のサムネイルを掲載しております。これは鳥取県交通対策協議会と鳥取県、鳥取県警が合同で「ヘルメット着用をめぐってラップバトル!?」と題しますヘルメット着用啓発動画を作成し、昨年2月から鳥取県の公式ユーチューブチャンネル、とっとり動画ちゃんねるで公開しているものでございます。この動画は、私はかぶりたくないという女性のラップに対しまして、現役警察官がヘルメット着用の重要性をラップで返答しております。このように、SNSを活用しての広報啓発にも努めているところでございます。
 飲酒運転の根絶の関係では、飲酒が伴う交通事故総数は昨年より増加しているため、交通指導取締りの強化と併せて職場や家庭から飲酒運転をなくす環境づくりを推進し、飲食店等を中心に飲酒運転の根絶を呼びかけます。また、鳥取警察署及び米子警察署等が関係機関、団体とともに繁華街の通行人に対しまして飲酒運転根絶の広報啓発活動を実施いたします。
 以上のとおり、子どもや高齢者の交通事故防止はもちろんのことですが、一般ドライバーにつきましても、交通事故に遭わない、起こさせない、各種対策を行ってまいります。
 また、暑い最中での交通安全運動となりますので、警察官と関係機関の方々の熱中症と自走事故の防止に配意しながら活動を行ってまいります。
 報告は以上でございます。

◎河上委員長
 ただいまの説明につきまして、質疑等ございますでしょうか。

○松田委員
 すみません、1点だけお伺いしたいと思います。
 鳥取県においては、鳥取県支え愛交通安全条例が平成28年、そして国でも道路交通法の改正で令和5年からですか、自転車用ヘルメットの着用が努力義務化されておりますが、8年ぐらいたっておりますけれども、その辺、着用率の向上というのはどのように図られていっているか教えてください。

●居組交通企画課長
 自転車乗車用ヘルメットの着用率の関係でございます。本年度の結果はまだ出ておりませんが、昨年度の結果で申しますと、全国平均では17.0%となっております。県内におきましては32.7%という結果でございました。
 ちなみに令和5年の結果で見ますと、全国平均は13.5%、鳥取県の着用率につきましては30.9%というふうに、着用率は上昇しておりますが、32.7%ということですので、まだまだ向上していく必要があると考えております。
 以上です。

○松田委員
 承知いたしました。高いのは愛媛県が60%ぐらいあると思いますので、県の施策も自転車活用に向けて動いておりますので、ぜひ県警も協力していただいて、着用率向上に努めていただきたいと思います。
 以上です。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、警察本部については以上で終わります。
 執行部の入れ替えを行います。暫時休憩といたします。再開は執行部入れ替え次第とさせていただきます。

午前10時18分 休憩
午前10時19分 再開

◎河上委員長
 再開します。
 引き続き、危機管理部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いいたします。
 また、説明または質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いいたします。
 それでは、報告2、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第39報)、但馬原子力安全対策課長の説明を求めます。

●但馬原子力安全対策課長
 原子力安全対策課でございます。
 資料2ページをお願いいたします。
 島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第39報)でございます。
 前回、6月10日に報告させていただきましたものから進展があったものを中心に御説明をさせていただきます。
 島根原子力発電所1号機及び2号機につきましては、前回の報告から変更等はございません。
 3の島根原子力発電所3号機でございます。現在こちらは新規制基準の審査中でございまして、6月13日と6月17日の2回、審査会合が行われております。
 まず、13日の第14回目の審査会合において、中国電力から基準津波の策定等について説明がございました。この基準津波の策定につきましては、島根原子力発電所2号機の新規制基準の審査の中で長期間時間をかけまして非常に慎重に議論をして策定をされたところでございます。2号機、3号機とも、同敷地ということもございまして、今回は2号機の設置変更許可をいただきました令和3年9月15日以降に新たに学会等々で発表されました知見について、島根の今回の基準津波の策定に反映すべき知見がないかどうかを確認して、中国電力が説明をいたしたところ、規制庁からはおおむね妥当な検討がなされたと評価され、津波の議論は収束をしたところでございます。
 また、17日の15回目の審査会合につきましては、中国電力から炉心損傷の防止対策について説明がございました。原子力規制委員会からは、この件に関して特段の指摘はございませんでしたけれども、炉心損傷に至るおそれがないと判断するための解析の条件設定等の基本的な考え方、こちらは炉心損傷を防止する対策というところで、何らかの事由が発生して、炉心損傷、例えば炉心の冷却ができなくなって、炉心が非常に高温になるとか、炉心内の圧力が高まるといったような事象の防止対策というのが必要となってまいります。
 この防止対策が有効に機能するかどうかということにつきまして、コンピュータで解析をして判断をするのですけれども、その解析のときの判断において設定する初期条件、例えば事象発生後、何分後にこのような防止対策を実施するとか、炉心の圧力が幾らになったら対策を発動する、炉心の温度がどれくらいになったらこういう対策を発動する、そういった条件設定の基本的な考え方、この辺りをもう少し説明を充実させていただきたいというコメントがあったところでございます。
 報告は以上でございます。

◎河上委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませんか。

○内田委員
 島根原子力発電所3号機の場合、1回見せていただいて、そこまで入ってきました。実際に今2号機と3号機と全く違う、燃料棒の取り入れとか出しとか違いますよね。今までは上からだったのですかね。今度は何か下からと話もちらっと聞いたのだけれども、流れとしては下からはおかしいなと、どう説明したらいいのだろう、3号機の場合、燃料棒。

●但馬原子力安全対策課長
 2号機、それから3号機も含めまして、制御棒は下から挿入をすることになっております。2号機は水圧をもって制御棒を上げるような仕組みになっているのですけれども、3号機はそこを電動モーターといいますか、そういったもので制御棒を入れていくというような仕組みで、多少進化した仕組みになってございます。

○内田委員
 もう一ついいですか。そのときに、たしか2号機と3号機の違いは、3号機の場合はそっくり何かその周りにも水があったよね。だから、そこの部分はもう我々では入れない、もう稼働したら入れませんというような説明を受けてきたのだけれども、あれの意味はどういうことでしょうか。

●木本原子力安全対策監
 3号機はまだ動いていませんので、冷却水、水自体が汚染されていない状況というか、水がまだ全然ない状況ですので、中に入って、その視察なり、観察することができる状況です。2号機は十何年か前にもう動いていて、構造材など汚染されている状況ですので、中に入って、心部に入って観察することはできない状況になっております。

○内田委員
 一旦稼働させたら、もう全部駄目ということかな、2号機も3号機も。

●木本原子力安全対策監
 ある部分については、要はあまり汚染されてない区域といいますか、そういう場所に関しては、我々、動いた後でもある程度のところまでは見られますが、炉心の中ですとか、そういったところは、一旦動き出すと中には入れないという状況になります。

○内田委員
 了解。分かった。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、危機管理部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見も尽きたようですので、危機管理部については以上で終わります。
 執行部の入れ替えを行いますので暫時休憩いたします。再開は執行部入れ替え次第とさせていただきます。

午前10時28分 休憩
午前10時29分 再開

◎河上委員長
 再開します。
 引き続き、男女協働未来創造本部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りください。
 また、説明または質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようにお願いいたします。
 それでは、報告3、男女協働未来創造本部における男女協働未来創造セミナー申込者の個人情報の流出について、安養寺県民運動課長の説明を求めます。

●安養寺県民運動課長
 県民運動課です。
 このたび、男女協働未来創造本部が主催するセミナー、次ページにつけております水色の参加申込書付案内チラシの中に、記入済みの参加申込書を誤って混入させ、2名の個人情報が流出する事案がありました。このことを受けまして、直ちに事実関係の確認を行い、当該申込者へ今回の経緯の説明と謝罪を行いました。
 判明した日時ですけれども、令和7年6月24日火曜日午後0時15分頃です。
 事案の概要としましては、本セミナー取材依頼のため6月17日火曜日に職員がNHK鳥取放送局に10枚程度、手交で持ち込んだところ、この先ほどの水色のチラシの裏面が参加申込書様式のチラシとなっておりまして、その中に個人情報が記載されたチラシ1枚、御家族2名分の申込みがあったものが誤って混ざっておりました。その後、当該チラシはほかの未記入のチラシと混ざったまま同局内で保管されておりましたけれども、6月24日火曜日に同局担当者が当該記入済みのチラシに気づかれまして、県担当者へ連絡がありました。こちらの本事案が判明し、同日回収したものです。
 なお、6月17日火曜日に日本海テレビにおいても同様にチラシ10枚程度を手交しておりましたけれども、そちらには記入済みのチラシは混ざっていない旨、同日、対面で確認をさせていただいたところです。
 発生原因としましては、職員が受付名簿作成のため裏面に個人情報が記載されたチラシ、参加申込書を机上に置いていたところ、誤って周知用のチラシと一緒に持ち出してしまったものです。
 流出した情報なのですけれども、御家族のため、住所、電話番号は同じですけれども、個人の氏名、住所、電話番号2名分となります。
 対応状況としましては、判明した当日、6月24日火曜日午後4時10分頃、当該申込者に対して県から電話で経緯の説明と謝罪を行い、了承いただいたところです。
 具体的な被害報告ですけれども、現時点では被害等の報告は受けていない状況であります。
 再発防止策としましては、周知用のチラシと個人情報が記載されたチラシ、こちらを今後分けて管理し、外部に配布するチラシは必ず周知用のチラシを利用する。また、個人情報が記載されたチラシを受け取った者は直ちに折り目をつけて、周知用のチラシと一目で区別できるようにする。あと、本部職員全員に、上記の再発防止策を含め、個人情報の取扱いに係る基本ルールの厳守について、改めて周知徹底を行いました。
 今後、同様の事案が起きないよう、再発防止策を徹底し、個人情報の適切な管理に努めます。
 このたびは申し訳ありませんでした。
●山本男女協働未来創造本部長
 申し訳ありませんでした。

◎河上委員長
 ただいまの説明について質疑等はございませんか。

○前原委員
 人的なエラーだとは思うのですけれども、これ、もしそのテレビ局で発見されなかった場合は、この参加希望の方は参加できないということになるのかなと個人的には思っているのです。少しルーズなところがあって、折り目をつけるという形がいいのかどうかよく分かりませんけれども、もう少し誤認しないような工夫が必要なんではないかなと個人的には思う。折り目をつけるだけでは非常に甘いというか。市役所なんかでもファクスを間違ったとこに送ってしまったとかいうのがよくあるのですけれども、ダブルチェックとかいう形でするのですが、折り目をつけるというのは1人でやることなので、これ、ダブルチェックになりませんよね。何かその辺に対抗案はありますか。

●安養寺県民運動課長
 ダブルチェックは確実にやるように今後も努めていきたいと思いますし、さらのチラシと紛れないように折り目もつけさせていただきたいと思っております。どちらも個人情報の管理徹底をしていきたいと思っております。
 申込者の参加につきましては、これまでもメールを送ったはずだけれども届いていなかったとか、そういった話があった場合に、当日いらっしゃった場合は会場に入っていただくようにはしているところであります。

○前原委員
 答弁が甘いような気がします。簡易なチェックというのも大切なのだけれども、この事案は、変な形で言うと、もし相手方が非常に御立腹された場合、個人情報の扱いとして非常に大きな問題になることですよね。もう少し考えたほうがいいのではないですか。再発防止策が甘いような気がするのですけれども、どうでしょうか。

●安養寺県民運動課長 
 御意見承りました。今後もう一度、再発防止策も検討いたしまして、個人情報が漏れないように再度検討していきたいと思っております。ダブルチェック、それから持ち出すときには必ず何人かでチェックをさせていただいたり、あと届いた個人情報は確実に鍵のかかるところにきちんとしまってというのは今も徹底しているのですけれども、再度、もう一度みんなでチェックができるように。それから、また中でも個人情報が漏れないように再度きっちりチェックできるような体制を組みたいと思っております。

◎河上委員長
 よろしいですか。そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、男女協働未来創造本部について、執行部、委員の方で何かございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、男女協働未来創造本部については以上で終わります。
 執行部の入れ替えを行いますので、暫時休憩といたします。再開は入れ替え次第行います。

午前10時37分 休憩
午前10時38分 再開

◎河上委員長
 再開します。
 引き続き、地域社会振興部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 また、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いします。
 また、説明または質疑におけるページ等の切り替えについては、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようにお願いいたします。
 質疑については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告4、鳥取県立美術館の企画展の開催状況等について、齋藤美術館副館長の説明を求めます。

●齋藤美術館副館長
 美術館でございます。
 私から、県立美術館の開館記念展であります「アート・オブ・ザ・リアル~若冲から、ウォーホル、リヒターへ」の会期中、利用者が10万人を超えまして、5万人以上の方に御観覧いただきましたので、その状況等を報告させていただきます。
 まず、1番ですけれども、観覧者数でございます。開館の3月30日から6月15日までの集計で、利用者数、これは企画展を観覧された方以外も入った数字になりますが、10万3,626人でした。そのうち、展示会を御覧になった方々が5万4,000人余りいらっしゃったという状況でございました。
 それから、実施概要でございますけれども、アンケートを取らせていただきますと、「とても良かった」、「良かった」が大体6割強という状況で、おおむね一定の評価をいただいたのかなと見ているところでございます。中でも、感想として多かったのが、本物を地元で見られることの驚きとか、そういう声をいただいたところでございます。
 それから、大きな2番でございます。ブリロ・ボックス保有に関するアンケートの状況について御報告させていただきます。まだアンケートの集計が追いつかない部分がございまして、6月8日までの集計で御容赦いただきたいと思いますけれども、3,006人の方からの回答をいただいています。そのうち、今後も保有・展示を続けてほしいと、積極的に保有をしてほしいという回答が1,198、保有に肯定的だけれども説明をもう少し充実させてほしいという声が680、保有に疑問を感じたが567、割合は括弧に記載のとおりでございます。それぞれに御意見を頂戴していますので、後ほど御覧いただけたらと思っております。
 当初は、3年続けてアンケートを取ると申しておりましたけれども、大体同じような傾向がこれまで続いておりますので、もしかするともう少し短くしてもいいのかなというお声もいただいております。
 次のページの上、今後の実施方針でございますけれども、一定の結論が得られたと認められる場合には期間を短縮することも検討していきたいと考えているところでございます。
 ちなみに、3番目の今後のブリロ・ボックスの展示計画でございますけれども、狭間はありますけれども、1年を通して御覧いただけるようにセットしているところでございます。
 それから、4番目ですけれども、夏休み期間中の企画展の御紹介をさせていただきます。
 まず、企画展といたしまして、水木しげるの妖怪 百鬼夜行展、これは全国の巡回展示でございますけれども、地元出身作家、水木しげるをフィーチャーした内容になってございます。
 企画展関連プログラムといたしましては、記載のとおりでございますけれども、ギャラリートークで水木しげるさんの娘さん、水木プロダクション、原口尚子様においでいただきましてギャラリートークをさせていただくなど、関連プログラムも開催したいと考えているところでございます。
 以上でございます。

◎河上委員長
 続いて、報告5、人権尊重の社会づくり相談ネットワークの運用状況について、古川人権・同和対策課長の説明を求めます。

●古川人権・同和対策課長
 それでは、4ページをお願いいたします。
 人権尊重の社会づくり相談ネットワークの令和6年度の運用状況について報告します。
 本県では、人権問題を救済する観点から、県内3か所に相談窓口を設置し、人権相談に対応しています。
 相談件数ですが、令和6年度は1,328件となっており、前年度より146件増加しています。相談の約9割が電話によるもので、その対応として主に相談者への助言や情報提供、相談内容に応じた関係機関の紹介などを行っています。
 対応状況については、相談員の助言を相談者が検討することで終了したものが1,067件、相談者からの具体的な対応の希望がなく、相談員が傾聴して終了したものが175件となっています。
 主な相談事例については、参考として5ページに掲載しておりますので御参照いただけたらと思います。
 私からの説明は以上です。

◎河上委員長
 なお、報告6、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明を省略します。
 ただいままでの御説明で、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、地域社会振興部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、地域社会振興部については以上で終わります。
 執行部の入れ替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開を55分で行いたいと思います。よろしくお願いします。

午前10時45分 休憩
午前10時53分 再開

◎河上委員長
 再開します。
 引き続き、輝く鳥取創造本部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようよろしくお願いいたします。
 また、説明または質疑におけるページ等の切り替えの際には、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようによろしくお願いいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告7、「自転車とつながる公共交通の未来シンポジウム」の開催結果について、木原観光戦略課サイクルツーリズム振興室長の説明を求めます。

●木原観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
 観光戦略課です。
 2ページを御覧ください。
 鳥取うみなみロードのナショナルサイクルルート指定に向けた取組の一貫としまして、自転車とつながる公共交通の未来シンポジウムを6月21日に開催いたしましたので、その結果を御報告させていただきます。
 本シンポジウムには国土交通省の鉄道局をはじめとして、全国からの自治体や交通事業者、サイクルツーリズムの関係者の方々約150名の方に御参加いただきました。基調講演では東海大学の鈴木先生からサイクルトレインやサイクルバスの推進には自転車と公共交通機関の連携を交通施策として進めていく必要があるといったことや、利用者や交通事業者、地域全てにメリットがあるので、まずやってみることが重要だというようなことを御示唆いただきました。
 話題提供では、元国土交通省の自転車活用推進本部の金籠様からサイクルツーリズムに関する制度や施策、最近の動向などを御紹介いただき、また自転車と公共交通機関の連携で移動可能なエリアが点から面に広がっていくことで利用者、交通事業者、地域によりメリットが生まれてくるといったようなお話をいただきました。
 また、パネルディスカッションでは、サイクルツーリズムの推進には自治体と交通事業者、関係者のコミュニケーションをしっかり取っていく必要があるといったようなことが確認されました。
 本シンポジウムでは、国内外のサイクルトレインやサイクルバスの先進事例の取組や課題とその対応策などを共有できましたし、NCRの指定に向けた機運醸成や情報発信も行うことができ、大変有意義な会議になったと思っております。
 また、翌日ですけれども、22日には東・中・西部の3ルートでエクスカーションライドも実施いたしました。鳥取県のサイクルツーリズムを体験いただきまして、大変好評でして、再度来県して別のルートも走ってみたいとか、鳥取のファンになったとか、そういった声も挙がりまして、関係人口の拡大にもつながったのではないかなと考えております。
 本県では、今年度からサイクルトレインも本格運行となりましたし、また新たにサイクルバスの実証実験も進めております。引き続きサイクルツーリズム推進をしっかり取り組んでまいりたいと思います。
 以上になります。

◎河上委員長
 続いて、報告8、海外でのまんが王国とっとりの発信について、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。

●岡山まんが王国官房長
 では、海外でのまんが王国とっとりの発信について御説明いたします。
 3ページを御覧ください。
 まず、香港ブックフェア2025への出展でございます。こちらは平成29年度からやっておりまして、コロナの間は職員の派遣等はいたしませんでしたけれども、そのときも香港角川との連携の下にやってきていたものでございます。令和5年度からは単独でブース出展をし、職員派遣も行いまして、じかに香港のお客様にPRをしております。今年もこの時期に職員も行きまして、しっかりとPRをしてまいりたいと考えております。
 もう一つ、私ども、まんが王国官房で持っております海外のPRとしては台中国際動漫博覧会がございます。こちらもほぼ固まってまいりまして、御報告申し上げますと、9月の9日間、文化資産園区で行います。出展内容はほぼ同じなのですけれども、たくさんのお客様に対しましてPRをしっかり行い、本県の場合は米子鬼太郎空港に香港便も台湾便も就航しておりますので、その利用促進も資するような取組として頑張ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◎河上委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○松田委員
 2ページのシンポジウムの件なのですけれども、当日行かせていただきまして、しっかりいろいろな方と意見交換ができたと思います。お疲れさまでした。
 当日は良いんですけれども、エクスカーションライドは、少し天候が心配されていましたが、全メニューできましたか。

●木原観光戦略課サイクルツーリズム振興室長
 ありがとうございます。東部、中部は最後までしっかり実施できました。大山は途中で雨が強くなったので、雨用のバスを準備してまして、途中からはバスに乗りましたけれども、ほぼ完走していただけたという形です。

○松田委員
 分かりました。大変お疲れさまでした。
 いろいろな本県の取組もですけれども、他地域の取組等々、いろいろ学べたと思いますので、さらなる自転車活用の推進に向けて尽力いただきたいと思います。
 以上です。

◎河上委員長
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に、その他ですが、輝く鳥取創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。

●岡山まんが王国官房長
 チラシを1枚、お手元に配らせていただいておりますので御覧ください。
 今年もまた名探偵コナンまつりinまんが王国とっとりを開催いたします。今年はお盆の期間中ではありますけれども、8月16日、とりぎん文化会館で行います。今、「隻眼の残像」という名探偵コナンの映画が大変ヒットしておりまして、今回の主役と言っていいキャストの方々の声優さんをお迎えします。大変話題性の高いイベントとなっておりまして、今、申込みを受付中です。
 昨年度の例で申し上げますと、コナンまつりのチケット抽選は2.7倍ぐらいあります。県外からの参加者も7割強ぐらい来ていただいておりまして、コナン一色に鳥取市内が埋まるのではないかなといったところでございます。
 常任委員会の皆様につきましては、事務局にお尋ねをしまして、御参加の御意向がある場合には関係者席を準備させていただきますので、また調整させていただきたいと思っております。
 以上でございます。

◎河上委員長
 ただいまの説明について、質疑等はありませか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わります。
 執行部の入れ替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入れ替え次第といたします。

午前11時02分 休憩
午前11時04分 再開

◎河上委員長
 再開します。
 引き続き、県土整備部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは電源をお切りいただきますようよろしくお願いいたします。
 また、説明または質疑におけるページ等の切り替えについては、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告9、デジタル技術等を活用した災害調査の円滑化訓練について、藤井技術企画課長の説明を求めます。

●藤井技術企画課長
 それでは、資料の2ページをお願いいたします。
 技術企画課でございます。
 激甚化する災害へ対応するために、地域関係者と連携した体制をつくっているところでございますが、このたび、本年度に導入をしましたデジタル技術を活用しまして災害調査の訓練を実施しました。
 1番の訓練概要でございます。実施概要としまして、現地の調査員がドローンや360度カメラなどで取得しました映像を災害時の通信遮断や電波不感地区からの情報発信を想定いたしまして、衛星回線、スターリンクといいますが、スターリンクを介して現地本部に見立てました各事務所と共有をしまして、現地本部からの指揮により訓練を行いました。
 参加者につきましては、鳥取県測量設計業協会、それから土木防災・砂防ボランティア協会、さらに各県土整備事務所の合計58名が参加をいたしました。
 訓練を通して分かったこととしまして、電波不感地域から映像伝送が可能になりましたので、現地と本部で円滑な体制がつくれたこと。災害の規模が大きい場合には広い範囲を見渡せるドローンが非常に有効であり、立ち入りが困難な箇所での調査が安全に実施できること。また、360度カメラやドローンを使うことによりまして、広範囲に記録ができ、その後の変状も把握において非常に有効であることが分かりました。また、デジタル機器が円滑に使用できるように平時から機器を活用して習熟度を上げておくことが必要であるということも分かりました。
 今後の展開ですが、この出水期からシステムを実働させるとともに、GISを使いましたシステムで被災調査を効率化させること。さらに、平常時から民間クラウドによりますデータプラットフォームを活用しまして、コンサルタントとのデータの共有を行うなど、災害への対応力を強化していくこととしております。
 3ページにつきましては、訓練当日の体制と情報を取得して共有する方法、それから訓練の状況写真となります。
 以上で報告を終わります。

◎河上委員長
 続いて、報告10、米子・境港間の高規格道路に係る計画段階評価(第1回)の開催結果について、石原道路企画課高速道路推進室長の説明を求めます。

●石原道路企画課高速道路推進室長
 資料の4ページをお願いします。
 道路企画課高速道路推進室です。
 米子・境港間の高規格道路に係る計画段階評価(第1回)の開催結果について説明します。
 4月の常任委員会で計画段階評価着手の決定について報告させていただいたところですが、6月13日に米子・境港間の高規格道路に係る計画段階評価(第1回)となる社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会が開催されました。私も傍聴してきましたが、委員会の中ではこれまでの検討状況を踏まえた政策目標の設定、政策目標を達成するための3つのルート帯案や、意見聴取方法について審議が行われました。委員の方からは様々な意見がありましたが、否定的な意見はなく、複数のルート帯案や意見聴取を進めることについて承認が得られました。
 3つのルート帯案についてですが、1つ目は東側ルートで、国道431号の道路空間を活用する案。2つ目は中央ルートで、米子市の都市拠点と物流拠点、双方へのアクセス性、自然環境に配慮した案。3つ目は西側ルートで、既成市街地を極力回避する案となります。どのルートにもそれぞれ特徴があり、配慮すべき事項も多数考えられていることから、沿線住民や企業、道路利用者へのアンケートやオープンハウス、関係団体へのヒアリング等の意見聴取を行うこととしており、その結果も踏まえ、中国地方小委員会において、最適なルート案が示されることになります。県としても引き続き、円滑な事業推進が図られるよう関係機関と連携し、全面的に協力していきます。
 以上で報告を終わります。

◎河上委員長
 続いて、報告11、山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)(南北線)の都市計画手続きの状況について、西土井道路企画課長の説明を求めます。

●西土井道路企画課長
 5ページをお願いします。
 山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)(南北線)の都市計画手続きにつきましては、来月7月9日に第1回の都市計画審議会を開催する運びとなりましたので報告します。
 都市計画審議会は、都市計画は都市の将来の姿を決定し、住民の生活に大きな影響を及ぼすものであることから、行政機関だけで判断するのではなく、右側の表に名簿を記載しておりますような各方面の有識者により調査審議するために設置された県の附属機関です。今回の第1回の都市計画審議会におきましては、9月頃から縦覧を行う予定にしております都市計画の原案の道路構造やルートについて、令和2年度に行ったパブリックコメントや公聴会において、県民の皆様からいただいた意見も踏まえながら御審議をいただくこととしております。
 その後のスケジュールとしましては、9月頃にこの都市計画の原案を縦覧し、それに対する意見を取りまとめて、11月頃に予定しております2回目の都市計画審議会に提出します。そこでいただいた意見を踏まえて御審議をいただき、承認が得られれば国土交通大臣の同意協議を経た上で12月に都市計画決定の告示を行うことを目標にしておりますが、日程ありきではなく、丁寧、着実に手続を進めていきたいと考えております。
 以上となります。

◎河上委員長
 続いて、報告12、国道改良工事に係る住民訴訟の提起について、額道路建設課長の説明を求めます。

●額道路建設課長
 道路建設課でございます。
 6ページをお願いいたします。
 このたび、5月20日に、県が発注した国道改良工事に契約不適合、いわゆる施工不良があったとして、この工事を施工した業者に損害賠償請求するよう県に求める住民訴訟が提起されまして、鳥取地方裁判所に訴状が提出されましたので報告をいたします。
 なお、訴状については6月5日に本県に届いておりまして、訴訟が判明したという次第でございます。
 訴訟の概要です。原告、被告は記載のとおりでございます。
 訴状の趣旨でございますが、被告は、国道改良工事の受注者に対し、100万円余の金員の支払いを請求することを求めるとされております。
 主張の概要でございますが、初めに、この国道改良工事といいますのが、道路を広げるために山を切り崩す工事でございまして、山を切り崩す途中に小段というステップを設けることとしています。この小段のステップの一部に幅がとれていなくて狭い部分があるということと、掘削後ののり面がでこぼこで平滑でないと、この2点について、原告は施工不良(契約不適合)であると主張しておりまして、県に損害が発生しているということを主張しております。このため、県はこの工事の受注者に対して、契約に基づく損害賠償請求権を行使するよう求めているものでございます。
 なお、原告からは同様の住民監査請求が3月5日に提出されておりまして、その後の監査の結果、請求は棄却されております。
 今後の対応でございますが、現在、弁護士と協議中でございます。原告が主張している施工不良には当たりませんし、損害も発生しておらず、違法な点はないため、争う方針としております。
 この後、第1回口頭弁論が7月18日に予定されておりまして、今後、裁判の場で正当性を主張してまいりたいと考えております。
 報告は以上です。

◎河上委員長
 続いて、報告13、クルーズ客船「にっぽん丸」の鳥取港への寄港について、藤本港湾課長の説明を求めます。

●藤本港湾課長
 港湾課でございます。
 7ページ、御確認お願いいたします。
 6月20日、先週金曜日でございますが、商船三井クルーズが運航いたします「にっぽん丸」が鳥取港に寄港しました。乗客約370名、全て日本人の方でございます。現地ツアーといたしましては鳥取二大名所ということで、鳥取砂丘、大山を巡るツアー、また、ようこそ鳥取ということで鳥取砂丘、砂の美術館と宇部神社、また智頭宿、また遠くは足立美術館というツアーを楽しんでいただいたところです。
 一方で、この船に関しましては、かなりのお客様が船の中に留まる、現地ツアーに参加されないという情報もありましたので、シャトルバスをマリンピア賀露に飛ばさせていただきました。約100名の方にマリンピア賀露にも訪問いただいたところでございます。
 このツアーの特徴といたしましては、新潟発、新潟着でございます。3泊4日でございますが、その寄港する港が、隠岐と鳥取でございます。隠岐に関しては、通船、小さな船で母船から隠岐本島に入るということで通っていただいたため、この本船自体が入るのが鳥取港で、また、鳥取港から新潟に帰るという最後の港というところがありまして、非常に多くのお客様にお買物いただいたところでございます。ツアーに参加されたお客様には、本当に両手にいっぱいのお土産をお買物いただきましたし、マリンピア賀露に行かれたお客様の中には、スイカを6個宅配したよとか、海鮮丼を食べておいしかったよというようなお話もいただいたところでございます。
 鳥取港寄港のクルーズに関しましては、11月13日にこの船よりもう一回り大きな船が入ります。コース的にも先ほど申し上げたように同様なコースを通りまして、次は福岡発着になります。福岡から隠岐に行って、鳥取に寄港いただいて釜山ですから、日本では最後の港ということになります。同様にズワイガニの解禁直後ということもありますが、ラストのポートということで多くのお土産等をお買い求めいただけるような仕掛けを引き続きやっていきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

◎河上委員長
 なお、報告14、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○浜田委員
 4ページ、ようやく待望の高規格道路がスタートするというところまで来たのかなと思います。たまたまその後の日に米子市長と出会うことがありまして、どういった様子だったかは聞いたのですけれども、これから本格的にいろいろな市民の説明会とか、いろいろなことを考えられながら進まれようとされている。委員からの主な意見というところにあるのですけれども、大体のこのスケジュール感というのは、担当として持っておられるのか、大まかで担当としてこういうような段階を踏んで次回に臨みたいというような、そういうことがあるのか、次回はどういうところまで話があるのか、現時点で分かってる範囲でお願いします。

●石原道路企画課高速道路推進室長
 高速道路推進室です。
 委員の御質問に対してですけれども、今のところ、情報は持っておりません。今後については先ほど申し上げましたけれども、住民や企業さんや道路利用者へのアンケート、オープンハウスなど、関係団体へのヒアリングなどが行われて、概略のルート案や基本的な構造を決定していかれる予定になっております。今のところ、お話しすることがまだありません。
 以上になります。

○浜田委員
 これから詰めていかれようとされているとは思います。ただ、やはりきちっきちっとその段階をその考え得るその段階というのは踏んでもらって、こんなことがなかった、あんなことがなかったなんていうことがないように、ちゃんとそのある程度の日程というのが、もうぐずぐずしてると、ずるずる、ずるずる延びてもいけないと思うので、やはりその辺りのやるべきことというのは、いろいろな周辺、市とか村とか、そういったところでも意見を聞きながら、ちゃんと段階を踏んで日程的なものをある程度その骨格というのを決めてやられるべきかなと思ってのことでした。
 これからでしょうけれども、そういったことを県土整備部として、道路の高速道路課として、しっかりと組み立てて計画、まず、そのどうなったら凍結解除というのがよく分からないのですけれども、ルート帯が決まったら、もう自動的に凍結解除になるのかどうなのか、そういう道のりをきちっと計画立ててやっていただきたいなと思います。
 次回というのは聞いたのですけれども、まだその次回いつ頃やりますというのはないわけですか。

●石原道路企画課高速道路推進室長
 高速道路推進室です。
 先ほどの御質問ですけれども、小委員会については次回が年内に開催されるというお話はありましたが、その中でこの米子・境の高規格道路について議題に上がるかどうかというのは、まだ未定となっております。
 以上です。

○浜田委員
 スケジュール感がよく分からないのですけれども、今の答弁では。担当課としてもそういうのが当然やっていかれるのでしょうから、いろいろなそういった関係各位の団体だったり、いろいろなところと相談をしながら、まずは丁寧にやっていかないといけないと思いますので、部長も、今後どのように進めていきたいというお考えがあればお聞かせください。

●吉野県土整備部長
 非常に大きなステップを今回進めることができたと考えております。
 この計画段階評価は、国土交通省が主体となってやることになっていますけれども、県、それから市村としても、全面的に協力して、まずは速やかに住民からの意見を集めるためのアンケート、それからオープンハウスなどによる直接の説明の日程を固めて、できるだけ丁寧に進めて、民意を反映してルートの決定に進めていくようにしたいと思っています。
 ただ、日程的なものは、まだ国交省もお示しできないという状況ですので、そこは分かり次第、県民の皆様にも情報共有していきたいと思っております。

◎河上委員長
 それでは、そのほか、ございますでしょうか。

○森委員
 2ページのところでのドローンについてのことで御質問させていただきます。
 訓練を通してメリット、課題等が出ております。ドローンというのが、これからいろいろな形で日進月歩も含めて非常に精度も上がり、そして、どれぐらいの可能性があるのか、そういったところ、これからの防災のことが非常に注目されておりますし、今後、このドローンがどのぐらいの可能性が、まだまだ潜在的な力があるのかというところの可能性について少しお伺いしたいと思います。

●藤井技術企画課長
 技術企画課でございます。
 御指摘のとおり、ドローンの技術はかなりここ数年で格段に進歩しております。昔ですと写真だけしか撮れなかった、遠望で、外で上から下を見るということしかできなかったものが、現在では三次元の点群といいまして、座標を落とすことができます。つまり、上から見たものをそのまま位置を数百万点という非常に多数の点数で捉えて、座標でそれを全部図面上に再現できる、三次元の絵にできるというところまで進歩をしています。結果的に人手をかけて測量していたものが、既にそれで図化ができるということになりますので、非常に災害の復旧をするときの工法の選定とか、災害自体がどういった形で起こっているのかというところまでがかなり克明に分かるようになってきております。
 今後もこの技術自体を使いながら、平時の生産性向上も含めてなのですけれども、どんどんドローンを活用していくことに建設産業もなっていくのではないかと思っていまして、ぜひこの部分も活用していけるように私どもも対応していこうかなと思っておるところでございます。
 以上です。

○森委員
 承知しました。ありがとうございます。
 ぜひともやはり人的な人力が非常にこれから今後少なくなっていく中で、やはりドローンを早く防災の観点からと、非常に鳥取県はそこを期待されているところでもあると思いますので、ぜひスピード感を持ってドローンに関しての御報告等、していただきたいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

◎河上委員長
 意見ということでよろしくお願いいたします。
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 陳情の研究のための留保と決定したものについては、閉会中もこれを継続審査とすること、また本委員会所管に係る観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、県土整備部について、執行部、委員の方から何かございませんか。

○松田委員
 1点だけ。山陰道の鳥取西道路の区間になると思うのですけれども、内海中常松トンネル、青谷の辺になりますが、あの辺りが最近すごい混むというか、もう停車するような渋滞が発生しています。特にこの週末とか連休とかの交通量の多いときでなくてもそういうことになっていまして、何か原因とか対策、把握されていらっしゃれば教えていただきたいのですけれども。

●西土井道路企画課長
 今は即答できないですけれども、道路管理者である国土交通省に事情を確認しまして、直ちに御報告させていただきたいと思います。

●下場道路局長
 私もよく通ります。看板がしてあると思うのですけれども、縦断勾配がちょうど下がって上がることで、ぼうっとして運転していると、自然と速度が落ちてしまうということがあって、その関係で急ブレーキを踏んだような格好になって速度が落ちるという、渋滞の発生源になるということは聞いたことがございますので、そんな関係かなとは思っております。

○松田委員
 今、前原委員とも話していたんのですけれども、浜田委員もお気づきだと思いますけれども、最近ですので。看板がね、上り坂注意とかって書いてある、あれが前からあったのかどうか、分からないのですけれども、聞いてみてください。お願いします、危ないので。

◎河上委員長
 道路管理者にまた確認していただいて、御報告いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 そのほか、ございますでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見も尽きたようでございますので、委員の皆様に御連絡いたします。
 次回の常任委員会は7月22日火曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
 なお、この後、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。ありがとうございました。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、今年度の出前県議会・県内外調査等についてであります。
 なお、インターネット中継は継続しておりますので、発言の際はマイクに向かってお願いいたします。
 まず、今年度、第1回目の県外調査についてであります。お手元に先日お願いしたアンケートの結果と県外調査の分野別イメージをお配りしております。
 アンケートでは、青森県の六ヶ所村再処理工場や、釧路の鳥取神社などの御意見もございましたけれども、北海道札幌市周辺の御意見が多かったため、時間の都合上、視察先は札幌市周辺自治体として調査活動を実施するとともに、現在おおむねこのような分野別イメージを考えております。
 御意見があればお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。分野別がこれでございます。

●内田委員
 委員長一任で大丈夫。

○松田委員
 出前県議会のこの黒アンダーラインが引いてあるものなのですけれども、これは具体的にどういったことになるのでしょうか。分からない。

◎河上委員長
 出前県議会はこの後。

●松田委員
 まだ。

◎河上委員長
 はい。取りあえず、県外。
 そのほか、御意見ございますでしょうか。

○浜田委員
 項目を挙げていただいて、調査をしていただいて、皆さんにアンケートして集計したらいいのではないですか。基本これでというのを委員の皆さんから出たものと委員長が取りまとめて、案を出してもらったらいいのではないでしょうか。

◎河上委員長
 これから。

○浜田委員
 はい、それを取りまとめて。

◎河上委員長
 はい、分かりました。
 それでは、取りまとめさせていただきまして、皆さんに案を提示させていただきたいと思いますので、最終的な調整についてはできるだけ委員長にお任せいただければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。(「はい」と呼ぶ者あり)
 続いて、出前県議会と県内調査についてであります。出前県議会の開催概要案をお配りしております。
 まず、出前県議会と県内調査については、アンケート結果から9月5日金曜日に実施したいと考えております。
 テーマとしてはアンケート回答で御意見のあった中から、先ほど下線が引いてあるというお話をいただきましたけれども、「若者・女性に選ばれる、働きやすく暮らしやすい地域づくり」として、みんなで話彩や(はなさいや)チーム等の意見交換、県内調査では「道の駅ほうじょうの広域防災拠点としての役割」、「県立美術館開館後の状況」としてはどうかと考えますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしということでございますので、そうさせていただきたいと思います。
 続きまして、岡山県議会との土木関係常任委員会合同会議についてでございますけれども、場所は米子ワシントンホテルプラザとして、例年どおり16時から開催し、その後、意見交換会も開催させていただきたいと思っておりますけれども、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしということでございますので、そのようにさせていただきます。
 今後、事務局と調整のうえ、随時、先方へのアポ取りや切符の手配等を行いますので、御承知おきいただきたいと思います。
 詳細については、適宜、事務局から委員の皆様にお知らせ、御案内をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 以上をもちまして地域県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時35分 閉会

 

 

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