令和2年度農林水産商工常任委員会議事録

令和2年10月6日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
島谷 龍司
鹿島  功
西村 弥子
山川 智帆
安田 由毅
濵辺 義孝
福間 裕隆
内田 隆嗣
西川 憲雄
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  西尾農林水産部長、池田商工労働部長、松岡企業局長ほか各局次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
  堀場課長補佐  小川課長補佐  細田主事

 


1 開  会   午前10時00分

2 閉  会   午前11時07分

3 司  会    島谷委員長

4 会議録署名委員     安田委員  山川委員

5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 


会議の概要

午前10時00分 開会

◎島谷委員長
 それでは、ただいまから農林水産商工常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元のとおりですので、この順序に従って議事を進めます。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、安田委員と山川委員にお願いいたします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の4議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切替えをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いいたします。いかがですか。
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。討論がある方は挙手をお願いいたします。よろしいですか。
 それでは、討論はないようですので、これより採決に入ります。
 採決については、一括して採決してよろしいか、お諮りします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、本委員会に付託されました4議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、本委員会に付託された4議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上で付託議案の審査は終了いたします。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そうさせていただきます。
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔にお願いいたします。
 なお、質疑については説明終了後に一括して行います。
 まず、報告1、「とっとりの民工芸オンラインギャラリー」の開催状況について、渡邉商工労働部参事の説明を求めます。

●渡邉商工労働部参事(民工芸担当)
 「とっとりの民工芸オンラインギャラリー」の開催状況について御報告をさせていただきます。
 商工労働部の資料1ページでございます。6月の常任委員会で新型コロナウイルスの影響に対する対応の一つとして報告をさせていただきました。今回、その後に取り組んだもの及び今後取り組むものにつきまして御報告をさせていただきたいと思います。
 まず、資料1に上げております鳥取市内の「Gallery そら」におけるオンラインギャラリーでございます。特にこれまでネットの展開になじみの薄かった伝統工芸士の方々に着目をして、作り手の考え方や魅力の紹介も含めた動画を発信するという特徴がございます。動画を見て兵庫県や愛知県から来店された方もありますので、相乗効果を上げているようです。
 次に2でございます。米子タカシマヤでのオンラインギャラリーでございます。この特徴としましては、県内の地酒と酒器をはじめとしました工芸品とを組み合わせて御紹介をするということと、これも特に酒蔵の造り手の魅力も含めまして動画を発信するという特徴がございます。10月末からの開始を予定しております。
 下に、参考としまして、前回報告させていただきました3か所のオンラインギャラリーについて入れております。1つ目の今井書店グループの「SHIMATORI(しまとり)」でのオンラインギャラリーについてですが、7月に平井知事が店頭を訪問させていただきまして、取材、報道を通じましてこのギャラリーの情報発信をさせていただきました。また、県のホームページやツイッターに加えまして、県外本部のメールマガジン等、各ギャラリーについて繰り返し情報発信をいたしまして、県としても広報に努めております。

◎島谷委員長
 続いて、報告2、ため池ハザードマップを活用した防災訓練(日野町上菅地区)の実施について、森田農地・水保全課長の説明を求めます。

●森田農地・水保全課長
 農林水産部の資料1ページを御覧ください。ため池ハザードマップを活用した防災訓練の実施について、日野町上菅地区で行ったものです。日時については、10月4日の午前9時から10時まで行っております。
 地域の上流にため池がございまして、その地域住民の方の安全な避難行動に資するということを目的として、地区内でのため池のハザードマップを活用した防災訓練を実施したものです。参加者は、下上菅地区自治会の19名と、日野町、鳥取県の関係者です。
 住民による避難行動訓練として、日野町が町内全域での防災訓練に併せて、無線で避難の呼びかけに合わせ、ため池決壊を想定して住民の方が自宅から集会所まで避難行動を行ったというものです。あわせて、その後に、地元がワークショップ等で作られたハザードマップを活用し、避難経路、それから避難場所等について再認識していただいたところでございます。
 訓練の成果ですけれども、ハザードマップを作ってからしばらくこういった避難訓練はなかったわけですので、決壊時の浸水想定範囲や、避難経路、場所、こういったものを改めて認識していただけたのではないかと思います。ハザードマップを随時作っておりますけれども、ハザードマップを作るだけではなく、こういった避難訓練を通じて避難経路等の再確認等を引き続き全県下で進めていきたいと思っております。

◎島谷委員長
 続いて、報告3、主要農産物の生産販売状況について及び報告4、令和2年産星空舞の生産状況及び販売について、中島生産振興課長の説明を求めます。

●中島生産振興課長
 2ページをお願いいたします。主要農産物の生産販売状況について、9月30日現在の状況を御報告いたします。
 初めに、水稲の作柄概況でございますが、田植期以降、高温・多照であったものの、7月に低温・日照不足の影響もあり、9月15日現在の鳥取県の作況指数は平年並みの101の見込みとなっております。
 収穫の状況でございます。コシヒカリとひとめぼれは大体7割程度が終了しまして、終盤に入っております。星空舞ときぬむすめは収穫の真っ最中というところでございます。今後につきましては、品質検査の状況を注視してまいりたいと考えております。
 続きまして、梨でございます。今年は4月中旬頃の交配時期や、その後の低温等により、初期生育に影響を及ぼしております。ただ、梅雨明け以降、好天に恵まれたということもございまして、味のいい梨に仕上がっております。本県の主役品種であります二十世紀ですが、面積の減少、小玉傾向などによりまして数量は前年を大きく下回りました。新甘泉は、面積は増加しておりますけれども、こちらも小玉傾向などによりまして前年より数量は下がっております。
 販売状況でございます。今年は果実全体の出荷が少ないと言われておりまして、その中で、二十世紀、新甘泉の単価は過去を大きく上回る過去最高の単価を記録しております。販売額は、二十世紀は前年比83%、新甘泉は前年比111%となっております。
 次に、柿の輝太郎でございます。こちらも夏の猛暑によりまして生育はやや遅れぎみでありまして、9月24日の目合わせ会では、やや小玉で、糖度もやや低めという結果になっております。
 3ページでございます。販売につきましては、今月1日から始まっておりまして、今月下旬まで続く予定でございます。販売計画としては、販売額6,300万円と、前年比119%を計画しております。
 最後に、白ネギでございます。春ネギは暖冬によりまして生育は順調でありましたが、夏ネギにおきましては、長い梅雨による収穫作業の遅れや夏場の猛暑によりまして細物傾向となりましたが、数量は前年並みとなっております。単価、販売額とも前年を上回っている状況でございます。今月から秋冬ネギが出荷されているという状況でございます。
 今後の対応でございます。現時点で、梨、白ネギとも新型コロナウイルスの影響は顕在化していない状況でございます。ただ、これから秋冬野菜の白ネギやブロッコリーなど、梨では新興や王秋、輝太郎をはじめとした柿などの出荷がございますので、引き続き農業団体と連携の下、新型コロナウイルスの感染状況や、今、台風14号が発生しておりますので、気象情報、市場価格、生産現場の状況などを見極めながら対応を検討していきたいと考えております。
 続きまして、4ページをお願いいたします。令和2年産星空舞の生産状況及び販売について御報告させていただきます。
 今年産の星空舞の生産状況でございますが、生育はおおむね順調で、先ほど御説明させていただきましたが、9月中旬頃から刈取りが始まっております。先ほどの作況を踏まえまして、現時点で約5,000トンの収穫量を見込んでおります。

◎島谷委員長
 続いて、岸田食のみやこ推進課長の説明を求めます。

●岸田食のみやこ推進課長
 続きまして、販売関係でございます。
 令和2年産の販売は、昨日から大阪・阪急オアシスで、明日から県内スーパーなどで発売が開始されますが、今年産は、県内と関西にとどまらず、東京、中京、中国、四国、九州などへも販路を拡大してまいります。また、食用米だけでなく、飲食店向けの需要拡大も同時に進めてまいります。
 今年の販促活動につきましては、コロナの影響で集客イベントができないため、SNSを活用したPRや試食に代わるパック御飯の配布など、昨年とは異なった販促活動に取り組んでいるところでございます。
 主な取組としては、資料のとおりでございますが、昨年同様、大阪や東京での情報発信と併せて、資料後半にございます消費拡大の取組として、今年は、新たに星空舞が食べられるお店の認定制度を開始しました。現時点では、高級料亭からイタリアン、焼き肉など、多様なジャンルのお店で星空舞を採用していただいておりまして、店頭に認定シールを提示していただいております。資料は本日現在で10店舗になってございますが、1店舗追加で、今11店舗認定されておりまして、詳細はホームページに掲載しておりますので、委員の皆様にはぜひ御来店をお願いいたしたいと思います。
 また、資料の最後にございます公用車へのステッカー広告を開始いたします。先般、常任委員会で西村委員から御提案いただきました公用車のラッピングについて検討いたしましたところ、非常に大きな経費がかかるということで、ちなみに、星取県バージョンは実費が1台当たり35万円かかるというようなことで、残念ながら諦めまして、目立ちにくいですが、安価な助手席のドアに貼るマグネットステッカーで代わりとさせていただきたいと思います。

◎島谷委員長
 続いて、報告5、第65回鳥取県植樹祭の開催について、池内森林づくり推進課長の説明を求めます。

●池内森林づくり推進課長
 それでは、資料の5ページをお願いいたします。第65回鳥取県植樹祭の開催について御報告いたします。
 鳥取県植樹祭は、森の大切さの情報発信、また、森づくりの活動に県民参加を広く呼びかける目的で毎年開催しているものでございます。今回につきましては、この春開催する計画でございましたが、コロナの影響等を踏まえまして延期をしていたものを、いよいよ開催するものでございます。
 なお、今回の会場につきましては、共生の森として森林整備を行っておられます山陰合同銀行さんが整備している「ごうぎん希望の森・三朝」に隣接した場所ということで、今回は協定地を植樹会場として提供していただくということでお願いしているところでございます。
 下に日時等を書いております。10月31日土曜日午前10時から開催ということで、場所は、先ほど申しました三朝町横手の「ふるさと健康むら」でございます。来場者数としましては、県民、みどりの少年団など200名程度を予定しております。
 内容的には、下の開催概要に書いておりますとおり、オープニングとしましては、地元・三徳山行者太鼓保存会えん太さんの太鼓演奏、そして表彰としまして、県植樹祭テーマと鳥取県美しいもりづくり功労者知事表彰を行います。その後で、森林・みどりへの想い発表ということで、地元・三朝小学校のみどりの少年団の皆さんのほかに、このたび御協力いただきました中部森林組合、そして山陰合同銀行倉吉支店にそれぞれ出ていただきまして熱い思いを語っていただく予定です。その後、代表植樹としまして、みどりの少年団に1年間かけて育てていただきましたヤマボウシを代表の方に植えていただき、その後、今度は第2回日本伐木チャンピオンシップin鳥取の開催PRをいたします。参加者植樹としましては、下に書いてありますような樹種を参加された皆様に植えていただくものでございまして、それが済みましてから体験イベント等を用意しているところでございます。
 なお、このたびのイベントでは、8に書いてありますとおり、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しており、また、内容は事前にチラシ等で周知しているところでございます。各委員の皆様にもぜひ御参加いただきたいと考えております。
 なお、最下段に書いておりますが、来年度の第66回は5月15日土曜日に日野町の滝山公園で開催を計画しているところでございます。これも併せてよろしくお願いします。

◎島谷委員長
 続いて、報告6、首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の運営状況について、上月販路拡大・輸出促進課長の説明を求めます。

●上月販路拡大・輸出促進課長
 それでは、6ページをお願いいたします。首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の運営状況について、御報告いたします。
 アンテナショップにつきましては、4月11日以降、臨時休館としておりまして、6月1日から全館営業しておりますが、営業再開に当たりましては感染防止対策を十分に行って、実施宣言のポスターなども掲示してやっているところでございます。資料の2に主なものを4つ書いております。
 集客等回復策でございますが、まず(1)頑張ろう!鳥取・岡山「県産品販路拡大」キャンペーンでございます。お手元にお配りしております青いチラシに詳しく書いてありますが、これは1階の物販、2階の飲食店で利用できるクーポン券を提供するキャンペーンでございまして、9月1日から始めておりまして、12月末までの実施予定でございます。配布枚数は、そこにございますとおり、会計の際に使える値段に応じまして出しておるのですけれども、クーポン券や新橋館の会員の方々に約7,000枚のダイレクトメールと、県人会、関係企業様の方々にお送りしているチラシが約8,000枚ということで、配布を行って利用を促進しているところでございます。
 2つ目に、旬の食材等の試食無料サービスでございますが、1階の物販等で販売している旬の食材、ラッキョウやスイカでございますが、これを2階の飲食で食事をされた方々にサービスとして味を知ってもらうということで6月から9月まで実施しておりました。実際に2階で試食されて、おいしいということで帰りに1階で買って帰られるというお客様もいるようでしたので、好評を得ておったようでございます。
 3つ目でございます。2階飲食店舗のテイクアウトを開始しておりますことと、デリバリーを試行しておるということでございますが、6月からは、鳥取、岡山の食材をメインにいたしましたテイクアウトメニューを販売しておりまして、こちらも6月から9月までで700食以上売っており、月に200食弱ぐらいは出るようになっております。7月からは、試験的に都道府県会館の鳥取県東京本部、岡山県東京事務所に毎週水曜日にデリバリーを実施しており、現在までに130食以上配達しておりまして、月に40食ぐらいは出るようになってきております。
 最後に、4つ目でございますが、とりおか6周年祭でございます。お手元にお配りしておりますピンクのチラシでございまして、こちらに詳しくございますが、いろいろとイベントがございまして、裏面には敬老の日プレゼントフェアなど詳しいイベントを書いておりますが、たくさんのものをやっている中で、ここに書いてありますのが、両県産品の6周年福袋販売をやりまして好評を得ておりますし、あとは飲食店舗では、焼き梨とぶどうパフェや和牛の鉄板ステーキなどいろいろやっておりますが、非常に好評を得ております。特に両県和牛の鉄板ステーキは1日20食限定ですけれども、連日完売しておるような状況でございます。
 一番下の表に参考としてつけておりますが、来館者の状況、売上げの状況でございます。括弧内の数字が対前年の同月比でございますが、4月以降に一回下がりましたが、徐々に回復しておりまして、9月の実施状況では来館者数は7割程度までは回復しておりまして、売上げも1階の物販は昨年度並み以上、それと、飲食店は8割程度回復というような状況になってございます。

◎島谷委員長
 続いて、報告7、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告について、森田農地・水保全課長の説明を求めます。

●森田農地・水保全課長
 7ページを御覧ください。工事の変更分です。工事名は、般若区有ため池改修工事でございます。
 変更内容につきましては、今回ため池の工事が完了して引き上げるのですけれども、地元との調整で、工事用道路の一部を今後の管理用等に使いたいということで、切土のり面の安定を図るためにのり面保護工を施工したものでございます。370万円余りの増額になっております。

◎島谷委員長
 報告8、企業局所管の発電電力の売電先選定に係る一般競争入札の検討について、寺崎経営企画課長の説明を求めます。

●寺崎経営企画課長
 企業局資料の1ページをお願いいたします。企業局所管の発電電力の売電先選定に係る一般競争入札の検討について御報告いたします。
 現在、企業局が所管する発電所について、2の表で示しておりますけれども、6つの水力発電の発電電力につきましては、現在、中国電力との間で令和5年度までの長期の電力受給基本契約に基づいて売電を行っているところですけれども、このたび中国電力から、残り3年間、令和3年から5年度までにおける電力の受給単価算定について以下の提示があったことを踏まえまして、地方公共団体の契約は一般競争入札が原則ということ、また、電力の地産地消を一層進めるという観点から、一般競争入札による電力受給事業者の選定を検討することといたします。
 中国電力の提案概要でございますけれども、提案理由といたしまして、事業者や一般家庭に販売する電力小売事業を取り巻く環境が厳しさを増しており、既存の大手電力会社とは異なる県内では、とっとり市民電力でありますとかローカルエナジーとかございますけれども、新電力との熾烈な需要顧客の獲得競争が行われている。また、FITによる再生可能エネルギーによる拡大、あと、小売の全面自由化による電力取引の活性化により、市場価格が大幅に低下することに対して、新電力の台頭で需要が減少し、収支は苦しい状況ということで、これらの競争環境のさらなる激化を踏まえると市場価格を考えざるを得ない状況です。その内容といたしまして、現行の算定方式は人件費、物件費、修繕費等を積み上げる方式でございましたけれども、より市場価格を反映するための方式に改めて受給単価を算定する。現在9.5円/キロワットアワーでございましたけれども、それが下がることになる。ただし、金額は今のところは非公表でございます。
 また、中国電力の事務局ベースですけれども、正式に基本契約の解約申入れをされたとしても、違約金はゼロになるということで聞いているところでございます。
 対象発電所でございますけれども、上3つのPFI・コンセッション事業以外の発電所につきましては3年間を想定しております。また、下の3つの日野川第一ほか、PFI・コンセッション対象事業につきましては、来年度中途でリニューアル工事に伴う運転停止になりますので、それまでが売電期間ということになります。
 今後の対応方針につきましては、他県における一般競争入札の実施状況、昨年実施した北海道、京都府等では、単価10円台、11円という状況でありました。それらの実施状況、また、電力小売事業者の意向、動向等の調査を行いまして、一般競争入札の可否、また、実施するとした場合の入札条件等を検討することとしております。

◎島谷委員長
 ただいまの説明について、委員の皆様、質疑等はございますか。

○山川委員
 農林水産部資料2ページ、3ページ、6ページで、コロナの影響で県産品が落ち込んでいるということですけれども、梨とかネギに今は影響がないということで、安心しました。ただ、アンテナショップは4月、5月は閉めていたので、9月になってようやく前年度に比べたら戻ってきているということですけれども、やはり年間で見ると売上げに影響しているなと思うのです。そこで、ほかの県産品の肉だったりジビエだったり、水産の状況はどうなのかと思いましてお聞きしたいと思います。
というのが、農水省のプロジェクトにおいて、ふるさと納税でコロナで影響を受けた生産者を救おうというプロジェクトがありまして、コロナで売れないから捨てるものを2倍にして消費者に提供して、農水省の補助で買い上げてもらって消費者も生産者もうれしいという「#元気いただきますプロジェクト」というのがあるのですけれども、その品目では、ジビエや牛肉、水産品、お茶などがあるのですけれども、それを見ると鳥取県が入っていなかったので、今後コロナの状況を見極めながらとおっしゃられていたので、コロナの状況によってやはり生産者の影響やダメージは受けていますということであれば、今後こういう品目を検討いただけたらと思うのですけれども、いかがですか。

●梅田市場開拓局長
 ありがとうございます。コロナでの落ち込みということで、主な産品については先ほど御説明した内容でございますが、高級食材の中にはまだまだ元に戻っていないものも確かにございます。ふるさと納税の制度につきましては、状況を見て検討していきたいとは思いますが、例えばジビエでございましたら、高級レストランへのつなぎというのをこの時期であっても努力をして、お店から反応が返ってきたり、苦しい中においても販売へつなぐ努力を重ねておりますので、今後GoToイートとか、都市部においても消費がまた戻ってくるようなタイミングもあるかと思いますので、その際にはしっかり出していきたいと思っております。

○山川委員
 ふるさと納税は総務省だと思ったのですけれども、これは農水省のプロジェクトで、先ほど言われた産品、例えばジビエであったりお肉だったりも、他県のものを見てみると、北海道は有名レストランで感謝祭というイベントで振る舞ったり、連携をさせたり、いろんな取組があると思いますので、やはり生産者もうれしいし、消費者もうれしいし、県民もうれしいしというつながりになると思いますので、今後も調査研究が必要だと思いますので、よろしくお願いします。要望です。

○安田委員
 農林水産部資料6ページのアンテナショップについて、今年は関東近辺の果物が全滅だったという話を私も聞いていて、アンテナショップでスイカを買ったよという友達もいました。やはり鳥取のスイカはおいしいといって大喜びをされたのですけれども、同じ方から、すごい大判振る舞いをしているといううわさが入って、多分これのことだと思うのですよ。金券やキャッシュバックとか、かなり力を入れて今キャンペーンをして集客が戻ってきている状況かとは思うのですけれども、原資となるものは、来店が少なかったときのもともとあった予算をこちらに回しているとか、そういう認識でよろしいのでしょうか。

●上月販路拡大・輸出促進課長
 新型コロナのときに、4月臨時議会で予算をつけていただきました鳥取・岡山で一緒にやっていこうという経費があったのですけれども、それが1番のところのクーポンの原資になっておるところでございます。それ以外のものについては、従来の運営の中でやっているものでございます。

○安田委員
 分かりました。

○西村委員
 農林水産部資料4ページの星空舞の件ですが、ステッカーの件、御検討、調査いただきましてありがとうございました。できる範囲で今後とも公用車にしていただきたいと思いますが、1点、10月1日より新CMの県内放映を開始したということですけれども、私はまだ拝見していないのですが、このCMの制作費等に係る費用とか予算というのはどのぐらいかということを教えてください。

●岸田食のみやこ推進課長
 星空舞のCMの予算がお幾らかという御質問でございますが、こちらの星空舞のCMにつきましては、全農とっとりに県は補助金2分の1ということでお任せをしておりまして、その経費が具体的に幾らなのかというあたりは、調べてみないと分からないのですが、制作費は30万円ぐらいだったと思います。それから放映費につきましては、今幾らという予算書が見えないので何とも言えないところですが、たしかトータルで130万円ぐらいだったのではないかなと思っております。県内民放3局でランダムに放送しているという内容でございます。

○西村委員
 ありがとうございます。もし後で詳しい額が分かれば、また教えていただければと思います。

◎島谷委員長
 そのほかございますか。
 それでは、報告事項につきましては、以上で終了いたします。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。本委員会所管に係る商工業及び農林水産振興対策並びにその他の主要事業については、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨議長に申し出ておきます。
 それでは、次に、その他ですが、商工労働部、農林水産部、企業局に関して、執行部、委員の方で何かございますか。

○西川委員
 多分、農林水産部になるのだろうと思うけれども、花回廊の件で一般質問の知事答弁が、指定管理を5年から3年に変えるような答弁であったと記憶しているのですけれども、この委員会で以前、債務負担行為の5年間の20億円余りの説明があって、あれは議決になるのだと思うのだけれども、そこら辺のありようというのは今後どうなるのか、それを教えていただければと思います。

●西尾農林水産部長
 予算は補正予算でお認めいただいていますので、一応そこはあります。募集要項をこの議会の最初の常任委員会で報告をさせていただきましたけれども、5年としつつも場合によってはという条件を付すという形にしました。議会中で知事から3年ということがございましたので、改めて募集要項は3年ということを付して募集をかけさせていただきます。それはこれからということです。
 当然審査も、3年間の提案をいただいた中で審査をして決めていくということになります。予算は、あくまでも債務負担行為でございますので、実際の支出は別に5年に縛られることはない、その募集をかけて審査した結果で3年ということであれば、3年にという形になります。ちなみに、5年は花回廊の設管条例で示しておりますので、決まりましたら、多分次の議会になると思いますけれども、条例を改正いたしまして3年という形で御提案をすることになるかと思います。

○西川委員
 今の御説明で多少は分かるのですけれども、取りあえず前提は5年で説明を受けて、債務負担行為で20億円余りを前回は認めたわけです。そうすると、その前提が3年で狂うのであれば、僕は再度提案し直すべきだと思うのですけれども。債務負担行為は、総枠の金額だとは言いながら前提が狂うわけだから、20億円が例えば上がってしまって19億円で3年が決まっても、結果がそうなってしまえば議会としては認めたということになってしまうのです。そうならないとは思うけれども、あり得るわけだから、やはり3年なら3年で私は提案し直すべきだと思うのだけれども、そこら辺はいかがでしょう。

◎島谷委員長
 西尾部長、何かありますか。

●西尾農林水産部長
 すみません、即答しかねますけれども、いずれにしても、御相談させていただきながら、しかるべき報告が要るということであれば、またさせていただければと思います。総務部や財政課とも相談して、また議会にお諮りしていきたいと思います。

○内田(隆)委員
 委員長、盛りだくさんですがお願いします。
 1点目は、多分これは谷口局長のところなのか、技能士会と一緒に共同でやっている、いわゆる職人の育成講座的なところがあるではないですか。去年、募集枠が10名しか予算がない中で38名の応募があったそうです。それでは、28名分は切られているのですよね。なかなかそれはもったいないことだなと思って、せっかく28名もいわゆる技能技術労働者というところにアプローチがあって、予算がないからもう駄目ですというのは、いかんともし難いなと思うので、補正を組んでもいいくらいだと思います。来年以降の予算編成、また、今年度でも対応できることではないかと思うので、その辺りをしっかり調査してみていただけますでしょうか。また報告は改めてでも構いません。

●谷口雇用人材局長兼とっとり働き方改革支援センター所長
 ありがとうございます。確かに景気が悪くなってきますと、どうしても手に職をつけるということで、そういうニーズが出てきているのだろうなということがあると思います。ただ、私も今数字まではうろ覚えで申し訳ございませんけれども、それだけのニーズがあるということならば、来年度の当初予算で人数増、それから今年度、時期を失しているのでどうなのか、調査しまして、もし必要ということならば、補正で債務負担行為あるいは繰越しというようなことも考えさせていただきたいと思います。

○内田(隆)委員
 続けて、GoToキャンペーンのGoToクーポンですけれども、私はGoToキャンペーンのGoToクーポンなるものの破壊力をこの前知りまして、家族で地元の温泉旅館に泊まったのです。プライベートなことですが、身内が結婚するので顔合わせという形でしたのだけれども、結構な人数で使ったので何とクーポンを44枚も貰いまして、それを使おうと思ったら使えるところがないのです。調べてみるといいのですけれども、普通の飲食店や居酒屋とかではあまり登録がなくて使えないのです。デオデオとかユニクロ、ドラッグストアは使えるのですけれども、やはり情報量の格差だと思うのです。もちろん旅館は完全に使えるのでお土産物を買ったりするのですけれども、GoToイートに頭が行き過ぎていて、タクシーなども使えますが、では、朝日町や弥生町や米子駅前、鳥取駅前で使えるかというと、使えないという事態が起きていまして、せっかく来てもらって波及効果が高い事業だと思うので、精査をしてみていただくといいと思います。どこが使えるかというのが、ざっと鳥取県のホームページにちゃんと載っているのですね。ただ、すごい情報量だけれども、ある小さい商店の酒屋さんでは使えるけれども、別なところでは使えないとか、これは問題だと思いますので、お願いします。

●梅田市場開拓局長
 ありがとうございます。GoToトラベルの地域共通クーポンのことだと思います。観光でお泊まりになった方に周辺で使っていただけるいわゆる商品券的なものが15%分乗せられるというのが10月1日から始まったところでございます。おっしゃるとおり、どちらかというと、飲食店よりお土産物とか物を買うお店が先行している点もありますし、それから全国チェーンのお店がどうしても先行しているという実態もあるようでございます。
 私からは、飲食店絡みの話を御説明しますが、私どもが今担当しておりますGoToイートの飲食店の登録店がこれに移行するような形に実はなっております。GoToイートにつきましては、鳥取県では11月ぐらいが本格的な始動になる前に、10月中に飲食店の登録を鋭意進められることになるのですが、そこでGoToトラベルでも使っていただける飲食店がこれから増えていくと考えております。できるだけそこのリードタイムを短くして、飲食店で旅行に来られた方も、それからGoToイートで飲食を使われる方も、このカニのシーズンが始まるまでにしっかり選んでいただけるようなラインナップをそろえていきたいと事業者とも話をこれからするところでございますので、御期待に沿いたいと思います。

○西村委員
 ナラ枯れ関係ですが、私は以前、協議会に参加させていただいて、そのときに、一般の県民の方々に対しても、ナラ枯れとか、今後の木の活用ですとか大山の自然環境の問題とかを一緒に広く勉強会を設けて、幅広い見識、御意見を聞くような会を設けたいというようなお話があったと思うのですが、それについて、いつ頃どのようにその募集をしたり、計画を発表されたりされるのかというのを、教えてください。

●池内森林づくり推進課長
 広く一般県民の方へのナラ枯れのそういった勉強会、そして意見交換のお話を頂戴しました。今現在、どういった方をお呼びすればいいかということを検討している最中でございます。またこれが決まりましてから、その方との日程調整を踏まえまして、12月中にはとにかく開催したいと、皆様の御意見も頂戴したいと考えているところでございます。ですので、皆様へ、こういったことをやりますというような御案内を申し上げられるのは、やはり早くても今月下旬になってからと考えているところでございます。

○西村委員
 ありがとうございます。10月下旬頃ということですので、実は私の周りでも、一般の方々でかなり関心が高いのです。例えばまき割りをしているグループだとか、そうしたことに関心を持っておられるので、ぜひ広くお知らせをいただいて、関心を持っている方々にたくさん参加していただけるようにしていただければと思います。要望でお願いいたします。

○内田(隆)委員
 野坂道明議員の質問のことでもあるのですけれども、企業局長に尋ねてみたいなと思うのですが、議場で議決があったからということを強調されていましたけれども、議決は毎年するわけですよね。だから今後のことについては、議決についてはよく考えますと強調されましたけれども、それについては本当にこれから考えていかなくちゃいけないことだと思っています。前回、四半期レビューを出してくださいと言って、聞くところによると、4、5、6月のレビューがまだ出てこないのに、7、8、9月を一緒に出すようなことを聞いているのですけれども、それを早めに見せてもらわないと、この場でしっかり議論できないのですよ。いつ頃出す予定ですか。

●松岡企業局長
 四半期ごとということですけれども、今考えさせていただいているのは、半期の4月から9月末ですが、それについて一回出させていただきたいと考えています。四半期決算ということですけれども、これは職員の負担とかを考えますと、検討いただきたい。ただ、半期はやりますので、半期を一回見ていただきたいと思います。

○内田(隆)委員
 はっきり前回出すって言ったのだから。これは答弁を持っています。四半期やりますって言ったではないですか。

●松岡企業局長
 検討しますとお答えしたと思っていますが。

○内田(隆)委員
 だって、これは報告すべきでしょう。

●松岡企業局長
 検討します。

○内田(隆)委員
 いや、検討しますというよりも、出すと言いましたよ。いずれにしても、それは議事録を拾えばいいのですけれども、大きな変更ですよ。委員会で答弁されて検討されて、結果、全然違う答えを今言われたわけだから、私が聞かなかったら言わなかったということです。

●松岡企業局長
 私も議事録を確認させていただきます。私の記憶間違いであれば、おわび申し上げます。

○内田(隆)委員
 それで、いつ出すのですか。

●松岡企業局長
 次回の常任委員会にはお出しするようにします。

○内田(隆)委員
 次回の常任委員会にぽっと出されても精査できませんから、いつ出していただけるかというのは、当然常任委員会の10日から1週間前に出してもらわないと我々も準備ができませんからね。

●松岡企業局長
 今日は6日でございますから、9月30日というのはつい5日前でございまして、数字の締めというものがございます。瞬間的にぱっとできるというものではございませんので、そこは御理解を賜りたいと思います。

○内田(隆)委員
 理解はしますよ。だから四半期ごとに出したらと言うのだけれども、それの負担が大きいということであれば、議論ができるように出してもらいたいという話で、当然月次決算をするに当たって締め日が30日なら、10日で出せるのか、15日で出せるのか、一月かかるのかというのはやはり考慮すべきことだと思いますけれども、その辺りをどういう日程で臨まれるのか。10月の常任委員会はありませんので、11月21日ぐらいになると思うのですけれども、そしたら十分出せる期間だと思うのです。そうすると、10月いっぱいぐらいで出てくると思っていたらいいということですか。

●松岡企業局長
 おっしゃる意味は分かります。ただ、ここで何日に出すという確約は御勘弁いただきたいと思います。また約束したのに出していないというようなことをおっしゃられても私も困りますので、私の部下と相談をいたしまして、いつ出せるのかというのは、またお知らせをさせていただきたいと思います。

○内田(隆)委員
 委員長、お願いがあるのですが、時間がかかるのはしようがないので、人的要因、それからいろんなところに相談しながらだと思うけれども、3日前とか1週間前に出すのだったら、11月議会でも構わないので、その次で議論させてください。だから、出せるタイミングでちゃんとしたものを出してもらって、委員会の前日とか1週間前、3日前とかに出すのだったら、その議論を取り上げるのは次の委員会でしてもらいたいです。

◎島谷委員長
 分かりました。

○西川委員
 企業局に基本的なことをお聞きするのですけれども、企業であれば、月締めがあったり、第1四半期で締めとか普通はやるのですけれども、そこら辺の現状はどうなっていますか。

●松岡企業局長
 例月検査を受けているので、月々締めるのは締めています。実は半期分というのが法律で定められていて出すことになっています。そのタイミングなどもあるので、その辺で私もストレートなお答えをしなかったのでよくなかったのですが、内田委員がおっしゃったように、できるだけお手元に早く届けて、常任委員会で、さあ、どうだみたいなことにはならないようにしたいと思っているのです。趣旨はかしこまりましたが、財政との公表時期とか、そういうところをすり合わせる必要があるのと、役所のことで申し訳ないですが、内部的にもいろいろございまして、その辺のところを御理解いただいた上で、できるだけ早く出して、しっかりした議論ができるようにお示しをしたいと考えております。

○西川委員
 僕の感覚ですけれども、内田委員が要望しているのは、財務状況を見るのではなしに、損益計算は、単年度はどうなっているかというのを聞きたいという内容だったのです。そうすると、月締めだったり、四半期で締めていれば、それを合算していくだけなので、それに1か月も2か月もかかるといったら企業ではないのです。そのことを内田委員は言っているわけだから、もう少しそこら辺は考えられたらどうかと思うのだけれども。

●松岡企業局長
 誤解があるといけませんけれども、決して私は出さないと申し上げているわけではありません。例月出納検査というものがございまして、毎月締めておりますし、数字がごたごたしているわけではないですけれども、いつ出すのだとおっしゃると、私も今自信がないものですから、少しかわしたような答弁になったのかもしれません。おっしゃっている意味は分かっておりますし、出さないつもりもございません。例月で締めているので四半期も出せないことはないですので、その辺は検討させていただきたい。内田委員がおっしゃった意味は理解いたしましたので、十分な議論ができるような提出の仕方にさせていただきたいと思います。

○西川委員
 やはり局長だったら経営者の立場になるわけです。そうすると、日々そういう数字は頭の中に入っておかないと経営というのは成り立たないわけで、では、1か月後に分かりますというのでは経営者としてはどうかという部分が僕はあると思うのです。だから、いつ出せるかというのが答えられないにしても、やはり日々頭の中に入っていれば、簡単な計算はざっと自分でできます。そうすると、損益計算だけなので、いつ頃までには出せますよという話ぐらいは私はできるようになっていただきたい。すぐできないので、これは要望になります。

◎島谷委員長
 要望ですね。
 それでは、局長、可及的速やかに、委員は四半期のものを見たいということでずっと待っていたわけですから、それが出ていないということで、今、半期を速やかに出せということを言っているので、その意味を含めて、しっかりと出していただくようにお願いいたします。
 そのほかの方でございますか。

○山川委員
 資料の件は、いきなり当日に見せられても、3日前とかに見せられてもチェック期間がないので、やはり同じように検討期間が必要ですので、議論に当たる必要資料として、最低2週間前までには配付いただけるように私も要望します。
 GoToイートに関して聞きたいのですけれども、購入金額の25%が上乗せということで食事券が配布されるということですけれども、これは結構課題が指摘されていまして、先ほどもGoToトラベルの話があったのですけれども、同じようなことが指摘されていまして、登録店の広がりが、大型店とかしか使えなくて、地元店で実際使おうと思ったら少なかったということもあり得るので、やはり登録店の周知だったり告知期間だったり、地元企業への周知期間をどのように考えられているかというのが1点。
 2点目が、飲食店もこのクーポン券がスタートすると、人の行動でやはり人気店に需要が殺到しがちになると思うのです。そうすると、コロナの密を避けるということに逆行する可能性があるので、やはり回数だったり、人数制限だったり、そういう点をある程度事前に考えておく必要があると思いますが、どうでしょうか。
 3点目ですが、これは高齢者の方からすごく言われるのですけれども、オンラインでの予約とすると、やはり高齢者の方は使いづらいということを言われたりするので、高齢者向けにどのような対応を、改善をされるかという、今の3点をお聞かせください。

●梅田市場開拓局長
 ありがとうございます。GoToイートでございます。ようやく鳥取県でも事業者が決まったということで、今準備が始まっているところでございます。まず地元で使えるところが少ない、確かに先ほど量販店の話もありましたが、全国チェーンで準備ができているところは早速入ってくるわけですが、地元の事業者に対しても働きかけをするように、事業者ともこれから話し合っていきたいと思っています。
 今まで鳥取県では、頑張ろう「食のみやこ鳥取県」緊急支援補助金とか、いろんな形で飲食店との関係が色濃くなっておりますので、そういった縁を使いまして声をかけていきたいと思いますし、それから密の話もございましたが、鳥取県は飲食店の登録に際して県独自の3つの条件を設けさせていただきました。1つは、新型コロナの協賛店になってステッカーを表示していただくこと、それから認定事業所というのが併せて今制度としてスタートしていますが、こちらはまだまだ認定事業所が少ないようでございますので、こちらの取得も努力していただくということを2点目に、それから3点目は、LINEを使われる方がこのお店に行ったときに、QRコードを読み取って、もし感染された方が出た場合に御連絡が行くようなシステムを鳥取県はスタートしておりまして、お店にこのQRコードを掲げるというのは比較的簡単に手続ができますので、こちらもお店に備えてくださいという3つの条件を県独自で設けさせていただいて、これをお店の皆さんにお願いすることにしております。この協賛店、認証事業所など、そういった協賛店につきましては既に1,000店程度あると聞いておりますし、そういった方々にダイレクトメッセージといった形で直接呼びかけをして、10月の間にお店を増やしていきたいと考えているところであります。
 3点目の高齢者の方につきましては、飲食券を販売するわけですが、事業所さんからお聞きしているところでは、コンビニエンスストアの端末で購入するというもののほかに、新聞社の販売所が県内各地にございますが、そちらでの販売、それから会場を設けて販売会を行うという形も併せて行って、高齢者の方、いわゆるスマホが使いにくい方々にも届くように仕掛けてまいりたいということでございます。
 そして何よりこの発売規模につきましては、農水省のスキームによりますと、最低ロットが50億円ということでございまして、鳥取県においても同規模程度が予想されます。これを考えますと、直ちに売り切れてしまうということは想定しておりません。時間がかかるかもしれませんが、多くの県民の方に買っていただけるような環境が整えられるのではないかと思っております。

○安田委員
 すみません、戻るのですけれども、植樹祭ですけれども、この案内等は我々にあるのでしょうか。

●池内森林づくり推進課長
 案内が遅れて申し訳ございません。本日御紹介させていただきまして、併せて文書でも御案内を差し上げるつもりでございます。

○安田委員
 ありがとうございます。

◎島谷委員長
 そのほかの方でございますか。よろしいですか。
 それでは、意見が尽きたようですので、以上で終わりたいと思います。
 委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さんは、退席いただいて結構です。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは出前県議会についてであります。
 前回の委員会で皆さんに今年度の出前県議会についてアンケートを取らせていただきました。皆さんの御希望を基に出前県議会の実施要綱案と行程案を作成いたしましたので、このことについて事務局から説明をしていただきたいと思います。

●堀場調査課課長補佐
 それでは、簡単に説明させていただきます。
 出前県議会の実施要綱案の1枚目を御覧ください。テーマは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた県内中小企業等への支援についてということで、11月6日金曜日午後1時10分から2時間で開催させていただきたいと思います。
 会場ですけれども、倉吉駅の北側にありまして徒歩5分で行ける倉吉市上井公民館を予定しております。出席者ですけれども、県内の商工会をまとめる商工会連合会に代表して4名程度出ていただきます。それから鳥取、米子、倉吉、境港の商工会議所から各2名程度の方を予定しています。それから行政では、商工労働部からは商工政策課と企業支援課2名程度を考えておりまして、全体で27名になりますので、会場を広く取って開催したいと思います。
 2枚目を御覧ください。ここに行程表を書いておりまして、JRで移動していただけるように時間設定をしています。西川委員と鹿島委員については乗車場所等をまた相談させてください。
 開始時間が1時10分になっておりますので、各自昼食を済ませて会場にお越しください。

◎島谷委員長
 ただいま説明していただきましたけれども、この件について何か御質問ございますか。

○山川委員
 商工会議所とかで来られる方の役職等はまだ決まっていないですか。

◎島谷委員長
 まだ決まっていない。それぞれの職場での判断としています。

○鹿島委員
 車で行ったらいけないですか。

◎島谷委員長
 今入れているのはJRを使われる方の日程表ですので、各自、車でという方がおられたら、それはそれで対応をお願いします。また事務局に言っていただいて調整させてください。取りあえず、出前県議会自体は13時10分から15時10分という日程で行うということで、開催させていただきたいと思います。
 そのほかの方でございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上をもちまして農林水産商工常任委員会を閉会いたします。

午前11時07分 閉会


 

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