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29年度に行ったイベントの記録

作成日:2017年10月06日
弥生の森講座「倭人の食卓を彩った植物」を開催しました

10月1日(日)に「倭人の食卓を彩った植物」を開催しました。
この講座は、今年3月に開催された第1回弥生の王国シンポジウム「倭人の食卓」のアフターイベントとして開催しました。むきばんだ史跡公園の植物観察を通して、弥生人が利用していた植物について学んだり、レプリカ法という考古学の専門技法を使って弥生土器に残された当時の植物の痕跡を見つけ出したりしました。

講師は、とっとり弥生の王国調査整備活用委員会委員の佐々木由香さんです。講義では弥生人たちが食べていた食べ物や、土器に残された種実の痕から分かることを、妻木晩田遺跡の発掘調査の最新情報をまじえながらお話していただきました。

その後は、屋外の植物観察に出かけました。むきばんだには、弥生人が利用していた樹木がたくさん植えてあります。当時は、クリの木は実をとるためというより建築材として利用されていたこと、カラスザンショウは実の独特なにおいから虫除けとして利用されていた可能性があることなどを聞きました。

最後は、レプリカ法の見学と体験です。土器に残っている植物の種実の圧痕(種や実が埋まっていた痕)にシリコンを注入し、固まったら取り出してその種実が何であるかを顕微鏡で観察しました。お手伝いに来ていた島根大学法文学部の学生さんのデモンストレーションを見た後に、希望者が実際にレプリカ法を体験されましたが、シリコンが固まるまでの時間との戦いなので、迅速かつ正確にしなければいけないところが難しそうでした。