令和元年度議会運営委員会議事録

令和元年5月31日

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(11名)
委員長
副委員長
委員
野坂 道明
伊藤  保
藤井 一博
浜田 妙子
興治 英夫
中島 規夫
内田 博長
浜崎 晋一
西川 憲雄
川部  洋
澤  紀男
欠席者
(なし)


オブザーバー 正副議長 市谷議員 福浜議員 由田議員   

説明のため出席した者
  井上総務部長

職務のため出席した事務局職員
  細羽事務局長 前田総務課長 柳楽議事・法務政策課長外関係職員

1開会   午前10時00分

2閉会   午前10時25分

3司会   野坂委員長 

4 会議録署名委員   内田委員  浜田委員    

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

会議の概要

                                午前10時00分  開会

◎野坂委員長
  おはようございます。ただいまから、議会運営委員会を開会します。
 まず、会議録署名委員に、内田委員、浜田委員を指名します。
 これより協議に入ります。6月定例会については、6月7日に招集されますが、その付議案件ついて、総務部長より説明を求めます。
 井上総務部長

●井上総務部長
 おはようございます。それでは、私のほうからこの度の6月県議会におきまして御審議をいただきます議案の概要について御説明を申し上げます。
 まず、配付資料右肩に執行部資料1とあります付議案の一覧をごらんいただければと思います。今回御審議いただきます議案につきましては、予算関係の議案が2件、それから条例関係が8件、その他の案件が2件の合計12件でございます。
 議案第1号及び第2号が補正予算関係でございます。補正予算の概要につきましては、次の執行部資料2の資料のほうに概要がございますのでこちらをごらんいただければと思います。1、予算編成の基本姿勢でございますが、この度、今年度当初予算につきましては、知事選、県議選ということがございました関係で、骨格の予算編成を行っております。6月、いわゆる肉付け補正予算ということで「令和新時代チャレンジ55」を推進するための施策、あるいは国の国土強靱化の予算、こういたしました公共事業の予算等の計上ということで、補正予算の総額が313億円ということでございます。この結果、2の予算規模にございますように、補正後の予算額といたしましては、3,495億5,600万円余ということでございます。なお、補正予算の財源につきましては、記載ございますように、中心が公共事業でございますので国庫支出金、県債が中心となってございます。
 なお、この補正予算額、313億円という規模でございますけれども、肉付け予算、いわゆる骨格予算後の6月の肉付け予算としては過去最高でございますし、補正予算といたしましても、過去3番目の規模ということでございます。主な事業につきましては、3、1ページの下からございますけれども、まず、「安心新時代」チャレンジということで昨年の豪雨や台風への災害等踏まえまして、河川内の樹木伐採や河道掘削、ため池の改修等、防災安全安心関係に今予算につきましては重点配分を行っているところでございます。
 「しごと新時代」チャレンジということで商工業あるいは農林水産業に対する支援策、(3)「ひと新時代」チャレンジということで、児童相談体制強化、あるいは、子育て教育関係の予算等こういったものを計上しておりますし、(4)「暮らし新時代」ということで移住定住者の増加あるいは関係人口の増加、さらには、鳥取県の各資源を活用した本県ならではの取り組みのところに予算計上を行っておるところでございます。また、(5)「ふるさと新時代」ということで生活交通の体系の再編、あるいは観光、インバウンド関係の予算等の計上を行っているところでございます。
 また、下にございます再掲でございますが、公共事業につきましては繰り返しになりますが
国の方の国土強靱化対策あるいは、さまざまな地域高規格道路等の予算、これにつきましても国の方から配分がありましたので、こういった予算につきまして計上いたしました結果、公共事業全体では前年度当初予算対比25.7%の増というふうになっているところでございます。その後、3ページ以降は個別の係数でありますとか、各事業の概要でございますので、後ほどごらんいただければというふうに思います。また、同じく執行部資料3、4につきましては主要事業の一覧、また、個表でございますのでこちらのほうも後ほど御参考にいただければと思います。戻りまして執行部資料1の方に再びお願いします。
 条例関係でございます。まず、議案第3号鳥取県立美術館の設置等に関する条例につきましては、県立美術館を倉吉市に設置することとし、その設置管理等につきまして必要事項を定める条例を設けるものでございます。それから議案第4号鳥取県税条例の一部を改正する条例につきましては、いわゆる個人県民税の寄付金税額控除の対象となる法人を追加として指定するものでございます。議案第6号鳥取県手数料徴収条例及び鳥取県警察手数料条例の一部を改正する条例でございます。地方公共団体の手数料の標準令の一部改正に伴いまして手数料の額をひきあげるものでござます。いわゆる消費税率の引き上げに伴うものでございますが、県の方で単価を設定するものにつきましては、先の2月議会で御審議をいただいたところでございますが、国のほうで全国一律で定めるものにつきましては、国の方の政令改正を受けて改正をするということで今回御審議をお願いするものでございます。続きまして、3ページでございます。議案第9号  鳥取県産業成長応援条例でございます。これにつきましては、企業の成長を支援するための予算を組んでおりますが、それと合わせましてその支援制度に関する根拠となる条例を設けようとするものでございます。それから4ページ議案第10号「鳥取県農作物種子条例 」でございます。農作物の優良の種子の安定供給のために、県がこの優良品種の選定試験でありますとか、原種、原原種の生産、圃場審査、生産物審査等について定める条例を設けようとするものでございます。それから議案第11号鳥取県行政組織条例及び鳥取県総合事務所等設置条例の一部を改正する条例でございます。組織改正に伴う部局の新設等行うものでございますが、こちらにつきましては、執行部資料5、令和元年7月組織改正案、こちらが実質上、条例の概要になるもでございますので、こちらをごらんいただければと思います。1ページでございます。4点主な改正概要として掲げさせていただております。1番目が新時代の政策項目の部局横断的かつ統計情報に基づく企画立案・調整を行うために令和新時代創造本部を新設し、統轄監のもとに置くというものでございます。2番目は観光客の誘致から関係人口の拡大、移住定住の促進を一体的に進めるための体制の整備といたしまして交流人口拡大本部の新設、あるいはこちらにふるさと人口政策課、関係人口推進室の設置でありますとか、現在の観光交流局を同本部に置くというものでございます。3番目、中山間地域の振興や文化財の保護・活用を含めた地域の活力づくりを進めるための体制強化ということで、地域づくり推進部の新設をしようとするものでございます。4番目、子育て支援を更に一歩進め、人材育成と一体的に展開するための体制の整備ということで現在の子育て王国推進局を拡充し、子育て・人財局とするものでございます。
 続きまして、執行部資料1に戻っていただきまして報告事項でございます。5ページでございますが、報告事項につきましては、繰越計算書の報告が10件、それから議会の委任による専決処分の報告が3件、それから長期継続契約締結の状況についてが1件でございます。
 以上でございますが、最後に1点だけございます。本議会の期間中におきまして任期満了で人事委員会の委員が1名、公安委員会の委員が1名、監査委員が1名、収用委員会の委員が2名、こちらのほうの任命をお願いする必要がございますけれども、人選につきまして現在調整中でございますので、整い次第、追加提案をお願いしたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。私からは以上でございます。

◎野坂委員長
 説明が終わりましたので、ただいまの説明につきまして何か御質問等がございますか。
  西川委員

○西川委員
 消費税関連の条例改正なんですけども、今、政府の方針では、10月に上げるだろうということですけども、いろんな考えがあって、まだ上げずにいったほうがいいんじゃないかという考えがある中で、もし上がらなかった場合は、また条例を元に戻さないといけないので、9月定例では間に合わないのか、この6月でないと周知期間がいったりして。その辺についてちょっとお聞きしたいのですけど。

◎野坂委員長
 井上総務部長。

●井上総務部長
 西川委員の御質問に対してお答え申し上げます。まず消費税に関しまして世上、報道ではいろいろ動きあるというふうに承知はしておりますけれども、法制的に申し上げますと、消費税に関する10月からの引き上げを前提とした法律が通っておりまして、それを前提とした今年度の国のほうの予算も国会で可決成立している。それを受けて国のほうで政令改正がなされたということでございますので、それを受けて、今回条例のほうの改正を行おうとするものでございます。9月議会でというお話がありましたけれども、まさに委員に御指摘ただきましたように、今回、額の改定、特に引き上げということでございますので、一定の周知期間というのがやはり必要であろうというふうに考えおりますので、国のほうの政令改正がなされたその直後の今議会に御提案をさせていただくとい
うことでございます。なお、付言いたしますと、いろいろ今国のほうでの動き、報道等があるということでございますけれども、それに応じて何らかの判断を行われた場合は、当然無効になる法律の改正でありますとか、国のほうで予算の変更といったものが、国会の議決を通して行われることになろうかというふうに思いますので、そういったことがあれば、それは当然今回の政令に関して申し上げると、もう一度政令改正を行うことになると、それを受けてわれわれとしても、必要な手続きを行うということになろうかと思いますけれども、現時点におきましては、現在の国で可決された法律及び政令に基づいて県として必要な対応を行ういうことで条例の提案をさせていただくというものでございます。以上でございます。

◎野坂委員長
 ほかにございませんか。
 川部委員

○川部委員
 補正予算が、令和新時代チャレンジ55を推進するための施策が上がってきているということですけど、令和新時代チャレンジ55というのは、知事の公約ですかね。だとしたら、公約をまず政策として上げてこないといけない。これの説明があってこういう政策だからこういう事業だというふうなところがいるんじゃないかなと思うのですけど。チャレンジ55をまず示す必要があるんじゃないかなと思うのですけど。内容についてあまりよくわかってないので。これについてはどうですか。

●井上総務部長
 今、川部委員から御質問がありましたけれども、全国的にはいろいろな事例がありまして、団体によっては、知事選ないし市長選等の首長選で掲げられた公約をいったん団体の施策として意思決定をした上で、それを実行するというやり方をとっている団体もあるのは事実でございます。ただ、本県におきましては、前回の三期目の時も同じでありますけれども、公約を受けて実際そこに掲げられているものの一つ一つを予算事業の形で実現していくということでそれをストレートに県の施策の方にあるいは予算事業に反映させているという形をとっております
これは、どちらのやり方もあろうかというふうに思いますし、それは、どちらかでなければならないというものではないかと思いますが、いずれにしましても令和新時代チャレンジ55自体につきましては、選挙戦におきまして当然県民のみなさまも含めて広く公表されているものでございますので、それを受けて我々としてはそこに掲げられている政策を県の施策として予算化を行って今回提案させていただくというような段取りということでございます。

◎野坂委員長
 ほかにございませんか。
 市谷議員

○市谷議員
 今、川部委員も言われたのですけれども、そもそもチャレンジ55の55そのものを説明していただかないと、いくら知事が知事選で政策として公約として訴えたとはいえ、県の施策になっていくということですから、その説明をまずしていただく必要があるんじゃないかというふうに思います。それと同時に推進体制として、令和新時代創造本部ということですけれども、横串さしてということなんでしょうけれども、これは部局横断でされるということなると、相当体制をとってやるということになるのかと思いますけど、各担当部局もそれぞれの場所で持ち分で仕事をしているわけですから、その辺が、創造本部なるものが、どういふうに体制としてなるのか、もう少し説明いただく必要があるのではないかと思います。

◎野坂委員長
 そのような市谷議員の意見もございました。
 ほかに御意見ございませんか。
 それではないようでございますので、議事日程について、会期を22日間とし、日程を議会資料1のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 なお、先ほど総務部長から説明のあった組織改正案が可決された場合、鳥取県議会委員会条例を改正する必要がございます。委員会条例の第2条において、常任委員会の名称・所管等を定めているわけですが、これを部局の新設・名称の変更等を踏まえて改める必要がございます。後日、改正案について協議の上、6月定例会において改正したいと考えております。
 つきましては、6月定例会中の早い段階で議会運営委員会を開催し、改正案をお示ししたいと思います。改めてお知らせしますので、そのように御理解をお願いします。
 次に、議員全員協議会の開催についてです。知事より議会資料2のとおり開催依頼がございましたが、6月7日の本会散会後に行うこととしてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのように決定しました。
 次に、県政に対する代表質問ですが、人数は県議会自由民主党1名としてよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ございませんので、そのように決定をいたしました。
 なお、今回は斉木正一議員が行う予定です。
 次に、代表質問、一般質問及び質疑に対する答弁者についてですが、議会資料3のとおり、5月28日付けで知事より届出がありました。「地域振興部参事監」を追加指定し、「中部地震復興本部事務局長」「まんが王国官房長」の指定を取り消すものです。参考までに、答弁者の一覧を添付しておりますので御確認ください。
 次に、発言通告書の提出期限についてですが、代表質問は6月7日の午後1時まで、一般質問及び質疑は6月11日の午後1時まで、討論の通告期限は、知事提出議案については、反対討論が6月26日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が6月26日の原則午後5時まで、議員提出議案については、反対討論が6月27日の午後1時まで、賛成討論が6月27日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に、議員提出議案の提出期限についてですが、6月27日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっていますので、御承知ください。
 次に、議席の一部変更についてでありますが、6月7日の本会議において議会資料4のとおり変更したいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がございませんので、そのように決定しました。
 次に、請願・陳情の受け付け期限についてですが、6月7日の正午までですので、御承知ください。
 次に、その他ですが、委員の皆さんで何かございますか。
 市谷議員

○市谷議員
 2点発言させていただきます。一つは、会派要望についてですけど、無所属のところが、以前、一人15分あったものが、理由もきちんと告げられぬまま一人5分ということになっておりました。それから加えて私だけ、私総務部長が嫌いではないんですけれども、私だけが知事ではなく総務部長であったと、それも理由を告げられずその日の昼、会派要望する直前になってから。そのことについて、これは私だけの問題で…。

◎野坂委員長
 市谷議員。ただいまの御質問は、議会運営委員会で協議する事項ではございませんのでもう一点についてお願いします。

○市谷議員
 それでは適切なところで対応をお願いしたいと思います。
 議会運営委員会のメンバー構成などについて、それから少数会派の取り扱いについて、議長選挙などでいろいろ述べられたところですけど、そういうことについては、どのように議論されていくのかということを確認をさせていただきたいと思います。

◎野坂委員長
 ほかに御意見ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ただいまの市谷議員への対応については、委員長のほうで対応させてもらってよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 ほかに御意見ございませんか。
 由田議員

○由田議員
 先ほど説明のあった発言通告の提出期限等は、説明があった部分については、理解をいたしました。初めての経験です。県議会の中で最終日、委員長報告があります。その委員長報告に対して、私の市議会の経験25年では当然委員長報告に対しての質疑がありました。これは、事務局に聞けば、過去そう例がないというふうに伺っています。最初ですからこの議会でするということではなしに、今後、私が、委員長報告に対しての疑義あるいは質問等があった場合に、これは委員長報告に対しての質疑が保障されるのかどうか、過去には15年くらい前に一度あったというふうに伺っていますけど、これが事前通告したらできるかどうかというのを一度運営委員会の意見を聞いておきたいというふうに思います。
 
◎野坂委員長
 あとで確認しますけど、私の理解ではできると思っておりますので、またこの後、委員会終了後に説明をさせていただきます。
 ほかに意見はございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 
 意見がないようですので、これをもちまして議会運営委員会を閉会いたします。

                                午前10時25分 閉会



 

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