発生源と化学物質

発生源と化学物質

2. 発生源と化学物質
a. 原因となる化学物質
ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)が注目されており、現在次の13物質について、健康への有害な影響がないと推定される室内濃度指針値が設けられています。
揮発性有機化合物 室内濃度指針値
ホルムアルデヒド 0.08ppm
トルエン 0.07ppm
キシレン 0.20ppm
バラジクロロベンゼン 0.04ppm
エチルベンゼン 0.88ppm
スチレン 0.05ppm
クロルピリホス 0.07ppm
フタル酸ジ-n-ブチル 0.02ppm
テトラデカン 0.04ppm
フタル酸ジ-2-エチルへキシル 7.6ppb
ダイアジノン 0.02ppb
アセトアルデヒド 0.03ppm
フェノブカルブ 3.8ppb

ppmは100万分の1、ppbは10億分の1を表します。



b. 化学物質はどこから発生するの?
建材や壁紙に使われている接着剤、塗料に含まれる有機溶剤、シロアリの駆除剤、居住者が持ち込む生活用品等が発生源となります。

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●下地剤(合板・パーティクルボード等) ●仕上げ材 ●接着剤

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●下地剤 ●接着剤 ●仕上げ材(クロス等)  ※塩化ビニールクロスには可塑剤も使用されています。

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●蚊取り線香、殺虫剤、清掃剤などは適切に使いましょう。

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●塗料 ●つやだし剤

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煙の中にホルムアルデヒド等が含まれています。

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ふだんあまり気にしないこんなところもボード等に接着剤・防腐剤が使われていることがあります。

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●使用されている木材  ●接着剤 ●塗料

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●防炎加工材  ●可塑剤

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●防虫シート  ●防虫剤の散布

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ガス・石油ファンヒーター等開放型暖房器具やキッチンのガステーブルも発生源の1つになります。

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●防炎加工材  ●可塑剤

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●防アリ駆除剤  ●防腐剤

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●下地材 ●接着剤  ●ワックス材  ●仕上げ材(クッションフロア等)


c. どのくらいで症状が出るの?
どんな化学物質の、どのくらいの量にさらされると症状がでるかは人によって大きく違います。いったん症状が出始めると、ごくわずかでも原因物質が存在すると反応するようになることがあります。


豆知識

●ホルムアルデヒド
 無色で鋭い刺激臭(ツーンとする)の可燃性気体。沸点が-19.2℃と低く、室温では気体として存在します。水によく溶け、35~37%水溶液をホルマリンといいます。殺菌作用を利用して標本保存や消毒、防腐剤として用いられます。厚生労働省では室内ホルムアルデヒド濃度の指針値として30分平均値で0.1mg/Nm3(0.081ppm)を示しています。

●VOC (Volatile Organic Compunds: 揮発性有機化合物)
 常温で蒸発する有機化合物のことで、通常いくつもの化合物が混ざって存在しています。沸点は50℃から250℃のものがほとんどです。
《例》トルエン、キシレン、バラジクロロベンゼン、ナフタリン、有機リン系農薬等


  

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