令和2年度地域づくり県土警察常任委員会議事録

令和2年9月14日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
中島 規夫
山口 雅志
森  雅幹
松田  正
藤井 一博
興治 英夫
斉木 正一
銀杏 泰利
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  津田警察本部長、西尾危機管理局長、門脇交流人口拡大本部長、
広瀬地域づくり推進部長、草野県土整備部長外

職務のため出席した事務局職員
 尾﨑課長補佐  田中係長  有間係長


 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時33分、午前11時10分、午後0時10分、午後1時45分

 3 再  開   午前10時35分、午前11時14分、午後0時59分、午後1時48分

 4  閉  会      午後3時04分

 5 司  会   中島委員長

 6 会議録署名委員  藤井委員  森委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎中島委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会します。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入替えを行うこととし、警察本部、危機管理局、交流人口拡大本部、地域づくり推進部、県土整備部の順に行います。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、藤井委員と森委員にお願いします。
 それでは、警察本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 初めに、津田本部長の総括説明を求めます。

●津田警察本部長
 警察本部が本議会に御審議をお願いしていますのは、予算関係の議案1件についてです。
 件名については、議案説明資料表紙をめくっていただき、令和2年9月定例会議案説明資料目次を御覧ください。予算関係として、議案第1号、令和2年度鳥取県一般会計補正予算(第5号)です
 詳細については関係課長に説明させますので、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。

●宮田会計課長
 議案第1号、令和2年度鳥取県一般会計補正予算(第5号)について御説明します。
 資料1ページ、債務負担行為に関する調書を御覧ください。警察職員費として、債務負担行為額2,816万円をお願いしています。
 これは本県の警察用航空機の操縦士の体制に関するもので、本県警察の操縦士は平成30年4月以降2名体制となっています。警察庁の航空業務計画の指針において警察用航空機1機に対し操縦士2名による運航が義務づけられており、さらに航空安全のためには本県では最低3名の体制が必要です。現在の2名体制が長期化すれば業務に支障を来すことにもなり、早期に3名体制を確立する必要があるため、令和元年11月補正予算で債務負担行為を設定し、航空機の運航に必要な陸上多発タービン機限定の事業用操縦士技能証明書を取得させるため訓練の一部を米国で行う計画で、令和2年3月上旬に契約を締結しましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け米国に渡航できず、訓練開始のめどが立たない状況にあります。そのため全ての訓練を国内で行う必要がありますが、現在の契約業者のまま全て国内訓練に切替えるより再入札したほうが安価なことから債務負担行為を再設定するものです。
 債務負担行為の期間は、令和4年度です。よろしくお願いします。

◎中島委員長
 ただいままでの説明で質疑等はございますか。
 ございませんね。
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後一括して行うこととします。
 報告1、迷惑防止条例一部改正(案)に関するパブリックコメントの実施結果について、西村生活安全企画課長の説明を求めます。

●西村生活安全企画課長
 7月21日の常任委員会において御報告した迷惑防止条例の改正に伴うパブリックコメントについて実施を終えましたので、結果を御報告します。
 パブリックコメントは、令和2年7月20日月曜日から8月17日月曜日までの間の約1か月間実施しました
 実施に伴い県警ホームページに専用のページの開設、県庁、市町村窓口での資料の閲覧、新聞広告で周知を図るとともに、意見は電子メール、意見募集箱、電子アンケート、郵便等で募集を行いました。
 期間中、合計407件の回答がありました。回答のうち電子メール、意見募集箱での意見が17件あり、電子アンケートによる意見が390件でした。電子メール、意見募集箱での回答は
フリーワードでの回答になりますが、電子アンケートではあらかじめ設定した設問に選択式で回答する方式としました。
 項目2(2)の主な意見ですが、フリーワードでの回答となる電子メール、意見箱での意見には、総じて否定的な意見はありませんでした。
 合計17件の回答のうち既に盛り込み済みの回答が10件ありました。主な意見では、罰則が厳しくなったのはとてもよいと思う、両罰規定の設置、賛成ですなど、改正に肯定的な意見でした。
 また、今後の検討課題が4件あり、主な意見としては、条例名が長過ぎる、盗撮は悪質なので、もっと罰則を引き上げてほしいなど、改正には肯定的ではあるものの、さらなる改正を求める趣旨の内容でした。
 次に、(3)電子アンケートの主要意見集計結果についてです。主なものは資料の2ページに掲載しています。選択式の回答となる電子アンケートの集計結果では、合計390件の回答のうち、カメラの事前設置規制、賛成81%、通常衣服をつけない場所での拡大、賛成87%、罰則の引上げ、賛成72%、嫌がらせ行為の新設、賛成92%、両罰規定の新設、賛成85%と、規制の拡大、罰則の引上げに関し非常に好意的な内容が大多数を占める結果でした。
 総じて、このたびのパブリックコメントの実施結果においては、肯定的な意見が大多数です。
 今後、改正条例を9月議会に付議し、来年4月の施行を予定していましたが、条文を分かりやすくしたほうがよいということになり、条文の変更部分についてもう一度検察庁との協議が必要となったことから上程を見送りました。検察庁との協議に数か月を要します。協議が終われば11月議会に付議したいと考えています。

◎中島委員長
 次に、報告2、令和2年秋の全国交通安全運動の実施について、青木交通企画課長の説明を求めます。

●青木交通企画課長
 警察本部資料の3ページを御覧ください。令和2年秋の全国交通安全運動の実施についてです。
 日没時刻の急激な早まりとともに薄暮時や夜間には重大事故につながるおそれのある交通事故が多発するなど、この時期、交通事故の増加が懸念されるところです。このようなことから、広く県民に交通安全意識の高揚と交通ルールの遵守及び正しい交通マナーの実践を習慣づけることにより交通事故抑止の徹底を図ることを目的として行われる運動です。
 実施期間については、1に記載のとおり、9月21日月曜日から30日水曜日までの10日間です。
 運動重点については、2のとおりです。その1点目は、子どもをはじめとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保です。交通事故死者数全体のうち歩行者や自転車側に法令違反があるものが多いことから、子どもをはじめとするあらゆる年齢層に交通ルール、マナー周知徹底のための各種活動を推進します。
 2点目は、高齢者等の安全運転の励行です。高齢者の加齢に伴う身体機能の変化が行動に及ぼす影響等を理解し、自ら納得して安全な交通行動を実施することができるようシミュレー
ターなどの各種教育機材を積極的に活用した参加、体験、実践型の交通安全教育等を実施します。
 3点目は、夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転等の危険運転の防止です。秋口における日没時刻の急激な早まりとともに、例年夕暮れ時や夜間には重大交通事故につながるおそれのある交通事故が多発する傾向にあります。また、全国的に見ても飲酒運転や妨害運転といった悪質な行為が依然として後を絶たないことから、指導取締り及び広報啓発活動を推進します。
 次に、3に記載のとおり、期間中の交通安全日は、9月25日を県が設定した交通マナーアップ強化日、9月30日を国が設定している交通事故ゼロを目指す日とし、交通安全意識の高揚と交通事故防止を図ることとしています。
 続いて、主な行事予定は、(4)に記載のとおりです。右側には昨年の秋の交通安全運動中の主な取組を写真とともに示しています。
 それでは、(1)の本年の各警察署の主要行事予定を説明します。本年の運動開始日は祝日に当たることから、各署とも関係機関、団体と日程を調整の上、行事を計画していますが、運動開催前の9月18日金曜日には鳥取警察署と米子警察署がパレード行事を実施する予定です。
 なお、鳥取警察署では今回からパレードの新たなコースを設定し、鳥取駅前の風紋広場から鳥取市役所へ向かうパレードを現在予定しています。パレードでは人数制限を行うなど新型コロナ感染症対策に配意しています。
 これらの行事を皮切りに各警察署においては、関係機関、団体と協議を重ね、昨今の情勢に配意した上で最大限実施可能な行事を開催していきます。
 次に、(2)複数回事故当事者に対する訪問活動についてです。その概要は、一定の期間中に複数回、事故の第1当事者となった方などに対して警察官が訪問等を行い個別指導を行うものであり、交通安全運動の各種施策と連動させて推進していきます。
 また、(3)飲酒運転根絶広報として、各警察署が飲酒運転の危険性及び実施等について積極的に広報を行うとともに、酒類の販売、提供店舗に対して飲酒運転を防止するための取組要請などを行います。
 最後に、(4)新型コロナウイルス感染症対策に配意した広報についてです。新型コロナウイルスの感染拡大に対して、本年の春の安全運動、また夏の安全運動はこれまでにない工夫が求められてきました。このような情勢から人と人との物理的な接触を減少させながらも効果が現れるよう通行車両に対して看板や横断幕等を掲げ、交通安全を呼びかける広報啓発活動を多く取り入れたり、従来から実施している人を集めた交通安全教育に代わる手段としてテレビやラジオ等に警察官を出演させ、視聴者に対して交通安全講習や広報を行う非接触型の活動が定着しつつあります。今後も様々な工夫を凝らした方法により交通事故抑止対策を推進してまいる予定ですが、現在コロナ関係の警報も出ていますので、今後この行事予定については変更となる可能性もあると現在考えているところです。

◎中島委員長
 ただいままでの説明で質疑等はございますか。

○山口委員
 すみません。まず迷惑防止条例の中身なのですけれども、少し聞きたいのです。2ページ目のカメラの事前設置というのは盗撮のことでしょうか。

●西村生活安全企画課長
 そのとおりです。

○山口委員
 すみません。この盗撮に関しては、罰則強化という意見もありながら反対も結構あるように思います。反対意見は何をもって反対されるのか、もし具体的にお分かりであれば教えてもらいたい。

●西村生活安全企画課長
 まずこの迷惑防止条例を知っているかどうかというところから質問が始まりまして、この条例自体を御存じでない方もおられます。全国的にこの条例の罰則がどのようなものであるかというのも御存じない方がおられます。そういうところからするとこの罰則が高いのではないかという反響です。全国の情勢を知っていただければ、ああ、全国的なレベルだなということを感じていただけるかと思います。

○山口委員
 知識がないということですけれども、逆に、普及活動といったら悪いですけれども、そういった周知を徹底していけばこれも収束していくというお考えなのですね。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○山口委員
 すみません。あともう一つ交通安全運動についてなのですけれども、横断歩道に横断者がいるときに止まるというのが結構徹底されてきたなと思っています。これは思いやりではなくて、ルールなのだと、NHKでも言われます。それがだんだん徹底されてきて、すごくいいなと思うのですけれども、逆に横断者がこれを権利と履き違えているのかどうか分からないですけれども、横断者は一旦停止して安全を確認して渡るというのがルールですね。小学生はその辺が徹底されているのです。高校生から、あと大人、老人に関しては全然徹底されていなくて、ああ、止まっているからといって、特に自転車などが猛スピードで駆け抜けていくのです。逆に、僕が止まっていると対向車がひきそうになるケースがすごくある。これは最近物すごく経験していて、さっき言われたように、いわゆる横断者のルールの徹底ということがセットで必要になると思うのです。特にこの横断歩道のルールについて、なかなか機会のない横断者にどういう格好でもう一度徹底されるのか、少しお話聞かせていただいていいですか。

●青木交通企画課長
 横断者に限らず、自転車もそうでしょうし、当然車もそうですけれども、いろんな機会で、そこに違反があり警察官が認めれば止めて指導したり、お話ししたりということは当然あります。また、講習等でも交通ルールを守りましょうというお話を当然します。また、正しい交通マナーを遵守しましょうと。今回の安全運動でも、そういうところを習慣づけて、交通事故防止を図りましょうということが目的にも書かれています。やはり交通ルールを守っていただくよう歩行者にも自転車にも、運転者の皆さんにも、いろんな機会を捉えて広報啓発をしていきたいと思っています。

○山口委員
 僕は長く松江にいたのですけれども、松江などでは小学生の通学路の横断歩道に白バイであるとか、あと人が立って止まるよう結構促したりしているのです。ほかのルールもそうですが、こういう期間だからこそ周知徹底を図るためにそういうことも必要だと思うのですけれども、この横断歩道のルールに関して特に今後徹底されるということが、この運動期間において何かありましたら教えてください。

●青木交通企画課長
 安全運動の期間に限らず一般のときも、安全運動もありますが、朝の通勤時間帯等に警察官が交差点に立って横断歩行者等事故がないように指導、啓発したりしていますし、先ほども申しましたとおり、そういう場面において何か違反等があれば当然、注意、指導をしたりしながら交通ルールを守っていただくよう広報啓発していきたいと考えているところです。

○山口委員
 よろしくお願いします。

◎中島委員長
 よろしいですね。

○山口委員
 はい。

◎中島委員長
 そのほか。

○興治委員
 3ページの秋の全国交通安全運動についてです。4の主な行事予定の中の(2)複数回事故当事者に対する訪問活動について、もう少しこの内容を詳しく知りたいと思います。複数回事故当事者に対して個別指導を実施中のところとあるのですけれども、これはどのような個別指導をされているのでしょうか。
 また、今回のこの訪問活動について、複数回事故当事者とはどのような事故の当事者で、どれぐらいの人数の方がおられて、その方全員を訪問するのか、その中の一部なのか。あと反射材の貼付けなどということがあります。これは自転車かなと思ったりするのですけれども、車のドライバーなどに対しても何かされるのか、その辺のところをもう少し詳しく教えてください。

●青木交通企画課長
 複数回事故当事者の訪問対象者は、現在令和2年6月から行っていますのは、令和元年8月から本年4月までの9か月間に原付以上の車両を運転中の方で、65歳以上の方であれば2回以上、65歳未満の方であれば4回以上、人身または物損事故の第1当事者となった方、または令和元年中に実施した訪問活動の対象となった人のうち個別指導を受けた後に再度交通事故の第1当事者になった方、これらの2項目が訪問対象者です。現在、6月から警察官等が相手の方や家族などと予定を決めながら御自宅を訪問しており、なぜ事故になるのか、どうしたら事故を防げるのか、どういうふうにすればいいのか、人それぞれいろいろ違うと思いますので、そのあたりを聞き取りながら事故がないようにいろいろと指導していきたいと考えているところです。
 実施状況については、昨年の対象者数は210人いらっしゃいました。令和2年6月から行っている分では現在約120人で、秋口にかけて先ほど言ったような活動を実施し、事故がないようにそれぞれ指導や説明や質問に答えたりということを警察官等で現在行っているところです。

○興治委員
 ありがとうございました。なかなかすばらしい活動をされているのだなと思いました。
 昨年210人が対象者で、今回は120人ということです。これは効果が上がって半減したと理解すればいいのでしょうか。

●青木交通企画課長
 これは平成27年から実施していまして、延べで1,000人強ぐらいですけれども、実際数字が上下変動しているのか、今は分かりません。昨年より今年は減っているから、では、よくなったのかということは何とも私の立場では今言い難いところもあります。もう少し年数を見ないといけないかとは思いますが、ただ、委員が言われるとおり数が少なくなれば、それだけ事故をされる高齢者の方等が減ったというようには当然見えますので、いい傾向かもしれないと考えるところです。

○興治委員
 分かりました。ぜひこの取組について継続して強化をしていただけたらなと思います。
 あわせて、この秋の交通安全運動期間においていろんな啓発事業がやられるのですけれども、この間に取締り強化というのは何かされるのでしょうか。それはないのでしょうか。

●青木交通企画課長
 安全運動という特別な期間ですので、主な行事予定の(3)にも書いている飲酒運転根絶広報、広報だけではなくて、飲酒運転がないように取締りも行いますし、この期間に事故がないように別の違反の指導、取締りも当然強化する予定はあります。

○興治委員
 分かりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○松田委員
 関連して3ページの交通安全運動ですけれども、運動重点を見ると3つ上げてあり、一番上は子どもをはじめとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保ということです。先ほど山口委員からこの点について質疑があったのですけれども、あまりかみ合わなかったなと思っています。何でかと思って見てみるとこの主要行事は、道の駅等々でされるということで、やはりドライバー対象のものが多いのではないかなと思いました。一番上に上げているのですから、やはり具体的に歩行者や自転車に乗る方に対するこういった啓発をどのようにすべきかということを考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

●青木交通企画課長
 ここの私どもの記載の仕方が悪かったのかもしれませんけれども、確かにそういう広報も行います。現在私どもが聞いている範囲では、各警察署からいろいろ行事予定が200以上上がってきていまして、その中でこれはと思う目ぼしいものを載せています。200ぐらいの行事予定の中にはそういうものがあります。またそこの記載の仕方を今後考えて、ちゃんと分かりやすくしていきたいと考えています。

○松田委員
 承知しました。では、面倒かもしれませんが、また資料を見せてもらえればと思います。お願いします。
 それと、その中でやっておられるかもしれませんが、自転車の安全利用の確保ということで、ヘルメットの着用ですね、こちらの啓発をしっかり行っていただきたいのです。先般、有志で自転車活用推進議連をつくりました。米子高校さんで1年生の全生徒がかぶるようになったということで視察に行こうと思ったらコロナの影響で中止になったのですけれども、そういった動きも出てきていますので、ぜひ県警でも取り組んでいただきたいのですが、いかがでしょうか。

●青木交通企画課長
 自転車に乗った場合はヘルメットをかぶっていただくというのは、県の条例で義務づけされているところです。私どももできるだけヘルメットをかぶっていただいて、万が一事故が起きてもかぶっていることによって大きな事故につながらないと考えていますので、いろんな機会を通じて自転車でもヘルメットをかぶっていただくよう指導等をしていきたいと思っているところです。

○松田委員
 分かりました。

◎中島委員長
 課長、先ほど要望があった資料、歩行者とかへの活動の例も、資料ではそれが抜けているでしょ。だからその資料を用意してあげてね。

●青木交通企画課長
 分かりました。(「私にも」と呼ぶ者あり)

◎中島委員長
 では、全員の方にその資料はお渡ししてね。

●青木交通企画課長
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 次に、その他ですが、警察本部に関して、執行部、委員から何かございますか。

○松田委員
 度々失礼します。信号機の設置について、伺っておきたいと思います。米子市福市の181号線ですが、ここは事故がよくあるということで、私の知っている方も2人ここで亡くなられているところです。8月27日にまた死亡事故があったと聞き及んでおり、それを受けて市議会でもいろいろ議論があったと伺いました。
 いろいろ遡ってみますと、平成27年に地域の方が連名で要望書を出されておられ、それを受ける形で平成28年度当初予算の要求時点ではこの場所が上がっていました。けれども、またそういった事故が起きたということはどうやらついていないということだと思いますが、ここはどうなっているのかお聞かせください。

●青木交通企画課長
 委員が言われた件については、平成28年度の予算要求で福市地内の信号機設置要求はしていることは承知しているところです。その後、県の査定を受け、その後の検討において、その近くに地下横断施設があることや周囲の環境などから横断需要がどの程度あるかなどについて検討しましたけれども、予算がつかずに現在に至っていると認識しているところです。

○松田委員
 査定が通らなかったということですね。
 僕がイメージしていたのは、通らなかったときはまた次に要求するのかなと思っているのです。これは要求が1回通らなかったらリセットされるものなのでしょうか。

●青木交通企画課長
 現在も、信号機設置要望は年間で約180件来ていると聞いています。新規の設置については昨年ですと10何件、その他継続案件といいますか、前から要望はあるけれども、ついていないというのが60何件ぐらい昨年もあったということです。当然要望があればいろいろ検討はしますし、事故がないようにするためにどうしたらいいかと道路形状とかいろいろ考えたりしています。そのときにまたいろいろ検討しており、ああ、そういうところがあったなということ自体、常に認識しているところです。

○松田委員
 分かりました。俗に死亡事故が起きると信号がつくという話をちまたではよく言ったりするのですけれども、また起きてしまったということで、やはり再検討といいますか、設置に向けてぜひ検討していただきたいというのが私の思いです。
 あわせて、だからいちど流れた格好になる箇所は、再要望するほうがいいのかどうなのかお聞かせください。

●青木交通企画課長
 時代の流れもあったりいろいろありますので、要望等を上げていただくことは、私どもでもまた検討したり、状況をもう一回把握するという意味ではいいと思います。
 失礼しました。先ほど1点間違えておりました。年間で昨年180件と言いましたが、80件の間違いでした。申し訳ございません。80件ぐらいで、新規が約10数件、継続が60何件ということです。申し訳ございません。80件です。訂正します。

○松田委員
 承知しました。何度も言いますが、本当に事故がたくさん起こる有名なところで、片側2車線で4車線あります。商店やショッピングセンターとかがあって、私がお世話になっていた大工さんがそこで亡くなってしまったりしたのです。本当に危ないところですので、ぜひ応えていただきたい、これを要望して終わります。

◎中島委員長
 では、課長、よろしくお願いします。

●青木交通企画課長
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、警察本部については以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は次のメンバーがそろい次第とします。
(執行部入れ替わり)

午前10時33分 休憩
午前10時35分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 それでは、危機管理局に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 初めに、西尾局長の総括説明を求めます。

●西尾危機管理局長
 危機管理局の議案説明資料の1ページをお開きください。このたびは1,600万円ほどの予算をお願いしています。2つの事業です。原子力防災関係では、放射線のモニタリングデータを送信するシステムがありますが、その更新に係る経費です。消防防災課の消防学校の関係ですが、オンラインの講義を可能にするためのシステム導入です。
 詳細については関係課長より御説明しますので、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 危機管理局予算説明資料2ページをお願いします。原子力防災対策事業で1,453万円の補正をお願いしています。
 放射線モニタリングシステムに係るサーバーについて、このサーバーのオペレーティングシステムの無償サポートが今年1月に終了しました。システムの安全上の観点から最新のオペ
レーティングシステムが導入されたサーバーに更新するというものです。現在は有償サポートを受けており、その中でセキュリティーの更新プログラムが提供されていますので、コン
ピューターウイルスへの対応がなされているといった状況です。
 2主な事業内容です。UPZ内の放射線モニタリングデータを島根県へ送信するサーバーと、あとセキュリティー対策に係るウイルス定義情報を各端末に配信するサーバーを最新のオペ
レーティングシステム、OSが導入されたサーバーに更新するということで1,453万円の補正となっています。

●谷本消防防災課長
 資料3ページをお願いします。消防学校遠隔教育システム導入事業で162万円をお願いしています。
 消防学校は米子市にあり、各消防局の消防士への教育、また県内の消防団の団員への教育を行っています。現在は各消防局の初任科、今年採用になった職員を4月から11月ぐらいまでの7か月間、消防学校において全寮制で教育しています。また、消防団の団員の方や現任の職員、消防士を教育しています。
 消防学校の実技・訓練等を除いた講義の時間数は、そこに書いてありますが、年間の合計で622時間あります。そのうち約500時間を消防学校の教官ではなく、県内の消防局から来ていただく方、また県外から来ていただく外部講師で対応しています。新型コロナウイルスの関係で講師が学校に来られないとか、また仮に学校内の生徒で感染が拡大した場合や、生徒も学校に来られないという場合が今後、起こり得るかもしれないということで、それに備えてオンラインで授業ができるシステムを消防学校にも導入したいということで162万円をお願いしています。
 財源は、国のコロナウイルス対策の交付金を充てることにしています。
 3ですが、今年度消防学校では、現在まで生徒が感染することもなく、講師にも無事来ていただいて、全て対面で順調に授業を行っています。
 また、感染防止に備えて、生徒の検温や順番に入浴する、食事も少人数で行うとか、授業もマスクをつけて行うという形で感染防止を図って学校を運営しているところです。よろしくお願いします。

◎中島委員長
 ただいままでの説明で質疑等はございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後一括して行うこととします。
 報告3、鳥取県西部地震20年フォーラムの開催について、林危機管理政策課長の説明を求めます。

●林危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 危機管理局報告事項1ページをお開きいただければと思います。鳥取県西部地震20年
フォーラムの開催について御報告します。
 本年は西部地震が起こりまして20年目となります。その起こった10月6日に、西部地震の風化が懸念等されてくる状況を踏まえて、その教訓や、改めて県民の方々に広く地震なり風水害等への防災対策等の意識を向上していただくためにフォーラムを開催したいと考えています。
 1に書いていますが、日にちは10月6日で、国際ファミリープラザを会場として開催する予定にしています。
 まず、基調講演で兵庫県立大学大学院の減災復興政策研究科長を務めておられる室﨑先生に「西部地震をはじめとした近年の大規模災害に備えて」という御講演いただき、その後、パネルディスカッションを行うこととしています。パネルディスカッションは、県内や県外での地震等への対応に当たられた方、また本県平井知事も含め6名のパネリストで行うこととしています。
 今回新型コロナウイルス感染症対策として、会場の参加人数は50人に制限する考えでいますが、それ以外の方にも広く見ていただくために今回のフォーラムの内容についてはインターネットで配信する形で取り組みたいと思っています。
 また、パネリストについても数名にインターネットで参加していただく形で、新型コロナウイルス感染症対策も十分講じながら実施したいと考えています。
 2のほうですが、10月4日に日野町山村開発センターにおいて、日野ボランティア・ネットワークさんとの共催として、被災を経験された住民の方々等を対象としたワークショップ形式の講演会や研修会を併せて開催するようにしています。こちらについてはゲストスピーカーとして、県外で支援を行っている方々にもおいでいただいて、参加された方々との意見交換も併せて開催をすることとしています。

◎中島委員長
 続いて、報告4、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について、報告5、島根原子力発電所建物の巡視業務の未実施事案に係る調査結果について及び報告6、原子力災害時の避難所周知の取組みについて、木本原子力安全対策課長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 危機管理局資料2ページです。島根原発2号機の審査状況について御報告します。
 前回の常任委員会から新たに3回の審査会合が行われています。そのうち2回は耐津波設計について、高さ15メートルの防波壁の健全性に関する議論が行われています。あとの1回は設計基準事故対策で、安全設計の評価上想定すべき事故への対策についての議論が行われています。
 8月20日の審査会合です。防波壁の下のケーソンと呼ばれる部分の構造はコンクリート製の箱構造になっており、内部が壁で仕切られています。その中の空間に中詰め材、砂とか、あとスラグという鉱石を細かく砕いて砂のような状態にしたものなのですけれども、そういうものを充填するとしていましたけれども、それだけでは地震によって止水性能が保てなくなる可能性があるということから、中詰め材を固化処理するという対策を取る方針を説明しています。原子力規制委員会からは、中詰め材の固化処理の施工成立性の見通しや、そのほか耐津波設計に関する指摘が残っており、審査は継続となっています。
 続いて、8月27日の審査会合です。敷地内で発生する可能性のある地滑り、土石流の範囲を選定し、これらの地滑り、土石流が発生したとしても発電所の安全機能が損なわれないことを説明しています。設計基準事故対策については指摘事項が残っており、こちらも審査継続となっています。
 最後、9月3日の審査会合です。こちらも津波による防波壁の健全性を確認するために防波壁にかかる津波の圧力、波圧を設定する必要があるということで、津波のシミュレーション計算と、あと水理模型実験を実施し、津波波圧の設定の妥当性を確認することを説明しています。こちらも先ほど述べた耐津波設計と同様に審査継続となっています。
 その他ですけれども、8月11日に、2号機の審査に関する中国電力による自治体向けの説明会が行われ、県職員も出席して内容を確認しています。
 続いて、資料5ページになります。島根原発の巡視業務の未実施事案に係る調査結果について御報告します。
 2月16日に発生した島根原発の巡視業務を協力会社が適切に実施していなかったという事案について、中国電力が調査結果をまとめました。鳥取県は8月31日にその調査結果の報告を受けており、その際に改めて中国電力に申入れを行っています。
 1調査結果の概要はもう報告済みなのですけれども、管理区域内に入域していないにもかかわらず入域したという巡視記録を作成し、報告を行った日が32日あったということ。あと聞き取り調査を行った結果、協力会社の組織的な関与はないことが判明したということと、あと巡視業務が適切に行われていたかという視点では巡視に係る管理区域の滞在時間が短かったり、あと代務者が巡視を行っていたという改善すべき事項が調査結果の報告としてまとめられています。
 (2)過去の不適切事案に関する再発防止対策の検証です。これまでのコンプライアンス意識や原子力安全文化醸成活動が中国電力社員に重点を置いたものであったということから、今後は中国電力と協力会社が一体となって取組を強化していくことにしています。
 次の(3)で、今回の不適切事案の原因と再発防止対策がまとめられています。
 例えば直接的原因として、巡視結果を確認する仕組みが不十分であったことですとか、あと協力会社の関係法令等の教育が不十分であること、また巡視の未実施が全て土日・休日に集中していることから、土日・休日の牽制機能が不十分であったといった原因が上げられています。これらの再発防止対策として、巡視実施結果の確認方法として、管理区域の入退記録を確認する方法を取り入れたり、あと手順書の業務内容の明確化、あと土日・休日の業務の牽制機能強化ということで、管理者が土日・休日の出勤者に意識づけをする仕組みを強化するといった対策を上げています。
 その下の根本的原因ですけれども、協力会社に対する継続的な教育や業務管理が不十分といった原因を上げています。再発防止対策として、中国電力が講師となって反復教育を実施したり、あと業務委託について中国電力による定期的なレビューを行ったり、あと巡視員認定プロセスの明確化ということで、認定時に臨界理解度確認テストを行ったり、管理職による確認を行うといった対策を行うとしています。
 再発防止対策の取組状況については、社外有識者で構成された原子力安全文化有識者会議にて中国電力が報告しまして、提言を受けることになっています。
 2、県による聞取概要です。県からは、安全確保のために必要とされる根本的なことがなされていなかったとして、日常的に改善に取り組むこと、また再発防止対策に徹底して取り組むことを申し入れています。
 今後の対応については、安全協定に基づく現地確認や、再発防止対策の実施状況の確認を行っていきたいと思っています。
 続いて、資料6ページになります。原子力災害時の避難所周知の取組みについて御報告します。
 鳥取県では、島根原発で原子力災害が発生して、境港市全域と米子市の一部のUPZ内の住民避難が必要となった場合に備えて、県東部・中部に原子力災害時の避難所を確保しており、避難元の境港市、米子市の地区と避難先の施設とをマッチングさせています。
 原子力災害時は避難所が円滑に開設・運営されることが必要ということで、平素から避難所のある地域住民に避難所の周知と理解が必要であると考えています。
 そこで、これまでも周知活動を行ってきましたけれども、このたび原子力災害時の避難所施設への標識の掲示等を始めています。
 1、取組内容です。原子力災害時の避難所に示す標識の掲示や、あと初動に必要な物品の設置を行うこととしています。
 標識の掲示ですけれども、下の2枚の写真左側を見ていただくと、避難所周知用のアクリル板を避難所の施設の入り口などに設置しています。
 あと物品の設置ですが、右側の写真ですけれども、標識のついた書庫を設置し、書庫の中に折り畳み式のベッドを格納しています。
 2取組状況です。8月から標識の掲示を開始しており、対象施設に対して順次取組を進めてまいります。
 8月末現在ですけれども、鳥取市、倉吉市で計13か所の避難所への設置を終えています。
 4、これまでの避難所の周知の取組ですが、避難先自治体を通じて施設管理者、自治会長さんにお願いと説明を行ったり、原子力防災ハンドブックを避難所に送付したり、あと県東部・中部の避難先の地域住民の方に対する原子力防災講演会の開催といった周知活動をこれまで行っているところです。

◎中島委員長
 続いて、報告7、令和2年度鳥取県地域防災推進大会の開催について、谷本消防防災課長の説明を求めます。

●谷本消防防災課長
 資料7ページをお願いします。令和2年度鳥取県地域防災推進大会の開催について御報告します。
 防災活動への住民参加の促進を図り、地域防災力の充実強化を図ることとして、毎年度、9月、10月頃に地域防災推進大会を行っています。
 今年度は9月27日、日曜日の午後、米子コンベンションセンターで行うようにしています。
 内容ですが、5にプログラムを書いています。鳥取県自主防災組織等知事表彰、いろいろ功績のあった個人や自主防災組織の方を表彰しています。その表彰式を行う予定にしており、今年度はそこに記載している個人1名、団体4団体を表彰する予定にしています。
 また、その後、自主防災組織の活動事例発表ということで、昨年自主防災功労者内閣総理大臣表彰を受けられた鳥取市若葉台南六丁目自主防災会会長の山田様に事例発表をいただくとともに、その後、減災と男女共同参画研修推進センターの浅野様より「災害時の避難所運営をめぐる課題について」という講演をいただくという内容を考えています。講演に当たっては、三密を避けることで新型コロナ感染症対策を万全に講じて運営するようにしています。
 また、下に関連情報と記載していますけれども、令和2年防災功労者内閣総理大臣表彰を日野町黒坂地区自主防災委員会、また防災功労者防災担当大臣表彰を米子市尾高にある城園ハイツ防災会が、それぞれ受賞されましたので、併せて御報告します。

◎中島委員長
 ただいままでの説明について質疑等はございますか。

○森委員
 原子力災害の避難所の関係です。あってはいけないことなのですけれども、取りあえずマッチングという形がしてあり、新たな形として今回コロナが出てきて、ウィズコロナという時代に入っていくということなのです。コロナが完璧になくなっていくのではなくて、ウィズコロナということになると、今までこうやって避難所をマッチングしてきたのだけれども、本当にそのままでいいのか、根本的に見直しをしていかなければいけないのではないかということがあると思うのだけれども、その辺りは手をつけているのでしょうか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 原子力災害のときの避難所ですけれども、現在、今ある避難所では人を収容できないとなった場合には、県内に予備的避難地域というのを今設けており、それで大体1.5万人ぐらいを収容できるという感じにはしているのです。もし原子力災害が起こったときには県が調整して、そういった予備的避難地域にある施設と相談しながら避難所の確保を検討していくといったことを今考えているところです。

○森委員
 避難所というのは起こってしまったらすぐにというところです。課長の今の説明だと災害が起こって人が入らなかったら、そこから協議するみたいな話なので、そんなことではとても間に合わない話だと思うのです。本来起きてはいけない話だし、もちろんあってはいけないことなのだけれども、それを今からやっておかないと、コロナが完全になくなってしまうということが前提だったらそれでいいけれども、ウィズコロナでいくのだという方向だと思うので、であれば、これももう一度見直して、そういう場合になったらそこから対応しますという話ではなく、やはり見直しをしなければいけないのではないのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 森委員のおっしゃるとおりで、今の段階では、あふれたときにはここの避難所というふうな、あらかじめ、具体的に詳細な設定はしていない状況です。そのあたりについては検討していきたい、検討しなければいけないというところです。

○森委員
 今日もずっと原発の審査について報告を受けているわけだけれども、今後、近いうちにこの審査が終わるわけだよね。その審査が終わると、今度は稼働していいかという話になると思うのだけれども、協定上は事前報告になっているけれども、知事に対してどうかということを一応は聞いてくるよね。
 ただ、そのときの前提は、あくまでもこの避難所や避難計画がちゃんとあって、避難できるということがあっての話だと思うのだけれども、その避難所はこういう形でコロナの関係も考慮していない、なおかつあふれたらその後検討しますなどという話では、知事が稼働するとかしないとかのそういう判断をすることはできないのだと。だからやはりこれは本当に見直していただきたいと。ウィズコロナということで避難所のことを根本的に見直すべきだと思いますので、ぜひそれに着手していただきたい。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 少し補足したいと思います。ウィズコロナということで、コロナ禍における避難所については自然災害の防災対策と一緒で、同じように連携して取り組んでいきたいと思っています。
 原子力防災については、住民とあらかじめマッチングさせているのは、当初からきちんと計画をつくっておいて、そのときの状況に応じて変更していくと、そうすることによっていわゆる準備時間が減らせて速やかな避難につながるという考えでやっています。コロナ対策については、今アプリも改造しています。自然災害のときと一緒で、例えば鳥取市で避難所が不足する、あるいは使えない場合は変更することもあります。今回のアプリの改造では追加もできるようにしていますし、避難先の自治体と調整して、そのときは速やかに対応できるようにしていきたいと思います。
 そして本年度秋に行う訓練もコロナ対策の検証も兼ねてやりたいと思っています。
 再稼働の話ですけれども、鳥取県の場合、まだ再稼働について中国電力から方針を聞いていませんが、原子力防災をきちんとできることが大前提になるというのは委員のおっしゃるとおりだと当然思っていますので、しっかり取り組んでいきたいと思います。

○森委員
 もう一回。今の話で、自然災害と一緒でと今、対策監はおっしゃるのだけれども、自然災害は何万人もまとまって一遍にということにはなかなかならない話なのです。例えば水害だったら1日、2日とか1週間とかだけれども、この原子力災害の避難は何万人という人たちがもう何日間、何十日間もみたいな話だよね。そうすると避難所の準備は、もともと全然違うレベルで考えなければいけない話だと思うのですよ。また、たくさんの人が一遍に動くということから、ここに行ったけれども、いっぱいで、次どこに行ったらいいか分からないみたいなことががちゃがちゃがちゃがちゃ起こったりすると、もうこれは本当に大混乱だと思うのです。そのために事前マッチングみたいなことまでやっているわけなので、ウィズコロナで定員を少なくしたならば、どれぐらいの形でどれだけの避難所に行くということをやはりできるわけだから、そのマッチングをもう一度やり直すべきだと思う。ぜひそれは検討してください。

◎中島委員長
 要望でよろしいですか。

○森委員
 はい。

◎中島委員長
 今の意見を十分考えて検討して。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
 そのほかございますか。

○山口委員
 5ページの巡視業務の未実施の件です。その日にやらなければいけない業務が履行できていなかったことを確認できていなかったことがまず一つではないのかと思っています。1の(3)の分析結果のところで、巡視結果の確認方法の改善、あと最後のパトロール支援システムによる巡回実施結果の確認方法、あと根本的原因のところで業務委託の定期的なレビュー、これは確認結果の確実な捕捉につながると思うのですけれども、もう少し具体的に教えていただけませんか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 まず再発防止対策の直接的原因のうちパトロール支援システムですけれども、これは中国電力の業務の効率化と高度化を目指して入れたシステムです。従来は紙でチェックしていたのを携帯端末で電子的にチェックすることにシステム上変えたのです。どういうふうに再発防止対策をしようかというところなのですけれども、そのシステムの携帯端末を使って、巡視ポイント、回るところでちゃんと写真撮影すると。そうすることによってエビデンスが残り、ちゃんと回ったなというのが分かります。そういった確認方法を採用するといったことを再発防止対策に上げています。
 あと協力会社の業務委託の定期的なレビューというのは、中国電力が協力会社に委託するのですけれども、ちゃんと巡視がやられているかというのを定期的に確認するということをやっていくのだというところですね。

○山口委員
 拠点に行ったことの確実なトレースはできるのですけれども、逆に言うと、拠点でやった確認内容が適切であったかということもまた必要だと思うので、そこの対策はどうやるのかというのが1点です。あと人がやることなので、あまりあってはいけないのですが、やはり個人の特性とか、ネグレクトとか、職務放棄に近いような対応で、自分なりに対処してしまうことで起こる原因もあるのです。そういうことを含めて、どうやって業務の確実性を具体的に捉えるかという観点から御説明をいただけたらと思います。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 適切に行われているかということをこれからどういうふうに確認するかというところだと思うのですけれども、県としては現地確認に行くことになると思います。そこで再発防止対策がここに上げられていますけれども、今の段階で実際にもう実施済みのものもあります。それについては書類や、現地に行ってつぶさに現物を見たりとか、中国電力の人にじかに聞いてみたり、そういった対応をさせていただきたいと思っています。

○山口委員
 要はポイント、ポイントによって納得されてオーケーを出されているということなのですね。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 そのとおりです。

○山口委員
 了解しました。ありがとうございます。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他の件ですが、危機管理局に関して、執行部、委員から何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、危機管理局につきましては以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は11時15分とします。
(執行部入れ替わり)

午前11時10分 休憩
午前11時14分 再開

◎中島委員長
 それでは、再開します。
 交流人口拡大本部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 初めに、門脇本部長の総括説明を求めます。

●門脇交流人口拡大本部長
 それでは、議案説明資料、予算に関する説明書、交流人口拡大本部、まず目次をお願いします。交流人口拡大本部では、議案番号第1号、一般会計補正予算と債務負担行為に関する補正をお願いするものです。
 内容ですが、1ページの総括表を御覧ください。観光戦略課の関係で5,285万8,000円の補正予算をお願いするものです。
 具体的内容を若干御説明します。初めに、観光戦略課の新規事業、SANKO夢みなとタ
ワー改修事業です。この事業は、劣化した夢みなとタワーの空調設備などの機器更新を行いたいというものです。
 次に、西部総合事務所地域振興局の新規事業、弓ヶ浜サイクリングコース観光振興事業です。この事業は、今年3月に全線供用を開始した白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースの皆生海岸ルートの路面改修とか、安全対策工事、こういったものを行い、観光振興を推進したいというものです。
 詳細に関しては、各担当課長から説明をしたいと思います。よろしく御審議のほどお願いします。

◎中島委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 2ページをお願いします。SANKO夢みなとタワー改修事業で合計4,392万6,000円、債務負担行為で5,912万5,000円をお願いします。
 内容は、夢みなとタワーの空調設備、それから火災報知設備の更新です。空調設備のほうは、耐用年数の20年を経過して、使用機器等が劣化してきています。それから火災報知設備についても、経年劣化により機器の更新をお願いしたいと思います。
 主な事業内容です。空調設備の更新のほうでは、まず主要機器更新業務として、空調設備の主要な機械である冷温水機と熱交換器を更新します。これの事業総額約8,400万円でして、来年6月ぐらいまでを予定しています。9月補正でお願いしたいのが2,534万円で、債務負担行為として5,912万5,000円をお願いしたいと思います。9月補正の約2,500万円は、前払い金相当額です。
 空調設備の更新のほうの付属機器更新工事設計業務として323万円をお願いします。先ほど言った主要機器のほかに付属機器、空調ヒートポンプチラーなどがあります。ここの設計業務です。
 もう一つは、火災報知機の更新です。設備の中のいろんなところの火災検知機から火災発生の信号を受けて、それを消防署へ通報したり、非常ベルなどを作動させるために必要な受信機、それから中継器を更新させていただきたいと思っています。
 事業総額が1億300万円でして、9月補正で4,392万6,000円、債務負担行為で5,912万5,000円をお願いしたいと思います。
 表の外に少し書いていますが、先ほど申し上げた付属機器の更新工事の設計業務を補正予算で行い、来年度付属機器の工事をお願いしたいと思っています。
 これまでの取組ですけれども、夢みなとタワーは、本県及び環日本海諸国などの自然、文化などを紹介、宣伝するために設置されたものです。水木しげるロードを訪れる観光客の皆さんとか、クルーズ船、米子-ソウル便などの外国人の方との交流拠点施設として役割を果たしてまいりました。
 建物は、令和23年度までの保全実施内容や予定年度を定めた中期保全計画により、修繕などを行って、長寿命化の促進を図ってきています。
 指定管理制度を導入しており、鳥取県観光事業団が指定管理者となっています。

●高見西部総合事務所地域振興局西部観光商工課長
 資料3ページをお願いします。弓ヶ浜サイクリングコース観光振興事業として893万2,000円をお願いするものです。
 事業の概要ですが、今年3月に全線供用開始した白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコースを、特にゴールデンウイークのあたりからコンスタントに非常にたくさんの方に御利用いただいています。また、利用者が増えて、利用者の皆さんからいろんなお声をいただいています。
 また、先日は議会の自転車議員連盟の皆様にも試走していただき、貴重な御意見を頂戴しています。改めてお礼を申し上げます。
 こうした声にお応えしながら、さらなる利用促進、観光振興、観光誘客を図っていこうといったものです。
 主な事業内容です。まず(1)路面改修による快適性の向上として、これは最初に開通した皆生側のルートなのですけれども、既存の海岸施設等を利用していますので路面が少し荒れてきています。こちらに舗装をかけて快適性を向上させようというもので、約400万円を予定しています。
 (2)として、走行中の安全確保。これも皆生側のコースなのですけれども、特に夜間ですけれども、部分的にコースと海岸側との境目が分かりにくい部分があります。こちらに反射材をつけた道路鋲を打ち込んで安全性を向上させようというものです。
 もう1点、クランク状になっていて、見通しが悪いところがコース内にあります。2か所にカーブミラーを設置します。
 また、左折時、右折時に少し段差等がある部分も改修して走行性を高めようというものです。
 続いて、(3)観光客向け案内看板の設置でして、弓ヶ浜の展望駐車場にコース全体の案内図、それに加えてヘルメットの着用や左側通行、こういったマナーアップの啓発、加えて海岸沿いのコースになりますので、強風注意等の注意喚起の表示を駐車場内に設置するよう考えています。
 もう1点、旧コース路面標示の撤去です。部分開通していた時期に表示していた案内図を撤去できていない部分がありましたので、こちらを撤去するよう考えています。
 あと予算には上げていませんけれども、既定予算で新しく開通した弓ケ浜側のコースの交差点部分にスピード規制ということでポールを何本か立てています。けれども、多過ぎて走りにくいといったお声を一部から頂戴しています。こちらを少し間引くといいますか、本数を減らして走行性を高めて快適性を上げようと考えています。

◎中島委員長
 ただいままでの説明で質疑等はございますか。

○銀杏委員
 すみません。2ページのSANKO夢みなとタワー改修事業について、前払い金相当として2,534万円という説明なのですけれども、これは、施工業者はもう決まっているのですか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 いえ、まだ決まっていません。この予算を承認いただいてから発注の作業にかかります。

○銀杏委員
 施工業者が決まっていないのになぜ前払い金を払う必要があるのですか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 この業務は、空調設備の製作と据付けを予定しています。会計規則などで前払い金を払えることになっており、その部分について準備しておきたいと思っています。

○銀杏委員
 業者ではなくて、三光さんに払っておくことになるのかなと私は思ったのですけれども、どうですか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 建物の維持管理は県の役割です。県が発注して改修工事をすることになりますので、三光さんにお支払いするのではなくて、受けていただいた業者さんに支払うことになります。

○銀杏委員
 ということは選定のときには、前払い金は用意してありますという条件の下で選定するということですね。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 契約のときにそういう契約にしたいと思っています。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後一括して行うこととします。
 報告8、「#よきよき鳥取」おうちにお届け!仕送り便の募集結果について、岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長の説明を求めます。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 資料1ページを御覧ください。「#よきよき鳥取」おうちにお届け!仕送り便について、8月31日をもって募集を締め切りましたので、その結果等について御報告します。
 本事業は、新型コロナウイルスの影響で交流や帰省の機会が減少している学生に本県ゆかりの品や就職情報等を届けるものです。8月31日で応募を締め切りましたところ5,000件の募集枠に対し4,607件、大体92%の応募がありました。
 その期間の「とりふる」の登録件数は、開始前に比べ約6,500件増え、約1万件、9,500件まで伸びています。
 また、学生の皆さんからは、SNSでの情報発信が530件とありますけれども、これは公開設定で出していただいたもので、友達同士などに閲覧者を限定しているものは追えていません。公開設定のもので530件以上情報発信していただいたという状況です。
 やはり学生の皆さんは学校に行けないとかということで、孤独感とかを結構感じておられる方があると聞いていますので、この応募された方や「とりふる」に登録されている方などに今後呼びかけてオンラインの交流会を開催して、学生の皆さんのアイデアに基づいて鳥取県にもっと関われるようなテーマでオンラインの交流会を開いて、さらに鳥取県への愛着を深めていただきたいと考えています。

◎中島委員長
 続いて、報告9、「WEST EXPRESS 銀河」の運行開始について、報告10、星取県×ことりっぷ「#星みつけた」投稿キャンペーンの実施について及び報告11、令和元年観光客入込動態調査結果を受けた観光誘客等について、濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長の説明を求めます。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 2ページをお願いします。JR西日本が運行する長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」の運行が9月11日から開始されました。沿線でのおもてなしについて、次のとおり御報告します。
 運行開始日は9月11日金曜日、米子には9月12日に到着します。夜行というか、9月11日の21時頃に京都を出発しますので、鳥取県には翌日来ることになります。
 運行期間は、9月11日から11月28日です。それ以降は山陽方面へ運行されると聞いています。
 運行区間は、京都から出雲市まで。
 運行頻度は、週2往復ということです。
 運行ダイヤは、そこに書いてあるとおり、京都を21時過ぎに出発して、生山、米子に朝着くというものです。これが下りで、上りは出雲市を16時に出発し、米子と根雨には17時から19時ぐらいにかけて到着するということです。
 この銀河は新型コロナ感染症の拡大防止を施しておられ、空気清浄機の搭載、抗ウイルス、抗菌加工、それから車内の自動換気装置などを設置されているほか、一番下のポツなのですけれども、現在は日本旅行が企画、実施する旅行商品に限定して販売しています。これは感染があった場合にお客様情報が残り、速やかに連絡を取ることが可能ということからです。
 (2)の鳥取県のおもてなしですが、11日の初便については記念乗車証を配布しました。それから米子で星空ラベル緑茶の振る舞いをしました。
 これは初便限定のものなのですけれども、通常の運行時にも星空ガイドブックとか、それから車内で鳥取県の星空が見えるVRのゴーグルなどとともに日南町ではトマトジュース、それから日野町の根雨駅では金持神社の分祠、それから記念縁起物のグッズなどを販売しています。
 そこに書いてあるとおり島根県と連携しておもてなしも行っていきます。
 3ページは12日にありました各駅での初便のおもてなしの様子です。米子駅では、写真にありますように横断幕で歓迎したり、写真の(3)ですが、これは記念乗車証をお客さん代表の方に渡したりしています。
 生山駅では、日南トマトさんの横断幕とともにトマトジュース等の販売、それから根雨でも歓迎行事を行っています。
 続いて、4ページ、星取県×ことりっぷ「#星みつけた」投稿キャンペーンの実施について御報告します。
 星取県の取組を進めているところですが、今年は人気旅行ガイドブック「ことりっぷ」と連携し、9月18日から10月19日までSNSを活用したプレゼントキャンペーンを実施します。このキャンペーンは、身の回りの星にまつわるものとか、それから星空の写真を県内外から投稿いただいて、星取県の認知度を図っていくものです。
 連携する「ことりっぷ」ですが、働く女性を中心に人気が高いガイドブックで、累計1,700万部、それからウェブサイトなども月1,000万回、それからインスタグラムも35万人がフォローしています。
 先ほど申したように、星にまつわるもの、星空をインスタグラムまたはツイッターで投稿していただいて、賞品をプレゼントするというものです。
 3の「ことりっぷ」との連携について御説明しますと、このキャンペーンの初日に「ことりっぷ」のウェブサイトで鳥取県の観光地などの記事を紹介していただきます。
 先ほど35万人のフォローがあると言いました「ことりっぷ」のインスタグラムでもSNSキャンペーンを告知していただきます。
 終了後は、「ことりっぷ」の編集部がことりっぷ特別賞というものを選ぶほか、そのほかの写真も選んでいただき、「ことりっぷ」のウェブサイトで紹介していただきます。
 次に、5ページをお願いします。令和元年の観光入込動態調査の結果がまとまりましたので、御報告します。
 令和元年は、観光入込客数の延べ人数、実人数とも増加しています。また、観光客1人当たりで訪れる観光地の数も平成10年度以降で最高となっています。これは県内観光地の魅力向上の取組や鳥取西道路の全線開通などによって、道路網の整備が進んだことが理由ではないかなと思っています。
 1に主な指標を書いています。先ほど申し上げたように、入込客数の延べ人数と実人数は増加しています。
 宿泊者数は236万9,000人で、前年に比して51万5,000人減っています。
 温泉地入湯客数は105万4,000人で、0.2%の微減となっています。
 外国人宿泊者数は延べ18万4,600人で、対前年5.2%の減となっています。
 傾向を少し紹介しますと、県外観光客は増えています。関東地方など4地域からの観光客は増加しています。また、おいでいただく交通手段としては、飛行機が9.3%増加と大きく増えています。これは米子路線の提供座席数の増が要因だと考えられます。
 繰り返しになりますけれども、宿泊者数が51万5,000人減っていまして、温泉地の入湯客数も微減、0.2%減です。
 6ページに今年度の主な取組を上げています。今年度取り組んでいるのがウェルカニキャンペーン、これは例年9月からですが、7月13日から前倒して取り組んでいます。
 OTA、楽天・じゃらんでの宿泊クーポンを発行しました。これは7月13日から8月6日までで、約5,000枚を販売しています。
 とっとりドライブキャンペーンとして夏旅とともにシルバーウイークから秋のキャンペーンをしたいと思っています。
 星取県の取組として、気象会社さんから星空予報の提供を受けて開始しました。県内の星空の写真を投稿してもらうキャンペーンを7月17日から8月31日まで開催しました。
 「WEST EXPRESS 銀河」も9月から11月までの秋のシーズンに走りますので、鳥取ならではの鉄道の旅で誘客を図っていきたいと思います。
 後ろのほうに主な指標を上げていますので、御覧いただきたいと思います。

◎中島委員長
 続いて、報告12、韓国江原道における豪雨被害に対する見舞金の贈呈について及び報告13、令和2年度鳥取県多文化共生支援ネットワーク会議の開催結果について、米山交流推進課長の説明を求めます。

●米山交流推進課長
 10ページを御覧ください。県が友好提携をしている韓国江原道において8月1日から11日にかけて発生した集中豪雨による被害に対し、見舞金を贈呈しましたので御報告します。
 見舞金は、鳥取県議会議長及び鳥取県知事の連名でこのたび50万円を9月2日に送金しています。
 また、江原道におけるこのたびの被害の状況を2に記載しています。被害総額としては日本円で推定約92.5億円でして、人的被害については、お亡くなりになられた方が1名、あと負傷者、被災者は記載のとおりです。
 また、被災地域は2市7郡で、江原道内が被災しているという状況になっています。
 続いて、11ページをお願いします。新型コロナウイルス感染症拡大による県内在住外国人への影響及び対応についての情報共有、意見交換の場を持つことと、各機関が連携して対応に取り組んでいくための多文化共生支援ネットワーク全体会議を開催しましたので御報告します。
 開催日は8月26日、コロナのためリモート形式により開催しています。
 内容は、コロナ禍における企業、在住外国人への影響について、先ほど申し上げたように情報共有、意見交換を行いました。今後も引き続き国、県の情勢、制度等について随時情報共有するとともに、各関係機関が連携して、都度対応していくことを申し合わせました。
 会議での主な発言を、5に記載しています。主な内容としては、まず国の対応等について、今回帰国できない在住外国人に対して、在留資格の変更などの特例措置を国で設けていたり、多言語による支援策の広報、再就職に向けた相談対応・支援等を労働局で実施されているという報告がありました。
 また、コロナ関係情報の周知については、県内各支援機関で多言語または易しい日本語等により必要に応じて随時情報提供を行っているということです。
 入国規制等に伴い県内企業へどういう影響があるかというところですが、まず期間が終わっても母国に帰国できない技能実習生については、在留資格の変更を行い、働いていたその企業で引き続き雇用を継続するという対応をしておられたり、あと逆に入国できないことへの対応としては、国の助成制度を活用して国内人材の確保等で対応している。
 また、そのほかとしては、現地で採用活動ができないことに対する不安とか、いつ頃から入ってこられるようになるかという情報提供を早くしてほしいというお話がありました。
 県内在住外国人の状況については、コロナ関係の相談が増加しているとか、あと在住外国人とその地域の方の交流会等のイベントがコロナのために中止になっているという状況が報告されました。
 地域部会の開催結果について、このネットワークの下に東・中・西部に各市町村、関係機関等から成る地域部会を設けています。こちらを全体会議に先立ち、全県合同で24日にリモート形式で開催しました。
 そこで確認されたこととしては、国際交流財団とか市町村で行っている相談対応・情報提供体制としては、特段大きな問題は生じていないという報告がありました。ただ、県内在住外国人の状況等について引き続き情報収集を図り、県内在住外国人への情報発信を徹底していくことを確認したところです。
 今後については、先ほどと重複しますが、引き続き、国、県の情勢について、このネット
ワークで随時情報を共有し、併せて多言語による情報発信に努めていくこととしています。

◎中島委員長
 ただいままでの説明について質疑等はございますか。

○興治委員
 5ページの観光客入込動態調査ですけれども、入込客数は増えているにもかかわらず、宿泊者数が2割近く、50万人強減っているということなのですけれども、この理由についての分析はどのようになされているでしょうか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 入込客数が増えているのは、県内高速道路、またそれに続く県外からの道路の状況がよくなって、お客さんが増えると同時に県内への周遊が増えていると考えています。
 宿泊が減ったのは、実は昨年、平成30年は宿泊が288万人あったのですけれども、その年は大山1300年祭とか、JRの山陰デスティネーションキャンペーン、またそれから水木ロードの夜の取組などが行われた年で、その反動といったらいいのでしょうか、その年は増えて、その前の年ぐらいに戻ったのではないかと分析しています。

○興治委員
 そうすると平成29年の宿泊者数は何人だったのですか。今言われた大山1300年祭、デスティネーションキャンペーンは結構よくやっていますよね。この平成30年度だけではないと思うのです。今言われた3つ、夜の取組と言われましたっけ、3つで本当に50万人も増えていたのでしょうか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 まず、お尋ねのあった平成29年の宿泊者数は241万人ほどです。
 平成30年は大山1300年祭のメインイヤー、それからデスティネーションキャンペーンの本番の年などが重なり宿泊者が増えたと思います。

○興治委員
 分かりました。コロナの影響で観光客は激減しているという状況はあると思うのですけれども、平成30年度で一定の取組の成果が上がったということがこれで理解できました。こういったことも教訓にして今後の取組については万全を期していただきたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○松田委員
 1ページ、ふるさと人口政策課の「#よきよき鳥取」ですが、想定の95%あったということで、大変よかったのではないかなと思っています。
 ただ、情報発信について公開設定のもののみしか分からないということで、11.5%ですか、530件、これは打率がえらく低いような気がするのです。非公開設定が幾らあったかと読めと言われても難しいと思いますが、どれぐらい想定されていますか、お聞かせください。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 そうですね、大体、公開設定に対して2倍から3倍ぐらいではなかったかというふうには想定しています。

○松田委員
 ということはマックス3割ぐらいかなということですかね。
 だから私も娘にやってくれ、ハッシュタグをつけて絶対投稿せよということ、それと友達にも教えてやってよというふうに言いましたが、だから事業目的は配ることではないので、そこは今後、もう少し工夫が必要ではないかなと思いましたので、ぜひ工夫してください。
 あと、今回つながった学生等を対象にした交流イベントで、ここにいろいろ書いてありますが、具体的なイメージが湧かないのです。教えていただければと思います。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 今年度については、オンライン交流会ということで、なかなか移動できない状態ですので、学生に声をかけ、オンライン上で交流してもらう機会を設けていく予定としています。
 あとこのネットワークを通じ、今後、来年度に向けて社会人とつながったりというような、つながるようなイベントができればというふうに考えています。

○松田委員
 分かりました。私の知っている範囲では皆さん非常に喜んでいらっしゃいましたので、ぜひとも次につなげるように事業展開をお願いしたいと思います。
 続いて、10ページの交流推進課の江原道への見舞金の件です。素朴な疑問なのですが、贈呈相手は知事なのに何で先に議長の名前が出ているのか、こんなものなのでしょうか。

●米山交流推進課長
 前回御報告したときも議長を先にしました。前回に並べて、やはり議長を先にしたほうがいいということで。

○松田委員
 慣例だということで……(「はい」と呼ぶ者あり)受け止めました。というのは向こうの議会とは無期限で交流はもうしないと一方的に言われた状態なのですね。だったら知事だけやればいいのではないかと思ったのです。何かリアクションはあったのですか。

●米山交流推進課長
 まず議会の連名をどうするかということは、事前に議長に御相談し、今回も連名としたところです。
 あとリアクションについては、崔文洵知事からお礼のお手紙をいただいています。

○松田委員
 では、向こうの議長からはなかったということですね。それはいいですね。
 これを言うのはどうかと思うのですけれども、金額のことをどうこうというのはどうかと思うけれども、今まで我が県から江原道、県職員さんの義援金を別にすると今回を合わせて500万円ですね。(「はい」と呼ぶ者あり)向こうからお見舞いをいただいたのは150万円で、非常にバランスが取れていないなという印象を。これ以上は言いませんが、いろいろ考えながらやっていかないといけないのではないのかなと思いましたので、意見です。

◎中島委員長
 課長、よく考えてね。

●米山交流推進課長
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口委員
 まず、先ほど松田委員からありましたが、1ページのオンライン交流会の件です。内々のことを言って申し訳ないですけれども、うちの息子は北海道大学に行っています。潜在的には50人ぐらい鳥取県人がいるのではないのかと思うのですけれども、なかなか交流ができない。要は授業の関係で鳥取に帰ったり、北海道に帰ってくる、擦れ違いが起こったりするのです。ぜひとも仲立を取って、積極的に参加できるそういった場所を。僕は今、北海道と言いましたけれども、いろんな地方都市でそういう状況があるのではないかと思っています。あと先ほど言われたように社会人と接触する機会がなくて、彼らが社会人として成長する機会が物すごく奪われている気がするのです。その足りない部分を少しでもいいから埋めていただける、そういう機会をつくっていただきたいのですけれども、どうでしょう。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 御指摘いただいたとおりと考えています。オンラインの特性は、いろんな地域の方が参加できることですので、積極的に呼びかけて、多くの地域から参加いただける場になること。また県内にいらっしゃる方も県内からつながりやすい、社会人の方からもつながりやすいチャンスですので、そういった県内の社会人の方、魅力的な社会人と会っていただく機会も増やしていきたいと考えています。

○山口委員
 ぜひ具体的に進めていただきたい。
 2つ目、5ページの関連なのですけれども、10月1日から東京を含めたGoToトラベルキャンペーンが進む。逆に、心配なのが感染の拡大。この10月1日に向けてというか、東京が参加することによるプラスの対策であるとか、何か具体的にお考えがありましたら教えていただけますか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 10月1日から東京がGoToトラベルの対象となるか、最終的な結果はもう少し延ばされたようです。けれども、その対策としては、もともと東京対策としてやろうと思っていたことがあります。当初予算から準備していたもの、まずそれを発動していきたいと思っています。

○山口委員
 その秘策はどんなものなのですか。

◎中島委員長
 具体策がある。

○山口委員
 具体的に言っていただけないか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 まずANAと連携したキャンペーンです。実はインフルエンサーの方に県内をもう訪れていただいていまして、そういう画像があります。それをANAのホームページに載せて宣伝したり、それから商品造成の支援などに取り組んでいきたいと思っています。

○山口委員
 あと管轄は違うかもしれないのですけれども、逆に東京へ行って持って帰るケースも物すごく心配するのです。所管ではないですか。もしそこに対する対策もお持ちであれば、ぜひ教えていただきたいと思います。

◎中島委員長
 県内者が東京に行って、コロナを持って帰る。

○山口委員
 東京に行って持って帰らないように。

◎中島委員長
 持って帰らないように。そういうものは担当しているの。

●門脇交流人口拡大本部長
 基本は例えば福祉保健部とかが担当です。我々が直に担当しているということではないのですけれども、例えば各空港に御自身で体温を測っていただける機械を設置したり、いろんな媒体等を通じて県民の皆さんへ、東京等に行く場合の注意喚起等を呼びかけて県として取り組んでいるところです。そういったものを再度徹底していくとか、そういうところになるのではないのかなと思います。すみません。所管外ですので、このレベルになりますけれども。

○山口委員
 3つ目、11ページ、共生ネットワークの話です。全国的なコロナの弊害なのですけれども、例えば雇い止め、解雇などが表に出ない形で起こっている。退職するときにいわゆる自己都合で退職するという念書を書かされて、会社側には何の弊害もないというようなアナウンスメントで集計されていると。
 例えば外国から来られた方、労働者が意見を直接表明できる、相談できる、そういった体制が今どうなっているのか。
 あと、あわせて、そういった雇い止めや解雇についての情報をどの程度つかんでおられるのか教えていただけますか。

●米山交流推進課長
 まず、外国人労働者の方の相談体制ですが、まず国では、入国管理局や労働局に多言語の相談窓口が設けられています。
 あと県においては、国際交流財団に委託して、県で外国人総合相談窓口を設けています。そちらで御相談をいただく。
 あとは技能実習の関係ですと、外国人技能実習機構というのがあります。そちらで外国人技能実習生からの相談を受け付ける体制等が取られています。
 あと雇い止めとか、そういった現状についてですけれども、この全体会議を行う前に商工労働部で各県内企業に聞き取り等を行っている中や、あと国際交流財団等の外国人相談窓口に寄せられている相談内容等を見る限りでは、そういった雇い止めとか解雇に関する大きなトラブルにつながるような御相談というのはほとんど見られない、そういう感じです。私どもで把握している範囲では、そういった状況です。

○山口委員
 言葉が使えないということで自分が今持っている問題をなかなか表明できないことがあったり、逆にそういった自分の意思に反して雇い止め、解雇になったときに次の転職がなかなか難しいということがあります。会社であったり、機構であったりという集計のレベルは、本人が実際に表明する痛みとは大分乖離しているのではないかと思います。ぜひともその部分を強化いただいて、しっかり実情を聞いて、少しでも彼らを救っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

●米山交流推進課長
 外国人労働者の方にまずはこういう相談窓口がありますという御案内を徹底するのと併せて、現状について相談機関や市町村と随時情報共有しながら現状を把握するように今後も努めてまいりたいと思っています。

○山口委員
 では、お願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 次に、その他ですが、交流人口拡大本部に関して、執行部、委員から何かございますか。

○松田委員
 すみません。SANKO夢みなとタワーについてです。予算とは関係ないのですが、物販施設について、2月ぐらいに業者が決まったと報告がありましたよね。この間の政調会のときにもいろいろあったのですけれども、現状はどんな感じなのでしょうか。4月下旬オープン予定だったと思いますけれども。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 夢みなとタワーに入っていただく物販施設の方を去年募集して、決まっていますが、外国人観光客が全然来ないということもあり、入居や営業開始が少し遅れています。
 この間、実は会って打合せをしました。実は社員さんも引き続き雇用しておられ、いつからというのは決まっていないのですけれども、そこに入られて営業するということを確認しました。応募の条件としては今年度中に営業を開始することになっていましたので、今後また連絡を取り合いながら早めの営業開始をお願いしていきたいと思っています。

○松田委員
 リミットはあるのかなと伺おうと思ったら今年度いっぱいということです。もし営業しなかった場合、ペナルティーはあるのか、もうそうなった場合は業者をまた再選定しないといけないのか教えてください。
 先ほど予算のほうでサイクリングコースの修繕、補修の関係がありましたけれども、スタート地点は、現状あそこは物置みたいになっていますよね。あそことクルーズ船のターミナルにレンタサイクルを置くという構想だったのですけれども、そこがないものですから、皆生温泉側からのレンタルはあるけれどもということに現状なっています。ぜひ早いうちに改修していただきたいのですが、いかがでしょうか。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 引き続き業者の方にお願いしていくということしかないのですけれども、募集の要件によりますとお尋ねのペナルティー等はなかったように思います。それは別として、もちろん早めの開所を呼びかけて、また会うなり電話などでしていきたいと思います。

○松田委員
 最後です。本当に具合が悪いと思いますので、お願いしたいと思います。事情はもちろん察しはしますが、やはり境港側の玄関口の重要な施設ですので、強力な働きかけをお願いしておきたいと思います。

◎中島委員長
 課長、よく聞いて頑張ってください。

●濱本観光交流局副局長兼観光戦略課長
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○興治委員
 すみません。インバウンドの受入れの現状とか今後の見通しのあたりを、把握した範囲でいいので、お聞きしたいのです。たしか6月、7月ぐらいに国の方針として、台湾とか、ニュージーランドとか、オーストラリアとか、韓国、それから中国だったかな、ビジネス人材の受入れから始めるというような方向、議論があったと思うのです。その後ウオッチしていなくて、今、国の方針がどういう状況になっているのか。
 それとあと、どういう状況になったらインバウンドが再開されるのかというようなそういうガイドラインみたいなものがないのだろうかという声も県内の事業者からありました。その辺りはどうなっているのか。
 あと県としての対応策といいますか、今後どうするのか。見通しと対応策、その辺りはどうでしょうか。

●鈴木観光交流局長
 まずビジネスベースでの動きというのは、レジデンストラックという言葉があるのですけれども、例えば企業の現地駐在員ですとか、鳥取県でいけば、例えば国際交流員のように、海外から日本に来て働いている人たち、そういった長期滞在者は一時帰国されても、また戻ってきて、感染の対策を取った上でまた働くことが可能な地域が一部出始めているのが現状です。7月終わりか8月頭ぐらいから一部の地域で始まっています。ただ、おっしゃるように、例えば留学生とか観光客はまだまだ見通しが立っていない状況で、早い地域であっても早くとも年は明けるだろうという見通しです。
 どうなったらいいのかということについては、具体的なガイドラインがあるかどうか把握はしていないのですけれども、まずは相互の地域の感染状況、その収まり具合、それによって双方、政府が共有して行うものと考えています。日本についてはやや落ち着き始めたという考え方もありますけれども、例えば台湾やタイなど、感染がほぼ落ち着いている地域に比べるとまだ感染者が多い状況ですので、まだまだ予断は許さない状況にあるのかなと思っています。
 今後の対応ですけれども、飛行機便もまだ戻ってきていないですし、もちろんお客様もいらっしゃいませんので、今我々としてできることは、例えば航空会社の方々と、リモートではありますけれども小まめにコミュニケーションを取って、各市場での鳥取県の認知度向上の取組を進めるとともに、JNTOの各支部、実は韓国、香港、上海、台湾、こういったエリアは現地に駐在機能を置いていますので、そういった方々に旅行会社やメディア、そういったところを回っていただいて情報発信を続けています。本庁からもリモートで各地の方々とコミュニ
ケーションを取って、顔の見える関係づくりをこの冬以降、ずっと継続しています。そういったことを積み重ねながら、来るべき再開に向けて準備をしていきたいと考えています。

○興治委員
 分かりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 意見が尽きたようですので、交流人口拡大本部については以上で終わります。
 暫時休憩します。再開は午後1時、13時とします。
(執行部入れ替わり)

午後0時10分 休憩
午後0時59分 再開

◎中島委員長
 それでは、地域づくり推進部に係る付議案の予備審査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 初めに、広瀬部長、総括説明を求めます。

●広瀬地域づくり推進部長
 当部の議案説明資料を御覧ください。
 まず目次ですけれども、当部からは、予算関係、一般会計補正予算及び予算関係以外として、鳥取県情報公開条例の一部を改正する条例及び工事請負契約の締結について、このたびお願いしようとするものです。
 1ページを御覧ください。予算関係が全部で6事業あり、主なものを掲げています。まず、文化政策課の事業です。とりぎん文化会館、倉吉未来中心について、空調設備が経年劣化をしている、あるいは、加えて新型コロナの感染予防防止の観点から、地方創生臨時交付金を活用して空調設備を更新しようとするものです。また、スポーツ課については、ワールドマスターズゲームズの会場となっている倉吉自転車競技場の整備は既にお認めいただいて着工しているところですが、その後、設計と異なる現状が見つかり、その追加工事を行うこと、また、水道のトラブルがあり、トイレが使用不可になったりという事象がありますので、調査、あるいは応急措置についてお願いしようとするものです。
 地域交通政策課については、このコロナ禍にあっても、路線バスの事業者は、特別な班体制等を組み、雇用を維持しながら運行を継続しているところです。その増大してきている経費について、市町村と協調して支援をしようとするものです。
 詳細については、担当課長から御説明します。よろしく御審議のほど、お願いします。

◎中島委員長
 続いて、関係課長から説明を求めます。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 資料2ページを御覧ください。倉吉未来中心ホール付帯設備改修事業です。経年劣化が生じている倉吉未来中心小ホール移動観覧席の修繕及び楽屋トイレ改修について570万円余をお願いするものです。
 なお、来年に予定しているホールの特定天井耐震対策等に伴うホール閉館時期と工期を合わせて実施するため、1,100万円余の債務負担行為を併せてお願いするものです。
 主な事業内容ですが、小ホール移動観覧席修繕業務は、ホイールチャンネルタイヤの交換、駆動装置本体の更新等を行います。また、楽屋トイレ改修工事は、和式トイレの洋式化と洋式トイレの洗浄機能つきタイプへの更新に係る設計業務を予定しています。
 続いて、3ページをお願いします。文化施設空調設備更新事業1,700万円余をお願いするものです。財源として、文化庁令和2年度文化芸術振興費補助金の文化施設の感染症防止対策事業及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の充当を予定し、とりぎん文化会館及び倉吉未来中心の各空調設備について新型コロナウイルス感染症予防の観点から、各空調、換気機能の更新による性能の維持、向上を目的として修繕を早急に行うものです。
 なお、とりぎん文化会館は平成5年10月、倉吉未来中心は平成13年4月に開館し、各施設とも経年劣化等により突発的な故障のおそれも生じているところです。
 主な事業内容です。とりぎん文化会館です。(1)(2)(5)のAHUはエアハンドリングユニットの略で、外部熱源設備から供給される冷水、温水、蒸気等を用いて温度、湿度を調節し、空気を部屋へ供給する一体型の空気調和機です。当該設備について、展示室へ送風する2基、楽屋へ送風する1基に係るモーター等の交換などを行います。また、(3)(4)に記載のとおり、練習室等の全熱交換器6台の本体の更新等と、各会議室等の室内空調機一式のフィルターの交換を行うものです。
 次に、倉吉未来中心ですが、トイレや通路の排気、給気ファン6台の本体の更新及び各室内空調機一式のフィルターの交換としています。
 続きまして、12ページをお願いします。先ほど御説明した倉吉未来中心小ホール付帯設備改修事業に係る債務負担行為支出額調書です。
 そして、15ページをお願いします。議案第10号、工事請負契約の締結について議決を求めるものです。倉吉未来中心舞台機構設備について、経年劣化による不具合が生じていることなどから、安全性、利便性の向上のために舞台機構操作卓、制御盤及びつりもの、床機構、音響反射板等駆動部の更新を行うものです。
 契約の相手方は、株式会社サンケン・エンジニアリング大阪支店、契約金額は6億9,300万円です。よろしくお願いします。

●明場スポーツ課長
 資料4ページを御覧ください。倉吉自転車競技場整備事業で510万2,000円を計上しているものです。
 事業の目的、概要ですけれども、まず(1)走路改修工事です。来年5月に鳥取県でも開催されるワールドマスターズゲームズ2021関西のトラックの自転車競技の実施に向けて、現在、当初予算でもって走路改修工事を行っているところですけれども、その中でアスファルト舗装の一部の場所が、設計値よりも厚さが厚かったということが判明しまして、その部分に係る舗装工事を行うものです。
 2主な事業内容の表中にありますけれども、既設アスファルトの搬出、処分、あるいは追加舗装ということで416万円計上しています。
 続いて、(2)水道設備工事です。これについては、本年6月に鳥取県高校総体代替大会を行ったときに、水道設備のトラブルによりトイレの使用が不可能となったということがあります。また平時より芝に散水するときなどにも同様に水圧が弱いというようなことも生じているところです。来年5月にはワールドマスターズゲームズも開かれますし、大規模大会を今後控えまして、水道設備のトラブル解消のために原因調査を行って、必要な応急措置を行うというものです。
 具体的には、2の表の中にありますけれども、貯水タンクだとか加圧ポンプの原因をまず調査した上で、応急措置として加圧ポンプの新設と部品の交換等が想定されています。
 なお、今回は、あくまでも応急措置ということで、令和3年度当初予算でトラブル解消のための必要な追加調査を行い、費用対効果の高い方策を検討していくということで考えているところです。

●齋藤中山間地域政策課長
 特定地域づくり事業推進支援事業について、財源の変更をお願いするものです。当初予算の段階では、国の交付要綱や特別交付税の取扱い通知が未制定でありました。その後、明らかになった国の制度に合わせて、地方負担が少なくなるように補助制度を整理しました。それに伴って財源更正を行うものです。

●西川地域交通政策課長
 当課からは2事業お願いしています。
 まずは6ページを御覧ください。バス路線番号を活用した公共交通利便性向上事業228万円です。これは、東部管内で行う事業です。昨年度、県西部でバス路線を番号、数字で整理し直し、バスの案内表示、行き先表示、時刻表などを一新し、地域の利用者はもとより観光、ビジネスで御来県くださる国内外の皆様にも直感的に分かりやすい公共交通案内を構築し、御好評いただいているものを今回県東部でも同様に実施していこうとするものです。事業費は、調査計画策定費と実際の看板、案内表示等の製作費になります。事業主体は、鳥取県バス協会で、ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、地元鳥取市と一緒になって支援、協働してまいりたいと思います。財源は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当しています。
 次に7ページ目で、新型コロナウイルス対策路線バス事業者緊急応援事業、1億円です。これは、従前より乗客が減少し続ける中、今回の新型コロナの影響で経営が危機的な状況となりながらも、雇用を守りながら地域の足、公共交通として路線バスを継続して運行し続けておられる路線バス事業者を緊急的に支援、応援しようという事業です。
 具体的には、交通事業者の皆様は感染予防対策を十分に取っておられるところですが、万一、路線バス乗務員の中で新型コロナに感染されるような事例が発生した場合に、社内での感染拡大や蔓延を阻止するため、路線バス乗務員をこれまでより手厚く配備し、あらかじめ班分けなどをし、その班ごとに順番に交代勤務にするなど、班ごとでの人の接触自体をなくすことにより、乗務員全てが感染して路線バスの運行が一切できなくなるといった最悪の事態を回避するための感染拡大防止対策を徹底することにより、これまでよりかかり増しとなる人件費などの経費、現状での見積金額約2億円に対して、県としては、その半分となる1億円を支援し、市町村が同額を県と協調して、県、市町村一体となって緊急的に応援、支援していこうとするものです。財源は、先ほどの事業と同様、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金です。

●西尾県民参画協働課長
 13ページを御覧ください。鳥取県情報公開条例の一部を改正する条例です。
 情報公開条例では、第2条で県が基本財産を全額拠出した法人、団体は、この条例の適用を受ける団体と規定されています。このうち観光事業団が令和2年4月に自己資金で基本財産を増額され、県全額拠出の団体ではなくなりました、この団体を削除する改正をお願いするものです。
 なお、観光事業団の行う指定管理事業は引き続きこの条例の対象となりますし、引き続き自主的に情報公開を進められると伺っています。
 改正案については、14ページを御確認ください。

◎中島委員長
 ただいまの説明について、質疑等はございますか。

○興治委員
 では、2点です。まず、2ページですけれども、倉吉未来中心の改修を行われ、これに併せて楽屋トイレの改修工事とあります。楽屋トイレについてはこれで全て洋式化になるということですけれども、この楽屋トイレ以外のトイレについて、洋式化とか、あるいは洗浄機能つきタイプへの更新の現状とか今後の見通しはどうなっていますでしょうか。
 あわせて、県民文化会館についても、トイレの改修についてどのようになっているのかお知らせください。
 それと、7ページのバス事業者への緊急応援事業です。これは人件費の増額見込みに対して、県と市町村で協調して支援をするということですけれども、県が臨時交付金を使って1億円を用意し、恐らく同額を市町村からもという考えかなと思うのですけれども、市町村の対応はどのようになっているのか、それをお知らせください。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 倉吉未来中心ととりぎん文化会館のトイレの洋式化について御質問いただきました。
 両館とも洋式化は行っています。

○興治委員
 全部終わったのですか。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 はい。一般の方の利用については、和式をまだ残しています。全て洋式化にするというわけではなく、和式トイレも残したまま改修を行っていると。それは、利用者の方がやはり和式を好まれる方もおられますので、全て洋式化ということではありません。洋式化にするべきところについては実施しているということです。

◎中島委員長
 ウォシュレットは。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 すみません。洗浄機能については確認して、後ほど御報告させていただきたいと思います。

◎中島委員長
 では、その資料を、興治委員はもちろんですが、全員にお渡ししてください。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 はい、承知しました。

○興治委員
 洋式化になったものと、まだ和式のまま残してあるというものの、それらの数も分かるようにしておいてください。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 承知しました。

●西川地域交通政策課長
 市町村の対応についてお答えします。
 基本的には、もともと始まりが県も一緒に協調してバス事業者を支援していこうという町村会からの要望から始まった話でもあり、基本的に市町村を含めて、県と同額を支援していくという格好で今協調を進めています。
 財源ですが、県は交付金を充当します。市町村もほとんどの市町村は交付金を充当すると伺ってはいるのですが、中には一般財源で対応するとおっしゃっている市町村もあります。そこを統一的に取り組もうということまではこちらからは指定しているものではありません。

○興治委員
 市町村間の配分割合はどうなるのか、その配分割合はどういうふうに決めるのか。それと、9月に市町村議会があると思うのですけれども、そこに予算が提案されているのかどうか、その辺りはどうですか。

●西川地域交通政策課長
 市町村間の配分割合ですが、今回のコロナですので、当然、基本的には市町村の補助金の増減に応じた形で配分していこうと考えてはいます。ただ、今まさに精査中といいますか、細かい数字の積み上げになりますので、その辺りは調整中です。
 あと、9月議会への提案状況ですが、今聞いている中では、9月議会に提案されるところも当然ありますし、それから12月以降と考えておられる自治体もあります。一概に9月議会だけに全てが上がってくるという格好になるとは、今段階では考えられない状況です。

○興治委員
 そうすると、バス事業者への応援金の交付は、ある程度、それぞれ議会で可決したところから、順次、段階を追ってという形になるのでしょうか。

●西川地域交通政策課長
 そうですね、事業者にはできるだけ早くお金をお届けしたいという思いがありますので、まずは県分を事業者に直接払うのか、それとも市町村を通じて払うのか、この辺りも一つ課題があると思います。まずは事業者に対してと考えてはいますが、市町村ともその辺りもよく相談しながら、施行方法は検討中ということです。
 先ほどおっしゃったとおり、市町村分の1億円については、各市町村がばらばらで事業者へ負担しますので、それは予算成立時期に合わせてまちまちになるという格好になりますが、
トータルとしては2億円が緊急的な応援事業として交付される形になります。

○興治委員
 できるだけ早く交付できる体制を取ってもらえますようにお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○森委員
 15ページ、議案第10号、工事請負契約の締結について質問したいと思います。これはつりものとか、そういったもので特殊なものだと思うのですけれども、何社ぐらいの応札があって、予定価格と比較してどれぐらいなのか、入札調書みたいな感じのものについて説明をいただいたらありがたいです。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 倉吉未来中心の舞台機構設備についてですが、プロポーザルを行っています。すみません、今、私のほうで詳細を説明できかねますので、またこれも後ほどお示ししてもよろしいでしょうか。

○森委員
 はい。

◎中島委員長
 では、資料は、森委員はもちろんだけれども、ほかの委員の分も用意しておいてください。

●堀田文化振興監兼文化政策課長
 はい、承知しました。

◎中島委員長
 そのほか。

○松田委員
 4ページ、スポーツ課の倉吉自転車競技場整備事業ですが、アスファルトはいいのです。この水道設備工事のほうですけれども、たしか平成28年に建屋の管理棟を直されたのですかね、そのときには何も問題なかったのでしょうか。

●明場スポーツ課長
 平成28年度当時の件は分からないのですけれども、もともと、平成28年より前の段階でも、水の使用に不都合が生じている状況はあったようです。今回、その大きなイベントが来るものですから、改めて提案させていただいたということです。

○松田委員
 ということは、もともと調子が悪かったところだけれどもということですね。
 今回、調査と応急処置でポンプを替えたりとか部品を替えたりということをされ、今後に向けて調査を行い、費用対効果の高い方策を検討するということなのですけれども、僕も場所がどこにあるかもよく分からないのですけれども、ここには水道が通っていない、上水道が行っていないということなのですか。

●明場スポーツ課長
 場所は倉吉市の久米地区といって、大山の麓、大分山の奥のほうでして、水道が行っていなくて、違う場所にある貯水タンクから水を持ってくるような形でやっていると聞いています。

○松田委員
 ということは、水道を引っ張るという選択肢は多分ないのですね。

●明場スポーツ課長
 なかなか簡単ではないのだろうなと思います。その貯水タンクをどうするかとか、あるいは大会だけに関して言えば、例えばトラックか何かでタンクか何かを持ってきて対応するということもあるのかもしれませんけれども、水道やその辺を持ってきてどうかということになると、今の段階ではなかなか答えられないという状況です。

○松田委員
 素朴な疑問で、そうなると倉吉市がお金を出さないといけなくなってくるのではないかなと思ったので聞いてみたのです。どこまで近くに来ているのか分からないのですけれども、ただ、抜本的なことを考えれば、なかなか難しいと思いますが、水道をつなげるのが恐らく一番いいのではないかなと思います。費用対効果の高いほうでやられるということですので、よろしくお願いしたいと思います。

◎中島委員長
 そのほか。

○山口委員
 まず地域づくり推進部の5ページです。着々と進めておられるのですけれども、地域単独で考えるとなかなか荷が重いというか、どうやって具体的に使っていいのかという声もいろんなところから聞くのです。これをやはり理解してもらって、具体的に使ってもらう県側からのアプローチもすごく大事だと。いい制度だけあって、その辺の、いわゆる法が施行された後の具体的な進捗状況を教えていただけますか。

●齋藤中山間地域政策課長
 法が施行された後のこの特定地域づくり事業協同組合の制度の活用、それに向けた県の対応についてですけれども、おかげさまで各地域でそれぞれ興味を持っていただけるところがあります。例えば、これは山口委員にも御紹介あずかりましたけれども、鳥取市佐治町ですとか、それから、それ以外にも鹿野町、その後、若桜町ですとか、そういったところから興味を持っていただきました。若桜町はまだ未実施ですけれども、それぞれについて県から、私ども中山間地域政策課だけではなくて、企業支援課ですとか、それから鳥取労働局ですとか、そういう関係職員と一緒になってパッケージで説明に伺って制度概要をお伝えし、今検討を進めていただいているというところです。
 今のところ、県内では日野町と、それから智頭町の取組がかなり具体的になってまいりまして、今のところ、年度内にはどちらも組合としての設立を目指していけるのではないかなという状況になりつつあるところです。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○山口委員
 どことは言いませんけれども、事業をどれだけその地域でカバーしたらいいのか、さっき言われたようなスケジュールの組み方、非常に難しいところがあって、ぜひとも具体的なアプ
ローチをお願いしたいと思います。これは要望です。

◎中島委員長
 要望ですね。

○山口委員
 次に6ページ、いいでしょうか。これは西部で実施されて効果を出されたというところです。そのときにも質問させていただいたのですけれども、この番号制は、例えばFITが来たときに、どこに行きたいという情報を入れたら、この番号のときに、どこに行ってくださいとスマホに出るとか、そこまでやって利用者が利活用できて、初めて利便性が高まるのです。それについては具体的に取り組むとおっしゃったような記憶があるのですけれども、その辺の利活用の仕方についてどのような状況にあるのか教えてください。

●西川地域交通政策課長
 今、委員がおっしゃられたとおりで、究極はやはりそこだと思っています。ただ、実態としては、申し訳ありません。この4月からナンバー制度を西部で始めたばかりというところと、まさにコロナの状況がバッティングしてしまい、まだそこまでは進んでいないというのが正直なところです。

○山口委員
 やはり旅行者が迷う、特に米子が大変でしたよね。やはりそういう情報があって初めてこの仕組みが生きると思いますので、ぜひとも具体的な、しかも使いやすい取組をお願いしたいと思います。これはまた要望です。あとはいいです。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、請願・陳情の予備調査に移ります。
 今回の予備調査は、新規分の陳情1件についてです。
 現状と県の取組状況は、お手元に配付の請願・陳情参考資料のとおりです。
 初めに、執行部から現状と取組について聞き取りを行った上で、陳情者の願意の聞き取りや現地調査を行うかどうか検討したいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、陳情2年地域づくり第28号、美保基地への空中給油・輸送機KC-46Aの配備に反対することについて、担当課長から説明を求めます。

●森田市町村課長
 請願・陳情参考資料の1ページをお開きください。陳情に係る現状と県の取組状況について説明します。
 KC-46Aについては、平成28年9月8日、中国四国防衛局から美保基地における空中給油機の配備について協議の申入れがあったところです。これを受けて、県としては、国への疑問点等を確認するとともに、既に日本に導入済みであった、同じボーイング767をベースとしたKC-767のデモフライトですとか騒音測点等をしてきています。
 あわせて、米子市、境港市、地元両市に、この空中給油機導入の意見を確認するとともに、県議会においても議論を進めていただきました。それを踏まえ、平成29年3月29日ですけれども、実機が出来上がっていないことを踏まえ、機体の配備に向けた準備を進めることについては了承した上で、実配備前に十分な時間的な余裕を持って、配備計画について協議を行い、同意を得ることを求めているところです。
 また、平成30年12月ですが、平成31年から令和5年までの新防衛大綱・中期防衛力整備計画が閣議決定されています。この中で新たに空中給油・輸送機4機の整備が判明したところです。当初、本県に協議の申入れがあった段階では3機でしたが、前の防衛大綱の間に2機が整備され、今回新たな防衛大綱の中で4機の整備ということで、都合6機の整備が判明したところです。
 こちらについては、12月に大綱が閣議決定されていたところですが、地元への連絡が3月で、遅くなったことを踏まえ、県議会全員協議会でも概要を聞き取っていただくとともに、地元への説明が遅れたことに対して知事、米子市長、境港市長、3名の連名で改善を申し入れたところです。
 去る9月3日ですが、実配備計画について令和3年6月頃となる見込みになったということがあり、このたび改めて再協議の申入れがあったところです。
 本県の取組状況です。防衛に関することについては、国が判断することという前提に立ち、我々県としては、地域の安全・安心を担保するために、県議会、地元両市の意見を伺いながら判断していきたいと考えているところです。

◎中島委員長
 ただいままでの説明で、質疑等はございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、委員のほうで陳情者からの願意の聞き取り、あるいは現地調査の必要性について御意見をお伺いしようと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、今回については、聞き取り及び現地調査は行わないこととします。
 次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 報告14、航空自衛隊美保基地における空中給油・輸送機(KC-46A)の配備に係る再協議の申入れについて、森田市町村課長の説明を求めます。

●森田市町村課長
 資料1ページ目をおはぐりください。去る9月3日に航空自衛隊美保基地における空中給油・輸送機(KC-46A)の配備に係る再協議の申入れに係る説明がありました。その後、次ページのとおり協議書が送付されましたので報告します。
 県については、先ほどの陳情の説明の際に説明しましたので詳細は省かせていただきますが、平成29年3月に本県から回答した際、実配備の計画が明らかになった段階で再協議を申し入れてくださいということを求めていましたので、このたび再協議の申入れがあったというものです。
 9月3日に中国四国防衛局企画部長の鍋田様においでいただいています。防衛局からの説明においては、初号機は令和3年6月頃に配備を計画しているというところです。当初は今年度中に入ると聞いていたところですが、アメリカにおいても新型コロナ感染症の影響により、ボーイング社での製造過程が3か月程度遅れているということです。
 また、安全性の面ですが、米国連邦航空局(FAA)における型式証明の取得ですとか、あるいは防衛省においても防衛大臣の承認行為を得るといったこと。また、米軍においても、2019年1月に初号機が導入され、計画では180機となっていますが、現段階で既に30数機が運用されているという事実があります。これらのことをもちまして、今後防衛局から詳細な説明を求めていくこととしているところです。また、県議会、地元両市に対しても、それぞれの求めに応じて丁寧な説明をお願いしたいということを申し入れているところです。
 今後の対応ですが、米子市、境港市、両市の意見もお伺いしながら、また県議会の意見を伺った上で県の判断を回答していきたいと考えているところです。

◎中島委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他の件ですけれども、地域づくり推進部に関して、執行部、委員から何かございますか。

○森委員
 バスの関係で聞きたいのですけれども、バスの乗務員さんから、実はこんな相談を受けていて、自分はバスの乗務員なのだけれども、バスに乗ってくる人がマスクをしていない人が乗ってくると。法律上で、マスクをしていない人は乗ってもらっては困りますなんていうことは当然言えないと思うのですけれども、それを例えば条例とかでできませんかみたいな、そんな相談を受けたりしているのだけれども、この公共の場でのマスクとか、あるいは乗合バス、あるいは列車、そういったものに限ってのマスク着用とかといったことは、例えば会社側がするべきことなのか、あるいは行政側がやるべきことなのか、考え方を教えていただきたい。

●西川地域交通政策課長
 難しい質問です。少なくとも私どもとしましては、事業者様だけに負わせることはできないということで、私ども行政をはじめとしまして、国も含めてなのですけれども、とにかくマスクの着用というのはまず徹底していただきたいと。これを徹底していただくことで、どれだけ混雑をしている公共交通機関の中でも今のところクラスターは発生していないという実例がありますので、とにかくマスクの徹底についてはお願いになりますけれども、広報、啓発ですね、それからバス車内の中にもポスターを貼ったりだとか、それから最近は私どももテレビですとかSNS、そういった媒体も使いながら、幅広い対象に対して、利用者の方に対して広報、普及、宣伝を行っているというのが今の実情です。

○森委員
 電車の中にマスク警察がいて、なぜマスクをしていないのだと乗客同士でがんがんやっているとかという話も聞いたりしたことがあります。それも非常に問題かなとは思うのだけれども、乗務員側は、電車と違ってバスの場合は会話をやり取りすることで、閉ざされた空間の中に一緒にいるということで、非常に怖いみたいな言い方で相談を受けたのです。部長にお願いなのだけれども、例えば条例とかでこういったことを義務づけるとかというのは非常に難しいことだよね。

●広瀬地域づくり推進部長
 すみません、正直、私も不勉強なものですから、今こうではないかという推測的なところも含めて少しお答えに窮するところです。さっき森委員もおっしゃられた、例えばこの間、昨日もそうだったのですが、航空機ではお断りをされたという事例があったと思います。行きはよかったけれども、帰りは、奥尻島でしたか、というような、あれは恐らく運送約款か何かでそういうものが決められているのかなというところで、すみません、これも推測なのですけれども。
 一方で、法令的なもので何か制限をするというのは、ある意味、予防的な段階での行為の制限でもありますし、食中毒などもそうでしょうが、何か発生して、それを防止するというものとはまた違うのかなというふうにも思います。おっしゃられたとおり、行政側で、あるいはそういう条例も含めた法令的な観点でそれをどこまで本当に制限できるかというのは、個人的には少し難しいかもしれないなと。民間のほうで、航空などは私も改めて少し点検をしてみたいと思います。何よりまずはバスも含めて、予算を認めていただいたものの中で、これは逆の言い方になるのかもしれませんが、安全なのだけれども、きっちり外気と換気されるから安全というビデオもつくって流しているけれども、それはやはりちゃんとマスクをして、あるいは大声でしゃべらないとか、そういったことに乗客の方がしっかり努めていただいて、より安全になるという、そういう観点でそういうビデオも流しています。大丈夫は大丈夫なのですけれども、単純に換気されるから大丈夫だということではなくて、やはり意識をいかに定着、浸透させていくかということがやはり大事だと思います。学生のことについても教育委員会によく要望があったりするとも伺っています。すみません、行政としては、まずは住民の方々、利用者の方々に、それがあって初めて安全なものなのだよということを徹底してまいりたいと思います。少しお答えになっていないかと思いますが。

○森委員
 改めて相談に行きますので、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○松田委員
 スポーツ課が来ておられますのでお伺いします。地区の運動会等々、コロナの影響で中止が相次いでいると思います。県だと秋のスポレクがそろそろ始まると思うのですが、どういう状況なのか教えていただければと思います。

●明場スポーツ課長
 スポーツレクリエーション祭は、年間通して全部で45競技あります。夏、秋、冬、それぞれあるのですけれども、秋の競技を把握していないのですけれども、多分20か30ぐらいあろうかと思います。その中で、今のところ中止が即決まっているのはグラウンドゴルフとか弓道とかで、何個かの競技については競技団体から今年はやらないという御報告をいただいている状況です。

○松田委員
 秋については、僕もホームページをちらっと見たのですけれども、まだ中止ではないという表示になっています。夏ですか、春ですか。(「夏」と呼ぶ者あり)夏のやつはほとんど中止でしたよね。秋については未定だという感じのところがぱらぱらあったのですけれども、それはそれで各競技団体等が判断することなので、そうだと思うのですけれども、これ体協改めスポーツ協会が主催みたいな形になるのですかね。

●明場スポーツ課長
 委託してスポーツ協会が主催しています。

○松田委員
 ここで申し上げるのが適切かどうか分からないのですけれども、競技人口が多い団体とそうではない団体がいろいろ、特にスポレクですからいろんな団体があるのですけれども、そのスポーツ協会に対して、団体ごとにいわゆる会費が発生するのですよね。その内訳というか、例えば団体の規模が大きければ高いのか、小さければ安いとか、そういうことは分からないのですけれども、その会費を払うのがしんどいなという声を伺いました。実態としては、そのスポレクの経費ぐらいの形で払っていたのだけれども、それも恐らくないということで、そうした場合、やはりそういった会費の免除というか減免みたいなことがあってもいいのではないかと私は思うのです。答弁ができればお願いします。

●明場スポーツ課長
 会費の減免ということなのですが、実態がいかんせんよく分からないものですから、その辺を調べて対応します。

○松田委員
 すみません、私もあやふやな聞き方をしたもので、申し訳ないです。実態を調べていただいて、本当に競技人口が少ないところだと、例えばスポレク向けに今回の大会みたいに冊子を作りますよね、それで企業協賛や関係者がお金をそこに寄附した形にしてその団体を回している。その中で、金額を聞いてびっくりしたのですが、そんなに払うのというふうに伺いました。なので、そういったことも実際行われない状況になるわけです。ということは、本当にそのためだけにお金を集めるのかみたいな話になりかねないところがありますので、ぜひ調査していただいて、対応いただけるのであればお願いしたいと思います。

◎中島委員長
 要望でよろしいですね。

○松田委員
 はい。

◎中島委員長
 では、課長、実際を調べてね。

●明場スポーツ課長
 はい。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

●西尾県民参画協働課長
 県民参画協働課です。お手元に配付のチラシを御覧ください。令和新時代創造県民運動のチラシを県民の日、9月12日に合わせて、日本海新聞の折り込み広告で各購読者の家庭に配らせていただきました。今年はコロナ禍にあり、地域住民の皆さん、団体の皆さんの活動が低調なところではあるのですけれども、様々な工夫を凝らして活動しておられたり、コロナ禍であるからこその活動をしておられる団体さんの紹介と、予防策を取ってイベント等を開催したり、皆さんが集まられるサロンを運営したりしている団体さんについて紹介しています。また、県で用意している補助金も紹介しています。また、こういった、お近くの催しなどに行っていただければと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、地域づくり推進部につきましては以上で終わります。
 執行部の入替えを行いますので、暫時休憩します。再開は13時50分とします。
(執行部入れ替わり)

午後1時45分 休憩
午後1時48分 再開

◎中島委員長
 それでは、県土整備部に係る付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 初めに、草野県土整備部長の総括説明を求めます。

●草野県土整備部長
 令和2年9月定例会議案説明資料予算に関する説明書(令和2年度9月補正予算等関係)について御説明します。
 表紙の裏面に目次があります。まず、予算関係、一般会計、議案第1号、令和2年度鳥取県一般会計補正予算(第5号)です。予算関係以外の議案では、議案第9号、鳥取県延滞金徴収条例及び鳥取県道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、議案第11号、工事請負契約(国道178号(岩美道路)トンネル工事(牧谷トンネル)(補助))の締結について、議案第12号、工事請負契約(国道178号(岩美道路)橋梁上部工事(浦富高架橋)(3工区)(補助))の締結について、議案第13号、工事請負契約(国道178号(岩美道路)橋梁上部工事(浦富高架橋)(4工区)(補助))の締結について、あと報告事項として、報告第2号、議会の委任による専決処分の報告について。最後のページに、公共事業実施地区について記載しています。
 それでは、1ページ、議案第1号令和2年度補正予算説明資料総括表です。左から3列目に補正とありまして、合計金額が4,700万円、内訳は下の説明というところです。公共事業で一般公共が2,360万円、単県公共が2,340万円、合わせて4,700万円となっています。
 すみません、3ページの横表をお願いしたいのですが、3ページが公共事業の総括表になっており、左から3列目、補正額、一番上の行は一般公共事業で2,360万円、2行目は一般単県公共事業で2,340万円、合わせて4,700万円です。
 次の4ページが一般公共の内訳で、合計が一番上の行の一般公共事業2,360万円、内訳が道路橋りょう事業60万円、それと下から2行目の治山事業2,300万円、合わせて2,360万円の増額をお願いしているものです。
 5ページが単県公共事業で、同じく一番上の行、左から3列目が補正予算で、合計が2,340万円。こちらは、道路事業が60万円の減額です。先ほどの一般公共の60万円と振り替えのような形です。それと砂防事業で2,400万円の増額、合わせて2,340万円の増額となっています。
 あと、6ページ以降は今回は関係ありません。一般直轄とか災害ですが、特にありません。
 7ページから各事項別の明細書があり、12ページから繰越明許費に関する調書をつけています。
 また、個別の議案は担当課長から説明します。よろしく御審議をお願いします。

◎中島委員長
 続いて、各課長から説明を求めます。
 なお、令和2年度公共事業実施区域の概要については、議案説明資料26ページのとおりであり、説明は省略します。

●山本県土整備部次長兼県土総務課長
 資料12ページをお願いします。先ほど部長からも説明がありましたけれども、繰越明許費に関する調書です。今回、繰越要求額は18億3,000万円余です。
 繰越理由については、14ページ、15ページをお願いします。こちらに26事業を掲げています。例年あります現場条件の変更ですとか、関係者との調整に不測の時間を要したというもののほか、今年は新型コロナの関係で、例えば4月に緊急事態宣言等が発令され、県境をまたぐ移動の制限ですとか外出自粛といったこともありました。そして、それにより、地権者との用地交渉や地元説明会がなかなかできなかったといったこともあり26事業ということになっています。
 続いて、16ページ、債務負担行為の調書です。除雪事業で令和3年度から令和4年度まで5,000万円の債務負担行為をお願いするものです。除雪事業については、当初予算で81区画分を単年度予算で計上済みですけれども、そのうち4月にも除雪が必要となる工区ですとか、入札にかけてもなかなか応募していただけない工区について、複数年契約とするために債務負担をお願いするものです。
 続いて、最後、23ページ、報告第2号、専決処分の報告です。職員の公務運転中の交通事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、8月26日に専決処分されましたので報告するものです。
 概要ですが、和解の相手方は岩美町の個人の方です。和解の要旨は、県の過失割合が3割ということで、損害賠償金12万1,000円余を支払うものです。
 事故の概要ですけれども、今年の5月25日午後1時7分頃、鳥取市南吉方三丁目で鳥取県土整備事務所の職員が道路作業車を運転中に、右折車線を走行していたところ、左側の車線から車線変更してきた和解の相手方の所有の軽乗用自動車と衝突したものです。
 このたびは職員の事故によりまして、県に損害を与えましたことを深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。引き続き職員には安全運転について徹底してまいりたいと思います。

●小田原道路企画課長
 資料2ページをお願いします。道路橋りょう総務費のうち全国道路・街路交通情勢調査費(道路交通センサス)ですけれども、国予算の認証増に伴う財源更正です。先ほどもありましたけれども、国庫支出金が60万円の増、一般財源が60万円の減ということで増減はありません。以上、道路企画課合計152億4,000万円余は変更ありません。御審議のほどよろしくお願いします。
 続きまして、24ページをお願いします。県有施設の管理の瑕疵に伴う損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、令和2年8月26日、4件の事案について知事の専決処分を行いましたので報告します。
 令和2年2月5日、三朝町木地山地内の国道179号、岡山県境にある人形トンネル内において、ラジオ放送用に設置していたケーブルが腐食し、垂れ下がっており、走行中の岡山県内の個人2名と法人2社の車両に衝突、接触し、それぞれの車両が損傷したものです。県の過失割合を10割とし、和解の相手方、甲に11万4,822円、乙に108万3,995円を、丙に15万590円を、丁に31万円を支払うものです。
 当該事象により、多くの方に御迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ございませんでした。より一層道路パトロールや施設点検に留意し、このような事案が発生しないように努めてまいりたいと思います。申し訳ございませんでした。

●米谷道路建設課長
 資料20ページをお願いします。国道178号(岩美道路)は、山陰近畿自動車道の一部を構成する道路であり、鳥取県東部から兵庫県北部、さらには京都府北部の連携強化を図り、安全・安心な生活を支えることを目的とした5.7キロメートルの自動車専用道路です。今回、この岩美道路の工事請負契約3件の締結について議決をお願いするものです。
 まず、国道178号(岩美道路)トンネル工事(牧谷トンネル)の工事請負契約の締結についてです。岩美町牧谷、浦富高架橋の東側において、延長412メートルのトンネルを設けるものです。契約金額は16億8,300万円余、契約の相手方及び工事完成期限等は記載のとおりです。
 次に、資料21ページをお願いします。同じく国道178号(岩美道路)橋梁上部工事(浦富高架橋)(3工区)の工事請負契約についてです。岩美町牧谷から浦富に架かる浦富高架橋という高架橋があります。このうちJR山陰線の東側において、延長132メートルの橋梁上部工を設置するものです。契約金額は5億7,400万円余、契約の相手方、工事完成期限等は記載のとおりです。
 次に、資料22ページをお願いします。同じく工事請負契約(国道178号(岩美道路)橋梁上部工事(浦富高架橋)(4工区)の工事請負契約の締結についてです。岩美町浦富において、浦富インターチェンジの東側に延長176メートルの橋梁上部工を設置するものです。契約金額は7億6,800万円余、契約の相手方、工事完成期限等は記載のとおりです。
 以上3件の工事請負契約の締結について、御審議のほどよろしくお願いします。

●山根治山砂防課長兼淀江産業廃棄物処理施設計画審査室参事
 資料2ページの中段の表をお願いします。治山費のうち農山漁村地域整備交付金(治山)です。6月に国認証の増額がありましたので、年度途中ではありますが、これに伴う補正です。鳥取市佐治町加瀬木地区及び江府町の計2か所について、合わせて2,300万円の補正をお願いするものです。
 次に、下段の砂防費です。1件目、小規模砂防施設新設費は、南部町で土石流対策を1か所、2点目、単県小規模急傾斜地崩壊対策事業は、事業主体の倉吉市への補助で1か所、計2か所について、合わせて2,400万円の補正をお願いするものです。これらはいずれも6月豪雨により対策が必要となったものです。
 以上により、治山砂防課として補正額4,700万円、補正後総額91億7,200万円余となります。御審議のほどよろしくお願いします。

●小西空港港湾課長
 資料25ページをお願いします。報告第5号です。鳥取県営鳥取空港運営権者の経営状況についてということで、経営状況について報告します。
 資料は別冊でして、鳥取空港ビル株式会社経営状況報告書を配付していると思います。そちらで説明したいと思います。
 鳥取空港の利用状況については、飛行機の利用者は年間実績で約38万8,000人です。対前年比約95%で、昨年度よりも若干落ちています。これは年度末に新型コロナウイルスの影響で東京便が減便になった影響が出ています。
 そのほか、国際チャーター便については、9月から12月にかけて台湾便が連続で37往復運航しています。ただ、3月に予定されていた台北のチャーター便は、これも同じく新型コロナウイルスの影響で中止になっています。
 また、航空機利用者を除く来場者については、3月に利用者が減りましたが、年度合計で約40万3,000人でして、これは対前年からは増えています。
 鳥取空港の民営化から今年2年目を迎え、地域のにぎわいづくりの拠点として、年間を通じてイベントなどを開催し、空港の活性化に取り組んでいるところです。
 空港管理部門においては、安全・安心の空港運営ということで、訓練とか、そういうものを行って安全な空港運営を図っているところです。
 営業収支については6億9,700万円余でして、対前年度比20%程度増えています。そのうち国内空港ビル部門の営業収支としては2億300万円で、ほぼ昨年度並みになっています。
 空港管理部門の収入については4億9,400万円余でして、これは対前年比約30%増です。これは、一昨年度は7月から3月までの9か月間だったのに対して、昨年度は12か月間ということで、その分が増えているためです。
 そのほか経常利益は3,500万円余です。さらに特別損益を引いた当期の純利益としては1,700万円余、対前年比約280%増という形になっています。
 今後の課題としては、昨年度末から新型コロナウイルスの影響で利用者や来訪者が大幅に減ってきています。今後の航空需要だとか、それからイベント等も全く予測不能な状況になっています。そういった中で、安定した空港運営を維持していけるように努めてまいりたいと考えているところです。
 さらに、コンセッション部分だけの収支については、消費税込みの額で約1,800万円の収入という形になっています。
 今年度の事業計画についても記載しています。これについては10月以降、イベントの開催に当たって、まずはガイドラインに従って感染予防対策を十分に行った上で、イベント等を考えていきたいと考えているところです。

◎中島委員長
 小田原課長、1点、資料の17ページ、条例が抜けているのではないですか。

●小田原道路企画課長
 失礼しました。資料17ページをお願いします。鳥取県延滞金徴収条例及び鳥取県道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例です。
 こちらは、鳥取県税条例に関する規定で変更になったものに伴い当道路占用料等徴収条例の一部を改正するもので、名称等が変更になっているものです。今回の当条例では、中身の利率等についての変更はありません。申し訳ありませんでした。

◎中島委員長
 ただいままでの説明で、質疑等はございますか。

○松田委員
 24ページ、道路企画課の報告です。久しぶりになかなかの金額の損害賠償だなという思いもしていますので、少しお伺いしたいのですけれども、このイメージが湧かないのです。トンネルの中にケーブルがぶら下がっていて、それに車がどんどんぶつかったという認識でよろしいでしょうか。

●小田原道路企画課長
 ラジオ再放送設備としまして、トンネルの中でラジオの放送が聞けるように、トンネルの構外にラジオ電波の受信施設があります。それを増幅して、普通のワイヤ線みたいなのをトンネルの天井にずっと設置しているのですけれども、そのワイヤ線から電波が出てきて、トンネルの中にいる乗用車等でラジオの放送の電波を受信できて聞けるようになっています。このトンネルの上部に設置していたワイヤ線が、長年の経年劣化に伴い腐食して、固定してあったところに近いところが腐食して切断され、実際トンネルからワイヤ線が垂れ下がっていました。ちょうど車両が通るところで垂れ下がっていたため、大型貨物等は、フロントガラスに直接当たってしまったと。小型貨物等は、ミラーとか車両の側面に当たって接触して傷がついたというものです。

○松田委員
 初めて聞く案件だったので、少し聞いてみました。聞いたことなかったのですけれども、こういう危険箇所は、県内にほかにもあるのかということと、今回の賠償金を足すと大体160万円ぐらいになりますけれども、これは全部保険なのか教えてください。

●小田原道路企画課長
 ラジオ再放送設備があるトンネルは、定かではないのですけれども、県管理道路では3か所あったと思います。人形トンネル、それから犬挟と明地トンネルではなかったかと思います。このトンネルについては、ほかの道路施設もそうですけれども、5年ごとに施設点検を行っており、平成28年に点検を行っていたのですけれども、そのときの点検記録ではほかの箇所のワイヤ等の腐食等も報告はされていたのですけれども、ここの部分については報告は上がっていませんでした。その後、3年弱経過したところでの損傷ということで、管理が十分ではなかったということです。大変申し訳ございませんでした。

◎中島委員長
 160万円は。

●小田原道路企画課長
 すみません、今回の和解金、損害賠償額ですけれども、これの支払いは全て保険で対応します。

○松田委員
 すみません、最後ですけれども、今回4件の方と和解したということで、今若干説明がありましたけれども、乙の方だけえらく金額が高いのです。詳しく教えていただければと思います。

●小田原道路企画課長
 この車は、小型貨物車です。俗に言うトラックでして、こちらのフロントガラスが損傷したということです。またこの車に代わるレンタカー代が若干含まれていますので、その分、ほかの方に比べて高くなっています。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○松田委員
 はい。

◎中島委員長
 そのほか……。

●小田原道路企画課長
 すみません、またこの案件なのですけれども、このときに損傷した車両はまだほかにもあるのですけれども、実は、今回は和解に至った方が4者ということで、今回4者を報告しています。和解に至れば、次回等にまた報告をさせていただく可能性があります。申し訳ございません。

○松田委員
 最後と言いましたけれども、あと何件あるのですか。

●小田原道路企画課長
 今確認しているところでは、あと6件あります。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○森委員
 議案第11号、12号、13号は工事請負契約の締結についてという議案なのですけれども、実は、今朝お願いして、公表してあるこの入札結果をいただいたのです。11号が制限付一般競争入札で、12号、13号は総合評価、いわゆるプロポーザルですね。そこで、その入札金額を見ると、これは本当に適切に行われたのかなと少しびっくりみたいな感じなのですよね。
 紹介すると、例えば、議案第11号はトンネル工事なのですけれども、15億3,030万円というのが2社、15億3,040万円というのが2社、15億3,070万円というのが1社なのですね。15億円などという金額なのに、10万円単位でほぼ一緒というのが4社。30万円違うのが1社となっていて、よく見てみると調査基準価格は15億3,040万円なのですね、ぴったりなのですよ。これは事前に予定価格が公表してある工事なのですかね。
 あわせて、12号、13号も、この入札の金額を見てみると調査基準価格とほぼ一緒なのですよ。5億円、7億円などという金額なのですけれども、10万円単位でほぼぴったりみたいな金額なのです。これらも併せて、予定価格が公表してあるのでしょうか。

●米谷道路建設課長
 全て予定価格は公表していません。
 なぜこのように精度が高いかということなのですけれども、この道路事業に関わらず、積算基準は全て公表されています。単価についても全て公表しています。独自で調べた単価も、入札のときに質問書が出てくるのですけれども、そういうのが出てくれば、それをお答えしています。
 ですから、幾らで積算しているかというのは真面目に正確に積算したら出るようになっています。その中で、また制限価格というか、基準価格ですね、その辺りも……(「公表しているね」と呼ぶ者あり)ええ、それも計算方法は公表されていますので、皆さんそこを狙ってこられることになります。
 ですから、価格競争だけにならないように、あとの2本については技術提案という形で、ほかの要素も含めています。安ければいいというものではなくて、技術面も勘案して落札者を決定しているということです。

○森委員
 基本的に、国交省が出している単価で積算していく、なおかつ、いわゆる金抜きを渡して、それによって計算するというスタイルだと当然分かっているのですけれども、いわゆる歩切りみたいなことを一切やっていないということなのですね、その辺りを確認させてください。

●米谷道路建設課長
 昔は100万円単位とか10万円単位とかで割と歩切りみたいなことをしていたのですけれども、それはやはり必要な請負額を削っているということなので、業者の方に対して非常に不利に働くということで、今現在、歩切り等は一切行っていません。積算ではじいた金額そのままを予定価格にしています。

○森委員
 そうすると、プロポーザルや総合評価なら、それなりのまた別のことが出てくるけれども、こうやって、いわゆる金額だけの一般競争入札をやっている意味というのは、もうほぼないみたいなことになってしまうのではないかな。
 これまでも何回も入札システムについて改革をやってきて、いろいろ変えてきて、例えばこの調査基準価格のパーセンテージも、何回も上げたり下げたりいろんなことをしてきたけれども、結局この一般競争入札というのは、こうやって調査基準価格でみんな出してくるという話になれば、これは全く意味がないことになってしまうが、この辺はどうなのですか。

●草野県土整備部長
 その調査基準価格のあたりにたくさんの入札金額が張りついてくる、みんなそうだったら入札制度を変えるのはあまり意味がないのではないかという御質問かと思います。これは制度の問題と、もう一つ工事量の問題ですね、それらのバランスの問題があります。工事量がたくさんあれば、皆さん競争して、とにかく仕事を取りたい、だから皆さん会社からすれば、どちらかというと仕事が少なめのときはみんな取りたいから、だからぎりぎりの調査基準価格のところを狙って低く取りにくるのです。けれども、工事量がたくさんあれば無理して取らなくてもいいと、だったらもう少し利益が出るようにこのぐらいの札で入れてみようかなということがあるのです。今はどちらかというと工事をたくさん取りたい方がおられる時代だということかなと理解はしています。

○森委員
 契約の締結についてという議案なのですけれども、私は市会議員の時代もあって、例えば、米子市の場合は、こういったものについては、いわゆる入札調書という形で、どういった企業が何社参加して、どれだけの金額で応札して、結果がこうなりましたみたいなやつをくっつけて当時出してきたのです。やはり適正に入札されたことも確認して、この議案を審議して、議決しなければいけないと思っているのですよね。その意味では、私は今日資料をもらいましたけれども、こういったものは必須のものでないかなと思うのですけれども、執行部側はこの辺をどう考えているのですか。入札する会計局のほうなのかな。

●草野県土整備部長
 これは県土整備部だけで、今ここでお答えできるかどうか分からないところがあるのですけれども、必要があれば、資料としてつけることは別にできなくはないと思いますので……(「公開しているものですからね」と呼ぶ者あり)今後は、米子市さんのものを見習うというわけでもないですけれども……(「いやいや、そんなことを言っているのではない」と呼ぶ者あり)少し参考にさせていただきながら、必要があれば情報を付加するという形で。

○森委員
 取りあえず今日のだけは皆さんに同じものを配っていただきたいと思います。

◎中島委員長
 課長、今、森委員は、今日のこの案件の分の調書、森委員に渡した分をほかの委員の方にも配ってということです。これはできますね。

●米谷道路建設課長
 はい。

◎中島委員長
 お願いします。(「ネットで公開してあります」と呼ぶ者あり)

○興治委員
 関連でもいいのですか、議案の中で。関連はまた後のほうがいいですか。

◎中島委員長
 これに関連していますか。

○興治委員
 少し関連が。

◎中島委員長
 最後にその他で聞きますから。

○興治委員
 どうも。またお願いします。

◎中島委員長
 では、次に、報告事項に移ります。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うこととします。
 報告15、第1回鳥取県国土強靱化推進評価会議の概要について、前田技術企画課長の説明を求めます。

●前田技術企画課長兼都市計画室長兼淀江産業廃棄物処理施設計画審査室参事
 資料1ページをお願いします。第1回鳥取県国土強靱化推進評価会議の概要について説明します。
 東日本大震災を踏まえ、平成25年に国土強靱化基本法が施行され、翌26年に国が国土強靱化基本計画を策定しました。本県においても平成28年3月に第1期の鳥取県国土強靱化地域計画を策定し、令和2年度までの約5年間を計画期間として取組を進めているところです。
 これまでに中間年に当たる平成30年に中間評価と一部改定を行いましたが、最終年度に当たる今年度、第2期の国土強靱化地域計画を策定することとしまして、去る8月26日に第1回目の評価会議を開催しました。
 開催結果ですが、平成27年から令和元年度の施策の評価については、全体的にはおおむね順調に進捗しているところですが、一部の分野で遅れがあるというところです。
 第2期の策定方針の案ですけれども、特に(3)中間改定以降に発生した自然災害、例えば昨年の台風19号や今年の7月豪雨、こういうものを踏まえて必要な施策を盛り込むことや、(4)、昨年の台風19号を受けての水防対策検討会や避難対策検討会の提言を施策に反映するなどとしているところです。
 各委員からは、新型コロナウイルス禍の避難所設営の在り方などの検討が必要とか、地域の実情に詳しいコミュニティーナースなどの育成も必要などの意見をいただいています。
 今後の予定ですけれども、第2回、第3回の評価会議とパブコメを経て、3月上旬に公表する予定としています。

◎中島委員長
 次に、報告16、鳥取港内航コンテナ試験輸送について、小西空港港湾課長の説明を求めます。

●小西空港港湾課長
 資料2ページを御覧ください。鳥取港内航コンテナ試験輸送について報告します。
 鳥取港では、一昨年から鳥取港背後圏域の企業様にヒアリングを行っていまして、現状としてトラックドライバー不足だとか、鳥取港でのコンテナ取扱いの要望、こういったものをいただいています。
 そこで、鳥取港は現在、コンテナの定期航路は就航していないのですが、陸送コストの高騰とかトラック輸送から海上輸送へのモーダルシフト、物流のリダンダンシーの確保、こういった面から、鳥取港でのコンテナ貨物の取扱いの可能性について探るために、内航のコンテナ試験輸送を来週9月22日に行いたいと思います。
 試験輸送の概要としては、現在、敦賀、大竹、神戸港、こういった既存航路がありますので、その途中に鳥取港、博多港に寄港していただいて、貨物を鳥取から博多まで持っていって、また博多から積替えをしてアジアに持っていくというものです。
 船会社は、井本商運株式会社様、運航船舶としてはコンテナ船の「みかげ」という船を使うことを考えています。コンテナの貨物として、今想定しているのは、紙製品だとか自動車パーツ、それから中古農機具を予定しています。
 この試験輸送の結果を受けて、鳥取港から仕向地までのリードタイムの確認だとか、現在使っておられるコンテナの輸送コストとの比較、それから鳥取港での定期航路化に向けてどういう課題があるのか、こういったことを整理しながら検討していきたいと思います。
 また、鳥取港振興会においては、背後の企業に対して鳥取港利用のコンテナ貨物のポート
セールスやインセンティブを検討してまいりたいと思っています。
 あわせて、初寄港の際には、11時から関係者のみで簡単なセレモニーを行いたいと思っています。

◎中島委員長
 続いて、報告17、淀江産業廃棄物処理施設計画地の地下水等調査の状況について、山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長の説明を求めます。

●山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長
 3ページをお願いします。淀江産業廃棄物処理施設計画地の地下水調査の状況について御報告します。
 最初に、1、パイロット調査の状況です。これは前回も若干説明していますが、現在、3本のボーリング調査をしています。9月3日でしたが、委員の皆さんに現場でボーリングの状況を確認いただき、各ボーリングの掘り埋め、掘削の完了を御判断いただいています。これにより、3本のうち1本、ナンバー1のボーリングですが、こちらが100メートル、残りの2本、ナンバー2、ナンバー3がそれぞれ70メートルの深さまで完了となりました。また、今回のボーリングのコア観察の参考になりそうな大山山麓周辺に露頭している実際の地層も、9月3日に、併せて数か所御覧いただいているという状況もあります。
 その他、パイロット調査については、(2)(3)にありますが、河川流量連続観測、地下水位の連続観測もスタートしています。写真は計画地東側の塩川に設置している流量観測堰でして、堰の向こう側、上流側に水位計も設置しています。
 続いて、2本調査の状況です。こちらはボーリングの準備が整った地点から掘削をスタートしています。今後、各委員さんにも随時御相談しながら掘り進めることとしています。この本調査については、ボーリング以外にも地下水の観測、河川の観測、水質の分析等を行い、それらデータを基に三次元シミュレーションで解析に向かっていくことになります。
 3、第3回調査会の開催予定です。こちらは9月22日秋分の日にコロナ対策を講じた上で米子市役所淀江支所の隣のさなめホールで開催を予定しています。当日は午前中にさなめホールの前で、その時点で掘り上がっているボーリングコアを委員の皆さんに確認いただきます。午後は13時からイベントホールで会議を行います。
 今回の会議については、5月の第2回会議と同じようにコロナ禍での開催となりますので、密を避けるために、傍聴については別室のモニター映像を視聴いただくこととしています。モニター傍聴は、西部のさなめホールは収容定員の半数以下まで、東部の県庁講堂も定員の半分以下まで御覧いただけるよう準備しています。当日の資料は来場された傍聴者の皆さんには配付しますし、当日の朝、ホームページにもアップする予定です。
 なお、今回のコロナへの対応ですが、県のガイドライン上では大規模なイベントではない今回のような会議については特段の制限はありませんので、現時点では予定どおりの開催を考えています。ただ、今後、市中への感染拡大といったようなことが起こってくることも想定されますので、必要であれば会議の開催方法等も含め、適切に判断していきたいと思っています。

◎中島委員長
 報告18、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料4ページ以降のとおりですので、説明は省略します。
 ただいままでの説明で何かございますか。

○松田委員
 2ページ、3ページです。まず3ページですけれども、調査会の3回目が22日に開かれるということで、いろいろ申し上げましたが、早めに御案内いただきましてありがとうございました。今回は出られると思いますので、よろしくお願いします。
 2ページに戻ります。空港港湾課の鳥取港内航コンテナ試験輸送、この事業主体は県が完全にするのかということと、費用がどれぐらいかかるのか教えてください。

●小西空港港湾課長
 コンテナ試験輸送は、県が主体になって船社に対して働きかけを行ってトライアルという形で試験輸送するものです。
 通常であれば、船が寄り、荷主が積み込むという形で行政は関わらないところですが、今回はトライアルということで行政が関わっているところです。
 コンテナ輸送全体として、予算的には1,400万円ぐらいを予定していますが、運航自体は、今定かではないのですけれども、1,000万円ぐらいだったかと思っています。

○松田委員
 すみません、1,400万円と1,000万円ぐらい、ちゃんと聞こえなかったのですけれども。

●小西空港港湾課長
 運航費用の中には、船が寄るというもののほかに、検証する費用も今考えています。検証費用で400万円ぐらいはかかると。

○松田委員
 分かりました。総額1,400万円で、検証するのに400万円ですね。

●小西空港港湾課長
 はい。

○松田委員
 ありがとうございました。
 一番下の試験運送の検証と今後の対応についてというところで、鳥取港振興会、会長は鳥取市長で、中心となってやられるかと思いますけれども、ここは今回の事業には直接は関与していないのでしょうか。

●小西空港港湾課長
 今回のトライアルについては、県が主体になります。ただ、荷主の情報とかポートセールス、それから間に入って、実際にどういうルートでやるとかという中には既にもう入っています。実際の費用には関わっていませんが、そういった貨物を出して、最終的に仕向地まで向かうというような中には振興会も入って一緒になってやっています。

○松田委員
 はい、分かりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口委員
 同じく3ページについてです。第3回の調査会で現地確認というのがあるのですけれども、現地に行けるのですか。例えば僕がその現地へ行って、状況を見ることはできるのですか。

●山本淀江産業廃棄物処理施設計画審査室長
 基本的には、この現地確認は委員の方を想定しています。ただ、さなめホールにボーリングのコアを並べる予定で、それについては遠巻きで支障のない範囲で御覧いただくことはできると思っています。これは10時からです。

○山口委員
 現地確認へ行くのだったら米子に行かなければいけないし、せっかく東部に会場をつくっていただいたので、東部会場に行かなければいけないなと思いながら、すみません、これにも興味があったのです。分かりました。
 では、続いて、2ページです。この港湾のコンテナ輸送は、僕的には本当に物すごくうれしくて、紙製品を東南アジアに輸出する会社に行ってみると、物すごく喜んでおられました。例えば、さっき言われたモーダルシフト、トラックの運転手さんを確保する、これが条件的になかなか難しいという話であるとか、これもさっき言われましたけれども、例えばその会社は神戸で輸出しておられて、その輸送費が結構かかったりします。同じような条件のところが結構あるのですけれども、今、鳥取港の整備計画を立てておられるのですけれども、そういった需要も含めて、計画がしっかり立てられているのかの確認と、併せて、これはハブ的な運航になるとは思うのですが、エリアとしては、ずっと前から言っているように、兵庫県北部から岡山県北部のコアエリアを横断したような、そういった需要を確保して要件を満たすということも需要の中に算定されているのか、この2点についてお願いします。

●小西空港港湾課長
 まず、港湾計画におけるコンテナの位置づけなのですが、今、港湾計画の改定の作業をしているところなのですが、コンテナも取り扱う岸壁や埠頭を限定して位置づけるように考えています。
 背後圏域については、境港があるものですから、境港とバッティングしないような形ですみ分けは当然しながら、イメージとしては県東部から但馬地方、それから岡山県北部になると、水島とかあちらのほうとの競合があるので、なかなか難しいかなとは思っていますが、ポートセールスを進めていこうと思っています。

○山口委員
 質問をした趣旨は、今、並行して北近畿自動車道の整備が行われていて、こういった港湾の整備が進むにつれて輸出しやすい環境が整うことがすごく大事なことなのです。これからということですけれども、環境が整ったら、いわゆるこのコンテナを使って海上輸送をしようというところもどんどん増えていきます。結果について検証を行った上で、費用対効果がマッチするのであれば需要喚起をお願いしたいなということで、そこの部分についてもこれから計画されているのでしょうか。

●小西空港港湾課長
 今回、内航コンテナということで、基本的には国内の貨物なのですけれども、たまたま博多に寄って外国航路につなげられるものですから、そういったことは考えています。けれども、基本的には国内の内航をメインにしたいと考えているところです。

○山口委員
 最後です。先ほど、松田委員からもありましたけれども、あくまでも今回はパイロット的な運航だということで、それを事業として、いわゆる会社のベースにのせていくことも大事だと思うのです。パイロットの次にこれからどう計画されて、そういった連綿とした利用をどういう形で喚起していくのか、最後にお答え願えますか。

●小西空港港湾課長
 今回は鳥取から博多という、このような片道だけの荷物に限定しているのですけれども、当然往復があって初めて価格が安くなります。出入りのバランスを取らないと安くならず、価格競争に勝てなくなります。ですので、次の展開としては、その辺りのバランスを見ながら、それから背後圏域のお客さんの声を聞きながら、進めていきたいと思っています。

○山口委員
 よろしくお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 次に、その他ですけれども、県土整備部に関して執行部、委員から何かございますか。

○興治委員
 先ほどのトンネルの中の事故の関連です。これは人形トンネルのことかなと思うのです。人形トンネルは結構中が暗いのですね。人形トンネルではないのですけれども、犬挟の313号のトンネルがあるではないですか。今年、春頃に県民から私に連絡がありました。犬挟トンネルの岡山県側はライトがちゃんとついていて明るいのだけれども、鳥取県側はライトがたくさん切れていて暗いと。通行に少し不安を感じるとか、あるいは県外から来る人に対して恥ずかしいなとか、そういう声があったのですね。それで、私のほうで中部県土整備局に連絡しまして、照明を交換してもらいました。さっき道路パトロールという話もあったと思うのですけれども、私に言ってきたその方が言われるのは、県内のほかのトンネルでも同じようなことがないだろうかと、照明の点検などをちゃんとできているのだろうかと、そういう話だったのです。
 この道路パトロールによって照明灯の点検がどういうペースでやられているのか、その回数が少ないために起こっている問題なのか、あるいは、そのパトロールをやっているのだけれども、それ以外の問題で交換されていないのか、どの辺りに問題があるのか。また、そのパト
ロールの回数などは県内でどのようにされているのか。
 それと、トンネル内の照度についての基準があるのかないのか。結構暗いトンネルもあるのですよ。さっきの事故のあった人形トンネルなどは、すごく暗いなと思うのですね。トンネルによって照度が明るいところと暗いところがあるので、まちまちのような気もするのですね。照度基準が仮にあるとしたら、それは守るべきものになっているのかどうか、その辺りはどうでしょうか。

●小田原道路企画課長
 今、トンネル等の管理等についての御質問をいただきました。
 まず、点検の回数などのお話ですけれども、施設としての点検は、先ほども言いましたように、トンネル施設点検としては5年に一度行っていますが、照明灯の球切れ等については、日常的にパトロールしている際に発見したものについては、事務所内で日々報告、情報共有して、必要に応じて球替えをしていくことになると思います。
 ただ、球替えをするときにはトンネルの規制を一気にしてしまわないといけません。例えば1個切れたから、トンネルの通行を全部止めて球替えをすることにはならないかもしれませんので、ある程度まとまった段階で交換していると認識しています。
 パトロールの回数ですけれども、パトロールの回数については、それぞれの路線で交通量等に応じてパトロールの頻度の区分を設けています。交通量に応じて1週間に3回とか、2回とかというようにそれぞれ路線を決めてやっています。
 照度基準ですけれども、トンネルについては、先ほども言いました交通量または地域等に応じて照度の基準があります。その照度の基準に応じて、もともと照明施設の配置が決まっているというところです。
 ただ、岡山県側は明るいけれども、鳥取県側は暗いというようなお話が先ほどありましたが、ひょっとしたら球が切れていたのかもしれませんが、施設自体は全部一律の制御になっていますので、基本的には岡山県側が明るくて鳥取県側が暗いということはないはずです。ただ、先ほども言いましたように、球が切れていたのかもしれませんが、例えばトンネルの坑口は明るくて、中は若干照度が落ちていくという形にはなっていますので、その辺りはきちんともう一度、日常点検パトロールについて、再度周知徹底をしていきたいと思います。
 また、トンネルについてはもともとナトリウム灯や水銀灯であったものを、近年はLED灯に変更、更新をしていっていますので、その中で適切な照明、照度の確保に努めていきたいと考えています。

○興治委員
 私、現場を見に行ったのですよ。鳥取県側は照明があるのについていないのですよ、岡山県側はちゃんとついていたのです。だから、今言われたように、トンネルの出入口のところがより明るくなっている、それも分かっています。それでもついていないのが結構あったのですよね。これだけの量がついていないということは、日々パトロールをしていれば分かっているはずではないかなと思うわけです。それができていないということは、予算の問題なのか、あるいはそれ以外に何かあるのか、別にないのか。僕が連絡を取ったらすぐ交換をしてくれて、ちゃんとつくようになったのですけれども、全県的にパトロールして、さっき言われたように、トンネル内の規制が必要だから幾つかまとめてということは、それは合理的にそうなのでしょうけれども、暗いということで県民から意見が上がってきていることは別にないのでしょうかね。

●小田原道路企画課長
 今おっしゃられましたように、トンネルの中の照度が暗いという御意見をいただくことも場合によってはあると思います。その際には現場を確認していると思います。今後ますます……。

○興治委員
 予算の問題はどうですか。

●小田原道路企画課長
 予算がないので交換していないということは考えにくいと思います。暗いよという御意見をいただければ、点検した上で適切に交換してまいりたいと思います。

○興治委員
 それでお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

●山根治山砂防課長兼淀江産業廃棄物処理施設計画審査室参事
 チラシを1枚配付しています。土砂災害・水害に関するシンポジウムを10月10日に湯梨浜町ハワイアロハホールにて開催しますので、お知らせします。
 「~災害から「命を守る」ための行動を学ぶ~」という副題を設けて、最近の気象災害及びその対策等について学び、何としても命を守る行動を取る、逃げるという意識を醸成していただくことを目的に開催するものです。
 気象予報士の平井様に基調講演をお願いしており、その後、米子市尚徳公民館長等によるパネルディスカッションを行います。県土整備部長もパネラーとして参加します。
 新型コロナの関係もあり定員を120名に限定しています。チラシの一番下のQRコードで簡単に申込みができるようにしていますので、多くの方に参加いただきますよう、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が尽きたようですので、県土整備部については以上で終わります。
 この後、委員の皆さんには御相談がありますので、この場に残ってください。
 執行部の皆様、御苦労さまでした。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、防災・減災、国土強靱化対策の継続を求める意見書についてです。
 平成30年7月豪雨、通称、西日本豪雨を契機として、国では令和2年度までの3か年間を期間として、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策を別枠で予算確保し、浸水、土砂災害対策等への重点投資を進めてまいりました。この予算は、今年度末で期限切れとなることから、私と山口副委員長とで相談し、本常任委員会の発議によって対策の継続を求める意見書を提出してはどうかと考えています。
 まず、事務局から、意見書案と参考資料を皆様に配付します。
 それでは、山口副委員長から趣旨説明をお願いします。

○山口委員
 それでは、先ほど委員長からありました、防災・減災、国土強靱化対策の継続を求める意見書について趣旨を説明申し上げます。
 近年、全国各地で異常気象による大規模災害が発生しており、今後も頻発化、激甚化が懸念されているところです。
 国では、平成30年7月豪雨を契機として、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策予算を別枠として確保し、浸水、土砂災害対策や道路ネットワークの確保などに重点投資が行われています。本県でもこの予算を活用し、河川の河道掘削や樹木伐採、道路改良や砂防堰堤等の整備を行ってきました。総額約160億円を投じています。
 しかしながら、3年間のみの取組では十分な対策が取れたとは言えず、今後も中長期的な視点に立った取組が必要であると考えています。
 ついては、来年度以降も引き続き新たな財源を創設する等、必要な予算を確保し、防災・減災、国土強靱化対策に重点的に投資することを国に求める意見書を発議してはどうかと考え、お配りのとおり案文を作成しました。委員の皆様の御意見をお願いしたいと思います。

◎中島委員長
 意見をどうぞ。

○興治委員
 賛成です。賛成なのですけれども、少し気になるところが1つだけあります。私は、この緊急3か年対策について、今年度で終わるので、その継続を求めるという趣旨だと理解していたのです。けれども、この文案を見ると、令和2年度で終了することについては承知した上で、引き続き別枠予算で新たな財源を創設することを求めることになっているのですね。知事会の要望書を見ると、現状の3か年緊急対策について、事業の充実の上、さらに5か年延長することという表現になっているのです。細かいことかもしれないのですけれども、この知事会の表現のほうがいいような気がするのですけれども、どうなのでしょうか。国としては一旦これを終わって、新たな別枠財源というような流れになっているのでしょうか、その辺はどうなのでしょうか。

◎中島委員長
 この後、皆様に問いかけようと思っていたのですけれども、今、興治委員が言われたように、もう少し事業を拡充して、3年ではなくて5年にすることも、知事会の意見にもあります。そういう語句等の調整はこれからしようかなという段取りなのですけれども、皆様にお願いしたいのは、案としてはこのようなものなので、それこそ何年とか、もっといいのとかいろいろあるでしょうけれども、この委員会として、この意見書を提出する方向で動いていいのか、放っておけというのか……(「いいです、動いていいです」と呼ぶ者あり)そこのところをまずお諮りして、それから細かな調整に行きたいのですが。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、これを委員会として提出する方向ですね。(「はい」と呼ぶ者あり)
 先ほど、興治委員から字句等について、もう少し直したほうがいい、すり合わせしたほうがいいのではないかと提言がございましたね。これも想定していました。具体的な文案を各会派にお持ち帰りいただくと、若干の修正がありますね。これを副委員長が中心となって調整しますので、9月23日、水曜日までに箇条書等で出していただけませんでしょうか。よろしいですか。

●尾﨑調査課課長補佐
 せっかく興治委員から投げかけがありましたし、執行部も今いらっしゃいますので、今、興治委員が言われたことを、執行部側としてどう捉えていくのかという意見を聞かれたほうがよろしいかと思います。

◎中島委員長
 そうですね。
 部長、どうですか、今、興治委員から意見があったのですけれども。

●草野県土整備部長
 国の動きというのは、まだ全然です。それこそ、ぜひ国の動きを起こしてほしいので、こういう要請書があったらいいなという話です。文案は現在の継続でも、もしくは新しくなっても、いずれにしても3年間で終わりではなくて、この3年間にあったような何らかの枠組みがあるという形で御要望いただければいいのではないかなと。現状の継続でなければいけないとか、衣替えになっては駄目だとかいうことではなくて、今のように、やはりある程度の予算規模で、3年間で終わるのではなくて、何らかの形で続いていくというのが大事ではないかなと思います。

◎中島委員長
 だから、部長の意見は、興治委員が言われたように、もう少し膨らませても、それは別に問題はないと。

●草野県土整備部長
 今の文案は、私の手元にありませんけれども、今、3か年緊急対策が1回終わるけれども、継続事業があったらいいのではないかという書きぶりかと思います。例えば今の事業の発展的継続、もしくは今の文案みたいに新たな事業でも、それは、例えば「もしくは」か何かでつないで両方を書いておくとか、そのような形でもいいのではないかなというふうに思います。

○銀杏委員
 この3か年緊急対策の予算のときにもたしか説明がありました。鳥取県でこのぐらい欲しいということについて、たしか3分の2か半分ぐらいはこの予算で取りあえず賄えるという説明だったような気がします。県土整備部として欲しい予算は、これまでいただいた160億円ぐらいはないと足りないみたいな話なのですかね。

●草野県土整備部長
 幾らぐらいとぴたっと言うのはなかなか難しいのですけれども、公共事業のピークが平成9年頃でして、今の倍ぐらいはあったのです。それがあっと落ち込んで4割、5割になって、今少し持ち返しているので、やはり今の規模で、我々もできればこのペースで計画していきたいなとも思います。あとは県内の業界さんからも、このぐらいの規模で新たに人を入れ替えていこうとか、事業を継続していこうとかというようなことについても、3年間で少し計画性が出てきたという話を聞いていますので、やはりできれば少なくとも今の規模で継続されればありがたいなと思っています。

◎中島委員長
 まとめますと、委員会としては、これはもう提出する方向で、語句等は、先ほど申しましたけれども、副委員長と調整しますので、9月23日までに副委員長に提出してください。その調整等を行い、修正案ができましたら皆様にお知らせし、10月6日の常任委員会の議題として採決する予定にしていますので、よろしくお願いします。
 県土整備部の皆さん、部長以下御苦労さまでした。ありがとうございました。

●草野県土整備部長
 こちらこそよろしくお願いします。
(執行部退席)

◎中島委員長
 次に、今年度の常任委員会県内調査・出前県議会についてです。
 詳細について、事務局から説明します。

●尾﨑調査課課長補佐
 アンケート用紙をお付けしました。今年度はコロナウイルス感染拡大の関係もあり、まだ一度も県内調査、出前県議会を実施していません。事務局としては、9月定例会が終わった後、11月定例会までの間に行きたいなと思っています。
 前回の常任委員会ではオンラインでの調査というお話もさせてもらいました。オンラインについては、御希望をいただき次第、いろいろ調整を図っていきたいと思うのですが、出前県議会については、傍聴者の関係、あるいはマスコミに呼びかけることもあり、できれば対面でやりたいと考えているところです。そのためにアンケートをお配りしましたので、御都合の悪い日にバツをつけていただき、期限が短いですが、9月17日までに御提出をよろしくお願いします。

◎中島委員長
 尾﨑課長補佐からの説明のとおりです。よろしくお願いします。
 以上をもちまして地域づくり県土警察常任委員会を閉会します。

午後3時04分 閉会



 

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