2000年鳥取県西部地震の源はどこにあるか、地震が発生する深さについて見てみましょう。
- 震源断層と余震分布の関係(震源断層とは本震)
- 地震前と後(余震)の場所
- 地震がたくさん発生している深さ
- 誘発地震群(大山付近と島根県横田町付近)
下の図は震源の位置と深さを表しています。
青色の丸:地震前(1990年から2000年10月5日まで)
赤色の丸:本震と余震(2000年10月6日以降)
1990年から総ての地震:広い範囲に地震が発生している。

鳥取県西部地震発生前:地震前から多くの地震が発生している。

地表からの深さ0-2kmの地震:地震は発生していない。

地表からの深さ2-4kmの地震: ほとんどない。
横田町の誘発地震(M5.5)の震源断層に発生している地震がある。

地表からの深さ4-6kmの地震:本震の震源断層に沿って余震が発生している。

地表からの深さ6-8kmの地震:余震が震源断層の北部分と南部分で発生が違う。
北部分では付近の小断層が影響を受けて地震を発生させている。余震が多い。

地表からの深さ8-10kmの地震:余震が震源断層の北部分と南部分で発生が違う。北部分では付近の小断層が影響を受けて地震を発生させている。大山付近の地震が多い。

地表からの深さ10-12kmの地震:本震による断層と余震の関係が明瞭になり、誘発地震群は少なくなる。

地表からの深さ12-14kmの地震:本震の震源断層に沿って余震が集中している。

地表からの深さ14-16kmの地震:地震前に発生している地震が広く分布している。

地表からの深さ16-18kmの地震:本震の震源の下にのみ、地震がある。

地表からの深さ18-20kmの地震:地震の発生はない。

地表からの深さ20-30kmの地震:これより深い場所には地震がない。