「星取県」って何?

鳥取の星空の特徴・魅力

県内各地で「天の川」が見え、「流れ星」も見やすく、「美しい」星空を持つ

  • 鳥取県はどの市町村からも天の川が見える。

※一方、約7割の日本人は、人工光の影響により天の川を見ることができない(NHK調べ)

  • 流れ星は暗いものも多いため、暗い星もよく見える鳥取では、流星群の時期でなくても流れ星を見やすい。
  • 鳥取の冬や梅雨時期は晴天率は低いが、その晴れ間や快晴の日は雪・雨で空気中のほこりが落ち、空気が澄んでいることから、思わず息をのむほど美しい星空となる。

 

全国星空継続観察で何度も日本一

  • 環境省の全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)は、星空観察という身近な方法による大気環境の調査活動の実施を通じて、大気環境保全に関する意識を高めることを目的として、昭和63年度から平成24年度まで実施されていたもの。
  • 従来は、定性的な評価しかできなかったが、これにより星空の状況も定量的に測定・評価できるようになった。鳥取市さじアストロパーク(以下「さじAP」という。)・香西台長が、国立天文台時代に提案し、環境省が導入したもの。

 

<本県の主な実績>

  • 「定点観測地」(環境省が、人が住んでいるところ・生活圏の中から全国24地点を設定。さじAPもその1つ)での「カメラ撮影(写真)」において、これまで何度も日本一に輝いている。(H14夏、H15冬、H17冬、H20冬、H22夏・冬、H23夏・冬、H24冬、H25夏・冬)
  • 定点観測地以外の地点も含む(=人が住んでいる場所に限らない)全国での「カメラ撮影(写真)」において、日本一も含め、何度もトップ3に輝いている。(H元年に1位、H4夏に3位、H17冬に1位、H23夏に3位、H25冬に2位。なお、H6夏は鳥取市安蔵(あぞう)公園、その他はさじAP)
    H元年のさじAPで記録された数値は、星空が有名なハワイのマウナケア山(標高4,205m)の山頂に匹敵するレベル
  • 「カメラ撮影(写真)」以外に、「双眼鏡観察」においてH23年度に鳥取市が日本一に輝いている。
  • 全国星空継続観察で1位になったことのある県庁所在地は鳥取市のみ。

星空の美しい鳥取にまつわるトピック

■世界的な彗星ハンター・本田実(ほんだ みのる)氏(1913~1990)

  • 八頭町(旧 八東町)出身、日本人のコメット(彗星)ハンターの草分け的存在。八東町名誉町民及び 岡山県倉敷市名誉市民。
  • 八頭町在住の少年時代から星に興味をもち、少年雑誌の広告に載っていた28ミリシングルレンズを購入し、望遠鏡を自作、土星の環や木星の衛星を初めて見る。
  • 神田茂著「彗星の話」を読み、日本人に彗星の発見が非常に少ないことから、自身で彗星捜索を決意する。
  • 1941年から岡山県倉敷市の全国初の民間天文台である倉敷天文台に着任。その後、倉敷の街が明るくなり、新天体発見が困難になったため、暗い空を求め、1981年に私費で観測所「星尋山荘(せいじんさんそう)」を岡山県賀陽町に建設。
  • 生涯、彗星探しに専念し、名前がつけられた本田彗星をはじめ12個の彗星、11個の新星を発見した。当時の世界記録を樹立。
  • 本田実顕彰会が2017年に設立された。八東小学校に、本田実氏寄贈の望遠鏡が現存する。
  • 本田氏は、倉敷から八東町の実家に時々帰省していたが、その際、(鳥取・岡山県境の)辰巳峠で休憩して星を観測していた。「辰巳峠まで(岡山側)は夜空が明るいが、佐治に入ると(鳥取側)とたんに暗くなる」と言っていたそう。

 

■井上靖が称した「天体の植民地」

 

  • 井上靖は、昭和20年の約半年間、空襲の大阪から日南町(旧福栄村太田集落)へ妻子を疎開。その間、自身もたびたびここを訪れ、輝く星の美しさを「天体の植民地」と称した。

〔井上靖記念館「野分の館」隣りの文学碑に刻まれた詩〕
 「ここ中国山脈の稜線 天体の植民地 風雨順時 五穀豊穣 夜毎の星闌干たり四季を問わず 凛々たる秀気渡る ああここ中国山脈の稜線 天体の植民地」


■チームHAKUTOとの繋がり

 

  • 世界初の民間月面探査を目指すチームHAKUTOは、鳥取が舞台の神話「因幡の白うさぎ」が名前の由来の一つであり、H28.5月に鳥取県と連携協定を締結し、同年9月に鳥取砂丘で月面探査ローバーのフィールド走行試験を実施した。なお、ローバーを搭載するロケットの打上げ予定日は、今年12月28日である(インドのチームに相乗り)。

 

■鳥取市さじアストロパーク(佐治天文台)について

 

  • 103cmの反射望遠鏡やプラネタリウム、宿泊施設等も備えた国内有数の公開天文台。
  • さじAPでは、これまで22個の小惑星を発見しており、「大砂丘」、「伯耆大山」、「二十世紀梨」、「ふるさと」、「谷口ジロー」(漫画家)など、16個が命名済みである。中には、「植田正治」(写真家)もあり、俳優の福山雅治さんが命名にあたってアドバイスされた。
  • さじAPには、天体望遠鏡つきのコテージも4棟ある。それぞれに種類の異なる、本格的な天体望遠鏡が備えられている。うち3棟には、コンピュータが望遠鏡を動かしてくれる、天体自動導入システムが完備されており、星空観察には抜群の環境。
  

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