
7月に収穫したナタネの搾油作業が始まりました。
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平成25年6月13日掲載:あのナタネは今!
平成25年7月8日掲載:ナタネ油ができるまで ~収穫編~
収穫したナタネは分別・乾燥された後、搾油を行う「おしどり作業所(日野町黒坂)」に持ち込まれます。
この日は作業所の宇田支援員さんにナタネ搾油の流れを教えていただきました。
ステップ1
まず、500gごとに計り分けます。
ステップ2
電子レンジ550wで4分間暖めて焙煎します。
ステップ3
ふるいにかけて不用物を取り除きながら、少し冷まします。
ふるいで取り除けない物は手作業で取り除いていきます。手間がかかって大変です。
ステップ4
いよいよ搾油機に種を入れていきます。
あっという間に油が出てきました。
濃い緑色で青汁のような色をしています。
種の品質や乾燥具合によっては、もっと黒色の場合もあるんだとか。
機械の横からは、搾油の際に発生する絞りかすがどんどん出てきています。
この絞りかすは、ナタネ生産者にお渡しし肥料として利用されるそうです。
ゴミにならなくて、とってもエコですね!
ステップ5
不純物を沈殿させるため2ヶ月程度置いておきます。
写真左が搾油後2日程度経過したもの、写真右が1ヶ月程度経過したものです。
分離して上の方の透明度が高くなっているのが分かりますね。
本日の作業はここまで…。
今後は、完全に分離した後にビン詰めし販売されていきます。
今年は、油の出具合や色、分離具合もよく、良い物ができそうだと宇田支援員さんはおっしゃっていました。
おいしいナタネ油ができるまで、もう少し♪
日野振興局 2013/09/03