令和元年度福祉生活病院常任委員会議事録

令和2年2月3日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
坂野 経三郎
常田 賢二
浜田 妙子
藤縄 喜和
市谷 知子
広谷 直樹
野坂 道明
川部  洋
由田  隆
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
  宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長、酒嶋生活環境部長、中林病院事業管理者
  ほか各次長、局長、課長、関係職員
  
職務のため出席した事務局職員
  安養寺課長補佐、片山係長、細田主事

1 開  会   午前10時11分

2 休  憩   午前10時27分

3 再  開   午前11時40分

4  閉  会   午前11時42分

5 司  会   坂野委員長

6  会議録署名委員  浜田妙子委員、広谷委員

7  付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 


会議の概要

午前10時11分 開会

◎坂野委員長
 それでは、ただいまから福祉生活病院常任委員会を開会します。
 日程は、お手元のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、付議案の予備調査を行った後、暫時休憩をとり、本会議における付議案に対する質疑、付議案の各常任委員会への付託の後、付託議案の審査を行うこととしますので、委員及び執行部におかれましては、御承知いただきますようお願いをします。
 初めに、会議録署名委員を指名します。
 本日の会議録署名委員は、浜田妙子委員と広谷委員にお願いします。
 それでは、ただいまから付議案の予備調査を行います。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いします。
 質疑につきましては、説明終了後一括して行っていただきます。
 まず、宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長に総括説明を求めます。

●宮本福祉保健部長兼ささえあい福祉局長
 それでは、福祉保健部の議案説明資料、臨時会関係の冊子をお開きください。
 まず右側の1ページをごらんください。今回は4億6,800万円余の増額補正をお願いするものです。主な事業は、社会福祉施設の整備補助、生活福祉資金貸付情報システムの改修、介護福祉士の修学資金貸し付けに要する経費などをお願いするものです。
 左のページをごらんください。予算関係以外では、条例2件につきまして規定の用語の改正、また、条ずれ改正を専決したものの報告です。
 以上のとおりでございますので、御審議のほど、よろしくお願いします。詳細は、課長からします。

◎坂野委員長
 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

●小林福祉保健課長
 それでは、2ページをお願いします。生活福祉資金貸付事業です。生活福祉資金貸付制度を実施しております鳥取県社会福祉協議会に対しまして助成するものです。
 具体的には2をごらんください。このたび就職氷河期世代への支援ということで、この貸し付けにつきまして新たなメニューが追加となりました。このメニューを実施するために貸し付けのシステムを改修しないといけないということで、その経費を助成するものです。
 2点目です。令和元年の台風15号と19号によりまして、被災地に県社会福祉協議会の職員がこの貸付制度の受け付け事務等を応援するために参りました。その派遣に関する経費です。
 続きまして、8ページをごらんください。ただいま説明しました貸し付けの業務システム改修の経費につきましては、今年度内の執行が難しいということで繰越明許をお願いするものです。

●谷障がい福祉課長
 それでは、3ページをごらんください。鳥取県社会福祉施設等施設整備事業です。国の補正予算で、障害者支援施設等の非常用自家発電設備及び給水設備の整備等ということで83億円の予算が組まれておりますので、その国庫補助制度を活用して施設整備事業を行う事業者に対して助成を行うものです。
 具体的な内訳としましては、2の主な事業内容に書かせていただいておりますけれども、グループホーム等の創設等が4件、障害者支援施設の非常用自家発電設備整備が1件です。
 あわせて8ページをごらんください。先ほど福祉保健課からあったお話と同様ですので、国の経済対策に伴い採択された事業等の年度内完成が困難なため、繰り越しをお願いするものです。

●吉野長寿社会課長
 4ページをお願いします。介護福祉士等修学資金貸付事業です。介護福祉士として県内で介護等に従事する人材の養成確保を図ることを目的としまして、その修学のための資金の貸し付けを行っているものです。当事業は、鳥取県社会福祉協議会によって事務を行っているものであります。
 事業内容としまして、大きく2つございます。一つは、養成施設等に在学して資格取得を目指す学生に対して貸し付けを行うもの、それからもう一つ、離職した介護人材のうち、一定の経験を有する者に対して再就職のための準備金を貸し付けるものです。今回、国の補正予算におきまして予算措置をされることになりましたので、追加の貸し付け原資として鳥取県社会福祉協議会に補助するものです。

●萬井医療政策課長
 12ページをお願いします。鳥取県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の専決処分を行いましたので、報告させていただきます。
 医療法施行令の一部が改正されたことに伴いまして、医療法に基づく事務について定めました規定が条ずれを起こしたもので、当該条文を引用している部分の条例改正を行うものです。
 内容等は改正するものではなく、施行期日も法律に合わせて令和2年4月1日から施行するものです。
 詳細は次ページにございますので、御確認いただけたらと思います。

●西尾医療・保険課長
 資料は9ページをお願いします。鳥取県薬物の濫用の防止に関する条例及び鳥取県手数料徴収条例の一部を改正する条例につきまして専決処分しましたので、御報告します。
 覚せい剤取締法の一部改正に伴いまして、「覚醒剤」の「醒」の字が漢字表記に改められたことから、法律を引用しておりますこれらの条例においても同様の改正をするものです。
 施行期日は、改正法の施行日としています。
 10ページ、11ページが実際の条例になっています。

◎坂野委員長
 次に、病院局に説明を求めます。
 竹内病院局長兼総務課長の説明を求めます。

●竹内病院局長兼総務課長
 それでは、病院局の議案説明資料をお願いします。病院局関係は報告事項1件です。
 1ページをお願いします。鳥取県営病院事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例につきまして専決処分をしましたので、御報告するものです。
 内容につきましては、議会の同意を要する賠償責任の免除について定めた規定の中で、地方自治法の条項を引用しているところがございます。その条項が繰り下げられたため、所要の改正を行うものです。
 具体の規定につきましては、2ページをお願いします。第1条が病院事業関係の規定になりますので、御確認いただきたいと思います。
 条例の施行期日は、ことしの4月1日の予定です。

◎坂野委員長
 次に、生活環境部に説明を求めます。
 まず、酒嶋生活環境部長に総括説明を求めます。

●酒嶋生活環境部長兼第30回全国「みどりの愛護」のつどい鳥取県実施本部事務局長
 では、生活環境部の議案説明資料をお願いします。
 めくっていただきまして、左側です。議会の委任によります専決処分の報告が2件ございます。
 詳細につきましては、担当課長から説明をさせていただきます。

◎坂野委員長
 続いて、関係課長から順次説明を求めます。

●朝倉くらしの安心推進課長
 3ページをごらんください。鳥取県暴走族根絶条例の一部を改正する条例につきまして専決処分を行いましたので、報告させていただきます。
 このたび、道路運送車両法の一部改正により条例で引用する用語、具体的には4ページに書いてございますが、「自動車分解整備事業者」という言葉が「自動車特定整備事業者」と変わりましたので、今回、条例を改正するというものです。
 施行期日でございますけれども、こちらの資料では改正する法律の施行の日とすると書いておりますけれども、去る1月31日付けの政令で施行日は令和2年4月1日となりましたので、そのように訂正をよろしくお願いします。

●田中水環境保全課長
 1ページをお願いします。先ほど病院局から御報告もありましたが、公営企業会計を適用する天神川流域下水道事業の設置に関する条例の一部改正につきまして専決処分をしましたので、御報告するものです。
 内容的には先ほどの病院局と同じく、地方自治法の一部改正によりまして所要の改正を行うものです。

◎坂野委員長
 執行部の説明は以上です。
 これから付議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と、発言前後のマイクのスイッチの切りかえをお願いします。
 それでは、今までの説明について質疑等はありませんか。

○市谷委員
 2ページの生活福祉資金貸付事業ですけれども、この事業を就職氷河期世代に対応するためにシステム改修するということで予算が提案されているのですけれども、(1)の説明文を見ますと、就職氷河期世代だけでなく、市町村個人住民税非課税の方ということで、これは広く対応できる制度にするためのシステム改修だと思いますけれども、そのことを確認させてください。
 4ページの介護福祉士等修学資金貸付事業は、従前からあった事業ですけれども、今回の補正を使ってそもそもやる予定だったものを、国の補正予算を使って前倒しでやるという意味なのかどうかというのを確認させてください。

●小林福祉保健課長
 もともとこの貸付金制度が低所得者の方、障がい者の方、それから高齢者の方を対象としているもので、就職氷河期世代の支援と言いながらも、その世代だけではなくて幅広い支援ということで国にも確認したところです。

●吉野長寿社会課長
 前倒しといいますか、例年といいますか、国が財源を措置してくれるわけですけれども、以前は平成28年度に同じように国の補正予算で県も国から原資を受け入れています。これは3年ぐらいの計画を立てて受け入れをして、その年度に執行しなかった分は、国に返すのではなくて、そのまま継続して使っていいということになっておりますので、前回平成28年にまとめて受け入れをしたものが継続して使っていって減っていきますので、それをこのたび、また国からの要望の照会を受けまして、こちらで要望して、3年分ぐらい受け入れているという形です。

○市谷委員
 その介護福祉士の修学資金ですけれども、前回と同じ対応だということで何か新しいことではないということですね。

●吉野長寿社会課長
 前回と同じです。

○市谷委員
 はい、わかりました。

◎坂野委員長
 よろしいですか。

○広谷委員
 今の4ページの介護福祉士の関係について、ずっと介護人材の養成という格好できているのだと思うのですけれども、9,800万円とかなりの額の補正ですが、これは大体何人を考えて、こういう予算額になっておるのですか。この事業を使って資格を取ろうという方は大体、年間どれぐらいおられるのか、そのあたりがわかれば。

●吉野長寿社会課長
 数字は申しわけありません、単純に計算ができないのですけれども、一応、介護福祉士の修学資金は向こう3年間ということで計画を立てておりまして、今年度分の新規ということで33人、それから令和2年度は50人といったところで積算しています。来年度の50人は、新規を2年間、養成施設に2年間ということですので、それの2カ年分ということで、向こう3年間で見込んでいるところです。ほかにも実務者研修や再就職準備とか、項目がいろいろ分かれておりますので、単純な比較はできないのですけれども、平成30年度の受給者の実績としましては83名で、養成施設での貸し付けを受けているところが65名、それから実務者養成、この実務者養成というのは実務者研修を県が指定して、そこで働きながら介護福祉士の試験を目指すというものですけれども、そちらでの受給が18名ということです。再就職支援準備金は1名というようなことになっています。

○広谷委員
 いろいろ人数を言われたけれども、よく書きとめなかったけれども、実は介護施設の方から介護人材、介護福祉士などが物すごく不足しておって、これから自宅介護とかそんなのをするのに、大変困るのだという話を聞いた。やはりこれからこの介護人材の養成というのは大変重要な部分だと思うので、どれぐらいの方がこの養成の貸付事業を行って、資格を取って、実際に現場に出ておられるのか、そのあたりを、過去にさかのぼってわかれば、後で構いませんので、教えていただければと思うのだけれども、いいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)では、お願いします。

◎坂野委員長
 そのほか、よろしいですか。

○川部委員
 福祉保健部9ページです。漢字を平仮名に直す例はこれまでもあったのですけれども、平仮名を漢字表記に直すというのは何か理由があるのでしょうか。

●西尾医療・保険課長
 これは「覚醒剤」の「醒」の字が常用漢字に加えられたのでと聞いています。そういう例もよくありますので。

○川部委員
 承知しました。

◎坂野委員長
 そのほか、よろしいですか。
 それでは、意見が尽きたようでございますので、以上で付議案の予備調査を終了いたしたいと思います。
 暫時休憩します。再開は、次の本会議が休憩に入り次第を予定しています。

午前10時27分 休憩
午前11時40分 再開

◎坂野委員長
 再開します。
 ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の1議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問と、発言前後のマイクのスイッチの切りかえをお願いします。
 質疑等はございませんでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○市谷委員
 本委員会所管の事業については、福祉施設の充実、これはもともとやる予定で必要なものだと思いますし、介護福祉士の貸付金についても、これも必要なことだと思います。生活福祉資金については、就職氷河期世代だけではなくて、本当にお困りの方に活用できる事業にするようにするシステム改修であったり、台風19号への職員派遣であったり、必要なものだと思いますので、本委員会所管の事業については、私は賛成したいと思います。

◎坂野委員長
 ほかにございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 それでは、議案第1号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第1号は、原案のとおり可決すべきものと決定をしました。
 なお、委員長報告の作成、内容については、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 以上をもちまして、福祉生活病院常任委員会を閉会します。

午前11時42分 閉会



 

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