令和2年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和2年6月23日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
坂野 経三郎
常田 賢二
浜田 妙子
藤縄 喜和
市谷 知子
広谷 直樹
野坂 道明
川部  洋
由田  隆
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長、植木福祉保健部理事監兼健康医療局長、
木本子育て・人財局長ほか各課長、関係職員  

職務のため出席した事務局職員
  村中参事、井田課長補佐、小泉係長


1 開  会   午後4時59分

2  閉  会   午後5時12分

3 司  会   坂野委員長

4  会議録署名委員  川部委員、市谷委員

5  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


 

会議の概要

午後4時59分 開会

◎坂野委員長
 ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会します。
 日程は、お手元の日程のとおりですので、この順序に従って議事を進めます。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、川部委員と市谷委員にお願いします。
 それでは、ただいまから追加提案された付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 質疑につきましては、説明終了後に一括して行っていただきます。
 初めに、福祉保健部に説明を求めます。
 まず、宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長に総括説明を求めます。

●宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長
 福祉保健部の議案説明資料をお開きください。向かって右側の1ページです。健康政策課の医療環境整備等事業の1本です。これは、国の交付要綱の内容が判明したことに伴う社会福祉施設の衛生物品購入、内装改修、慰労金のほか、人材育成などに要する経費ですので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
 詳細は課長から申し上げます。

◎坂野委員長
 続いて、萬井健康政策課長の説明を求めます。

●萬井健康政策課長
 2ページをお願いします。先ほど申し上げたとおり、国の予算が成立し、制度の詳細が明らかになりました。
まずは、3のこれまでの取組状況、改善点のところを御覧いただきたいと思います。医療従事者等の医療機関に対する支援、その他医療体制の充実に要する支援として、今、6月議会に53億円余を予算要求しています。1つ目は、入院医療の医療機関であるとか帰国者・接触者外来設置機関等に従事する医療従事者に対する慰労金として32億7,000万円余、2つ目は、特に感染症弱者であります救急・周産期・小児医療を提供する協力医療機関等が感染防止対策に要する経費として7億6,000万円余、3つ目は、医療機関、薬局等の院内感染防止として13億2,000万円で、合計で53億円余となっています。
 そして、このたびの医療環境整備等事業では、23億6,000万円余の増額補正をお願いしています。主な事業としましては、国の予算成立により追加される事業等に対応する事業として、大きく2事業あります。
 1つ目は、医療従事者の支援、医療体制充実等で、3事業ございます。(1)は、介護事業所、障害者福祉サービス事業所等を支援するもので、衛生物品の購入であったり、外部専門家による研修実施等といった感染症対策に要する費用を補助するもの、(2)は、感染防止のための内装改修等に要する費用であったり、ケアマネジャー等がサービスの利用開始、再開をするために必要なアセスメント等の費用を補助するもの、(3)は、社会福祉施設等の職員に対する慰労金につきまして、国の予算等が明らかになったことにより不足分を補正するものです。
 2つ目は、感染症対策人材育成事業です。次なる感染の波に備えまして、感染症対策に必要な感染症専門医等の人材育成を行う経費として3,000万円をお願いするものです。

◎坂野委員長
 次に、子育て・人財局に説明を求めます。
 まず、木本子育て・人財局長に総括説明を求めます。

●木本子育て・人財局長
 子育て・人財局の議案説明資料1ページをお願いします。今回、主な事業に上げています事業1件について、2億9,800万円の増額をお願いしています。この事業につきましては、既に当初予算でお願いしている子どもの施設が行う保健衛生用品の購入経費等の支援につきまして、国の補助制度の詳細が判明したことから、追加予算をお願いするものです。
 詳細につきましては、担当課長から御説明します。

◎坂野委員長
 続いて、稲村子育て王国課長の説明を求めます。

●稲村子育て王国課長
 2ページをお願いします。児童福祉施設等における新型コロナウイルス感染症拡大防止事業です。
 先ほど局長からも説明がありましたけれども、既に保育施設や県の児童養護施設等に対する支援の提案を行わせていただいているところですが、国の予算が成立し、制度の詳細が示され、対象施設の範囲が明らかになったことから、今回、不足している部分、具体的には市町村が所管する放課後児童クラブですとか児童館、ファミリー・サポート・センター等の児童福祉施設や児童厚生施設等の感染防止対策に係る経費についての補正予算を追加でお願いするものです。補正額は2億9,800万円です。
 2に主な事業内容を記載していますけれども、新型コロナウイルス感染防止に係る消毒液やマスク等の保健衛生用品の購入に係る経費ですとか、施設職員に対する感染防止の研修会等の経費、また、感染防止のために施設に臨時で生じる経費負担等への補助となります。1施設当たり50万円、対象施設としては595か所を予定しています。施設数については、各市町村に実際に事業実施の箇所数を照会する時間がなかったことから、前広にということで対象となる施設の全数でひとまず計上をお願いするものです。

◎坂野委員長
 執行部の説明は以上です。
 これから付議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と発言前後のマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、ただいままでの説明について、質疑等はありませんか。

○市谷委員
 医療環境整備等事業の社会福祉施設職員等の慰労金について、介護・障がい者施設等の従事者と書いてあるのですけれども、児童関係の福祉施設はこの慰労金の対象に入るのか入らないのか、また別にあるのか、それをまず確認させてください。

●萬井健康政策課長
 今回発出されております国の要綱によりますと、保育所であったり、児童福祉施設は対象外となっています。

○市谷委員
 そうしたら、今度は医療関係の慰労金のことでお伺いしたいのですけれども、単価が20万円、10万円、5万円とあるのですけれども、これはどういう根拠でこの単価になっているのでしょうか。それから、3の一番下の医療機関や薬局などの院内感染防止のところで、歯医者さんとか薬局とか訪問看護ステーションとか助産所とか書いてあるのですけれども、こういうところも医療従事者の慰労金の対象に入ってくるのかどうかも教えていただきたいです。
 前に知事が記者会見で、この慰労金というか病院の危険手当について、たしか職員1人1日4,000円、それから患者受入れ病院に1人50万円、それから入院ベッドに1床10万円とおっしゃっていたと思うのですけれども、その内容をもう一回確認したいのと、今回のこの国の制度との整合性がどういうことになるのかを確認させてください。

●萬井健康政策課長
 まず、20万円、10万円、5万円の単価の基礎ですが、こちらは国の示されている交付金の単価をそのまま使っているところでして、こちらの事業につきましては国10分の10です。
 あと、歯科診療所等の医療従事者については、対象となります。
 それから、知事が記者会見で言われたものにつきましては、このたびのこの慰労金であったり、院内感染防止対策等の支援金、こういったものの再整備という形でこちらに含まれて支給されることになっています。

○市谷委員
 例えば、医療従事者の慰労金の20万円ですけれども、聞くところによると、4月10日から6月30日までで、80日間なのです。それで、80日間で20万円ということは、職員さん1人当たり1日2,500円になるのですけれども、知事が前に4,000円と言っていたのですよ。だから、単価が下がってしまうなと思って。さっき、国が言ったから20万円だと言うのですけれども、実際の職員さんたちの労を本当にねぎらい得る単価なのかなと疑問に思うし、知事は4,000円と言っていたわけですから、県が今、危険手当を職員さんに4,000円出そうとしているので、やはりそれぐらいにしていく必要があるのではないかなと思うのですけれども、どうですか。

●萬井健康政策課長
 まず、この慰労金の考え方ですが、今回は、4月当初から6月末までの期間に、新型コロナの対応に関しまして、医療従事者の方々にかなり強い精神的な負担等があったことを慰労する形で、一律20万円という金額が設定されていると考えていまして、知事が記者会見で当初お話をされていた考え方とは少し違う整理になっています。

◎坂野委員長
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次にその他ですが、執行部、委員の方で何かありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見がないようですので、以上で福祉生活病院常任委員会を閉会します。

午後5時12分 閉会


 

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