鳥取県立日野高等学校に設置されているのは、総合学科という学科です。
総合学科とは、普通学科と専門学科の枠を超えて総合的な学習を可能にする新しい学科で、科目の80%が選択科目になっています。系列(コース)も「進学」「音楽」「アグリライフ」「情報・ビジネス」「福祉・健康」と多様な系列があります。(日野高等学校HPより)
さて、今回紹介するのは、農業関係を学ぶアグリライフ系列の生徒たちが、教室を飛び出して地域活動に励んでいる姿。
彼らは年の瀬も押し迫った時期の1週間ほどの間に、3日間も地域の人たちのために活動しました。その模様を3回シリーズでお届けします。
まずは第1回。
日野高校では、地域住民を対象にした「鏡陵(きょうりょう)大学」という農業体験講座が、旧日野高校黒坂校舎と畑(写真)を活用して開かれています。
指導は高校の先生で、生徒たちが補佐します。
※「鏡陵」の「鏡」は黒坂校舎裏の鏡山(かがみやま)に由来しているとのことです。
鏡陵大学、年内最後の収穫日となった12月13日、8月に種蒔きした白菜と大根がこんなに立派に育っていました。
生徒たちが畑からカートに満載して運びます。
白菜も大根も豊作でした。


野菜の泥を落とします。
水が冷たくて手が真っ赤になります。

おかげで車は野菜で満杯。

作業が終われば、もうお昼近く。おなかペコペコ。
というわけで、豚肉を炒めて大根おろしの即席料理。
昼食かと思いきや、これは“おやつ”だということでした。(指導の西村先生談)
さすが、若いですね。
みなさん、ごくろうさまでした。

日野高校「地域活動シリーズ」、次回は「福祉もちつき」です。
(by 県民局 地域づくりサポーター 梅林)
日野振興局 2012/12/27