「私の家は、造りがいいから地震が来ても大丈夫!」と思われていないでしょうか。地震で家が壊れなくても、家具が倒れて怪我をしたり、火災が発生したりと危険はたくさんあります。事実、平成7年の阪神・淡路大震災では、家屋・家具の下敷きになって亡くなられた方が全体の88%、火災により亡くなられた方が10%と震災での死因の大部分となっています。鳥取県西部地震でも、家具類の転倒によって負傷者がでています。地震災害でけがをしたり火事を出さないためにも日ごろの地震に対する準備が大切です。
また、県では住宅・建築物の耐震化について各種支援を行なっています。
![柱に関する地震の備えのイメージ画像](/secure/84952/1212-1.gif)
![照明器具と冷蔵庫の地震の備えに関するイメージ画像](/secure/84952/1212-2.gif)
- 補助制度(耐震診断、補強設計、耐震改修、耐震シェルター、耐震ベッド)、専門家による相談等
- 柱の間には筋交いが入っていますか。筋交いを入れることで耐震性は断然向上します。
- 照明器具はチェーンと金具で落下を防ぎましょう。冷蔵庫など大型の電化製品は金具で固定し転倒を防ぎましょう。
- たんすや本棚、食器棚はL字金具や支え棒で固定し、扉には金具を取り付け食器などが飛び出さないようにしましょう。
- 物が落ちてきたり、倒れてきたりすることのないよう、寝床のまわりはとくに点検しておきましょう。
- なるべく重たい家具を二階に置いたり、テレビやタンスなどの上に物を置いたりしないようにしましょう。
- 不安定なブロック塀や門柱は地震のときに凶器になってしまいます。宮城県沖地震ではブロック塀の倒壊によって多くの犠牲者が出ました。鳥取県西部地震でも多くのブロック塀が倒壊しています。ブロック塀や門柱はしっかりと点検や補強をしておきましょう。
- 地震による家屋倒壊などの被害は、家屋そのものの耐震性だけでなく、地盤の強度が大きく影響します。自宅周辺の地盤やよう壁の状態を把握し、防災対策に役立てましょう。
- 誰でも簡単にできる簡易耐震診断表を使って、わが家の耐震診断をしてみましょう。(耐震診断には国土交通省住宅局監修「誰でもできるわが家の耐震診断」などがあります。)
- 被災地に救援物資が届くまでに3日かかるといわれています。まさかのときに備えて、3日分の食料や水、非常持出品を備蓄しておきましょう。地震保険にも加入しておきましょう。
![棚などの地震の備えに関するイメージ画像](/secure/84952/1212-3.gif)
万一、津波情報が発表されたときは、行政機関は住民などへの情報伝達に全力をあげますが、行政機関がすみずみまで情報を確実に伝達することは困難です。海水浴やレジャーに出かけるときには常にラジオなどを携帯するようにしましょう。