令和元年度地域づくり(振興)県土警察常任委員会議事録

令和元年5月21日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
中島 規夫
山口 雅志
斉木 正一
銀杏 泰利
興治 英夫
森  雅幹
松田  正
藤井 一博
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
佐野警察本部長、広瀬地域振興部長、門脇観光交流局長、西尾危機管理局長、
草野県土整備部長外

職務のため出席した事務局職員
尾﨑課長補佐  田中係長  澤田係長


 

 1 開会   午前10時00分

 2 休憩   午前10時27分   午前11時57分

 3 再開   午前10時31分   午後1時7分

 4   閉会       午後2時56分

 5 司会   中島委員長

 6 会議録署名委員  松田委員  興治委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時00分 開会

◎中島委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりであります。この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入れかえを行うこととし、最初に警察本部、次に地域振興部及び観光交流局、最後に危機管理局及び県土整備部の順に行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、松田委員と興治委員にお願いします。
 それでは、警察本部について行います。
 今回は、委員が新メンバーになって初めての顔合わせになりますので、執行部の紹介をお願いします。

●佐野警察本部長
 鳥取県警察本部長の佐野でございます。どうぞよろしくお願いします。
 鳥取県警察といたしましては、県民の皆様方の期待と信頼に応えるとともに、寄り添うことのできる警察であり続けたいと考えております。そのために鳥取県警察一丸となって県民の皆様方の安全と安心、そして笑顔を守るために、県民の皆様の声に耳を傾けながら全力で取り組んでいきたいと考えておりますので、どうぞ御指導のほどよろしくお願いいたします。
 それでは、県警察の職員の御紹介をさせていただきます。
 まず、警務部長の伊貝警視正です。

●伊貝警務部長
 伊貝でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 生活安全部長の長谷高警視正です。

●長谷高生活安全部長
 長谷高です。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 刑事部長の松岡警視正です。

●松岡刑事部長
 松岡でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 交通部長の柳清警視正です。

●柳清交通部長
 柳清でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 警備部長の牧田警視正です。

●牧田警備部長
 牧田です。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 警務部参事官兼首席監察官の谷村警視正です。

●谷村警務部参事官兼首席監察官
 谷村でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 警務部総括参事官警務課長事務取扱の前田警視です。

●前田警務部総括参事官警務課長事務取扱
 前田でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱の保田警視です。

●保田生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 保田でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱の植木警視です。

●植木刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱
 植木でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 交通部総括参事官交通企画課長事務取扱の本庄警視です。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 本庄でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 警備部総括参事官警備第一課長事務取扱警備第一課次席事務取扱の柴田警視です。

●柴田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱警備第一課次席事務取扱
 柴田でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 以上でございます。どうぞよろしくお願いします。

◎中島委員長
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等につきましては、各部局の説明終了後、一括して行うこととします。
 それでは、報告1、児童相談所が受理した児童虐待通報事案に係る警察への情報提供について、平岩生活安全部少年課長の説明を求めます。

●平岩生活安全部少年課長
 児童相談所が受理した児童虐待通報事案に係る警察への情報提供について説明させていただきます。
 警察本部資料1ページをお願いいたします。鳥取県においては、平成28年11月に県と警察本部に県医師会を加えた三者による協定を締結し、児童虐待事案に係る必要な情報提供、情報共有を図っておりましたが、このたび関係機関の間でのさらなる連携の強化と児童の安全確認の徹底を図るため、県下に3つあります児童相談所が受理した児童虐待事案の全てを警察本部へ提供することとし、平成31年4月1日、福祉保健部子育て王国推進局青少年家庭課長と警察本部生活安全部少年課長との間で申し合わせ書を締結いたしました。
 児童虐待の危険度や緊急度が高い事案については、これまでどおり児童相談所が受理した後、速やかに管轄警察署へ情報提供いただくことにしておりますが、比較的危険度や緊急度の低い事案については、これまで児童相談所から警察への情報提供はなされておりませんでした。しかしながら、児童虐待事案については急激な状況の変化等により危険度や緊急度が大きく変わることも予想されます。これらの変化に確実に対応するため、児童相談所が作成する児童虐待通報受理台帳により、翌月5日までに警察本部少年課へ情報提供いただくことといたしました。これにより児童相談所が受理した児童虐待通報事案の全てを警察へ情報提供する体制が整い、児童相談所と警察がより緊密に連携して事案に対応することが可能となりました。児童相談所において設定する危険度のランク付けについては、厚生労働省の示す基準を準用され、緊急的に一時保護を検討すべきレベルから、虐待の心配はなく支援を要しないレベルまで5段階に分類するようになっております。
 平成31年3月分の通報事案件数は県下で26件あり、4月分の通報は46件ありました。お手元の資料では45件となっておりますが、正しくは46件です。訂正させていただきます。
児童相談所と県警察本部間の連携はデータベース上の情報共有のみではなく、各児童相談所と各警察署において担当者相互の面談、電話等により個々のケースに関して情報共有を行い、引き続き児童の安全確保等を最優先として児童虐待事案の防止に取り組んでまいります。

◎中島委員長
 では、次に、報告2、平成30年中の高齢者交通事故防止対策事業の活動状況について、本庄交通部交通企画課長の説明を求めます。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 平成30年中の高齢者交通事故防止対策事業の活動状況について御報告させていただきます。
 警察本部資料の2ページをお願いします。1の運転免許センター認知症等早期発見対応推進事業は、平成27年12月1日から県内東・中・西部3カ所の運転免許センターに非常勤職員として運転適性相談員を配置し、認知症スクリーニング機器を活用しながら、高齢者やその家族の、運転免許証の更新・継続等に関する相談を受ける運転適性相談や、各警察署等が行う交通安全講習に同行し、受講者の希望により、出前型簡易検査、認知症の予防講話等を行うことにより高齢者の交通事故防止を図るとともに、認知症など一定の病気等を早期に発見、医療機関への受診を促すものです。
 運転適性相談員は、(2)に記載しているとおり3名を配置しており、各免許センター及び東・中・西部の各警察署管内で活動しております。3名については、いずれも看護師資格を持つ女性であります。平成30年度の活動実績は、(3)に記載のとおり761件の運転適性相談や72件の病院への受診勧奨などを行っております。
 (4)の表に運転適性相談件数等の推移を記載しております。運転適性相談件数につきましては、平成25年から増加傾向が顕著になっております。認知症の相談件数につきましては、運転適性相談員を配置した後に急上昇しており、昨年は相談件数156件、配置前の平成27年の12倍となっております。
 裏面3ページに、反響として一例を記載しております。事故を頻繁に起こすため家族や福祉関係者が幾ら説得しても運転免許証の返納に応じなかったが、運転適性相談員が自宅を訪問して説得したところ、本人が納得の上自主返納してくれ、家族の心配が解消された等、多くの感謝の声が寄せられております。また、先日、運転適性相談員が高齢者からの電話相談対応中、体調不良を察知し、同人宅に赴き、呼吸困難、吐き気等の状況を確認し、救急車が来るまでの間、安静な体勢を確保する等、的確な対応をとり、救急隊員に引き継ぎ病院搬送したということで、大事に至らなかったという人命救助した好事例もありました。
 (5)にその他としておりますけれども、高齢者に健康で一日でも長く安全運転をしてもらえるよう、平成29年1月から東・中・西部の各免許センターにおいて、高齢運転者を対象とした交通安全教室「安全プラス65」を開催し、看護師としての専門的知識を生かした講習等も行っています。
 次に、2のシルバー・セイフティ・インストラクターです。この事業は、平成19年4月1日から非常勤職員として鳥取県警察高齢者交通安全教育指導員、通称シルバー・セイフティ・インストラクターを配置し、交通安全講習、高齢者訪問等の広報啓発活動を通じて、被害、加害両面から高齢者の交通事故防止を図るものです。事業導入当時は、鳥取署、米子署配置の2名体制でスタートし、平成21年4月1日からは倉吉署の1名を加え、(2)に記載しているとおり現在は3名を配置し、東・中・西部の各警察署管内で活動しております。3名につきましては、いずれも交通警察経験者の警察OBの男性です。
 活動内容は(3)に記載しております。交通安全協会、自治会等関係団体、先ほど説明しました運転適性相談員とも連携した交通安全講習、高齢者宅を訪問しての交通安全指導や反射材貼付活動等、スクリーニング機を活用した認知症検査等も行っております。また、運転操作が正しくできるかどうか、あるいは反射能力や視野の範囲測定等ができる交通安全教育車、通称ことぶき号や、現場に近いリアルな道路横断体験をしていただく歩行環境シミュレーター、通称わたりジョーズ君等、各種資機材を活用した参加体験実践型の交通安全講習も行っております。
 活動実績といたしましては、(4)に安全講習と訪問活動の実施回数等を記載しております。近年は、講習については年間200回以上、訪問については年間1万人以上の方に対して行っておりまして、昨年は安全講習280回、1万1,085人の方に対して行い、高齢者訪問につきましては1万4,867人の方に対して実施しております。この事業につきましても、(5)に記載しているとおり、認知症について気になっていたが、安全講習の場で認知症検査を受けることができ、検査結果もよく、安心した等の感謝の声をいただいておりますし、交通安全講習の要請もたくさんいただいているところであります。
 3に今後の課題等を載せております。高齢者の交通事故を抑止するためには、各種の交通安全資機材をより効果的に活用すること、研修会、勉強会などを通じて職員の知識、講習指導技術の向上をさせていくことが必要だと考えております。また、自治体、福祉、医療などの関係者とも一層の連携の強化も必要であると考えており、各事業の充実に努めて高齢者の交通事故防止を推進してまいりたいと考えております。

◎中島委員長
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。

○森委員
 児童相談所の関係について、大事なことだなと思って私も提案していて、非常によかったなと思っています。これまでは危ないなという事案、通報事案全てについて共有することになったということで、隣の部屋から子どもの泣き声がしてずっと泣きやまないが、みたいなときに、一応は児童相談所が24時間以内に行って結果的に大丈夫だった、という場合もあるし、それが違う場合もある。全然誤報だった、誤通報だったというものについても、警察のデータベースに載っていくということになっているのでしょうか。それから、後になって誤りだったとかということが警察のデータベースにちゃんと反映できていくものなのか。
 あともう1点は、例えばこういった通報が、個人情報として児童相談所にも同じ情報がありますよ、警察もこんな情報を持っていますよというのは本人に伝えられるものなのですか、それは個人情報保護の上でどういう形で処理されていくかをお願いします。

●平岩生活安全部少年課長
 危険度につきましては、5段階で判断すると申し上げました。児童相談所の方で通告を受けられまして、緊急な一時保護を検討するとかそういう段階があります。事例でおっしゃった泣き声通報があってその対応をしたけれども、児童相談所の方でいろいろな調査をかけられて、そういったものに該当しないと判断された結果を、翌月にいただくということになります。そのときに警察の介入が必要かどうかとか協力要請が要るかどうかといったあたりも含めて、こちらに情報としていただくようにしております。
 それで、その御家庭についても、例えばそこまでのことはないのだけれども、何らかのことで子育てにお悩みであるといったようなこともありますし、先ほど申し上げましたように、どういった事情かによって急変するという場合もあるかと思いますので、一応情報としては提供いただくということで申し合わせをしております。ただ、その後のことにつきましては、児童相談所の支援とか関与も全く必要なくなったということでありましたら、その翌月ごとにデータを整理しながら、共有する段階において、このケースについてはもう解決しているとか児童相談所の支援を打ち切る方向だという情報をいただいて、こちらの情報も整理していくという流れになります。
 個人情報のことにつきましては、平成28年11月に三者協定を結ぶときにも確認しましたし、それぞれ法的根拠に基づいて提供するであるとか、個人情報保護対象に該当するということを確認しておりますが、なるべく御本人さんに承諾、御納得いただくように、児童相談所の方から報告をいただく時点では、御努力いただくということは伺っております。なので、御本人さんに御理解をいただいた上で情報提供いただけるのではないか。ただ、御協力が得られないとか本当に緊急な案件の場合とかについては、法的な根拠に基づいて提供いただく場合もあるかとは思います。

◎中島委員長
 よろしいですか。
 そのほかございますか。

○興治委員
 ちょっと今の話の続きなのですけれども、4月にこの協定を締結してこれまで以上に情報のやりとりを活発にやるということだと思うのですけれども、これまで児童相談所の判断で警察に支援をお願いしたい、介入を要請するというような事案にはどういったものがあったでしょうか。最近の事例、ここ何年かの事例でどういうような対応だったのでしょうか。

●植木刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱
 具体的事例ですが、平成30年1月末に児童相談所の方から、実母とその交際者に暴行を受けて現在病院にいるという事案がありまして、その日に情報提供を受けました。それで、警察も介入して関係者からの聴取とか言論等の裏づけをし、その日のうちに被疑者である実母とその交際者を逮捕して児童を保護したというような事案があります。発生自体はその日の夜ですが、次の日に児童相談所の方から警察に通報がありまして、児相の方と連携しながら対応したという事案が現実にあります。

○興治委員
 ありがとうございました。
 一般的な考え方として、警察に支援を要請するような判断基準、この危険度ランク、5段階にランクされているというのはわかるのですけれども、どういう場合に警察に介入を求めるというようなことになっているのかというのはわかりますか。

●平岩生活安全部少年課長
 児童虐待のことについては、昨年の目黒区における船戸結愛ちゃんの事件があってから、御承知いただいていますとおり7月20日に児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策が決定されまして、その中に3本柱が示されております。例えば外傷とかネグレクト、性的虐待があると考えられる事案でありますとか、児童相談所へ通告後、鳥取県は24時間ですけれども、48時間以内に安全確認ができない事案であるとか、そういった虐待事案に係る一時保護等の介助事案については、警察と児童相談所の間で情報を共有することが明確にされております。このあたりも含めて今回の情報共有ということで、この種の事案については特に連携しながら、ただ、警察の介入が児童相談所の御支援に対してどうかというところも綿密に協議しながら進めていくという方向で進めさせていただいております。

○興治委員
 ちょっと言いにくいかもしれないですけれども、警察側にとってみて、もっと警察に支援を要請してもらったらいいのにというような事例がありはしないかなと思うのですよね。児相としては、できるだけ家族間でとか児相段階で解決方向に向かいたいという意識は多分あるのではないかなと思うのですけれども、警察から見ていて、もっと早目に要請してもらった方がいいのではないかなとかということはありますか。

●平岩生活安全部少年課長
 委員御指摘のとおり、警察としましては、児童の安全確保、安全確認というところを最優先したいという考えがありますし、児童相談所の方は、そうは言ってもその子どもが帰るための最善の利益ということを考えれば、親子関係の修復であるとかを支援の重点に置かれたいというところがあります。ここが、警察と児童相談所の間ではいろいろなケースをめぐって一番大変なところになってきております。ただ、このような申し合わせを交わさせていただくことで、お互いのそれぞれの考え方も協議していきながらその子にとって果たして何が一番いいのかを探しながら、お互いの機関の持ち味がうまく絡んで、児童の安全確保、最善の利益につなげられたらいいというふうに進めさせていただいているような状況です。

○興治委員
 よくわかりました。よろしくお願いします。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口副委員長
 4月に協定が結ばれたということですが、実際は過去にさかのぼって同じような事案が発生していて、同じような家庭の危険をはらんだ児童がたくさんいらっしゃると思います。新しい事案についてはこういう格好でいいと思いますが、通報がなかったからその児童はそこで終わりという話ではなく、本当に児童を守るためには過去の事案をさかのぼって分類して検証することも必要ではないかと私は思うのですが、その辺はどういう対応をされるのでしょうか。

●平岩生活安全部少年課長
 今回の申し合わせ以前から、三者の協定によりまして、児童の生命、身体に重大な被害を生じているとか、また、おそれがある場合には、児童相談所から情報をいただいております。御指摘いただきましたとおり、その検証ということも大事だと思っておりますので、新しい案件もいただきながら、定期的に県レベルであるとか各圏域の警察署、児童相談所、担当者の会議とか研修という場を設けまして、いろいろよりよい連携や検証についての協議をするようにしております。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 では、次にその他の件ですけれども、警察本部に関しまして、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、警察本部につきましては以上で終わります。
 執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。

午前10時27分 休憩
午前10時31分 再開

◎中島委員長
 それでは、地域振興部、観光交流局について行います。
 今回は、委員が新メンバーになって初めての顔合わせとなりますので、執行部職員の紹介をお願いします。

●広瀬地域振興部長
 地域振興部長、広瀬龍一でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、地域振興部の幹部職員を紹介させていただきます。
 まず、文化振興監兼文化政策課長、池上祥子でございます。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 池上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 参事監兼文化財課長、中原斉でございます。

●中原地域振興部参事監兼文化財課長
 中原でございます。教育委員会から参りました。よろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 スポーツ振興監、太田と参事監の小西は後ほど御紹介させていただきます。
 続きまして、地域振興課長、森田厚司でございます。

●森田地域振興課長
 森田でございます。よろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 同じく地域振興課の参事、渡邉隆宏でございます。

●渡邉地域振興課参事(市町村連携協働担当)
 地域振興課の渡邉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 交通政策課長、矢吹隆でございます。

●矢吹交通政策課長
 矢吹でございます。よろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 教育・学術振興課長、齋藤正樹でございます。

●齋藤教育・学術振興課長
 齋藤でございます。よろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 統計課長、岸田康正でございます。

●岸田統計課長
 岸田でございます。よろしくお願いします。

●広瀬地域振興部長
 文化財課歴史遺産室長、山枡雅美でございます。

●山枡文化財課歴史遺産室長
 山枡でございます。教育委員会から参りました。よろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 ひとまず以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 次に、門脇観光交流局長、お願いします。

●門脇観光交流局長
 観光交流局長の門脇誠司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、観光交流局の幹部職員を御紹介させていただきたいと思います。
 まず初めに、観光交流局副局長兼観光戦略課長、岩下久展でございます。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 岩下でございます。よろしくお願いします。

●門脇観光交流局長
 同じく観光戦略課国際観光誘客室長、鈴木俊一でございます。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 鈴木でございます。よろしくお願いいたします。

●門脇観光交流局長
 続きまして、交流推進課課長、遠藤俊樹でございます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 遠藤でございます。よろしくお願いいたします。

●門脇観光交流局長
 そして、まんが王国官房官房長、森田美穂でございます。

●森田まんが王国官房長
 森田と申します。よろしくお願いいたします。

●門脇観光交流局長
 観光交流局と生活環境部の共管になっております山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館館長、近藤は、きょうは欠席となっておりますので、以上でございます。よろしくお願いいたします。

●広瀬地域振興部長
 スポーツ振興監の太田裕司でございます。

●太田地域振興部スポーツ振興監
 太田でございます。

●広瀬地域振興部長
 セーリング・レーザー級世界選手権大会の担当をしております参事監の小西慎太郎でございます。

●小西地域振興部参事監(セーリング・レーザー級世界選手権大会担当)
 小西でございます。よろしくお願いします。

●広瀬地域振興部長
 スポーツ課長の明場達朗でございます。

●明場スポーツ課長
 明場でございます。よろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 では、次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、各部局の説明終了後、一括して行うこととします。
 それでは、地域振興部から説明を求めます。
 報告3、「若桜の春色まつり~ピンクSLとともに~」の開催結果について、矢吹交通政策課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 地域振興部の資料1ページ、「若桜の春色まつり~ピンクSLとともに~」の開催結果について御報告いたします。
 4月28日日曜日、若桜駅で4回目となりますピンクSLのイベントが開催されました。例年のさくらまつりですとか智頭急行とのピンクイベント、こういったものと連携を図りながら、このたびは平井知事のほかに舞立参議院議員、それから県議会からも福田議員と西川議員にもお越しいただきました。
 主なイベントとしては、ピンクSLのお披露目ですとか構内運転、ピンクの餅まき、こういったことを行わせていただきました。延べ約4,000人の御来場をいただいて盛り上がり、全国へのSL、若桜鉄道の発信へとつながったものでございます。

◎中島委員長
 では次に、報告4、公立鳥取環境大学の入試実施状況と就職活動状況について及び報告5、県内の日本語学校の開校について、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 公立鳥取環境大学の入試実施状況と就職活動状況について御報告させていただきます。
 資料は2ページ、公立環境大学の入試の実施状況でございます。最初のぽつのところに書いてございますけれども、志願倍率は6倍ということで、昨年6.1倍とほぼ同じぐらいの割合になりました。入学定員充足率も108.3%ということで、好調な状況がキープされているということでございます。
 3つ目のぽつのところに書いてございますけれども、県内入学の増加に努めていかなければならないということで、今後、県内高校限定の共通テストを課す推薦入試を新たに実施することを決めているところでございます。
 次に2番目ですけれども、就職活動状況でございます。平成30年度卒業生の就職率は99.1%と、過去最高を達成したというところでございます。ただ、これにも課題がございまして、県内企業の内定者は23.7%で、昨年度の10.1%に比べれば大幅に向上したものの、まだまだ高めていかなければならないと考えているところでございます。とっとりインターンシップや地(知)の拠点大学による地方創生事業、いわゆるCOC+事業でございますけれども、その成果が徐々にあらわれていると考えられます。これを引き続き続けていきたいと考えているところでございます。
 3番目に、公立化以降の県内入学率、県内就職率の状況を表にまとめてございます。公立化後の卒業生が就職した太目の矢印を境にして、数字の大きな変動がございます。
 続きまして、県内の日本語学校の開校について御報告を申し上げます。
 資料は3ページ、この4月に法人名を変えた旧矢谷学園、現在は学校法人鳥取学園ですけれども、その鳥取城北日本語学校、それから学校法人米子永島学園の米子日本語学校について、日本語教育機関として法務省からの告示を受けて、鳥取城北日本語学校については4月10日、米子日本語学校については4月17日にそれぞれ開校、入学式を行ったということでございます。
 日本語学校のそれぞれの概要については、1番のとおりでございます。日本語を学びに留学してこられた方々ですけれども、両校ともまずは地元の方との交流を大切にしようと考えているところでございます。それぞれ(1)の(8)、(2)の(8)その他に書いてございますけれども、例えば城北の場合ですと、相撲部と連携して相撲を楽しみながら交流を図っていきたいということを考えているとか、米子日本語学校に関しては、巌地区というところにありますけれども、そこの納涼際ですとか、いわお祭というものがありますけれども、そこに留学生を参加させて地元と一緒になって楽しむというところを図る予定であると聞いているところでございます。
 2番目、3番目は参考でございます。後でごらんいただけたらと思っております。

◎中島委員長
 次に、報告6、平成30年住宅・土地統計調査における住宅数概数集計結果の概要について、岸田統計課長の説明を求めます。

●岸田統計課長
 資料の4ページ、平成30年住宅・土地統計調査における住宅数の概数集計の結果がまとまりましたので、その概要を報告いたします。
 調査を所管します総務省では、先月4月26日に全国集計結果を公表しておりますが、本日は、この中から本県におけます総住宅数、住宅の建て方、そして空き家の概要について御報告いたします。
 まず、住宅の総数ですが、平成30年10月1日現在におきまして本県の住宅総数は25万6,900戸となりました。この調査は5年ごとに行っておりますが、前回、平成25年に比べまして6,800戸増加し、2.7%の増加率となりました。
 下の図1を見ていただきますと、比較可能な昭和33年以降の住宅数の推移を示しております。県内の総住宅数は昭和33年から一貫して増加が続いております。ただ、その増加率は平成20年ごろまでの伸びに比べまして縮小している状況となっております。
 次に、住宅の建て方別の状況ですが、図2を見ていただきますと、一戸建ての割合は調査ごとに減少しております。一方、共同住宅ですが、戸数で見ますと平成30年までの30年間で3倍以上増加しており、その結果、全体に占める割合も年々増加しているところでございます。
 次に、空き家でございます。5ページの図3を見ていただきますと、空き家数は昭和33年から一貫して増加しており、前回初めて減少に転じたものの今回再び増加となり、昭和33年以降の60年間では最も多い3万9,400戸となりました。総住宅数に占めます空き家の割合、空き家率でございますが、15.3%で、前回と比べて0.9ポイントの増加となり、最も高かった平成20年の15.4%に次ぐ高さとなっております。また、全国の空き家率を破線で同じ図面の中に示しておりますが、全国の空き家率13.6%と比べまして1.7ポイント高く、この結果、全国順位は高い方から数えて前回の23位から18位へと上昇いたしました。
 最後ですが、5ページの下に調査の概要を載せております。この調査は、住宅や土地の状況を把握しまして、耐震、防災を中心とした都市計画の策定ですとか空き家対策を初め住宅に関係する施策に利用されております。調査結果は、今回を含めて4回に分けて公表されることになっておりまして、市町村別の調査結果などは本年9月以降に公表される予定であり、今後、詳細な分析が可能になるものと考えております。

◎中島委員長
 次に、報告7、県内文化財の国重要文化財追加指定について及び報告8、麒麟のまち圏域の「日本遺産」認定について、中原参事監兼文化財課長の説明を求めます。

●中原地域振興部参事監兼文化財課長
 まず初めに、県内文化財の国重要文化財追加指定について御報告いたします。
 資料は6ページから8ページになります。5月17日、国の文化審議会は、鳥取市紙子谷にございます福田家住宅のうち、上の蔵1棟、下の蔵1棟、附新米蔵1棟、宅地、それに伴います施設などを重要文化財建造物として追加指定するよう文部科学大臣に答申いたしました。所有者は福田善一さんでございます。
 追加指定の経緯でございますけれども、福田家住宅は17世紀の前半に建設されたと推定されます主屋が既に国の重要文化財になっておりまして、県内最古の民家と評価されているところでございました。その後、鳥取市等が追加の調査を行いましたところ、附属の蔵などの建物と屋敷構え全体が福田家住宅の歴史的価値を形成していることが非常に明らかになりまして、3月に鳥取市が文化庁に意見具申を行ったところ、今回の文化財審議会でそれを認めるように答申がなされたところでございます。
 7ページに詳しい資料がございますが、8ページをごらんください。図面の左上に公立鳥取環境大学の西側、南の方に福田家住宅がございます。右上の地図が敷地の地図でございますけれども、主屋(既指定)と書いておりますのが、真ん中の左側の写真の主屋でございます。こちらは既に重要文化財になっておりました。それに、さらに上の蔵、下の蔵、太線で囲んでおります敷地全体を追加指定するということになったという経緯でございます。江戸時代後期に宗旨庄屋を務めていた福田家でございますが、これらの上の蔵、下の蔵は、要所を海鼠壁や鏝絵で飾るなど、その家格にふさわしい意匠を持つということで、鳥取県の上層農家の歴史を伝える遺構として重要であると判断されました。今回、追加指定でございますので、指定件数等はふえません。今までと同じでございます。
 続きまして9ページ、麒麟のまち圏域の「日本遺産」の認定について御報告をさせていただきます。
 つい昨日でございましたけれども、日本遺産審査委員会におきます審査を経て、鳥取市と県東部の岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、そして兵庫県の香美町、新温泉町で構成いたします麒麟のまち圏域によるストーリーが今回日本遺産に認定されました。後の12ページに今年度認定されました一覧をつけておりますけれども、今年度は72件の申請がありました中で16件が認定をされております。11番目が鳥取県でございます。
 認定された本県の日本遺産でございますが、名称は、日本海の風が生んだ絶景と秘境-幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地「因幡・但馬」ということでの認定となります。
 申請者は、先ほど申し上げたとおりです。概要としては、日本海から吹きつける季節風がつくり上げた鳥取砂丘、そして海岸を進むと、風が起こす荒波に削り出された山陰海岸などの奇岩、そして中国山地へと急流をさかのぼると、風がもたらす豪雪に育まれた杉林を背に石谷家などの豪邸がたたずむと。そして源流に分け入ると、岩窟の中に不動院岩屋堂のような古堂が姿をあらわすと。これらは日本海の風が生んだ絶景と秘境であるという考えでございます。ここに暮らす人々は、厳しい風の季節での無事と、それを乗り越えた感謝を胸に、古来より幸せを呼ぶ麒麟獅子を舞い続けて、麒麟が出会う旅人にも幸せを分け与えているということでございます。
 認定式は昨日20日に東京国立博物館で行われましたが、今度25日土曜日でございますけれども、ゆかりの鳥取東照宮の参道におきまして認定のセレモニーを開催する予定にしております。
 その下に日本遺産の解説をつけておりますが、最初の丸にありますように、国の方は東京オリンピック開催までに100件を目標としておりまして、これで合計83ストーリーが認定されたということになります。一番下の丸でございますけれども、今回の認定を受けまして、鳥取県におきましては平成27年の「六根清浄と六感治癒の地」三朝町、そして28年の「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」大山ほか、そして平成30年、昨年度の「北前船寄港地」鳥取市に続き、鳥取県としては4件目の認定ということになります。
 10ページ、11ページに詳しい資料をつけておりますので、ごらんいただければと思います。

◎中島委員長
 次に、報告9、第5回鳥取県東京オリ・パラキャンプ誘致推進委員会の開催結果について、明場スポーツ課長の説明を求めます。

●明場スポーツ課長
 資料13ページ、第5回鳥取県東京オリ・パラキャンプ誘致推進委員会の開催結果について御報告させていただきます。
 この委員会につきましては、東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプだとか県内への合宿誘致等に向けた取り組み状況、方向性等の確認を目的に、5月16日に関係市町村、関係競技団体等参集のもと会議を開催したものでございます。
 内容につきましては、平成30年度の事業報告、収支予算、令和元年の事業計画、収支予算、あわせて意見交換ということで、各競技団体の誘致に向けた取り組み状況を意見交換したところでございます。
 詳細につきましては、5に一覧表としてまとめているところでございますが、主なものについて説明させていただきます。
 陸上につきましては、2017年11月にジャマイカとジャマイカオリンピック・パラリンピック協会と包括協定を締結しておりまして、今後、受け入れに向けて準備を進めていくということでございます。
 上から4番目のセーリングにつきましても、昨年10月にクロアチア拠点のセーリングチームでありますJKモルナルと境港での合宿に係る包括協定を締結したということでございまして、これについても進めていくということで、今のところ合宿等キャンプ誘致という形ではこの2つについて固まっており、進めていくところでございます。
 残りの競技につきましては、現在交渉中、誘致活動を進めているところでございまして、今後、誘致に向けて取り組みをより深めていくというところでございます。

◎中島委員長
 次に、報告10、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、地域振興部資料の14ページのとおりでありますので、説明は省略いたします。
 続いて、観光交流局の説明を求めます。
 報告11、ゴールデンウイークの主要観光施設等入込客数について、報告12、平成30年度県内空港国内航空便の利用状況と今後の利用促進の取組について及び報告13、山陰海岸ジオパークに係る日本ジオパーク再認定審査の「条件付き再認定」の解除について、岩下副局長兼観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 別冊の観光交流局の説明資料1ページをごらんください。まず、ゴールデンウイークの主要観光施設等入込客数について説明をさせていただきます。
 昨年は9日間の期間で飛び石連休でありましたけれども、ことしは4月27日から5月6日までの10連休でございました。
 入り込み概況でございますけれども、昨年よりも60.3%増加する入り込みがありました。これは、昨年と比べて連休期間が1日延びたこと、休日が3日増加したということが当然大きな要因でございます。中でも、新元号関連で因幡万葉歴史館が昨年比182%増となりました。その他、3番の入館者数で主要観光地の増加の状況を書いておりますけれども、大きく伸びたところとしては、青山剛昌ふるさと館が前年比120%増、水木しげるロードが前年比83.3%増などとなっております。
 参考までに、カラーの観光パスポート等をつけております。この期間に行っております観光キャンペーンとして、まず、この青いトリパスという観光周遊パスポートが、県内の観光施設、レストラン、宿泊施設、約80カ所を周遊すると特典を受けられるという内容になっております。それからもう一つ、小さ目のまんが王国のドライブマップ。これは、5月12日の鳥取西道路開通を機に、こういう漫画コンテンツの関連立ち寄り先を回っていただこうという内容になっております。それからもう一つ、最後ですけれども、「令和万葉の郷とっとりけん」ということで、先ほどの因幡万葉歴史館と、倉吉の伯耆国府跡、それと万葉の歌碑があります米子の粟嶋神社、こちらを回っていただくと県産品の特典が当たるという内容で、連休の開始日4月27日から6月30日まで開催中でございます。
 引き続きまして2ページ、平成30年度県内空港国内航空便の利用状況と今後の利用促進の取組について説明いたします。
 昨年の4月1日からことしの3月31日までの年度切りの搭乗実績が、まず、鳥取空港は前年比2万309人増の40万8,732人と初めて年間で40万人を突破したところでございます。搭乗率も0.6%増。鳥取空港としては、大きなトピックであります政策コンテストで掲げた平成30年の目標、38万人を初めて超えて38万5,612人となりました。
 それから米子空港ですけれども、こちらもANAの東京便としての史上最多搭乗数を更新いたします前年比9,606人増の58万9,505人となったところでございます。両空港の主な増加要因といたしましては、運賃の低廉化や空港リニューアルを含めた観光PR効果、それから冬季の天候安定による欠航便の減少などでございます。
 今後の主な取り組みですけれども、ANAとタイアップした女性をターゲットにした誘客キャンペーン、レンタカー活用周遊促進、ウエブ系旅行サイトを活用したPRなどを予定しております。
 3ページをごらんください。山陰海岸ジオパークに係る日本ジオパーク再認定審査の「条件付き再認定」の解除について説明をさせていただきます。
 ことし2月26日にユネスコ世界ジオパークに再認定されたことを常任委員会で報告させていただきましたけれども、その前段階の平成29年9月27日に日本ジオパークの再認定の結果がイエローカード、条件つきになったということがございまして、それがそのまま1つ課題になっておりました。指摘事項の内容は、2番の項目に書いてあります、管理組織体制の改善を求められたり、ガイドの強化、新温泉町のほうの情報収集・発信機能を強化しろと、そういうようなことの指摘がありました。それに対して改善を行って世界ジオパークの再認定の審査に臨んでグリーンカードが出たというところでありましたけれども、結果、それによって日本ジオパーク委員会の審査を受けなくても日本委員会の認定が自動的にグリーンになるという仕組みがつくられまして、このたび先月4月26日に、日本ジオパークの再認定も予定どおりグリーンになったことが公表されたという内容の報告でございます。

◎中島委員長
 次に、報告14、米子ソウル国際定期便及び米子香港国際定期便の平成30年度利用実績について及び報告15、エアソウル機材繰りによる米子ソウル国際定期便の週3便運航等について、鈴木観光戦略課国際観光誘客室長の説明を求めます。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 国際観光誘客室では、外国人観光客の誘致及び国際定期便、チャーター便定期航路、こういった部門を所管しており、私から説明させていただきます。
 4ページ、米子ソウル国際定期便及び米子香港国際定期便の平成30年度の利用実績について御報告申し上げます。
 いずれの定期便も、外国人搭乗客数の対策ですとか地元向けに路線をPR、そういったことに取り組んだことによって、総搭乗者数及び外国人搭乗者数が過去最高を記録するなど、順調に利用者数を伸ばすことができております。
 1、ソウル便でございますけれども、総搭乗者数が7万3,041名、そのうち約76%が韓国人搭乗者数の5万6,000人ということになっております。平成13年にアシアナ航空が週3便で就航して以来、搭乗率はいいとき悪いときがございましたが、平成29年から週5便に増便されまして、昨年10月には週6便に増便となっております。
 2の香港便でございますけれども、総搭乗者数が3万867名、そのうち外国人搭乗者は2万6,341人ということで、約85%を占めております。搭乗率73.5%でございます。香港便につきましては、平成28年から週2便でスタートしておりまして、昨年12月に週3便に増便になったところでございます。いずれの路線も、外国人観光客においでいただくに当たって非常に重要な航空インフラとなっております。今後も、航空会社や旅行会社と連携した取り組みですとか本県の魅力を情報発信するなど、さらなる路線発展に取り組んでまいりたいと考えております。
 続きまして5ページ、エアソウル機材繰りによる米子ソウル国際定期便の週3便運航等について御報告申し上げます。
 4月24日、エアソウル本社から、今6往復しております米子-ソウル便について、7月から8月までの2カ月限定で、火曜日、金曜日、日曜日の週3便運航に変更するという連絡がございました。これは、安全点検実施及び座席改造による機材繰りのためということで、一時的な対応であるということでございます。米子以外にも、関西空港ですとか香港国際空港が影響を受けると伺っております。この4月に韓国の方で2件の航空機のトラブルがございまして、その関係で、韓国の国土交通部の安全点検指導、政府の指導により各航空会社が一斉に点検をしろという指示が出ているものでございます。
 また、保有機材の座席改造でございますが、米子-ソウル便は、これまではアシアナ航空の機材を引き継いで使っておりましたビジネス座席がついたものでございます。これをLCC、格安航空会社でありますエアソウル仕様の195人乗りに改造を行うために、機材繰りの必要性が生じているということでございます。
 1に変更概要を記載させていただいております。火、金、日の運航となります。4月24日のエアソウル代表取締役からの書簡によりますと、8月22日以降は、現在と同様に週6便で運航すると伺っております。
 なお、2番目に、4月中旬に韓国の方で報道がなされました錦湖アシアナグループのアシアナ航空売却問題について御報告をさせていただきたいと思います。
 4月中旬でございましたが、エアソウル及びアシアナ航空の親グループでございます錦湖アシアナグループがアシアナ航空を売却するという報道がなされました。これを受けまして、4月18日に当課職員がエアソウル本社を訪問して聞き取りを行いましたが、現行の米子-ソウル便の運航に直ちに影響はないという回答を得ております。
 ちなみに、下の枠囲みのところに回答内容を記載させていただいておりますが、アシアナ航空の売却は、引き受けまでには1年以上かかるだろうということでございました。また、政府の方針は、アシアナ航空の売却とあわせてアシアナ航空の子会社でございますエアソウルとエアプサンもまとめて売却するということのようでございますが、現時点では引受先は決まっていないと伺っております。

◎中島委員長
 次に、報告16、平井鳥取県知事の日ロ知事会議(モスクワ)への参加結果について、報告17、韓国江原道における山火事被害に対する見舞金について及び報告18、外国人材の受入れ・共生のためのプロジェクトチーム会議の開催結果について、遠藤交流推進課長の説明を求めます。

●遠藤観光交流局交流推進課長
 6ページ、平井鳥取県知事の日ロ知事会議への参加結果についてでございます。5月13日に日ロ知事会議がモスクワで9年ぶりに開催されたところでございます。これに対しまして、日本からは上田全国知事会長を初め8名の道県知事が、ロシア側からもマトヴィエンコロシア連邦議会上院議長のほか22の地方の首長が参加され、活発な議論を行ったところでございます。
 平井知事からは、日ロ知事会議において「ロシアと日本を結ぶ玄関口 鳥取県」と題しまして、DBSクルーズフェリーを活用した両地域の発展への協力といったことですとか、倉吉絣やバレエ、スポーツなどを通じた交流事業の取り組みといったものを紹介いたしまして、日ロ両地域の友情を育む取り組みの重要性を訴えさせていただいたところでございます。
 またあわせまして、ロシア側の参加首長との2地域間の会談等も行っております。最初にコサチョフロシア連邦国際問題委員長等とも空港で話をしまして、ここでもDBSの活用ですとか文化交流、そういったことをお話しさせていただきました。
 また、2地域間の会議ですけれども、ブリヤード共和国、ハバロフスク、サハの沿海地方の知事と会談を行いました。こちらにつきましては、基本的にDBSを通じた地方の発展といったことにつきまして協力を訴えるとともに、サハにつきましては、現在サハで進められている廃棄物のリサイクルプロジェクトというのがあるのですけれども、こちらに本県の企業が参加しているということで、サハの共和国の首長に採択について後押しをお願いしたというところでございます。
 続きまして9ページ、韓国江原道における山火事被害に対する見舞金についてでございます。4月4日に江原道の北部のほうで山火事が発生いたしまして、2名の方がお亡くなりになるなど大きな被害が出たところでございます。これに対し見舞金といたしまして、藤縄県議会議長と平井知事の連名で50万円をお贈りすることにしたところでございます。本日、金融機関が送金の手続をとることになっております。3、4につきましては、これまでの見舞金の支給状況、受領状況について書かせていただいております。
 続きまして10ページ、外国人材の受入れ・共生のためのプロジェクトチーム会議の開催結果についてでございます。
 御存じのとおり、昨年12月に入管法が改正されまして、11ページにその制度の概要とかも若干書いてございますけれども、特定技能制度というものが創設され、4月からその受け入れが開始されたところでございます。こうした状況を受けまして、鳥取県では1月に、外国人材受入れ・共生のためのプロジェクトチーム会議を、副知事をトップに部局長参加で組織し、対応を検討するとともに、11ページの2に書いてございますけれども、鳥取県多文化共生支援ネットワークというものを官民で組織いたしまして、受け入れに向けた環境整備でございますとか、そういったものについて対応を検討するような組織をつくったところでございます。
 また、2(4)に書いてございますけれども、個別の相談窓口として外国人雇用サポートデスクというのを行政書士会に委託したりですとか、商工労働部に受入れ・共生窓口を開設、また、4月1日からは国際交流財団に生活関係の相談窓口といったようなものを設けまして対応を進めているところでございます。こうした状況を受けまして、10ページの1ですけれども、改めまして4月25日にプロジェクトチーム会議を開催いたしまして、現状の報告でございますとか課題などについて報告し合ったところでございます。
 参考1のところに書いてございますけれども、県内の企業のヒアリングなども行っておりまして、企業の方も人手不足を背景に外国人材を受け入れたいとか、今回の特定技能という在留資格は転職が認められているということでございまして、給料というか最低賃金が高い都市部へ人材が流出して鳥取県内には来ないのではないかとかということですとか、既に技能実習制度でかなりの企業が外国人を受け入れているのですけれども、そういったところでは生活サポートをきちっと行っているといったような実態を把握したところでございます。
 また、4月に開設しました国際交流財団の相談窓口なのですけれども、4月は27件の相談がございまして、ここに書いてございますような入管手続の相談でございますが、企業からの相談もあったりですとか、生活関係の相談とかといったものが27件来ているところでございます。まだ制度も4月に始まったばかりでございますし、特定技能ということで在留資格を認められた方も全国でも2名ぐらいではないかと伺っているところでございます。これからどんどんこうした形で特定技能という在留資格を活用した外国人の受け入れも進んでいくかと思いますので、鳥取県といたしましても、外国の方に選んでいただける地域にするよう、環境等を整えていきたいと考えております。
 2のところですけれども、6月4日に官民で組織した多文化共生支援ネットワーク会議を改めて開催して、現状ですとか課題等とかの意見交換をする予定にしております。

◎中島委員長
 なお、報告19、白砂青松 皆生・弓ヶ浜サイクリングコースの一部供用開始についてでありますが、この後、県土整備部から説明がありますので、ここでは省略いたします。
 それでは、ただいままでの説明について、まず地域振興部について質疑を受け付けます。何かございますか。

○銀杏委員
 2ページ、環境大学です。上のほうに書いてありました2021年の入試から県内高校限定の共通テストを課す推薦入試を実施することでありますけれども、県内高校卒業生をなるべく多く入れていきたいという狙いなのだろうと思うのですが、一方で、授業に乗っかって追いついていけるようなレベルの方をしっかり入れていかなければいけないということが、これまでの民営時も含めまして、課題としてずっと残っているわけであります。その辺の狙いと、ある程度の学力を保つための歯どめみたいな形はどうされるのかをお聞きしたいです。
 もう1点は、13ページ、東京オリ・パラキャンプ誘致推進委員会の件ですが、大きな5番の各競技での今後の方向なのですが、3つ目にホッケーが書いてありまして、ニュージーランドとは進展がない状況と書いてありますので、ニュージーランドはもう断念だと私は読ませていただきました。ただ、協会、八頭町、県の三者で新たな誘致対象国を協議し、相手国への接触を図るということで、ホッケー自体の誘致は諦めておられないと読めるわけですね。とした場合に、競技場等を使ってもらうというのはどう考えておられるのかということを教えていただきたいです。

◎中島委員長
 では、環境大学。

●齋藤教育・学術振興課長
 資料の2ページで県内高校限定の共通テストを課す推薦入試を実施することとしているということだけ御紹介させていただきました。議論の中で、志願倍率が6倍ですので、だったら例えば定員をふやせばいいではないかというお話も以前議会とかで承ったこともありましたけれども、学校側の方は、単に定員、合格者をふやすだけですと、今まで不合格だった人を受け入れるだけで、学校としてレベル、学力を下げてしまうのではないか、そういうことが恐れられているということもあります。そこは単純にやるのではなくして、いろいろな工夫の中でやっていこうと考えた、その中の1つの工夫がこの県内高校限定の共通テストを課す入試の実施であると考えています。
 定員をふやすわけではございませんけれども、これはどういう狙いがあるかと申しますと、普通科の生徒とかは特にそうなのですけれども、一般に夏に行われている推薦入試はなかなか受けてもらえない。それは普通科の生徒にしてみれば、夏場よりも冬にかけてどんどん勉強していって自分のレベルを上げて、できるだけ高いレベルの大学に進学したいという思いもあって、なかなか夏の段階で推薦入試を受けていただけないということがございました。そんなことを聞いたものですから、今ここで新しく導入しようと考えているのは、今、共通テストを課した後に、その点数も合否判定の基礎に入れながら、県内高校生限定の試験を行うということを考えています。
 銀杏委員から、単純に県内高校生を受け入れるだけであると、やはりレベルがちょっと下がるのではないかというおそれの指摘がございましたけれども、共通テストを課した上で一定点数以上の者を合格させていくという考えを持っておりますので、一定の歯どめはあるのだろうなと考えているところでございます。

◎中島委員長
 続きまして、ホッケー。

●太田地域振興部スポーツ振興監
 オリ・パラ誘致の関係でございまして、特にホッケー競技についてのお尋ねがございました。
 端的に申し上げまして、既存の競技施設の範囲で誘致を検討していくということになります。県内のしっかりとしたホッケー場というのは、今、八頭高に1つございますので、高校の協力も得ながら誘致活動を行ってまいりたいと思っております。

○銀杏委員
 1点、環境大学、2ページの部分ですが、共通テストというのは、はっきりとは覚えていないのですけれども、少し変わるようなことを聞いておるのですけれども、その辺は大丈夫なのですかね。

●齋藤教育・学術振興課長
 環境大学のほうも、このテストを導入するのとあわせて、全国で試験制度が変わりますけれども、それに対応しようという準備を進めているところでございます。

◎中島委員長
 よろしいですか。
 そのほかございますか。

○松田委員
 済みません、関連で13ページのオリ・パラのキャンプ誘致の件ですけれども、今説明がありましたが、ホッケーはちょっと難しいようなことみたいですが、陸上とセーリングはほぼ固まったと考えていいのかというところと、この4でいろんな競技の説明を受けまして資料を読んでみますと、柔道とか自転車は可能性があるのではないかなと思いますが、その辺、総合的にいかがでしょうか。

●太田地域振興部スポーツ振興監
 交渉にかかわる問題もあり、なかなかお答えづらいところもあったりもしますので、そこはちょっと御容赦いただきたいと思いますが、陸上とセーリングに関しましては、もう既にキャンプを実施していただくということの協定を締結しましたので、もう間違いなくやっていくという格好になっております。
 いろいろ具体に誘致活動等々、新たな動きが出てきそうだなというところで今一生懸命やっておりますのは、クライミングなどは積極的に働きかけをしておりますし、サッカーなどは、若干相手との交渉がとまっておりましたけれども、ことし女子のワールドカップが6月、7月あたりに開催されます。我々が対象としているようなチームが出場できるかできないかというのが決まってまいりますので、そういったところを中心にまたアクションをかけていくという格好になろうかと思います。

○松田委員
 ありがとうございました。相手もあるし、身内といいますか、国内での引っ張り合いも当然あると思いますが、サッカーなども可能性があるのではないかと思わせていただきました。来ていただければ、住民の方との触れ合いももちろんですけれども、いろんな競技をしている子どもたちとの出会いとか交流とかそういったこともできると思います。トップレベルの選手と交流を図れる機会になろうと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 あわせて、主に各協会が担っていらっしゃると思いますが、これは難しい、無理だろうみたいなやつもありますし、そういったところを取捨選択していただいて、いけるのではないかというところは、ぜひ県としてもよりバックアップ、プッシュをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。これは要望です。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○興治委員
 統計課の4ページ、5ページです。これは総住宅戸数25万6,900戸ということなのですけれども、2番の住宅の建て方のところを見ると、共同住宅が26%ほど、長屋が3.3%あるのですけれども、25万6,900戸の内訳として、共同住宅というのは1棟を1戸と数えているのでしょうか、それとも1室を1戸と数えているのでしょうか。

●岸田統計課長
 共同住宅の場合は1棟の中に数戸が入っておりますので、入居されている戸数をカウントしております。

○興治委員
 そうすると、5ページの上の空き家数なのですけれども、この3万9,400戸というのは、一戸建ては1つと数えて、共同住宅というのは空き室の数を数えて加算をしているという理解でいいのですか。

●岸田統計課長
 おっしゃるとおり、一戸建てはそのもの1戸でございますし、共同住宅の場合も、そこの戸数であいているところをカウントしているということでございます。

○興治委員
 そうすると、一戸建てと、この建て方の中には長屋建てというのもあるのですけれども、長屋建て、共同住宅の空き家の中に占める戸数それぞれはわかりますか。

●岸田統計課長
 空き家の区分につきましては、その空き家が賃貸用であるか、売却用であるか、また、別荘とか、その他の使途のものであるかという区分はございますけれども、もう一度確認してから答えさせていただきます。

◎中島委員長
 では、資料がそろったら渡してあげて。
 そのほかありますか。

○山口副委員長
 4つほどあります。まず、環境大学の分。皆さん御存じだと思うのですけれども、用瀬で月に一、二度20人近く、環境大学の学生が中心になってこれからの鳥取県をどう活性化させるかを、皆で鍋をつつきながら考える会があります。そこにいる学生に鳥取県に就職したいか聞いて回ったのです。僕は物すごくショックを受けたのですけれども、1人もいなかったのです。鳥取県を活性化しようと思うために集まった学生が、就職したいと思っていないという実態にびっくりしました。一番の大きな理由は、自分たちが働きたいと思う職場がないと言うのです。私が言いたいのは、我々大人が思う就職のマッチングと実際学生が働きたいと思うところのマッチングが本当にできているのか、そういうことにぶつかって、本当に非常に衝撃を受けた思いがございます。その辺で、学生の実態と合わせた検証が要るのではないのかなと。改めてそういうことについてコメントをいただきたい、これが1点目。
 3ページの県内の日本語学校の開校。特に申し上げたいのが、城北の日本語学校100名の募集定員に対して17名、これがなぜだったのか。
皆さん御存じのように、今物すごくベトナムが新たな観光のターゲットになっていて、ロシアのイリーナさんが今月末に開かれる観光であり商業のターゲットがまさにベトナムなのです。将来に向けたベトナムとの関係性をタイトにしていこうというもくろみがあるのですけれども、そういう前提がありながら、実際に100名をターゲットにして17名になったこと、この辺の理由。
実はいろんなところへ聞いて回ったのですけれども、卒業生をしっかり就職させてベトナム観光に生かそうと思っていらっしゃった観光業の方がたくさんいました。ところが、定員に対して17名ということに物すごく衝撃を受けられた。計画はどうなるのだろう、そういうような話もお聞きしております。
 県外への流出とかがあってどうしようもなかったというのはあるのかもしれませんが、その辺の背景と来年度以降、今後に向けた対応策についてお話を聞かせていただきたいと思います。
 続きまして、福田家と麒麟のまち。皆さん御存じのように、トリップアドバイザーでしたっけ、外国人が行きたい県ナンバーワン、これが鳥取県なのですよね。何をターゲットにして外国人が来たいか。やはり文化、生活に触れたい、まさにこういうところがターゲットになると思うのです。実際にこの福田家を歴史認識のための所在だけではなく、当然のことながら鳥取県の文化に触れ親しんでいただくためのターゲットにもなり得る。では、こういう指定を受けたのはいいのですけれども、それをどうやって生かしていかれるのか。日本遺産の件も一緒でございます。これはちょっとセクションがまたがるかもしれません。
 あと、東京、大阪の大きな施設だったらわかるのですけれども、例えば福田家当主が1人で、働いている方は奥さんぐらいのものなのです。ところがこれを受け入れるのには物すごく莫大な労力がかかる。披露しようにも披露できない。こういった小さいところがいっぱいあるのですけれども、その辺の個々の民力、魅力をクローズアップするための横串、方策もやはり必要ではないかと思うのです。鳥取県の活力を大きくしていくのは、やはり個を生かしていく、ここの部分から広げていくしかないと思うのですけれども、その辺について、せっかく認定していただくのですからやはりこれを生かさないことにはもったいないと思うのです。
以上4点でありますけれども、お願いいたします。

◎中島委員長
 では、公立環境大学の就職先のマッチングがおかしいのではないか、それから日本語学校の17名は少ないのではないか。

●齋藤教育・学術振興課長
 まず、公立環境大学の県内就職のマッチングがまだ十分ではないのではないかというお話でございまして、それはそのとおりだと私どもも認識しております。環境大学は6年ごとに中期目標を定めることにしておりまして、これは法律で定めることになっております。その中に、ほかの大学には余りないことなのですけれども、具体の数値目標として、県内就職30%と掲げて6年以内の達成に向けて努めているところでございます。
 要因的に考えますと、ただやみくもにマッチングということをするだけではなくして、やはり県内からの進学者も集めていかないと、なかなか県内就職の数字は上がっていかないだろうなと考えているところです。県内の企業に余りいい就職先がないようなことを学生たちから聞かれたという委員のお話でございましたけれども、それに似たような話をたまに私どもも聞くこともございまして、資料にも書いてございますけれども、インターンシップの推進ですとか、それから今、県内就職コーディネーターというのを学内に設置しまして、学生の相談に個々に応じるということもやっているところでございます。そういったことを続けながら県内就職を高めていくのかなと考えているところでございます。
 城北の日本語学校ですけれども、100名定員のところが17名しか入らなかったということでございました。比べてみるならば、米子日本語学校も入学定員が39名のところに3名しか入っていないということでして、これは同じ理由がございます。それは端的に言いますと、法務省の認可が遅かったということが言えます。資料の大きな2番、認可設立手続の経緯というところですけれども、その表の下の段に、日本語教育機関に係る審査の経緯をそれぞれの学校について書かせていただいております。申請する時期が4月か10月かと定められていて、それに応じて、例えば4月に申請した人は9月末までに法務省から回答が得られるという流れの中で、実際にもらえたのが10月末だったということがあって、その時点でもう学生募集をしても、進路を決めてしまった学生が大半で、余り集まらなかったというのが実態でございます。
 ですので、背景的にはほかにも、日本だけではなくして韓国とか台湾とか、そういったところにも興味を持つベトナムの学生さんたちが最近ふえてきているということもございますので、要因としてはそれだけではないかもしれませんけれども、そういったことも、法務省の認可というのが一番大きな理由として今回数を少なくしたかなと思っているところでございます。

◎中島委員長
 福田家。

●中原地域振興部参事監兼文化財課長
 福田家住宅の追加指定に伴いまして、こうした文化遺産を活用するという取り組みについてのお尋ねであったと思います。麒麟のまちについても同じような質疑であったと思います。
 福田家住宅の追加指定に関しましては、今回、文化財保護法の改正が昨年6月に行われまして、この4月1日に施行されたわけでございますけれども、この文化財保護法の改正の趣旨が、文化財を保存するだけではなく、それを活用することで保存に循環させるという趣旨でございますので、こうした文化財の指定が歴史的な価値を担保するだけでなくて、今後、活用に取り組んでいくということを考えていかなければならないのだろうと思います。
 福田家住宅さんに関しては、副委員長も御存じのとおり、御当主は大変ウエルカムな方でございまして、見たいよという話があれば、日程とかをマッチングすれば見ていただくことができるのですが、実際のところ、お一人あるいは奥様というような感じになりますと、常時公開活用ということはなかなか難しいということもあります。また、ちょっと奥まった場所になりまして、たくさん車が来るということがなかなかできないことでございますので、今後そういうお住みの方の御意向等も踏まえて、いろんな活用の仕方というのを考えていかなければいけないのではないかなと思います。
 県内では、例えば智頭の石谷家住宅などは、もう所有を移して実際に公開活用の観光施設として生かされておりますし、行政に移管されたものについては市町村の方で活用、公開することもできるのですが、例えば先ほどのトリップアドバイザーの外国の方が何を見たいかという、暮らしとかそういうことになると、実際住んでおられる方との関係が非常に大変でございまして、今後の取り組みの課題かなと思います。実際に大山町の門脇家住宅、それから琴浦町の河本家住宅などは地元に保存会のようなものがありまして、そこで定期的な公開のサポートをするという形で取り組んでおられますので、こちらについても今後そういうことを検討していかなければいけないのだろうなと思っております。
 また、麒麟のまち圏域の日本遺産につきましては、日本遺産そのものが観光活用ということを視野に入れているものでございますので、今後、実際に、鳥取市初め圏域の自治体が協議会等をつくりまして、DMOなどを含めてそういう取り組みをやっていくことになろうと思います。文化財課だけではちょっと手に負えませんので、この辺のところを県としても、観光交流局等の連携、協力をいただきながら取り組んでいきたいと考えております。

○山口副委員長
 日本語学校につきましては、来年度に向けたしっかりした対応をお願いして、やはり100%定員に近い、要は定員というのは期待度のあらわれなのですよね、それに近い募集がしっかりいただけるようにお願いしたいと思います。
 もう一つ、こういった遺産はやはり横の連携が必要だと、文化面と観光面と、その連携が物すごく大事だと思います。その横の連携を含めてしっかりと対応いただければと思います。どうもありがとうございました。要望です。

○銀杏委員
 この福田家住宅は地元なもので、後で個々にお願い方々相談しようと思っていたのですが、おっしゃるように、道路の途中にあるようなお宅ですので、車をとめるところも全然ありませんし、周辺にちょっと整備ということもないものですから、こうした機会に、ほかでは保存会等で動いておられるところがあるようですので、ぜひとも地元の方とも話をいただいて一緒になってできるようにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

●中原地域振興部参事監兼文化財課長
 福田家住宅について重ねてのお尋ねをいただきました。先ほど私もちょっと申し上げたのですけれども、車をとめる場所というのがありませんで、今まで正式に公開したことがありませんので、多分公開ということになれば、かなりの人がおいでになるだろうと思います。地元の御迷惑になってもいけませんので、そのときの対応ということで、例えばどこかしかるべくちょっと離れている場所に駐車場とかを確保してシャトルを行うとか、集落の方と御相談しながらきちんと取り組んでいくということを、鳥取市さんの方と御相談しながら考えていきたいと思っております。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 では、続きまして観光交流局に何かございますか。

○松田委員
 今の流れの関連になりますが、今の麒麟のまちについてでありまして、これを観光に生かさないといけない話が山口副委員長からもありましたが、きのうのきょうですが、観光交流局としてはどのように考えていらっしゃるか、お願いします。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 鳥取市さんと事前にちょっと話をしておりまして、こういった魅力ある伝統芸能をお客様に見ていただくということを現実とすり合わせた場合に、実際できるかどうかということをちょっと話したら、まず、麒麟獅子舞をされている方はお仕事をされながらその活動をされている方が多いので、平日の昼間に出てきてもらうのはちょっと難しいので、平日だったら夕方以降か、土日かをお願いして舞ってもらうということを前提に組み立てて、どこでしていただけたら一番魅力を感じていただけるかというような想定をして、市と共同で、お客さんにどういった楽しみ方をしてもらえるか、今、検討中でございます。

○松田委員
 そういうことなのですか。僕は今このストーリーとか資料を見ていたら、この土地全体を楽しんでもらう、ジオパークと似通った感じのイメージで捉えたのですけれども、やはり目玉はその獅子舞になるのですか。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 おっしゃったとおり、1市6町、広い範囲が入っておりますので、基本的には麒麟のまち観光局という、そのエリアを管轄しておりますDMOがありますので、そちらとの話も含めて、踊りだけではなくて、若桜のカリヤ通りとかそういった話も入っておりますので、全体的に含めた魅力づくりプラス売り込みというのをやっていきたいとは考えております。

○松田委員
 わかりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口副委員長
 まず1点目が、観光の入り込み。さすがに物すごくふえていて、連休の効果だけではなくて、やはりしっかりした対応を事前からなさった結果だと思うので、すばらしいことだと思います。
 お聞きしたいのは、今回いただいた資料はフローですよね。やはり観光の目玉というのは、どれだけ宿泊いただいて、どれだけお金を落としていただくか、ここがメーン中のメーンだと思うのですけれども、今回そういった情報の提供はございませんでしたので、もしお持ちであれば、なかなか難しいですけれども、宿泊者数の統計をお教えいただきたいということ。あわせて、これだけ観光資源があるのですから、やはり泊まっていただく機会がそれだけあるということだと思います。その魅力の活性化を含めて、宿泊施設の件もあると思います。その推移を見合わせながら、今後の宿泊者数増加に向けた、具体的な方策についてお話しいただけたらと思います。これが1点目。
 もう1点、知事のロシア外交の件ですが、環日本海の重要拠点として、3月の知事の答弁からもありましたけれども、鳥取は今や新潟をしのぐ、ロシア側の期待度が物すごく高い中で、主要メソッドでありますDBSの具体的な方策、ここがやはりツール。クルーズもそうですけれども、増加に対するどういった御計画なり方策をお持ちであるか、まずお聞きしたいと思います。この2点お願いします。

◎中島委員長
 では、宿泊。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 先ほどのゴールデンウイークの関連ですけれども、この観光統計は、ここに示しております入り込み客というのがまず1つあります。それともう一つは、おっしゃるとおり宿泊数がどう推移したかというのがあります。それで、実は統計というのはちょっと一定期間を過ぎないと出てこないので、ゴールデンウイークの宿泊数が具体的な数字でどう伸びたかというのは申し上げられません。ただ、宿泊施設等から聞いている状況を言いますと、前日の4月26日と、最終日の5月6日を除けば、ほぼ満室だったということを聞いております。史上初の10連休でございますので、その期間だけをとれば、ゴールデンウイーク期間中はもうこれ以上入らないぐらい入っていたということで判断をすればよろしいかと思います。
 ただ、宿泊施設からは、やはりそれ以降の落差、平日、また、平常運営になったときにお客さんがふえるように何とかお願いしたいという声がございますので、そちらの方にやはり注力していきたいと思います。先ほどこれからの対策ということがありましたけれども、人口減少で国内のお客さんが減っていく中で、現在、平日の部屋を埋めてくれる最有力のお客さんは、今やはりインバウンドだと考えておられるところもありますので、そちらも誘客の強化をしてもらって、宿泊の推移、それから消費の推移も見ながら伸びていくようにしていきたいと考えております。

◎中島委員長
 次、ロシア、DBS。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 モスクワの関係でございましたが、DBSクルーズフェリーの話が出ましたので、私からお答え申し上げます。
 DBSクルーズフェリーは、年間約3万人以上の方が利用されておるということで、境港と韓国、そしてロシアをつなぐ重要な海のルートとなっております。ただ、ロシア人の方でDBSで鳥取まで来られたというのは非常に少のうございます。全体としても非常に少ない状況でございます。大体5%ぐらいがロシアの方ということでございますので、ほぼほぼ韓国の方が利用していらっしゃるという状況でございます。
 こういった状況で、昨年度ロシアの代理店さんと契約させていただきまして、ロシア向けのSNSでの情報発信ですとか各エージェントへのセールスコール、そういったことを展開してきております。現地の方に委託してになりますが、今週後半にも、PITEという旅行博がウラジオストクで開催されますので、そういった場面でもPRするようにしております。ロシアからの誘客、DBSクルーズフェリーが就航してからことしで10年になりますけれども、引き続き利用促進を図ってまいりたいと考えております。

○山口副委員長
 貨客船の客の分はよくわかりましたが、貨の方ですね、やはり経済交流、経済発展。今DBSがメーンになっていると思いますが、貿易や経済交流を相互でどう支援していくかという課題も含めまして、具体的にどういったことを考えておられるのか、お聞きできたらと思います。

●門脇観光交流局長
 ちょっと貨物のほうは詳細は商工労働部の担当になります。ただ、この中の報告にもありましたけれどもシベリア鉄道を通じてロシア、モスクワを含めて荷を運んでいくとかいうような取り組みも動かしているのが今の状態だと思います。申しわけありません、ちょっと詳細は商工労働部になりますので。

◎中島委員長
 では、事務局、今の質問で商工労働部から資料があったら文書で出してあげて。
 そのほかございますか。
 それでは、次に、その他の件に移ります。
 地域振興部、観光交流局に関して、執行部、委員の方で何かございますか。

○森委員
 きょうソウル便と香港便の報告を受けたのですけれども、島根が出雲空港で台湾の国際定期便の誘致に本腰を入れて予算をがんがんつけてやるのだというようなことが報道されているのですが、うちも誘致に向けていろいろ当たっていると思うのですけれども、ここで負けてしまうと、例えば米子空港から名古屋便や福岡便が移っていったような経過もあって、CIQが出雲空港で整備されてしまうと、たった1時間圏内で観光施設が非常に充実している出雲空港にかなり動いていく可能性がすごく出てくるので、競争する中で、台湾との国際定期便というものを本気で取り組んでいかないといけないのではないかなと思っているのですけれども、今どんな状況になっているのか、教えてください。

●鈴木観光戦略課国際観光誘客室長
 台湾につきましても、ソウル、香港に次いで重要な市場でございまして、やはり外国人観光客をふやそうと思えば、これはもう直行便で結ぶということが非常に有効でございまして、かねてよりチャーター便の誘致の実績を重ねて定期便化を図っていこうという取り組みを進めているところでございます。これは鳥取空港の方でございましたが、昨年もチャーター便の実績が出てきております。チャイナエアライン、台中とのマンダリン航空の連続チャーター便も昨年度就航いたしました。今年度も今各航空会社の方には声がけをさせていただいておりまして、まだしっかりと御報告できるような状況にはなっておりませんが、またチャーター便が就航できますように引き続き調整をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 また、そのチャーター便が飛んできて、それで終わりではいけません。チャーター便で多くの方に来ていただいて、ではまた飛ばそうかと、もしくはこれだったら定期でもいけるなということで航空会社に判断いただく必要があろうかと思いますので、そうなるよう頑張ってまいりたいと考えております。応援をよろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 よろしいですか。
 そのほかございますか。

●中原地域振興部参事監兼文化財課長
 お手元に2枚チラシをお配りさせていただいています。赤いチラシと茶色いチラシでございます。これについて簡単に御報告させていただきたいと思います。
 まず、1枚目の赤いチラシの方でございますけれども、国史跡青谷上寺地遺跡の出土品の重要文化財の指定が、3月に答申がなされました。その後、東京国立博物館の方でお披露目がなされておりましたが、先週、出土品が帰ってまいりました。せっかくでございますので、県内の皆様に重要文化財に指定されたもののお披露目ということで、6月16日から30日まで県立博物館で開催をさせていただきたいと思っております。御案内でございます。
 引き続きまして、もう1枚の茶色い紙の方なのでございますけれども、こちらは「発掘された日本列島 新発見考古速報2019」ということでございまして、全国の発掘調査で出てきました最新の成果を全国巡回する展示でございますが、裏をごらんいただきまして、左側の真ん中ぐらい、8番というところで「青谷横木遺跡 万葉の美人があるく山陰道」と書かれておりまして、一番左下の方に小さいですが「女子群像」板絵の写真が載っております。残念ながら山陰ではないのですけれども、全国巡回で情報発信をするということになっております。

○銀杏委員
 これに関連して、県博でお披露目展があるということですが、路上に設置されておりました停車帯、車の駐車帯、あれが大分撤去されて問題になっておりましたけれども、県としては博物館の関係で何かしら対策は考えておられるのかなと。

●中原地域振興部参事監兼文化財課長
 済みません、博物館の方の関係でございますので、ちょっと即答しかねますけれども。

◎中島委員長
 博物館は部長の所管のところか、教育委員会か。

●広瀬地域振興部長
 博物館だから教育委員会ということになります。

○銀杏委員
 直接は関係ないのか。わかりました。

◎中島委員長
 では、教育委員会からそういう資料があれば、また文書でお渡しして。
 そのほかございますか。
 意見が尽きたようですので、地域振興部、観光交流局につきましては以上で終わります。
 午後は13時に開始です。よろしいですね。

午前11時57分 休憩
午後1時07分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 それでは、引き続き危機管理局及び県土整備部について行います。
 まず、委員が新メンバーになって初めての顔合わせとなりますので、執行部職員の紹介をお願いします。
 危機管理局、県土整備部の順にお願いします。

●西尾危機管理局長
 危機管理局長の西尾浩一でございます。県民の安全をしっかり守る取り組みを、県土整備部ですとか、警察本部、市町村消防の関係機関としっかり連携をとってやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは職員の紹介をさせていただきます。
 まず、原子力安全対策監兼副局長の水中進一でございます。

●水中原子力安全対策監兼副局長
 水中です。よろしくお願いいたします。

●西尾危機管理局長
 続きまして、副局長兼危機管理政策課長の國米洋一でございます。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 國米です。よろしくお願いいたします。

●西尾危機管理局長
 続きまして、危機対策・情報課長の和田博之でございます。

●和田危機対策・情報課長
 和田と申します。よろしくお願いいたします。

●西尾危機管理局長
 危機管理専門官の島瀨は、本日所用のため欠席でございます。
 続きまして、同じく危機対策・情報課の参事、山本直生でございます。

●山本危機対策・情報課参事
 山本と申します。よろしくお願いします。

●西尾危機管理局長
 続きまして、原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長、木本達也でございます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 木本と申します。よろしくお願いします。

●西尾危機管理局長
 同じく参事の松尾昌和は本日欠席でございます。申しわけございません。
 最後に、消防防災課長の谷本泰俊でございます。

●谷本消防防災課長
 消防防災課、谷本でございます。よろしくお願いします。

●西尾危機管理局長
 よろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 それでは、草野県土整備部長、お願いします。

●草野県土整備部長
 県土整備部長の草野です。私、昨年は県土整備部の次長ということで、この隣の隣のこの辺の席に座っておりまして、1年間お世話になりました。今年度から部長ということで、また改めてお世話になりますけれども、御指導のほどよろしくお願いいたします。
 当部のメンバーを御紹介いたします。
 まず、右隣、県土整備部次長兼県土総務課長の谷でございます。

●谷県土整備部次長兼県土総務課長
 谷です。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 続きまして、県土整備部の技術担当の次長の河田でございます。

●河田県土整備部次長
 河田でございます。よろしくお願いいたします。

●草野県土整備部長
 技術企画課長兼都市計画室長の前田でございます。

●前田技術企画課長兼都市計画室長
 前田です。よろしくお願いいたします。

●草野県土整備部長
 道路企画課長の小田原でございます。

●小田原道路企画課長
 小田原でございます。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 道路建設課長の米谷でございます。

●米谷道路建設課長
 米谷でございます。どうぞよろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 河川課長の田村でございます。

●田村河川課長
 田村でございます。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 治山砂防課長の山根でございます。

●山根治山砂防課長
 山根と申します。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 空港港湾課長の小西でございます。

●小西空港港湾課長
 小西と申します。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 県土総務課建設業・入札制度室長の米田でございます。

●米田県土総務課建設業・入札制度室長
 米田でございます。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 県土総務課の用地室長、上川でございます。

●上川県土総務課用地室長
 上川と申します。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 最後、技術企画課の参事の藤井でございます。

●藤井技術企画課参事(企画・県土強靱化担当)
 藤井でございます。よろしくお願いします。

●草野県土整備部長
 本日は、道路企画課高速道路推進室長の米増が所用で欠席させていただいております。

◎中島委員長
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にマイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等につきましては、部局ごとの説明終了後、一括して行うこととします。
 まず、危機管理部から報告20、避難に関する新たな5段階警戒レベルの導入について、國米副局長の説明を求めます。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 危機管理局資料の1ページをお開きください。避難に関する新たな5段階警戒レベルの導入について御報告をさせていただきます。
 昨年の12月、国の中央防災会議のワーキンググループから、平成30年7月豪雨に係る避難に関する検証の報告がございました。それを受けまして、内閣府からことしの3月に避難勧告に関するガイドラインが改訂版として出されました。大きな変更点として、避難に関するレベルを5段階で表示をしようということが示されております。これについては全く新しい考え方なので、県民にわかりやすく説明をしないといけないということで、今いろいろ動いております。それについて御報告をいたします。
 一番下の枠の表をごらんください。枠の表にレベル1からレベル5までございます。1から上がるに従って警戒度が増してまいります。今まではレベル1からレベル4まで、それぞれ警報級の可能性ですとか気象注意報ですとか、高齢者等避難開始等々、市町村や気象庁が情報を出されておりました。これをレベル分けして、数字で危険度がすぐにわかるようにということを示すガイドラインでございます。
 その上の一番危険なレベル5として、既に災害が発生していますという災害発生情報、これも新たに、できる限り市町村が出すということがガイドラインで示されております。
 枠の表の右側、今までも出されておりましたが、大雨特別警戒ですとか河川の水位情報、土砂災害警戒情報等々、これについてもレベルに相当するものとして数字を添えて県民とか市町村に示すということになっております。今これの運用について遺漏がないよう取り組もうとしているところでございます。なぜこのような考えが導入されたかと言うと、今まで避難情報が出されてもなかなか避難していただけないので、切迫感を持って危険度に応じてみずから判断をいただく等々によって自主的に避難をする、それから情報を正しく判断して避難をしていただくということで、こういうことになっております。
 1枚おめくりいただき、2ページでございます。運用の具体的方針ですが、特に河川の情報などにつきましては、下に書いてあるような数字をきちんと添えて、今あんしんトリピーメールですとか市町村に示すことを準備しているところでございます。ただ、どういう示し方が一番わかりやすいか、文言の調整とか市町村とさまざまな打ち合わせをしておりまして、下に書いてあるスケジュール、日程で準備中でございます。4月にはNHKなどとの勉強会や気象台との勉強会、それから5月には市町村とどういう文章がいいかというような発出文例の打ち合わせをして、近々文書を出す、そして6月10日に運用開始をする、ということで進めているところでございます。その後に表でわかりやすくまとめているものですので、後でごらんください。

◎中島委員長
 次に、報告21、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について、報告22、令和元年度における原子力防災の主な普及啓発事業等について及び報告23、鳥取県原子力安全顧問の自己申告について、木本原子力安全対策課長、お願いします。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 危機管理局資料5ページをお願いします。島根原発2号機の審査状況について御説明いたします。
 基準地震動、基準津波が原子力規制委員会の方で了承されまして、現在、本格的にプラント設備関連の審査が始まったというところでございます。審査合格の期日なのですけれども、現在、審査継続の項目が多くて、その期日はちょっと見通せないような状況でございます。前回3月の常任委員会後、計4回の審査会合が行われております。これらについて御説明いたします。
 102回目、3月14日に行われた審査会合ですけれども、こちらは森林火災などの外部火災による影響評価ですとか、送電線、非常用発電機などの保安電源設備の整備等を説明しております。重大事故対策では、事故によって浮遊したエアロゾルと呼ばれる放射性物質の微粒子が原子炉格納容器から漏えいする割合に関する説明を行っておりまして、規制委員会からは、その内容の説明を充実させるようにというコメントを受けております。これらについては引き続き審査継続ということになっております。
 103回目の審査会合ですけれども、中国電力は台風、積雪などの外部事象、自然現象による影響評価ですとか、使用済み燃料を保管しております燃料プールに関する説明を行っております。規制委員会からの主なコメントとしては、燃料プールの水位測定等について自動化を図るようにしなさいというコメント等がありまして、こちらも審査継続となっております。
 104回目の審査会合ですけれども、こちらは耐震設計の基本方針ですとかPRA、炉心損傷頻度ですとか、そういった重大事故の発生頻度を求める方法なのですけれども、その評価結果を説明しております。こちらも引き続き審査継続となっております。
6ページ、105回目の審査会合ですけれども、こちらは内部溢水と言いまして、建物内での配管の水漏れですとか、外部からの水の流入、これが発電所の安全性に影響を及ぼすかどうかということを説明しております。竜巻については飛来物対策に関する説明がございました。規制委員会からの主なコメントとしては、竜巻での飛来物となる車両の待避に関する時間余裕を説明するようにといったコメントを受けておりまして、こちらも審査継続となっております。
 前回の常任委員会から4回審査会合が行われていますけれども、いずれもこれで終わりというわけではなくて、引き続き審査が全ての項目で行われるという結果となっております。
 続きまして10ページ、令和元年度の原子力防災の普及啓発事業についてでございます。原子力防災対策において、県民に放射線やその防護対策の正しい知識を持っていただくために、以下の普及啓発活動を計画しております。
 今お手元に、1つ目の原子力防災ハンドブック、2つ目の「とっとりの原子力防災2019」をお配りしましたけれども、この冊子は毎年ブラッシュアップを図っております。あと、原子力防災講演会、現地研修会などの各種講演会、研修会、避難先や避難経路確認訓練、こちらは避難計画の理解促進ですとか避難先での生活不安の軽減を目的としまして例年どおり実施いたします。
 あと11ページ、最後、8のその他のところですけれども、鳥取県原子力防災ウエブサイトのホームページの充実ですとか、昨年度の防災訓練の映像についてホームページで公開しております。そういった取り組みを行っておりまして、あとは、ここには掲載しておりませんけれども、例年どおり島根原発におきます原子力防災訓練を2県6市と連携してしっかりと取り組んでまいりたいと。あと、人形峠環境技術センターの原子力防災訓練におきましても、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
 続いて12ページ、鳥取県原子力安全顧問の自己申告についてでございます。こちらも例年どおり、顧問の設置要綱に基づきまして全顧問から自己申告書を提出していただきまして、顧問の中立性、公平性を確認しております。
 確認した内容としましては、顧問の研究や研究室への原子力事業者からの寄附状況ですとか、顧問の研究室の学生の就職状況などでございまして、こちらは問題ないということで確認しております。

◎中島委員長
 次に、報告24、鳥取大学学生防災サークルの設立について、谷本消防防災課長、お願いします。

●谷本消防防災課長
 資料の15ページをお願いいたします。鳥取大学学生防災サークルの設立について御報告させていただきます。
 県では、地域防災力を高めるために、若いうち、大学生なりのうちから地域防災に興味を持ってもらおうということで、県内の鳥取大学ですとか看護大学、環境大学に防災サークルを設置してもらえないかと働きかけをしてまいりました。その結果、鳥取大学の学生防災サークル、鳥大防災Lab.と言いますけれども、平成31年2月に設立されまして、この4月19日に鳥取大学においてキックオフイベントが行われました。そこの写真が当日の模様をお示ししておりますけれども、学生ですとか新入生、大学関係者、また、私どもも行ってお話しさせていただき、約40名が集まってキックオフイベントを開催させていただいたところでございます。
 鳥大防災Lab.ですけれども、土木工学を専攻されている学生さんが主になって設立していただきました。サークルのメンバー数は現在15名ということで、今後の活動予定、(4)でございますけれども、鳥取大学内でのHUGゲーム。HUGというのは避難所運営ゲームの略でございますけれども、実際にやってみようとか、また、滋賀県の方の大学の防災サークルなどと連携して、この夏には東日本の被災地の方に出向いて話を聞くというような活動ですとか、地域での防災啓発の活動をされるとお聞きしております。
 また、2番でございますが、県内の他の大学の活動状況ということで、鳥取看護大学、鳥取短期大学におきましても昨年の7月に防災サークルができておりまして、名称としましてToCoToN FASTというのですが、「Tottori College & Tottori College of Nursing Fire And Safety Team」の略でございまして、現在6名の学生さんで大学祭での被災地の募金活動ですとか防災学習の補助、防災イベントなりへの参加をいただいているところでございます。
 県としましては、3番目でございますが、消防庁の事業でこういうサークルの活動に支援できる制度がございまして、その採択を受けて県としても必要な御支援をさせていただくようにしております。
また、環境大学におきましても、現在、このように学生さんの防災サークルを設立していただけないかという働きかけをしているところでございます。こういう若い世代から県内の防災に興味を持っていただくように引き続き頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 続いて、県土整備部から、報告25、令和元年度国土交通省関係予算の配分について、谷次長、説明をお願いします。

●谷県土整備部次長兼県土総務課長
 県土整備部の資料の1ページをお願いいたします。令和元年度国土交通省関係予算の配分につきまして御報告させていただきます。
 今年度の国の予算が3月27日に成立しまして、3月29日に予算の配分が発表されたところでございます。防災、減災、国土強靱化のための緊急対策につきましても、2年目ということで引き続き集中的に講じることとされています。
 まず1番目の直轄事業です。事業費ベースでは約187億円、対前年でいきますと0.96で減という状況になっております。この減の要因でございますけれども、その次、(1)の道路事業の減が大きく効いているというところです。道路事業におきましては、鳥取西道路が5月12日に開通したということで、この完成に伴いまして対前年0.84ということになっております。ただ、一方で、冬季の交通の円滑化などの関係で、国道373号志戸坂峠防災、これが新たに事業化されまして、調査設計に入るという状況でございます。
 2ページ、(2)の河川事業、海岸事業でございます。対前年でいきますと、2.06の伸びです。
 (3)の砂防につきましても、対前年1.38の伸びということで、これら事業につきましても、防災、減災、国土強靱化の取り組みが推進されていくということでございます。
 (4)の港湾事業、対前年でいきますと0.58でございます。来年春に供用予定の竹内南地区貨客船ターミナル事業、これの先が見えたということで減になっておりますが、来年春の供用に必要な予算を確保されていると思っております。鳥取港につきましては、防波堤の整備事業ということで、静穏度の向上、また、これについての取り組みが進んでいきます。
 次に、2番目の補助事業でございます。道路事業、3ページの中ほどに地域高規格道路の今年度の事業概要を書かせていただいておりますが、全体で52億円、対前年1.41という配分でございます。河川、砂防につきましては、今までは交付金で行っていたものが一部新たに補助事業へ移行しております。計画的、集中的な防災対策を推進するということでございます。
 3ページの3番、交付金でございますけれども、こちらにつきましては、対前年1.19ということで、全国の伸び率よりも多くの配分、上回る配分をしていただいているということでございます。今回の配分におきましては、認証増の事業もございます。6月議会で補正をお願いする予定としておりますので、よろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 次に、報告26、低入札価格調査基準の見直しについて、米田室長、お願いします。

●米田県土総務課建設業・入札制度室長
 県土整備部資料の4ページをお願いいたします。低入札価格調査基準の見直しについて報告します。
 国土交通省が今年度から低入札調査基準の上限値を予定価格の90%から92%に引き上げました。それを受けまして、県におきましても、国の基準に準じている2億円以上の工事などの基準について同様の見直しを行うこととします。
 初めに、1番の改定概要でございます。国交省では、近年の施工実態等を踏まえた上で、会計法令に基づく財務大臣との協議、これは各省庁が行うものですけれども、そちらの協議が調ったことを受けまして、今年度の入札公告案件から低入札価格調査基準の上限値を従来の90%から92%に引き上げました。ただし、中ほどの枠内にお示しするとおり、計算式は変更となっておりませんので、基準価格がそのまま2%引き上げられるものではありません。例えば計算結果が90.5%ですとか90.8%、91%とか、そういった場合に、これまで90%に抑えられていたものが、92%を上限としてそのまま設定されるということになります。
 この改定を踏まえまして、県では、2番の図の赤でお示しする部分、これは国の基準に準じてこのような見直しを行うものでございます。具体的には、(1)の価格競争と(2)の総合評価では、2億円未満で最低制限価格、調査基準価格といった使い分けをしているところではありますけれども、具体的に総合評価でいきますと、2億円未満の工事についても資格基準の上限を引き上げるといった対応をする予定でございます。これらの改定によりまして、若干ではありますが、基準価格の引き上げといった格好になりますので、工事のさらなる品質確保につながるものと考えているところでございます。

◎中島委員長
 次に、報告27、鳥取西道路の全線供用など県内高速道路等の開通について、報告28、米子自動車道(江府IC~溝口IC間)4車線化及び鳥取自動車道(志戸坂峠道路)の防災事業の新規事業化について、報告29、白砂青松 皆生・弓ヶ浜サイクリングコースの一部供用開始について、報告30、国道482号鳥取・兵庫県境部の供用開始について及び報告31、令和元年GW期間中における鳥取市周辺の道路の渋滞状況について、小田原課長、お願いします。

●小田原道路企画課長
 県土整備部資料の5ページをお願いします。かねてから国が整備を進めていただいておりました県内高速道路関係事業箇所において供用開始されましたので、御報告をいたします。
 まず、鳥取西道路でございます。鳥取インターチェンジから青谷インターチェンジまで全線19.3キロのうち、鳥取インターチェンジから鳥取西インターチェンジまでは平成25年に供用しておりましたが、このたび鳥取西インターチェンジから青谷インターチェンジまでの17.5キロの区間について、5月12日に開通記念式典をとり行い、同日より供用を開始いたしました。当委員会の委員の皆様におかれましては、式典に多くの皆様に御参列いただきまして、まことにありがとうございました。
 また、この道路の開通により、鳥取米子間は従来110分を要していたところですが、95分と15分の時間短縮になります。既に通勤等で御利用いただいておりますが、その効果も実感され、SNS等でも好意的な御意見が多く寄せられているところであります。
 また、次に、国道9号湯梨浜地区交差点の立体化でございます。湯梨浜町の新川入り口交差点では、同じく国交省において交差点の事故対策として立体化工事を行っていただいておりました。これが4月27日に供用開始いたしました。今回の事業区間は、将来的には北条道路の一部となるものではありますけれども、今日の状況において交差点の混在緩和、安全対策に寄与するものと考えます。
 さらに、山陰道琴の浦インターチェンジでございます。従来、山陰道の琴浦パーキングエリアとして御利用いただいておりましたが、同日、4月27日にこのパーキングエリアをインターチェンジ化し、アクセス道を琴浦町さんが、交差点を国交省さんが整備されて、現国道9号と連絡できるようになりました。これにより、現国道9号からのアクセス性が向上するとともに、道の駅ポート赤碕と道の駅琴の浦の連携を図り、活性化が期待されるところであります。これらの開通効果を広く享受するため、関係機関と連携し利活用の促進に努めるとともに、残る県内高速道路区間の事業中区間の整備促進、また、未事業化区間の整備に向け一層取り組んでまいりたいと考えております。
 続きまして、資料の6ページをお願いいたします。米子自動車道(江府IC~溝口IC間)4車線化及び鳥取自動車道(志戸坂峠道路)の防災事業の新規事業化についてでございます。
 本県では、県内高速道路の暫定2車線区間の解消に取り組んでいるところでありますが、米子自動車道につきましては、平成28年度の江府インターチェンジ付近3.4キロの付加車線設置検証区間の決定に続き、去ることし3月の社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会で、江府インターチェンジから溝口インターチェンジ区間のうち4.2キロが4車線化等の実施区間として公表され、NEXCO西日本へ事業認可されました。これは、重要インフラ点検結果を踏まえて、土砂災害の危険性が高い箇所のうち、ネットワークの寸断の可能性が高い箇所、全国16カ所のうちの1カ所として選定されたものです。
 また、鳥取自動車道志戸坂峠道路であります。平成28年度の豪雪の際には多くの車両が滞留するなど交通に支障が生じたところでありますが、去る3月に国土交通省で開催された有識者検討会において、冬期交通の円滑化や代替ルート確保などの課題への対応策として、岡山県坂根地内から鳥取県福原地内の間、約5キロについて、別線バイパスルートが妥当と判断され、今年度の当初予算で志戸坂峠防災事業として新規事業化されたものであります。これらの事業により安全性の向上につながると考えます。高速道路網の整備とともに、県内高速道路の暫定2車線区間の解消に向け取り組んでまいりたいと考えております。
 続きまして、資料の7ページをお願いいたします。白砂青松 皆生・弓ヶ浜サイクリングコースの一部供用開始についてでございます。
 近年、環境や健康増進に対する意識の高まりとともに、サイクリングを楽しむ方がふえていらっしゃいますけれども、鳥取県においても、景観にすぐれた弓ケ浜半島において、関係機関とともに境港から皆生にかけてサイクリングコースの整備を行ってまいりました。資料の概要図4番にもございますけれども、平成28年度に皆生コース約7.5キロを供用しておりましたが、このたび夢みなとコース1.3キロと弓ケ浜コースの一部、北側4.5キロの合わせて5.8キロを6月15日に供用いたします。当日は、開通式にあわせて、サイクリングとかウオーキングといったイベントも計画しており、式典には委員の皆様にも御案内をさしあげることとしております。
 また、残る2.5キロについては、今年度末の完成を予定しております。眺望にすぐれたこのサイクリングコースを、より多くの観光客の方などに楽しんでいただけるものと期待しております。
 続きまして、資料の9ページをお願いいたします。国道482号鳥取、兵庫県境部の供用開始についてでございます。
 鳥取・兵庫県境部においては、平成24年の豪雨において落石及び落石のおそれなどのため通行どめとなっており、兵庫県では防災対策工事を実施してこられました。また、鳥取県側においては、従来から県内区間は通行可能でありましたけれども、災害防除工事等を行っておりました。このたび兵庫県側の防災工事が完成したことから、今週末、5月25日土曜日から供用開始することとなり、兵庫県主催で記念式典行事が行われます。
 また、本県としては、道路建設課事業でありますけれども、現在整備中の舂米バイパスの整備を今年度の早期完成を目指して実施中であります。まだ兵庫県側の道路幅員が狭いことから大型車の通行はできませんが、県境を越えた地域間交流や観光周遊の促進が期待されるところであります。
 続きまして、資料の10ページをお願いいたします。令和元年GW期間中における鳥取市周辺の道路の渋滞状況についてでございます。
 例年ゴールデンウイークには多くの観光客の皆様に本県にお越しいただいておりますが、鳥取砂丘周辺の渋滞が危惧されていたところでございます。さらに、ことしは天皇陛下の御退位、御即位に伴う祝日法の関係で10連休となり、より多くの観光客の皆様に本県にお越しいただいたところであります。
 観光客の入り込み客数につきましては、観光交流局からも説明があったところではありますけれども、連休の前半は若干天候が雨模様だったこともあり期間中としては少なかったものの、鳥取市さんが発表された鳥取砂丘周辺の観光入り込み客数の速報値によれば、合計約27万人、例年の1.72倍の方にお越しいただいております。鳥取市、国交省、鳥取県警、鳥取県で構成する鳥取市周辺渋滞対策検討協議会では、臨時駐車場の開設、シャトルバスの運行、迂回路の交通誘導、看板やチラシ、周辺道路状況や駐車場の状況を案内するホームページによる情報配信などに取り組んだところです。
 その結果、5月2日、3日には期間中最大となる3.4キロ、国道9号秋里橋あたりまでの渋滞が発生し、多くのお客様にはお待ちいただく状況が発生しましたけれども、例年に比べ1.7倍のお客様がお見えになっている状況にあって、警察や誘導員の方の御尽力もあって何とか収束したものと考えております。また、ことしのこの状況を関係機関で情報共有し、次年度以降の対策に生かしてまいりたいと考えております。

◎中島委員長
 次に、報告32、第11回米子駅南北自由通路等整備事業協議会の概要について、米谷課長、お願いします。

●米谷道路建設課長
 県土整備部資料の12ページをお願いします。3月22日に第11回の米子駅南北自由通路等整備事業協議会が開催されました。米子市からは、伊澤副市長、JRから和田副支社長、県からは岡村統轄監らが出席され、主に米子駅周辺のにぎわいづくりについて協議されましたので、概要を報告します。
 1点目は、米子市から米子駅周辺活性化専門家委員会の米子駅周辺のにぎわい促進、活性化に関する検討結果について報告がありました。
 14ページをごらんください。各委員からいただいた主な意見でございます。青と緑と赤の枠がございますけれども、大きく分けて、使いやすい米子駅、みんなが集まる米子駅、にぎわう米子駅にするためにさまざまな意見をいただきました。主な意見といたしましては、駅正面に交通ロータリーがございますけれども、そこの部分を歩行空間としてはどうかという意見や、文化ホール周辺も含めて機能分担をしてはという意見がございました。今後、委員会の意見を踏まえて、米子市が駅北広場を含む駅周辺の整備構想を策定される予定となっております。
 次に、南北自由通路の北側正面のデザイン素案について米子市から報告がございました。15ページをごらんください。デザインコンセプトを「豊かな自然にはぐくまれた文化を象徴する駅」として、伝統文化を受け継ぐ次世代の商都をイメージした案と、力強く伸びゆく自然をイメージした2案が報告されました。今後、米子市の景観審議会や住民の皆様から意見をいただいて、年明けにはデザインを確定される予定となっております。
 最後に、事業スケジュールについて、16ページをごらんください。駅南広場とか自由通路等は令和4年度の完成を目指して事業を進めているところでございます。この中で、新駅ビルは令和5年になっていますけれども、JRの方から、この新駅ビルについても令和4年度の完成となるよう検討中であると報告がありました。県といたしましても、引き続き米子市の構想に寄り添う形で協力してまいりたいと思っております。

◎中島委員長
 次に、報告33、避難に関する新たな5段階警戒レベルの導入については、先ほど危機管理局から説明がありましたので、省略します。
 報告34、平成30年度湖山池会議の開催概要について及び報告35、令和元年度鳥取県水防訓練の実施について、田村河川課長、お願いします。

●田村河川課長
 県土整備部資料の21ページをお願いいたします。去る3月28日に開催しました平成30年度湖山池会議の開催概要について御報告いたします。
 まず、中ほどにグラフがございます。赤いラインが平成30年度の水質状況ということで、塩分濃度をあらわしております。塩分濃度につきましては、将来ビジョンで定めております範囲、グラフに赤い破線で上限と下限を示しておりますけれども、2,000ppmから5,000ppmの間で管理するということで、30年度のラインはおおむね入っているという報告がございました。今年度も引き続き、この範囲で管理を行っていきます。
 下の表、水質の指標としまして、COD75%値、計画目標5.5ミリグラム/リットルを目指しておりまして、平成25年の7.9ミリグラム/リットルから4.7ミリグラム/リットルまでだんだん下がってきて、おおむね目標を達成してきたところでございます。その他の数値では目標値へまだ届いていませんけれども、平成25年の水質の悪いときと比べると改善してきている状況が報告されました。
 2番目の括弧、一番下、湖山池の汽水化に伴う周辺環境に関する中間評価の進め方について御報告がございました。平成24年度から開始しました汽水化の影響評価について、今年度は中間評価を行うということで、モニタリング委員会の意見を聞きながら、必要に応じて湖山池会議に諮るという方針が確認されました。
 22ページ、3番目でございますけれども、浄化対策の一つとして、湖山池における覆砂計画案の見直しということで報告をいたしました。図面にありますのが湖山池の平面図でございます。北側のグリーン色で囲っているエリアが、水深が4メートルより深いところ。手前の南側が2メートル50センチから3メートルの少し浅いところでございます。今までは、ある程度深いところに覆砂をしていくということで計画しておりましたけれども、試験をした結果、深いところには再度浮泥がたまって湖底から栄養塩が溶出しやすくなるという傾向があります。2.5メートルの浅い方であれば、栄養塩の溶出が少ないということでございまして、まずはこちらの方に方針を切りかえて対策を打っていこうということで計画案の見直しを報告し、了承をいただきました。
 その他、報告事項の中で4番でございます。湖山池におけるヤマトシジミの漁獲量ということで、近年かなりふえてきておりまして、平成30年は漁獲量として68.8トン、金額としては5,500万円の漁獲高があったという報告がございました。
 続きまして、23ページの資料をお願いいたします。令和元年度鳥取県水防訓練の実施についてでございます。
 大規模水害の発生を未然に防いで被害を最小限に食いとめるためには、それぞれの地域における水防活動が重要な役割を担っております。関係機関と密接に連携して迅速に行う必要がございます。今年度は、県東部の千代川、大路川、八東川における洪水を想定いたしまして、国土交通省、水防管理団体を初めとする関係機関、地域住民の御参加のもと、情報伝達、水防活動、人命救助、避難訓練を行います。
 日程は5月26日、今度の日曜日でございますけれども、午前9時から開始いたします。場所は、鳥取市西品治の千代川右岸河川敷です。今年度の取り組みとしては、自治会の在宅されている要配慮の方に御参加をいただいて、避難またはその避難誘導訓練を新たに取り組みます。参加団体は下に列記している組織で、27団体、約800名の御参加をいただくこととしております。本常任委員会の委員の方々にも御案内をしておりますので、御参加のほどよろしくお願いいたします。後ろにはそのチラシと、25ページには防災情報をとるQRコード等を掲載しておりますので、御参考にしていただけたらと思います。

◎中島委員長
 次に、報告36、土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッド区域の指定完了について、山根課長、お願いします。

●山根治山砂防課長
 資料の26ページをお願いいたします。土砂災害防止法に基づく土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッド区域の指定が完了いたしましたので、御報告いたします。
 平成12年にできました土砂災害防止法に基づきまして、鳥取県では、平成16年度から1巡目調査分といたしまして、県内全体においてイエロー区域及びレッド区域の指定を順次進めてきました。1、レッド区域の指定状況に記載のとおり、平成30年度の業務といたしまして、米子市が2月に、八頭町が3月にレッド指定の告示が完了いたしました。これに伴いまして県内全ての指定が完了したということになります。なお、イエロー区域につきましては、27年度で既に完了済みでございます。
 ここで、1巡目調査分と記載しておりますが、その後の宅地開発または造成等により次に必要になってくる調査箇所等がございますので、基本的にはそういうものは含んでいないという意味でございます。これらにつきましては、引き続き2巡目ということで今後対応していく予定としております。
 2、今後の対応のところでございます。(1)新たな宅地開発等、先ほど言いました2巡目調査、これは引き続きやっていくと。2番、対策等の完了または人為的に地形変更等があるところには、それにあわせまして速やかな区域の見直し等を行うということを記載しております。
 3、これが最も力を入れるべきことでございます。この法律の目的は指定することではなくて、それによって地域住民の皆様が防災意識を持っていただくということ、いざというときに速やかに避難するということでございます。そのため県としましても、引き続き出前裏山診断や防災教育等、各種ソフト対策等を進めていくこととしております。
 3番目には、本年2月末時点、全国の指定状況等を参考資料としてつけております。鳥取県はレッド指定の完了が15番目ということになります。
 27ページは、その関係の資料をつけておりますが、詳細の説明は省略いたします。

◎中島委員長
 次に、報告37、境港へのハイクラス・クルーズ船の初寄港について及び報告38、ユネスコ世界ジオパーク鳥取隠岐間超高速船チャーター運航結果について、小西課長、お願いします。

●小西空港港湾課長
 資料は28ページをお願いします。境港へのハイクラス・クルーズ船の初寄港ということで御説明させていただきます。
 ことしは、世界で最も有名な客船と言われますクイーン・エリザベス号を初め、ラグジュアリー・プレミアムクラスといったハイクラスに格付されるクルーズ船が6隻初寄港することとなっています。4月から既に4隻が初寄港しておりますが、9月にザ・ワールド、それから10月にはル・ラペルーズが初寄港する予定になっております。4月24日には、一番下の写真にありますとおり、クイーン・エリザベス号のほかにコスタ・ネオロマンチカ、それからカレドニアン・スカイ、このクルーズ船3隻が同時に寄港しております。
 クイーン・エリザベス号につきましては、横浜港から日本一周をしている途中に境港に寄港しております。主に日本人の方が約2,000名乗船されまして、県内では水木しげるロードだとかとっとり花回廊、そういったところを観光に行っていただいております。境港には、昨年37隻だったのですが、現時点で今回はそれを上回る57回寄港していただけるということで進めております。引き続きクルーズ船の寄港の誘致に努めてまいりたいと思っております。
 続きまして、資料の29ページをごらんください。ユネスコ世界ジオパーク鳥取隠岐間の超高速船チャーター運航の結果について、御説明させていただきます。
 ことしの2月に山陰海岸ジオパークユネスコ世界ジオパーク再認定を記念しまして、昨年1月に再認定された隠岐ジオパークとの交流推進、それから両ジオパークへの誘客促進を含めて、超高速船レインボージェットのチャーター運航を鳥取・島根両県のユネスコ世界ジオパーク間で平成27年から実施しておりました。今年度は4月12日にチャーター運航しておりまして、乗船者数は過去最高となる232名の方に乗船していただきました。区間としましては、島根県の七類港から鳥取港までをA区間、鳥取港から隠岐の西郷港をB区間としまして、この両区間とも過去最高という形で乗船していただきました。
 増加した主な理由としては、関西とか但馬エリアといった方面からのツアー客の増加とあわせて、3ジオパークの連携、このあたりの研修会にも参加されたということで、かなりの方に乗船していただきました。鳥取港では、入港のセレモニーとして、知事、鳥取市長、それから和太鼓、保育園児によりますダンス、こういったものでお迎えをしてお見送りをしたというところでございます。来年以降も引き続いて、こういったジオパークと連携した航路の活用について検討していきたいと思っております。

◎中島委員長
 なお、報告39、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料30ページ以降のとおりですので、説明は省略します。
 では、ただいままでの説明について、まず、危機管理局。質疑のある方はいらっしゃいますか。

○森委員
 避難に関する新たな5段階警戒レベルの件です。私は日野川沿いに住んでいるので、去年の大雨で、夜、県の方から日野川氾濫警戒区域に達しましたみたいなのが出て、どうしようかと思ってかなり迷いました。うちは米子市ですけれども、この河川は市町村をまたいで、溝口の水位観測所でそういう状態ですみたいなアナウンス。きょうの資料を見て思い出すと、レベル3だったのか、レベル4だったのかちょっとはっきりしないのですけれども、うちにも高齢者がいるのでもう完璧に避難しなくてはいけなかったのだろうなと。それで、例えば去年の大雨のときのシミュレーションでいくとこういうことですよ、みたいな話をする方が、よりわかりやすいと思うのですけれども、もしわかれば去年の状況をお話しいただければありがたいです。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 それぞれの河川の水位がどこまでいったかというのは今持ち合わせていないのですけれども、氾濫注意水位だと高齢者避難開始ですよとか、避難判断水位、特別警戒水位に達したら避難勧告の目安ですよとか、氾濫危険水位になったら避難指示の目安ですという、水位ごとにどのレベルになりますかというのを実はもう以前から決めておりまして、このレベルになりましたというのをお示ししてはいるのですけれども、住民の皆さんが、例えば氾濫注意水位になったらどうすればいいかというのがよくわからないので、これからは、それはレベル3ですよというレベルをお示しする、そういう示し方をすることによって、よくわからないというのをなるべく減らしていこうと考えて、このレベルの考え方を国の方は取り入れて県もそれを使う。
 ただ、今こうやって御説明したことが住民の方に十分御理解をしていただかないといけないので、いろんな県の広報ですとか市町村の市報、町報を使っていただいて、それからマスコミの報道が非常に大事だと思っておりまして、この28日に、記者クラブだけではなくてケーブルテレビさんとかエフエム山陰さんなどもお集まりいただいて勉強会をしようということにしております。そういったのを一つ一つ積み重ねていって周知をしたり、それから市町村にお願いをしているのは、なるべく小さい集会などでもお伝えいただきたいということをお願いしているのですけれども、では、6月10日の出水期から県民の皆さんが100%理解していただけるかといったら、非常に難しいので、なるべくその理解の割合を高めていくように、危機管理局だけではなく県土整備部と協力して取り組んでいきたいと思っているところです。

○森委員
 河川の管理は、国だったり、県だったり、市町村だったりするわけですけれども、避難勧告だとか避難指示というのは市町村が出すということになっていて、先ほど言ったみたいに伯耆町の観測地点では氾濫の警戒区域に来たよというところがあったとしても、上流だから大丈夫かな、下流の方では市町村が判断するまで待っているのかな、などと思いながら去年はすごく悩んで、県土整備部に電話するといけないなと思いながら頑張ってじっといて、テレビの画面で氾濫がどうなったか、ネットで水位のカメラの情報とかを一生懸命とったりしていたのだけれども、その上流、下流の関係とか、上流でそうやって氾濫警戒区域になったときには下流はどうしたらいいかというのは、市町村に全部お任せみたいなことになっているのか、その辺はどうなのですか。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 実は水位だけではなくて、今後の雨の降り方とか、上流にどれだけ降ったかとか経験則みたいな非常に難しいところがございまして、市町村長さんと国交省とか県とか気象台とはホットラインとしてちゃんと電話番号などを取り交わして直接やりとりをしていただけるようになっているので、ここから先、県は何もしないかという感じなのですけれども、市町村長さんがそういう情報を得て、総合的に判断をされて避難情報を出すというのが今の仕組みでございます。ただ、国の言い方になるのですけれども、今それを待たずにテレビのdボタンを押したらいろんな情報が見えたりするので、それを見た上で、例えば高齢者の方が御家庭におられたら、市町村も自主避難所を開くので早目に逃げていただけたらみたいなことで、安全側に移っていただけるような仕組みをつくりたいというのが意図です。当たる・当たらないというのが非常に難しい問題で、空振りは多いとは思うのですけれども、そこは空振りでよかったねということで逃げていただけたらと思っております。

○森委員
 そこで、これは福祉のほうの関係になると思うのだけれども、例えばひとり暮らしの高齢者をどうするかとか、防災組織をつくっていて、その防災組織とどうやって逃げるかとか、地域の防災組織がどうやって動くかみたいなことなのですけれども、ついこの間も……屋久島か、物すごく集中的な豪雨が来るみたいなことが起こっている。地域の防災組織の動き、どういうときにどういうふうにして、また、時間的に夜だったらまた別の考え方になるとか、そんなところをぜひ地域防災組織に教育するのは、多分ここからいろいろな情報を出しながら市町村がやることだとは思うけれども、何とか頑張ってやってほしいなという要望で終わります。

◎中島委員長
 要望だから、努力して。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 はい、わかりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口副委員長
 先ほどの地域防災組織について、実際、去年災害があった真備町に行ってきました。やはり被害に遭った人の多数が情報難民と言いますか、まず情報が足らなかった、情報を受けたけれども、どうやって行動に移ればいいのか、自分がどう行動していいのかわからなかったという方が亡くなっていました。それを踏まえて、日ごろの自治活動、先ほど森委員がおっしゃられたことは物すごく大事だと思います。
 ですが、現状を見ますと、例えばシングルマザー、とにかく忙しくて、実際亡くなっていたのですけれども、自治活動に参加できなかったり。今、マンションで自治会に入っておられる方はほとんどいません。こういう方には仕組みすら伝わらない。あと、新しい自治体、どんどん都市化が進んできて新しい自治体が取り残されたりしている、危険は差し迫っているわけで、こういったところも含めて、できれば100%に近い浸透率を求めて、それを行動につなげて対応していく、そういう取り組みが必要だと思います。これは要望でございますので、よろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 努力してください。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 はい、大事なことですので、努力します。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○森委員
 新規制基準適合性審査の指摘事項の件ですけれども、先ほどの木本課長の説明では、まだいつ終わるかわからない状況だということだったのですけれども、7ページで終わっている項目というのが幾つか、この太字の部分が終わっているということになるのですよね。あと、それぞれの項目についてどれぐらいかかるのかとか、そういうようなことはありますかね。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 予測ですけれども、今の審査会合の頻度、大体1週間に1回程度の審査会合が行われているといったことから類推しますと、今プラント関係の方の審査が本格的に始まったところで、今年度中には終わるか、それが難しいかといったところかなとは思っています。推測なのですけれども、先行して合格した柏崎のプラントとか、そういったところを参考にして審査も行われるというところがありますので、それによってまた加速するようなこともあるかと思います。だから正確にはちょっと読めないところがあります。

○森委員
 あなたが今年度中と言ったから、などとは言わないけれども、大体そんな感じだということで、まだいろいろ審査が続く状況だということで理解をしていいということですね。わかりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 では、県土整備部について何かございますか。

○松田委員
 済みません、資料5ページ、鳥取西道路開通ということで、非常に喜ばしいことだなと思っております。私も何回か通ってみたのですけれども、時間も非常に短くなったと。やはり一般道におりて信号待ちとかのストレスがないということが非常にいいのではないかと思っております。
 ただ、ちょっと1点、もう既にいろんな人から伺っているのですけれども、トンネルが何個かあるのですけれども、携帯の電波が全く通じないということがありまして。最近、新しいトンネルとかができても大概通じるのですよね。これはあれで完成形なのか、今後改善される見込みがあるのか、教えてください。

●小田原道路企画課長
 今お話がありました携帯電話の電波でございますけれども、これは道路施設としてトンネル内に電波を飛ばせようという施設はございませんので、全て電話会社さんの電波、アンテナの配置等によるものでございますので、これで完成形かという御質問でございますけれども、私どもの方ではちょっと答えかねる御質問かなと思っております。県全体の中で、電話会社に対する意見等を伝えていくということかなと思っております。

○松田委員
 ただ、道路のことですので県土に言うしかないかなと思うので、お願いしたい。ぜひ要望等々、できることがあればやっていただきたいと思います。まるっきり通じなくなりますので。入った瞬間に通じない。だから、青谷のあのあたり自体が携帯の電波が飛んでいないのかどうなのかということもあろうかと思いますので。出たところも全然通じないです、トンネルではないところもです。なので、これは本当にいろいろ通報とかのこともあって安全に対してもはや必要なインフラだと思いますので、ぜひ県としてもその辺の要望をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。

●小田原道路企画課長
 電話会社等の担当部署と連携をとりまして、要望を伝えていきたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○銀杏委員
 今の5ページの関連ですが、鳥取西道路が開通しましたけれども、既に結構のろのろ運転になっていて、多分開通時だけの問題かなと思うのですけれども、今後はだんだんスムーズに通れるようになっていくのだろうかなという見通しをひとつお聞きしたいということと、その下の国道9号線、湯梨浜地区交差点立体化ということでありますが、この立体化した先の天神川の橋がありますね。この橋はそのまま高速道路の橋として使うのかどうなのか。今、橋を出たところに一般道から出入りができるようになっているのですけれども、心配される方もいらっしゃいまして、ちょっと教えていただきたいということであります。
次に10ページ、ゴールデンウイーク中における鳥取市周辺の道路の渋滞ということで、ことしは比較的渋滞が少なかったという御報告でした。その下に、砂丘周辺施設の入り込み客数の速報値で、鳥取砂丘はことしが11万1,492名、これは観光戦略課の資料も11万1,492名になっているのですが、昨年の平成30年が観光戦略課の表には9万8,684名になっているのですね。対前年比113%になっているのですけれども、県土整備部の方で出された資料では昨年が7万2,108名で、対前年比が1.55、155%ということで大分開きがあるので、どういうことかなと。データの差異を教えていただきたいのと、鳥取自動車道の方の渋滞が多くて、最大15キロだということでありまして、これから鳥取西道路が開通しましたので、来年はゴールデンウイークを待たずにまた渋滞等が、交通量がふえて発生するのではないかなと危惧するわけであります。この辺の渋滞解消の方策等、計画等についてちょっとお聞かせいただきたいなと思います。

●小田原道路企画課長
 1点目の鳥取西道路は既にかなり多くの方に通行していただいているところですけれども、往々にして新しく開通した道路には、いっとき集中されて現道が少なくなるとか、そういう状況が見られます。ただ、時間が経過するごとに、皆さん方が通ってみられながらどちらがいいかなというのを試行錯誤されながら大体落ちついていくものというのが通例でございますので、今現在は開通効果もあって通ってみられたいお客様も多いとは思いますけれども、おおむね3カ月ぐらいすれば落ちついてくるものと考えております。
 次に、2点目、湯梨浜の天神川を渡河する橋でございますけれども、これにつきましては、現在、国土交通省さんの方で設計をされています。詳細図がまだですので、詳細については私どもの方で実際どうなるかという細かい絵をまだ見ているわけではないですけれども、ただ、今の山陰道、北条道路の別線で橋がかかるということになっておりますので、交通の交錯というのは将来的には解消されるものと考えております。
 3点目、鳥取砂丘の入り込み客数の数値でございますけれども、これは鳥取市さんの方の数値を掲載させていただいているわけですけれども、観光交流局さんの方の数字の9万8,000何がしというのは、私ども県土整備部の資料10ページの鳥取砂丘の平成30年の7万2,108名というのと、その下の砂丘リフトの2万6,576名を足しますと、ちょうど9万8,000人になるということで、若干そういう集計の差が出ているのかなと思って確認をさせていただきました。
 続きまして、鳥取道が渋滞したということでございます。ゴールデンウイークとかになりますと、いずれにいたしましても多くのお客様がいらっしゃるということで、鳥取道に限らず全国の観光地周辺では渋滞等が見られるわけであります。今年度のゴールデンウイーク期間中は鳥取西道路がまだ開通していなかったのですけれども、これから鳥取西道路の開通も踏まえて市内の交通動向の変化もあると思いますし、それぞれの機関にことしのゴールデンウイーク中の対応等についていろいろと考えるところもあると思いますので、反省点等を持ち寄って、次年度以降の渋滞対策に生かしていきたいということで、また会合を持とうと考えております。その中で、鳥取道についても対応できることがあれば、また話をしていきたいと思います。

○銀杏委員
 鳥取自動車道ですけれども、将来的にと言いますが、今後の利用される台数の増加等の状況を見なければいけないわけですけれども、意外と早い時期にかなり混雑してくる可能性もあるかなと思っておりまして、今、付加車線でやっていますが、将来的に4車線化ということをはっきりと、目的といいますか、見据えて計画、また、要望等を行っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。一言お願いします。

●小田原道路企画課長
 今、御指摘のございましたとおり、鳥取自動車道の安全確保という観点も含めて、4車線化等の要望を国に行ってまいりたいと考えております。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○斉木委員
 14ページ、米子駅南北一体化の分で、青い字の枠組みの中にそれぞれの意見が書いてある。自分で運転して利用した人の意見というのは、やはりきちんと聞かなくてはいけないが、ここには利用したことがないような人がしゃべっているようなことが書いてあるからね。
 というのは、まず10番、一般車の駐車は地下駐車場のみとすれば地上部は混雑しなくてよい、これは当たり前のことだけれども、今は工事でとまっていますけれども、実際利用する者は、地下におりてカードをとってバーが上がって、それを待って入っていく。30分、40分無料はいいですけれども、出るときもまたそこまで行ってカードを差してバーが上がって行く。送り迎えする人が一々あそこにおりてバーが上がったり下がったり……誰もしません。私はやれとはとても言えない。地上で待って乗って行ってもらうということ、そのぐらいのことはもう常識でして、こんなことを言うような委員ではだめだ。
 それで、この駅北を整備するときに、私が前の本部長に、車が動かないから交差点のど真ん中でおりて駅に行きましたと言ったのです。そしたら本部長がすぐ来られて、どの辺でおりられましたかとかという話で。本当に交差点のど真ん中でおりなければならないほど、つかえてここの中に車が入らないと。それで今、警察のパトカーがよく巡回しているのです。何てことはない、あれはもうあそこで乗りおりするなという意味ですから。
もう本当に車と汽車の関係というのがわかっていない。汽車というのはどの駅でも必ず車と連携してやっていく。そのことをまず頭にぴしっと入れてこの駅北広場をやらなければ。それと、駅の中の南北に行く分ですか、自由に行かれる通路。今はとめてあるけれども、あれも鳥取のように行けるようにする。私は、委員に入れてもらって言いたいことが本当に山ほどあるのですけれどもね。ですからもうこの10番などという考えは絶対やめてもらいたい。
 それと、105メートルの橋上、線路の上にあるのですけれども、おりてから改札口に行くまで何分ぐらいかかる予定なのですかね。タクシーの運転手さんに、南部の方から乗られる人は南口が近くだから、おりてから改札口まで行くまでに130メートルもあるので、その時間も含めてあなたはタクシーの運転をしてくださいよ、と運転手さんには話しておりますけれども、今あそこは何分ぐらいかかるのですか。
 それと、駅の正面の赤のところ。私も大雨のときに、郵便局に行く、たまの用事もあったし、この中の屋根の下をどういうぐあいに通れるかなと思って、ずっと通ってみました。そうすると、郵便局で屋根がなくなるわけだ。手前で、あそこでぬれなければならない。それまでは、それでも下をくぐっていけばぬれずに行かれると。交番の前と郵便局の前がだめ、公のところが全く利用者のことを考えていない。そういうことも考えながら、ぜひこの駅南広場とだんだん広場は整備していただきたいと、私の意見として言っておきます。
 それと、モニュメント、合掌の像、大体あれは、つくったときは米なのですよ、いつの間にか合掌の像などという看板ができて。前の市会議員さんが変えたのかな、あれを設置したときは高松信さんの設計で、今、金額を言わないけれども、かなりのいい金額でした。合掌ではなくして、あれは米のモニュメントなのだ。いつの間にか合掌になっているのですけれども、米子だから米だというイメージで。
 そのようなことで、ぜひ駅の利用者の立場に立った車と列車との関係、あとの設計はそれぞれ専門家の方がされるのですけれども、歩行者と車と汽車との関係というのをしっかりとわかった人に設計してもらって、本当に日々利用できるようにしてもらいたい。今の鳥取駅前などは、本当に余裕があって非常にうらやましいです。ああいうぐあいにぜひ米子の方も、面積のぐあいがあるのでなかなか難しいでしょうけれども、利用する人が車から飛んでおりて駅の方に入るのではなくして、迎えに来た人もちょっとはあそこの上で待てるような設計にしていただきたいということをぜひ要望しておきたいと思いますが、どうでしょうか。
 それと、もう一つ、28ページのクルーズ船ですね。本当に世界的に有名な船が次々入ってくるということで、前も新聞に出ておりましたけれども、鳥取県の食材をぜひこのクルーズ船で使ってもらうように。前はカニか何かという話がありましたが、そういうふれ込みでエージェントなり、そういうところに働きかけて。入ってきてすぐくれと言ってもありはしませんので、入るまでに用意をしてヨーロッパの人やそういう人たちに鳥取県の食材をしっかり宣伝していただきたいということをお願いいたしたいと思います。以上2点です。

◎中島委員長
 まず駅。

●米谷道路建設課長
 まず、意見について、(10)番というのが実態をよくわかっていないがということですけれども、あくまでもこれは委員会の中で出てきた意見ということで、これを全て採用するというわけではございません。今、委員から言われたように、逆に上にないといけないのではないかという意見もございましょうし、いろんな意見を伺った中で、その辺をこれから検討していくということでございます。
 2つ目が時間ですけれども、実際どれぐらいかかるかというのはちょっと計算していないのですけれども、エスカレーターで上がっておりて1分から2分、間の100メートルが2~3分と考えると、5~6分かなという感じはします。済みません、今、頭の中で計算しただけですけれども、大体それぐらいかなと。駅南の方を使われる方というのは、やはり駅より南に住んでおられる方が使われると思うので、駅の北まで回っておりるよりは全体的な時間としては早くなるのかなと思います。
 3点目が屋根の話ですけれども、そのあたりを米子市の方も検討はされております。ただ、どこまでするというのは、予算の関係もございますし、まだ検討中ということでございます。
 モニュメントは、私も米谷ですので、あれは米だというのはよく知っております。今も米のモニュメントとして残っているはずでございます。
 利用者の立場を考えた設計をしてほしいということですけれども、これは、もちろん市民の皆さんからまた改めて意見を伺うようなことを考えているようですので、その中で、利用者の立場に立った設計になっていくものと思います。

◎中島委員長
 クルーズ船の食材は。

○斉木委員
 担当が違うから。
今のことをちょっと一言要望しておきます。
 先ほど言いましたように、人と車と列車、この関係はきちっとしていただくように。おりたら終わりとか乗ったら終わりではなくして、本当に密接な、みんな今困っておりますから、ぜひよろしくお願いいたします。

●米谷道路建設課長
 もともとこの南北自由通路については、米子駅が交通結節点という位置づけもございますので、それも含めてそういうものを考えていった。今回の委員会につきましても、もともとは南北自由通路等の整備の事業化とか事業調整みたいな話でできたのですけれども、今後は、駅前周辺とかのにぎわいづくりみたいな形の話をする場にバージョンアップしていこうかなということになっております。

○斉木委員
 よろしく頼みます。

●小西空港港湾課長
 先ほど委員からクルーズ船のお客さんへの県内食材の提供というお話がありました。大変貴重な御提案をいただきまして、ありがとうございました。
 寄港した際に、当然観光地でも地元で食べ物を食べていただくということも大切ですし、クルーズ船の中の食材の調達、ちょっと私は今把握していないものですから、どういった形で調達しているのかというあたりからまず調べまして、働きかけできるのであれば検討してみたいと思いますので、よろしくお願いします。

○斉木委員
 逆に船の中から、事前に境港なら境港におりるときに、そこに何々についての食材がありますかというオファーもあるようですので、ぜひそういう関係をきちっと詰めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 最後は要望ですので、よろしく。

○森委員
 先ほどの南北自由通路の米子駅前の機能に関連して、米子市が主体であるということがあるので、余り県に多く言ってもいけないとは思うのですけれども、1つは、米子は駅前に地下通路をつくったのですよね。だけれども、地下通路に入る入り口が、駅から出てくる人の動線と違うところにあって。鳥取駅は出てきた人の動線のほぼ真っすぐのところに地下通路の入り口があってみんなが使えるのだけれども、米子はちょっと外れたところにあって、みんなその動線に行かない仕組みになってしまっていて、あの地下通路を使えるような形で人の動線が考えられるようなことを、ぜひ検討してほしいなというのが1点。
 それと2点目は、今の駅前広場の交差点のところ、ワシントンホテル側から米子駅に来ようとすると、実は一番近いのは駅前通りを横切って渡って、またもう一回横断歩道を渡って米子駅に行くのが早いのだけれども、みんなワシントンホテルのところからそのまま横断歩道を渡って駅側に入ってくるのですよ。そうすると、ぐるっと回らないといけないものだから、今タクシーがいっぱいとまっているところを乗り越えて駅の中に入っていくような、そういう動線になっていて、あれではいけない。だからあそこからの人が来るという動線のことも考えての計画をつくってほしいというのが2点目。
 3点目ですけれども、駅前にバス停があって、米子市内のバスが全部あそこで乗れるのですけれども、バスの路線図があっち向いてほいのところにあるのですよ。あの島に渡った反対側に行かないと、どういう路線図でバスがあるかというのが全然わからない仕組みになっていて、県外から来る人がバスを使うなどということは全く考えていないものになっている。バスのところの整備も一緒に考えていかなければいけないと思うので、バスの路線図がわかるような形の、外から来た人たちが二次交通としてバスが使えるような形になるような、そういったことをぜひ考えてほしいというこの3点の要望です。

◎中島委員長
 では、市ともよく協力して、改善できるところはしてください。

●米谷道路建設課長
 はい、わかりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○松田委員
 13ページからの米子駅の南北ですけれども、先ほど斉木委員も言われましたが、モニュメントの話がありましたけれども、13ページの上の写真を見ていただくとよくおわかりだと思いますが、かなりの圧迫感もあると言いますか、このロータリーの中で場所もとっています。今後どちらをとるかだと思いますけれども、やはり利便性をとるべきではないかと私は思いますので、撤去も含めて検討いただきたい。これは私の意見です。
 それと、だんだん広場の活用とありましたが、郵便局の方に行くルートでもありますし、これも今後いろんな商業面の部分も含めて活用していただきたいと思います。これは要望ですけれども、結局、現状としては、がいな祭のときと選挙のときぐらいしか使っていないのではないかと思います。広い場所でもったいないので、利便性を考えた上でしっかりしていただきたいと思います。2つとも要望です。
 あと、ちょっと戻りまして7ページ、弓ケ浜半島に沿ったサイクリングコースの件でございますけれども、あと2.5キロかな、これでほぼ全部できたと思いますので、ぜひ活用いただきたい。これは維持管理というのはどんなふうにされるのかというのをお伺いしたいなと思います。実際クロスバイク程度だと多少砂や砂利があったとしても問題ないと思いますけれども、ロードで入った場合に砂があるとすぐパンクしてしまいますので、その辺どう考えていらっしゃるのか、教えてください。

◎中島委員長
 では、サイクリングロード。

●小田原道路企画課長
 県土整備部資料7ページの下部4の概要図にそれぞれの工区を書いておりますけれども、それぞれの工区につきまして、事業主体と書いてございます。真ん中の弓ケ浜工区につきましては、県土整備部として国道の附帯する自転車道として整備しておりますので、この部分については私どもの方で将来的にも管理をすることとなります。ただ、前後の夢みなと工区、皆生工区につきましては、今回西部総合事務所地域振興局と観光戦略課と連名で報告をさせていただいておりますけれども、西部総合事務所の方で整備を考えられて現在供用しているところでございますので、きちんと相談をして、将来的にも使っていただけるものにしないといけないなと考えております。

○松田委員
 所管が分かれるというのを私は初めて聞きました。やはり使う人には関係ありません。絶対、120%砂がたまりますので、ぜひその辺やっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。要望です。

○山口副委員長
 要望でございます。まず5ページで2点。鳥取西道路の開通に関して、説明の中でもワイヤロープ防護柵の施工について、全区間17.5キロのうち4キロ、それなりの効果もあるし、費用も安全性も確かだと。全国的にも広がっているという御説明がありました。鳥取西道路だけではなく、鳥取道、米子道、それと山陰道、この区間もあります。走っていてやはり圧迫感がある。圧迫感があると、やはりセーフティーになっているということだと思います。ぜひとも早期に、できれば全線、できるところとできないところがあるというお話ではございましたが、対応をお願いしたいというところが1点目。
 10ページ、渋滞に関して要望でございます。今度、鳥取市役所が10月以降、順次移行して、どんどん集中化が図られていく。今でさえ物すごい渋滞なのです。ところが、この市役所の移転に関しての渋滞緩和のアナウンスメントが私の聞く限りでは全くない状態。住民の皆さんは物すごくおびえています。今でさえ3キロぐらい走るのに20分、30分かかっている。朝、夕方。もう本当に東西南北が集中する拠点になります。10月以降これが過度に集中するようであれば、この駅の西側に物すごい渋滞が見込まれると思います。そこの部分を前もって具体的な対策を市とも協議しながら対応をお願いしたいと思います。

●小田原道路企画課長
 ワイヤをつけた中央分離帯、防護柵でございますけれども、これにつきましては、国土交通省さんの方でも、有料道路、無料の道路を含めて今後の整備計画等を考えていらっしゃいますので、そのように進めていただくということでお話をしていきたいと思います。
 2点目でございます。鳥取市役所の移転に伴う渋滞等についてでございますけれども、先ほど砂丘の関係のところでも少し触れましたけれども、今後、鳥取市周辺渋滞対策検討協議会の中で、ことしの反省も含めて砂丘周辺の渋滞等についても話をするのですけれども、市役所の移転に伴う市街地の渋滞対策についても意見を交換していきたいと思います。鳥取市さんとも、アナウンスについても考えていきたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○興治委員
 26ページのレッド区域の指定のところです。この中で、下の方に指定箇所のフォローアップとして、警戒区域内の住宅に対する補助制度の拡充を図るとなっていますけれども、この拡充の内容はどういったことか、それを教えてください。

●山根治山砂防課長
 実は制度の拡充ということを書いておりますが、現時点で具体的にどういうものというのは、まだ決まっているものではございませんで、今後いろいろそういう制度を拡充していきたいという、現時点ではそういうレベルでございます。

○興治委員
 だから今後なのだけれども、どういった内容にしようとしておられるのか、検討されている中身というか、それすらまだですか。

●山根治山砂防課長
 今時点、建物の補強対策、いわゆるレッド区域のところに建物を建てかえようとするときには、落ちてくる土砂に耐え得る形の建物にする必要があるということで、建物の1メートル当たりに幾らというもので補助をする制度が既にございます。それができてから5~6年たちますけれども、まだ実用件数が10件ない程度でして、多分利用勝手が悪いから少ないということもあると考えております。そういうことも踏まえまして、額をふやせばいいのか、または対策自体を新しいものにすべきなのか、その辺も含めて今後の検討という時点でございますので、御了解をお願いしたいと思います。

○興治委員
 これはたしか、レッドゾーンに指定されたとき、される前後にその対象エリアの人たちには住民説明会とかをされるのですよね。その際に、どんな希望がありますかというような要望を聞かれて、それに沿ったような対策を考える。金額の問題なのか、あるいは新たな方法なのか、それ以外なのかというのを考えられたらいいのではないでしょうか、どうでしょうかね。

●山根治山砂防課長
 委員おっしゃられるとおりですし、これは平成16年から順次やっておりまして既に15年かけてやっとここまでたどり着いています。その間5,000幾つの箇所を指定しておりますから、さまざまな意見をいただいているのは事実です。中には、この指定自体、絶対大反対だというものも実は結構ございまして、先ほど説明しましたとおり、指定すると建物の補強対策なり、そういう規制がかかってくるということがございます。過去にそういういろいろ意見をいただいておりますので、済みません、現時点で具体的にまだ整理ができていないのですが、その辺、過去の意見等も踏まえまして今後検討させていただきたいと考えております。

○興治委員
 ちょっともう1点だけ、宅地開発等により新たに必要となる箇所の区域指定というのがあるのですけれども、切り土というのですか、山を切って宅地を広げて住宅ができていると。そういう場合に、切り土した斜面が大雨等で崩落するかもしれないというようなことで、レッド指定されたりしているところもあると思うのですね。そういう切り土したところに対する、崩落を防止する事業というのは、できないものでしょうかね。

●山根治山砂防課長
 基本的にはやはり補助という形で、そういう人工的につくったところ、山を切ったところは公共事業ではできません。やはり必要があって切られたその事業者がみずから対策すべきというルールになってございます。

○興治委員
 基本的にということですか。それは原則で、例外もあり得るという。

●山根治山砂防課長
 例外と言いますか、やはり原則は無理でして、そこで100%だめと私が言い切らない理由としましては、大昔に切ったものとか、既にもう何十年、100年以上たったものとか、やはり人工的にやったところに住まわれている方が当然いらっしゃいます。それもやはりルール上100%だめと言うかどうか。それは、もう私がここで言っていいのかどうかわかりません。個別判断している場合もございます。

○興治委員
 はい、わかりました。

◎中島委員長
 そのほかありますか。
 ないようですので、次に、その他ですけれども、危機管理局及び県土整備部に関しまして、執行部、委員の方で何かございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見がないようですので、危機管理局及び県土整備部につきましては以上で終わります。
 委員の方は少しお残りください。
(執行部退席)
 では、ちょっと協議事項に入ります。
 令和元年度第1回の県外調査について皆様に御意見を聞きます。
 事務局よりちょっと説明。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 説明させていただきます。
 たくさん資料がある中で、2枚ほどお手元にお配りしておりますA4横の令和元年7月から9月の議会日程(想定)、それから過去の県外調査の行き先を書いた裏表なのですけれども、まず、このA4横の紙をごらんください。例年の常任委員会では年に2回程度県外調査を行っておりますが、今年度もそのような流れでやらせていただきたいと思っております。
 具体的には、6月定例会が終わりましてから9月定例会が始まるまでの間で第1回目を行いたいと思います。この表は、現在、事務局が把握しておりますもろもろの予定を落とし込んだものでございます。
 その結果、3つほど候補期間を書いております。7月29日から8月2日まで、8月5日から9日の間、そして3つ目が8月26日から30日まで、合計この3パターンのうちの2泊3日という形で調整をお願いしたいと思いますが、できれば事務方としましては、きょう皆様にスケジュールが合う日をお決めいただければと思っているところでございますので、御検討のほどよろしくお願いします。

◎中島委員長
 今、事務局から説明のあったとおり、まず、いつごろ行くか、これを決めて事務局に調整していただきますので。3種類ありますね。
 まず、7月29日から8月2日の間がだめな方、挙手をお願いします。1人。
 次、8月5日から8月9日、これがだめな方。
 次、8月26日から8月30日、これがだめな方。はい。
 では、今挙手していただきましたけれども、事務局、8月5日から8月9日の間の2泊3日を調整するということだね。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 具体的にどうしましょう、8月の7、8、9日あるいは6、7、8日で……(「早い方がいい」と呼ぶ者あり)ちょっと昨今の報道を見ておりますと、参議院選が7月21日みたいなことを言われましたが、衆参ダブルみたいな話も出てきまして、そうすると、7月28日とか8月4日とかというような報道もある中でございまして、仮に8月4日に当たった場合、次の5日から行くというのもちょっとなかなかしんどいなというところも危惧しているところではございますが。

◎中島委員長
 今の説明でありました8月5日が少し危ない可能性があります。ですから8月6、7、8日でよろしいですか。(「もしくは7、8、9日」と呼ぶ者あり)

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 それでは、8月5日から9日の間をちょっと幅広にあけておいていただけますでしょうか。

◎中島委員長
 ですから、今、事務局の説明がありました8月5日から8月9日、ここで委員会が行くと。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 実際には、ちょっとこれから御協議いただく相手先との日程調整等も踏まえながら、絞り込んでいきたいと思っております。

◎中島委員長
 それでは、調査先についてですけれども、これが今までの調査先です。
 特にどこかに行きたいという意見がございますか。
 ないようでしたら、事務局と委員長で決めてよろしゅうございますか。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 もしよろしければ、事務局の方で、アンケートみたいな形で皆様にきょうお渡しできればお渡しいたしますし、お渡しできなければファクスでお送りさせていただきます。その用紙を今月28日火曜日までに御記入いただきまして御返信をいただけたらと思います。それによりまして、事務局と委員長の方で協議させていただければと思っております。

◎中島委員長
 少々不満がありましても、決定したらよろしくお願いしますね。
 次、積立金、これは委員会経費についてでございます。
 調査に係る経費の取り扱いについてですけれども、県内・県外調査で生じた旅費を上回る経費につきましては、従来、皆さんの議員報酬から毎月1万円ずつ引き落としておりまして不足分に使っております。同様にしてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これで全部だな。(「はい」と呼ぶ者あり)
 では、地域振興県土警察常任委員会を終わります。

午後2時56分 閉会

           
  
 

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