今日は、秋晴れの良い一日。各地でいろいろなイベントが行われたことでしょうね。
砂丘事務所でも、「鳥取砂丘魅力満喫ジオツアー第6弾」を開催しました。
「多鯰ヶ池の魅力探検ツアー」と題し、多鯰ヶ池にまつわるいろいろな魅力を体験していただこうというものです。
多鯰ヶ池かららっきょう畑、オアシス広場まで多鯰ヶ池にまつわる話を聞きながら約3kmを歩きました。
天気も良く、絶好の探検となりました。
まずは弁天宮。弁天さんが祀ってあります。弁天さんは水に関わりのある場所に祀られることが多いそうです。
この弁天宮、「お種伝説」のお種が祀られていると思われている人が多いそうです。
お種さんは近くの祠に祀られていました。
さて、多鯰ヶ池。中国地方で一番深い池です。知っていましたか?
この時期は水量が減るのですが、今年は水量が多く、周りを歩くことはできませんでした。
渇水期には湯山池への取水口も現れますが、今日は残念ながら見ることが出来ませんでした。
写真の右が弁天宮のある大島です。
この多鯰ヶ池の水を使って、湯山池に多鯰ヶ池の砂を流し込み干拓したのが「宿院義般」という方です。
湯山池は多鯰ヶ池よりも大きく、その広さは湯山(福部町)から細川(福部町)まであったそうです。
それを100ha以上も干拓したのが「宿院義般」です。
私財を投げ打って、湯山のために尽力したその功績を伝えるため、顕徳碑が建てられています。
さて、その湯山池、今ではその名残を僅かに残すだけです。
最後は、多鯰ヶ池周辺で採れる野草の「プチ試食会」を行いました。
葛、ミゾソバ、イタドリ、ヨモギやムカゴなどが採れます。
それを天ぷらにしました。
普段、家庭ではほとんど食べませんから、参加された皆さんには大変喜んでいただいたようです。
皆さんも、近くの山でこんな野草を採って料理されてみてはいかがでしょうか。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2011/10/16