平成24年11月4日(日)に、日野町商工会館前で「ミニたたら製鉄操業ワークショップ」が開催されるとのことで、面白そうなので行ってきました。
当日は、気温が低いにも関わらず多くの人が訪れていました。
本来なら「村下(むらげ)」しか許されないという砂鉄入れという貴重な体験をすることができました。(「村下」はたたら操業の技師長、責任者です)

製鉄作業が進むと、約1時間ごとにノロ(鉄滓)だしが行われました。
溶けたノロが流れだす度に歓声が上がり、多くのシャッター音が聞かれました。私がドキドキしながら撮った写真がこれです。

そして午後6時に、ケラ(鉧)だしの作業です。多くの参加者の力が結集してつくったケラがお目見えです。この中に貴重な玉鋼があると思うと感慨深いものがあり、苦労が報われました。


写真の銀色に光っている部分が純粋な鉄の部分だそうです。
これで日本刀が出来ているのかと思うと、思わず身震いしてしまいました。

(県民局 西村)
日野振興局 2012/11/14