令和3年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和3年12月17日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
川部  洋
安田 由毅
坂野 経三郎
伊藤  保
内田 隆嗣
広谷 直樹
島谷 龍司
銀杏 泰利


欠席者
(なし)


説明のため出席した者

 服部警察本部長、水中危機管理局長兼原子力安全対策監、

 中原交流人口拡大本部長、木本地域づくり推進部長、森田県土整備部長ほか

 

職務のため出席した事務局職員

 澤田課長補佐、田中(慶)係長、田中(秀)係長

 


 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時09分 / 午前10時19分 / 午前10時50分

 3 再  開   午前10時11分 / 午前10時21分 / 午前10時52分

 4  閉  会      午前11時13分

 5 司  会   川部委員長

 6 会議録署名委員  内田委員  銀杏委員

 7 付議案件及びその結果

    別紙日程及び下記会議概要のとおり


会議の概要

 

午前10時00分 開会

 

◎川部委員長

 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。

 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。

 初めに審査を行った後、報告事項等は、警察本部及び危機管理局、地域づくり推進部及び交流人口拡大本部、県土整備部の順で執行部の入替えを行います。

 初めに、会議録署名委員を指名いたします。

 本日の会議録署名委員は、内田委員と銀杏委員にお願いいたします。

 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。

 付託議案は、日程に記載の8議案であります。

 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いいたします。

 それでは、質疑のある方は挙手をお願いいたします。(「なし」と呼ぶ者あり)

 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 ないようですので、これより採決に入ります。

 採決については、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がないようですので、付託議案を一括して採決いたします。

 なお、本委員会に付託された議案は、議案第1号、議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第19号及び議案第24号であります。

 それでは、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 続いて、請願・陳情の審査を行います。

 今回は、新規分の陳情4件の審査です。

 まず、陳情3年地域づくり第26号、選挙における略称の表記に係る意見書の提出についての審査を行います。

 御意見を伺います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

 

○安田委員

 第26号に関しましては、不採択を主張いたします。

 理由といたしまして、政党名の略称の取扱いについては、国会において、各党、各会派の責任の下に議論されるべきものであること、また、有権者の意思が反映されるためという点については、公職選挙法の規定により、略称が同一である名簿届出政党等が複数ある場合において、当該略称のみを記載した投票を有効とし、開票区ごとに当該名簿届出政党等のその他の有効投票数に応じて案分し、それぞれこれに加えることとされていること、以上の理由から、不採択が妥当と考えます。

 

◎川部委員長

 ほかに御意見はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見が出尽くしたようですので、採決に入ります。

 確認いたします。意見は、不採択のみであります。

 それでは、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成全員であります。したがいまして、陳情3年地域づくり第26号につきましては、不採択と決定いたしました。

 次に、陳情3年地域づくり第27号、比例代表を中心とする選挙制度の確立を求める意見書の提出についての審査を行います。

 御意見を伺います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

 

○安田委員

 陳情3年地域づくり第27号に関しても、不採択を主張いたします。

 理由といたしまして、衆議院における現行の選挙制度については、小選挙区制、比例代表制、それぞれの特性を踏まえて組み合わせる方式によることが適当とされているものであり、不採択が妥当と考えます。

 

◎川部委員長

 そのほかの意見はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見が出尽くしたようなので、これより採決に入ります。

 確認いたします。意見は、不採択のみであります。

 不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成全員であります。したがいまして、陳情3年地域づくり第27号については、不採択と決定いたしました。

 次に、陳情3年地域づくり第28号、「県民の声」のウェブサイトへの公開と開かれた行政の推進についての審査を行います。

 御意見を伺います。御意見のある方は挙手をお願いいたします。

 

○安田委員

 陳情3年地域づくり第28号に関して、不採択を主張いたします。

 理由といたしまして、県民の声に寄せられた意見は、県に権限がないもの、特定の個人や地域に関するもの、制度等の問合せや既に周知済みの内容など、非公表の要件に該当する案件を除き、ウェブサイトで適正に公表されており、議会から重ねて措置を求めるまでもないことから、不採択が妥当と考えます。

 

◎川部委員長

 そのほか意見はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。

 確認いたします。意見は、不採択のみであります。

 不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成全員であります。したがいまして、陳情3年地域づくり第28号につきましては、不採択と決定いたしました。

 次に、陳情3年危機管理第30号、島根原発再稼働における市民参加型の原発行政を実行するための会議の開催についての審査を行います。

 御意見を伺います。御意見のある方は挙手をお願いします。

 

○安田委員

 陳情3年危機管理第30号に対しまして、不採択を主張いたします。

 理由といたしまして、本件においては、中国電力株式会社及び国に対して、住民に対する説明責任を果たし、理解を得るように求めるとともに、その機会となるよう住民説明会や地元住民団体代表で構成された原子力発電所環境安全対策協議会と県との合同対策会議の場を設けていること。また、県民に対する避難計画説明会について、既に複数回にわたって開催しているほか、島根原子力発電所2号機の再稼働に向けては、県において原子力安全顧問、住民、米子市及び境港市の意見を聞き、当県議会とも協議を行い、その意向を踏まえて慎重に判断していくこととされていること、以上のことから、不採択が妥当と考えます。

 

◎川部委員長

 ほかに御意見。

 

○坂野委員

 私は、趣旨採択を主張したいと思っております。

 市民参加型の会議を開催した場合に意見集約をどのように図っていくのかなど、極めて難しい点があろうと考えますので、私はなかなか難しいのではないかと考えております。しかし、市民の皆さんからの御意見をしっかりと承るというのは極めて大事なことであろうと考えておりますので、そういった観点から、趣旨採択を主張したいと思っております。

 

◎川部委員長

 そのほかに御意見ありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。

 確認いたします。御意見は、趣旨採択と不採択です。

 初めに、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成少数であります。

 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)

 賛成多数であります。したがいまして、陳情3年危機管理第30号については、不採択と決定いたしました。

 以上で、付託案件の審査は終了いたしました。

 なお、委員長報告の作成及び内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。

 次に、報告事項に入りますが、ここで、執行部の入替えを行いますので暫時休憩いたします。再開は、入替え次第にします。

 

午前10時09分 休憩

午前10時11分 再開

 

◎川部委員長

 再開いたします。

 警察本部及び危機管理局の報告事項について行います。

 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。

 質疑等については、説明終了後、一括して行います。

 まず、警察本部から、報告1、境港港湾危機管理テロ対策訓練の実施について、田口外事課長の説明を求めます。

 

●田口外事課長

 境港港湾危機管理テロ対策訓練の実施について御報告いたします。

 訓練につきましては、テロ対策の能力の向上を図ることを目的に、境海上保安部、警察本部等、関係する15機関の合同により、今月6日月曜日に境港市竹内団地内の境夢みなとターミナル及びその周辺において実施しました。

 訓練の概要につきまして御説明いたします。国際テログループのメンバーと思われる者数人が国際旅客船に乗船しているおそれがあるとの情報が入った想定で訓練を開始しております。

 写真を御覧ください。左上の写真は、税関職員から通報を受け、手荷物検査中に逃走したテロリストを、駆けつけました境港警察署員が制圧している状況でございます。右上の写真は、避難中の乗客にまぎれ込んでいたテロリストを境港警察署員が発見し、制圧している状況でございます。左下の写真は、テロリストが放置した爆発物の疑いがある不審物を島根県警察の機動隊が処理している状況でございます。右下は、国際旅客船から小型船舶に乗り移って逃走を図ったテロリストを、海上保安庁の巡視艇等が追跡しまして制圧した状況でございます。

 今回の訓練では、テロリストの入国を水際で食い止めるための対処方法を関係機関同士で確認し合うことができました。県警察としましては、今後も日本海沿岸部を管轄する警察署を中心として、海上保安庁と関係機関との連携を深めてまいります。

 

◎川部委員長

 次に、危機管理局、報告2、島根原子力発電所2号機の審査状況について、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。

 

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長

 危機管理局資料2ページでございます。島根2号機の審査状況についてです。

 申請基準には、原子炉設置変更許可、設計及び工事計画認可、保安規定変更認可といった3種類の許認可がありまして、原子炉設置変更については、9月15日に審査に合格しております。今回の報告は、設計及び工事計画に関する1回目の審査会合が行われましたので、その報告となります。

 下の米印のところ、設計及び工事計画の審査です。こちらは詳細設計の審査となります。発電所におきます機器の製作ですとか据付けなどの本格的な工事を適切に行うために、基本設計の原子炉設置変更許可に適合していることについて確認する審査となります。

 下の経緯のところ、平成25年12月25日に設置変更許可申請、これと同時に工事計画認可申請も行っております。令和3年10月1日に工事計画の認可申請書の1回目の補正書を提出しております。12月中に2回目、来年3月以降に3回目の補正書を提出する予定としております。

 2つ目の、震源を特定せず策定する地震動に関して、過去の地震においては、事前に活断層の存在が指摘されていなかった場所でも起こっております。このため新規制基準では、発電所の直下で震源を特定せず策定する地震動ということで、発電所の直下で地震が発生したと想定した地震動の評価も行っております。今年4月にこの評価方法が見直されまして、新規制基準の一部が改正されましたので、中電のほうで再評価を行った結果、現行の宍道断層を基に策定した基準地震動を下回るため、中国電力が基準地震動の変更は不要であるということを説明しまして、原子力規制委員会に了承されております。

 3つ目の特定重大事故等対処施設等について、新規制基準では、意図的な航空機衝突、その他のテロリズムによる放射性物質の放出を抑制するために、原子炉建物とは別の離れたところにこの特定重大事故等対処施設の設置が求められております。テロ対策施設ですので、保安上の観点から審査は非公開で行われる予定でして、今回報告した設計及び工事計画の認可日から5年以内の完成が必要となっているところでございます。

 

◎川部委員長

 次に、報告3、令和4年消防出初式について、谷本消防防災課長の説明を求めます。

 

●谷本消防防災課長

 資料3ページ、4ページをお願いいたします。令和4年の各市町村消防機関の消防出初め式の実施について御報告させていただきます。

 1月初めより行われます。昨年に引き続いて、今年の場合は特に新型コロナ対策ということで、一部分、列行進ですとか一斉放水とかを省略して行う市町村もございますので、御承知ください。

 出初式の日程でございます。最初は1月6日に中部ふるさと広域連合で行われて、1月8日土曜日に日南町、1月9日日曜日に4市をはじめ12市町村で行われます。それ以降、3月、4月に行う町もございます。お近くのところで行われる際には、消防団の団員の方々を応援する意味でもお出かけいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

◎川部委員長

 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

 

○安田委員

 警察本部のテロ対策訓練は大変に重要なことだと思っております。境港の重要度はどんどん増すばかりでありますので、日本海側の玄関口としてしっかりと、もっといろんなパターンが想定されると思いますので、連携を確かめて日頃の訓練をしていただきたいと思います。

 また、実際に拉致があった場所からも大変近いところです。もう二度とああいうことがないように、しっかり訓練を積み重ねていただきたいと思います。要望です。

 

◎川部委員長

 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 次に、その他ですが、警察本部及び危機管理局に関して、執行部、委員から何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 ないようですので、警察本部及び危機管理局につきましては、以上で終わります。

 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は、入替え次第とします。

 

午前10時19分 休憩

午前10時21分 再開

 

◎川部委員長

 再開いたします。

 引き続き、地域づくり推進部及び交流人口拡大本部について行います。

 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。

 質疑等につきましては、説明終了後、一括して行います。

 まず、地域づくり推進部から、報告4、「鳥取県協働連携ガイドライン」の策定及びパブリックコメントの実施について、賴田県民参画協働課長の説明を求めます。

 

●賴田県民参画協働課長

 地域づくり推進部常任委員会資料2ページをお願いいたします。このたび鳥取県協働連携ガイドライン案を策定し、来年1月下旬からパブリックコメントを実施しますので、その概要について御報告いたします。

 このガイドラインは、本県の協働連携、公民連携を一層推進するための指針として位置づけ、民間と県が相互の役割や標準的なルール、手順を共有することを目的に策定いたします。

 ガイドラインは4章立てとしまして、第1章ではガイドラインの趣旨について記載しています。この中で、民間が効率的・効果的に実施できることは民間に委ねられないかという視点で協働連携を積極的に推進するとともに、鳥取県の特徴である顔の見えるネットワーク、地域への関心が高く愛着を感じる県民性、コロナ禍で生じた地域への関心の高まりといった、本県の強みを最大限に生かした協働連携の目指す姿を明記しております。第2章では、協働連携の基本的な手順や手法を紹介し、3ページ、第3章では、サポートデスクの概要や事業提案からの流れを記載しています。この中で、民間提案を受けた県の担当部署は、必要に応じて外部の専門家など第三者の視点を入れ検討すること、民間提案があった場合は、県の担当部署の役割として既存事業との費用対効果等を勘案し積極的に協働連携事業の実現に向けて検討することを記載しております。第4章では、鳥取県協働連携会議が民間提案に対する県の検討結果だけではなく、その検討過程も含めて検証すること、協働連携会議での検証結果を広く公表することなどを記載しております。

 ガイドラインを策定する効果としましては、取組事例も交えながら協働連携の手法や手順を分かりやすく紹介することで、民間の方、県の職員に協働連携の意識醸成を図ること、特に県職員一人一人の意識改革につなげること、また、協働連携の可能性について、民間の方、県双方が点検や検討を促す契機となることだと考えております。

 3の今後のスケジュールですが、来年1月からパブリックコメントを実施し、寄せられた意見のほか協働連携会議や庁外の様々な関係機関の意見なども踏まえ、最終案を策定することとしております。ガイドライン案の概要版を4ページ以降に添付しておりますので、また御確認いただけたらと思います。

 

◎川部委員長

 次に、交流人口拡大本部から、報告5、隣接県を対象とした新たな誘客キャンペーン「スペシャル・ウェルカニキャンペーン」の実施及び「#WeLove山陰キャンペーン」の延長等について、濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長の説明を求めます。

 

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長

 交流人口拡大本部の資料の2ページをお願いいたします。国の補助事業の地域観光事業支援の制度が拡充されたことを受けまして、#WeLove山陰キャンペーンの実施期間の延長と、隣接県を対象とした誘客キャンペーン、スペシャル・ウェルカニキャンペーンを実施したいと思います。

概要は、1番で地域観光事業支援の隣接県への拡大によるスペシャル・ウェルカニキャン

ペーンのほう、広島県民を対象としたキャンペーンは12月15日から、22日からは岡山県民を対象に追加する予定です。それから、兵庫県については、調整が整い次第実施いたします。

 スペシャル・ウェルカニキャンペーンの概要ですが、期間は1月31日まで、割引対象は両県民で同じ、鳥取県内のホテル、旅館等の宿泊割引、2分の1で上限5,000円。旅行会社が行う宿泊と日帰りの旅行代金の割引も2分の1と上限5,000円でございます。それから、鳥取県プレミアムクーポンを配布したいと思っておりまして、配布期間は1月31日まででございます。ただし、利用期間は3月10日まで、配る枚数は金額によって異なりますが、表のとおりでございます。

 #WeLove山陰キャンペーンは島根とのキャンペーンで、1月31日まで延長することにさせていただきたいと思います。同じくプレミアムクーポンが、今までは利用期間1月1日までだったのですけれども、3月10日までの延長。それから、今までは島根県の方にはプレミアムクーポンを配っていなかったのですけれども、島根県の方がお泊まりになったときに、本キャンペーンを利用した際にワクチンの接種歴、また陰性の結果が確認できる方にクーポンを配布することにいたします。陰性が確認できない場合でも、宿泊料金は従来どおり割り引きいたします。この#WeLove山陰キャンペーンも、1月以降に宿泊代金の割引、旅行代金の割引、それからクーポンの配布を受けるためには、両県民ともワクチン接種の履歴等の確認ができることが条件となっております。キャンペーンの内容は書いてあるとおりでございます。

 3のところですが、感染状況により、両キャンペーンとも変更とか停止することがございます。それから、GoToトラベルキャンペーンが再開されましたら、両キャンペーンとも中止することにしております。

 

◎川部委員長

 次に、報告6、最近の海外との交流及び情報発信の主な取組について、米山交流推進課長の説明を求めます。

 

●米山観光交流局交流推進課長

 資料の3ページをお願いいたします。最近の海外との交流及び海外向けに行いました情報発信の主な取組につきまして御報告させていただきます。

 まず、今年度はロシア沿海地方と友好交流協定締結10周年及び友好交流30周年を記念いたしまして事業を行いました。本来は、ロシア沿海地方とは昨年に協定締結10周年を迎えたことから、昨年度実施する予定でしたが、新型コロナの影響で今年度に延期いたしまして、友好交流30周年と併せて行わせていただきました。

 実施内容としましては、両県知事によりますオンライン会談、観光地や交流の様子を紹介した記念写真展、両地域の青少年がオンライン参加いたしました日露オンライン漫画教室、沿海地方の工芸家から作品を募集しました工芸コンテストなどを実施いたしました。

 中国河北省とも今年度友好提携35周年を迎えますことから、両県地域の高校生による書道作品を展示した書道作品展、こちらは東・中・西で巡回展示をさせていただきました。また、今後の予定としまして、12月21日にオンラインで結びまして記念式典を行い、ビデオメッセージの交換等を行う予定にしております。

 また、海外向けの情報発信といたしましては、12月4日に台湾台北駅と鳥取市内の鮮魚店を中継でつなぎまして、松葉ガニ等を紹介いたしました。

 今後の予定といたしましては、中国人のインフルエンサーによる情報発信ということで、北京で冬季オリンピック・パラリンピックが開催されることを機会といたしまして、大山への誘客につなげることを目的として、中国で人気のアウトドア系のインフルエンサーなどの方に、今後、大山の魅力をSNSで発信していただく予定にしております。

 また、最後、その他といたしまして、現在外務省が募集しておられます、2023年に日本で開催される予定の主要国首脳会議関係閣僚会合を、今後、外務省に対して本県で開催する用意があるという意思表示を行いまして、関係閣僚会合の開催候補地としてエントリーさせていただきたいと考えております。

 

◎川部委員長

 ただいままでの説明について、質問はありませんか。

 

○島谷委員

 #WeLove山陰キャンペーンの関係で、クーポンの利用が延長になるということなので、それはすごくいいことなのだけれども、今まで配っているクーポンは期限が限られているので、そこを、店のほうもそうだし県民の方も、今までもらっているクーポンがいつまで使えますよということをしっかりと周知できるように。持っていったときに、店が、これは期日がもう終わっていますよなんていうことがないように対応をしっかりしてほしいなと、お願いします。

 

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長

 クーポンは、現在お客様に配布しているものも含めて、3月10日まで使用期間を延長する予定です。皆さんがよく分かるように努めてまいります。

 

◎川部委員長

 ほかにありませんか。

 

○内田(隆)委員

 地域づくりの関係で、9ページをお願いします。

 これは、要は提案のポートフォリオというか、フローチャートを整理してくれて、こういう順番でやっていく民間サポートデスクをつくりますよということだと思うのですけれども、この中で何点か質問したい。これは随時受けられていると思うのですけれども、鳥取県協働連絡会議というのは、委員が予定を合わせるのが大変だから、年に2回とか3回とか4回しか開きませんよというようなことがよくあるのですけれども、随時開いてもらえるものなのですか。

 

●賴田県民参画協働課長

 協働連携会議でございますけれども、年4回程度ということで考えております。ただ、開催は、提案の状況に応じまして柔軟に考えていきたいと考えております。

 

○内田(隆)委員

 私は、ここをすごく懸念するのですよ。やはりそのタイミングとか。民間提案事業って融資のタイミングがいろいろあると思うのでね、今、民間提案サポートデスクというので随時相談は受けられるというと、大体会議が4回だったら、春、夏、秋、冬で、そこに対して照準を合わせてという行政のやり方をするのです。ずらさずにそれまでにやれればいいやということになると思うのだけれども、それは絶対反対ですね、随時開いてください。

 

●賴田県民参画協働課長

 委員おっしゃるとおり、民間の方は民間の方のスピード感でやっておられます。それを行政に合わせていただくということはできないと思っておりますので、委員のおっしゃるとおり、会議については柔軟に対応してまいりたいと思っております。

 

○内田(隆)委員

 それはどこに書かれますか。

 

●賴田県民参画協働課長

 ガイドラインは、今は案でございますけれども、その点についても記載していきたいと考えております。

 

●木本地域づくり推進部長

 少し補足をよろしいでしょうか。内田委員のほうは御理解をいただいていると思いますけれども、御提案をいただいた事業は、この会議にかけないとスタートできないということではございませんので、そこは御理解いただきたいと思います。

 

○内田(隆)委員

 発言を訂正します。了解しました。

 ここにかけて、スタートできる、できないというのが決まると思っていたのですけれども、検証とかアドバイスというのをこちらで受けるという形での理解でよろしいですか。

 

●木本地域づくり推進部長

 はい、そうです。

 

○内田(隆)委員

 そういう理解であれば、年4回で了解いたしました。

 すみません、委員長、発言を訂正します。年4回でいいと思いますので、対応していただけますでしょうか。

 

◎川部委員長

 はい。

 今のは、実現不可の場合に、例えばクレームが来れば、その都度柔軟に対応するということも含めてでいいですよね。

 

●木本地域づくり推進部長

 はい。特に、全てのケースが順調にスタートしているときには、先ほどの4回でさせていただきたいと思いますが、少し頓挫するようなケースについては柔軟に開催してまいりたいと思っております。

 

○内田(隆)委員

 続いてお願いします。交流人口の2ページ、ウェルカニキャンペーン。今朝、早速広島県に来てくださいとテレビCMを出していたのですよね。広島県でテレビのCMの予定はありますか。

 

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長

 鳥取県も広島県からの誘客については新聞広告などの広報をする予定です。

 

○内田(隆)委員

 だから、そうは思うのですけれども、すごいなと思ったのは、このタイミングでもう広告が入るというのは、やはりスピード感ですよね。1月31日のものだから、早く見れば早くその効果があるのですよ。最短でいつ頃いけるのですか。

 

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長

 20日水曜日には新聞広告などを打ちたいと思っております。ちょっと確認しますけれども、20日頃にしたいと思います。

 

○内田(隆)委員

 20日ぐらいに広告を打っていけるということであれば、そういう意気込みで、できるだけ早い段階で打てるようにしていただければと思いますし、今からでも間に合う岡山とか、やはりテレビ広告も含めてできることは全てやってあげるぐらいで臨んでいただければと思います。お願いします。

 

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長

 はい、いろんな媒体を活用して宣伝していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

◎川部委員長

 ほかにありませんか。

 

○広谷委員

 交流人口の3ページの一番最後、その他の件で、2023年に日本開催の主要国首脳会議サミットの会を本県で開催する用意があるということで、用意があると手を挙げる、意思表示するということは、やはりそれなりの具体的な内容ができていると思うのだけれども、どういう状況なのですか。例えば、開催時期がいつ頃であって、場所はどこで予定していてという。いろいろ警備のことがあると思うので、その辺りについてはどこまで案はできているのか、その辺りはいかがですか。

 

●米山観光交流局交流推進課長

 2023年の開催時期につきましては、外務省に確認したら、まだ時期自体は未定なのですけれども、当県で関係閣僚会合を開催させていただく場合は、西部辺りの施設、宿泊施設を中心に開催させていただけたらということで、今、検討を進めさせていただいているところでございます。

 

○広谷委員

 では、確認だけれども、具体的なものはまだはっきり何も決まっていないということ、ただやりたいというだけですか。

 

●米山観光交流局交流推進課長

 関係閣僚会合は、教育ですとか農業ですとか環境と、いろいろな分野があるのですが、どの分野の関係閣僚会合が開催されるかはまだ決まっていない状況でございまして、ただ、当県としましては、閣僚会合をぜひ当県で開催させていただきたいという、手挙げの意思表示をさせていただくという段階でございます。

 

○広谷委員

 サミット自体はどこで行われるのですか。

 

●米山観光交流局交流推進課長

 先日、広島県広島市が手挙げをされたのですが、そのほかにも福岡ですとか名古屋が立候補されていまして、本体の首脳会議もまだ開催場所が決まっていません。

 

◎川部委員長

 ほかにありませんか。

 

○安田委員

 この2ページの#WeLoveなのですけれども、陰性の検査結果という言葉が度々出てくると思うのですけれども、これは、例えば何日前までとか、そういうところはどうなのでしょうか。前日に取っておかなくてはいけないとか、1週間前でもいいですよとか、1か月前でもいいですよとか、いろいろあると思うのですけれども、どういう定義なのでしょうか。

 

●濵本観光交流局副局長兼観光戦略課長

 陰性を証明する手段として、ワクチン接種済証とPCR検査などの検査結果通知が2つあります。これは確認日、お泊まりになる日に確認されますので、その3日前以降の検体採取による検査結果が陰性であることとなっております。

 確認日において、もちろん有効期限が過ぎていないということが条件でございます。

 

◎川部委員長

 ほかにありませんか。

 次に、その他です。地域づくり推進部及び交流人口拡大本部に関して、執行部、委員から何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 

●太田中山間・地域交通局長兼中山間振興統括本部長

 本日の新聞にJRの減便の方針が示されたという記事がございましたので、それについて一言御報告、御説明申し上げたいと思います。

 JRですけれども、例年3月のダイヤ改正につきましては、この12月の時期にその概要を発表されているということでございまして、今回もスケジュール的にはその流れに乗ったものということになります。

 新聞記事にもありましたが、ダイヤ改正については本日発表ということで、その詳細についてはそれを見てということにはなろうかと思います。ただ、今年の春、5月には、JR本社の長谷川社長が、今年10月と来年3月に向かって大幅なダイヤ改正、減便を行うのだということも発表されておりますので、記事にあるような大幅な減便が発表されるのではないかという具合に思っております。

 このことは、本当に県民の生活のサービス低下につながりかねないものでございますので、我々としては、その10月のダイヤ改正が発表になった段階で、市長会、町村会の皆さんの3団体で一緒になりまして、このダイヤ改正については慎重にということ、さらには、コロナ後にはきちんと復便していただきたいというようなことを米子支社の佐伯支社長に要望させていただいたところでございます。また、広域的な取組でもございますので、関西広域連合としても要望させていただいたりというようなことを行ってまいりました。

 ただ、情勢はやはりかなり厳しいということがございますので、もう早急に、この前、10月10日に島根県の丸山知事と鳥取県の平井知事で山陰の両県知事会議をやりましたときにも、地域交通の維持・確保について議題といたしまして、連携して取り組んでいこうという合意もできております。同じような立場にあります島根県などと一緒になって、早急にJR米子支社への働きかけといったことも調整してまいりたいと思っております。

 

○伊藤委員

 はくとの減便、関西方面については影響はあるのではないかと思うのだな。

 

●太田中山間・地域交通局長兼中山間振興統括本部長

 JRからの正式発表の前ということで、なかなか申し上げにくいところはありますが、新聞記事では、はくとが、平日は減らして週末のみになるみたいな読み方もできるような記事になっておりました。我々が内々に聞いているところでは、そうですね、何と言ったらいいかな、かなり……。参考として申し上げるなら、今、コロナの影響で1便運休しておりますものが週末運行になるのかなというような感じで思っております。

 

○伊藤委員

 大体発表するときには、JRと智頭急行が一緒になって発表したほうが分かりやすいと思うのだけれども。だから、JRが発表したのだけれども、智頭急行は、あれ、まだ言わないのという感じで。やはり、一緒に発表したほうが分かりやすいと思うのだけれどもな。

 

●太田中山間・地域交通局長兼中山間振興統括本部長

 JRのほうの発表も今日を予定されているということでございますし、まだ正直、確認までは取れておりませんが、智頭急行にあっても、もし、はくとに何か手をつけるというようなことがあれば、同時発表というようなことをされるものと思っております。

 

◎川部委員長

 この件について、委員の皆さん、何かありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 よろしいでしょうか。ほかにありますか。

 

●堀田文化振興監兼文化政策課長

 別添のチラシを御覧いただけますでしょうか、令和3年度鳥取県文化功労賞受賞記念巡回展のお知らせでございます。

 前回の常任委員会で受賞を報告させていただきました和田嘉宥さんと橋詰峯子さんの功績と活動を広く県民の皆様に紹介するものでございます。1月8日、倉吉博物館を皮切りにスタートいたします。ぜひお越しくださいますようによろしくお願いいたします。

 

◎川部委員長

 そのほかありませんか。

 意見が尽きたようですので、地域づくり推進部及び交流人口拡大本部につきましては、以上で終わります。

 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩いたします。再開は、入替え次第。

 

午前10時50分 休憩

午前10時52分 再開

 

◎川部委員長

 再開いたします。

 引き続き、県土整備部について行います。

 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いいたします。

 質疑等については、説明終了後に一括して行います。

 報告7、測量等業務にかかる入札制度の改正案について、西村県土総務課建設業・入札制度室長の説明を求めます。

 

●西村県土総務課建設業・入札制度室長

 資料については2ページをお願いいたします。

 まず、1の改正の目的について御説明いたします。公共工事に係る入札につきましては、談合防止などの観点から、従来の指名競争入札方式から制限付きを含む一般競争入札方式に転換を進めております。また、公共工事の品質の確保に努めていくため、入札価格だけでなく、会社や技術者の技術力などを評価することにより、価格と品質が総合的に優れた調達を行うための総合評価落札方式に取り組んでおります。

 今回の改正では、少額のものについて現在適用している限定公募型指名競争入札方式を廃止し、制限付きを含む一般競争入札を全面的に適用するとともに、試行中である総合評価落札方式を本格的に実施することで、入札に係る透明性の一層の向上及び業務成果の品質の向上を図っていくものでございます。

 なお、建設工事におきましては、限定公募型指名競争入札の廃止及び総合評価落札方式の本実施について、先行的に行っている状況でございます。

 次に、2のこれまでの経緯について御説明いたします。まず、平成19年度に指名競争入札を主体とした入札方式から制限付きを含む一般競争入札を主体とする入札方式に大規模な改正を行っております。3ページを御覧いただきますと、図の(1)にお示ししておりますのが、19年度に改正され現在に至っている、規則上の入札と落札の方式を整理した関係図でございます。

 次に、2ページに戻っていただきまして、平成20年度から総合評価落札方式の試行を開始しておりまして、それ以降、簡易公募型指名競争入札の価格帯に制限付一般競争入札を試行的に導入、あるいは地域密着型総合評価落札方式の拡大試行を行い、現在に至っております。3

ページを御覧いただきますと、(2)のところに示しております図が現在の試行状況を踏まえた入札・落札方式の整理図となります。

 2ページに戻っていただきまして、3の改正の概要についてでございます。(1)の入札方式におきまして、限定公募型指名競争入札方式を廃止し、同価格帯に制限付一般競争入札を適用すること、(2)の落札方式において、総合評価落札方式を適用してまいりたいと考えております。3ページを御覧いただきますと、(3)に整理しておりますのが今回の改正案による入札・落札方式の関係を示したものでございます。

 2ページに戻っていただきまして、4の総合評価落札方式の種類について御説明します。現在、表に掲げる3つの方式について試行を実施しております。それら全てについて、来年度より本実施を行いたいと考えております。

 その特徴についてでございます。まず1つ目の地域密着型でございますが、この方式については、地域企業の健全な発展というところを考慮いたしまして、技術力の評価に加えて、入札参加者の事務所の所在地等を加味して評価する制度としております。現行の限定公募型指名競争入札においても事務所の所在地を考慮する制度にしておりますので、いわゆる地域企業の受注におけるセーフティーネット的な役割というものは、この地域密着型が担っていくことになると考えております。

 2つ目の簡便型でございます。総合評価方式で発注するほとんどの業務がこの簡便型に該当することとなります。この方式においては、事務所の所在地等の評価は入れておりませんで、技術者の保有数であるとか会社配置技術者の業務成績等を基にしており、技術力を重視した方式としております。

 3番目の技術提案型でございます。こちらにつきましては、業務の難易度が特に高いと考えられるもので、あまり県内でも事例がないようなもの、あるいは現場条件が非常に厳しいものなどの設計を行う場合に、入札参加者から技術提案を求めて、それを評価するというような形で入札を行う方式としております。

 なお、今回の総合評価の対象でございますけれども、競争性の確保の観点から、発注数の多い土木関係建設コンサルタント業務、それから補償関係コンサルタント業務を対象としております。

 最後、5番目の、今後のスケジュールについてでございます。今月末に鳥取県建設工事等入札・契約審議会の御意見を伺った上で、2月の定例県議会において、改正案について御審議をお願いしたいと考えております。

 

◎川部委員長

 次に、報告8、冬期道路交通確保体制に係る国土交通省との調整結果について、小田原道路企画課長の説明を求めます。

 

●小田原道路企画課長

 資料別冊2ページをお願いいたします。冬期道路交通確保体制に係る国土交通省との調整状況について御報告いたします。

 前回12月1日に開催されました当常任委員会において、冬期道路交通確保対策について、山陰道と並行する国道9号の同時通行止めの可能性について御説明したところですが、12月7日の一般質問に対して、知事が再度調整する旨の答弁をいたしましたので、本県として再調整を申し入れ、調整を行っていたところ、一昨日12月15日に平井知事が国土交通省の多田中国地方整備局長と面談を行いました。その概要について御報告いたします。

 申入れの要旨は記載のとおりですが、2路線を同時に通行止めすることなく、どちらか一方の交通は確保すること。もう1点は、一律の基準で通行止めとするのではなく、降雪や除雪状況、渋滞状況を見ながら判断すること。また、県と調整の上、判断することということでございます。

 これに対して、国土交通省の多田局長からは、国土交通省としての考え方は知事と一致しているとして、どちらか一方の交通を確保し、同時通行止めとならないよう除雪に努め、交通規制を行う場合であっても県や市などと調整するとの回答が得られました。

 これにより、一律の基準による3路線の同時通行止めは行わないことになりましたが、当委員会の皆様方にも御心配をおかけし、申し訳ございませんでした。来週21日に再度国土交通省、関係機関との冬期道路交通確保に関する会議を開催し、再度今年度の冬期除雪についての方法等について確認、情報共有することとしております。

 今後とも国土交通省や沿線市町村とも連携し、情報共有しながら冬期道路交通確保に努めてまいりたいと思います。

 

◎川部委員長

 次に、報告9、米子駅南北自由通路整備事業に係る県から市への補助金について、石賀道路建設課長の説明を求めます。

 

●石賀道路建設課長

 資料の4ページをお願いいたします。米子駅南北自由通路事業の全体事業費の増額等につきましては、12月1日の当常任委員会で報告させていただいたところでございますが、全体事業費の増額に伴う県の補助金の概要及び県の負担割合等の増額の内容について、追加の報告をさせていただきたいと思います。

 県の補助金は、米子駅が地域の交通体系において重要な役割を果たすということから補助を行うものでありまして、その補助対象は、1の(2)のとおり、市が整備に社会資本整備総合交付金を充てて行う場合に、4つの項目、(1)として、米子駅南広場整備に係る全ての経費、(2)米子駅南北自由通路整備に係る用地費、(3)地方債の利子、(4)事業計画の認可日前に実施した事業に係る経費、この4つの項目を除いた経費を補助の対象として、市の実質負担額の2分の1を補助するものでございます。

 県の補助金の負担割合につきましては、2の(1)の上の図を見ていただきまして、この交付金事業に公共事業等債を利用する場合、市の実質負担額は黄色部分になります。これは、交付金事業から国費と起債借入れの後年度交付税措置額を差し引いたものが黄色い部分の市の実質負担額になるものでございます。市は現在、公共事業等債を利用しているため、市の実質負担額は36%となり、県はその2分の1の18%を負担することとしているものでございます。

 2の(2)に市の自由通路等の全体事業費、そのうち県補助対象事業費、それと県、市の負担額を表にしております。右の欄に記載しておりますが、今回の全体事業費の増額は13.4億円、このうち県補助対象事業費の増額は、用地費や駅南広場の整備費用、単独市費の費用を除く10億円となっております。これに県の負担率18%を乗じまして、今回県の補助金の増額は1.8億円となるものでございます。

 

◎川部委員長

 次に、報告10、「鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会」第7回会議の開催について、山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長の説明を求めます。

 

●山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長

 資料の5ページをお願いいたします。私からは、第7回地下水等調査会の開催について御案内させていただきます。

 日時は、来週になりますが、12月25日土曜日の13時から、会場は淀江のさなめホールでございます。今回は、コロナが落ち着いているであろうという想定で、委員の皆さんにも会場まで足を運んでいただく予定で準備を進めております。

 議題につきましては、3に記載しているとおりでございます。前回の報告では、今回でおおむねの結果をお示しすることができるかもしれないとお話しさせていただいておりましたが、丁寧に解析作業を進めていく中で、若干時間も要しております関係で、結果については今のところ、年明けて最後の第8回の調査会で、最終の結果としてお示しすることになろうかと思っております。

 なお、資料の後段のほうに、参考として調査経過の概要を記載しております。その中で、前回9月25日の第6回調査会で現場データの分析結果に基づいて想定されます定性的な、大まかな地下水の流れをお示ししております。あわせまして、シミュレーションのほうでは初期段階のモデルを回しておりますけれども、9月の時点では計算結果と実測値にまだ乖離があるというような状況がございました。その後、鋭意現況を再現できる解析モデルへの修正を行っておりますので、今回はその進捗状況をお示しして、委員の皆さんに御議論いただくところまでとなります。

 したがいまして、シミュレーション結果を踏まえて、計画地の地下水がどう流れているかという最終的な結果につきましては、年明けの調査会になろうかと思っているところでございます。

 

◎川部委員長

 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

 

○島谷委員

 交通規制の関係、国交省は2本同時というのを見直しというか、結構よく分かったのだけれども、県道もあるから、あの県道をしっかりかかないと、どういう不測の事態が起こるか分からない。鳥取県としては、その県道、まあ1本しかないのだけれどもね、そこにしっかりと注力するようにやってほしいということを要望したいと思うので、国交省の問題ばかりではなくて、県自身としてやっていかなければいけないのではないのかと思います。

 

●小田原道路企画課長

 今おっしゃったように、できるだけ大型車が県道に入ってきていただかないようなことを希望しますけれども、そういう迂回路としての機能もあるかもしれませんし、地域にお住まいの方々の生活道路としてもあります。今おっしゃった鳥取鹿野倉吉線につきましては重点除雪区間に指定しておりますので、特に注力して除雪に努めてまいりたいと考えております。

 

◎川部委員長

 この件について、ほかの委員の皆さんは何かありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 ちょっと私から一つ、入札方法の変更について、試行期間が終わって本格採用ということですけれども、影響等は考えられないのですか、何かありそうなことはあるのでしょうか。

 

●西村県土総務課建設業・入札制度室長

 総合評価につきましては、かなり長い間試行を重ねてきておりまして、来年度から、現在御提案させていただいております改正案で向かうということで、試行を最終試行という形で実施させていただきました。試行した結果を基に分析をしておりまして、例えば、価格競争方式から総合評価方式に替わるのですけれども、その場合で各企業の受注のバランスとかがどうなるのかというところも検証させていただきまして、おおむね従来とあまり変わらないような形で受注していただける制度につくり上げてきたというような結果は得ているところでございます。

 

◎川部委員長

 分かりました。

 ほかに。ないようですね。(「なし」と呼ぶ者あり)

 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域をはじめとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災、その他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。

 次に、その他ですが、県土整備部に関して、執行部、委員から何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)

 意見が尽きたようですので、以上で終わります。

 委員の皆様に御連絡いたします。次回の常任委員会は1月21日金曜日、午前10時から開催の予定ですので、よろしくお願いいたします。

 この後、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。

 執行部の皆さんは御退席いただいて結構でございます。

(執行部退席)

 今後の委員会スケジュールについて、皆さんにお諮りしたいと思います。

 出前県議会について、お手元に日程、実施方針案の1枚物をお配りしております。お忙しい中ですが、まず、記載の候補日を空けておいていただくようお願いします。大丈夫ですか。

 一応、今入っている予定はしようがないですが、今後、あまり入れないようにというぐらいですけれども。(発言する者あり)31日を候補として落としてほしいという感じですかね。(発言する者あり)

 今のところ、第1候補は28日です、ここは絶対空けておいていただけたらと。(「了解」と呼ぶ者あり)

 では、以上で、地域づくり県土警察常任委員会を終了いたします。

 

午前11時13分 閉会

 

 

 

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