会議の概要
午前10時00分 開会
◎鹿島委員長
ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
本日の日程はお手元のとおりでありますので、順序に従って議事を進めさせていただきたいと思います。
それでは、今回の常任委員会は、初めに商工労働部、次に企業局及び労働委員会、次に農林水産部の第1部、最後に農林水産部第2部の順で執行部の入替えを行いたいと思います。
なお、農林水産部の入替えは、第1部が農業水産政策課、経営支援課、生産振興課、家畜防疫課、西部総合事務所農林局、第2部が農地・水保全課、水産振興課、漁業調整課、境港水産事務所、販路拡大・輸出促進課、以上の順に行いますので、あらかじめ御承知ください。
初めに、会議録署名委員を指名いたします。
本日の会議録署名委員は、浜田委員と尾崎委員にお願いいたします。
それでは、商工労働部に係る付議案の予備調査を行いたいと思います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
それでは、関係課長からの説明を求めます。
●前田鳥取県立鳥取ハローワーク所長
県立鳥取ハローワークです。資料は3ページを御覧ください。若者サポートステーションですけれども、これは他人とのコミュニケーションがうまく取れない若者とか、人間関係の悩みを抱える若者、通常の就職相談だけでは就業が困難な若者に対して、就業意欲の向上とか就職を支援するために、鳥取と米子の2か所に国と県で共同設置しております。このたび、米子若者サポートステーションの警備業務委託につきまして、令和7年度から9年度までの複数年契約として、合計で67万5,000円の債務負担行為を設定するものです。
◎鹿島委員長
ただいまの説明について何か質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようでございます。
次に、報告事項の商工労働部。
執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いしたいと思います。
質疑等につきましては、説明終了後に一括して行いたいと思います。
まず、鳥取県中小企業団体中央会の新会館竣工について、福田企業支援課長の説明を求めます。
●福田企業支援課長
資料2ページをお願いいたします。鳥取県中小企業団体中央会の新会館竣工についてです。令和6年11月に鳥取県中小企業団体中央会の新会館が竣工するとともに、竣工記念セミナー等が開催されましたので、御報告いたします。
1、中央会新会館についてです。新会館建設の経緯につきましては、昭和41年に建設された旧会館の耐震診断を令和3年度に行ったところ、診断時点では基準を満たしていたものの、その後の経年劣化により基準を下回ることが想定されたため、建て替えを決定されたものです。令和5年9月には、中央会と県との間で連携協定を締結し、この新会館整備を契機とした県内の組合及び組合員への経営支援強化及び県内の脱炭素化促進に向けて連携を強化して取り組むことといたしました。そして、令和5年11月に着工、令和6年11月5日に竣工、11月18日から新会館での業務を開始されています。
施設の概要についてです。所在は鳥取市富安1丁目で旧会館と同じです。建物は2階建てで1階は主に執務室、2階は研修室とオンラインルーム等で、床面積合計570平米でございます。主な特徴といたしましては、1つ目には、ZEB対応による脱炭素化の推進であり、高効率、高機能な空調機器、複層ガラス窓、高性能断熱材の採用等によりまして、従来の建物で必要とするエネルギー消費量から50%以上削減するZEB Readyというものの認証を取得したことです。あわせまして、太陽光発電設備も整備されています。なお、ZEBとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略でございまして、エネルギー使用量削減と再生可能エネルギー創出により、エネルギー消費量の収支ゼロを目指した建築物のことです。2つ目は、オンラインルームを新設し、組合等がオンラインでの会議や商談会等に活用しやすい環境を整備したこと、3つ目は、大規模洪水に備えたBCP対応として、情報機器や重要書類を2階に集約したことです。なお、建設に際しましての事業費2億6,540万円のうち、県は補助金で4,390万円を支援することにしています。
2の竣工記念行事等についてです。(1)竣工式、(2)新会館内覧会、(3)竣工記念セミナー、(4)竣工記念祝賀会がそれぞれ記載のとおり執り行われました。このうち、竣工記念セミナーにつきましては、県内の事業者や支援機関の職員など70名が参加されまして、合同会社ワライト代表社員、井本氏による「中小企業が取り組む脱炭素経営」をテーマに、脱炭素経営とは気候変動対策を織り込んだ経営であることなどについてのお話を聴講されました。
3、最後の今後の取組予定につきましては、中央会においては、新会館を活用して、ZEB普及推進の意識醸成に向けたパネル展示説明やセミナーの開催、SDGsカーボンニュートラルへの対応に係る専門家派遣等々及び組合員の経営支援を推進されていく予定としております。
◎鹿島委員長
ありがとうございました。
次に、令和6年度スーパー工業士認定証授与式の開催結果について、井田産業人材課未来創造人材室長の説明を求めます。
●井田産業人材課未来創造人材室長
そうしましたら、3ページのほうをお願いいたします。令和6年度スーパー工業士認定証授与式を開催いたしましたので、結果を御報告申し上げます。
AI等の先端技術を利活用できる次世代のものづくり人材を育成することを目的といたしまして、本県では、令和4年度に鳥取県スーパー工業士の認定制度を創設いたしました。このたび2期生といたしまして、13名の高校生を認定いたしまして、10月23日、県庁におきまして認定証の授与式を行いました。
鳥取県スーパー工業士の制度概要については、番号2のほうに記載をいたしております。生産現場で必要とされておりますデジタル技術を活用できる次世代人材を育成することを目的として、県独自の認定プログラムで学んだ工業高校の生徒を認定することによりまして、認定者の就職や進学のキャリア形成を支援することを目的としております。認定プログラムは2年生のときにシステムデザイン研修、データサイエンス研修を行いまして、3年生のときに総括研修といたしましてAI・ロボット演習として、移動ロボットを使いまして、AIで画像判別をして障害物を回避するアルゴリズムを構築する内容となっております。これらのプログラムを受講した生徒は、意欲的に各自が取り組みまして、AIのロボット演習の担当教授からは、難易度の高い内容だったけれども、レポートも真面目に提出し、最後まで演習に取り組んでくれたというコメントをいただいております。
これらの認定者につきましては、スーパー工業士キャリア支援補助金ということで、今後、デジタル関連の資格取得等、これからもこういった分野のことを学んでいただくために、最大15万円を支援する補助制度も準備をしております。これからの就職活動や進学でこの認定を自己アピール等に活用してキャリアアップにつなげていただけたらと考えているところです。これまでの実績といたしまして、昨年度1期生として認定した18名ですが、進学として13名、就職5名という結果でございました。今後の取組といたしまして、今の高校2年生が第3期生としてこれまでで最多となる24名が参加して今年10月から受講を開始しているところです。今後とも教育機関等と連携して取り組んでまいりたいと思っております。
◎鹿島委員長
次、報告3、技能体験イベント及び技能開発表彰の実施について、衣川産業人材課長の説明を求めます。
●衣川産業人材課長
4ページをお願いします。まず、すみません、タイトルのところにちょっと記載の間違いがございまして、その訂正をお願いしたいのですが、技能開発表彰とありますが、技能関係表彰の間違いですので、「開発」のところを、すみません、お手数ですが、「関係」と訂正をよろしくお願いいたします。
この技能関係でございますが、厚生労働省がこの例年11月を人材開発促進月間、11月10日を技能の日というふうに定めておりまして、国や各都道府県で様々なイベント、取組が行われております。本県におきましても、技能体験イベントや技能関係の表彰を実施しましたので、御報告いたします。
まず、技能体験イベントですが、鳥取県技能祭を10月27日にポリテクセンター鳥取で開催いたしました。主催が鳥取県技能祭実行委員会ということで、昨年までは県の技能士会連合会が単独で主催をしておりましたが、今年度から県も加わりまして、実行委員会という形式で実施しております。参加者、参加された方は子ども連れの御家族を中心に2,200人程度の多くの方に御参加いただきました。
また、主な出展としましてですが、出展者は技能士団体や訓練機関、あるいは高等学校など23の団体が出展をいたしまして、ここに書いてありますような小障子製作体験とか、下に写真もつけておりますが、3Dのバーチャルで溶接の体験をするようなものとか、あと、今年度は鳥取湖陵高校にも御参加いただきまして、生徒が製作したロボットの操作体験というようなものも行っております。また、県の産業人材育成センターの訓練生が製作をしたゲーム機の体験といったようなことも行いました。
参加者の声といたしまして、専門の技能士の指導による泥だんご作りや障子製作など、ふだんできない体験ができてよい機会だったとか、プロの大工に教えてもらい、木工作業がきれいにできたといったような感想をいただいております。あと、多くの方が来ていただいたのですけれども、一方で、定員がいっぱいになって体験できなかったというような御意見もいただいておりますので、この点は来年に向けての改善点もあるというふうに思っております。次年度以降も引き続き若年層の技能の普及啓発や魅力発信に取り組んでいく予定としております。
また、2つ目でございますが、建築大工の技能体験会というものを、これはこれまでやっていなかったのですけれども、今年度初めての取組として実施をいたしました。高校生や離職者の方を対象に、仕事の説明や作業体験を行いまして、具体的には7月29日、中部建築工務士会におきまして、高校生や離職者4名に参加をいただきまして、建築大工のかんな削りや鋸、のみの加工体験といったものをしていただきました。参加者の中には将来、大工になりたいという希望を持って具体的な目標を持って参加いただいた高校生の方もおられました。
2つ目の項目でございますが、技能関係の表彰についてでございます。
まず、国のほうの厚生労働大臣表彰につきましては、11月20日に東京で表彰式がございまして、本県からは技能振興関係の優良事業所といたしまして、後藤工業様、技能検定関係の優良事業所といたしまして、西日本旅客鉄道後藤総合車両所様、また、個人の功労者といたしまして、岡田様が受賞をされております。
鳥取県知事表彰でございますが、11月15日に表彰式を行いまして、優れた技能者として建築大工の池田様、西洋料理の大曲様、とびの邨上様の3名を表彰させていただいております。また、高度熟練技能者として機械保全の分野で宮本様を知事の認定をさせていただいております。そのほかでございますが、技能検定事業所功労者として5名、また、技能検定の協力事業所としまして4事業所、また、技能検定成績優秀者として7名の方の表彰も併せて実施をしております。
◎鹿島委員長
ありがとうございました。
ただいまの説明について、質疑等はございませんか。
○尾崎委員
3点、簡単にお願いします。2ページですけれども、中央会の建物ができたという御説明ありがとうございました。10分の1の補助というので、使える内容は主なものでいいですけれども、どんなものに使えるのかということと、あと、あそこはたしか袋川の近くですよね。それと山白川があったりして、洪水のBCPというふうに書いてありますが、ここはそうなのです。例えば他の商工会議所、商工会だとかいろんな関係団体があると思うのです。そういったところのBCPはどうなっているのかということも把握されていますかどうかということを1点。
3ページですね、スーパー工業士はとっても面白い制度だなというふうに思うのです。今は分かりませんけれども、効果が出てきたということになってくると、就職後、この認定があれば資格としてこれぐらい給料が高いとか、そういうことになってくればいいなと思いますが、その辺はどうでしょうかと。
進学が10数名で県外が11名ですね。その県外に行かれた方はその後どうなったかなというような今後の調査、鳥取県に帰ってこられるのかとか、そういうのはやられるおつもりはないかなということが2点目です。
4点目、先ほど技能体験のイベント、とてもいいなと思うのですけれども、参加者がいっぱいで残念だったということで、ぜひぜひたくさんの方がみんな入れるようにしてほしいなと思いますが、実際に技能だけではなくて、こういった技能を使ってこんな職業があるよというようなことまで発展してその場で紹介できたら、子どもたちの将来の職業選択、チョイスにもなるのではないかなと思います。特に県内の仕事場ってこんなふうにあるのだよというようなことが紹介できたらどうかなと思いますが、いかがでしょうか。
●福田企業支援課長
中央会の新会館のほうですが、まず、1点目は県の補助金の補助対象についての御質問ということで、建築に係る部分、基本的に10分の1の対象にしているものは、一般の建築工事全般で、建築の主体工事、電気設備、機械設備、あと、設計等々、設計監理、建築全般にわたる一般的な工事について10分の1の補助率の対象です。対象が約2億2,500万円程度になります。あと、ZEBの対応部分でさっき御説明いたしました断熱工事であり、ガラス窓の特殊な高機能のもの、そういう一定のものを2分の1にしています。
あと、BCP対応ですね、中央会以外の商工団体についてなのですが、すみません、一定程度皆さん計画を立てられて取り組まれているとは思いますが、詳細はすみません、今御説明できるだけのものを確認しておりませんので、また別途ということでお願いできますでしょうか、すみません。
●井田産業人材課未来創造人材室長
そうしましたら、スーパー工業士についてでございますけれども、まだ高校を卒業したばかりの1年目ということですので、まだ企業等でどうかというのはなかなか難しいところでございますけれども、企業等にもそういったところは働きかけてはいきたいと思います。また、県外に進学した方たちにつきましては、まだ1年生ということもありますけれども、やはり今後、県内に帰っていただきたいというところでもございますので、就職情報とかそういったところの情報発信はしていきたいと考えております。
●衣川産業人材課長
技能祭とかのイベントの中で、職業紹介ができたらという御質問だったと思います。
技能祭につきましては、メインのターゲットが小学生ということになっておりまして、ですので、小学生に合わせたような体験になっておりまして。その場でなるべく将来の職業につなげるようなというような、つなげていきたいという思いは当然ございますが、そこで職業についてまで紹介するというところまでこのイベントの中でやるのは、なかなか限界はあるのかなとは思っております。
ただ一方で、例えば下の技能体験会のほう、こちらは今年度は高校生を対象にしておりましたけれども、やはりもっと早い年代から職業のことを知ってもらう必要があるのかなということで、対象年齢、対象を中学生まで広げることができないかなというようなことも、今検討しているところでございまして、技能祭だけではなくて、技能体験会というようなものも活用しながら、若い子どもたちに将来の職業について知ってもらうという、そういう場をつくっていきたいと思っております。
○尾崎委員
それぞれにありがとうございました。分かりました。
技能体験のことですけれども、何で小学生のほうが大事かなと思うかというと、別に具体的にこれになりたいというふうに思わなくても、例えばロボットを操作するにはこんな仕事がありますよみたいなパネルでもいいですし、それから左官ってなかなか少なくなっているので、ぴかぴか泥だんごなんていう、こんなすばらしい技術を持った左官屋さんいますよとか、そういうパネル紹介でもいいですから、やはり子どもが夢で、これもありだなというふうに思えるような紹介の仕方があるのかなというふうに思っています。よろしくお願いします。
◎鹿島委員長
ほかにございませんか。
○松田委員
3ページのスーパー工業士制度でございますが、2番の(4)と(7)を見ていて、(7)のこれから24名が参加ということなのですけれども、これが2年生の下期というところに入る認識でいいのかというところ。
それと、(5)のスーパー工業士キャリア支援補助金ですが、これは使われた実績があるのかどうか教えてください。
●井田産業人材課未来創造人材室長
今後の取組のところで記載しています24名というのが今の2年生ということで、下期のシステムデザイン研修、データサイエンス研修をこれから実施していくというところになります。
スーパー工業士の補助金の関係ですけれども、こちらにつきましては、認定後に使えるということになりますので、まずは今1期生の18名のうち14名がこの補助金申請をしてこちらから申請の交付をしているという実績になります。
○松田委員
ありがとうございました。すばらしい制度だと思いますので、しっかり続けていただきたいと思います。この補助金も多くの方が使ってもらえるように、こちらのほう行政側からも働きかけをしっかりお願いしたいのと、2年生はこの秋からということなのですが、勧誘というか、1年生、あるいは2年生の最初のするか分からないですけれども、その辺も丁寧にしていただきたいと思うのですが、これというのはどんなふうに勧誘をするものなのですか。
●井田産業人材課未来創造人材室長
こちらのほうは一応工業学科を持つ県下5校の学校から推薦という形でいただいております。ただ、この認定プログラムに対して実際に推薦をいただく前に、少しでも興味のある生徒さんたちを対象に、制度的な説明とか前の1期生とか、そういった方たちの実際受けた感想とか、そういったものを事前に御説明等して実際にプログラム研修を受けていただくようにしております。
○松田委員
分かりました。
◎鹿島委員長
ほかにございませんか。
○浜崎委員
中小企業団体中央会の2ページですが、総論的な話です。中央会は御案内のとおり、やはり県内中小業支援の中核的な団体だということでありまして、新会館の完成というのが昭和41年以降ということですから、相当古くなっていた建物だというようなこと、東京オリンピックの2年後にできたという話なので、私もまだ小学生の頃だったなと思っておりますが、それぐらいの時期から今までということであります。それで、この新会館の完成を機に、部長はじめ関係者の皆さんはよく分かっておられると思うのですけれども、あえて申し上げておきますが、さらに一層連携を深めて、当然、地域産業の振興に県としても大いに力を尽くしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
それが1点と、もう1点は、スーパー工業士でありますが、この認定者のコメントを見るといいことが書いてありますね。こういう将来の夢をいわゆるAIシステムを導入して全自動の車両を造ってみたいとか、人口減少、地域経済の低迷を解決する人材になりたいとか、何か本当に涙が出るようなコメントを、将来本当に期待したいなと思うようなコメントもいただいておるわけだけれども、こういう将来の夢を県内で実現できるというふうにつながる、まずは実現ができるというよりも、それはいきなり言ってもなかなか難しいと思うので、それにつながるような施策というのを積極的にいろんな部分で実施をしていただきたいと。その積み重ねというのがそういった流れになっていくのだろうというふうに思いますので、いきなりこうだ、こういうふうに思っておるといっても、なかなかそういう部分、難しい部分が現実もありますので、私はやはり実現できるような施策を積極的に1つずつ実施していただきたいなというふうに思っております。
工業士のいわゆる就職のレベルでありますが、就職5名のうち県内が4名というのは非常にいいことだなと。これは本当にすばらしいというふうに思います。引き続きしっかりとここから地道になると思いますが、前に進めていただきたいということをあえてお願いをしておきたいと思います。
◎鹿島委員長
これは誰に求められるのですか。
○浜崎委員
総論だから部長だ。
●池田商工労働部長
まず、中央会の件でございます。中央会はこの6月に岩崎会長が新会長になられて、心機一転、また歩み始められるこの時期に新会館ができたということでございます。中央会は会員が減ってきているという大きな長期的なポイントもございますが、やはり外国人労働者の確保の問題であったり、新たなテーマというか課題というものも出てきておるところでございます。会員の増加ということにも注力されるということでございますので、そうした本業のところをしっかりとやっていただくとともに、やはり中央会は常に例えば賃上げ状況であるとか価格転嫁の動向であるとか、常に定点的に調査されながら、一定の提言など、我々にもいただいておるところでございます。様々な経済対策においても、3つの大きな商工団体の一つとして我々と連携しながら進めていただいたり、片方でインターンシップの取組も10年来やっていただいておりますし、経済対策の折には相談窓口であったり、様々なところで県の事業にも協力いただいているところもございますので、一層この会館の竣工を機に連携して取り組んでまいりたいと考えております。
また、スーパー工業士でございます。3年目、3期生を迎えるということでございますが、1期生、先ほども御説明申し上げたとおり、初年度の方は一部県内にも就職いただいておりますが、多くの方というのはやはり大学進学されておられます。これから4年後、3年後には卒業されるということになります。一定程度これから我々も県内に就職いただくということにもしっかりとPRしていくということも必要だというふうに考えておりますので、今後、この1期の方も多くの方が県の支援金、補助金を使いながら資格取得されるというような形で、非常に志も高く取り組んでおられるというところでございますので、こうしたことを次の代の方にも伝えていただきながら、持続的な制度としてこれを組み立てて県内の企業に就職いただくそういうふうな形でつながっていくような制度として運用できればというふうに考えております。
○浜崎委員
ありがとうございました。ぜひ頑張ってください。
◎鹿島委員長
そのほかございませんか。
ないようでございますので、次に、その他ですが、商工労働部に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。
●金澤産業未来創造課長
そうしますと、今皆様のほうのお手元にお配りしているチラシについて御説明させていただきます。この青い資料でございます。
とっとり産業未来フェスの開催案内のチラシでございます。県内の企業さんを中心とした産業展示会を以前開始しておりました。新型コロナ感染症の影響で、この間、休止していたものですけれども、5年ぶりに開催するというものでございます。このたびこのフェスのイベント内容の骨子が固まったということで、第一弾の開催案内としてお手元にお配りしていますチラシを作成し、現在、県内外のほうに周知を開始しているというものでございます。
日程につきましては、チラシ右下にございますけれども、来年の2月7日、8日、金、土という2日間の日程で、場所は米子駅前のコンベンションセンターと米子市文化ホールの2つを一体的な会場として開催することとしております。展示の内容、イベントの内容につきましては、県内企業様と一緒になって、私どもが宇宙ビジネスやエコカー、水素技術、あるいはフードテック等の次世代産業の取組をやっております。そういったような成果の発表をはじめ、県内ものづくり企業さんの製品、技術の紹介のほか、講談社様と連携して行っているクリエーター育成の取組、また、まだ県内にはないようなITをはじめとする先端技術の紹介、こういったものを行うとともに、さらには音楽、ダンス、アートなども融合させたような総合的な産業展示会として、以前のフェアよりもバージョンアップして開催することとしております。
まだ内容について詳細は詰めている部分もございますけれども、今後、また最終的な内容が固まりましたら、年明けになろうかと思いますけれども、また改めて発信していくというようなことを考えてございます。
こういったことで、広く県内外に鳥取の産業に関心を持っていただいて、県内企業さんとのコラボによる新技術、新事業展開とか、先ほどもございましたような若者の県内定着、そういったものにも貢献できるようなイベントになっていきたいなというふうに考えているところでございます。また、詳細が決まりましたら改めて皆様のほうにも御案内したいと思いますので、御参加いただけたらというふうに思っております。
◎鹿島委員長
ほかにございませんか。
とっとり企業紹介フェア。
●河野雇用・働き方政策課長
お手元にお配りしております上が黄色で下が水色のとっとり企業紹介フェアのチラシを御覧ください。12月26日木曜日に鳥取市民体育館、12月27日金曜日に米子コンベンションセンターにおいて、とっとり企業紹介フェアを対面形式で開催いたします。
出展する企業については、12月4日、来週以降、公表予定でございまして、両会場で200社以上を予定しております。県内就職に関心がある大学生全学年の方、また、それから第二新卒等含む若者の方が対象となっております。年末年始の大学生等の帰省にも合わせて開催するものですので、多くの方に御参加いただければと思います。大阪と鳥取、米子を結ぶバス、県内で鳥取・倉吉・米子会場を結ぶバスも御用意しております。以上よろしくお願いします。
◎鹿島委員長
これについての何かお聞きしたいことございますか。
○福浜委員
先ほどの産業のほうなのですけれども、報告であった子どもたち対象の東部であったようなイベントがあったではないですか。親子連れ中心に1,200人ぐらい大勢の方が来ていらっしゃいます。どこまでできるか分かりませんけれども、こういう未来フェスにも子どもたちが来て、ものづくりとか、上の人クラスばっかりではなくて、せっかく音楽もあるみたいですので、ドッキングさせ、そこに興味関心を持ってもらうということを若い世代から。東部でやっているイベントは小学生向けのみですけれども、もっと若い世代、こういうフェスにもそういう要素も織り込んでみたら、どこまでできるか分かりませんけれども、高専さんの御協力とかもいただきながら、高校生は子どもたちに何かものづくりを一緒にやってみるのもいいかもしれませんし、工業高校もあるわけですし、何かそういうことも何か一緒にできたらなと。スペースの問題もあるかもしれませんが、御検討いただければというふうに思います。これは要望です。
もう1点、今朝、NHKでもやっていたのですけれども、今不登校がすごく問題になっていて、本県も例外ではないのですが、抱える親御さんの仕事のときに、どうしても子どもの世話をしなくちゃいけないということで、他県の事例が出ていました。それで、時短を導入するとかなり安心を持って就業を継続できるという事例があったりしていました。県内でも、不登校対応というか、子育てにおいて時短というのは広く一般的には行っているのですけれども、そういうもうちょっと細かいフォローアップというのもぜひお願いができたらなというふうに思います。
◎鹿島委員長
どこに聞かれますか。
○福浜委員
これはどこになるのかな、実際そういう声があるのかどうかもどうなのかなとは思うのですけれども、ちょっとどこに聞けばいいのかな、分かりません。
◎鹿島委員長
はい、分かりました。
●河野雇用・働き方政策課長
雇用・働き方政策課です。不登校のお子さんを持たれている親御さんからの声というのは私どものところに入ったということはないのですけれども、委員がおっしゃったように、子育てとか、あるいは介護において働き方、仕事と家庭というのですか、両立を図る取組というのは法律の改正もあって進んできております。なので、それをもしかすると企業の中には子育ての中でそういう不登校に該当、お子さんのお世話ということで、もしかするとそういう企業があるかもしれません。けれども、細かい情報は今把握しておりませんので、こういった答えとなりますけれども、よろしいでしょうか。
◎鹿島委員長
そのほかありませんか。
ないようでしたので終わりたいと思います。
ちょっと音の調子が悪いようでございますので、暫時休憩いたします。直り次第また再開いたしたいと思います。
午前10時39分 休憩
午前10時48分 再開
◎鹿島委員長
それでは、再開いたします。
引き続き企業局に係る付議案の予備調査を行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いいたします。
質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
初めに、原企業局長の統括説明を求めます。
●原企業局長
それでは、企業局の予算に関する説明書2ページを御覧ください。本日御説明並びに御報告させていただきます内容でございますけれども、まず、電気事業会計及び工業用水道会計に関する補正予算が2件でございます。また、別冊のほうで資料という形でお出ししております令和6年度上半期の経営状況及び決算見込み、並びに竹内工業団地の長期貸付契約についての2件でございます。
詳細につきましては担当の課長から御説明をさせていただきたいと思います。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
●山根経営企画課長
そういたしましたら、議案説明資料の4ページをお願いいたします。電気事業会計補正予算の議案第3号関連で、発電施設被害復旧費でございます。佐治発電所では、令和5年8月の台風第7号の出水により、発電施設への浸水被害等が確認され、機器等の復旧対応を行っているところでございますが、機器等を分解し、詳細調査をいたしましたところ、電気設備の一部に再使用できない機器等があることが判明いたしましたので、追加対策に係る費用を補正するものでございます。
主な事業内容は、浸水した最地階の電線管、ケーブルの取替え、直流電源装置、変圧器、遮断機の更新を行うものでございます。補正要求額は5,980万円、総額では令和5年度から8年度までの継続費といたしまして11億900万円余を計上しているところでございます。
議案説明資料の5ページをお願いいたします。佐治発電所水圧鉄管内面塗装工事でございます。鉄管水路の内面塗装につきましては、水圧鉄管の長寿命化対策といたしまして、水車発電機のオーバーホールによる長期停止時に合わせて鉄管路の内面塗装を行っておりまして、令和7年度に令和5年度の台風第7号による被災復旧及びオーバーホール作業を行うこととしておりまして、当該時期に合わせて行う内面塗装工事に係る費用を補正するものでございます。補正要求額は2,030万円でございます。
なお、令和7年10月頃に水車発電機の有水試験を行う予定としておりまして、水圧鉄管に充水する前に塗装工事を行う必要がございますので、材料手配、仮設設置を考慮いたしますと、令和6年度中に契約をする必要があることから、債務負担行為を設定するものでございます。
資料の6ページをお願いいたします。電気事業に係る継続費でございます。先ほど4ページで御説明をいたしました発電施設被害復旧費に係るものでございます。補正額として5,980万円を計上しております。
続きまして、議案説明資料の7ページをお願いいたします。電気事業に係る債務負担行為でございます。1つ目の水力発電施設及び太陽光発電設備保守点検業務委託につきましては、発電設備、受変電設備に係る専門的及び技術的な知識が必要でございますので、事業の安定的運用を図るために複数年契約とすることとしておりまして、令和7年度から令和9年度までの3年間の債務負担行為を設定するものでございます。
2つ目は、先ほど5ページで御説明をいたしました佐治発電所水案鉄管内面塗装工事に係るものでございます。令和7年度の債務負担行為を設定するものでございます。
続きまして、資料の8ページをお願いいたします。工業用水道補正予算、議案第4号関連、工業用水道事業に係る継続費でございます。米子市道新設に伴う日野川工業水道支障移転事業につきまして、米子市が整備を進めます市道安倍三柳線の整備に当たりまして、日野川工業水道の境港方面の管路が支障物件になることが判明し、市道開通に向けて日野川工業水道の移転を実施するに当たりまして、資材の高騰、詳細設計の結果等を踏まえましたところ、追加費用が必要となりましたので、継続費の増額を行うものでございます。
資料の9ページ、10ページにつきましては、財務諸表でございますので、改めて御確認をお願いいたします。
資料の11ページをお願いいたします。工業用水道事業に係る債務負担行為でございます。1つ目の工業用水道事業運転監視・保安管理・点検業務委託につきましては、鳥取地区及び日野川工業用水道について、工業用水道の安定供給を図るために施設管理に係る業務に関しまして外部委託を行うものでございまして、業務の実施に関して工業用水道施設に係る専門的及び技術的な知識が必要でございますので、事業の安定的運用を図るために複数年契約することとして、令和7年度から令和9年度までの3年間の債務負担行為を設定するものでございます。
2つ目の日野川工業用水道漏水対策事業につきましては、日野川工業用水道について、PC管接合部の機能低下による漏水予防対策といたしまして、順次、内面止水バンドを設置しているところでございますが、漏水対策を実施するための業者への給水を長時間停止するということが必要でございますので、比較的長時間給水停止について、事業者の理解が得られやすい4月に工事を実施することとしておりまして、4月に工事するためには令和6年度中に契約する必要があるということから、令和7年度の債務負担行為を設定するものでございます。
◎鹿島委員長
ただいまの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、ないようでございますので、次に、企業局及び労働委員会の報告事項に移ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
質疑等については、説明終了後に一括して行うことといたします。
それでは、企業局から報告4、令和6年度上半期の経営状況及び決算見込みについて及び報告5、竹内工業団地の土地長期貸付け、株式会社ながたにのことにつきまして、山根経営企画課長の説明を求めます。
●山根経営企画課長
そうしましたら、企業局の報告事項資料の2ページをお願いいたします。令和6年度上半期の経営状況及び決算見込みですが、初めに、電気事業の経営状況につきまして、営業収益は令和5年の台風第7号により被災いたしました佐治発電所の停止、袋川発電所及び新幡郷発電所の機器故障等によりまして、発電販売電力量が前年同月比71.3%減の約1万1,000メガワットアワーとなったことから、前年同月比2億5,200万円減の4億1,200万円余となっております。また、営業費用は災害復旧に係る修繕費等の増によりまして、前年同月比1億8,200万円増の8億8,400万円となり、営業損益は4億7,200万円の赤字となっております。なお、営業外損益につきましては、ほぼ増減はありませんでして、経常損益は4億7,100万円余の赤字、特別損失の300万円と合わせまして当期純損益は4億7,400万円の赤字となっております。
上半期の損益計算書の内訳は表中に記載のとおりでございます。
3ページをお願いいたします。上半期実績を踏まえました決算見込みでございます。営業収益は上半期と同様の理由から販売電力量を前年度比59.2%減の約1万9,000メガワットアワーと見込みまして、前年度比1億3,700万円減の7億3,700万円の見込みとしております。また、営業費用につきましても上半期と同様の理由でございまして、前年度比1億1,600万円増の18億6,900万円の見込みといたしましたところから、営業損益は11億3,100万円の赤字見込みとしております。なお、営業外費用の小鹿第一発電所及び日野川第一発電所の運営権設定に伴う運営権対価に係る消費税の増等がございまして、営業外損益は7億7,400万円余の赤字の見込みとなり、経常損益は19億500万円の赤字、特別損失の300万円と合わせまして当期純損益は19億800万円の赤字の見込みとしております。
続きまして、4ページをお願いいたします。工業用水道事業の経営状況でございます。営業収益につきましては、新規企業の給水開始等によりまして、契約水量が前年同期比650立米の増となっておりますので、前年同月比約700万円増の2億1,100万円となっております。また、営業費用につきましては、修繕費の減によりまして、前年同期比5,700万円減の2億900万円となったことから、営業損益といたしましては300万円の黒字ということになっております。営業外収益でございますが、長期前受金の戻入の減によりまして、前年同月比200万円の減ということにはなりましたが、営業外費用が企業債利息の減によりまして、こちらも前年同月比200万円の減の2,200万円となっておりますので、営業外損益では2,700万円の黒字となり、経常損益及び当期純損益につきましては、3,000万円の黒字ということになっております。
上半期の損益計算書の内訳は、表中に記載のとおりでございます。
5ページをお願いいたします。上半期実績を踏まえました決算見込みでございます。営業収益は、新規ユーザー2社の給水開始、また、既存ユーザー2社の増量によりまして、前年度比1,400万円増の4億2,100万円の見込みとし、営業費用は、東部事務所の施設更新に伴う資産減耗費等の増によりまして、前年度比400万円増の6億700万円の見込みとし、営業損益は1億8,600万円の赤字の見込みとなっています。また、営業外損益につきましては、6,000万円の黒字の見込みとしておりまして、経常損益及び当期純損益を1億2,600万円の赤字と見込んでおりまして、赤字幅につきましては前年度に比べ300万円の縮小の見込みとしております。
主な増減要因につきましては、損益計算書に記載のとおりでございます。
6ページをお願いいたします。埋立事業の経営状況でございます。営業収益は竹内工業団地において令和4年度に割賦払いにより分譲した企業からの繰上償還がありましたが、前年同月比では700万円減の1億5,200万円となっております。営業損益は前年同月比600万円の減ということにはなっておりますが、7,000万円の黒字となっているところでございます。なお、営業外損益につきましても、400万円の黒字ということでございますので、経常損益及び当期純損益につきましては、7,400万円の黒字となっているところでございます。
上半期の損益計算書の内訳は表中に記載のとおりでございます。
7ページをお願いいたします。上半期実績を踏まえた決算見込みでございます。営業収益につきましては、繰上償還のほかに竹内工業団地において1件の新規分譲を見込んでおりまして、前年度比5,500万円増の2億1,800万円、営業費用は土地の分譲に伴う土地売却原価の増ということがございますので、前年比5,200万円増の1億4,700万円の見込みといたしまして、営業損益は7,100万円の黒字を見込んでいるところでございます。また、営業外損益につきましても500万円の黒字を見込んでおりますので、経常損益及び当期純損益は7,600万円の黒字を見込んでいるところでございます。
主な増減要因につきましては、損益計算書に記載のとおりでございます。
そうしましたら、資料の8ページをお願いいたします。このたび島根県安来市に本社がございます株式会社ながたにと令和6年10月22日に長期貸付契約を締結いたしましたので、その概要を御報告いたします。
当社は島根県安来市に本社を構えておりますが、取引先は境港を拠点にしている事業者が多いということから、物流の拠点といたしまして便利な竹内工業団地に新たに境港営業所を建設する計画としているものでございます。
貸付先企業の概要は、1に記載のとおりでございまして、現在の従業員数は11名、貸付地での操業開始の際には新規に2名の雇用を予定されておられます。
貸付けの概要でございますが、貸付面積が4,565平米、貸付期間は令和6年10月22日から10年間で貸付金額につきましては年間188万円余でございます。操業開始は令和7年1月を予定しております。
竹内団地の残区画でございますが、残り2区画となりまして、3.1ヘクタールが残っているという状況になっております。
◎鹿島委員長
それでは、ただいま報告が終わりました。
労働委員会、報告6として令和6年度上半期取扱事件等の概要について、前田労働委員会事務局次長の説明を求めます。
●前田労働委員会事務局次長
それでは、労働委員会事務局の資料の2ページをお願いいたします。令和6年度の上半期の取扱事件等の概要につきまして御報告いたします。
大きな1番、不当労働行為の救済申立事件、2番の労働争議の調整事件はございませんでした。
大きな3番の個別労働関係紛争あっせん事件の取扱状況でございますが、上半期におきまして23件の取扱いということで、新規の案件が17件、前期からの繰越案件は6件でございます。その内容につきましては、2ページから4ページにかけて記載をしているとおりでございます。
なお、4ページの上の表中の一部に斜体で記載しております事件につきましては、終結が下半期となったものでございます。
4ページの下、(2)であっせん事件の内容等の分析をしておりますが、アの紛争の内容といたしましては、解雇、退職等などの経営または人事に係るものが多くなっております。こちらの集計につきましては、1つの事件に複数の内容が含まれる場合もございますので、その内容の延べ件数ということでございます。
次に、イとしまして、事件の処理状況を記載しております。こちらは実集計となりますが、解決に至ったものが8件、取下げが2件、打切りが8件、下期への繰越しが5件という状況でございます。
次の5ページの一番上に業種を記載しておりますが、医療・福祉がほかに比べると多くなっており、その他につきましては記載のとおりでございます。
その下になりますが、上半期に終結した事件の平均処理日数ですが、25日、解決率は50%となっております。
次に、4番で、労働相談の状況を記載しております。(1)の相談内容につきましては、時間外勤務や休暇の取得の関係などの労働条件というところが比較的多い状況となっております。
その下、(2)の対応状況でございます。多くにつきましては助言をさせていただくということで対応をしているところでございます。一番下の相談をお受けしている方法としましては、電話が一番多くなっております。
最後、次の6ページですけれども、取扱事件等の件数の推移でございます。近年の状況につきましては記載のとおりでございます。
◎鹿島委員長
ただいまの説明について、質疑等はありませんか。いいですか。
○鳥羽委員
御説明ありがとうございます。企業局の御説明の2ページ、3ページで、電気事業の収益についてです。令和5年度がマイナス3,600万円で今年が4億7,000万円、来年度が20億円の赤字と、3年連続で赤字、かつ来年度は20億円近い、営業外損益の膨らみ、消費税のあれがあるということなのですけれども、すごい金額の大赤字だという認識でおりまして、これは昨年の台風のときにいろいろいろんなシミュレーションというのはされていたと思うのですけれども、想定どおりの赤字幅なのかというところが1点目。2点目が損益計算書しかお見せいただいていないのですけれども、BSのキャッシュというのはどれぐらい既存しているのか、どれぐらいへこんでいるのかというところ、その2つをお聞かせください。
●原企業局長
御質問ありがとうございます。まず、電気事業の経営につきましての2点でございます。
まず、非常に赤字幅が大きいということは御指摘のとおりでございまして、これを想定したときの継続費という形でさせていただいたときに見込んでいた状況というのは、特に大きく変わっているというものではございません。ただし先ほど御説明したとおり、分解してみて少し追加費用が出るというところの部分についてはマイナスが増えているという要因にはなっておりますが、一応今年と来年度、来年度もかなり回復はするのですけれども、もう少しマイナスが残るというところで、再来年度から単年度収支は黒字転換という見込みについては今回の補正案件を入れても変わらないというところで、まず見込みについては大きく変わっていないというような見込みということで御回答させていただきたいと思います。
あと、BSのキャッシュにつきましては、詳しくは担当課長から説明させていただきます。
●山根経営企画課長
議員御指摘のとおり、令和5年度、6年度、大きな赤字というところで、先ほど3ページのところの約20億円、令和7年度というような御発言があったかと思うのですけれども、これは6年度の決算見込みでございまして、一応7年度については、若干赤字はあるのですけれども、コンセッションの運営権対価が来年度からきっちりと入ってくるということになっておりまして、7年度以降は安定的で、8年度には黒字に転換するということになっておりまして、今現在、キャッシュとしては今年度末で約20億円ぐらいを見込んでいるところでございます。
○鳥羽委員
御説明ありがとうございます。来年度ではなくて、令和6年度の赤字見込みが20億円ということですね。
●山根経営企画課長
そうです。
○鳥羽委員
承知しました。
20億円キャッシュがあるということなのですけれども、この3年、昨年の7月豪雨からを受けてか、どれぐらいキャッシュが減ってしまったのかというところを追加でお聞かせください。
●山根経営企画課長
キャッシュのベースでいきますと、約30億円ぐらいは減っているということになります。
○鳥羽委員
分かりました。ありがとうございます。
◎鹿島委員長
そのほか。
○尾崎委員
労働委員会のほうですけれども、あっせんはいろいろされていて、これも自主的な交渉などで致し方ない面もあるのですけれども、被申請者があっせんに不参加というのが6件ここに出ていまして、4分の1近いですよね。強制するわけにいきませんけれども、1回不参加です、はい、そうですかで終わりなのか、それともどういう理由ですかと、ぜひしていただけませんかというようなことはなされるのか、また理由がどんなことなのかお聞きになるのか、その辺を教えてください。
●廣岡労働委員会事務局長
お尋ねいただいた件でございますけれども、まず、あっせんの申請がなされますと、事務局のほうで実情調査というのをさせていただきます。これは申請者の方、それから被申請者の方、両当事者のほうにそれぞれ私どもが現地のほうに伺って、これまでのいきさつでありますとかあっせんで求められる事項等について詳細に聞き取りをさせていただきます。その際に、被申請者の側、いわゆる本県でありますと全てが事業所のほうでございますけれども、なかなか任意の制度でしょというようなこと、それからあとはそれぞれに顧問弁護士さんとかついておられますので、そことも相談の上でこういう結論になっていますというようなことでお断りをされるパターンが非常に多ございます。そうはいいましても、私どもも任意の制度とはいろいろ言いつつ、早期に解決を図って労使関係を安定させましょうというようなことでお話はさせていただくのですけれども、そういったような事情がございまして、なかなか難しいというような状況になっております。
○尾崎委員
そうなると訴えたほうというのは救済の手段がないということになりますか。
●廣岡労働委員会事務局長
ということになりますので、私どものほうでは申請者の方々に今後どういった手続をされるのか、例えば労働審判のほうに移行されるでありますとか、そういったことで、ほかの制度のほうを御紹介させていただくというようなことになっております。
◎鹿島委員長
ほかにありませんか。
ないようでございますので、その他に移りたいと思います。企業局及び労働委員会に関しての執行部、委員の方で何かございませんか、その他でございます。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようでございますので、以上で終わりたいと思います。御苦労さまでした。
執行部入替えということでございます。
午前11時16分 休憩
午前11時17分 再開
◎鹿島委員長
〔テープ中断〕
初めに、岡垣農林水産部長の総括説明を求めます。
●岡垣農林水産部長
農林水産部でございます。本議会で御審議いただきますのは、11月補正一般会計で1件、繰越関係、債務負担行為でございます。ほかに予算以外では条例の一部改正、交通事故によります損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定の専決処分の報告等がございます。
農林水産部の議案説明資料3ページを御覧ください。本年猛威を振るいました果樹カメムシの来年度以降の被害対策に新たに5,000万円余をお願いするものでございます。
詳細につきましては、それぞれの担当課長ほかが御説明申し上げます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
◎鹿島委員長
それでは、続いて関係課長からの説明を求めます。
なお、報告第3号、長期継続契約の締結については、議案説明資料のとおりであり、特に説明は要しないこととします。
●丸田経営支援課長
失礼します。経営支援課でございます。それでは、資料の12ページをお願いいたします。農業金融利子補給等総合支援事業に係る債務負担行為です。本事業は、農業者が農協等から農業経営のために制度資金等を低利で借入れを行ったときの利子助成を行うほか農業者の短期運転資金の貸付原資の一部を預託する等、総合的な支援を行うものです。
当初予算で令和6年度に融資される農業制度資金に係る利子補給等の債務負担を承認いただいておりますが、今回補正としてお願いしておりますのが2行目の農業近代化資金等電算処理システムに係る保守管理業務委託契約についての債務負担行為でございます。本システムは、農業近代化資金等に対しまして、各貸付金融機関と電算処理に関するシステムを共有しまして、入力されたデータから利子補給額、償還期間等を管理するものですが、今年度、令和4年度から令和6年度までの3年間の委託契約が切れるに当たって、新たに令和7年度から令和9年度までの3年間の契約に係る債務負担行為として178万2,000円をお願いするものです。
次に、14ページをお願いします。議会の委任による専決処分を行いましたので、報告いたします。
鳥取県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例でございます。
内容としましては、農業振興地域の整備に係る法律の一部改正に伴い、市町村等が処理する事務について定めた規定中引用する農業振興地域の整備に関する法律の条項を定めるもので、農業振興地域内の農業地域区域以外の区域における開発行為に関する是正勧告等に関する権限について、根拠法の行ずれによる所要の改正を行うものです。
農業振興地域の整備に関する法律の改正概要については、下段の参考に記載しておりますので、御覧ください。
施行期日は、食料の安定供給のための農地の確保及びその有効な利用を図るための農業振興地域の整備に関する法律等の一部を改正する法律の改正日としております。
詳細につきましては、15ページに記載しておりますので、併せて御確認をお願いします。
●安陪生産振興課長
4ページをお願いいたします。新規事業の果樹カメムシ被害対策事業で5,045万円をお願いするものでございます。今年、梨、柿におきまして、暖冬などの影響により大発生しました果樹カメムシによります大きな被害が発生しております。
3のその他のほうにお示しさせていただいておりますが、梨につきましては、全体で10%から15%程度の減収となっておりますし、柿の輝太郎につきましては、10月28日時点、出荷量が前年対比48%と大きく減収しているところでございます。輝太郎の減収につきましては、カメムシだけではなくて、ヤガとかそういった他の影響もあったというところではございます。
本事業におきましては、カメムシ被害軽減効果が大きく、現場サイドからの御要望もありました多目的防災網の導入を補助率2分の1としまして、緊急的に支援をするものでございます。網導入によりまして、カメムシだけではなくて、ヤガとかそういった他の被害を及ぼすものについても対策となるというところで、高品質な果樹生産につながるものと考えております。
あわせて、今年の被害発生要因の分析とか、有効的な防除などの対策につきましても、今後、関係機関と検討しまして、来年度に向けて啓発等努めていくこととしております。
●寺坂家畜防疫課長
家畜防疫課です。11ページを御覧ください。家畜保健衛生所管理運営費の債務負担行為で1,100万円余をお願いするものです。内容は、県内3か所にございます家畜保健衛生所の令和7年度から9年度までの検査機器の保守点検と廃棄物処理の委託料になります。
●妹尾西部総合事務所農林局長
西部総合事務所農林局でございます。16ページをお願いします。報告第2号、議会の委任による専決処分の報告についてです。これは交通事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、11月20日に専決処分を行いましたので、御報告するものです。
事故の概要ですが、令和5年12月7日、米子市蚊屋地内において、西部総合事務所の職員が公務のため公用車を運転中に、前方で渋滞により停車しようと減速していた和解の相手方の軽貨物自動車に追突し、双方の車両が破損したものです。
和解の要旨ですが、和解の相手、east blue株式会社に対し、県側の過失割合を10割とし、県は和解の相手に損害賠償金155万5,500円を支払うものです。また、県が公用車の賃貸借契約をしていましたオリックス自動車株式会社に対し、中途解約金8万740円を支払うものです。
ここで、資料の訂正をお願いします。下段の参考に記載した金額について、3点の訂正をお願いします。最初に、下段から2行目の保険契約による免責額3万円としていますが、これをゼロ円に訂正してください。これに伴い、下段から3行目の保険支払い額を97万円から100万円に、さらに、県費支出額を58万5,500円から55万5,500円に併せて訂正をお願いします。
最後に、交通安全につきましては、日頃から注意喚起を行っているところですが、今回の事故が発生しましたことを受けて、改めて職員には安全運転の徹底を周知してまいりたいと思います。このたびは誠に申し訳ありませんでした。
◎鹿島委員長
ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。
○前原委員
果樹カメムシ被害対策事業なのですが、梨、柿というのは対象になっているのですけれども、基本的に柿って今まで網かけをやったことがないというか、基本的にやらないと思うのですけれども、この希望は既に取っているのですか。
●安陪生産振興課長
ありがとうございます。委員おっしゃるとおり、柿につきましては、これまで網かけというのはなかったのですが、現場からの声もありまして今回は対策に加えさせていただいたというところでございます。御希望も取っておりまして、数はまだ多くはないのですけれども、2件、3件の御希望は上がっているというところで、実際に向かわれるかどうかというのはこれからさらに検討はされると思います。
○前原委員
実は私、鳥取市と南部町と米子市にちょっと電話をかけて聞きました。ちょっと苦情も言われたのですけれども、もう少し早くこの事業に関して話が欲しかったと。なかなか生産者のところにお話に行くのができなくて、もし市町村が出す場合、次年度事業になってしまうということになっていて、非常に連携がよくないと。前々から言ってるのだけれども、この辺に関しての連絡というか、事前協議が足らなかったのではないかなと思うのですけれども、この辺のいきさつをちょっと教えてください。
●安陪生産振興課長
ありがとうございます。この補正予算に向かうという判断をしたのが若干遅かったというのはあろうかと思いまして、市町村のほうの予算編成とか生産者の方へのより細かい周知というのには遅れたというところは反省点としてはあろうかと思います。向かった直後から、まだ形もあまりできていないときから市町村には連絡させていただいたりというのはできる限りはやった経過がございますが、結果的にそれでもまだ遅かったというところがあったかなというところで、先ほど言ったように反省点かなというふうに考えております。
○前原委員
これはちょっと一般質問でやるのであまりやりたくないのですけれども、この5,000万円の積立ての根拠というのがちょっとよく分からなくて、何でこれは5,000万円になっているのかなというのと、あと説明はなかったのですけれども、網かけの更新に関しては上限30万円になっていますよね。この更新と新規、新規もオーケーということだと思うのですけれども、このことに関してどのような積算根拠があるのか教えてください。
●安陪生産振興課長
ありがとうございます。新規と更新というところ、更新も多目的防災網へのより充実したものへの更新という形なのですが、新規につきましては大体10アール当たり300万円ぐらいの事業費で計算しておりまして、更新につきましては、補助上限が30万円というところで、大体更新の分は80万円ぐらいと考えておりまして、その辺のバランス等を考えて30万円としております。それで、5,000万円につきましては、大体、今、先ほどもあったような希望を取っておりまして、大体県内で今25件ぐらいの希望があるというところを先ほど言ったような単価といいますか、単純に積み上げていって今5,000万円という形になっております。希望の要望どおり積み上げているというところでございます。
◎鹿島委員長
いいですね。
ほかにございませんか。
○尾崎委員
説明、ありがとうございました。
単純な質問なのですけれども、これが普通なのかどうか、和解の金額ですけれども、155万5,500円って、これは何か私にとったらすごく高いなと思うのですけれども、これは普通なものでしょうか。それとも軽トラックがすごく新品だったとかどんなことでしょうか。
●妹尾西部総合事務所農林局長
おっしゃるとおり、比較的新しい車ということで、後ろから追突して全損に近い格好で、修理するよりは全く新しい車を買ったほうがいいということで、代理人の弁護士同士で話し合われてこの金額が算定されたというふうに伺っております。
○尾崎委員
分かりました。
◎鹿島委員長
ほかにございませんか。
それでは、ないようでございますので、終わりたいと思います。
次、報告事項に移ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
質疑については、説明終了後に一括して行いたいと思います。
まずは報告、「とっとり農業人フェア」の開催について、門脇経営支援課農業普及推進室長の説明を求めます。
●門脇経営支援課農業普及推進室長
資料の2ページをお願いいたします。「とっとり農業人フェア」の開催について御報告させていただきます。
鳥取県農業経営・就農支援センターでは、JAグループと協力しまして、県内で2回目となる合同就農相談会「とっとり農業人フェア」を開催したので報告します。
日時と場所ですが、11月2日、倉吉市のエースパック未来中心で行いました。
相談するブースとしましては、県内から23の産地、その他、移住定住や雇用就農など、農業大学校などもございまして、合計では27ブース設置しました。また、就農相談と並行しまして、「今鳥取のスイカがアツい!新規就農者が語るリアルな体験談」など、2つのセミナーを開催しまして、就農に関する情報提供も行っております。当日は大雨でJRの運休とか山陰道が一部通行止めになるとか、来場してもらえるかすごく気にしていたのですけれども、県内外から62名の方が参加されまして、それぞれ希望する農業ですとか就農に関する情報、相談を受けました。
相談者の内訳は中部からの参加者が22名と最も多くて、県外からも11名の参加がございました。就農する就農形態としましては、独立就農が9名、雇用就農が8名ということでしたが、未定の方が35名でした。相談者からは、生産者と直接話が聞けてよかっただとか、就農に関して1つの市町村だけではなくて、複数の話が聞けてよかったというような声がございました。ちなみに出展側の声としましても、継続開催を希望する声、意見もございましたので、来年度についても同時期で開催する方向で検討していきます。
◎鹿島委員長
次、報告、主要農作物の生産販売状況について。
●安陪生産振興課長
資料の3ページをお願いいたします。主要農産物の生産販売状況でございますが、11月17日現在のJA全農とっとり取扱分の状況を御報告いたします。
まず、梨につきましては、二十世紀、新甘泉とも梅雨明け後の猛暑の影響もありまして、平年並みからやや小玉の傾向ということで、あと、先ほどもありましたが、カメムシ等の被害も見られたという状況でございます。販売面では、単価としては二十世紀、新甘泉とも過去最高となっておりますが、収量のこともございまして、販売金額につきましては、新甘泉は前年対比112%とよかったのですが、二十世紀につきましては前年を下回る結果ということになっております。
次に、柿でございます。こちらにつきましてもカメムシ等の被害があったところがございまして、出荷数量、輝太郎では前年比49%、西条で約67%と大きく減少しております。単価につきましては堅調であったわけでございますが、販売金額につきましては前年を大きく下回る結果となっております。果樹関係につきましては、先ほどの緊急対策等含めて、今後、対策のほうを取っていきたいと考えております。
次に、4ページをお願いいたします。白ネギのうち、夏ネギでございます。こちらも猛暑の影響で太りが悪く細くなっておりまして、大雨の影響等もございまして、根傷み、病気等々、欠株が発生しておりまして、出荷数量、販売金額とも前年比80%程度という結果になっております。資料にはございませんが、秋冬ネギにつきましても、今出荷時期ではあるのですが、出荷自体は遅れて遅れぎみになっていたりというところで、単価につきましては今戻ってはきているのですが、出荷量があまり伸びていないという状況で推移しているところでございます。
次に、米、食用米についてでございます。作付状況につきましては、1万1,505ヘクタール、前年より175ヘクタール減っております。星空舞につきましては75ヘクタール増えている状況でございます。作柄状況、11月19日公表で、作況指数99の平年並みとなっております。1等米比率につきましては、10月末現在で全体で51.1%の1等米比率ということで、作況、等級とも今年も猛暑の影響を受けた中ではございますが、前年よりは若干改善したという状況でございます。あと、(3)にありますJA概算金の状況でございます。米受給の改善もありますが、生産費のコスト増等を考慮したというところで、前年に比べまして60キロ当たり5,500円引き上げて1万7,000円となっております。
最後、今後の主な対応でございます。今年につきましても、猛暑、干ばつの状況につきまして、各品目かなりの影響を受けておりますので、前年に続きまして反省ですとか対策について今後検討し、品種転換とか、そういったところを検討してまいる予定にしております。あと、主食用米につきましては、昨日、県の農業再生協議会を開催しまして、令和7年産の生産数量目標につきまして、面積換算で1万1,692ヘクタールから1万2,235ヘクタールということで決定しました。昨年より約200ヘクタールぐらい増産するような計画で、今後、米の作付推進をやっていこうというところで確認をしたところでございます。
◎鹿島委員長
ありがとうございました。
次、報告10、国内における高病原性鳥インフルエンザの発生状況と本県の対策について、寺坂家畜防疫課長の説明を求めます。
●寺坂家畜防疫課長
資料の6ページをお願いします。国内における高病原性鳥インフルエンザの発生状況と本県の対策について御報告いたします。
今年度は10月の17日の北海道厚真町での発生を皮切りに早い時期から発生がありまして、昨日段階で養鶏場では全国で11例が発生しております。発生県も北海道から鹿児島まで全国的なものとなっており、10月31日には隣の島根県で発生がありました。
野鳥における発生におきましては、11月の27日現在で1道11県、47例が確認されており、県内におきましても、鳥取市気高町日光地区で採取された野鳥のふんから11月の18日に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されております。
本県の養鶏場に対する対応状況でございますが、シーズン前には家畜保健衛生所が各農場の消毒や対策状況について点検、指導を行い、総合事務所単位で防疫演習の開催、野鳥対策としてため池の水抜きの協力依頼などを行っております。今シーズン初めて北海道の野鳥でウイルスが確認された後は、庁内連絡会議を開催し、サーベイランスの強化、消毒用消石灰を全農家に配付し、発生ごとに情報の周知と注意喚起を行っております。
10月31日に島根県大田市での高病原性鳥インフルエンザの発生への協力といたしまして、本県から家畜防疫員4名を派遣し、炭酸ガスボンベ、手袋といった資材の提供を行っております。
今後の対応といたしまして、農場から毎月、野生動物対策や消毒状況を報告していただき、家畜保健衛生所が点検、指導することで、発生防止に努めてまいります。
◎鹿島委員長
それでは、ただいまの説明について、質疑等はありませんか。ありませんか。
それでは、ないようでございます。
その他に移りたいと思います。
その他ですが、農林水産部第1部に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。
○前原委員
さっきの網かけの関係で、市町村に連絡を取ったら、イネカメムシの防除について来年度以降も続けてほしいという話がありました。一部では打ち切ってしまうのではないかという声も出ているらしくて、単年度ではなかなか減少はできないのではないかなと思っています。広範囲なので費用もかかるというのは十分分かるのですが、やはり複数年度やって防除して発生を抑えていかなきゃいけないのではないかなと思うのですけれども、その辺について部長、ちょっとお考えを教えてください。
●岡垣農林水産部長
ありがとうございます。おっしゃるとおり、今年度はイネカメムシ、昨年度のような不稔というような発生はなくて、そこはよかったのですが、斑点米カメムシという斑点米が非常に発生したということもございました。イネカメムシの防除の話というのは、おっしゃるとおり、一斉防除、あと広範囲な非常に大規模な防除が必要だということもございます。そういう声もいろいろ上がっているともお伺いしておりますので、今後、令和7年の当初予算に向けていろいろ検討させていただくということでよろしくお願いしたいと思います。
○坂野委員
すみません、関連で伺いたいのですが、10アール当たり網かけというのですか、網で300万円で、そのうちの30万円を補助されるとおっしゃいましたか、違いますか。
●安陪生産振興課長
ありがとうございます。新設と網だけを替える更新というところがございまして、新設が計算上300万円で計算していまして、30万円というのは網の更新のほうの補助上限の金額になります。
○坂野委員
私はあんまりよく分かってないですが、例えば10アールで何か柿が1,000キロ取れましたとなったときに、1キロ当たり400円で売りましたとなったら、40万円が収益になると思うのですけれども、それで30万円もかかると何か10アール作ってもそれで全部消えてしまう。要は何がお尋ねしたいかといいますと、きちんと農家さんの手元に収益が残る形でこの取組を農家さんができるかということをちょっと教えていただけますか。
●安陪生産振興課長
ありがとうございます。確かに柿生産者の方の投資としては大きな投資になるかと思うのですが、近年、輝太郎は特になのですが、単価がよくて、一応計算上は単年度というか網かけにつきましては何年か使えますし、投資の効果はあるということで考えております。ただ、梨に比べたら柿は確かにかなりハードルは高いかなというところでは思ってはいるのですが、計算上は決して過剰投資ということにはならないのかなというところで判断はしております。
◎鹿島委員長
ほかございませんか。
○松田委員
前原委員も先ほど言われましたが、私のほうからも当初予算でしっかりとカメムシ対策、政調会でも申し上げましたが、よろしくお願いします。
◎鹿島委員長
それでは、私のほうから1つ、豚熱のほうで野生のイノシシの豚熱が発見されたという中部のほうであったわけですが、これについてはどういうような対応ですか。
●寺坂家畜防疫課長
11月の27日に湯梨浜町で捕獲された野生イノシシで豚熱の感染が確認されたということで、県内は今年度、東部だけだったのが日南とか日野郡で見つかり、今回、湯梨浜町が中部で初めてということになります。野生イノシシですので感染の防止ということについてはなかなか難しくて、経口ワクチンの散布等を行っておりまして、これを中部にも今後広げていくように計画するようにしております。それから養豚場にとにかく入らない対策が必要ということで、農場のほうには消毒の徹底とか、それから豚熱はワクチンがございますので、適切にそれを接種できるように家畜保健衛生所のほうが指導を行っております。こういった取組を引き続き続けていきます。
◎鹿島委員長
分かりました。
ほかにございませんか。
ないようでございます。
それでは、意見が尽きたようでございます。農林水産部第1部につきましては、以上で終わりたいと思います。
ここで暫時休憩いたしたいと思います。続いて整い次第、入替えちょっとあるね。
午前11時46分 休憩
午前11時48分 再開
◎鹿島委員長
それでは、再開いたします。
引き続き農林水産部第2部に関わる付議案の予備調査を行います。
執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行いたいと思います。
それでは、関係課長から説明を求めます。
●森田参事監兼農地・水保全課長
そうしますと、議案説明資料の8ページをお願いいたします。繰越明許費に関する調書でございます。8ページ、9ページ、それぞれ追加分5事業、それから変更分2事業の繰越しをお願いするものでございます。
10ページに繰越理由の一覧を掲載しております。入札不調や機械設備に更新が必要な機器の調達に不測の日数を要したもの、あるいは用地買収に伴う相続調査に時間を要したものなどによる理由で繰越しをお願いするものでございます。
●寺田水産振興課長
議案説明資料13ページをお願いいたします。栽培漁業センター管理運営費につきまして、令和5年度継続費の精算の報告でございます。これは栽培漁業センターの高圧受変電設備等の更新に係る工事に対しまして、令和4年度及び5年度の継続費を組み、事業を実施したものです。2年の継続費総額に対しまして総額費2億6,900万円に対しまして、2億2,200万円余りの実績となりました。詳細のほうは表を御覧ください。
●氏漁業調整課長
11ページをお願いいたします。債務負担行為でございます。表の下から2番目と3番目の事業になります。令和6年度資源管理推進事業、令和7年から令和9年度まで3年間で207万3,000円をお願いするものです。
もう一つは令和6年度水産試験場管理運営費ということで、こちらも令和7年度から令和9年度までの3年間、284万1,000円をお願いするものでございます。
◎鹿島委員長
ただいまの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようでございますので、次に移りたいと思います。
報告事項に移ります。
執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いしたいと思います。
質疑については、終了後に一括して行いたいと思います。
なお、報告14、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、資料に記載のとおりでありますので、説明は省略いたします。
報告9、第15回中海会議の開催結果について、森田参事監兼農地・水保全課長の説明を求めます。
●森田参事監兼農地・水保全課長
そうしますと、資料の5ページをお願いいたします。第15回中海会議の開催結果について報告させていただきます。
中海に関する諸課題を協議検討する第15回中海会議を以下のとおり開催いたしました。
6年の11月18日、米子ワシントンホテルプラザにおきまして、国交省、農林水産省、両県知事、関係市長等の出席により、開催されました。
概要についてですが、農林水産部に関係するところについて説明させていただきます。(3)番です。中海沿岸農地の排水不良についてです。ワーキンググループ設置当初から取り組んできたモデル圃場のかさ上げが令和6年5月に完了し、水はけがよくなった等の声が寄せられるなど、一定の効果が確認されたことについて報告されました。また、モデル圃場を通じて排水不良解消に向けた対策手法がおおむね確立されたことから、中海会議におけるワーキンググループとしては一定の役割を終えた旨の総括が行われたところです。
4番目です。中海の利活用についてでございます。島根県で漁業権が設定され、サルボウガイの養殖がされるなど、利活用の事例について報告されました。利活用のワーキンググループとしては、各団体の主体的な取組が継続し、より広域な連携等の新たな取組も展開されていることを踏まえ、中海会議におけるワーキンググループとしては一定の役割を終えた旨の総括が行われました。また、取り組むべき課題については、中海会議以外の場も働かせて関係機関で連携して取り組むこととされ、水産振興に係る部分については、鳥取県との両県協議会において引き続き協議は行うこととしております。
5番目です。中海会議の見直しについてです。先ほど説明させていただきました3及び4の報告を踏まえまして、両ワーキンググループは廃止することとし、要綱の改正案が事務局から提案され、了承されたところです。
◎鹿島委員長
ありがとうございました。
次に、報告11、第21回さかいみなと漁港・市場活性化協議会の開催結果について、山本境港水産事務所長の説明を求めます。
●山本境港水産事務所長
7ページのほうをお願いします。第21回さかいみなと漁港・市場活性化協議会の開催結果について御報告いたします。
今回の協議会では、資料の下のほうにちょっとつけておりますが、活性化ビジョンといいまして、「社会に信頼され、活力があり、親しまれる漁港・市場」を将来あるべき姿として、それを達成するために平成25年の3月に策定されたものでございますけれども、こちらの活性化ビジョンの改訂について協議がされました。
結果の概要のほうです。前回、第20回の協議会におきまして、マイワシの漁獲増加を見込んで、境港地区の水産振興の中長期ビジョンを策定するべきだという提案が一部委員からございました。一方、活性化ビジョンを先ほど御紹介しましたが、策定から10年以上経過しておりますので、これらを取り巻く社会情勢など変化しているということで、前回の協議会であったように、新たな中長期ビジョンを策定するのではなくて、今ある活性化ビジョンの達成度の確認と合わせてこちらの改訂作業に取り組むことが決定されました。この中では重点項目として特に陸上の処理能力の問題について協議することにもなっております。
資料中段には、協議会の中で出された委員さんの主な意見をつけておりますので、後ほど御確認いただけたらと思います。
◎鹿島委員長
次、報告12、「燗碗グランプリ2024 in とっとり」の初開催について及び報告13、鳥取県産品の情報発信に係る取組について、北村販路拡大・輸出促進課長の説明を求めます。
●北村販路拡大・輸出促進課長
販路拡大・輸出促進課でございます。そうしましたら、8ページ、「燗碗グランプリ2024 in とっとり」の初開催について御報告申し上げます。
日本酒のかんと食の魅力、さらには鳥取県産の日本酒を広く発信するイベントを11月20日、米子コンベンションセンターにおいて開催しましたので報告いたします。
内容につきましては、2のところに記載のとおりでございます。当日はかん酒の実演であるとか体験を含めたセミナーを開催するとともに、メインイベントとなります燗付の部におきましては、京都、岡山、香川から3名の方がエントリーされまして、香川からお越しになられた方が金賞を受賞したと。また、もう一つの酒肴の部でございますけれども、こちらのほうでは県内外から8店舗が出席されまして、かん酒と料理のマリアージュを競っていただきました。金賞に輝いたのは被災地である石川県から御参加されました輪島朝市.kitchenさんが受賞されたところでございます。
参加者のお声といたしまして、幅広いやはり年代の層に魅力が伝わったのではないかとか、それから次回も開催してほしいというような前向きな御意見をいただいているところでございます。
続きまして、9ページ、鳥取県産品の情報発信に係る取組についてでございます。
鳥取県産品のブランド化を図るために、国内外において情報発信をしてまいりましたので御報告いたします。
1番目、国内での主な情報発信でございます。9月18日から20日にかけまして、大阪・関西万博のプレイベントであります「FOODEX JAPAN in 関西」におきまして、6事業者の関係者にお越しいただきまして、県産品並びに食パラダイス鳥取県をバイヤーのほうへPRを行ったところでございます。2番目でございます。首都圏で活躍いただいていますフレンチシェフの方々を中心に、食材勉強会並びに産地の視察等を行っていただいたところでございます。
2番、国外での主な情報発信でございます。台湾でのPRでございます。こちら9月7日から8日にかけまして、JA全農とっとり等と連携いたしまして、台北市、それから台中市における百貨店並びにスーパーのほうでプロモーションを実施したところでございます。また、同日、バスのラッピング等におきまして、県産梨の情報発信を行っているところでございます。2番目でございます。11月1日から3日にかけまして、台中市にあります裕毛屋というスーパーで鳥取県物産展を開催しました。当日は輝太郎柿とか鳥取和牛、こういったものを店頭に並べてPRを行ったところでございます。(2)アメリカでのPRでございます。10月の14日になります。平井知事、さらにはJA全農とっとりと連携いたしまして、食プロモーションを行ったところでございます。(3)フランスでのPRでございます。「SIAL Paris 2024」に日本酒を中心に出展をさせていただきまして、現地のバイヤー等にPRを行ったところでございます。(4)タイでのPRでございます。現地の百貨店等におきまして、インフルエンサーとコラボして当日は果物等について情報発信を行ったところでございます。
◎鹿島委員長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの説明について、質疑等はございませんでしょうか。
○浜田(一)委員
せっかくの機会なので、9ページに台中市のことが載っているのですけれども、先日、鈴木局長とお話をしておったときに、サケの弁当ですけれども、お弁当に我が県の養殖の名前がついていた弁当があったのです。これは輸出はされていないはずだという御発言があったので、これは調査をしてもらって、産地偽装になるやもしれないので、調べていただいて、大変協力的なスーパーさんなので大事にしなければいけないのですけれども、やはりそういうことあってはならないことですので確認をしてもらって、適切に対応していただきたいと思います。いかがでしょうか。
●岡垣農林水産部長
ありがとうございます。非常に聞き捨てならないことでございます。以前も香港でも何か鳥取の県章を使ったというのもいろいろありましたので、こういったことがないようにちょっと調査をさせていただきますので、よろしくお願いします。
○浜田(一)委員
我々が今年5月に台湾の友好提携5周年で行ったときに見たものですので、勘違いがあるやもしれませんけれども、その辺は確認してもらって、もうそのときには食のみやこというものが消えていて、食パラダイスの何かすごい早い対応というかね、県からPR用で送られたのだと思うので、積極的に鳥取和牛の弁当であるとか、弁当に使ってあったわけですけれども、とっても積極的に鳥取県をPRしてもらっていると思っているので、適切に対応をお願いします。
●北村販路拡大・輸出促進課長
すみません、補足でございますけれども、今、台湾のほうに鳥取林養魚場のほうからとっとりグランサーモンというのを出しておりまして、こちらは裕毛屋さんのほうで扱っていただいておりますけれども、これとは違う。
○浜田(一)委員
あっ、それです。
●北村販路拡大・輸出促進課長
それです、ですので、産地偽装でも何でもありません。
○浜田(一)委員
あっ、そうですか。
●北村販路拡大・輸出促進課長
出してありますので、すみません、よろしいでしょうか。
○浜田(一)委員
オーケー。
○尾崎委員
いろんなところでPRされて、情報発信、非常に頼もしいなと思います。ありがとうございます。
それで、台湾とかアメリカとかフランス、タイとPRされていますけれども、その効果、例えばどれぐらい注文が来るようになりましたとかそういったのは何かありますか。
●北村販路拡大・輸出促進課長
すみません、効果のほうですけれども、現地のほうに実際どれぐらい売れたのかというようなことは今時点まだ調査はしていません。ただ、現地の肌感覚としては、非常に食べていただいて試食して試飲していただくと、高い評価を得ていますので、それなりに皆さんのほうの関心が高まっているのではないかというところと、あと、それから梨のほうのアメリカのプロモーションにつきましては、JA全農とっとりさんが令和4年からちょっとストップしていたのですけれども、改めてやはり出したいというところで、今回初めてこちらのほうでPRさせていただいたと。その際にもすごく現地の方々に食べていただいて、すごいみずみずしいとか、やはり実際購入をたくさんされる方がおられまして、かなり売上げのほうは高まるのではないかなというふうには思っているところでございます。
○尾崎委員
ありがとうございます。ぜひ後追いでどれぐらい注目があったかということをまた調べていけたらいいのではないかなと思いますし、ぜひ二十世紀梨、アメリカの梨だと柔らかいでしょう、洋梨は……(「スイッチ」と呼ぶ者あり)あっ、ごめんなさい。それで、日本の二十世紀は特に赤梨ではなくてなかなかない梨なので、リンゴと梨と掛け合わせてペアーアップルと呼ぶ人がいるぐらいおいしいということで、ぜひこの宣伝が実際につながるといいなと思います。よろしくお願いします。
◎鹿島委員長
そのほかございませんか。
なければ、次に、その他に移りたいと思います。
農林水産部第2部に関しまして、執行部、委員の方で何かございませんか。
○鳥羽委員
すみません、1部で本来お知らせするべきところで、担当課はいらっしゃらないのですけれども、先日、畜産議連で鳥取県食肉センターの今後というか、改修、あるいは新設について、担当課を交えて議論したときに、今後の和牛だったり肉牛の世界的な消費のトレンド、今後の予測を踏まえたトレンドというものの調査というか、資料依頼を恐らく野坂副議長がしていたと思うので、もしそれの準備ができましたら、議連のメンバーに共有していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
◎鹿島委員長
今のことは要望でいいですね。よろしくお願いいたします。
ほかございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようでございます。
それでは、以上で終わりたいと思います。
執行部の皆さんは御退席いただきますよう結構でございますので、よろしく。ありがとうございました。
午後0時06分 休憩
午後0時07分 再開
◎鹿島委員長
それでは、時間が押しておりますので、お昼の前でございますので、早速、第2回の県外調査について再開いたします。
インターネット中継は継続していますので、発言の際には挙手の上、マイクを御使用ください。
お残りいただきましたのは、第2回県外調査についてであります。行程等の詳細については、事務局から説明をさせますので、お願いいたします。
●西村議会事務局調査課課長補佐
では、失礼いたします。今お配りしておりますのは、県外調査概要でございます。2月の5日、6日、7日ですけれども、沖縄のほうに調査していきたいと思っております。行程は5日の朝、鳥取空港、米子空港それぞれ発で、羽田空港乗換えで那覇空港に2時25分着ということになります。初日は沖縄食糧さんといいまして、いわゆる米問屋さんなのですけれども、全農とっとりさんが取引されていまして、こちらのほうを通じて沖縄で星空舞を販売されています。その流れでかねひでさんという沖縄スーパーですけれども、実際、星空舞が販売されている店頭を見ていただくというような格好になっております。
2日目です。2月6日、午前中は沖縄科学技術大学院大学という国際的な大学なのですけれども、大学は沖縄経済、特にビジネス、スタートアップ、そういったような支援というのをやっておりますので、そちらのほうも視察というようなことを考えております。それから少し移動しまして、海洋博公園管理センターのほうで、こちらは水族館等の指定管理、誘客対策ですね、かなり盛況のようですので、誘客対策を含めまして視察というのを考えております。
最終日ですけれども、2月7日は、午前中に浦添宜野湾漁協といいまして、沖縄県で天然ウニがかなり漁獲量が減りまして、復活をしようということで、養殖が非常に盛んに行われております。海面養殖、陸上養殖の両方の事業者がいるのですけれども、技術開発と併せて、今事業化している事業者もいらっしゃるということで、その中の一つでこの漁協さんで海面と陸上と両方やっておられるところです。こちらのほうは県の試験場などにも来ていただいて、県全体の状況、現場の状況を視察したいと思っています。最終日、那覇空港を3時25分発で、羽田空港を経由しまして、鳥取空港、米子空港に帰ってくる、そういったような行程を行います。
◎鹿島委員長
今の説明で何か聞いてみたいことがありましたら。(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですか。
○福浜委員
鳥羽委員はよく御存じかもしれませんが、今回、インドに行ったときに、夜の懇親会で、懇親会というか、意見交換会で地元の人と意見交換したら非常に何か有意義な、昼に聞けないような情報とかも手に入れることができました。そういうことを1日でも、行ったその日は疲れているからいいのだけれども、2日目ぐらいに名護市内で農林水産、商工でも何でもいいのですけれども、何か現場の方とそういう、鳥取につながりのある人が一番いいのかもしれませんが、広く何かそういうことで、議会ではなくて、現場の農林水産に関わっている人で、何か商工でもいいのですけれども、そういう企画ができないかなというのをちょっとふと今思った次第です。
◎鹿島委員長
今大変いい御意見が出たのですけれども、そのような方向で、もしこれも相手がないと難しいのですけれども、事務局、ちょっと通じて関連が……。
◎鹿島委員長
そういうようなことで、ならば、ちょっと調査しながら、もしあれば一緒にというようなことをさせていただきたいと思います。
ほかに何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
なければ、調査につきましては、このようにさせていただきたいと思いますので、また事前になりましたら、皆さんとお話をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、ないということで、以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたします。
午後0時12分 閉会
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