会議の概要
午前10時00分 開会
◎安田委員長
ただいまから地域県土警察常任委員会を開会いたします。
本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
会議録署名委員は、斉木委員と銀杏委員にお願いします。
続いて、昨日の常任委員会において危機管理部から報告のあった島根原子力発電所2号機の安全確保に係る意見(案)の添付3-1、中国電力株式会社に対する意見(案)について、委員会での議論を踏まえた修正があるということですので、危機管理部から報告があります。陳情の審査にも関わる部分ですので、審査の前に行っていただきたいと思います。
それでは、報告1、令和6年10月7日の報告事項「島根原子力発電所2号機の安全確保に係る意見(案)について」の添付3-1「中国電力株式会社に対する意見(案)」の修正について、水中危機管理部長の説明を求めます。
●水中危機管理部長
それでは、危機管理部の資料の2ページをお願いします。昨日の常任委員会におきましては、島根原子力発電所2号機の安全確保に係る中国電力の意見及び原子力規制庁、内閣府原子力防災、経済産業省への要望につきまして御審議いただき、どうもありがとうございました。多くの意見をいただきまして、全体として地元意見を尊重した妥当な内容との御意見をいただきました。全ての貴重な御意見につきまして、一つ一つ丁寧に確認させていただきました。原子力発電所の安全は国の新規制基準に、また、原子力防災は科学的判断が必要とされる特殊災害であることから、国の原子力災害対策指針にのっとることとしております。そのような観点から、宍道断層と鳥取沖西部断層との連動につきましては、新規制基準の後期更新世以降、約12万年から13万年前以降の活動を評価することから、現時点での科学的判断からは、現行どおりの記載とさせていただきたいと思います。
また、安定ヨウ素剤につきましては、指針におきましてUPZ内の配布が基準であることから、現行どおりの記載とさせていただきたいと思います。一方、ヒューマンエラー対策などは、今年度も火災が2件発生している状況と、島根原子力発電所の従業員数が現時点で3,970人、うち現場の人がほとんどで、協力会社が3,380人という状況から鑑みまして、御意見の趣旨を踏まえますと、中国電力に対する意見の2項目めに、「協力会社と一体とした」、下線部で入れておりますが、その文言を入念的に付け加えさせていただくのが必要かと判断し、米子市と境港市と至急協議いたしまして、修正させていただきました。
引き続き、委員の皆様の御指導を仰ぎながら、安全対策に終わりはないとの認識で安全の監視と確認、避難に完全はないとの認識で実効性のさらなる向上に努めてまいりたいと思います。
◎安田委員長
ただいまの説明について質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
付託議案は、日程に記載の4議案であります。
これから、付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いいたします。
では、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
討論がないようですので、これより採決に入ります。
採決については、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、付託議案を一括して採決いたします。
なお、本委員会に付託された議案は、議案第1号、議案第6号、議案第7号及び議案第11号であります。
それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
続いて、請願・陳情の審査を行います。
今回は、新規分の陳情11件の審査を行います。
初めに、陳情6年地域第24号、公文書施行に係るチェック体制の強化について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本件については、不採択が妥当と考えます。
その理由を申し上げます。県におきましては、施行しようとする文書につきまして、政策法務課、または起案担当所属の文書管理主任の現認を受け、施行確認を受ける執行体制が取られており、相手への到達状況の確認についても、本年8月15日に、ダブルチェック表の標準例を改訂し、ダブルチェックの対象項目に追加していること、また、電子署名が施されていない電子メールにつきましては、個人情報漏えい、なりすまし防止の観点から、即答することなく本人であることを確認した上で応対することとしていること。
以上のことから、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、不採択は妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年地域第24号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年地域第25号、書類受付時のチェック体制の強化について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○東田委員
本件につきましては、不採択が妥当と考えます。
その理由を申し上げます。行政手続において、申請者等が本人であることが当然の前提であり、県においては、申請者の利便や負担に配慮しつつ、不正の防止を図ることができるよう、所要の本人確認手続を整備していること。また、本年9月2日付で行政手続における的確な本人確認の実施についての通知を発出し、的確な本人確認手続を実施するよう周知徹底したところであること。
以上のことから、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年地域第25号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年地域第26号、県民の声や照会等への適切な対応について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本件につきましても、不採択が妥当と考えます。
理由を申し上げます。県民の声の適正な対応の徹底については、庁内に毎年通知しており、その中で所管業務に関する問合せなど、県民の声として登録されていないものについても、県民の声と同様に誠実な対応に努め、対応に時間を要する場合は、その旨を相手方に連絡するよう注意喚起しており、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年地域第26号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年地域第28号、県民参画基本条例の趣旨を踏まえた県政の運営について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。
○東田委員
本件については、不採択が妥当と考えます。
その理由は、鳥取県民参画基本条例において、県民は、県による情報提供に関し、詳しく、かつ、分かりやすい説明を行うよう求めることができるという旨が定められております。また、県が所掌する行政手続については、行政手続法並びに鳥取県行政手続条例において、申請者が必要な情報の提供をするように定められており、これらの各法令の趣旨を踏まえ、各所属において、所掌する行政手続に係る情報提供、教示、説明等を適宜行っており、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年地域第28号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第34号、UPZ圏内の避難計画の重要な対策である屋内退避の運用に関する検証結果が明らかになるまで再稼働の延期を中国電力に求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。
○伊藤委員
趣旨採択を主張いたします。屋内退避の運用に関する検証結果が明らかにされることに一定の理解を示すことから趣旨採択を主張しますが、中国電力に再稼働の延期を求めるものではないということであります。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○東田委員
私は、不採択が妥当と考えます。
その理由を申し上げますが、少し長くなります。5項目、理由がありますので、お聞きいただきたいと思います。
まず1点目、原子力規制委員会は原子力災害対策指針における放射線の防護措置の考え方として、避難と屋内退避とを適切に組み合わせることにより、被曝線量の低減と被曝以外の健康等への影響を抑えることができるとしており、能登半島地震を受けても、この基本的な考え方を変えるものではなく、同指針の変更は必要ないとしています。また、同委員会は、原子力災害時の屋内退避の運用に関する検討チームにおいて、屋内退避の最も効果的な運用の検討を進めているが、検討の前提として、同指針の基本方針は変更する必要がないとしていること、これが1点目です。
2点目、能登半島地震を受け、本年4月に県は、国及び中国電力に対し、島根原発2号機の審査結果の妥当性及び避難計画の実効性について申入れを行い、同年8月に島根原発2号機の審査結果は引き続き妥当であること、島根地域の緊急時対応は引き続き実効性に変わりがないとの回答を得ており、県原子力安全顧問が専門的観点からこれらの回答が妥当であるものであることを確認していること。
次に、3点目の理由でございます。その上で、県は、島根原発2号機の安全対策について、専門家、県民及び2市の意見を基本として、県議会の議論等も踏まえ、中国電力に対し意見を提出することとし、安全を第一義として責任ある対応を強く求めるとともに、国に対して必要な要望を行うこととしており、その内容は妥当なものと考えます。
4点目の理由です。国への要望事項において、能登半島地震の被災状況を踏まえ、引き続き国が責任を持って避難計画の実効性の一層の強化のための支援や実動組織による万全の措置を講じるよう求めていること、また、中国電力への意見においては、複合災害時において避難の実効性が向上するよう所要の措置を講じることを求めるとともに、鳥取県、米子市及び境港市が地域住民の安全を確保するため引き続き監視及び確認を続け、専門家の意見を踏まえ、安全協定の趣旨にのっとり必要な意見を提出し、所要の措置を求めていくこととしていること。
さらに、5点目です、今後も国等における能登半島地震を踏まえた検証や原子力規制委員会における検討チームの議論等に注視し、原子力安全顧問の意見を伺いながら、必要に応じて本県の原子力防災対策に反映させていくこととしていること。
長くなりましたけれども、以上の理由で不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、趣旨採択、不採択であります。
初めに、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成少数であります。
次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成多数であります。したがいまして、陳情6年危機管理第34号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第36号、住民の安全な避難を確保するため、屋内退避に関する対策及び災害対策が実行されるまで、島根原発2号機再稼働の中止を中国電力に求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
不採択が妥当と考えます。
理由としましては、先ほど説明いたしました第34号の理由、5項目、説明させていただきましたけれども、それと同様の理由によりまして、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年危機管理第36号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第37号、中国電力に対して島根原発2号機の再稼働中止を求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
不採択が妥当と考えます。
理由を申し上げます。危機管理第34号で述べたとおり、能登半島地震を踏まえても、島根原発2号機の審査結果の妥当性及び避難計画の実効性が確認されていること。また、エネルギー政策は国の専管事項でございます。国と中国電力において安全性を前提とした供給を第一とし、安定供給、経済効率性、環境への適合が図られるものであること。
以上から、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、本件陳情は不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年危機管理第37号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第40号、能登半島地震を踏まえた島根原発の安全対策に関して、鳥取県内における住民の納得と了解が得られるまで島根原発2号機の再稼働を見合わせることを求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本件につきましても不採択が妥当と考えます。
理由を申し上げます。危機管理第34号で述べたとおり、能登半島地震を踏まえても、島根原発2号機の審査結果の妥当性及び避難計画の実効性が確認されていること。その上で、島根原発2号機の安全対策について、中国電力に意見を提出し、国に要望を行うこととしており、その内容が妥当であること。その中で、国及び中国電力に対して、避難計画の実効性向上に向けた対応を求めるとともに、地域住民の安全確保のため、今後も中国電力に対し所要の措置を求めていくこととしていること。また、原子力規制委員は、能登半島地震に関しては現時点で規制に反映すべき新たな知見は得られておらず、今後、原子力発電所に影響する新しい知見が得られた場合には、規制に取り入れる必要があるか否かについて適切に判断していく見解を示していること。また、9月9日に開催された原子力安全対策合同会議では、これら回答内容について両市の原子力発電所環境安全対策協議会委員に対し、中国電力、国等から直接説明を行った際には多数の一般傍聴者が参加されており、また、同会議の様子は、県のホームページ上に会議動画が掲載されていること。
以上のことから、本件陳情について改めて措置を求めること及び本県議会として国へ意見書提出が必要とは考えられないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年危機管理第40号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第41号、能登半島地震を受けた島根原発に係る国及び中国電力への申入れに対する回答に対して、国と中国電力への再度の照会と、中国電力に対して島根原発2号機の「再稼働の了解」を一旦撤回することを求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本件につきましては、不採択が妥当と考えます。
理由を申し上げます。危機管理第34号で述べたとおり、原子力規制委員会は能登半島地震を踏まえても、屋内退避などの防護措置を定めた原子力災害対策指針の変更は必要ないとしていること。能登半島地震を踏まえても、島根原発2号機の審査結果の妥当性及び避難計画の実効性が確認されていること。その上で、島根原発2号機の安全対策について中国電力に意見を提出し、国に要望を行うこととしており、その内容が妥当であること。さらに、そのうち、国への要望事項において、能登半島地震の知見など、原子力発電所の安全性に関して新たな知見を得たときは、規制基準を速やかに見直し厳格な審査を行うよう求めていること。また、中国電力への意見においては、宍道断層と鳥取沖西部断層との連動性の可能性を含む地震・津波等の対策の在り方について、能登半島地震の知見をはじめ最新の科学的知見を収集し、見直す必要がある際には速やかにさらなる安全対策を講じるよう求めるとともに、鳥取県、米子市及び境港市が地域住民の安全を確保するため引き続き監視及び確認を続け、専門家の意見を踏まえ、安全協定の指針にのっとり必要な意見を提出し、所要の措置を求めていくこととしていること。
以上のことから、本件陳情については改めて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年危機管理第41号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第42号、能登半島地震を受けた島根原発に係る国及び中国電力への申入れに対する回答に関して住民説明会の開催を求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本件については、不採択が妥当と考えます。
その理由ですが、危機管理第34号で述べたとおり、能登半島地震を踏まえても、島根原発2号機の審査結果の妥当性及び避難計画の実効性が確認されていること。その上で、島根原発2号機の安全対策について、中国電力に意見を提出し、国に要望を行うこととしており、その内容が妥当であること。また、危機管理第40号で述べたとおり、原子力規制委員会は現時点で能登半島地震により規制に反映すべき新たな知見はなく、今後、新たな知見が出てくれば適切に判断していくこととしていること。また、原子力安全対策合同会議で回答の内容を説明した際には多数の傍聴者が参加し、県ホームページでも動画を掲載していること。さらに、危機管理第41号で述べたとおり、国及び中国電力に対して新たな知見が得られた場合の対応を求めるとともに、地域住民の安全確保のため、今後も中国電力に対し所要の措置を求めていくこととしていること。
以上のことから、本件陳情について改めて措置を求めること及び本県議会として改めて検証が必要とは考えられないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年危機管理第42号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
続いて、陳情6年危機管理第43号、島根原発の「安全性、安定供給、経済性、環境適合(S+3E)」の現状と課題を県民に説明するまで、2号機再稼働の中止を中国電力に求める陳情について審査を行います。
御意見を伺いたいと思います。
御意見のある方は挙手をお願いします。
○東田委員
本件につきましては、不採択が妥当と考えます。
その理由を申し上げます。中国電力は「S+3E」を同時に達成する電源構成を目指しながら、脱炭素化と競争力強化に取り組んでおり、この中で、原子力については安全の確保を大前提に、供給安定性、経済性、環境保全の観点から、重要な役割を担うベースロード電源に位置づけ、一定の割合で原子力を活用することとしている。このため、中国電力は、島根原発2号機の早期稼働、安定稼働及び再生可能エネルギーの導入に取り組み、エネルギーの安定供給を図るとともに、燃料調達コストの低減、安定調達、資機材、役務調達の効率化、生産性の向上に取り組み、経営効率化を図っていること。県としては、安全を第一義として、島根原発2号機の安全対策について、中国電力に対して意見を提出するとともに、国に対しても必要な要望を行うこととしていること。
以上のことから、本件陳情について改めて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見が尽きたようですので、これより採決に入ります。
確認いたします。御意見は、不採択のみであります。
それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
賛成全員であります。したがいまして、陳情6年危機管理第43号については、不採択とすべきものと決定をいたしました。
以上で付託案件の審査は終了しました。
なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
次に、報告事項に移りますが、ここで執行部の入替えを行いますので、暫時休憩をいたします。再開は10時35分とさせていただきます。
午前10時30分 休憩
午前10時34分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
報告事項は、警察本部、地域社会振興部、輝く鳥取創造本部の順で執行部の入替えを行います。
初めに、警察本部について行います。
執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については説明終了後に一括して行います。
それでは、報告2、「鳥取県地域安全フォーラム2024」の開催について、永島生活安全企画課長の説明を求めます。
●永島生活安全企画課長
報告いたします。警察本部資料の2ページを御覧ください。「鳥取県地域安全フォーラム2024」について報告いたします。
このフォーラムは、本年10月11日から20日までの間実施されます、令和6年全国地域安全運動の一環として、県民の自主防犯意識の高揚と、安全・安心なまちづくりの推進を目的に開催するものです。公益社団法人鳥取県防犯連合会、鳥取県、県警察が共催し、10月17日午後1時から、米子コンベンションセンター小ホールで開催いたします。
フォーラムの内容ですが、オープニングは、県警音楽隊による演奏のほか、鳥取県防犯連合会理事の米子市長、県知事の予定でしたが副知事、警察本部長が挨拶を行います。次に、地域安全活動に御尽力いただいた功労者、功労団体の表彰を行います。その後、わかば園の年長組の16人の園児が特殊詐欺の被害防止や鍵かけに関する防犯メッセージを読み上げ、両親や祖父母といった幅広い世代の方に自主防犯の徹底を呼びかけます。最後に、落語家の笑福亭笑助氏に「笑って学ぶ!最新の特殊詐欺などの手口と対策」と題して、防犯に関する講演を行っていただきます。また、会場では防犯機器の取扱業者に防犯機能付電話機や防犯性能の高い建物物品のブースを展示していただき、来場者の防犯意識の高揚を図ることとしております。
フォーラムには、防犯ボランティアの方々をはじめ、数多くの方に来場していただき、防犯ボランティア活動の活性化や県民の自主防犯意識の向上を図り、犯罪のないまちづくりを推進していきたいと考えております。
◎安田委員長
続いて、報告3、「第32回暴力追放鳥取県民大会」の開催について、嶋田捜査第二課長の説明を求めます。
●嶋田捜査第二課長
警察本部資料3ページを御覧ください。「第32回暴力追放鳥取県民大会」の開催について御報告いたします。
暴力追放鳥取県民大会は、暴力団のない安全で住みよい鳥取県の実現のため、県民一人一人による暴力団排除意識の高揚を図ることを目的とし平成4年から開催しており、本年は第32回目の大会であります。第32回大会は、令和6年10月28日月曜日午後1時半から午後4時まで、米子市文化ホールにおいて開催することとしております。
主催関係の出席予定者のうち、知事については地域社会振興部長に、県議会議長については安田常任委員会委員長にそれぞれ代理出席をお願いしております。
今年度の大会では、暴力追放功労者の表彰に加え、福岡県警察本部長として五代目工藤會壊滅作戦を指揮し最高幹部を逮捕するなど、壊滅的な打撃を与え、退職後は弁護士として活動されている樋口眞人氏の記念講演と、鳥取県警察音楽隊による演奏を予定しております。
◎安田委員長
ただいまの説明について質疑等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
出席させていただきます。よろしくお願いいたします。
次に、その他ですが、警察本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
意見がないようですので、警察本部については以上で終わりにします。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前10時39分 休憩
午前10時41分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き地域社会振興部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告4、南部町におけるオンライン投票立会いのリハーサルの実施について及び報告5、美保基地所属KC-46A空中給油・輸送機の着陸による滑走路の一時閉鎖について、松﨑市町村課長の説明を求めます。
●松﨑市町村課長
御説明いたします。資料2ページでございます。南部町選挙におけるオンライン投票立会いにつきまして、投票所における投票立会人を実地からオンラインに変えて行うオンライン投票立会い事業につきまして、本日告示の南部町の町長、町議選挙における実施に先立ちまして、9月30日にリハーサルを行いましたので、その御報告となります。
1の概要でございます。9月30日に南部町と日南町の境目に近い山間部におきまして、2のところで掲載している画像のとおりですけれども、コネクテッドカーを活用しまして、移動期日前投票所を想定して実施をいたしました。通信トラブル等も含めたシナリオで実施をいたしまして、回線復旧なども順調に進み、全く問題なくできたところでございます。実際のオンライン投票立会いにつきましては、明日の期日前投票で実施の予定でございますけれども、現時点で立候補状況は町長が1名、議員のほうが定数14名のうち14名ということで、今の時点では選挙戦になっていないようでございます。
3の今後の予定でございますけれども、今月27日に執行が見込まれる衆議院総選挙におきましても期日前投票のどこかで実施を検討しているといった状況でございます。
また、最後に、4でございますが、オンライン投票立会いに関しましては、7月の江府町選挙における実践も踏まえまして、デジタル局とマニュアルを充実させまして、県内外の選管にも活用いただけるようホームページで公開したところでございます。
引き続きまして、3ページの空中給油機の事案でございます。
事案の概要でございますけれども、8月6日に生じた、美保基地所属のKC-46A空中給油機の給油管が格納できない状態で着陸をして、滑走路が一時閉鎖された事案がございました。現在、原因究明を進めているところでございます。事案が生じた際に、知事及び地域社会振興部長より徹底的な原因究明、再発防止に向けた安全対策、地元10自治体、住民に対する丁寧な説明、こういったものを申し入れたところでございます。
3の今後の予定でございますけれども、その後、原因究明を進めているさなかでございますが、9月30日に県、また、関係自治体である米子市、境港市に対して現状報告がありまして、4ページ以降の資料で御説明がありました。引き続き、2ページを見ていただきますと、機体の後ろにぶら下がっているような給油ブーム、給油管が入らなかった事情であったりとか、続く6ページに給油ブームを固定する機構といった資料をつけさせていただいております。
引き続き原因究明は継続しているところでございますけれども、この給油管を固定する部分の損傷が推定原因であると、この時点で御報告がなされました。また、一方で、事案が発生した機体以外は製造会社、また、自衛隊の整備担当から給油管の固定部分の損傷はなく、飛行訓練自体、飛ぶこと自体については問題ないと、こういったことが確認されたことから、事案機以外の機体に限り、給油訓練を行なわず、飛行訓練のみを再開したいと、こういった説明がございました。その際、県としましては、引き続き地元への丁寧な説明を求めたところであります。その後の動きでございますけれども、資料3ページの4に戻っていただきまして、米子市、境港市におきまして議会、地元住民、関係団体に対して現状報告が行われ、それぞれ給油管を使わない飛行訓練のみ、飛ばすことのみの再開の了承がなされました。
最後、5でございますが、県としても本委員会におきまして特段の異論等がなければ、両市同様に再開を了承したいと考えております。あわせて、引き続きの原因究明、再発防止、地元への説明につきまして申し入れたいと思います。
◎安田委員長
続いて、報告6、鳥取県の政策に関する県民意識調査の結果について、中島県民課長の説明を求めます。
●中島県民課長
8ページをお願いいたします。鳥取県の政策に関する県民意識調査の結果につきまして、このたび調査結果がまとまりましたので、本日公表しました。その概要について御報告いたします。
この調査は、1の調査概要のとおり、無作為抽出した県民の方3,000名を対象に、平成28年度から実施しているものでございます。
2の結果概要でございます。1.の鳥取県の住みやすさにつきましては、鳥取県に対して愛着や誇りを感じている方や、住みやすいと回答した方が約7割程度おられました。また、幸福度についても、5点の普通から10点のとても幸せと回答された方が全体の9割を占め、引き続き高い割合を維持しております。
続きまして、2.の鳥取県の施策の満足度と今後の優先度について、(1)から(3)のテーマごとに質問したところ、豊かな観光資源を活用した観光誘客の取組、強い農林水産業で食の魅力を発信する取組、若い力が輝く協働のまちづくりの取組などが約6割以上となり、今後優先すべき項目との結果が出ております。
9ページ目をお願いいたします。3.番目の重点施策への関心・認識については、毎年度テーマを変えて調査を行っております。今年度は、令和6年4月に犯罪被害者総合サポートセンターが設立され、犯罪被害者支援をワンストップで行う体制を構築し、また、社会全体で犯罪被害者について理解し支援していくという機運の醸成が重要であることから、犯罪被害者支援をテーマとして調査を行っております。主なものにつきまして、犯罪被害者となった場合のことを考えたり、被害を受けた後の生活などを想像して不安を感じたことがあるかといった質問に対しまして、考えたことはないが、不安はあると答えられた方が42%ほど、考えたことがあり不安を感じていると答えられた方が31%であり、合わせて7割程度の方が不安に感じているという回答が得られたところでございます。
犯罪被害に遭った場合を想定したとき、行政に求めたい支援については、必要となる医療費や裁判費用などの負担軽減、生活再建等に至る経済的支援が59.6%で最も多く、次いで、犯罪被害者等が相談しやすい相談窓口の設置が46.9%という結果となっております。これらの調査結果は関係課と共有いたしまして、今後の施策の企画立案等に活用してまいります。なお、昨年度との比較や男女別、年代別、地域別などの詳細な調査結果につきましては、お手元にお配りしております調査報告書を御覧いただけたらと思います。
◎安田委員長
続いて、報告7、鳥取県立美術館の開館時間、休館日、利用料金、減免基準について、住友美術館副館長の説明を求めます。
●住友美術館副館長
それでは、資料の10ページをお願いします。鳥取県立美術館の開館時間、休館日、利用料金、減免基準等について報告させていただきます。
来年の3月30日開館に向けて準備を進めているところですが、美術館の開館時間や利用料金等について、条例の規定に基づいて指定管理者の鳥取県立美術館パートナーズ株式会社、SPCと言っておりますけれども、SPCから申請があり、知事が承認しましたので、その概要を報告させていただきます。
SPCが利用料金等を県に申請するに当たっては、事前に美術館の利用が見込まれる文化団体だとか、また、旅館組合等に説明したほか、県内各地で県民向けの説明会を開催するなどして内容を御理解いただきながら、申請内容をまとめられました。県としても美術館、知事部局に移管される前の教育委員会にも昨年度から総務教育常任委員会に2回ほど報告し、そういった段階から報告させていただきました。
承認の概要ですけれども、開館時間は午前9時から午後5時、休館日は月曜日と年末年始でございます。利用料金は、観覧料、一般の方は400円で、高校生以下は無料としております。施設利用料につきましては、記載のとおり、県民ギャラリーが3万円等々、記載しております。あと、減免基準ですけれども、観覧料の減免としましては、教育活動としての生徒引率だとか、障がい者等の介護者、これについては10分の10の減免で、70歳以上の方は2分の1の減免としております。また、施設利用料の減免基準につきましては、芸術文化団体だとか社会教育団体、こういった方が利用される場合は2分の1の減免、あと、障がい者等、あとは70歳以上の方、そういった社会参加目的の利用の場合は10分の10の減免としております。その他、記載のとおりでございます。
また、詳細につきましては、次のページの11、12、13ページに記載しておりますので、また後ほど御覧いただけたらと思います。
◎安田委員長
続いて、報告8、ねんりんピックはばたけ鳥取2024に向けた準備・機運醸成について、吉野ねんりんピックはばたけ鳥取2024実施本部事務局次長の説明を求めます。
●吉野ねんりんピックはばたけ鳥取2024実施本部事務局次長
14ページのほうをお願いいたします。
大会開催まで1か月となりました9月19日に1か月前イベントということで開催をいたしました。このときは、総合開会式のほうで編成します式典の音楽隊の衣装でありますとか、炬火ランナーの衣装でありますとか、そういったものを披露させていただきましたり、米子のほうで開催します地域文化伝承館、全県の老人クラブの皆さんが参加される大きなイベントですけれども、そちらのほうから出演される淀江さんこ節保存会さんにお越しいただいて、一節を披露していただいて、伝承館の魅力を発信していただくというようなことを行いました。改めて大会の見どころなどを紹介させていただくイベントでございました。
9月28日には鳥取市民会館のホールのほうを会場にしまして、結団セレモニーを行いました。参考のところに書いておりますが、選手団の鳥取県の最高齢の方、96歳の弓道の方、こういった方にも参加していただいて、約200名で大会に向けて結団の意気込みを語るセレモニーを行いました。決意表明した選手代表の方からは、大会に向けた意気込みとともに、鳥取県の魅力を来県される選手団の方にもPRしたいというようなことも語っていただきました。
鳥取駅前のほうに花時計、リニューアルをいたしました。これはNPOさんなどにも御協力をいただいて、年輪を形取ったような植栽をしていただきました。民間の方とのこうした連携ということで言いますと大手コンビニ、ファミリーマートさん、ローソンさんがそれぞれねんりんピックの応援商品を開発、販売していただくということになりまして、商品のPOPですとかパッケージなどにかみじろうやねんりんピックのロゴなどを入れ、それから食材のほうも鳥取県産のものを使ってPRを行っていただくことになりました。これらのほかにも地域の方々、団体の方々、歓迎の花のプランターを設置する準備ですとか、交流大会で選手の方にお土産や記念品作りなどを準備するというような取組をしていただいております。大会まで近づいてまいりましたけれども、引き続きこうした地域や関係団体の皆さんと一緒に盛り上げを続けて図っていきたいと思います。
◎安田委員長
ただいままでの説明について質疑等はございませんか。
○川部委員
美術館なのですが、施設の利用料が出ているのですけれども、計画時にアーティスト・イン・レジデンスというキーワードがかなり出ていたと思うのですが、何か最近、ここにも全く出てきていないですし、あれはどうなったのでしょうか。
●梅田美術館整備監
アーティスト・イン・レジデンスについては基本構想の中にも取り込んでおりますし、美術館におきましても取り組むということにしております。設備といたしましては、今、紹介いたしました中にありますスタジオであるとか、それから周りの施設も利用可能だと考えているところであります。美術館が行いますアーティスト・イン・レジデンスについても既に今までアーティストを招聘して取り組んだりという実例がございますが、開館後にそれもやっていきたいというふうに考えております。周辺、県民の方々が行われますアーティスト・イン・レジデンスとの連携というのも当然考えていかなければいけないところでありまして、施設の利用をしていただいたりとか、それから成果を展示していただくギャラリーであるとか、そういったところを使っていただくような形で連携が取れればなと思っております。将来的にはアーティスト・イン・レジデンスを横に結ぶような取組ということも美術館が核になってできればいいかなと考えているところであります。
○川部委員
アーティスト・イン・レジデンスの必要な施設的な機能として創作をするスタジオ、それから発表するギャラリー、それから、レジデンスとついているように滞在する施設が要ると思うのですけれども、これはレジデンスと言いながら美術館の中には滞在する場所はないのですよね、ギャラリーとスタジオはあるということですけれども。
●梅田美術館整備監
おっしゃるとおり、創作の場に使うスタジオと、それから展示に使う部屋というのはございます。そして、滞在をされる部分、お泊まりいただいたりとかいうことについては周辺の地域、まちと一体となってこれはやっていくべきことだと思いますので、ぜひ、倉吉市をはじめとした地域の方々と協力して、この世界を実現できればなと考えています。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○中島委員
美術館長を久しく見ていない。体調が悪いのは聞いているけれども、順調に回復しているのですか。
◎安田委員長
個人情報に関わると思われますので。
○中島委員
いやいや、いつもね、普通来るのだったらトップが来るはずではないですか。理由は聞いているのだけれども、復帰ができるのかどうか、そのことです。
●梅田美術館整備監
以前この常任委員会にも尾崎館長が出席したときにちょっと腰を押さえたりとか、皆様方に御心配をかけたというシーンがあったと思います。先般、この前の土曜日には、半年前のイベントということで館内、館外6,000人の方が訪れられたというイベントをやらせていただきましたが、尾崎館長、一日しっかり現場に張りついてやっておりまして、今はもう足を引きずるようなことはございません。大変元気に、実は県内外を飛び回っておりまして、作品の借用交渉であるとか、精力的にやっておりますので、御心配いただかなくても大丈夫です。
○中島委員
分かりました。
もう一つ、ねんりんピックね、一生懸命やられるのはいいのですが、そこが所管するかどうか知らないけれども、来てもらって、お土産とか滞在とか、そういうことも鳥取県は期待する。特に宿泊なんていうのは、状況は分かっているのですか。
●吉野ねんりんピックはばたけ鳥取2024実施本部事務局次長
宿泊のほうに関しましては、選手団に関しては指定宿泊施設ということで、もう既に宿泊施設などが決定をしております。そこから会場への、式典会場ですとか交流大会の会場といったところへの計画輸送といったものも、これも決定をしております。宿泊の施設のほうへも歓迎の旗でありますとか、おもてなしですとか、そういったことも働きかけをしておりますし、それぞれの施設のほうでお迎えするような体制を取っていただいているところです。
◎安田委員長
よろしいですか。
○銀杏委員
美術館ですけれども、鳥取県立美術館パートナーズ株式会社、これがSPCと書いてあるのですね。SPCは一般名詞ですね。特別目的会社ですか、どういう意味ですかね。
●住友美術館副館長
SPC、日本語だと特別目的会社なのですけれども、英語だとスペシャルパーパスカンパニーということでSPCというふうに言っています。
○銀杏委員
鳥取県立美術館パートナーズ株式会社をSPCというふうに一般名詞を使わないほうがいいと思うので。混同してしまいますので検討してください。
◎安田委員長
検討してください。
ほかにございますか。
○東田委員
美術館の開館時間のことなのですけれども、9時から5時までということなのですが、いろんなところで私も体験したことあるのですけれども、土曜日だけ開館延長して午後7時とかということで、例えば旅行者とか、県民もやはり土曜日っていろいろ、散歩したり楽しんだり、動くことがあるではないですか。だからゆっくり、特に夏など涼しくなってから美術館に行ってみようとかいうことで、そういう、土曜日だけ閉館時間を2時間繰り延べするというか、午後7時ぐらいに延長するというようなこと、そういうのは御検討されたのですかね、多分されたと思いますけれども。
●梅田美術館整備監
ナイトエコノミーというテーマで以前にも常任委員会で御質問いただいたりということもございまして、私ども検討させていただきました。それから、さっき申し上げた休館日、開館時間などの件については、周辺の観光業者、旅館の方々にもお話を聞く中でもやはり夜のニーズという話は触れられる方がございましたので、それについてはやろうと考えております。ただ、始終、夜開館していると非常に開館時間が長くなったりとか、それに見合う収入が得られないとか、経済上のこともございますので、定期的にやるというよりは、イベント的にこの夏に数回やってみようとかいうふうな取り組み方を考えておりまして、既に計画のほうを進めているところでございます。
○東田委員
分かりました。よろしくお願いします。
◎安田委員長
ほかにございますか。
それでは、次にその他ですが、地域社会振興部について、執行部、委員の方で何かございませんか。
意見がないようですので、地域社会振興部については以上で終わります。
執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は入替え次第とさせていただきます。
午前11時03分 休憩
午前11時07分 再開
◎安田委員長
再開いたします。
引き続き輝く鳥取創造本部について行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
なお、質疑等については、説明終了後に一括して行います。
それでは、報告9、安心して住み続けられる中山間地域創造プラン(案)に係るパブリックコメントの実施について、古曵中山間・地域振興課長の説明を求めます。
●古曵中山間・地域振興課長
資料の2ページをお願いいたします。安心して住み続けられる中山間地域創造プラン(案)に係るパブリックコメントの実施についてでございます。
昨今の買物や地域交通など、生活基盤の確保に係ります大きな動き等を踏まえまして、鳥取県みんなで取り組む中山間地域振興条例第4条に基づく行動指針としまして、新たに安心して住み続けられる中山間地域創造プランの案を作成し、パブリックコメントを実施することにいたしましたので、報告をさせていただきます。
1のところでございますが、パブリックコメントの期間は10月9日から25日で、2週間超の設定をしております。
2のところで、プランの概要でございます。現行の指針は今年度末までの期間となっておりますが、満了を待たずに新指針を策定し切り替えるということにしておりまして、新指針の満了日は、県の総合戦略に合わせまして令和9年度末までを考えております。
内容のところでございますけれども、大きく4つで構成をしております。
まず1つ目ですけれども、今回の行動指針につきましてはビジョンということで、目指すべき姿をお示ししております。ビジョン(目指すべき姿)としまして、守り住み続けたいという住民の思いを尊重し、自然環境、歴史、文化、人と人・人と地域と絆の強さを資源に、みんなで取り組む輝くとっとり中山間地域ということでございまして、県の方向性として新たにこのビジョンを明示しまして、市町村や県民等に共用したいと考えております。
2つ目でございますが、新たな潮流としまして、デジタル技術をどう活用していくか、また、場所や時間にとらわれない働き方も出てきましたので、それを実行するフィールドとして中山間地域も有力な選択肢となっていることなどに触れております。
3つ目は、重点施策につきまして、買物や宿、鳥取型ライド・シェアなどの環境づくり、地域運営組織の設置や移住の推進などの人づくり、あとは持続可能な農林水産業や新たなビジネスの創出といいました仕事づくりの3つの柱に整理をしております。
最後、4つ目でございますけれども、買物をはじめ、そちらに上げております6つの分野につきまして、これは人口減少を背景に特に顕在化している解決すべき重要課題としまして、どんな課題が顕在化したのか、その課題に対して県は何をしてきたのか、さらに今どんな課題が生じているのか、それに対して今後どうするのかという流れで具体的な対応策等を戦略という形でまとめております。
3のところでございますけれども、今回の案につきましては、県の附属機関であります鳥取県中山間地域等活性化・移住定住促進協議会、会長は鳥取大学の筒井先生になりますが、こちらの御意見を踏まえまして作成をしております。9月30日に開催しました協議会では、方向性はおおむね了解をいただきました上で、今後これをどう実現していくのか、奥地の方々にどう対応していくなど、御意見をいただきました。
なお、その下のほうにございます、放課後児童クラブへの支援のことですとか障がい者支援のことにつきましては、既に案のほうに反映をさせております。また、事業の実現チェックにつきましては、年度末に各分野それぞれの事業の実施状況を、この協議会を開催して、調査審議をいただくことにしております。
最後、4の今後のスケジュールでございますが、明日以降、パブリックコメントを実施しまして、県民の皆様、議員の皆様、また、協議会委員の皆様にも追加があればということで御意見をいただくことにしております。いただいた御意見を踏まえまして、協議会で審議をいただいた上で11月にはプランを完成させたいと考えております。プランの詳細につきましては、本体案を後ろのほうに添付しておりますので、後ほど御覧いただけたらと存じます。
◎安田委員長
続いて報告10、鳥取砂丘コナン空港第2期コンセッションの実施方針に関する参加者からの意見について及び報告11、鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(令和6年度全体会議)の開催結果について、安本交通政策課空港振興室長の説明を求めます。
●安本交通政策課空港振興室長
それでは、お手元の資料の3ページ目をお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港第2期コンセッションの実施方針に関しての参加者から意見がございましたので、それに関する報告でございます。
前回9月17日に報告いたしました説明会の後、その後、書面によりまして意見のほうを募集しておりまして、そのことで民間事業者のほうから意見がまいりました。それにつきまして中身を精査いたしまして、実際にはもう既に意見のほう回答をホームページに公表しておりますが、その内容につきまして御報告させていただくものでございます。
1番の(1)番を御覧ください。意見としましては、全体で17件、意見が寄せられました。そのうちの主なものとしましては、事業スキームの確認が主でございまして、これによる実施方針の変更につきましてはありません。主な意見といたしましては、下の表の中に記載のとおりでございます。まず、運営権者に対する財政支援に関すること、運営交付金を想定しておりますが、これはいつのタイミングで支援いただけるのかという質問に関しましては、これは現在の第1期のコンセッションもそうなのですけれども、毎年4月頃に一括交付しておりますので、そのことを想定しております。そういう回答でございます。
次に、除雪費の支援に関しての質問でございまして、これにつきましては、除雪費支援に関しましては、基礎額の交付だけではなくて、運営権者が要した除雪費用の実績額、基礎額を上回るものに関しまして、県は95%相当を負担すると、追加交付するというスキームでございます。加えて、質問では、デフレとか少雪のときに実績額が基礎額を下回った場合のことも懸念されているようですけれども、これにつきましては返還を求めるものではございません。そういうことからも、実施方針に記載をしておりますけれども、運営権者に過度な負担を課すものではないというふうに考えているところでございます。
国際会館の取扱いに関しての質問でございまして、国際会館につきましては、現状のまま県所有といたしまして、運営権を設定いたします。ただし、第2期コンセッション事業が開始後、しばらくの間経ったときに、運営権者のほうから国際会館を買い取るような申出があった場合に関しましては、県は協議に応じるというところで回答しております。
次の報告でございます。お手元の資料の4ページ目をお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港と周辺観光地等を結ぶ二次交通改善活動プラットフォーム(令和6年度全体会議)の開催結果ということでございます。
これにつきましては、1番のところで、9月6日鳥取砂丘コナン空港のほうで、構成員としましては、掲載のとおりでございますけれども、航空関連、交通事業者、それから観光団体、民間会社、あとは市町村等も含めまして構成員となっておりますが、そこで会議を開催いたしました。令和6年度の事業活動に関しまして確認を行い、さらに必要な項目に関しては協議をして進め方について承認を得たというものでございます。
(5)番の主な意見というところでございます。位置情報の許諾のあるスマートフォンを用いました人流分析、人の移動とか行動の分析等をやっており、それに関する意見がございました。このスマートフォンはauでございまして、人口でいきますと約3割の方が所有しておられますけれども、そういったところでいろんな人の動きというものを見ることができるというものでございます。
次の丸でございます、ANA「旅CUBE」に関しまして、これのバナー広告をつけて、例えば「迷ったら鳥取」というふうなキャッチフレーズで売り出してはどうかとか、そういうふうな意見がございました。
(6)番でございます。主な回答というところで、鳥取空港発の広域な移動に関しましては、航空機の利用者以外にもやはり地元の皆さん、航空機以外の皆さんもおられますので、その辺をしっかり仕分をして分析して、深度化を図る必要があるというふうな意見がありましたので、その方向で進めていきたいと思っております。
(6)番の2番目です。品物の運搬でございますけれども、貨客混載という制度があるのですが、それにも相当するような人だけではなくて物も運搬するというふうなことを検討はしていたのですけれども、それに対しましてはいろんな法律上の制約条件等があるので、そこは注意したほうがいいというような意見もあったと。
2番、今後の予定でございます。人流分析を進めたり、それから、鳥取空港ビル株式会社のほうが国の補助事業採択を受けましたので、それによりましてヒトとモノを運ぶ共創モデル実証運行事業というものを実施予定でございます。そこでは物販、かろいちとかわったいなで扱う特産品を運んで、鳥取空港で売ったりとか、そういったことを予定しております。ツインポートの一体化、活性化に関する交流促進の持続可能な構築というものを目指していきたいというところでございます。
その下の括弧書きにあります共創モデル実証運行事業というところで、これは既に済みましたけれども、9月の21日から23日にプレ実証実験というのを行いました。ここでは空港の1階の案内カウンターの横でかろいち、わったいなで取り扱う特産品を販売いたしました。その際、二十世紀梨、それから牛骨ラーメン、岩のり、板ワカメ、特に二十世紀梨というものは結構売り切れて品物を追加すると、わったいなのほうから運んでくるというふうなことが結構ありまして、そういったものである程度ニーズが把握できましたので、今度、11月に約20日間、実証実験を行うようなことで準備を進めているところでございます。11月につきましてはカニシーズンとも絡みますので、カニも含めたもので実証実験を実施したいというふうなことで考えております。
◎安田委員長
続いて報告12、鳥取を舞台にした映画「ルート29」の公開について、内田観光戦略課長の説明を求めます。
●内田観光戦略課長
それでは、資料5ページをお願いいたします。映画「ルート29」の公開について御報告を申し上げます。
昨年夏に国道29号、鳥取から姫路でございますが、それを中心に撮影が行われました映画「ルート29」が来月、11月8日にいよいよ全国公開をされることが決まりました。ちょうど昨日は映画監督の森井監督、そして原作となりました「ルート29、解放」の著者であります、若桜町出身の中尾太一様、こちらのほうが知事表敬をいただきまして、映画の完成報告、また今後の連携についてお話をいただいたところでございます。
1つ目、映画「ルート29」の概要ということを書いておりますけれども、11月8日公開ということで、全国165館で公開予定になっております。県内につきましては鳥取シネマ、そして倉吉シネマエポック、MOVIX日吉津、こちらの3か所のほうで公開ということでございます。
(2)のところに県内での撮影ということでございますが、昨年7月22日から約1か月間、県内ロケで、主な撮影場所ということで、本当に県内の、当然、国道29号沿線もございますし、あと、県中部、そして西部、そういったところも含めて非常に幅広い部分が今回ロケ地となっているところでございます。
2のところで、主な今後の応援企画ということで、私ども地元としての取組をここに掲げております。ロケ地マップの作成・特設ページということで、これは兵庫県側と連携いたしまして、ロケ地のそういったロケ地マップを作成し、公表させていただく。また、(2)のところでスタンプラリーということで、これも兵庫と連携をしながら一緒にロケ地を巡っていただく、そういった仕掛けづくりを行ってまいります。また、(4)のところで、首都圏のアンテナショップのレストランでのこういった29号に関する、そういったレストランフェアでありますとか、あと、(5)のところで首都圏の映画館等でこういったロケ地マップ等を配布しながらPRをしてまいるということで考えております。
昨日の表敬の中では、森井監督からも、地元の皆さんが見られると本当に、あっ、この風景はあそこだよねという部分が非常によく分かると。そういった部分を非常に繊細な絵、そして風景が本当にきれいに描かれているものでございますので、県民の方への今後の情報発信でありますとか、あとは、ムービーチケットというようなことで、前売り券で若干お安いので、そういったものもPRしながら、当然、県民の方にも見ていただき、また全国にも発信をしていき、このようにしていきたいと考えております。
◎安田委員長
ただいままでの説明について質疑等はございませんか。
○川部委員
中山間地域創造プランに関してです。御承知のとおり特別委員会が立ち上がって、人口減少の強靱化チームがあるのですけれども、そこで県内の東中西、行き止まりだとか、そういう課題を抱えた集落、実際に話を聞きに行ったりしている中で、特に感じたのは、もう手後れではないかということも含めて、市町村の役割というのはどうしているのかというところが大きいかなと思う中で、推進体制には市町村ちゃんと入っていたと思うのですけれども、プランのこの策定に関して、市町村との連携ってどういうふうになっているのでしょうか。
●古曵中山間・地域振興課長
プランは一応、県の施策の方向性ということになっていますので、一応、県の施策の行方ということになりますが、これは策定する前の案の段階で、市町村にも今現在どういうことをされているかとか、どういう課題があるというのは意見を聞いておりまして、それを踏まえてこの案は作成をしております。また、この後になるのですけれども、このプランを作成した後には県民の皆様、市町村の皆様にもこの概要を説明しまして、一応共有して、同じ方向で施策に取り組んでいこうというのを考えております。
○川部委員
我々も委員会として県が何をすべきかということを考えているのですが、やはりそこは最前線にいるのは市町村だと思うのです。住民があって、市町村があって、市町村がその地域をどう守っていくのか、それに対して県がどうするのかというところだというふうな認識でいる中で、これって割と県が前面に出てこういう形でというふうなように見える。そこは地域ごとによってその状況が全く違ったりするので、一般的な政策、施策はつくれるかもしれないですけれども、実際に適用していこうとなるとその地域の実情に合わせたことをやっていくということになってくると思うのです。その中で県がどういうふうな役割を果たすのかというのが大事だと思う。県が全部つくって市町村どうですかではないと思うので、しっかり市町村と話をしていただき、地域の状況をしっかり把握していただきたいなと思います。これは要望です。
●遠藤輝く鳥取創造本部長
おっしゃるとおりだと思っております。我々も首長とお話をさせていただいたりするのですけれども、やはり地域の実情も違うということでもありますし、それぞれ首長のお考えも違います。そういった首長、また町の地域の皆さんの意見というのを十分に思いを大切にしながらやっていかないといけないというふうに思っております。最初のビジョンのほうにもありますけれども、「住民の思いを尊重し」、という文言も入れております。しっかり住民の方、市町村の方の思いを反映する形で取り組んでまいりたいと思います。
○川部委員
よろしくお願いします。
もう一つ、テーマ替わりますけれども。「ルート29」について、倉吉にも撮影箇所があったような話をちらっと聞いたのですが、それってどうなのですかね。
●内田観光戦略課長
こちらには掲げておりませんけれども、倉吉はホテルで1室を利用して、そこの中で主人公、綾瀬さんと大沢さんですけれども、そこの中で語り合うシーンがホテルの中で撮影されたということは承知しています。映画にもそこは取り上げられている、ということでございます。
○川部委員
出して大丈夫なのですか、これは。紹介して大丈夫なのですか。
●内田観光戦略課長
すみません、ネタばれといいますか、そこのところはあるかと思いますけれども、一応、予告編の1分という部分で既に公開をされておりますので、情報としては提供させていただいております。あと、施設ではどうもPRをされているという部分は聞いておりますので、そこはPRしていただければと思っております。
◎安田委員長
よろしいですか。
ほかにございますか。
○銀杏委員
4ページです。共創モデル実証運行事業ということで、これは大変期待をしております。特にほかの空港などでも実際行っており、茨城空港ですと柔らかい芋けんぴとか、なかなかあちらへ行かないと手に入らないようなものとか、ふなっしーの人形とか売っていましたけれども。生鮮物、じげもの、季節物、そういうのを中心に出したら喜ばれるのではないかなと思いますので、ぜひ定着するようにお願いいたします。
●安本交通政策課空港振興室長
まさに9月に梨の収穫期、ちょっと鳥取空港で物販をしてみたら割と結構ニーズがありまして、かろいちとかわったいなのスタッフの皆さんも結構売れるなという印象を持っておられますので、今度また11月に実証実験をして、それからどんどんつなげていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○中島委員
今、銀杏委員が言われたように空港やかろいち、わったいなも結構入っているのは知っている。これは個人ではなくて、ある団体の方が言われて、ポールは立っているのだと思うけれども、バス停がない。自分は使わないから分からないのだけれども。そういうのもそこに頼めば検討するのですか。
●安本交通政策課空港振興室長
はい、伝えておきます。
○中島委員
後で連絡先言います。
◎安田委員長
よろしいですか。
ほかにございますか。
○前住委員
2ページです。先ほどの中山間地域の創造プランのところの(2)で、僕自身もデジタル技術の利活用というのが、中山間には重要かなというふうに思っていて、そこが広がっていけばなというふうに思ったりしていたのです。このたび特別委員会で行かせてもらったところは携帯電話もつながらない場所があったりしたので、まずそこはしないといけないかなというふうに思いました。そういったところの把握というのも、多分、市町村はしていると思うのですけれども、もう一度その辺、行っていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。要望になりました。
◎安田委員長
携帯電話不感地域。
●矢吹中山間・地域振興局長兼中山間振興統括本部長
そういうお話は結構やはり入ってまいります。やはり中山間地は不感地域が結構ありますし、過去もdocomoさんだとかそういうところとお話もしてきたこともございますので、改めてどういう地元ニーズがおありなのかとか、それから必要であればその事業者さんとお話をするとか、さっきのお話で、市町村さんとも話をしていければと思います。
◎安田委員長
ほかにございますか。
○東田委員
中山間地域創造プラン、すごく期待しておりますので、よろしくお願いします。
特に私が一番大事だと思うのは、限界集落でもう村じまいをするような集落がぼちぼちできておりまして、そういう集落の方々はやはり最後の最後まで、死ぬまでそこに住み続けたいという思いがあります。何とかそういう方々を支援する仕組みという中で、県と市町村では今、小さな拠点づくりということでやっているのです。それはそれですごくいい仕組みなのですけれども、その中に、この間、代表質問で申し上げたのは、小さな拠点、地域の中に限界集落があったら、その隣の集落と応援協定みたいなのを結んだらさらによくなるよということを訴えたかったのですけれども、その辺りが一番究極の課題だと思うのです。ですから、その辺りをしっかり練り込んでいただけたらなと思っております。
それと、2点目は、実はこの間、空港のほうでCASIOプレゼンツというのがあって、参加させていただいたのですけれども、あの取組はすごくいいですね。有料なのですけれども。1,000円支払いをして、エベレストの14座を踏破された登山家の講演会があって、そういうような人生頑張って挑戦していくというようなことで勉強させてもらったのですけれども、ああいう取組ってすごいいいと思うので、どんどんやってほしいなと思います。
それと、3点目、「ルート29」の映画の関係ですけれども、これは鳥取県は後援か何かになっているのですか。なっていない、ああ、そうですか。もしなっているのであれば、ぜひ県内の高校生などに見ていただいて、その高校生には何か特別な割引指定みたいなのができたら、やはり地元のよさとか、高校生はもう大切な時期なので、地域を誇りに思うとか、地域のアイデンティティーとか、そういうことで、ぜひ高校生に見てほしいなというような思いがあって、そういうことができたらいいなと思います。
◎安田委員長
ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ちょっと私も、すみません、うちの地元は対象ではないのですけれども、中山間地域創造プラン(案)を見させていただきまして、ぱっとめくっていくとやはりこれは担当部署、部局だけではなくて、当然、県庁の広範囲にわたるところと連携を取ってプランを立てられたと思うのですが、実際のものになっていく中でちゃんとそれ浸透するのかな。各部局というところがちょっと心配だなと思うのですけれども、大きなおせっかいかもしれないですが、その辺りはどう見ておられるのですか。
●矢吹中山間・地域振興局長兼中山間振興統括本部長
これをつくるに当たりまして、かなり各部局の部局長さんたちといろいろと話し込みました。ですから、皆さんここに書いてある中身をもちろん御承知されていらっしゃいますし、これから個々のこの細かい予算事業を展開していくことになるのですけれども、そこも踏まえて各部局と、今年度も開きましたが、プロジェクトチームなども各部局横断的に開いております。なので、多分これを見ただけでちょっと御心配だったかもしれませんが、しっかり、農業であったり、産業だったり、そこは連携が取れていると思いますし、引き続き取っていきたいと思います。
◎安田委員長
では、それは本部長がしっかり掌握をされて、統轄監が横串を刺してやっていかれるということですよね。
●遠藤輝く鳥取創造本部長
矢吹のほうからも話をいたしましたけれども、そういう体制、PTとか、横串を刺す仕組みも随時取り入れながら、市町村等とも話をしながらしっかりやっていこうと思います。御安心いただくためにも、適宜進捗とかも常任委員会のほうでもまた報告等をさせていただこうと思います。しっかりやっていこうと思います。
◎安田委員長
よろしくお願いいたします。
ほかにございますか。
なければ、次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
次に、その他ですが、輝く鳥取創造本部について、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
意見がないようですので、輝く鳥取創造本部については以上で終わりにします。
なお、この後、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
(執行部退席)
それでは、続けます。お残りいただいたのは、今後の委員会活動についてであります。
なお、インターネット中継は継続していますので、発言の際はマイクに向かってお願いします。
まずは、県内調査についてであります。
お手元に先日お願いしたアンケートの結果をお配りしております。県内調査は8月に予定しておりましたが、台風10号の接近に伴い開催中止となりました。もともと予定していた関金地区の買物環境について、北条道路の建設現場に加えて、県の広域防災拠点へ位置づけられることとなっている道の駅ほうじょうの建設現場との意見もございました。
また、日程につきましては、12月23日月曜日、または1月14日火曜日から1月17日金曜日までのいずれかの1日を候補と考えています。
調査先、日程案について、御意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか、よろしゅうございますか。(「はい」と呼ぶ者あり)
では、御意見を踏まえて、最終的な調整については委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
次に、県外調査でございます。
アンケートでは、佐賀県での国民スポーツ大会の在り方、開催後の施設活用、アーツ・コンソーシアム大分での持続可能な芸術文化体制、鹿児島県でのユニバーサルツーリズムなど九州地方を希望する意見と、地域資源を活用した観光、地方創生などをテーマとして北海道を希望する意見がありました。
また、日程につきましては、1月27日の週、または2月3日の週のうちの2泊3日を候補と考えています。
調査先、日程案について、御意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。御一任でよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。それでは、最終的な調整については委員長に一任をいただくという形になりました。そのようにさせていただきます。
また、詳細については、随時事務局から委員の皆さんにお知らせ、御案内させていただきますので、よろしくお願いをいたします。
以上をもちまして地域県土警察常任委員会を閉会いたします。
午前11時39分 閉会
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