令和2年度議会運営委員会議事録

令和2年8月21日

開催概要
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
野坂 道明
伊藤  保
藤井 一博
浜田 妙子
興治 英夫
中島 規夫
内田 博長
浜崎 晋一
西川 憲雄
川部  洋
澤  紀男

欠席者
(なし)

オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員 由田議員 山川議員      

説明のため出席した者
 亀井総務部長

職務のため出席した事務局職員
  寺口事務局長 金涌次長 柳楽議事・法務政策課長外関係職員

1 開  会   午前9時31分

2 閉  会   午前9時49分

3 司  会   野坂委員長 

4 会議録署名委員   川部委員  興治委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

 

会議の概要

                                午前9時31分  開会

◎野坂委員長
  ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に川部委員、興治委員を指名します。よろしくお願いします。
 始めに、8月臨時会につきましては、既にお知らせしているとおり、知事より8月25日に招集したい旨の要請がありました。
 まず、付議案件につきまして、総務部長より説明を求めます。
 亀井総務部長

●亀井総務部長
 みなさんおはようございます。執行部資料1を御覧いただきたいと思います。8月臨時会でお願いしたい思っております付議案につきましては、条例が1件、議案第1号でございます。併せまして補正予算につきましては、議案第2号、第3号の2件をお願いしたいと考えております。
 この度は、議案第1号ということで条例をお願いしたいと考えているわけでございますけれども、新型コロナウイルスは、夏の暑い時期になりましても衰えるどころか、ますます感染の拡大というような様子を呈してきております。
 本県では、昨日まで22例の発症例がございますけれども、発症した都度、徹底的にPCR検査をローラー的に展開しておりますので、そこからの拡大というのを最小限に抑えられてきているというふうに考えていますが、全国の状況を見まして非常に怖いのは、クラスターの発生で、これを非常に危惧しております。
 本県は、都会のように医療資源が十分という状況ではありませんので、一たびクラスターが発生しますと、PCR検査を数百件単位でやっていく、そこからさらに陽性者が出ますと医療環境が非常に逼迫してくるという状況も考えられますので、クラスターが発生した場合に、いかに早く封じ込めるかが喫緊の課題というふうに考えてございます。
 そういったことから、議案第1号ということで鳥取県新型コロナウイルス感染拡大防止のためのクラスター対策等に関する条例をお願いしたいと考えているところでございます。
 併せまして、議案第2号では、補正予算をお願いしたいと考えておりますけれども、詳細につきましては、執行部資料2を御覧いただきたいと思います。
 執行部資料2の1ページ、3.の予算でございます。予算規模につきましては、補正額66億9,200万円をお願いしたいと考えてございます。
 この補正によりまして、補正後の額は、3,795億8,900万円になります。
 その下に財源を書いておりますが、この度の補正予算につきましては、国庫支出金、雑入を充てまして、一般財源は使わないという形で補正予算を編成しております。
 その下、参考ということで今回の補正の規模でありますけれども、事業規模につきましては、約767億円ということで、過去最大規模の事業規模であります。
 その詳細につきましては、2ページ及び3ぺージのほうに記載しております。それぞれ主要事業の説明のほうで各会派、各議員に説明をさせていただきました。2ページの上のほうを見ていただきますと、感染拡大防止・クラスター対策と医療体制の強化ということで、50億9,600万円余をお願いしたいというふうに記載しております。この柱と、3ぺージにあります経済と暮らしの再生ということで、15億9,600万円余、この2つの柱で補正予算のほうを編成させていただいております。
 そのうち、2ページの感染拡大防止・クラスター対策と医療提供体制の強化のほうにつきましては、社会福祉施設のクラスター対策の取組でありますとか、県立、私立の中学校、高校の寮でありますとか部活動におけます新型コロナウイルス対策強化、感染防止対策、こういったことに新たに取組ませていただきたい。2ページの一番下の医療環境整備等事業におきましては、重点医療機関等におけます高度医療提供のための設備整備でありますとか、空床確保に関する費用、そういったものについて、措置をさせていただきたいと考えてございます。
 3ページのほうの経済と暮らしの再生におきましては、制度金融のほうで、融資枠をさらに700億円追加させていただきたい。併せまして信用保証料の負担軽減、それから漁業金融対策ということで、漁業のほうにつきましても新たな融資制度に対し、助成を行うということで対策を取らせていただきたいと思います。
 併せて一番下でございますけれども、教育の関係でICT環境整備ということで、県内の児童生徒が端末を授業等で円滑に使用できるよう、環境整備を重ねて行わせてただきたと考えております。
 条例、予算の関係は以上でございますが、執行部資料1の2ページ、報告事項につきましては、報告第1号の議会の委任による専決処分の報告は12項目ございます。3ページの一番下に、報告第2号ということで長期継続契約の締結状況について、この2件につきまして報告をさせていただきたいと考えております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

◎野坂委員長                                                      
  説明が終わりました。だたいまの説明につきまして、御質問等はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

○市谷議員
 議案第1号の記述でよくわからないところがあるのですけれども、概要の(1)で発生した場合等の対策という表現があるのですけれども、県は発生した場合の対策としてどういうことをするという意味で書いてあるのかを確認をさせてください。
 議案第2号に関わる予算なのですけれども、この間、政調政審で説明を受けました。臨時交付金が結構充ててあるのですけれども、充てた結果として臨時交付金、20億の調整費がいくら残っているのかをそれぞれ教えていただけたないでしょうか。

●亀井総務部長
 まず、条例のほうでございますけれども、概要の(2)で施設の設置者、所有者、管理者、催物開催者等こういった方が行うことでありますとか、知事がとるべき対応でありますとか、そういったことにつきまして、総論的にといいますか、そういった形で定めたということであります。ですので、具体的には(2)のところに記載があります。詳細につきましては、また常任委員会でお聞き取りいただきたいと。それから予算のほうでありますけれども、臨時交付がこの度も充当させていただいておりますけれども、臨時交付金につきましては、この度、必要な都度必要な金額を国に要請をいたしまして、必要な額が基本的には確保されてきております。併せまして調整費でありますけれども、今残額が約15億円あります。

○市谷議員
 クラスター条例のところで、書いてあることは見ればわかるのですけれども、検査を県がちゃんとするという記述がないものですから、当然検査をするために、名前を公表してということで呼びかけていくわけですけれども、そこら辺がどうなのかというのがわからなかったものですから、またそこは、常任委員会で確認したいと思います。
 お金のことですが、結局臨時交付金、調整費それぞれこの8月の補正予算で組んで、その残りがいくらぐらいあるのかということと、さっきの15億というのは、どちらのことなのか、それぞれ教えて欲しいのですけれども。

●亀井総務部長
 臨時交付金につきましては、必要な額をその都度国に要請、要求、申請をしております。ですので、今手元にあるものがあるのかというと、まだ、これから必要な額を申請なりといった手続きを行いますので明確にこれがあるという状態ではありません。
 それから、15億というのは、調整費のほうでございます。

○市谷議員
 枠が、いくらあって、請求して出してもらうという関係であることは、私も知っているのですけれども、結局枠が鳥取県は総額でこれくらいあって、今どれくらい充て込んでいて、これぐらいはまだ要求できるよという額があるのかというのを教えてください。

●亀井総務部長
 必要な額というのは、今言いましたように要求をして、それを充てるわけですけれども、大体配分額と言っているものを差し引きしますと、あと60数億円ぐらいございます。
 ただ、これにつきましては、今、制度金融のほうで、後年度負担が100億を超える額が、来年度以降出て参りますので、そういったものにも充てなければならないということで余裕がある状況ではない、むしろ必要額のほうが上回ってるといった状況でございます。

◎野坂委員長                                                      
 よろしいですか。

○市谷議員
 はい。

◎野坂委員長                                                      
  ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、8月臨時会の議事日程についてですが、会期を1日間として、議事日程を議会資料のとおりとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に、発言通告書の提出期限についてですが、質疑は、本日8月24日の午後1時まで、討論は、反対討論、賛成討論とも、8月25日の審査の常任委員会終了後速やかにとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に質疑についてでございます。これまで臨時会における質疑の人数は、交渉団体は各1名まで、交渉団体以外の会派等は調整の上2名まで、ただし、同一会派からは1名までとしてきたところでございますが、今回の臨時会では、先ほどの説明にもございましたとおり、県民の生活や県内事業者の事業活動に関わる条例の新設が提案されているという特殊性に鑑み、交渉団体は各2名まで、交渉団以外の会派等は調整の上2名までとしてはどうかと考えますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

○市谷議員
 質疑できる人数を増やすというのは、私も賛成なのですけれども、交渉団体は1名から2名にしていくということであれば、交渉団体以外も人数を増やしていただきたいと思いますし、重大な条例であるというふうに認識するのであれば、質疑をやりたい人、みんなするというぐらいなことで臨む必要があるのではないかと思います。問題提起をしておきたいと思います。

◎野坂委員長                                                      
 市谷議員からの御意見もございました。先ほど私のほうから提案させていただいた交渉団体は各2名、交渉団体以外の会派等は調整の上で2名までとしたいと考えますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 また、先の4月臨時会では、質疑の際、知事に出席を求めていませんでしたが、今回の臨時会では、知事の出席を求め、先ほどと同様の理由により、条例の新設に関してのみ、知事を答弁者として指定することができることとしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

○市谷議員
 条例について、知事を答弁者としてということですけれども、予算のほうも約67億円と大きなお金になっておりますので、協力金の関係だとかやはり条例と予算はセットの部分もありますので、私は両方とも知事にも答弁者として立っていただくということが必要だと思います。 いかがでしょうか。

◎野坂委員長                                                      
 そのような御意見がありました。
 それではお諮りいたします。御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定させていただきます。
 なお、条例も含め議案の詳細に関する質疑につきましては、これまでと同様、担当部局長が指定答弁者となりますので、御承知ください。
 念のため申し上げますが、質疑は議案に対する疑義について、説明や所見を求めるものですので、賛否についての自身の意見を述べるなど、その範囲を超えることがないよう御注意をお願いしたいと思います。
 次に、その他ですが、去る7月21日の本委員会で、新型コロナウイルス感染症防止対策の見直しを決定したところでありますが、仕切板の設置が今回の臨時会に間に合いません。つきましては、マスクの着用など、本会議における感染症防止対策につきましては、6月定例会と同様の取扱となりますので御承知おきください。
 最後になりましたが、次回の議会運営委員会は、9月定例会の議事日程等を協議するため、9月4日金曜日午前10時より開催予定ですのでよろしくお願いします。
 その他、委員の皆様で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 市谷議員

○市谷議員
 前回、仕切版のこともあったのですけれども、時間の表示が見にくいということがあって、設置して欲しいということがあったのですけれども、どうなったか教えてもらえますか。

◎野坂委員長
 ポータブル残時間の表示板につきましては、設置が完了しておりますので、御安心いただければと思います。
 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 山川議員
○山川議員
 条例の質疑が、なぜ人数制限があるとなったのか、そもそもなぜなったのかを教えていただきたいのですけれども。おそらく、全員がやったら時間がかかってしょうがいないということかもしれないので、教えていただきたいなと思います。

◎野坂委員長
 山川議員、その件につきましては、先ほど協議が終わっておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 その他、御意見ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、これをもって議会運営委員会を閉会します。

午前9時49分 閉会
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