鳥取県で発生した土砂災害

令和5年に発生した土砂災害

令和5年8月台風7号

 令和5年8月15日から16日にかけて、台風第7号周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、局地的に雷を伴った猛烈な雨によって土砂災害が発生。鳥取市佐治では観測史上1位となる1時間降水量97.5ミリを観測した。鳥取市佐治、鳥取市吉方、鳥取市鹿野、智頭町では、日降水量が観測史上1位を更新し、鳥取市には大雨特別警報が発表された。この大雨の影響で、鳥取県内の東・中部を中心に土石流が発生するなどの被害が発生した。

 台風第7号による豪雨で八頭町福地地内の福地谷川で土石流災害が発生しました。流域内には土石流による不安定土砂が大量に残っており、次期出水での土砂流出による再度災害の恐れがあったことから、緊急的な砂防工事(災害関連緊急砂防事業)の実施について国土交通省と協議を重ねてきました。また、国交省への要望活動も行いました。
 結果、発災から約1ヶ月後の9月14日に事業採択となりました。今後、不安定土砂を捕捉する砂防堰堤の整備を速やかに実施していきます。

令和3年に発生した土砂災害

令和3年7月豪雨

 令和3年7月3日から9日にかけて、梅雨前線による発達した雨雲の影響で、東・中部を中心に7月の平均降水量の2倍を超える降雨となりました。
 令和3年7月豪雨による土砂流出が発生した荒廃山地「倉吉市円谷」(令和4年度完成予定)、「東伯郡三朝町三徳」(令和5年度完成予定)、「鳥取市河原町小河内」(令和4年度完成予定)において、再度の被害を防止するため緊急的に土砂災害対策を行っています。

令和2年に発生した土砂災害

令和2年9月26日豪雨

災害関連緊急砂防事業を実施しました(令和2年9月26日豪雨による災害)(747KB)

 令和2年9月26日豪雨による土砂災害で被災した「北谷川(鳥取市佐治町尾際)」において、再度の被害を防止するため緊急的に土砂災害対策を行いました。

平成30年に発生した土砂災害

平成30年9月台風第24号

 平成30年9月26日から10月1日にかけて、台風第24号により土砂災害が発生し、鳥取県では7月豪雨に匹敵する降雨となりました。
 台風第24号による土砂災害で被災した「虚空蔵谷川(日南町矢戸)」、「寺奥谷(日南町萩原)」において、再度の被害を防止するため緊急的に土砂災害対策を行いました。(完成写真:PDFファイル、249KB) (pdf:250KB)

平成30年7月豪雨

 平成30年7月3日から9日にかけて、台風第7号と梅雨前線による平成30年7月豪雨により土砂災害が発生した。鳥取県では4日未明から7日にかけて大雨となり、大雨特別警報が発表された。3日0時から9日10時までの総降水量は、智頭で508.5ミリを観測した。また、期間中の最大1時間降水量は、大山町大山で38.5ミ リを観測した。この大雨の影響で、鳥取県内では床上下浸水などの被害が発生した。
 また、雨が止んだ後の9日未明には米子市青木で降雨がない状態でがけ崩れが発生するなど、降雨後も土砂災害が発生した。

平成29年に発生した土砂災害

平成29年1月から2月の大雪(H29年3月10日時点)

 平成29年1月22日から24日にかけて、強い冬型の気圧配置となり、大山で241センチ、智頭で111センチ、鳥取で57センチ、倉吉で49センチ、米子で48センチの最深積雪を観測するなど大雪となった。また、平成29年2月9日から12日にかけて、県内の広い範囲で強い雪が降り、鳥取市で91センチ、倉吉市で61センチの最深積雪を観測するなど、記録的な大雪となった。この記録的な大雪に伴い、主に積雪後の気温上昇に伴う融雪により県内各地で土砂災害が発生した。

平成28年に発生した土砂災害

鳥取県中部の地震(H28年10月21日)

 平成28年10月21日14時07分に鳥取県中部の深さ約10kmでマグニチュード(M)6.6の地震が発生した。県内では、倉吉市、湯梨浜町、北栄町で震度6弱、鳥取市(鹿野町、青谷町)、三朝町で震度5強を観測したほか、関東から九州までの広い範囲で震度1以上の揺れを観測した。土砂災害危険箇所を中心にがけ崩れ等の被害が発生したことから、鳥取県では、震度5以上を記録した市町内の緊急度の高い危険箇所1,146箇所の緊急点検を実施した。 
  

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