令和2年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和2年12月15日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
坂野 経三郎
常田 賢二
浜田 妙子
藤縄 喜和
市谷 知子
広谷 直樹
野坂 道明
川部  洋
由田  隆
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長、植木福祉保健部理事監兼健康医療局長、
池上生活環境部長、中林病院事業管理者、木本子育て・人財局長ほか各次長、局長、
課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  村中参事、井田課長補佐、小泉係長


1 開  会   午前10時00分

2 休  憩   午前10時14分 午前10時19分 午前10時31分

3 再  開   午前10時15分 午前10時20分  午前10時32分

4  閉  会   午前11時43分

5 司  会   坂野委員長

6  会議録署名委員  広谷委員、由田委員

7  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎坂野委員長
 ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会します。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、広谷委員と由田委員にお願いします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の4議案です。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 討論を行います。
 まず、議案第1号、一般会計補正予算です。コロナ対策で、病院の声を踏まえ、院内感染に伴う県独自の休業補償、国支援の対象外となる事務職員への労災保険への上乗せ支援、医療従事者の家族感染を防ぐための宿泊施設の利用支援の充実、病院の空床補償の単価アップを行うことは評価できます。しかし、マイナンバーカードの保険証利用を進める療育施設でのシステム改修は、進まないマイナンバーカードの普及を国が無理やり進めるもので、このコロナ禍の中、火事場泥棒とも言えるものであり、こうしたシステム改修費用は、療育施設や病院の減収補填に回すべきです。ただ、今回の県の補正予算は、医療関係者の声に応えたコロナの医療環境整備費が一番大きいことから、議案第1号に賛成します。
 次に、議案第7号、病院事業会計補正予算は、病院運営に必要な契約の債務負担行為は当然のものですが、補正予算はマイナンバーカードの保険証利用を進めるシステム改修費です。先ほど述べたように、進まないマイナンバーカードの普及を国が無理やり進めるのは火事場泥棒とも言えるものです。こうしたシステム改修費用は、このコロナ禍においては病院の減収補填に回すべきです。よって、議案第7号には反対です。
 次に、議案第9号は、地方分権一括法で公害紛争処理法が一部改正され、公害審査委員候補者の委嘱期間を自治体が選択できるようになり、これまでの1年から3年に延長するものです。
鳥取県は、公害審査会を開催するような案件が少ないことから、委員候補の委嘱期間を延長する議案第9号に賛成します。
 次に、議案第20号です。鳥取県の被災者住宅再建支援制度は、従来から損壊率20%以上40%未満の住宅も支援していましたが、このたび国の被災者生活再建支援法の改正で、損壊率30%以上の住宅は国制度でカバーされることになりました。その浮いた財源を生かし、今回県制度をさらに充実させ、損壊率10%以上の場合も建築購入費を支援するものです。大歓迎であり、議案第20号に賛成です。

◎坂野委員長
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 採決については、反対討論のあった議案とそれ以外の議案とに分けて採決することとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、議案第7号、令和2年度鳥取県営病院事業会計補正予算について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数です。したがいまして、議案第7号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 次に、議案第1号、第9号及び第20号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員です。したがいまして、議案第1号、第9号及び第20号は、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
 それでは、陳情2年生活環境第30号、風力発電施設のガイドラインの策定について、審査を行います。
 なお、審査に入る前に、山根生活環境部参事監兼低炭素社会推進課長から発言を求められていますので、許可します。

●山根生活環境部参事監兼低炭素社会推進課長
 資料を1枚お配りしています。風力発電施設に係るガイドラインについての県のこれまでの対応状況等という資料を御覧ください。陳情に関する現状と県の取組状況につきましては、11月27日の常任委員会で風力発電施設等の電気事業の許認可権限等は国が有しており、県では許認可等の手続において地元意見が適切に反映される仕組みの構築等を国に要望しているほか、風力発電施設の許認可手続の事前手続である環境影響評価手続において、環境影響評価結果等が事業者から県に提出された場合は、内容を確認し、環境影響評価の妥当性等を精査した上で適切に意見を述べることとなるということを説明しました。
 この精査や意見を述べるに当たっては、環境影響評価条例や条例に基づく技術指針等を基に予測評価等を行い、鳥取県環境影響評価審査会の専門家の御意見等を踏まえることとしており、環境影響評価等の確認体制は十分できているところです。
 条例や技術指針の策定に至る経過ですが、資料に書いていますが、平成16年に企業局が鳥取市浜坂で計画した風力発電事業に関してパブリックコメントを実施した折、景観等に関する影響についての懸念の声が多数寄せられたことがありました。このような状況を踏まえまして、県では風力発電の建設に当たり、周辺地域との調和を図ることを目的に、平成19年に風力発電施設建設ガイドラインを策定しています。このガイドラインでは、土地利用、景観、騒音、生態系等の各種の自然的・社会的条件など、事業者が事前に調査、調整すべき事項や住民説明等について明示していました。その後、平成24年10月に風力発電事業が環境影響評価法の対象となったことから、平成25年4月、鳥取県環境影響評価条例の対象事業に風力発電事業を追加し、風力発電施設建設ガイドラインは廃止しました。この条例改正に合わせ、条例第4条の規定に基づく鳥取県環境影響評価技術指針も改定し、風力発電施設設置ガイドラインで規定されていた内容については精査、充実の上、条例または指針に盛り込んでいます。
 以上のとおり、風力発電施設の建設に当たっては、本県では条例や指針を整えているほか、環境影響評価法や国の指針等に従って、鳥取県環境影響評価審査会の専門家の御意見などを踏まえるなど、確認体制は十分できていると考えているところです。

◎坂野委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、審査に移ります。御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○市谷委員
 私は採択を主張します。
 知事は最近行った国要望の中でも、当県で環境アセス手続中の風力発電事業について、住民理解が進まないうちに手続が進められている事例が散見され、地元住民や市町から環境影響を懸念し、事業に反対する意見が上がっているが、環境アセスでは経済産業大臣への知事意見という形でしか地元意見を述べる機会がないと述べ、適切に地元自治体の意見を反映する仕組みをつくるよう国に求めています。つまり、国の仕組みは不十分だということですし、そのことを知事は認識しているということです。だから、各地の自治体で住民合意、環境保全、騒音規制、ゾーニングなど独自のルールづくりが進んでいます。
 先ほども説明がありましたが、鳥取県では、風力が環境アセスの対象になったことを理由に、県のガイドラインを廃止しています。しかし、知事も述べているように、今の環境アセスだけでは自治体意見、住民意見の反映も環境保全も十分にできません。県独自に住民意見を反映したり、健康や環境を守るルールや条例をつくることが必要です。
 よって、陳情の採択を求めます。

○由田委員
 私は、この陳情については趣旨採択を求めたいと思います。
 今の市谷委員の主張も十分理解できます。一方で、環境影響評価法のいわゆる環境アセスという視点で県も対応できる部分があります。今回の陳情者の言うところの住民に対しての丁寧な説明だとか事前の意向調査等は不十分であるとは思いますが、そうはいっても今回の陳情の厳しい内容からしてそこまではというところもありますので、趣旨は分かるという視点で趣旨採択を求めたいと思います。

○常田委員
 私は、不採択を主張します。
 先ほど説明もありましたけれども、大型風力発電施設の建設に当たっては、関係法令を遵守するとともに、景観や野鳥への影響などにも配慮することが必要であるため、本県においては平成19年3月に風力発電施設建設ガイドラインを策定しています。その後、平成24年10月から環境影響評価法の環境影響評価対象事業に風力発電事業が追加されたことなどを受け、風力発電施設建設ガイドラインを取り込む形で鳥取県環境影響評価条例及び条例に基づく技術指針を改正し、平成25年4月から施行しています。
 本陳情で策定を求められている風力発電施設のガイドラインの項目のうち、県の権限が及ぶものについては既に鳥取県環境影響評価条例と技術指針において網羅されていると考えられることから、不採択が妥当と考えます。

○川部委員
 私も、不採択を求めたいと思います。
 今、常田委員のお話にありましたように、今回の陳情の趣旨はガイドラインの策定を求めるものです。山根参事監の説明にあったように、県は他県に先駆けて、これまで的確な対応を行ってきたということで、この陳情の趣旨に対しては不採択ということです。
 ただ、こうした大規模な風力発電、ソーラーも含めてですけれども、自然エネルギーの推進は必要なことです。それについては住民の理解、協力というものが必要ですので、県にはこれまで以上に、住民の理解、協力を求めるよう促した上で、今回のガイドラインについては不採択としたいと思います。

◎坂野委員長
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、確認します。御意見は、採択、趣旨採択、不採択です。
 初めに、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数です。
 次に、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数です。
 次に、不採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数です。したがいまして、陳情2年生活環境第30号については、不採択と決定しました。
 以上で付託案件の審査は終了しました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにします。
 次に、報告事項に移りますが、病院局は報告事項がありませんので、先にその他について伺います。
 病院局に関して、執行部、委員の方で何かありませんか。
 意見がないようですので、以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は、入替え次第とします。
(執行部入れ替わり)

午前10時14分 休憩
午前10時15分 再開

◎坂野委員長
 再開します。
 報告事項は、福祉保健部、子育て・人財局、生活環境部の順で執行部の入替えを行います。
 初めに、福祉保健部について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 報告1、新型コロナウイルス感染症への対応について、萬井健康政策課長の説明を求めます。

●萬井健康政策課長
 2ページをお願いします。前回の常任委員会の報告以降の県内における感染者の発生状況について、本日現在の状況を御報告させていただきます。
 感染者の概要は、1番の(2)の表のとおりです。11月26日以降の発生分としましては、計12件となっています。感染者数は、この12件を含めまして累計68名ということでして、うち現在入院中の方は9名となっていますが、幸いなことに入院中の方の中に重症の方はおられません。
 あと、下に米印で書いていますが、陽性確認後に保健所で直ちに接触者等の調査をきめ細かく行っていますので、現在のところ感染拡大のおそれはないと考えているところです。
 2番の相談及び検査の実施状況です。11月1日で相談体制が変わりまして、(2)のところですが、受診相談センター及び接触者等相談センターで11月1日以降、相談を受けた件数としましては1,781件となっています。あと、検査ですが、(3)に書いていますとおり、衛環研等の行政検査が6,871件、医療機関における検査が1万2,627件、合計1万9,498件となっていまして、うち、陽性が確認されたのが68件となっています。記載しております67件というのは、12月13日現在までの数字です。昨日12月14日に上の表に掲げましたように68例目が確認されましたので、現段階では68件となっています。
 あと、これに基づく新型コロナ警報の発令状況です。昨日、68例目の方が中部地区で確認されましたので、中部地区に注意報を発令させていただいています。ただ、この68例目の方ですが、検査を受けた医療機関が東部ということで、発生届も鳥取保健所から提出されていますので、東部のカウントとなっています。そういった意味で、68例目の発生を受けまして東部も注意報を延長させていただいているところです。

◎坂野委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○川部委員
 前回もお聞きしましたが、インフルエンザの状況について教えてください。

●萬井健康政策課長
 現在のところ、インフルエンザの発生状況はゼロということです。

◎坂野委員長
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次にその他ですが、福祉保健部に関して、執行部、委員の方で何かありませんか。
 意見がないようですので、福祉保健部については以上で終わります。
 執行部入替えのため、暫時休憩します。再開は、入替え次第とします。
(執行部入れ替わり)

午前10時19分 休憩
午前10時20分 再開

◎坂野委員長
 再開します。
 引き続き、子育て・人財局について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 報告2、鳥取県西部不妊専門相談センターの移転及び愛称の決定について、名越家庭支援課長の説明を求めます。

●名越家庭支援課長
 2ページをお願いします。本県においては、県内に2か所、東部は平成11年度から県立中央病院内、それから西部については平成28年にミオ・ファティリティ・クリニック内に不妊専門相談センターを設置し、不妊や不育に関する専門相談や不妊治療に関する勉強会の開催等を行ってきたところです。
 このうち西部の不妊専門相談センターについては、12月6日にミオ・ファティリティ・クリニック内からイオンモール日吉津店内に事務所を移転し、リニューアルオープンしました。また、相談センターの愛称を募集しまして、それについても決定しましたので、報告させていただきます。
 まず、西部不妊相談センターの移転についてですが、イオンモール日吉津内の東館内に12月6日から、電話・面接・メール相談に併せましてインターネット会議システムによる相談も行うこととしています。また、相談時間ですが、移転前は月曜日から土曜日まで、御覧の時間としていましたが、年中無休で午前10時から午後9時までの相談時間としています。
 また、2番目の愛称についてですが、この移転を機に、より親しみを持っていただける場所となるよう愛称を募集しました。結果、全国から316件の応募があり、「はぐてらす」という愛称に決定しています。これは、ハグ、抱きしめると育む、それから照らす、安心した場所というようなことから、新しい命の育み等に悩む方を抱きしめるように安心させ、サポートの光で照らす相談センターという意味でつけられた名前です。また、ロゴマークについても、御覧のような形で決定しました。
 3ページをお願いします。12月6日、イオンモール日吉津内におきまして、記念式典を開催し、相談センターの除幕式、それから愛称発表をしたところです。
 参考に年度別の相談件数をつけております。

◎坂野委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○市谷委員
 西部の不妊治療相談センターというのは、誰が主体でやっているのでしょうか。前は病院でやっておられたということですが、やっている人は替わらず場所が変わっただけなのかとか、体制も気になりますし、年中無休ということなので、その辺がどう変わったのかも教えてください。

●名越家庭支援課長
 県がミオ・ファティリティ・クリニックに委託し、相談に応じていただいています。移転後は1名から3名ぐらいの職員に常駐していただき、専門的な相談になりますとZoom等も利用しながら対応する体制としています。

○常田委員
 いい取組だとは思うのですけれども、イオン日吉津はかなり家賃が高いのかなと、素朴に思ってしまうのですけれども、その辺はどのような感じなのでしょうか。

●名越家庭支援課長
 これは、ミオ・ファティリティ・クリニックから、より幅広く相談を受ける、あるいはより若い方にも不妊、不育のことについて周知するため、移転をして開設をしたいということがありまして、今回移転開設する運びとなったものです。
 経費については、ミオ・ファティリティ・クリニックさんが持つという御提案があり、県としてもより幅広く周知ができるということでお願いをしたところです。

○広谷委員
 不妊相談の希望者の利便性がよくなるように、イオンモールの中に拠点施設をということですが、不妊相談というのは結構プライバシーに関わる問題だと思うので、買物客が結構出入りするような場所とかはどうなのかなと思ったりもします。イオンモールのどういう位置に施設があるのか分かりませんけれども、その辺りはどうなのだろう。

●名越家庭支援課長
 イオンのスーパーというか、よく買物をされるところとは離れていまして、東館の入ったすぐ、家電等がある場所です。ひっきりなしに人が動くようなところから少し入ったところにありまして、事務所の中におきましても個室で相談対応できるような形にしていただいています。

○広谷委員
 結構プライバシーが守られている。

●名越家庭支援課長
 守られるような形にしてあります。

○川部委員
 先ほどの家賃の件ですが、委託料を払っている、それから家賃はミオ・ファティリティ・クリニックが負担するというあたりについて、もう少し詳しく説明をお願いします。
 これは県の事業という認識でいいと思うのですけれども、年度途中だからという理由で家賃は委託先が負担するのか。今後のこともあると思うので、その辺の県の役割、委託先の役割をきちんと整理した上で説明いただかないと、少し分かりにくいことになるのではないかなと思うのですけれども、どうですか。

●名越家庭支援課長
 家賃料につきましては、委託当初から対象経費としておりませんので、現時点で移転先であるイオン内の場所の賃貸経費を県で負担するということにはしておりません。
その辺、今後の利用状況等を踏まえて、検討するところがあるのかどうか、まだ分かりませんけれども、現時点においては、賃料はミオ・ファティリティ・クリニックさんが負担していただくという話になっています。

○浜田(妙)委員
 全部で500件近い相談がありますけれども、地区別の調査はできていますでしょうか。西部の皆さんにとってはとても便利になったかなと思いますが、中部の皆さんは、西部か東部に行かなければいけないわけですので、相談件数によっては、中部についてもこれから先の計画だとかを考えなければならないと思うのですが、その辺りを教えてください。

●名越家庭支援課長
 現時点において、地域別の件数は持ち合わせておりませんが、将来的に中部の方についてどうするかということにつきましては、需要と供給というところもありますし、またそういう施設を中部に設置するということになれば費用的なこともありますので、そういったことも含めて、今後検討していく部分だと思っています。

◎坂野委員長
 そのほかはありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次にその他ですが、子育て・人財局に関して、執行部、委員の方で何かありませんか。
 意見がないようですので、子育て・人財局につきましては以上で終わります。
 執行部入替えのため、暫時休憩します。再開は、入替え次第とします。
(執行部入れ替わり)

午前10時31分 休憩
午前10時32分 再開

◎坂野委員長
 再開します。
 引き続き生活環境部について行います。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきます。
 報告3、スペースサイエンスワールド星取県withオンラインの開催について、小椋環境立県推進課星空環境推進室長の説明を求めます。

●小椋環境立県推進課星空環境推進室長
 2ページです。スペースサイエンスワールド星取県の開催について報告します。
 来年の1月31日に、とりぎん文化会館で、小惑星リュウグウの石を採取して12月6日に地球に帰還しましたはやぶさ2をテーマにしたイベントを開催する予定としています。
 最近テレビでよく姿を見ますが、はやぶさ2プロジェクトマネジャー、津田雄一さんをはじめ、資料に記載している皆さんの参加を予定しています。宇宙飛行士の土井隆雄さんも参加を予定していますが、もしかしたら遠隔でということになるかもしれません。
 鳥取県とはやぶさ2の関連ですが、三朝町にあります岡山大学惑星物質研究所で採取した岩石の分析を行うことになっています。今回は、講演、パネルディスカッションのほか、実物大のはやぶさ2の模型を展示します。開催に当たっては、鳥取県のイベントにおける感染拡大防止マニュアルを遵守して、コロナ対策を行いながら実施しますし、イベント独自のコロナ対策マニュアルを整える予定です。

◎坂野委員長
 報告4、鳥取市内における高病原性鳥インフルエンザの確認並びに国内の発生状況と本県の対応について、報告5、ツキノワグマによる人身事故の発生について、報告6、東郷湖羽合臨海公園(浅津地区)の複合遊具等の供用開始について、平木緑豊かな自然課長の説明を求めます。

●平木緑豊かな自然課長
 3ページをお願いします。鳥取市内における高病原性鳥インフルエンザの確認並びに国内の発生状況と本県の対応について御報告させていただきます。
 京都産業大学が独自に行っている調査で、12月7日に鳥取市気高町日光で採取されました野鳥のふん便から、同月12日にH5亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、環境省が回収地点周辺10キロを重点監視区域に設定しました。この指定を受けまして、県でも重点監視区域内の野鳥の監視を強化しましたので、報告します。
 また、11月5日の香川県三豊市での採卵養鶏場での高病原性鳥インフルエンザの発生以降、12月13日現在と記載していますけれども、直近14日まででは、10県で26例発生していますので、併せて報告します。
 野鳥における検出状況については、(1)のところに載せています。15例目が鳥取県の事例です。いずれもH5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザです。
 (2)は養鶏場における発生状況で、現在確認されている10県分を記載しています。25例目、26例目が香川県、宮崎県で発生しておりますが、それについては12月13日現在で集計したため記載していません。
 4ページをお願いします。本県の対応ですが、日光を含みます東部につきましては、野鳥の警戒レベルが現在国内レベル3ということで一番上まで上がっていまして、これまで週1回野鳥監視を行っていましたが、監視重点区域につきましては、約1か月間になりますが、毎日、その他の区域は1日置きに監視を行うようにしています。中西部の河川、湖沼につきましても、監視頻度を週1回から2回に引き上げて実施をしています。死亡野鳥、または異常行動、衰弱などの野鳥が発見されました場合には、環境省のマニュアルに基づいてウイルスの保有状況を調査します。また、水鳥公園では環境省が10月にふん便100検体を採取し、検査していますが、その際の結果は陰性でした。追加の調査を本日15日に実施すると聞いています。県でも、12月9日に気高町日光で環境水2件、ふん便10件を採取し、鳥取大学で検査中です。野鳥関係団体ですとか関係機関と連携を取りまして、正確な情報をお伝えするよう努めてまいります。
 養鶏関係につきましては、これまでに県庁内の連絡会議を9回開催し、鳥インフルエンザへの対応を確認しておりますし、県内の養鶏場81か所に対しては、畜産課が2回立入り検査をし、また重点監視区域内にあります農場3か所につきましては、緊急立入りをして異常がないことを確認しています。また、県内での発生に備えて、初動防疫訓練等をする予定にしています。
 5ページをお願いします。ツキノワグマの人身事故が発生しましたので報告します。
 発生日時は12月11日午前10時頃で、場所は国府町高岡地内です。70歳代の女性が玄関を出たところで熊と遭遇し、負傷されたものです。顔面を引っかかれ、左腕にかみつかれたということで、負傷の程度としては中程度と聞いています。病院に搬送されています。
 事故を受けての対応ですが、鳥取市では現地対策本部を立ち上げて、市、警察、猟友会が合同でパトロールをしています。これまでも目撃情報があった場所でして、わな等を仕掛けていましたが、設置数を増やすなど警戒を強めています。また、トリピーメール等で熊に遭遇した際の対応について改めて注意喚起し、県でも各市町村に対して注意喚起をしています。
 本日も雪が降っていますけれども、冬眠前の食べ物を探していることがありまして、人家周辺の柿の木や栗など、実が残っている場合には撤去していただくよう注意を促しています。
 今年の出没状況ですが、12月10日時点で221件と、昨年とほぼ同数で、捕獲頭数につきましても81頭と、昨年と近い数字です。今年も堅果類が凶作ということで、まだまだ人里に出没する可能性がありますので、当面注意が必要になります。
 6ページをお願いします。東郷湖羽合臨海公園(浅津地区)の複合遊具等の供用開始についてです。老朽化に伴い使用禁止にしていました複合遊具等をこのたび更新しましたので、報告します。
 供用開始は12月25日を予定しています。場所と設置した遊具につきましては、2の整備内容等のところに写真と地図を載せています。事業費等につきましては、4,300万円余です。社会資本整備交付金を2分の1充当しています。
 この遊具につきましては、平成30年2月から経年劣化のため使用禁止としていました。東郷湖羽合臨海公園内には約30基の遊具がありますが、まだ10台程度は使用禁止にしています。順次直していくことにしていますが、使用頻度等を勘案しまして、撤去も含めて検討してまいりたいと思います。

◎坂野委員長
 報告7、鳥取県動物愛護管理推進計画(案)に係るパブリックコメントの実施について、朝倉くらしの安心推進課長の説明を求めます。

●朝倉くらしの安心推進課長
 7ページをお願いします。動物愛護管理法が令和元年6月に改正されたこと、環境大臣が定める動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針が本年4月に改正されたこと、並びに本県の動物を取り巻く状況の変化等を踏まえ、このたび鳥取県動物愛護管理推進計画の見直しを行うこととしてパブリックコメントを開始しましたので、その概要について説明させていただきます。
 意見募集の方法は資料に記載しているとおりで、パブリックコメントの実施期間は昨日12月14日から来年1月4日までとしています。
 推進計画案の概要ですが、計画期間は令和3年度から12年度までの10年間、計画の基本方針は、現在の2期計画に定める動物愛護の推進、動物の適正飼養の推進に、県民と動物の安全確保、連携と協働による推進体制の整備を加えた4つの基本方針を定め、人と動物の調和の取れた共生社会を目指し、致死処分ゼロを究極の目標として各種施策を展開することとしています。
 施策の項目を資料に示していますが、動物愛護の推進では、普及啓発、返還・譲渡促進の取組など4つの項目を定め、行政機関と動物愛護に取り組む関係団体等が連携して、動物愛護精神の普及啓発や譲渡促進などの施策を展開していくこととしています。適正飼養の推進では、動物取扱業者の監視指導など3つの項目を定め、飼い主に対する適正飼養や終生飼養の指導・啓発、動物取扱業者への指導など、関係団体と連携して全ての動物が適正に終生飼養される社会を目指すこととしています。県民と動物の安全確保では、災害対策など2つの項目を定め、人と動物の共通感染症対策や災害の発生時に県民、飼い主及び動物の安全を確保するための普及啓発や災害発生時に適切に対応するための体制整備を進めることとしています。連携と協働による推進体制の整備では、計画の推進など2つの項目を定め、多様な関係者の主体的な参画、協働による推進体制を整備することにより、本計画の着実な推進を図っていくこととしています。
 本計画の目標につきましては、9ページの(2)に記載していますが、現在の第2次計画において、令和5年度に向けた数値目標は既に達成されていますので、現状及び今後の対策を踏まえて、令和12年度に向けた新たな目標を設定することとしています。
 主な目標ですが、動物の収容・引取り数は犬100頭以下、猫200頭以下、返還・譲渡率は犬90%以上、猫70%以上、致死処分数は最終目標をゼロとしています。また、新たな目標として、狂犬病予防注射接種率90%以上、支援事業を活用した飼い主のいない猫の不妊去勢手術実施頭数1,200頭以上、地域猫活動の支援事業を実施する市町村数は全19市町村、動物愛護推進員の委嘱人数40人といった目標を設定し、各種施策を推進していく予定としています。
 本計画につきましては、10月27日に開催した動物愛護推進協議会において素案に対する御意見をいただくとともに、鳥取市や関係団体とも調整を図りながら検討を進めているところであり、今回行っていますパブリックコメントの御意見も本計画に反映させることとしています。
 7ページの一番下に今後のスケジュールを記載しています。来年1月には電子アンケートを実施するとともに、パブリックコメントの実施結果を常任委員会に報告させていただくこととしています。また、2月には第3回目の動物愛護推進協議会で最終案を協議の上、3月中に新たな計画を策定、公表する予定としています。

◎坂野委員長
 報告8、天神川流域下水道における複合バイオマス資源の有効利用について及び報告9、日南町の小原川等の白濁について、田中水環境保全課長の説明を求めます。

●田中水環境保全課長
 10ページをお願いします。天神川流域下水道で発生する下水汚泥を中心とした複合バイオマス資源の利活用検討の予備調査として、民間発案による提案募集を開始しましたので、その概要を報告します。
 1のこれまでの概要ですが、資源利活用検討会を設置しまして、天神浄化センターの現地を確認したり、意見交換を行っています。
 検討会の委員は、(1)に書いておりますが、下水道、あるいは下水道汚泥、下水経営のあたりで詳しい先生方に入っていただいています。
 募集要項案に関する主な意見は、(2)のとおりです。1つ目のポツですが、事業期間は20年としておりまして、終了後の事業継続であったり施設の取扱いについて、更地で返還するとか、県へ無償譲渡するとか、県の買取りを求めるとか、そういう提案も含めたほうがいいという意見をいただいています。また、2つ目のポツですが、20年間の収支試算根拠について提出させるほうがいいという意見であるとか、3つ目のポツですが、当初は汚泥を無償提供する予定にしていましたが、ある程度の処理費を先方に渡して提案を受けたほうが実現可能性が高まるのではないかという意見をいただいているところです。
 2の募集要項の概要です。(1)の目的ですが、地域バイオマス資源の有効活用方策、ガス発電、肥料化、燃料化等、活用資源の範囲として下水汚泥、し尿・浄化槽汚泥、生ごみ、家畜ふん尿等、それから事業スキームとして民設民営であるとかPFI等について提案を募集します。
 (2)の検討の主な条件です。アの対象施設の範囲ですが、これは今天神川にはないのですが、バイオマス資源の受入れ・前処理施設といったもの、それから、汚泥を消化させてガスを発酵させる汚泥消化施設、バイオガスの有効利用施設、最終的に残る汚泥の有効利用施設としています。イの事業期間ですが、設計・建設で3年以内、維持管理・運営期間として20年としています。ウの事業手法ですが、民設民営を基本としていまして、PFI方式等の提案も可能にしています。県、市町の新たな投資がない、あるいは極めて低廉であるということを条件にしていまして、現行、汚泥外部処理委託費が1トン1万5,500円、年間で8,000万円ぐらいで、20年で16億円ぐらいかかりますので、それらを下回るような提案を期待しているところです。エの汚泥処理の技術ですが、これはそこに掲げているような日本下水道事業団であるとか日本下水道新技術機構等の技術審査証明を取得した技術ということです。それからオですが、最終生成物は全量有効利用することとしています。
(3)の提案の審査ですが、この後の検討会において実現性、経済性、安定性、環境性の観点から審査をして、最優秀提案を選定する予定としています。
 (4)のスケジュールですが、来年の2月22日を提案の締切りにしておりまして、3月9日にプレゼンテーションをして今年度中には審査結果を公表した上で、一番下に書いていますが、実現性が認められるものにつきましては令和3年度以降に導入可能性調査に着手することを考えています。
 11ページをお願いします。日南町の小原川等の白濁についてです。これは新聞でも報道されておりますが、日南町の福万来地内を流れる銭神山川及び小原川が白濁する事案が生じましたので、概要を報告します。
 1の水質事故の概要ですが、11月13日に豚舎の給水器具の鉄パイプが破損しまして、有機汚泥を含んだ水が雨水用水路、銭神山川を経由して小原川に流出したもので、最大約1立米ということです。事業場の概要は、そこの表の中に掲げています。水質汚濁防止法上の特定事業場ということで、紙加工であるとか食品であるとか畜産農業であるとか、1日50立米以上の排水がある事業場が県内309施設ほどありまして、その中の1施設ということで、東部は鳥取市がその指導をしています。中西部については各総合事務所で対応しているところです。
 2の対応状況ですが、11月13日に濁りや泡が発生しまして、住民の方が日南町へ連絡をして、日南町の職員が事業場を訪れて、その破損箇所の修繕を確認しています。その後、11月18日に関係者が集まりまして、13日に採水した水の検査結果が11月25日に判明するということで、11月26日に現地で聞き取りをしています。水質的には、水質汚濁防止法、あるいは町と事業者が結んでいます協約書の排水基準値を超過しているものはなかったのですが、泡立ちと白濁が依然残っていることについては、事業場の浄化過程で使用している薬品等が原因ではないかということで、事業者から薬品メーカー等へ、その安全性であるとか根拠等について確認するよう指示をしているところです。12月22日に、その辺りの情報を含めて事業者側が下流域の住民の方に意見交換ということで情報提供されて、その中に日南町と西部総合事務所が同席するという予定にしています。
 3の排水基準です。表に各項目の水質汚濁防止法上の基準、町と事業者で締結をしている協約書の基準、11月26日に県が測定した結果を記載しています。いずれも基準値内であったということですが、白濁、泡立ちについては、現在薬品の状況を確認しているところです。

◎坂野委員長
 報告10、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、12ページから13ページのとおりであり、説明は省略します。
 報告事項の説明は以上ですが、ここで平木緑豊かな自然課長から発言を求められていますので、許可します。

●平木緑豊かな自然課長
 12ページをお願いします。一定額以上の工事または製造の請負契約の報告についてですが、前回10月6日の常任委員会で報告させていただきました大山駐車場地中熱融雪設備設置工事の第1回契約変更額のところで金額の記載ミスがありましたので、今回提出のとおり訂正させていただきます。

◎坂野委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○市谷委員
 まず11ページですけれども、この豚舎の給水器具の鉄パイプの破損というのは、原因が何なのかなと。同じようなことがあってはいけないので、その辺の点検とか原因とか、少しその辺を教えていただけたらと思います。
 戻りまして、10ページの天神川流域下水道の複合バイオマスの関係なのですけれども、(2)のところで、検討会の先生たちからいろいろな意見が出た中に、汚泥は無償提供ではなく何か委託費を出したらいいのではないかという話がありましたけれども、それと、先ほど2の募集要項の(2)の事業手法のところで説明のあった、処理委託費が年間で8,000万円かかっているので、それより安くしないとという辺は、どういう関係で調整されるのかなと。
 以前高いお金を出して脱水機を買ったというのがあるのですけれども、それについては今度の計画の中ではどういうふうに使われるのでしょうか。
 最後に、複合バイオマスということで、要は天神川流域下水道の汚泥だけでは量が足りないというのがあって、市町のいろいろなほかのごみについても一緒にバイオマス発電するという話だったように思うのですけれども、その辺がどういうことになるのか教えてください。

●田中水環境保全課長
 まず、11ページの鉄パイプの破損ですけれども、これは老朽化によるものということです。即日修繕をしているということですし、再発防止についても関係者の皆さんが集まって話をしていますので、大丈夫ではないかと思っています。
 10ページのバイオマスですけれども、まずバイオマス汚泥の処理費のことにつきましては、処理費が今大体1トン1万5,500円ですが、これを初めは無償で差し上げますので、それをいい具合に利用してガスを取ったり発電したりやってくださいというつもりだったのですけれども、それだとなかなかコスト的に合わないところがあるので、1万5,500円でなくても、例えば2,000円とか3,000円とか、どれぐらいの処理費を頂ければ事業がペイしていくというようなあたりについて、相手方に提案を求めようと考えています。
 脱水機につきましても、一旦消化とかして汚泥量が減ってガスが発生しますけれども、その汚泥をもう一回工程に戻して脱水して、また新たに再利用施設に送るというやり方を考えています。今使っている脱水機というのを使いながらというようなことで、そこにもしし尿とか家畜ふん尿とかが入ってきて事業量が増えれば、そこの増える部分についても、そこは今の天神の下水道のほうに経費を下さいねというような提案をしてくださいという条件にはしています。
 中部のごみ全体の話につきましては、いろいろな資源がありますので、それは相手方の提案の中でどういうものが使えるかというのを提案していただこうと考えています。

○市谷委員
 いろいろと業者に提案してもらおうという内容なのですけれども、結局はそのよしあしについて判断していくことになると思うのです。その判断基準がここにも書いてありますけれども、一番の判断としては経費負担が増えないことということですかね。そこを確認させてください。

●田中水環境保全課長
 天神川流域下水道は、市町からの負担金によって経営しておりまして、とにかく市町の経費負担が増えないことが大条件ということですので、そこはしっかり確認しながら進めていこうと思っています。

○広谷委員
 3ページの鳥インフルエンザですけれども、これは京都産業大学が独自に調査して、ふん便からウイルスが発見されたということですが、京都産業大学は県内各地でそういう調査をされているのでしょうか。

●平木緑豊かな自然課長
 京都産業大学は、大学の研究の一環として各地で調査をされています。鳥取県では日光池で採取されて、ほかの県ではまた別の場所で取っておられます。

○広谷委員
 県内では日光池だけということですよね。それで、この資料を見ると、12月7日に京都産業大学が採取したのから出て、その後、鳥取県でも採取して、今鳥取大学で検査中ということだけれども、鳥取県、あるいは環境省として、京都産大が調査するまで、県内でそういうふん便の検査というのは、10月に行った後はやっていなかったのですか。

●平木緑豊かな自然課長
 環境省が10月に米子水鳥公園で採取していますが、今年は鳥インフルエンザの発生がたくさん見られましたので、追加調査ということで12月に予定をしていました。場所としては米子水鳥公園です。それだけではやはり少し足らないのではないかという庁内連絡会議のお話もありましたので、採取場所としては東部、日光池を選んで、9日に採取としていました。京都産業大学が7日に取られたという情報はこちらにはなかったものですから、検出を受けて初めて分かったというような状況です。

○広谷委員
 京都産業大学の検査結果が出てから分かったということだけれども、それまで県としては監視が主な調査ということだったの。

●平木緑豊かな自然課長
 はい。野鳥の調査は、基本的には監視でして、死亡ですとか、あといわゆる異常行動、首をもたげて動かないとかじっとしているような鳥がいないか、そういうのを飛来する場所、湖沼とか河川とかで目視確認するというのが基本になっています。異常があった場合には、環境省のマニュアルに沿って検査をするという流れです。

○広谷委員
 今、鳥大で検査中ということだけれども、今後もやはりふん便の検査というのは県としてやっていく方向なのですか。

●平木緑豊かな自然課長
 日光の場合には、いわゆる水田に水を張った閉鎖的な水ということで水の検査もしていますが、通常は野鳥のふん便を採取して検査するというやり方になります。現在のところ、東・中・西でも実施しようと考えています。(「全県でね」と呼ぶ者あり)はい。

○広谷委員
 日南町の豚舎の関係について、これはまだ原因がはっきりしないということのようですけれども、小原川の下流とかというのは、上水関係の施設というか、そういうあれはないのですか。

●田中水環境保全課長
 確認をしていないのですけれども、今、水源的に危ないというような情報は全く入ってきておりませんので、大丈夫ではないかなと考えています。

○野坂委員
 3点お願いします。
 まず、ツキノワグマですけれども、今殺処分で対応するというケースも出ていて、不幸なことだなと思うのですね。一方、保護獣ということでもありますでしょう。仕方なく殺処分するということもあるのでしょうけれども、今回の原因はドングリなど、餌になるようなものの凶作。その凶作の理由というのはちょっとよく分からないのですけれども、近年の異常気象も原因となっているところもあるのだろうと思うのですよね。野生動物については、一方で保護政策もやっているわけですよね。今後ますますこういう傾向が増えていくと、その辺を政策的に、根本的な対応の仕方みたいなのも考えていかないといけない段階に入ってくるのではないかなと思うのですよね。出てきたら駆除するという、その繰り返しでいいのかどうなのか、この点についてはどういった議論がされているのでしょうか。
 次に、動物愛護管理推進計画の案についてですけれども、来年の6月から改正法が施行されるのですよね。それに伴って様々普及啓発等を図っていかれるわけですけれども、県内の動物の取扱事業者の実態というのは把握されているのでしょうか。
 その上で、それらに改正のポイントみたいなものを徹底、浸透させていかないといけないわけですけれども、その辺の対応というのはどう考えられているのか。来年6月、もう間がないですしね、把握が前提になるのだろうと思うのです。
 最後に天神川について、これは汚泥とかそういう複合バイオマスで活用していくということですけれども、本体がありますね。これは下水処理の本体の事業とは切り離してされるということでしょうけれども、そもそもの本体の事業というのはどのように考えておられるのかということを教えてください。それから、この民設民営というのはどういうケースを想定されているのでしょうか。PFIは分かるのですけれども、民設民営とはどういう事業スキームを想定されているのか、もう少し教えてください。

●平木緑豊かな自然課長
 ツキノワグマについてですが、いわゆる東部で出没する熊といいますのは、鳥取、岡山、兵庫にまたがる東中国エリアの生息群となりますが、現在の保護計画を策定した平成29年当時、まだ絶滅の危惧があるということで今の計画内容になっています。現在、それから4年ほどたつのですけれども、熊の出没頭数等の状況を見ますと、どうも生息数が増えているという傾向が各県ともデータとしてあるようです。ちょうど来年いっぱいでこの保護計画が改定の時期ですので、本当に熊が安定的に増えている状況なのか、その辺りをしっかりと見極めながら次の計画というのを改定していきたいと考えています。

●朝倉くらしの安心推進課長
 動物取扱業者への実態把握ですとか普及啓発ですけれども、動物取扱業者に関しましては、年に1回以上施設に立入調査をして、不適正なところがないかというような改善指導等も行っています。
 また、法改正につきましては、今年の5月から6月にかけて法改正の内容を全ての動物取扱業者に文書で通知するとともに、動物取扱業者は年に1回講習会を受けるようになっていますので、その場でも法改正の内容について説明しています。
 説明会は既に11月に行っていますけれども、1か所だけ2月に行うようにしています。また、来年度につきましても、年度当初に再度そういった法改正の内容について周知するようにしています。

●田中水環境保全課長
 まず、天神川流域下水道の本体をどう考えているのかということについてです。これは本体の副産物と言ったら語弊があるのかもしれませんけれども、本体の汚水処理をしたときに発生する汚泥を分離して、そちらで民間の提案を受けようということですので、本体は今までと同様にしっかりやっていこうと。もし何かのトラブルで発電とか資源利用の事業ができなくなったときでも、本体はとにかくしっかり下水処理できるような二重構造の中で、できるだけ本体はリスクを取らないという形で今考えているところです。
 民設民営のあたりを少し詳しくということですけれども、これは鳥取市の秋里の下水道部で、まさにガスと汚泥を供給して民間の事業者さんが発電をやっておられます。鳥取市さん的にはそこの敷地の借料であったりとか提供を受けておられるということで、本体の事業とは分離した形でそこで民間の事業者さんが独自にやっていただけたらということで考えていまして、天神川流域下水道も今、消化施設とかガスホルダーとか昔は使っていたものが、コスト高になった関係でそれを中止して汚泥を外部処理しているのですけれども、そういうものを再利用したりとか今の技術でコンパクトな新しいものを民間事業者さんで設置いただいて、そういったもので発電とかやっていただけて、事業の採算性が取れれば一番いいなと考えているところです。

○野坂委員
 個体数は増加傾向にあるということで、その辺は注意深く見ていくということなのですけれども、何とも映像を見ていても痛ましいのですよね。しようがないでしょうけれども。そうすると、餌がないということが原因なので、単純に何か餌となるようなものの供給のやり方みたいなのはないのかなと思ったりもするわけですよ。それは法的に何か制約があるのかどうなのか、そのような対応はそもそもどうなのか、それらも研究してみてくださいよ。ある意味、増えていくのだろうと思うのですよね。個体数が増えていくのだったら、殺処分でなくても違う頭数管理もできるわけでしょう。少し金がかかるけれども、そういう残酷なことをしなくてもできる方法というのはありますよね。いろいろ研究してみていただきたいなと思うわけです。
 動物愛護は、例えば販売する場合の生後日数の制限などが厳しくなって、事業者から商売ができなくなるのではないかという声も出ているわけですよね。要するに、そこまでの経費がかかりますからね。そうなってくると、どういうのでしょう、この法改正できちんと対応していくと事業が成り立つのかどうなのかというあたりの懸念といいますか、そういう声が事業者のほうから出ているというふうに聞いているのですよね。そうなってくると、結果として今回の改正のポイントがしっかりと徹底されるのかどうなのかというのを厳しくチェックしていかないと、逆により悲惨な環境になっていく可能性もあるのではないかと心配しますので、その点をきちんと徹底していただくようにお願いします。
 あと、天神川は、何というか、感想的には枝葉末節な感じで、ここでの議論にはなりませんけれども、もう少し抜本的、要するに全体的なもので考えていかないといけないなと思うのです。それは意見ですけれども。

◎坂野委員長
 要望と意見でよろしいですか。

○野坂委員
 はい。

○川部委員
 鳥インフルです。基本的なところを教えてください。今回ふん便が発見されてという話を先ほど聞いたのですけれども、一方で死亡野鳥から発見される例もあります。これは、例えばふん便で発見された場合というのは、死亡した野鳥もいるということなのかどうなのか、それともコロナと一緒で無症状感染みたいなのもあるのですか。
 野鳥というのはどういう範囲なのでしょうか。例えば、身近にいる鳥たちでも死んでいたら危ないかもしれないということで、一般の人たちにも、発見したら報告するとか、そういう呼びかけが必要なのでしょうか。
 実は私も、三豊市で出たというニュースの後、うちの前で野鳥が死んでいまして、中部の保健所に電話して確認してもらったら、ほかの事例もないので大丈夫でしょうと言われたのですけれども、ほかにも気づいていないところで死亡している野鳥がいるのではないかなとも思ったのです。その辺の鳥インフルの基本的な仕組みというか状況と、一般の人たちはどういうふうに対応したらいいのかを教えてください。

●平木緑豊かな自然課長
 野鳥の鳥インフルですが、これまでの例えば平成30年とかの発生のときには野鳥がばたばた死んでいるというような状況が多くて、監視の際にも数羽白鳥が死んでいるとか、そういう状況で見つけるケースが多かったのです。今年の野鳥の状況を見ますと、死亡鳥としてはオシドリとハヤブサの2例しかなくて、基本的に野鳥があまり死んでいないような状況です。ただし、環境水、といっても川の水とか池の水ではなくて、鳥の巣だとか、たくさんいるようなところの水たまりといったようなところですが、そういったかなり濃いところで取ったら出ていると。それから、ふん便もいわゆる採取したものから出ているというような状況です。これは総合的に山口先生などの御意見を伺いますと、野鳥に関してはあまり病気が発症しないのではないかと。だから、コロナと同じで、健康な状態で移動している可能性が高いというふうに聞いています。ただ、鶏には非常に感受性が高くて、入り込むと死んでしまうというような状況があるようです。
 一般の方からの通報も結構ありまして、今も大体50件弱ぐらい入っています。通報についても、環境省のマニュアルでどう対処すればいいかとか、判断の仕方が出ていまして、一般的には、ハトより大きいか小さいかというのがまず1点。基本的に鳥インフルに罹患する鳥の種類の中でハトより小さい鳥はあまりいませんので、それより大きいものを対象にしています。また、カラスとかハトはあまりなりません。あと、いわゆる水鳥が基本的には警戒すべき種類ですので、そういったものについて、種類によって1羽、あるいは複数というところで判断をしています。
 あと、死亡の確認の際も、各総合事務所と当課に獣医がいまして、目視と触診で確認し、いわゆる外傷、首の骨が折れているとかほかの動物に襲われているとかというような所見も見て、インフルの症状があるかないかの判断をしています。

○市谷委員
 同じく3ページの鳥インフルの関係です。広谷委員も言われたのですけれども、最初、京都産業大学の独自調査というのがあって、分かってよかったかなと思いましたけれども、定期的にこういう検査をやはり仕掛けていかないと、なかなか発見が遅れたりして、実際に鶏のほうに行ってしまうということがあるかもしれないので、今後の定期的な検査はどう考えておられるかを教えてください。

●平木緑豊かな自然課長
 今後の検査の予定ですけれども、今回日光池で出ました。鳥大の協力で今検査中なのですが、それ以外にもこの後、中西部でも採取を考えています。西部は、米子水鳥公園が環境省の調査地点になっていて、多分今日、まさに今やっている最中だと思うのですけれども、そういった頻度も上げていくということで対応していきます。

○市谷委員
 では、鳥インフルはいいです。
 次に8ページの動物愛護の計画について、基本計画の3のところに人と動物の共通感染症の対策ということがあります。私は動物愛護の対象というのがどういう動物を対象にしているのかがよく分からないのですけれども、犬、猫というのは分かりますが、例えば新型コロナはコウモリが原因というか発生元だったのではないかとか、結構人と動物の距離が近くなっていて、そのことによる感染症の発症ということがあって、それは多分犬、猫だけの話にはとどまらないので、人と動物の共通感染症の対応をここに入れるというのは、どういう対象でこれは書こうとしておられるのかというのを教えてください。

●朝倉くらしの安心推進課長
 人畜共通感染症で一番有名というか、昔からありますのは、やはり狂犬病でして、これは昭和の時代まで遡らないと国内での発生というのはないのですけれども、海外では年間5万人ほど毎年亡くなっておられます。薬もないということですし、舟に犬がぴょんと乗ってやってくるというようなこともありますので、そういった対策として、狂犬病予防注射というのがあります。それ以外にも、例えばSFTSといってマダニですね、これは犬とかが散歩中に自然界にいるものがくっついてしまって、そこからまた人にうつるというようなこともありますので、そういったことの普及啓発として、そういったダニがついていないかとか、もしそういうことがあれば動物病院できちんと処理してもらうとかというようなことを考えています。
 コロナにつきましては、猫から人間にうつったというような事例は今のところはないですけれども、猫に感受性があるというような報告もありますし、今後どんな変異をしていってそういったことが起こるかも分かりませんので、そういう感染症が疑われるような場合は濃厚な接触は控えていただくようにというような啓発も必要なのかなと思っています。

○市谷委員
 今の説明だと、要するに犬、猫だけということですね。

●朝倉くらしの安心推進課長
 基本は犬、猫だけです。

○由田委員
 まず、天神川についてですが、事業期間のところを見ると、設計・建設が3年以内、維持管理・運営期間が20年となっていますが、その20年の根拠を教えてください。民設民営を基本としてPFI等の提案も可能となっていますので、その辺との関係もあると思いますが。
 それと、公平な競争が担保できるのかどうか、現段階では、多少不安が残っているということを申し上げておきたいと思いますが、ひとまず今の質問に答えてください。
 12ページの大山駐車場の工事ですが、これは令和2年3月5日に1億5,530万円余の当初契約をしていたものを、9月10日に1億6,452万円余に変更契約し、それから11月にもまた変更契約をしています。その理由としていろいろ書いてありますが、これらは、当初のときの現場説明なりで想定できていなかったのかどうか。2回にわたって契約変更しているのですが、今私が言ったそういう理由が本当に当初で分かっていなかったのか。1回目の変更契約の循環ポンプ制御盤を新規計上というのも、最初から分かっていなかったのかなと思うし、2回目の変更契約の盛土工事を実施するというのも、現場を見たりその地形を考えたら当然こういうことは予想されると思いますが、結果的には大幅な変更になっています。どのようなことでこんなことになったのか教えてください。

●田中水環境保全課長
 10ページの天神川流域下水道の関係で、何で20年かというような御質問ですけれども、下水汚泥を利用した形での取組が全国でいろいろとありまして、PFIですと10ぐらい、DBOだと21ぐらい、民設民営だと22ぐらいありますが、事業期間を大体20年ぐらいに設定しているところが多いものですから、その辺りでどんな提案をいただけるのか期待をしているところです。
 公平性が保てるのか少し不安だということですけれども、審査委員の皆さんに、先ほども御説明した実現性だったり経済性だったり安定性だったり環境性について議論していただきながら審査していただこうと思っていますので、その辺で公平性は保たれるのではないかと考えています。

●平木緑豊かな自然課長
 12ページの大山駐車場の融雪装置等の変更契約についての御質問だったと思います。実は駐車場融雪装置につきましては2か年で整備をする計画にしていまして、いわゆる当初年度でここまでやって2年目でここまでやるというような形で、総額としてはもう少しかかる計画です。
 初年度やった時点である程度融雪装置はできていたのですけれども、冬季を迎えるに当たって融雪装置を一部使いたいという要望もあって、前倒しで循環ポンプ等の制御装置を造るということをしています。
 また、2回目の変更契約の盛土のことですが、実は駐車場の拡張については、ホテル大山さんが既に解体されて更地になっていまして、そこまで拡張するという計画です。建物がなくなった関係で今の町道のところと5メートル以上の落差ができてしまって、これからスキーシーズンを迎えるに当たって、落下すると危険だということで、駐車場でかさ上げを行いますので、それを少し前倒しさせていただいて、盛土で勾配を緩くするということを2回目の契約変更でしています。

○由田委員
 分かりました。後段のほうから言えば、当初2年計画だったものを前倒しするということで契約変更したという理解でいいのですね。その言葉の後に多少予算が増額するというようなことも言われたのは、どういうことなのですか。

●平木緑豊かな自然課長
 今年度まだ国の3次補正等もありますので、そこで認めていただければ若干増える可能性もあります。

○由田委員
 では、大山駐車場の地中熱を使った融雪工事については、もともと計画していた工事費の総額はあまり変わらないという認識でいいのですね。そういうことを確認しておかないと、こういう工事というのは、例えば今私が疑問を呈していますけれども、決算審査で出るのは少なくとも来年の秋とか再来年の秋なのですよ。この事業が当初の計画どおり変更なしでやってこられたかどうかを確認できるのは1年先、あるいはこの部分でいったら来年度に入ると2年先になるので、これは間違いないかということをまず確認をしておきたくて質問しました。
 それと天神川ですが、最後のスケジュールのところに、実現可能性が認められる場合、令和3年度以降に導入可能性調査に着手する予定と書いてありますが、これは認められない場合も想定しているのですか。要はもし認められなかったら、汚泥は従前どおりにしていくということなのか、その辺を教えてください。

●田中水環境保全課長
 まさに今由田委員がおっしゃられたとおりでして、導入可能性が認められれば今度は導入の可能性調査という、もう少し詳細な調査に移行するのですけれども、それが全く認められないようなケースもあるのではないかと思っておりまして、その場合は従来どおりの1トン1万5,500円で汚泥処理を外部委託して再利用していくという考え方で今いるところです。

○常田委員
 2ページのはやぶさ2の関係ですけれども、今回のニュース等もありましたので、かなり注目の高い話題なのかなと思っています。天体ファンの方は日本国内にも結構おられると思うのですけれども、その方へ向けての広報というか、アプローチは何か考えておられるのかということと、とりぎん文化会館で行う予定ということですけれども、コロナ禍の中で、2,000何人入ると思いますが、どういったことを想定されているのかということを教えてください。
 あと、ライブ配信をされるということです。多分You Tubeなのかなと思うのですけれども、例えばとっとり動画チャンネルを通じて事前広報、そしてライブ配信をして、後ほど映像が残るような形を考えておられるのか、その辺をお聞かせください。

●小椋環境立県推進課星空環境推進室長
 1点目の広報については、新聞の折り込み広告を行う予定にしていますし、それからホームページ等で、鳥取県からのお知らせという形で広報をしたいと思っています。
 2点目、とりぎん文化会館でのコロナ対策ですが、来場いただく方については事前申込みということで、来場いただく方を把握する予定にしていますし、それから梨花ホールですが、現在のところマックス500人ということで、間隔を取って会場に来ていただくことを予定しています。それから、今後のコロナの状況によっては、それもまた縮小方向に検討していくことも視野に入れています。
 その際、ライブ配信が重要になってきますが、今お話があったとおり、You Tubeでの配信を予定しています。また、そのことについては、今言った広報手段で県民の皆さんに周知をする予定にしています。
 1月31日が講演の当日なのですが、前日の30日から実物大はやぶさの模型をお見せできる状態になりますので、直前ですが、そういったところでパブリシティーにつながればと思っています。ただ、事前申込みですので、それはライブ配信で見ていただくような形になるかなと思っています。

○常田委員
 広報のことですけれども、それでは、日本全国の天文ファンの方は、ホームページ以外は知る方法がないのかなという感じですけれども、それについてお聞かせください。

●小椋環境立県推進課星空環境推進室長
 県外の方へのPRですが、確かに折り込み広告は県内でのみということになるので、基本は、ホームページ等で御案内するという形になるのかなと思ってはいます。

○常田委員
 時間もないのかなという部分もあるのですけれども、全国に発信できるチャンスではないかと思いますので、天文誌とかもあると思いますし、何か探ってみてほしいなと思います。

●小椋環境立県推進課星空環境推進室長
 専門誌等はありますが、内容等の関係で難しいのかなと思っています。

○浜田(妙)委員
 関連してお尋ねします。岡山大学の中村先生は本当にとてもフレンドリーなというか、どこでも出かけていろいろ教えてくださる方で、もう何年前になりますかね、はやぶさが持ち帰ったあの話も随分楽しく聞かせていただきました。子どもたちにも宇宙の魅力をお話しいただきましたが、科学者として子どもたちの未来についての可能性を探るということで、鳥取県の子どもたちに刺激を与えたいという思いを先生自身がお持ちでした。多分その思いは引き続きお持ちだと思いますので、教育委員会との連携を考えているかどうかについてお尋ねします。

●小椋環境立県推進課星空環境推進室長
 教育委員会との連携ですが、学校向けの広報ということでは今のところは予定はしていませんでした。

○浜田(妙)委員
 あれから大分たちましたので、お年のことやら少し気にかかったりはしますけれども、先生なら協力してくださるという確信を持っていますので。ぜひ積極的にアプローチしていただきたいと思います。

◎坂野委員長
 ほかにはよろしいでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りします。
 本委員会所管に係る社会福祉の向上及び子育て支援、生活環境の保全、病院事業並びにその他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議はありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 次に、その他ですが、生活環境部に関して、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、生活環境部については以上で終わります。
 それでは、皆さんに御連絡します。次回の常任委員会は、1月21日木曜日、午前10時から開催の予定ですので、よろしくお願いします。
 委員の皆様には、御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆様は御退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、出前県議会で得た課題等についてであります。
 先日、委員の皆様にアンケートをさせていただいた結果は、お手元に配付の資料のとおりでありますので、御覧ください。
 委員長としましては、御覧のとおり複数の方から、県の関与不足といったことや児童相談所の体制不足といったことについて御意見をいただいていますので、これらの点について改めて調査を行ってはどうかと考えています。
 そこで、まずは要保護児童及びその家庭に対する支援について、県が果たすべき役割を整理するためにも、児童福祉法上の取扱いを含め、県、市町村、関係機関の役割分担や連携体制などの現状と課題について担当課と勉強会を行ってはどうかと考えますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、日程についてですが、1月21日の常任委員会終了後に行ってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは詳細が決まり次第、御連絡しますので、よろしくお願いします。
 以上をもちまして福祉生活病院常任委員会を閉会します。

午前11時43分 閉会



 

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