10年前、専業主婦から夫の経営する金属加工会社を手伝い始めビジネスに携わるようになった福嶋登美子さん。地域資源を活用した観光と食のプロデュースが評価され、全国商工会議所女性会連合会の女性起業家大賞・優秀賞にも選ばれるなど、今をときめく女性経営者として活躍しています。
 福嶋さん
 鳥取県の派遣事業でスウェーデンを視察した時、多くの女性が活躍する環境に刺激を受けブリリアント・アソシエイツを起業しました。
 
 同社は古民家カフェなどの飲食店やエステの経営、観光プロデュースなどを手掛けています。中でも鳥取県産の野菜・赤ビーツを使用した「華貴婦人」シリーズの商品を開発販売し全国的にも注目を浴びています。
 
 2014年に発売した「華貴婦人のピンク華麗(カレー)」はその名の通りピンク色をしたレトルトカレー。インパクトのある商品でまたたく間に話題となりました。15年1月には「華貴婦人のピンク醤(しょう)油」を発売。日本の家庭になくてはならない、和食の必需品であるしょう油に着目した商品でこれも大ヒット。発表と同時に幅広い世代から注文や問い合わせが相次ぐなど、順調なスタートを切りました。
 
 まるで化粧品のような外観をした瓶に入ったピンク醤油はファッションとしての「かわいらしさ」で女性の人気を集めます。それぞれアデリーヌ、コロン、フォルテ、ロゼ―など、容器のネーミングも女性らしい。こういった女性ならではの発想を大切にし商品開発に取り組んできた福嶋さん。まだまだ商品のアイデアは尽きないようです。
 
 華貴婦人シリーズを通して、鳥取の地域資源を発信できることにも喜びを感じています。鳥取でしか買えない限定パッケージなどで地域観光の盛り上がりも狙っています。支援機関の協力や全国各地で出会った人の応援を大切にし、「受けた恩は成長で返す」ことを忘れません。
 
 忙しい毎日の中、時には息抜きも。頻繁に出張する東京では、空き時間があれば趣味のミュージカル・舞台鑑賞に出かけます。「家でゆっくりというタイプではないですね。いつもと違う環境でいろいろ行動することがリフレッシュです」と自分に合った余暇を楽しみます。
 
 女性が活躍できるかどうかは、周りの環境のせいではないと自身の経験と重ねて感じています。「肝心なのは巡ってくるチャンスを逃さないこと、自分自身が何をしたいのか、強い意志を持っていれば追い風に乗れるはずです」とこれから活躍する女性の勇気ある第一歩に期待を寄せています。


※掲載内容は、平成27年3月現在のものです。
  

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