バイシクルタウンの推進(自転車利用の促進)

大気中の過剰な二酸化炭素が地球の温暖化をもたらしています。県内における家庭の自家用車による二酸化炭素排出量は増加傾向にあります。

 そんな中、自転車は二酸化炭素を排出しない環境にやさしい乗り物で、誰でも身近に利用が可能です。
 移動目的として通勤・買い物が多い移動距離が5kmまでについては、所要時間及び環境の観点からも、他の交通機関に比べて自転車が優位にありますが、実際は自家用車の依存度が高い状況です。
 そこで、誰でも身近にできる取組として、5km圏内の自転車利用の促進を推奨します。
  

地球にやさしい自転車のメリット

(1)二酸化炭素排出量による比較

   (各交通機関の1km移動する際に排出される1人当たりの二酸化炭素排出量)
 ・ 自転車 …   0g  ・ 鉄道   …  19g
 ・ バス   …  51g  ・ 自家用車 … 173g
                                        (出典:国土交通省2005年度調査より)
 ※ 自転車は究極の二酸化炭素排出量0g!

(2)温暖化対策の方法による比較

 ・ 通勤を自家用車から自転車に切り替え … 184kgCO2/年
  (週2回片道4kmの場合)
 ・ 待機電力を50%削減        …  60kgCO2/年
  ・ マイバックの利用          …  58kgCO2/年
  ・ 1日5分のアイドリングストップ   …  39kgCO2/年
  ・ クールビズ・ウォームビズ      …  33kgCO2/年
                                      (引用:家庭でできる10の取組(環境省))
 ※ 通勤を自家用車から自転車に切り替えた場合の二酸化炭素削減効果(年間)は、クールビズ・ウォームビズの5倍以上!

(3)家計にもやさしい自転車利用

 週2回片道4kmの通勤を自家用車から自転車に切り替えて通勤した場合、年間で二酸化炭素の排出量を184kg削減することができます。これにより、ガソリン80リットル分、金額にして11,200円が節約できることになります。(燃費10km/L、1L当たり価格140円で試算)
                                (家庭でできる10の取組(環境省)をもとに算出)

自転車を利用した健康づくり

本県では、誰でもどこでも、そして特別な道具がなくても手軽に取り組めることから、ウォーキングを推進していますが、自転車の利用(サイクリング)による健康づくりは、ウォーキングより優れた点もあり、各個人の実情に合わせて、自転車を利用した健康づくりを実践していただければと思います。

(1)自転車は、通勤等の日常生活でも使用できるものですし、車通勤を自転車通勤に変えるなどすれば、無理をせず日常生活の中での活動量を増やすことが可能です。

(2)日常生活で取り組みやすいウォーキングと比べても、サイクリングは短時間あたりの運動量が多いです。

<30分間運動した場合のエネルギー消費量>

ウォーキング(4km/時)

サイクリング(16km/時)

約95Kcal

約126Kcal

<距離が5kmだった場合のエネルギー消費量>

ウォーキング(4km/時)

サイクリング(16km/時)

約234Kcal

(75分)

約79Kcal

(19分)

※体重60kgの人が運動した場合を想定して算出

※エネルギー消費量の計算方法(健康づくりのための運動指針2006から)

体重(60kg)×時間(時)×メッツ×1.05

ウォーキング(4km/時):3メッツ

サイクリング(16km/時):4メッツ

(3)実際、同じ距離でのウォーキングとサイクリングを比較しますと、サイクリングの方が常に高い心拍数で運動しています。しかしながら、風による冷却効果が疲労を軽減させるため、自転車の方がつらく感じません。

  歩行と自転車の心拍数の比較
(名古屋市立大学准教授高石鉄雄氏による研究結果より)

(4)ひざの悪い人や、肥満傾向の方にとっては、ウォーキングやジョギングよりもひざへの負担がかかりません。