多くの人にオーガニックのよさを伝えたい昔ながらの建造物が並び、城下町の雰囲気が息づく倉吉の町並みにとけこむように一軒のお店がたたずむ。神戸からUターンした福本靖子さんが経営するお店「ねこ。」だ。同じく、Uターンしてきた兄・谷本正寿さんを中心に家族で栽培する有機栽培のお米や野菜を販売。ほかにも、オーガニックの視点から靖子さんがよいと感じた食品が所狭しと並ぶ。
オーガニックは、健康な身体を維持するに」は最適な食材です」と靖子さん。神戸から帰郷後、カフェを開店。実家で栽培されたお米や野菜を中心に、身体によい料理を提供してきたが、いまでは、2014年3月にオープンした「ねこ。」で、自然食の魅力を伝えている多くの人にその良さとおいしさを知ってもらいたい」との思いから、店頭だけでなく、ネット販売や、飲食店などにも谷本さん家族が栽培したお米や野菜を販売するなど、販路の拡大にも成功した。
自分たちと同じように、自然食に共感を持った仲間を増やしていきたいですね」今後は、移住者などにも自然栽培のノウハウを伝授していき、その輪を広げていくことも視野に入れている。また「いろんな野菜をちょっとずつ楽しめるようなパッケージをつくりたい」と展望を口にする。靖子さんの夢はあくまで「よい物を伝えていくこと」だ。オーガニックという唯一無二の産物を基盤に、これから靖子さんにしかできない事業を展開していく。