鳥取県と台湾の交流


鳥取県と台中市との交流は、本県の特産品である梨の穂木(花芽のついた赤梨の小枝)を台湾に輸出したことから始まりました。梨は樹が休眠から醒めるための低温要求量が多く、温暖な台湾では冬期間の低温が不足するため花芽が開花しません(実がつかない)。そこで、日本で低温に遭遇して花芽がついた穂木を、台湾の梨の樹に接ぎ木して梨を栽培しています。
当初は台中県と交流をしていましたが、2010年12月に台中県と台中市が合併して新しく台中市が誕生した後も、鳥取県と台中市はこれまでの交流を継続しつつ、農業、文化、青少年等の分野で活発な交流を進めています。さらに、2017年10月には台中市と観光交流協定を締結し、観光分野での交流の促進が期待されています。

鳥取県の梨の穂木を利用して日本梨を栽培している台中市内の梨園 ◆梨の交流
梨穂木の輸出を通じて、鳥取県の梨生産者が台中市を訪問するなど、梨を通じた交流が続いています。(写真:鳥取県の梨の穂木を利用して日本梨を栽培している台中市内の梨園)
 サマースクール大山赤松池でのカヌー体験  ◆青少年サマースクール団相互派遣
両県市青少年の国際理解の向上を図るため、2005年から青少年サマースクール団の相互派遣を行っています。2017年は台中市サマースクール団を受け入れ、日南中学校及び久米中学校で学校交流、ホームステイ、大山で自然体験等を実施しました。
(写真:2017年7月、大山赤松池でのカヌー体験)
 ランタンフェスティバルでの演奏  ◆台中ランタンフェスティバル・東勢シンティンバン祭への芸能団派遣
鳥取県の知名度向上を図るため、2010年から毎年旧正月15日(元宵節)に開催される台中ランタンフェスティバルに県内伝統芸能団体を派遣し、伝統芸能披露などを通じて鳥取のアピールを行っています。
(写真:2017年2月、台中ランタンフェスティバルでの公演)
 海外大学生インターンシップ鳥取大学との交流  ◆海外大学生インターンシップ受入
県内観光関連施設のインバウンド能力の向上及び県内の魅力の情報発信を目的として、2011年から台湾の大学生を中心に県内の観光関連施設で1ヶ月程度就業体験(インターンシップ)を実施しています。2017年は38人の台湾の大学生と8名の香港の大学生が参加しました。
(写真:2017年7月、鳥取大学との交流)
2012年1月 まんが王国鳥取フェスタ イン 台中 の様子 ◆台中市での鳥取県PR
2008年9月に台中県内の百貨店で観光物産展「鳥取週間」を開催して県産品を販売したほか、県内空港と台中空港を結ぶチャーター便も運航しています。2012年には台中市との共催で「まんが王国とっとりフェスタin台中」を開催し、平井知事らが訪台しました。
(写真:2012年1月、「まんが王国とっとりフェスタin台中」の様子)
 観光交流協定の締結  ◆観光交流協定の締結
2017年10月23日に台中市において、林台中市長及び藤縄鳥取県日台親善協会長の立会いのもと、門脇観光交流局長と陳台中市観光旅遊局長が観光交流協定の調印を行いました。今後、観光分野での交流の促進が期待されています。
台中谷関温泉に設置された三朝町キャラクター「みささラドン」の像 ◆県内市町村・民間の交流
三朝町と台中市石岡区は梨穂木の輸出が縁で2007年3月に交流促進協定を締結、北栄町と台中市大肚区はともにスイカが特産品ということから2010年7月に友好交流協定を締結しています。
三朝温泉旅館協同組合と台中市温泉観光協会は両地域の温泉地の共同発展を目的に2016年10月に温泉観光友好交流協定を締結しています。
(写真:2017年9月、台中市谷関温泉に設置された三朝町キャラクター「みささラドン」の像)

交流状況

2000年
(平成12年)
・ニ十世紀梨の販売促進のため片山知事が台湾を訪問
2001年
(平成13年)
・鳥取二十世紀梨記念館開館記念式典出席のため台湾代表団を受入
・「台湾フェスティバル」を開催
2002年
(平成14年)
・片山知事が「鳥取県物産展in台湾」に併せて訪台、陳水扁総統と面談
2003年
(平成15年)
・台中県友好訪問団受入(台中県産ブドウの輸出促進PR)
2004年
(平成16年)
・台中県農地利用管理視察団受入(陳副県長)
2005年
(平成17年)
・台中県友好訪問団受入(黄県長)
・台中県子どもサマースクール団受入開始。以降、毎年交互にサマースクール団派遣・受入
・台中県立文化中心国楽団受入(第17回全国生涯学習フェスティバル)
・米子(鳥取)~高松~台北のチャーター便受入
2006年
(平成18年)
・官民共同の訪台団(片山知事、常田享詳鳥取県日華親善協会会長等)が台北市、台中県等を訪問
・智頭農林高校が台中大甲媽姐国際観光文化フェスティバルに参加し、麒麟獅子舞を披露。以降、毎年県内高校が同フェスティバルへ参加。
 ※参加実績校:智頭農林高校(麒麟獅子舞)、日野高校(荒神神楽)、倉吉農業高校(倉農太鼓)、米子白鳳高校(淀江さんこ節)
・羅福全亜東関係協会会長一行が来県し、「台湾を知る集い」にて講演
2007年
 (平成19年)
・三朝町・石岡郷が交流促進協定を締結
2008年
(平成20年)
・台中県書法連盟が来県し、交流書道展を開催
・鳥取県議会視察団が台湾訪問
・陳鴻基亜東関係協会会長一行が来県
・台湾からの教育旅行を受入(陽明高級中学、永靖高級工業)以降、陽明高級中学の教育旅行を受入
・台中県で「鳥取週間」を開催、鳥取・台中間チャーター便が初運航
2009年
(平成21年)
・鳥取県議会視察団が台湾訪問
・鳥取県書道連合会が台中県を訪問し、交流書道展に出席
・台中県政府団及び台中県瓊瑢舞踏団が「日本のまつり」に参加
・鳥取キタロウズ球団が台中県で野球交流(野球教室、交流試合)
・北栄町代表団が大肚郷新庁舎落成式に出席し、交流促進の覚書に調印
2010年
(平成22年)
・三徳山行者太鼓保存会えん太が東勢シンティンバン祭りに出演。豊陽和太鼓団と交流
・北栄町と大肚郷が友好交流協定を締結
・とっとり伝統芸能まつりに九天民俗技芸団が海外招聘団体として出演
・鳥取県議会視察団が台湾訪問
・台中県・台中市が合併し新たな台中市(人口約260万人)が誕生
2011年
(平成23年)
・鳥取県、三朝町、北栄町からなる交流協議団が台中市政府を訪問し、交流継続を確認。併せて、蔡副市長を表敬。
・米子がいな万灯保存会が東勢シンティンバン祭り記者会見及び台中市ランタンフェスティバルに出席。
・県内観光関連施設で台湾大学生をインターンシップとして受入。以降毎年受入
2012年
(平成24年)

・台中市で「まんが王国鳥取フェスタin台中」を開催。鳥取・台中間チャーター便が運航し、知事らが訪台
・台中市書法学会、台中市文化局一行が来県し、交流書道展の開催
・台中市徐副市長及び石岡区長ら訪問団(12名)が来県。知事表敬のほか、石岡区の姉妹都市である三朝町を訪問
・新竹県長ら訪問団(16名)が来県。新竹県ランタンフェスティバルへの参加を要請される
・台中市客家事務委員会一行が来県し、第3回とっとり伝統芸能まつり及び米子がいな祭等を視察
・「第13回国際マンガサミット鳥取大会」にあわせて開催された「第1回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト」の最優秀賞を陳繭(チェン・ジェン)さん(台湾新北市)が受賞

2013年
(平成25年)
・台中市陳副秘書長及び大肚区主任秘書ら訪問団(7名)が来県。知事表敬のほか、大肚区の姉妹都市である北栄町を訪問
・日華親善協会、三朝町、北栄町からなる交流団がランタンフェスティバルにあわせて新竹県及び台中市を訪問。新竹県邱県長、台中市徐副市長らとの表敬のほか、三朝町は石岡区と、北栄町は大肚区と交流協議を実施
・鳥取県議会視察団が台湾訪問
・倉吉打吹太鼓団が東勢シンティンバン祭開幕式、台中市ランタンフェスティバル開幕式、新竹県ランタンフェスティバルメインステージで太鼓を披露
 2014年
(平成26年)
・しゃんしゃん傘踊り鳥取市観光協会連が東勢シンティンバン祭開幕式、台中ランタンフェスティバルでしゃんしゃん傘踊り披露
・駐日代表処陳代表及び大阪弁事処蔡処長が来県し、知事表敬のほか、日台親善協会総会出席、北栄町、三朝町を訪問
・新竹県長ら訪問団が来県し、知事表敬のほか県内産業施設視察
・米子東高校と国立陽明中学が姉妹校提携
・中国知事会トッププロモーションにあわせ知事訪台。台中市徐副市長などを表敬
・台中市瞽者心光(こしゃしんこう)アコーディオン楽団及び新竹県障がい者芸術家・楊淑怡(ヤン・シューイー)氏が来県し、全国障がい者芸術・文化祭に参加
・鳥取県議会視察団が台湾訪問
 2015年
(平成27年) 
・台中ランタンフェスティバルへ鳥取県観光PRブース及び名探偵コナンランタンを出展。また、鳥取・台中間で運航されたチャーター便で日台親善協会・米子がいな万灯振興会が訪台。米子がいな万灯振興会はランタンフェスティバル開幕式、シンティンバン祭などで公演。
・鳥取県書道連合会が台中市を訪問。台中市書法学会と合同展示会を実施。
・三朝町青少年訪問談が台中市石岡区を訪問。
・台湾大学生インターンシップ受入
・台中市大肚区訪問団が北栄町を訪問。北栄町合併10周年記念式典に出席。
・三朝温泉旅館協同組合一行が台中市温泉地を訪問。
 2016年
(平成28年)
 ・台中市立大道国民中学訪問団を北栄町と協同で受入れ。北条中学校との学校交流(北栄町と共同実施)、同町内でホームステイなどを実施。
・国府町因幡の傘踊り保存会が東勢シンティンバン祭開幕式、台中ランタンフェスティバルでしゃんしゃん傘踊り披露
・第7回とっとり伝統芸能まつりに台中市の威勁龍獅武術戰鼓團が出演。
・台湾大学生インターンシップ受入れ(銘伝、東海、静宜、実践大学の計40名)
・北栄町が青少年を台中市大肚区に派遣。
・三朝町が青少年を台中市石岡区に派遣、三朝中学校が台中市立石岡中学校と姉妹校交流協定を締結。
・台中市への中学生サマースクール団派遣
・台中市温泉観光協会が三朝温泉を訪問し、三朝温泉旅館協同組合と交流促進協定を締結。
・鳥取県議会団が台中市を訪問し、台中市議会を表敬訪問。
・台中市温泉観光協会が中部地震被害の応援のため三朝温泉を訪問。
 2017年
(平成29年)
 ・三徳山行者太鼓保存会えん太が東勢シンティンバン祭開幕式、台中ランタンフェスティバルで太鼓披露
・台中市議員を代表とする台中市砂像交流訪問団が来県。砂の美術館視察、鳥取市長を表敬。
・台中市立大道国民中学訪問団が北栄町を訪問。大栄中との学校交流やホームステイなどを実施。
・台中市石岡区青少年訪問団が三朝町を訪問。三朝町青少年訪問団が台中市石岡区を訪問。
・日南中学校、沙鹿中学校及び両地域のPTAからなる台中市青少年訪問団(サマースクール)団来県。県内の日南中学校及び久米中学校と交流、ホームステイなどを実施。
・海外大学生インターンシップ受入事業で、38名の台湾の大学生が来県。新たに香港の大学生も8名参加。
・三朝町団、三朝温泉旅館協同組合及び三朝町芸能団が台湾台中市谷関温泉イベントに参加。
・林台中市長及び藤縄鳥取県日台親善協会長の立会いのもと、門脇観光交流局長と陳台中市観光旅遊局長が観光交流協定を締結。
・鳥取県サイクリングチームが台中市を訪問。台中市政府主催の自転車イベントに参加。
・遠東航空が台北発着で鳥取空港と山口宇部空港を結ぶ連続チャーター便を運航。
・女性サイクリングチームが台中市を訪問。自転車イベントに参加、現地チームとの交流などを実施。
・裕毛屋及び裕源の謝明達代表取締役社長が来県し、知事表敬、県産品の視察。