これより、今議会に提案いたしました平成18年度鳥取県一般会計補正予算をはじめとする諸議案につきまして、その概要を御説明いたします。
今議会に提案いたしました議案は、
予算関係 4 件
条例関係 9 件
その他の案件 8 件 の 合計 21 件であります。
最初に、議案第1号 平成18年度鳥取県一般会計補正予算について、その主なものを御説明いたします。
はじめに、豪雨災害の復旧についてであります。
平成18年7月の豪雨災害により、本県においても、公共土木施設等に大きな被害が生じました。このため、既に復旧に向けた作業を進めているところでありますが、既定の予算では不足を生ずるため必要な経費を計上しようとするものであります。
次に、地域交通機能形成支援事業についてであります。
近年のバス利用者の減少を踏まえ、新たな地域交通機能を効率的に形成していくため、路線バスの維持や利用者の予約、呼び出しに応じて一定地域間を不定期に走行するデマンドバスの運行など、市町村が地域の実情に応じて行う地域住民の移動手段の確保に要する経費について助成することとし、それに必要な債務負担行為を設定しようとするものであります。
次に、財団法人米子勤労総合福祉センターへの支援についてであります。
財団法人米子勤労福祉センターが経営する米子ハイツについて、近年、利用の低迷等のため経営が困難となってきております。そのため、同センターを解散するとともに、米子ハイツの土地、建物については、民間活力による地域振興への貢献と雇用の維持を図るため、公募により売却することとし、同センターの解散に伴う清算に要する経費の一部を米子市とともに助成しようとするものであります。
次に、青山剛昌 氏に関する展示施設の設置に対する支援についてであります。
国内外から高い評価を受けている「名探偵コナン」の作者である青山剛昌氏に関する展示施設について、「まんが王国とっとり」の創造に寄与し、広域的な波及効果が期待されることから、施設を設置する北栄町に対し、その経費の一部を助成しようとするものであります。
次に、倉吉西高等学校体育館整備事業についてであります。
倉吉西高等学校の教育環境を充実するため、老朽化している格技場を解体し、新たに体育館を整備することとし、それに必要な設計等を行おうとするものであります。
このほか、障害者地域生活支援センターを設置する市町村に対する助成や県立高等学校の耐震補強計画の策定に要する経費を計上するとともに、国の認証減に伴う公共事業の減額等を行うこととした結果、今回の補正予算の総額は、44億3千万円余となり、補正後の予算総額は、3,798億3千万円余となるものであります。
次に、補正予算以外の主な議案につきまして御説明いたします。
議案第5号 鳥取県地方独立行政法人法施行条例の設定につきましては、県が設立する地方独立行政法人について、業務実績の評価等を行う委員会の組織に関する事項等を定めようとするものであります。
議案第7号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正につきましては、特別職の職員の給与について、適時・適切な改正が行われるよう、知事が行う改正の必要性の検討に関する手続きを定めようとするものであります。
最後に、議案第12号 鳥取県採石条例の一部改正につきましては、本年2月に発生した採石場での崩落事故等にかんがみ、災害発生時における採石業者に対する報告の義務付け及び採石認可の基準の見直し等を行おうとするものであります。
以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。
よろしく御審議のほどお願いいたします。