開催日時、場所
日時:平成28年9月7日(水) 午後3時00分から午後5時00分まで
場所:県庁地階 第6会議室
出席者
<審議会委員>
藤村 尚 鳥取大学名誉教授 (地盤工学)
菅森 義晃 鳥取大学地域学部講師 (地質学)
岡 真理子 鳥取大学農学部准教授 (植物環境生理学)
山本 真弓 日本樹木医会鳥取県支部 (樹木医)
衣川 益弘 鳥取環境大学名誉教授 (労働安全衛生)
<県側出席者>
鳥取県土整備事務所、日野振興センター日野県土整備局、治山砂防課
審議状況
1.開会
2.主催者挨拶(宮本次長)
3.岩石採取計画について
(1)報告
平成28年度岩石採取場現地検査結果について
第42・45回鳥取県採石場安全対策審議会における答申についての対応状況について
(2)審議(2件)
審議案件
1 有限会社芦川建設 (鳥取市気高町会下地内)
2 生山礦業株式会社 (日野郡日南町花口地内)
<委員から頂いた意見、留意事項等>
1 有限会社芦川建設の認可申請について
意見
無し
留意事項
(1)この採取場での業者が3社目とのことであるが、裸地の処理等、適切に事業が引き継がれ実施されるよう指導すること。
(2)地山にクロスする形での掘削となることから、斜面が安定するのかどうか心配であるので、掘削は細心の注意を払って行うこと。
(3)地山にクロスする形での掘削となることから、沢水の流れが変わってしまうことになるので、排水処理は細心の注意を払って行うこと。
(4)東と西で地質が違っているので、掘削時には注意すること。
確認事項
(1)北側斜面について、山を切取り森林を造成してまで保全距離を確保することになっているが、状況を説明できる資料を整理すること。
(2)2年間放置されていたとのことで、採取場が荒れている、再開にあたっては、適切な管理が実施されるよう現地状況を確認しておくこと。
参考意見
(1)山を切取り平地にしてから森林を造成するとのことであるが、地質的に植栽は難しいので、西側斜面の赤土を緑化基盤に利用する植栽などを検討してみてはどうか。
2 生山礦業株式会社の認可申請について
意見
無し
留意事項
(1)何年も前に緑化しているが効果が見られない場所があるので、斜面方向、基盤材、役目等をよく検討して植栽計画を立てること。
(2)図面などから弱いリニアメントが確認できる。これが断層由来であれば大雨時に滑る恐れがあるので、注意して施工すること。
確認事項
(1)北側斜面谷部に土砂が流出しているので確認すること。必要であれば排水処理、復旧等の対応を検討すること。
(2)火薬を使うこととなっているが、その手続等が適切に行われているか確認すること。
(3)堰堤の写真があるが、この事業に関係あるのかどうかも含めて設置経緯を整理しておくこと。
参考意見
(1)今回計画の掘削区域外からの流入水に対して安全であるかどうか、外から土砂が流れ込んでこないか確認すること。
(2)ミズナラ、ニレは、このような地に生えていることは珍しいので、大事にすること。
4.その他
無し
審議会の状況
<現地調査の様子>
<審議会の様子>