令和7年度地域県土警察常任委員会議事録

令和7年5月21日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
安田 由毅
東田 義博
前住 孝行
伊藤  保
川部  洋
中島 規夫
斉木 正一
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
   青山警察本部長、浜田危機管理部長、山本男女協働未来創造本部長、
   吉野県土整備部長、若松地域社会振興部長、遠藤輝く鳥取創造本部長ほか

 職務のため出席した事務局職員
   藤田課長補佐、山田係長、横山係長
 

 1 開会   午前10時00分

 2 休憩   午前10時15分 / 午前10時35分 / 午前10時45分
          午前10時52分 / 午前11時10分

 3 再開   午前10時17分 / 午前10時38分 / 午前10時46分
          午前10時54分 / 午前11時12分

 4  閉会      午前11時39分

 5 司会   安田委員長

 6 会議録署名委員  川部委員  前住委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

会議の概要

午前10時00分 開会

◎安田委員長
 ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 今回の常任委員会は、警察本部、危機管理部、男女協働未来創造本部、県土整備部、地域社会振興部、輝く鳥取創造本部の順で、執行部の入替えを行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、川部委員と前住委員にお願いします。
 それでは、報告事項に移ります。
 初めに、警察本部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いをいたします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをいたします。
 それでは、報告1、鳥取県警察職員ワークライフバランス等推進計画(鳥取県警察特定事業主行動計画)の策定について、濵部警務課長の説明を求めます。どうぞ。

●濵部警務課長
 それでは、県警察から報告いたします。
 資料の2ページを御覧ください。
 本県警察では、従来から鳥取県警察職員ワークライフバランス等推進計画を策定の上、ワークライフバランスの推進等に取り組んでおりました。
 今般、令和2年3月に策定した計画の期間が終了しましたので、さらに働き方改革の一層の促進、幹部による適切なマネジメント、仕事と私生活の両立支援などのさらなる実現に向けて、新たに推進計画を策定したものです。
 計画の期間につきましては、令和7年4月1日から令和12年3月31日までの5年間になります。
 3の推進方策についてですが、(1)推進計画等の周知に関しては、各種研修会における研修、教養など、あとは教養資料の発出、発行などを通じまして、全職員に内容を周知することとしております。
 (2)推進計画に関する職員からの提案、相談等への対応ですが、これは計画を推進するに当たり、各職員の意見の提案や要望、職場環境に関する相談窓口、さらには警察職員ピアサポート制度などを積極的に活用しまして、相談などに的確に対応することとしております。なお、ここに挙げております警察職員ピアサポート制度につきましては、職員やその家族が抱える経済問題、家庭問題、健康問題など、公私にわたる各種問題に対して相談を通じて能動的に支援をする制度です。
 (3)推進計画の進捗状況の分析、評価等ですが、これは警務課企画室において、随時、計画の取組状況の分析、評価を行い、各種施策の企画実施に反映させるほか、必要に応じて推進計画の見直しを行うこととしております。
 続きまして、計画の内容についてです。これは旧計画に引き続き、4つの推進項目である働き方改革、女性職員の活躍推進、ワークライフバランスの推進及びその他の次世代育成支援に関するものにより計画を策定しています。
 続きまして、推進計画内の数値目標についてですが、この推進計画をする中で、具体的にこの数字を目指していくという5項目を設定しています。
 (1)女性警察官の割合についてですが、旧計画では、女性警察官の割合を13%とする目標を掲げていました。令和7年3月までに13%という目標でしたが、令和6年度に12.9%、おおむね目標を達成しています。本推進計画においては、過去5年間の女性警察官の採用の割合、離職の状況などを勘案し、令和12年度当初までに警察官に占める女性警察官の割合をおおむね14%とする目標を設定しました。
 (2)年次有給休暇等の平均取得日数についてですが、前計画では夏季特別休暇5日間を含めて年間17日以上としていました。これは令和3年以降、既に年間17日以上を達成しています。さらには、令和5年、6年は19日を上回っている状況にあります。これらのことを踏まえ、このたびの計画では、取得の目標を、夏季特別休暇を含めて年間20日以上と設定し、引き続き休暇を取得しやすい環境づくりに取り組み、取得の促進を図ってまいります。
 (3)男性職員の配偶者出産休暇及び育児参加休暇合計の取得率についてです。旧計画では、この2つの休暇を合わせて4日以上、取得率100%と設定していました。令和3年度以降、取得率が90%を上回る数値を維持していまして、さらに男性職員の家庭生活への参加を促進していくために、このたびの計画では、2つの休暇、合わせて5日以上、取得率100%を目指すことといたしました。
 (4)男性職員の育児休業取得率についてですが、旧計画では取得率60%を目標として掲げていまして、その結果、令和3年度以降、高い水準を維持しています。引き続き、育児休業の取得を希望する男性職員、その家族の意思を尊重した上で、負担を感ずることなく育児休業が取得できるよう、業務分担の見直しなど必要な環境整備に努め、本計画では2週間以上の取得率85%を目指すこととしています。
 なお、表は、令和5年が100%を超えていますが、これは令和4年度に子が出生した職員が令和5年に休業を取得したことから、100%を超えている数字となっています。
 (5)職員一人当たりの月平均時間外勤務については、次世代育成支援対策推進法の改正に伴い、新たに一人当たりの時間外勤務について目標を設定することが定められたことから、このたび、数値目標として新たに追加した項目となりました。令和5年、6年の時間外勤務について分析した結果を踏まえ、職員一人当たりの月平均時間外勤務18時間以内を目指すことといたしました。
 項目6につきまして、この計画は県警ホームページで公表しています。また、年1回、計画に基づく取組の実施状況についても県警ホームページで公表することとしています。
 終わりに、県警察では、引き続き、本計画に基づきまして、職員一人一人が最大限能力を発揮することができる職場環境づくりを推進することとしております。
 報告は以上でございます。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等ございますか。

○川部委員
 取組自体は非常にいいことだと思っておりまして頑張っていただきたいのですが、ワークライフバランスをとろうと、いろいろな制度を使ったり、有給の取得を促すと、結局、業務量が変わらなければ、他の人に負担が行くということになりがちなのですけれども、その辺りはどのように取組として考えられているのかというところ。
 それから、計画の数値に関して、目標数値は分かるのですが、例えば他県の警察との比較だとか、知事部局はこういう数字だよという比較があれば非常に分かりやすいかなと思いますので、こちらは、次、資料を出していただくとき、その辺りの比較もぜひしていただけたらと思います。

●濵部警務課長
 育児休業、休暇を含めまして、男性職員が家庭生活において、子育て等に参加する機会は大変増えています。この計画を進めた当初、育児休業なども60%を目指していましたが、なかなか60%に達しないというときもありました。それが、いろいろな研修などを通じて、その必要性、家庭生活と公務の両方を充実させることによって、業務、職務執行が充実することを共有した結果、取得する職員が増えています。
 研修を行う際に、子が出生した男性職員は、休暇と育児休業を所得することが前提ということを各職員に研修で求めまして、そうした場合に、職員が抜けることが前提であるため、業務の分担、優先順位について改めて検証させて、どうすれば1人が育児休業等をした場合でも業務を回すことができるか、これは取得する前、日頃から考えさせています。さらに、休業等の申請があった場合も、その職員を含め、係、課、それぞれが考えながら業務を分担している状況です。
 ですから、育児休業、休暇を取得することを前提とした業務の在り方、これを見直していますし、さらには働き方改革などに関する職員からの意見、要望などを募って、組織として検討し、どうすれば取得しやすい職場になるのか、職務を円滑に推進することができるのか、これは日々考えて、職務に当たっている状況です。

○川部委員
 知事部局でも一生懸命進めている中で、現場で聞く声は、やはりその個人的にはワークライフバランスということで良いが、やはり残った職員の負担がどうしても大きくなっていく、これが進めば進むほどそうなっていくので、個人的な取組というよりも、組織全体で業務量の見直しだとか、働き方の、やり方の見直し等も含めて考えなければ、なかなか全体で進まなくなるということもありがちなので、ぜひその辺も考えて取り組んでいただきたいと思います。
 以上です。

◎安田委員長
 ほかにございますか。

○東田委員
 1点、質問させていただきます。
 女性警察官の割合の関係ですけれども、令和12年に14%と掲げておられますけれども、その根拠を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

●濵部警務課長
 前計画では、女性警察官の割合を13%として設定していまして、これがおおむね達成したということでございます。警察の業務の中で、女性警察官の担う役割も非常に大切なものでございます。ただ、中には離職される職員の方もおられます。また、育児休業等で一時的にですが職を離れる職員もいます。女性警察官の職務の重要性、職務に当たらなければならない必要性、また、12.9%という数値を達成していることを踏まえまして、さらにそれを上回る14%を設定いたしました。これは警察職務を執行する上において、これだけの女性警察官の数が必要だと判断した上でございます。
 以上です。

○東田委員
 令和2年から令和6年まで、大体約2%伸びてますよね。

●濵部警務課長
 はい。

○東田委員
 令和7年から12年までで1%ぐらいになりますよね。伸び率が鈍化する計画でありますよね。その辺の考え方を聞きたかったのですけれども。

●濵部警務課長
 女性警察官の採用の数につきましては、その前の年度等の離職の状況、育児休業等の取得の割合、こうしたものを見まして、次年度の採用者の割合などを定めています。そのために、年度に応じまして採用者数に増減、波があるような状況が生じているところです。

◎安田委員長
 いいですか。

○東田委員
 はい、了解しました。

◎安田委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見もないようですので、警察本部については以上で終わりにします。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。入れ替え次第、再開とさせていただきます。

午前10時15分 休憩
午前10時17分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、危機管理部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いをいたします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをいたします。
 質疑等については説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告2、島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第37報)及び報告3、鳥取県原子力安全顧問の自己申告について、但馬原子力安全対策課長の説明を求めます。

●但馬原子力安全対策課長
 原子力安全対策課でございます。
 資料2ページをお願いいたします。
 島根原子力発電所の安全対策等の状況について(第37報)でございます。前回、4月の報告から進展があったものを中心に説明をさせていただきます。
 1つ目、島根原子力発電所1号機ですけれども、現在、廃止措置の第2段階でございます。このたび、1号機の第6回定期事業者検査が5月16日から開始されることになりまして、県、米子市、境港市が中国電力に対して申入れを行ったところでございます。
 申入れは、5月7日、浜田部長から外園鳥取支社副支社長に実施いたしております。同日、島根県も同様の申入れを中国電力に行っているところでございます。
 申入れの内容につきましては、定期事業者検査の実施については、住民の安全確保と環境の保全を図ることを最優先に行うこと。また、作業に伴う被ばくの低減や、従業員の被ばく管理に万全を期すこと。定期事業者検査期間中に行う検査については、作業管理や品質管理に万全を期すこと。異常が確認された場合は、遅滞なく適切な措置を講ずるとともに、速やかに報告すること。定期事業者検査の実施状況については、県民に分かりやすく情報提供すること等、5項目を申し入れております。申入れ後、中国電力からは申入れ事項については誠意を持って対応するとの発言がございました。
 2でございます。島根原子力発電所2号機ですけれども、2号機は現在、営業運転中でございます。(2)の長期施設管理計画の部分ですけれども、この計画は令和5年5月31日に成立しましたGX脱炭素電源法に基づく新制度で、施行が本年6月6日に予定されております。この施行日までに30年を超えて運転している原子力発電所、島根原子力発電所2号機は36年経過していますけれども、その原子力発電所においては、この6月6日までに長期施設管理計画の認可を受けなければならないことになっております。それを受けまして、このたび、中国電力は5月14日に、ほぼ最終となります補正書を原子力規制委員会に提出し、今後、認可となる見通しでございます。
 4でございます。原子力安全顧問等による島根原子力発電所2号機の運転状況等の確認でございます。昨年12月の島根原子力発電所2号機の再稼働を受けまして、昨年秋、核燃料装荷以降実施しておりました特別な監視体制について、今年度も引き続き実施することとしております。今年度、第1回目として、5月8日に島根原子力発電所2号機及び3号機及び構内の安全対策等について、現地で確認を行っております。
 3ページを御覧ください。
 確認者は原子力安全顧問5名と、鳥取県、米子市、境港市の自治体職員の合計10名で確認を実施しておりまして、確認施設としましては2号機、シミュレータ棟、モニタリングポスト、構内の安全対策設備、それから3号機を確認したところでございます。
 顧問からの主な意見ですけれども、2号機においては、しっかりとした安全対策が講じられていることを改めて確認できた。建物内の空間に新規制基準対応の設備が緻密に計算されて、コンパクトに設置されており、技術力の高さを確認した。耐震性を有した受電施設や止水壁など、中国電力の自主安全対策が確認できた。セキュリティ対策においては、セキュリティ対策が厳格に講じられていることを確認した。従業員に関しては、顔の見える関係が従業員間でできており、セキュリティ対策の一環にもなり、安心・安全につながっている。また、従業員の士気の高さを感じた。それから、教育訓練や研修の受講率が高いなど、安心できる材料がそろっていた。訓練の質については、よりよいものとなるよう、今後も留意することが必要だ。
 また、3号機につきましては、現在、新規制基準の審査中ですけれども、この審査結果に基づいて、多数の設備が追加されることが予定されており、留意する必要がある等々の意見がございました。
 県としては、今回いただきました顧問からの意見等を踏まえ、引き続き、島根原子力発電所2号機の運転状況等について、住民の安心・安全に資するよう、しっかりと監視してまいりたいと考えてございます。
 続きまして、4ページをお願いいたします。
 鳥取県原子力安全顧問の自己申告についてでございます。
 県では、原子力施設の安全対策等について、技術的観点から幅広く指導、助言等を得ることを目的として、鳥取県原子力安全顧問を設置いたしております。それらの顧問の中立性及び公平性を確保するため、鳥取県原子力安全顧問設置要綱第5条におきまして、原子力事業者からの寄附がないかどうか、また、顧問の所属する研究室等から学生が原子力事業者等へ就職している状況があるかどうかといったようなことを、毎年4月30日を期限として、自己申告をしていただいているところです。
 その結果が、2の申告内容のとおりです。(1)の原子力事業者等の寄附状況につきましては、17名の顧問全員が該当はございませんでした。それから、(2)の卒業生の就職状況につきましては、4名の顧問の先生のところで原子力事業者等への就職があったことが確認できております。いずれにしても、この調査結果を踏まえまして、顧問の中立性、公平性は確保されていると判断をさせていただいております。
 以上でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告4、林野火災対策の強化について、黒見消防防災課長の説明を求めます。

●黒見消防防災課長
 資料の5ページをお願いいたします。
 全国各地で多発した林野火災を踏まえた本県での対策強化について御報告させていただきます。
 4月28日に、県、市町村、消防等の関係機関や森林総合研究所などの有識者の方にも御参加いただき、検討会を開催し、今後取り組む予防対策や延焼防止策などについて御意見をいただきました。これらの検討会での御意見も踏まえ、強化した対策を、資料中ほど2の対策強化の主な内容に記載しております。林野火災発生から鎮火まで、タイムラインとして取りまとめ、事前の対策も含め、暫定的に運用しているところでございます。
 これは大きく2つのポイントを念頭に置いて作成しており、1つ目は、発生直後から関係機関と情報を共有し、広域での支援体制を早期に確立できるようにすること。もう一つは、全国で多発した事例を見ても、ひとたび林野火災が発生すると、強風等により一気に燃え広がるおそれがあることから、初期段階での封じ込めを最優先とし、延焼拡大を阻止することでございます。
 県内でも、竹やぶ等を焼く火災が発生しており、暫定運用版で関係機関が連携して対応するとともに、今後は地域防災計画の林野火災対策編として規定し、防災会議での審議を経て運用する予定でございます。
 説明は以上でございます。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。

○川部委員
 4ページ、自己申告についてです。
 これ、双方代理や利益相反にならないようなチェックという意味でやられているのだと思うのですが、卒業生の就職状況、島根原発に関連した就職がなければ、なしと出したほうがいいのではないかと思う。関係ない情報ではないかと思ったのですけれども。

●但馬原子力安全対策課長
 おっしゃるとおり、当県が扱う内容というのは、島根原子力発電所、それから人形峠環境技術センターでございます。確かにこの就職先の状況を見させていただきますと、燃料メーカーや大手のプラントメーカーで、直接、中国電力とか人形峠環境技術センターに関わるものではないというところもございます。
 川部委員の御指摘を踏まえまして、次年度以降の調査の定義の仕方、少し検討し、対応させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

○川部委員
 お願いします。

◎安田委員長
 ほか、ございますか。よろしいですか。

○斉木委員
 5ページの林野火災。今朝も新聞で、これは家の中で火を焚いて燃え移ったということですけれども、確かに農家としては、これから特に草がよく生えるので、草刈りをして、乾いたら燃やすというのが普通の農作業の手順なのです。よく考えている人は、風がないときとか、雨が降った後、本当は雨が降った後は燃えないのだけれども、そういうような湿っている状況ということなのですが、ここにはいろいろな参加者からの主な意見が出ています。やはりやっている人の意見というのは大事で、火をつけると、今まで風がなかったけれども、風が起きてくると、火によって気流が起きるというのか非常に状況が厳しくなってくるので、この辺りをやはり何かいろいろ広報等で、教えてあげてほしい。
 それと、やはり山自体が非常に荒れている。昔は、我々西部では松葉さでと言ってね、今はもう松食いで松がないけれども、松の葉っぱを集めて、それを風呂のたきつけとか、かまどのたきつけにしていて、常にその山が整備されていた。今は入ってみると、どこに足を踏んでいいやら分からないような、葉っぱもあるし、倒木もあるし。火が山に移ると必ず大火事になるなという感覚を持っているところ。ぜひその辺りを、以前の山を誰もが整備するときはよかったのだけれども、今のような状態になってしまっているときの対策を、皆さん方にどのように指導しているのか。

●黒見消防防災課長
 まず、1点目の野焼き等の関係ですけれども、各消防局から、野焼きをするときは事前の届出をお願いしておりまして、これをさらに強化していきたいと思っております。届出を出していただいたときは、各消防局から、もちろん消火設備をきちんとすること、また、気象の状況、風の状況によっては、まず中止をして、野焼きする日を変更する等の指導を促しております。まずは届出をしていただいて、その指導も受けて、きちんとした形で野焼きをしていただくようにということを進めていきたいと思っております。
 あと、森林が荒れている、保全という面については、なかなか難しい面もございますけれども、森林部局と相談しながら、その辺の対策、できることを進めていきたいと思っております。
 以上でございます。

○斉木委員
 文書で知らせるのも良いのですけれども、文書は読まない人がほとんどだから、自治会とか農家組合とか、そういう会合のときに、やはり何か意識づけに、皆さんに入れていくと、その説明を誰かがすると、その実行組合の中でその人に頼んでやるということを。やはり高齢化が進んでいくし、皆さん方、動きが悪い中で火をつけるから、何かあったときに余計広がってしまうというようなことがある。これからの時期は秋までこういう状況が続くので、基本的には野焼きはいけないけれども、農業する上ではこれは避けては通れない問題ですので、やられる人の意識に安全対策をやるということを、徹底した方が良いのではないかと思う。大きな被害が出てからでは遅いので。

●黒見消防防災課長
 いただいた御意見のとおりかと思います。自治会ですとか、あとJAさん等も、今回の検討会にも入っていただいておりまして、各種団体を通じて啓発を進めていきたいと思っております。
 以上でございます。

○斉木委員
 こういうことを言っては何ですけれども、行政というのは、文書を配ってやりました、やっておりますということになる。その後を、よく確かめておいてほしい。申し訳ないですけれども、よろしくお願いします。

●黒見消防防災課長
 承知いたしました。きちんと対応させていただきたいと思います。ありがとうございました。

◎安田委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、危機管理部について執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、危機管理部については以上で終わりにします。
 執行部の入れ替えを行いますので暫時休憩いたします。再開は入れ替え次第とさせていただきます。

午前10時35分 休憩
午前10時38分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、男女協働未来創造本部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いをいたします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますよう併せてお願いをいたします。
 それでは、報告5、男女協働未来創造本部の取組状況について、涌嶋未来創造課長及び安養寺県民運動課長の説明を求めます。

●涌嶋未来創造課長
 男女協働未来創造本部では、若者・女性にも選ばれる地域づくりを目指し、県民の働きづらさ・生きづらさ等の解消を目指した草の根的な対話や各種研修機会の提供などを通じて、男女が協働して未来を創造していく社会の実現に向けた施策を展開しています。
 そういった中で、男女協働未来創造連携会議を初開催いたしました。男女協働に向けて、全庁的な施策を統括するための県庁組織として、男女協働未来創造本部が設置されたところですけれども、全庁を挙げて誰もが働きやすく暮らしやすい社会を目指して、4月23日に男女協働未来創造連携会議を初開催し、部局横断の意見交換を行いました。
 会議は2部構成で実施しまして、第1部は男女共同参画行政推進会議として、男女共同参画に関する施策のさらなる推進について、アンコンシャス・バイアス解消に向けた県民運動と、みんなで話彩や女性の未来おしゃべり広聴事業の事業説明、また、鳥取県性に関わりなく誰もが共同参画できる社会づくりの計画、4年目の評価について報告いたしました。
 第2部では、令和の改新プロジェクトチームの1つとして立ち上がった若者・女性に魅力ある地域づくりプロジェクトチームのキックオフ会議を行いました。プロジェクトチームの目標を、「若者・女性にも選ばれる、働きやすく暮らしやすい地域づくり」とし、関係部局で現状課題や今後の方向性を共有し、より踏み込んだ部局間連携を展開し、スピーディーな政策立案につなげていくことを確認いたしました。

●安養寺県民運動課長
 それでは、続きまして、2番の、みんなで話彩やチーム結成式についてです。
 若者・女性をはじめ、誰からも選ばれる地域づくりに向け、町内会、子育てサークル、企業といったような様々な集まりの場に職員が出向き、固定的役割分担意識等による影響、課題、解決策などについてざっくばらんに意見交換を始めているところです。
 このたび、若者目線で施策提言につなげていくため、学生、社会人等で構成する、みんなで話彩やチームを結成することとし、初会合としまして、第1回戦略会議を開催します。
 開催日時は、明日、5月22日木曜日、午後3時からエースパック未来中心において行います。そちらではチーム結成式、それから話彩やをどう進めていくかなど、今後の戦略等をチームで話し合う予定です。
 メンバーは、現時点では鳥大や鳥取短期大学の学生、子育て中の社会人、県の若者タスクフォースなどといったメンバーで、約10名程度で考えております。
 今後の展開としましては、各所に出向いて意見交換を行い、課題や対応策などについて議論検討し、今後、横展開につながる政策提案を行うとともに、メンバー自らもインフルエンサーとなって、性別に関するアンコンシャス・バイアス解消に向けた発信・波及展開を図ることを考えております。
 続きまして、3ページですけれども、3番、国の「地域働き方・職場改革等推進会議」との連携についてです。
 地方創生2.0の基本的な考え方を踏まえまして、若者・女性にも選ばれる地方、その実現に向けて、全国の自治体が取り組む地域密着型の働き方・職場改革等の推進策に対しまして、国が伴走支援・サポートをするといったことを目的に、国において、青木一彦内閣官房副長官を議長としました地域働き方・職場改革等推進会議が設立されました。都道府県を代表しまして平井鳥取県知事が構成メンバーとして委嘱されております。
 その第1回の会議ですけれども、4月25日に総理大臣官邸で開催されました。内容は記載のとおりですけれども、取組に参画する自治体は全国68自治体、本県からは鳥取県と境港市が応募し、対象となったところです。
 当県としての今後の対応ですけれども、推進会議からの有識者の派遣、それから職場改革のための分析ツール、従業員アンケートひな形、そういったものの提供を受けまして、県内企業における働き方改革、職場環境改善の取組の後押しをしていきます。
 最後に、企業経営者向けトップセミナーです。働く男性・女性が共に仕事と家庭・育児・介護等を両立できる社会としていくため、経済団体等と連携し、特に、まだもう少し伸び悩んでいる男性従業員の育児休業取得促進を図ることを目的とした企業経営者向けセミナーを、おととい、5月19日、ホテルニューオータニ鳥取で開催しました。当日は64名の皆さんに参加いただいたところです。
 以上です。

◎安田委員長
 ただいまの説明について質疑等、ございますか。よろしいですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、男女協働未来創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 さみしいですね。
 それでは、意見がないようですので、男女協働未来創造本部については以上で終わりにします。
 執行部の入れ替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入れ替え次第とさせていただきます。お疲れ様でした。

午前10時45分 休憩
午前10時46分 再開

◎安田委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、県土整備部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただきますようお願いをします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをいたします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告6、山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)(南北線)の都市計画手続きの状況について及び報告7、令和7年GW期間中における鳥取砂丘周辺道路の渋滞状況について、西土井道路企画課長の説明を求めます。

●西土井道路企画課長
 2ページをお願いします。
 道路企画課です。
 山陰近畿自動車道(鳥取~覚寺間)(南北線)の都市計画手続きの状況についてですが、5月1日から、令和2年度に行ったパブリックコメントや公聴会において、県民の皆様からいただいた意見に対する回答を県のホームページで公表しております。
 このことを幅広く周知するため、参考の(1)にも記載しております文書をルート沿線の地区住民や企業の方々に全戸配布するとともに、鳥取市報の6月号に掲載する予定としております。先週末までに9件の問合せをいただいておりまして、その内訳は道路計画をよく御存じなく、手紙の意図を確認するものが3件、道路が新たにできることによる騒音や振動が心配といった意見が1件、土地が道路計画にかかっているのか確認したいといった問合せが5件となっております。今後は、7月頃に第1回の都市計画審議会を開催し、公告・縦覧等の手続を経た後、11月頃に第2回の都市計画審議会を開催し、年内に都市計画決定の告示を行うことを目標に着実に手続を進めていきたいと考えております。
 続きまして、3ページの令和7年ゴールデンウイーク期間中における鳥取砂丘周辺道路の渋滞状況についてですが、今年の入込客数は約17万6,000人で、昨年に対して2割の減少となっております。渋滞状況については、今年最大の入込があった5月4日の午後1時過ぎに、湯山トンネル内で車同士の正面衝突事故が発生し、国道9号の福部インターチェンジから覚寺交差点までの間が約5時間半にわたって通行止めとなりました。これにより、西側は国道9号の湖山町東交差点付近まで、東側は大谷インターチェンジ付近まで渋滞が発生しましたが、4日と同様に約3万人の入込があった3日や5日においては渋滞の後尾は鳥取砂丘入り口交差点から1.5キロメートル程度であり、覚寺交差点まで渋滞が及ぶことはありませんでした。4日の事故による渋滞のほかには大きな混乱がなかった要因としては、鳥取県立中央病院及び鳥取運輸支局に臨時駐車場を開設し、砂丘センター行きのシャトルバスを運行したほか、各臨時駐車場への円滑な交通誘導及びXやホームページによる情報提供が功を奏したものと考えております。
 以上となります。

◎安田委員長
 続いて、報告8、「海運セミナー2025♪海運で開運♪~もうひとつの輸送手段~」の開催について、藤本港湾課長の説明を求めます。

●藤本港湾課長
 港湾課でございます。
 4ページをお願いいたします。
 物流2024問題により、これまで運べていた貨物の34%が2030年には運べなくなるという試算がされており、企業様の物流をどうお支えするか、港湾課の役割として、海運を広くお知らせするという目的でセミナーを開催しています。昨年は、海運がそもそもどういうものかをお知らせするセミナーを開催させていただきましたが、今年度は、より具体に海運によるモーダルシフトによってどのようになるかを具体的にお話しいただいたところでございます。
 2名の方を講師にお呼びいたしまして、1名がダイヤゼブラ電機株式会社でございますが、この社におかれましては、鳥取から神戸港まで陸送し、釜山港まで海上輸送していたものを、境港に陸送し、釜山港に海上輸送するという例でございます。このシフトにより、コスト縮減、リードタイム縮減、また、CO2排出が40%削減されたという、本当に有益なお話をいただきました。
 もう一社が、国土交通省中国地方整備局の境港湾・空港整備事務所の取組でございます。国においても、2030年に農林水産品、食料品の輸出を5兆円まで伸ばすという目標を掲げて取り組んでおられる中、境港から農水産品と食料品を運ぶという試験輸送をされています。お話は冷凍のリーファーコンテナに冷蔵品を入れる、あるいは冷蔵品の中に温度帯を少し上げた野菜とか果物を入れて香港まで運んだときにどうなるかという試験輸送の結果でして、冷凍に関しては温度管理が難しいというお話でありましたが、冷蔵に関しては可能性があるのではないかというお話をいただきました。
 いずれにいたしましても、海運による可能性を広くお知らせすることによって、企業様の物流のもう一つの手段という選択をお知らせさせていただいたところでございます。
 以上でございます。

◎安田委員長
 なお、報告9、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について質疑等ございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、県土整備部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、県土整備部については以上で終わりにします。
 執行部の入れ替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入れ替え次第でいいですか。(発言する者あり)
 はい。入れ替え次第とさせていただきます。

午前10時52分 休憩
午前10時54分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、地域社会振興部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないよう御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いをいたします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告10、鳥取県立美術館の来館者の状況等について、齋藤美術館副館長の説明を求めます。

●齋藤美術館副館長
 鳥取県立美術館でございます。
 鳥取県立美術館の来館者数、ブリロ・ボックスのアンケート実施状況、ゴールデンウイークを挟みましたので、その報告をさせていただきたいと思います。
 1番ですけれども、来館者数、開館から5月18日、日曜日までの集計になっております。月曜日は休館日でございます。3月30日、開館日から5月18日までの来館者数6万5,893名となっております。そのうち、企画展・コレクション展の観覧者数が3万6,033名、おおむね半分くらいが企画展等に御来場いたただいております。
 2番目ですけれども、ブリロ・ボックスのアンケート実施状況でございます。お答えいただいておりますのが2,415枚となっております。そのうち、今後も保有・展示を続けてほしいが952枚、39.4%。もっと説明を充実させて議論が巻き起こるようにしてほしいが578枚、23.9%。疑問を感じたので保有を続けるかどうか検討してほしいが443枚、18.4%で、保有に肯定的な1番、2番を合わせますと大体6割を超えるぐらいの状況に今はなってございます。
 自由記載欄を設けておりまして、どのようなことが書かれていたかを抜粋して掲げさせていただいております。違和感こそが現代美術の醍醐味であり、それを共有し体感できたことは今後につながるという意見、それから、3億円という額は宣伝費も込みと考えれば安いが、県内の来館者だけでは割高のように感じるという御意見も頂戴しているところでございます。
 3番目、ゴールデンウイーク期間中のトピックスとして御紹介させていただきますけれども、5月3日に初めて夜間開館をさせていただきました。このときには229名の方においでいただき、昼間とは異なる雰囲気を楽しんでいただきました。中にはウェブサイトで御覧になったということで、埼玉県からの旅行者もおられました。
 それから、(2)「ようこそ!ティーモア市場」の開催ですが、美術館の正面玄関がある東側エントランス付近のインターロッキングの上のほうですけれども、飲食や雑貨等のブースを17店舗、出展していただきました。ティーモア市場というのは初めて開催し、美術館前がにぎやかとなっていたというところでございます。今後も、8月、11月にはまた開こうと考えているところでございます。
 それから、(3)「体験的学習等休業日」を活用した小中高校生等の来館もございました。
 また、大きな4番ですけれども、子ども達にアートを通じた学びを提供する「MUSEUM START BUS」を5月7日から開始してございます。これは県内全ての小学4年生をバスで招待して、スタッフによる案内のもと、本物の作品と出会って、対話による鑑賞を通じ、多様な考えに気づいたり、互いに認め合う心を育む、そういった豊かな学びの場を提供するものでございます。前期、後期と分けて学校単位で募集しておりますけれども、前期は65校、大体2,429名の生徒さんたちに参加いただく予定になっております。後期は今後、調整予定でございます。
 それから、これから先の予定といたしまして御紹介させていただきます。5番目、企業等との連携による「コレクション展パートナー」の取組例を御紹介させていただきます。美術館側にとっての企画展を開催していないときの集客と、企業団体側にとってのイメージアップ、PRのため、タイアップといたしまして、その企業、団体がスポンサーとなってコレクション展無料観覧デイを開催するというものでございます。1回目の取組を、まだ少し先ですけれども、6月28日土曜日、29日日曜日に「日本海新聞&NCN アーッと楽しい感謝祭in県美」というタイトルで開催をする予定です。同社オリジナル企画のイベントで、来館者にもお楽しみいただけるであろうと考えているところでございます。
 以上でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告11、米子アリーナ整備事業の進捗状況について及び報告12、「東京2025デフリンピックに向けた機運醸成連絡会議」の開催について、前田スポーツ課長の説明を求めます。

●前田スポーツ課長
 スポーツ課です。
 まず、米子アリーナ整備事業の進捗状況についてです。
 現在、県と米子市が共同で整備を進めているところです。
 1番目、地鎮祭及び起工式ですけれども、6月2日月曜日、午前11時から、東山公園内で開催予定にしております。常任委員会の皆様及び米子市選出の県議会議員の皆様には案内状を発出させていただきました。
 それから、2番目の設計概要ですけれども、昨年度中に競技団体、福祉団体等と意見交換をして、以下の特徴のような設計となっております。
 まず、1つ目、PFI(BTO方式)手法です。これは、下に米印をつけておりますけれども、事業者が体育施設の整備を行った後で、その所有権を県、市に移転のうえ、維持管理、運営業務等を事業者が実施する仕組みでございます。
 2つ目、仮設を含めて最大4,000席以上を確保でき、大規模大会やプロスポーツチームの試合も実施が可能です。
 3つ目、弾性塩ビシート、タラフレックスといいますが、こちらを採用して、摩擦やけどの軽減等を図り、パラアリーナとして楽しむことができるようになっております。
 4つ目、大型トラックが搬入できるスペースやマンホールトイレを8基設置するなど、防災拠点としての機能を付加しております。
 3番目、整備スケジュールです。アリーナの整備はこの6月から令和9年3月、供用開始は令和9年6月を予定しています。
 なお、昨今、地盤調査を改めて行い、支持層、安定した地盤の層の分布が当初予定と異なっており、基礎くいの使用を変更する必要が生じております。今、その詳細については精査中でありまして、場合によっては工期の延長もあるかもしれません。
 その下の図で、赤が濃くなっているところが支持層、安定した地盤の深さをイメージしております。濃いほど深いということです。
 続いて、「東京2025デフリンピックに向けた機運醸成連絡会議」の開催についてです。
 4月28日に開催しました。東京2025デフリンピック、11月15日から26日にかけて、日本で初の開催となります。これに向けて、機運醸成を行うための会議を開催いたしました。
 出席者は、概要の(2)にあるような皆様に御出席をいただきました。
 内容についてですけれども、2番目の機運醸成に向けた発言の項目で、平井知事あるいは米子市長、鳥取市の副教育長様からは手話の大切さや共生社会へ向けての機運醸成、誰もがスポーツに取り組めるような環境づくりについて言及いただきました。
 (3)全国キャラバン概要説明で、県の聴覚障害者協会の石橋副理事長、この方は全日本ろうあ連盟の理事長でもいらっしゃいますが、機運醸成の全国キャラバンについて御説明をいただきました。6月15日に岩手県をスタートし、全国を回って5か月程度、巡回するということになっております。鳥取県内には8月20日から25日にかけて全市町村を回る予定です。ルートはその下にあるとおりでして、8月23日には鳥取駅前のバードハットでPRイベントを行う予定としております。
 それから、(4)選手決意表明で、正式に競技団体のデフゴルフで内定選手となっております前島博之選手にもおいでいただき、決意表明をいただきました。
 それから、(5)関係団体コメントで、やはりデフリンピックの認知度を高めるために、あるいはその子どもたちの夢や希望をつかむ後押しをしていきたいと。それから、デフスポーツを全国に広めたいということで、県聴覚障害者協会の下垣理事長様、あるいは県障がい者スポーツ協会の後藤会長様から言及をいただいているところです。
 その下、全国キャラバンの概要は先ほど申し上げたとおりで、一番下に今回のデフリンピックの本大会の概要をつけておりますので、御参照いただければと思います。
 以上です。

◎安田委員長
 続いて、報告13、ワールドマスターズゲームズ2027関西に向けた取組について、寺杣関西ワールドマスターズゲームズ課長の説明を求めます。

●寺杣関西ワールドマスターズゲームズ課長
 ワールドマスターズゲームズ2027関西に向けた取組についてでございます。
 コロナ禍で2021年から2027年に開催が延期されたワールドマスターズゲームズですけれども、いよいよ来春、参加の申込みが開始される見込みでございます。申込みの開始を見据えて準備を本格化させておりますので御報告させていただきます。
 改めて、ワールドマスターズゲームズを御紹介させていただきます。チラシを別途お配りしているかと思いますけれども、県内では鳥取市でアーチェリー、倉吉市、北栄町で自転車、湯梨浜町でグラウンド・ゴルフ、米子市で柔道の4競技が開催されることとなっており、定員ベースで3,800名の参加を予定しております。
 資料に戻りまして、1のWMG2027関西鳥取県実行委員会でございますが、知事出席のもと、開催市町、鳥取県自転車競技連盟、伊藤会長をはじめ、各競技団体、関係団体にも御出席いただきまして、取組方針、事業計画を確認し、併せて決意表明等を行っていただきました。
 事業計画、取組方針としましては、7ページの横長になっておりますロードマップを御覧いただければと思いますけれども、一番上に黄色い帯が見えるかと思いますが、来年の2月か3月にはワールドマスターズゲームズの関西組織委員会で参加者の募集開始が予定されております。本年度はこれに向けて、再始動の年と位置づけまして、参加者の募集開始に向けて機運醸成や大会のPRをしっかり行ってまいります。
 また、昨年度、ねんりんピックを成功させた実績を踏まえて、県民みんなでおもてなしをする体制を構築し、競技面におきましては、来年度、プレ大会を実施してまいりたいと思っておりますので、競技の実施体制も整えてまいります。出席の各団体の皆様からは、競技面、観光面、宿泊面等で受け入れ準備をそれぞれ積極的に進めていただく旨の御発言をいただいたところでございます。
 資料の6ページの2でございますけれども、この総会での活動計画の承認を受けまして、早速にその週末に知事以下、県内から宮脇湯梨浜町長も御参加され、関西大会の直近の大会となりますワールドマスターズゲームズ台湾大会の視察に行ってまいりました。台湾大会の組織委員会会長でもある台北市長との面談であったり、関西大会独自の開催競技となりますグラウンド・ゴルフの試打や体験会によるPR、それから、知事自らも柔道会場を訪れ、大会運営のノウハウ等の視察を行いました。
 併せて、今月末、台湾便を就航することも見据えた観光誘客のプロモーションも関西一体となり行ったところでございます。
 また、台湾では、目下、柔道大会が開催されており、今後、アーチェリー、自転車と、順次、ワールドマスターズゲームズの競技大会がスタートしていきます。県、開催市町、競技団体で一緒に大会運営の現場の視察をこれからしてまいります。
 以上でございます。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、地域社会振興部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、地域社会振興部については以上で終わりにします。
 執行部の入れ替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入れ替え次第とさせていただきます。

午前11時10分 休憩
午前11時12分 再開

◎安田委員長
 再開いたします。
 引き続き、輝く鳥取創造本部について行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、マイクの使用に際しては、赤外線の受発信部を手で覆わないように御注意いただきますとともに、発信しないときは必ず電源をお切りいただくようお願いをいたします。
 また、説明、質疑におけるページ等の切り替えの際は、委員の端末の操作状況を確認しながら、少し間を置いて、説明を開始していただきますようお願いをします。
 質疑等については、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告14、鳥取県未来人材育成基金を活用した若者の県内就職・定着等に関する協定締結式について、橋上人口減少社会対策課移住定住・関係人口室長の説明を求めます。

●橋上人口減少社会対策課移住定住・関係人口室長
 2ページをお願いします。
 鳥取県未来人材育成基金を活用した若者の県内就職・定着等に関する協定締結式について御報告します。
 今年度の予算におきまして、認めていただきました鳥取県未来人材育成奨学金支援事業におきまして、対象業種を特定の業種から公務員を除く全業種に拡充し、若者の県内就職定着の促進を図ることとしております。その事業を継続的に実施するため、産業界と連携した財源の確保、また、若者の県内就職定着を促進する取組などについて、鳥取県商工会議所連合会、鳥取県商工会連合会、鳥取県中小企業団体中央会と鳥取県による協定の締結を4月22日に行いました。
こうした協定の締結は全国初の取組でございます。
 協定の趣旨については2番目に書いておりますので、また見ていただければと思います。
 今後は、県内商工団体と連携し、会員企業に対し、寄附金の依頼を行うなど、財源の確保、若者の県内就職定着に向けた取組を行ってまいります。
 また、今回、公務員を除く全業種に拡充しましたので、学生等に向けた周知につきましても、3ページに添付しておりますチラシ等を活用し、県内大学で開催される交流会、就職イベントで周知を行ってまいりたいと考えております。
 報告は以上です。

◎安田委員長
 続いて、報告15、令和7年度とっとりSDGsネットワーク会議の開催結果について、足立協働参画課長の説明を求めます。

●足立協働参画課長
 資料の4ページをお願いいたします。
 令和7年度とっとりSDGsネットワーク会議の開催結果につきまして報告をさせていただきます。
 とっとりSDGsネットワークにつきましては、令和2年に設立いたしました官民連携組織となっております。
 1番でございますが、会議の概要としましては、5月14日県庁において、知事はじめ鳥取県商工会議所連合会会長の児嶋代表を含め、総勢15名のネットワーク構成員において、今年度の取組計画や連携していく方針につきまして意見交換を行いました。
 2番でございます。令和7年度とっとりSDGsネットワークにおける連携の取組概要ですけれども、主なものを3点、記載しております。
 1点目としては、とっとりSDGs川柳コンテストの開催でございます。こちらは、昨年度のネットワーク会議において、川柳コンテストをやってみてはどうかというアイデアをいただいて、試行実施をしたところ、大変短期間ではございましたけれども、好評でしたので、今年度は企業協賛をいただいて、賞を増設して県民の関心をさらに高めるよう実施していくことを、話合いをさせていただきました。
 2点目としまして、未就学児や小学生さんを対象に、SDGsを学べるイベントに参加した子どもたちに「とっとりSDGsきっず」として参加賞を配布する「とっとりSDGsきっず」という新しい制度を創設することを協議いたしました。
 3点目としまして、企業や学校等が持つアイデア、ノウハウをマッチングする、とっとりアイデアマーケットというマッチングサイトを運用しております。こちらの運用をさらに活性化していくことをネットワーク構成員の皆さんで意見交換をさせていただきました。
 こういった様々な取組を通じて、SDGsの普及啓発や実践拡大につながるよう、連携して取り組んでまいります。
 以上でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告16、鳥取砂丘コナン空港第2期コンセッション優先交渉権者の選定に係る第一次審査について、福井交通政策課空港振興室長の説明を求めます。

●福井交通政策課空港振興室長
 それでは、資料の5ページを御覧ください。
 鳥取砂丘コナン空港第2期コンセッション優先交渉権者の選定に係る第一次審査について御報告いたします。
 鳥取砂丘コナン空港の第2期コンセッションにつきましては、令和7年2月3日からPFI法に基づきまして、公募による民間事業者の選定手続を開始し、4月25日を応募期限としていたところ、2つの企業グループから応募がございました。
 これを受け、先日、5月15日に優先交渉権者選定審査会で一次審査を実施し、この結果を、昨日、5月20日に応募者に通知し、県のホームページでも公表いたしました。
 1の第一次審査結果についてでございますが、応募者2者に対し、2者を選定いたしました。なお、審査の公平性確保のため、具体的な応募者名は現時点では公表しておりません。審査の過程につきましては、10月頃を予定しております優先交渉権者の選定後に公表する予定としております。
 その下の表にあるとおり、優先交渉権者の選定は2段階に分けて行います。今回の第一次審査では、基本的な事業方針を審査いたしました。今後、8月から10月頃にかけて行う第二次審査では、具体的な目標、事業施策等及びその実現可能性を審査いたします。
 2番目でございますが、第2期事業開始までの今後の予定ですけれども、表にありますとおり、時期と主な内容を書かせていただいております。以前、御報告しているものから変更はございませんが、令和9年4月の第2期事業開始に向け、このようなスケジュールで進めさせていただこうと思っております。
 以上でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告17、大阪・関西万博における本県の主な推進状況について、山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監の説明を求めます。

●山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監
 そうしますと、別冊を御覧いただければと思います。
 大阪・関西万博における本県の主な推進状況について御報告させていただきます。
 4月13日に開幕いたしまして、1か月強となりました。万博における本県の推進状況でございます。先週には安田委員長をはじめ、東田副委員長、川部委員にも関西万博及び鳥取県ゾーンを御視察いただき、ありがとうございました。
 まず、1番目でございますけれども、関西パビリオン・鳥取県ゾーンの状況でございます。ニュース、報道等でも御覧いただいているとは思いますけれども、まんが王国とっとりの3巨匠のキャラクター像や無限砂丘での特産品の発見体験、プロジェクションマッピングなど、体験型の展示をさせていただいております。
 (2)のところに、来場者の反応をまとめておりますけれども、非常に好評をいただいている状況でございまして、来場者につきましては、昨日時点で9万1,210名の方に鳥取県ゾーンにお越しいただいています。連日、2,000名を超える皆様に御来場いただいておりますし、4月という状況で、非常にお客様にも満足をいただいている状況でございます。
 また、4月末から若手職員の情報発信能力向上のため、4月の常任委員会でも報告させていただきましたけれども、万博推進プロジェクトチームの動きとして、本県を含めて会場内でのイベント等をピックアップしてSNS等で発信するといった若手の能力向上の取組も始めているところでございます。
 続きまして、サンド・アライアンスの締結でございます。メディアやSNS等で露出、御覧になっていただいていると思いますけれども、本県の無限砂丘の展示内容とヨルダン館の砂展示が似ていることもあり、SNSで話題となりました。本県から働きかけを行い、ヨルダン館と連携できないかということで、4月23日に砂同盟、サンド・アライアンスを結成させていただき、話題づくりを行っていくことになりました。また、5月7日には、同様にサウジアラビア王国館も同盟に参加いただき、調印をさせていただきました。今後は、この砂同盟、サンド・アライアンスの加盟パビリオンの相互訪問や、本県にお越しいただくような砂とスタンプをかけた砂ンプラリーを、7月1日から開始できるように準備を進めているところでございます。
 次に、3番目でございますが、クールジャパンショーケースアニメ・マンガツーリズムフェスティバル、これは4月30日から5月2日まで内閣府の知的財産戦略推進事務局が主催となり、漫画、アニメの魅力を世界に向けて発信するイベントがございました。本県もブース出展をいたしまして、知事も参加いたしまして、オープニングイベント等で、まんが王国とっとりや鳥取県ゾーン等をPRさせていただいたところでございます。
 また、4番目でございますが、シグネチャーパビリオン、万博会場内にシグネチャープロデュース事業というのがございまして、そちらでシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」という展示、館がございます。昨年から連携をさせていただいております河森正治氏がプロデュースするパビリオンとなっておりまして、館の外壁面を郡家コンクリート工業様が造るという縁もあり、鳥取県にも河森プロデューサーにお越しいただきました。そういった縁もございまして、鳥取県には豊かな生物がいるということと、パビリオンのテーマということもあり、生物多様性の回復、ネイチャーポジティブの実現に向けて、鳥取県をフィールドとした自然観察会などを連携していくということで、連携協定を結ばせていただきました。
 また、自然観察会でございますけれども、こちらは生活環境部で事業実施ということになります。7月から9月の間で県内の様々なフィールドを活用した自然観察会を実施してまいりたいと思っております。
 参考につけておりますけれども、今後のスケジュールということで、様々なイベント・展示等に積極的に出展いたしまして、鳥取県、本県の魅力を発信していく事業を進めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。

◎安田委員長
 続いて、報告18、「Free!」と岩美町による初のタイアップ公式イベントについて、岡山まんが王国官房長の説明を求めます。

●岡山まんが王国官房長
 まんが王国官房でございます。
 6ページを御覧ください。
 京都アニメーションと岩美町におかれましては、2013年の「Free!」のテレビアニメ放送からこれまで、強い信頼関係を築かれてまいりました。この信頼関係から、昨年の初夏に京都アニメーションから御提案が岩美町にありまして、このようなイベントをする運びになりました。いよいよ今週末になりましたけれども、1つは「Free! Series ORCHESTRA CONCERT 2025」と銘打ちまして、とりぎん文化会館梨花ホール、2,000人の観客の前で行われるイベントになっております。
 もう一つは、その次の日、25日になりますけれども、「Free!×岩美町-Starting point for a New Journey-」ということで、キャストとスタッフのトークショーが行われるほか、様々な催しがあることになっております。県外からも多数の来県が見込まれ、航空便は軒並み大型化をしても、ほぼ満席という状況で、たくさんの方々が訪れられますので、私どもまんが王国とっとりといたしましても、おもてなしなど、岩美町とタッグを組んだ形で楽しんでいただけるイベントになるようにお力添えしたいと考えております。
 以上でございます。

◎安田委員長
 ただいままでの説明について、質疑等ございますか。

○川部委員
 関西万博、案内いただいて、どうもありがとうございました。
 関西パビリオン、それから鳥取県ブースがにぎわってるということは非常にいいことだと思うのですけれども、出展した目的はやはり誘客につながるかどうかということで、もう一度、こちらに誘客につながるような仕掛けが、どのようなものがあるのか。
 それについて、現状、誘客がどのような結果というわけじゃないですけれども、今どんな感じで、多分、カードとか配ってらっしゃるので、ある程度、成果は見えてくるのかなと思うのですけれども、現状、どんな感じか教えてください。

●遠藤輝く鳥取創造本部長
 ありがとうございます。
 こちらへの誘客の状況、その仕掛けですけれども、まずは鳥取県ゾーンで鳥取無限砂丘を体験いただき写真を撮ると、鳥取県の情報、SNSとかをダウンロードしていただいて、鳥取県の情報が入ってくるようにしております。そういったものをダウンロードいただいて、鳥取県の情報を得て、鳥取県に来ていただこうというのが1つ。
 また、鳥取県ゾーンがある関西パビリオンの真ん中にスタンプが置いてありまして、それぞれの県のスタンプが押せるようになっています。地元にも来ていただこうということで、各府県にもそれぞれスタンプが置かれることになっております。鳥取県の場合、鳥取砂丘ビジターセンターに置いてあり、スタンプラリーも楽しんでいただけるというようなことをしております。
 そのほか、ビジターセンターで鳥取県ゾーンに行ったことをお話しいただくと、サンキューカードを配ったり、絶対キャンペーンとか、予算でお認めいただいていろいろな仕掛けを今やって、誘客促進を図っているところです。
 また、これから7月1日になりますと、名探偵コナンのミステリーツアーとか、そういった仕掛けをいろいろ矢継ぎ早にやったり、先ほどありましたサンド・アライアンスも、鳥取県の方法といいましょうか、誘客の1つの仕掛けだと考えております。
 その結果ですけれども、今、具体的にどうこうとは言えないですけれども、先ほどのサンキューカードなども、200枚以上だったでしょうか、200枚というのをどう判断するかはなかなか難しいですけれども、関西パビリオンに、鳥取県ゾーンに行ってから鳥取砂丘に来られたという方も結構あると手応えを感じています。SNSで発信したところでも、例えば着ぐるみがコナンと鬼太郎の2体写したXの情報発信とかも、50万とか60万とか見られたり、せんだっては、北欧のバルト3国のバルト館で、ミャクミャクが盗難に遭ったことがあり、鳥取県はすかさず鳥取砂丘の砂で作ったミャクミャク像をバルト館にお送りしたりして、そういうのをSNSで発信したりしました。さすが鳥取県とか、鳥取県に行きたくなったとか、中にはあざといなとか、そういった御批判なども若干ありましたけれども、結構そういう手応えを感じています。
 鳥取砂丘とか、我々はすごく認知度高いなとは思っていたのですけれども、まだまだ大阪とかでも知られてないし、改めて行ってみたいとか、そういった声をよく聞いておりますので、しっかり誘客につながるように、これからもやっていきますし、そこら辺りの実績も、また報告を随時させていただければと思います。
 以上です。

○川部委員
 いろいろ仕掛けをされてるということはよく分かりました。しっかりデータですよね、ある程度、仕掛けでどうだったのかということを測れるような仕組みもつくってらっしゃると思うので。あくまで、これ、鳥取県のプロモーションのためにやっているはずなので、入ってもらって、何人来たからよかったではないはずなので、そこら辺、しっかりまだまだ期間あるので、取り組んでいただきたいと思います。

◎安田委員長
 よろしいですか。
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、すみません、少し質問。今、万博の最後のところで、参考でスケジュールが載っているのですけれども、ORA外食パビリオンというのは、この間、我々が行ったときでいうと、韓国料理をやってたりとか、関西パビリオンの周りのやつですか。お願いします。

●山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監
 ORA、大阪外食産業協会さんのパビリオンがございます。我々、関西パビリオンは東側のエリアになりますけれども、西側に少し近いようなところにございまして、初日に大山乳業さんがPRをさせていただいたところの場所になります。

◎安田委員長
 何か派手な建物……。

●山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監
 はい。少しにぎやかな、食のPRをする場所と、ガンダムに近いほうといいますか、ガスパビリオン。

◎安田委員長
 はいはい。ありました、たしか。

●山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監
 はい。その近いほうということになります。
 そちらの1階部分で、牛骨ラーメンのPRができる機会を得ることになり、食パラダイス推進課で実施をするということで、今、調整をしていると聞いております。
 以上です。

◎安田委員長
 幾らで売るんですか。

●山本輝く鳥取創造本部参事監兼令和の改新戦略本部参事監
 すみません、承知しておりません。よく万博会場だと1杯1,500円とか2,000円とか、駅そばがいろいろついて2,500円とかあるのですけれども、多分、万博適正価格になろうかと思っております。
 以上です。

◎安田委員長
 やはり大阪だなと思ったのは、万博で一番安いうどん店とか、そういうのをもう売りにしているお店があったりとか、値段じゃないと思いますけれども、我々も1,200円ぐらいですよね、ラーメン食べたんですけれども、少し高いなと思ってたら、替え玉券がただでついてきて、さすが上手だなと思ったところです。その辺、あれだけ人がいますので、同じ会場内に境港の酒造会社の方が社員旅行で20人ぐらい来られていたらしいのですけれども、誰一人とも会わないというぐらい、やはり広いですし、すごく良い機会になると思うので、PRにしろ、何にしろ、あれだけ人が集まりますのでね。さっき川部委員がおっしゃったように、本当に無駄なくしっかり周知、誘客できるように努めていただきたいと思っております。

○東田委員
 この間、行かせていただきました。とても鳥取県のブースはよくできておりまして、宝探し、この虫眼鏡みたいなものを持って、宝探しもさせていただきましたし、プロジェクションマッピング、あれも斬新で、とてもよかったので、早速インスタでPRしておきます。
 以上です。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり)

◎安田委員長
 それでは、次にその他ですが、輝く鳥取創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。

●岡山まんが王国官房長
 お手元に、まんが王国とっとり展と題しましたチラシを配らせていただいておりますので御覧ください。
 まんが王国とっとり展は絵師人材バンクという仕組みをまんが王国とっとりで持っておりまして、10年前に始めたものではあるのですけれども、県内もしくは県ゆかりのアマチュアからプロの方まで、漫画家の方で登録を希望される方をウェブ上で御紹介をしているものです。インターネットを御覧になった方が、この絵を描いてもらいたいとか、そういったものがあればお引き継ぎをして、ビジネスにもつなげていただけるような仕組みです。
 発表の機会、特にアマチュアの方についてはなかなかなくて、そういった意味合いで、2年前の令和5年には、県民の日になぞらえまして、関連イベントとして、イオン鳥取とイオン日吉津でやりましたけれども、このたびは県内の3か所、東・中・西を巡るような巡回展の形式で、32名登録者のうち、15名の方に作品をいただきまして、皆さんに御覧いただくこととしております。
 5月28日、とりぎん文化会館を皮切りに行いますので、委員各位につきましても、できましたら御覧いただけたらと思います。
 以上です。

◎安田委員長
 ただいまの説明について、質疑等ございますか。よろしいですか。
 
○川部委員
 今の話を聞いてて思い出しました。漫画の「忍たま乱太郎」の登場人物の鉢屋三郎というのが、倉吉市出身だという設定だというのに、この間気づきまして。その情報って、まんが王国で持ってらっしゃいますか。

●岡山まんが王国官房長
 はい。頭の片隅にはあったようにも思いますが、今は少し深いところにありまして、申し上げることができません。また、調べて共有したいと思います。

○川部委員
 はい、お願いします。

◎安田委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わりにします。
 なお、この後、委員の皆様には連絡事項がありますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。
 以上をもちまして、地域県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前11時39分 閉会

 

 

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