鳥取県内の自転車が関連した交通事故について分析したところ
(1) 自転車事故の相手方は自動車(四輪車)が全事故の96.0%を占める
(2) 事故類型別では出会い頭事故が59.4%を占める
との傾向が認められたことから、自転車と自動車(四輪車)の出会い頭事故について分析を行いました。
○ 傾向
過去5年間(平成24~28年)の自転車が関連した自動車との出会い頭事故を分析した結果、
・ 負傷者は、中高校生が29.5%と高率
・ 登校通勤時間帯と下校帰宅時間帯に45.5%と高率
・ 自転車側の法令違反が47.0%と高率
・ 自転車側および自動車側ともに道路幅員5.5m未満のいわゆる生活道路の交差点において、101件発生
・ 自転車側の負傷部位は頭部が死者9人中6人(66.7%)と高率
等の傾向が認められます。
○ 県民の皆様へ
県民の皆様には、
・ 「鳥取県支え愛交通安全条例」(平成28年10月施行)では、事故時の被害軽減のため、自転車利用者は、ヘルメットの着用等に努めるよう規定されていることから、すべての年代においてヘルメットを着用する。
・ 自転車の利用者は、改めて自転車の交通ルールを順守していただく
・ 車両の運転者は、歩行者や自転車利用者に対する思いやり運転を心がける
・ 交差点を通過する際には、周囲の状況をよく確認の上、徐行や一時停止を徹底する
・ 梅雨期ですが、自転車利用者は傘さし運転はせず、合羽等を着用する
ようお願いします。
鳥取県における自転車と自動車の出会い頭事故について.pdf